見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2008/03/09

ヒラリーはモンスター



見るからに聡明そうな女性、オバマ氏の経済担当顧問が、記者に対して思わず口にした「ヒラリーはモンスター」という台詞が問題になって昨日辞任しました。でも彼女はいろんな意味で「モンスター」かもしれません。日本語では彼女は「怪物」というときには、ポジティブなイメージで「すごい!」って意味になりますが、彼女は「化け物」となるともっと不気味で残忍なネガティブなイメージになります。つまり聡明なサマンサはどちらのニュアンスで言ったかなんです。英語にも「スーパースターミュージシャン」や「爆発的ヒット商品」から、「極悪非道」や「常軌を逸した人」まであります。でも辞任したというからには日本語の「化け物」って意味なんでしょう。以下、ニュースからーー。

◇エクアドルとコロンビアなど3カ国、紛争終結で合意
ドミニカ共和国サントドミンゴ発:南米エクアドルで隣国コロンビアの部隊が左翼ゲリラの掃討作戦を実施し、両国が断交した問題で、両国とベネズエラの大統領は7日、紛争の終結を宣言する協定書に署名した。
エクアドルのコレア大統領は「(コロンビア側からの)二度としないという約束と許しの要請をもって、この非常に深刻な問題が終結したとみなす」と述べた。
会合では、コロンビアの越境行動が非難され、同国のウリベ大統領が謝罪。コレア大統領とベネズエラのチャベス大統領がこれを受け入れ、終了間際には3人が握手を交わした。
AP通信によると、コレア氏はエクアドルとコロンビアの国境警備のため、国際平和維持部隊の駐留を提案した。
(CNN 2008年3月7日)

◇ハマスが犯行否定、ヒズボラの関与示唆
エルサレム発:エルサレムのユダヤ教神学校で6日夜に起きた乱射テロで、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム強硬派勢力ハマスの軍事部門筋は7日、テロへの関与を否定し、レバノンに本拠を置くイスラム教シーア派の強硬派勢力ヒズボラと関係あるグループが実行したことを明らかにした。
主張の真偽は不明。
事件では、8人が死亡し8人が負傷。エルサレム警察は、実行犯は東エルサレムに住むパレスチナ人運転手と特定している。ハマスはラジオを通じて犯行を認めたとの情報があるが、別のパレスチナ武装組織筋によると、ハマス指導部は関与を承知していないとしている。
実行犯はハマス構成員だが、今回の犯行の指示はガザやパレスチナ自治区ヨルダン川西岸を離れた地域から来たという。ただ、ハマスの政治部門最高指導者ハレド・メシャール氏はシリアに亡命している。
ヒズボラは2006年夏、レバノン南部などでイスラエルと長期の軍事衝突を起こしている。また、シリアの首都ダマスカスで今年2月、幹部が爆弾攻撃で殺害され、イスラエルの犯行と主張している。
(CNN 2008年3月8日)

◇レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが運営するテレビ局は、今回の攻撃が先月殺害されたヒズボラ指揮官イマド・ムグニエの支持者とガザ地区の殉教者で構成された「ガリラヤ自由民軍団」によるものとテロップを流したが、同グループは知られておらず、実存するかどうかは不明。
(クリスチャントゥデイ 2008年3月8日)

写真は、コロンビアのウリベ大統領(手前)とエクアドルのコレア大統領、2枚目はドミニカ共和国大統領が仲介する左、ウリベ(右派政権)と右、チャベス(左派政権)のとりあえず和解のポーズ。顔は正直です。