見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

September 25, 2008

Kingsnorth6 無罪評決





◇キングズノースの6人に無罪評決
9月10日、気候変動に影響を与える石炭の燃焼を止めようとして刑事訴訟を起こされた国際環境NGOグリーンピースUK(英国)のメンバー6人に対し、イングランド刑事法院の陪審団は無罪判決を下した。この判決は、石炭火力発電を推進する英国政府のエネルギー政策に大きな打撃を与えている。

グリーンピースの6人は昨年、英国南部ケント州キングズノース石炭火力発電所の煙突に登り、ゴードン・ブラウン首相の名前をペンキで描いたことで刑事訴訟を起こされていた。原告の訴えに対し、被告たちは「無実」を主張。彼らの行為は、石炭火力発電所より高い価値をもつ多くの資産を地球規模の危険な気候変動による損壊から守るため、石炭火力発電所を閉鎖しようとして行われたものであり、「正当行為」と認められるべきだと法廷で訴えた。

イングランド刑事法院の5日間にわたる証人喚問で証言台に立ったのは、ゴア元米副大統領の顧問を務める世界的な気候科学者ジェームズ・ハンセン博士、北極の海氷減少に直面するグリーンランドの先住民族イヌイット、国土が水没の危機に瀕する南太平洋のツバル島民、そして英国保守党の環境問題顧問など。陪審団は証言から、キングズノース石炭火力発電所は一日2万トンもの二酸化炭素を排出していること、それは汚染のもっとも少ない30カ国が排出するCO2の総量に等しいこと、また政府がケント州ホー半島にある石炭火力発電所の隣に新たな石炭火力発電所建設計画を進めていることなどの事実を知らされた。

被告団は世界的な気候科学者と知られるNASA(米航空宇宙局)ゴダード宇宙研究所の所長ジェームス・ハンセン教授を証人に招いた。同教授は証言の中で、気候変動のために100万種以上の生物が絶滅していると述べ、そのうち400種がキングズノース石炭火力発電所からのCO2排出量によるものだと推算した。「私たちは重大な危機に直面している」とハンセン教授は陪審団に語り、もっと多くの人々が石炭火力発電所に「体を鎖でくくりつけるべき」だというアル・ゴア氏の主張に賛同すると強調した。

保守党の環境問題顧問ザック・ゴールドスミスも被告団の証人として、「政府内には英国が石炭火力発電所を増設すると中国やインドのような国々に圧力をかけにくくなるとの感触がある」と証言した。さらに、「現行の法律を遵守するかどうかはさておき、一つの犯罪が他のより大きな複数の犯罪を抑止することを目的としているなら、多くの人はそれを認め、共感するだろう」と陪審団に語った。

証言で、保護の必要性ありと言及された資産類には、海面上昇により危険にさらされているケント州の一部、太平洋の島嶼国ツバル、グリーンランド各地などが含まれる。被告たちは、北極の氷床、中国の黄河地域、南極のラーセンB氷床、バングラデシュの沿岸地域、ニューオリンズ市なども保護が必要だと語った。

今回の裁判は、気候変動による損壊から資産を守ることが「正当行為」であるかどうかが争われた英国で初めてのケースである。これまで、独立前の東ティモールを攻撃するためにインドネシアに向け輸出直前の軍用戦闘機を破壊したとして訴えられた市民運動の被告団が、同じく「正当行為」を主張して争い、勝訴した例がある。

被告たちは煙突の側面に「ゴードン首相、この発電所をゴミ箱に捨ててください」と描こうと試みたが、イングランド高等裁判所の中止命令で警察のヘリコプターによって中断され、首相のファーストネームだけしか描けなかった。

▲なんともさわやかな判決!写真はキングズノースの6人(グリンピースUKから)
こんな高い煙突に登るクライマー活動家とはどんな人たちかと思えば、裁判所前の写真を見てびっくり。すごいなー、UKって!4枚載せます。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home