ガイフォークス 禁止
◇暴力文化を徐々にしみこませると、サウジアラビアがガイフォークスのマスクを禁じる
フォーリンポリシー 30 May 2013
サウジアラビアには革命のうわさに歯止めをかける極めて簡単な計画がある。劇画と映画「V for Vendetta」のガイフォークスのマスクについて輸入や販売を内務省が禁じていると、木曜サウジのメディナ(al-Medina)紙が報じた。
「暴力と過激主義の文化を徐々にしみこませ、若者を励まして治安を破り社会に混乱を広める気にさせる」として有名人にマスクを着用しないことをサウジ青年に教えるよう求める声明をサウジのイスラム問題省が出していたと、今週早くにメディナ紙が報じた。奇妙なことに声明は懸念としてスンニ派青年をやり玉に選んだ、サウジアラビアの不穏な状勢が国の東部のシーア派コミュニティに集中している事実にもかかわらずだ。
その措置は明らかに十分ではなかった、そのため木曜の禁止には、サウジアラビアの市場やトイショップにすでにあるマスクの没収と破壊が組み入れられる。「若者に奇妙な伝統があることを心に留められてしかるべき」とメディア紙はつぶやいた。
サウジアラビアはマスクを禁じた最初の国ではない。この2年間、地下の抗議運動が今にも爆発しそうな状態のバーレーンは、2月にマスクを禁じた(マナマの地下抵抗運動のような一部の活動は止まってはいない)。
ファシスト政府に対する団結した抵抗のシンボルになる大ヒット映画のイメージを利用するマスクは、Occupy Wall Street から、タハリール広場、オンラインのハッカー集団Anonymousまで、世界中で抗議する人にとって人気のあるアクセサリーになっている。
もちろん、国のどこもかしこもすっかりデモ活動そのものが禁じられることを考慮すれば、サウジの抗議する人にはマスクの法律遵守よりもっと重要な心配がある。たとえ抗議する人が街頭デモをするほど大胆でも、今のところ彼らの顔をどうやって隠すかではもう少し昔ながらでないといけないのかもしれない。だが、革命家よ、心配するな。頭から肩までずっぽりのバラクラヴァ帽やアラビア遊牧民の頭から肩にかける四角い布、カフィエはまだ合法のままだ。
http://blog.foreignpolicy.com/posts/2013/05/30/
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home