世界の不条理と生命の叫び
深夜、こんなメールがBBCで届いた。
(from マッツーサムこと松本さん)
民主党鳩山首相の「熟慮したがやっぱり辺野古に新基地建設」という
「最低でも県外」という約束裏切りに、いまだに怒りが治まりません。
これも、弱肉強食型の侵略・植民地思考による「常に琉球はヤマトの
犠牲になってもらう」という数百年続いている手法だと思います。
強いものは何をやっても許される―侵略、破壊、略奪、戦争…
この不条理がまかり通る現実を少しでも止めたいという思いで
小さな胸が張り裂けそうです。
中でも最悪の不条理がパレスチナで続けられています。
生爪をはがすようなインフラ破壊、追放、大量殺戮。
そこには、「命どぅ宝」「命の尊厳」という言葉はありません。
琉球・沖縄に思いをはせることでヤマトの罪悪が対象化されるように
パレスチナを知ることで世界の不条理と生命の叫びが見えてくると思い
ます。
そんな思いで下記のお知らせを転送します。
マッツーさんからの案内は「特別シンポジウム@京都」
"パレスチナ問題とユダヤ人の起源~神話の歴史化に抗して~"
日時:6月13日(日) 午後1時~5時(12時半開場)
会場:京都大学 吉田南キャンパス 人間・環境学研究科棟 地下講義室
地図はこちら→ http://www.h.kyoto-u.ac.jp/access/
こういうことのために京都に行くというのも「すてき」です。
中東アルジャジーラのブレイキングニュース
死者はすべて一般市民の16人とのこと
◇イスラエルによって封鎖されているパレスチナ自治区ガザ地区へ支援物資や援助活動家らを運んでいた支援船団6隻のうちの少なくとも1隻が31日、イスラエル特殊部隊の強襲を受け、イスラエル軍の発表によると少なくとも10人が死亡した。
船団結成に関与したトルコの人道支援団体IHH(Foundation of Humanitarian Relief)のガザ支部はAFPの電話取材に対し、強襲を受けたのはトルコ船籍の船で、トルコ人を中心に15人が死亡したと語った。
一方、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスが運営するアルアクサTVは、死者は20人に上ると報じている。同TVは、黒服のイスラエル軍兵士がヘリから船へ降下して船上で活動家たちと衝突する様子や、船の甲板に倒れている負傷者の様子を放映した。
イスラエルの民放チャンネル10によると、攻撃したのはイスラエル海軍の特殊部隊で、船の乗客らから斧(おの)やナイフで反撃されたため発砲したという。
船団は、建材などの支援物資約1万トンや活動家ら約700人を乗せ、31日午前にガザ沿岸の封鎖海域に到達する見通しだった。
トルコ外務省はただちにイスラエル大使を呼び、強く抗議。「イスラエルの非人道的な行動を厳しく非難する」「公海上で発生し、国際法違反に相当するこの遺憾な出来事は、2国間関係に取り返しのつかない結果をもたらしかねない」とする声明を発表した。
(AFP 2010年5月31日)
◇2007年からイスラエルによって封鎖されているパレスチナ自治区ガザ地区への建材などの支援物資約1万トンや活動家らを乗せた船団が30日、地中海キプロス南部を出港した。イスラエル側はこれを阻止する構えだ。
国際人権団体「フリー・ガザ・ムーブメント」のHuwaida Arraf代表はガザに向かう船上でAFPの電話取材に対し、「イスラエルはガザ沿岸20カイリの範囲を封鎖している。 船団は31日昼前後に同海域に到達する見通しだ」と語った。
31日午後3時(日本時間午後9時)のキプロス出発から約6時間後、支援船団を阻止するため、イスラエルのミサイル艇3隻が北部沿岸ハイファの海軍基地を出発した。ミサイル艇に同乗した記者が電話で伝えたが、すぐに電話を切るよう命じられた。
ガザでは封鎖に反対する活動家らが国際社会に対し、支援船団の保護を求めている。船団は当初、29日にガザに接岸する予定だったが、遅れが重なり、今後24時間以内の接岸が見込まれている。ガザではパレスチナ国旗のほか、船団を派遣したギリシャ、アイルランド、スウェーデン、トルコなどの国旗を掲げた船に乗った漁業関係者らが海に出て待機している。
イスラエル側は封鎖を破ろうとする支援船団の試みを「不法行為」と非難。船団をとらえてアシュドッド港にえい航し、反パレスチナ活動家らの身柄を拘束する構えだ。
(AFP 2010年5月31日)
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home