ポランスキー自由は国益
◇ロマン・ポランスキーの米国引き渡しをスイスが拒否
報道によれば、現在ポランスキーはスイス・アルプスにある彼のバンガローから出発している
スイス当局は、1977年にさかのぼる事件の判決に直面させることで映画監督ロマン・ポランスキーを米国に引き渡さないことに決めている。
76 歳のポランスキーは決定まで2009年12月以降スイスの彼のバンガローで軟禁状態にある。
映像作家は13歳の少女との非合法セックスの有罪判決をめぐってカリフォルニアで指名手配される。
米国はスイスの決定に「深く失望し た」と司法省上級職員は言った。
ポランスキーをロサンゼルスに戻そうと努めてきたロサンゼルス地方検事スティーヴ・クーリーの検事局もまた公式の声明を手短かに出すものと思われた。
スイスの裁決のあとにポランスキーは彼の支持者に 「最高の感謝」を表明した。
「私を擁護してくれた彼ら全員に心の底からただもうありがとうと言い、私の大満足を知らせたい」と弁護士のHerve TemimeによってAFPフランス通信社に公表される声明でポーランド生まれのフランス人映像作家は言った。
また報道によれば、ポランスキーはどことも明かされない行き先に向かってGstaadのリゾート地にあるぜいたくな彼のアルプスのバンガローを出発した。
・国益
7月12日の早い時期に、「ポランスキー氏の自由を制限するためとられた措置はすでに解かれてきています、電子標識装置は外されています」とスイスの法務大臣Eveline Widmer-Schlumpfは述べた。
アメリカ当局がポランスキーの最初の判決に関する手続きに関して信任を得ている証言を用意できなかったと司法省は言った。
「決定の根拠は、アメリカの(国際間逃亡犯罪人)引渡し依頼においての過失を必要不可欠の確信をもって考慮に入れないのは不可能だったとの事実にある。」
ポランスキーは本来、1977年の事件によってレイプとソドミー(異性間の異常性行為)を含める6つの罪状で告発された。
1978年、彼は司法取引の後に非合法セックスに対して罪を認めた。彼はアメリカの刑務所で42 日間服役した。
短い刑を約束されたと彼は常に主張してきている、だが、判事がもっと長い刑期を彼に再宣告しようとしているとのウワサを聞いたあとに彼はアメリカから逃げた。2度とアメリカに戻らなかった。
12日、アメリカ当局は全く刑の長さの発行を明らかにしてこなかった、よって、引き渡しの納得のゆく申し立てを解決してこなかったと、スイスは言った。
決定に国益が考慮されたことを司法省は付け加えた。
アメリカはこの決定に控訴できないとスイスの当局者は言った。
・狂喜
ポランスキーはチューリッヒ映画祭の席上で生涯功績賞を受け取るためフランスから移動した昨年9月、スイスで身柄を拘束された。
ポランスキーの妻、フランス人女優Emmanuelle Seignerは、決定に狂喜したと言った。
「私の夫の解放をとにかく知ったことで大満足。私と子どもたちには9カ月余り続いた悪夢の終わり」と彼女は言った。
「計画を立てることができ、もう一度普通の家族生活をもてるのを本当に心待ちにしています。特に、この苦悩を受けるに足らない子どもたちとの家族の暮らしを」と彼女は声明で加えた。
ポランスキーの解放はフランスの政治家とアーティストによっても喜んで迎えられた。
「偉大なポーランド系フランス人監督は今後は友人や家族と再会できるし、彼の芸術家肌のプロジェクトで完全に働き続けることができる」とフランスの外相ベルナード・クシュナーは言った。
ポーランド外務省もまたスイスの決定を歓迎した。
◇ガザ艇隊襲撃「失策」をイスラエルが認める
ガザ行きの援助艇隊に対する海軍の襲撃を取り調べるイスラエル軍の調査は、特別奇襲部隊が準備不足で、上層で間違いが生じたと言っている。
軍事行動は欠陥のある情報収集とお寒い計画がもとで損害を被ったと報告は書かれている。
だが、それでもなお、特別奇襲部隊が関係したのを褒めそやし、艇隊を止めるため武力行使以外になかったと根拠を置く。
重大な抗議を誘発した公海での海軍の襲撃でトルコ人8人とひとりのトルコ系アメリカ人が死んだ。
もしもの場合に予備の方策をもうけないとして、報告は軍事行動の立案者を責めた。
けれども、任務は失敗ではなかったし、どのような解雇も勧告しなかったと書かれてもいた。
・プロフェッショナルで勇敢
軍人と諜報機関組織の間に調整が欠乏しており、5月31日船の乗っ取りのための準備が不充分だったと言っている。
ヘリコプターから一隻の船、マビ・マルマラ号の甲板に降下したとき、イスラエル部隊はこん棒やナイフや少なくとも一丁の銃で武装した船上の一部から激しい歓迎に出くわしたと報告はくだした。
テルアビブのメディアに研究結果を提供する調査委員団の議長を務めるGiora Eiland退役将軍は、批判も称賛も示した。
「この調査で、諜報機関と意志決定過程の両方と、ある作戦上の失策に関して、いくつかの職業上の間違いがあったのを私たちは認めた」と彼は言った。
「けれどもまた私たちは非常に肯定的な研究結果も手に入れた、念を押されるべきことは、イスラエルの特別奇襲部隊がふるまった非常にプロフェッショナルで勇敢なやり方だ。」
報告は、今後起こるかもしれない類似の状況にイスラエルを備える助けになるのを意図したものだとEiland将軍は言った。
6月7日作業に取りかかったEiland委員会は襲撃の軍事面を詳しく調べた。
国際的なオブザーバーを含める独立した調査は、軍の急襲を通じて国際法が破られたかどうかを調べている。
声明でイスラエル軍参謀総長Gabi Ashkenazi中将は、Eiland調査は失敗も過失も明らかにしてきていないが、「今後の出来事のため欠点などを矯正しなければならぬ失策を持ち出す」と言った。
どうしても偏ると言って、イスラエルは国連主導の襲撃調査の要求に抵抗してきている。
軍事行動は国際的な反発を喚起し、以前の親密なイスラム教の同盟国トルコとのイスラエルの交わりをひどく緊張させてきている。
非難の最中にイスラエルはガザ地区の道路封鎖を緩和して、何より一般人の欲しかったものを通すのを許す。
海軍の包囲はしかるべきところに居残る。イスラエル曰く、それはガザを支配するイスラム教徒の活動グループ、ハマスの手に武器を渡らせないようにするのに不可欠な措置とのことだ。
△分析
BBCの外交特派員ジョナサン・マルクス
部隊がマビ・マルマラ号を襲撃したとき物事がひどく道を誤ったのをこのイスラエル軍の調査は確認するが、海軍特別奇襲部隊を気前よく免除する。
しかしながら、重大な誤りが確認された研究結果は、軍事行動を是認したイスラエルの政治指導者らにも求められる必要があることを問いただす。
Eiland報告はただ1つの調査ではない。前の最高裁判事Jacob Turkelは軍事行動の適法に打ち込んで調査している。
イスラエルがこの組職を信頼せずに、たぶんそれと関係があることはなんでも拒絶するだろうが、国連人権会議が自分の調査に乗り出すのはもっともだ。調査を信用できるように見せることでプレッシャーがイスラエルにある。
Turkel裁判官は彼の調査に本物の探求心旺盛な法的実行力を捧げようと努めている。この点で彼はたぶんイスラエル法廷によって戻されるだろう。けれども、これは徹底した国際的調査に彼らの主義を貫いてきているトルコ人をますます満足させないと言っても差し支えない。
(以上、BBC 12 July 2010)
写真は、また新しい心臓をゲットしたディック・チェイニー(BBC)
金持ちは永遠に生きるってか
ディック・チェイニーは37歳のときから5回心臓発作に見舞われてきている
少なくともイラク戦争以前に彼の心臓が止まっていたら、それは多くの人たちが今も生きていることだろうに
拡大して見たい人はいないと思うが、写真はクリックすると拡大版で見ることができる
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