見つけた 犬としあわせ

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2010/04/29

オバマが決断すべきこと



◇大規模な日本の米軍基地反対県民大会

アジア太平洋地域最大の米軍施設、嘉手納空軍基地に隣り合う日曜の県民大会には沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事や30以上の町長(市町村の首長またはその代理)が出席するものと思われる。

日本の第二次世界大戦敗北の遺産、おびただしいアメリカ軍の駐留に、騒音、汚染、米兵との摩擦について苦情を申し出る島民の多くが不満を抱いている。

この問題は、問題解決に職を賭ける鳩山首相の政治上の将来をおびやかす。

東京・ワシントン間の2006年の協定のもと、宜野湾の人口密集地からもっとひっそりとしたオキナワの沿岸地域、辺野古に移されることになった不人気なアメリカ海兵隊普天間飛行場に騒ぎは集中する。

地滑り的選挙で昨年9月与党になった後、代わりに基地は完全に島から立ち去るかもしれないと鳩山は言った。

だが、選択肢の用地検索はうまくいっていない、それどころか、地元のさらなる抗議に遭遇する。

7月に予定されるきびしい参議院選の準備期間に、鳩山は彼の支持率急降下を問題に気づくのにもたもたすることで批判が増大していると見てきている。

・行き詰まり

鳩山は難題を解決するのにデッドラインを5月末と自分自身に課してきている、ところが一方、米国は東京に最初の計画でこつこつやってほしいとこれに固執する。

抗議の前夜、ワシントンポスト紙は日本政府が2006年の協定をおおむね容認するのを示してきていたと言った。

だが、土曜日、鳩山が2006年の計画に反対を繰り返すことで政府はこれを否定した。

「報道は本当ではありません... 私たちは既存の計画を受け入れられません」と彼は言った。

第二次世界大戦の最もむごたらしい戦いで島を奪った1945年に米国は普天間空軍基地を備えさせた。

米国はオキナワを1972年まで日本に返還しなかったばかりか、中国、台湾、朝鮮半島に隣接するこの島で30以上の軍事施設を稼働させ軍事行動をとる。

仲井真オキナワ県知事に法律上の認可を強く要請する、2006年の協定のもと、普天間飛行場は辺野古のキャンプシュワブ周辺の埋め立て地に移設されて、約8000人の海兵隊員がグワムの米国領に移動することになる。

第二次世界大戦後の憲法で平和主義に置かれる日本は、国の安全保障をその同盟のパートナーである米国にはなはだしく依存する。

次に米国は4万7000の軍隊をその国に配置、その半数以上がオキナワにである。

島の居住者たちは以前におびただしい米軍の駐留に反対してきている、目に見えて、女子学生や19歳の地元女性のレイプと申し立てられるものを含める、申し立てによると米軍の人員が関与する一連の事件の結果として起こる。

(Al Jazeera 25 April 2010)

普天間のほかに米国はオキナワの島に29の軍事施設を持つ
写真は普天間飛行場(AFP)