見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2020/11/18

世界一巨大なエゴの男

 


2020年11月4日@TIME

大統領選挙の日タイム誌は最新号でほぼ100年の歴史のなかで初めて表紙のロゴ「TIME」を「VOTE」に置き換えた。

https://ti.me/3kUXPMu


「ホワイトハウスの会見で下を向いたトランプが根拠のない選挙詐欺行為の主張をする」とルパート・マードックのニューヨークポスト紙がここにきて急にトランプ批判に転じた。

https://trib.al/3l8FnQG


5日、トランプ大統領が一部の州の郵便投票の集計の中止を求めて法廷闘争の意向を改めて明確にしたことについて与党共和党のウイル・ハード下院議員はツイッターで、「政治プロセスを台無しにし、証拠も示さずにアメリカ国民の意思表示の正当性を疑う現職大統領は危険であり、誤っている」と厳しく批判。ブッシュ政権下で国土安全保障長官を努めたトム・リッジは「コロナウイルス禍の安全策として郵便投票を行った国民を軽視するもので恥ずべきことだ」と非難した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020110600827&g=int


バイデンとカマラ・ハリスの勝利に向けてニュージーランドのアーダーン首相が「あなた方の団結を訴えるメッセージは私たちも共有している。お二人と仕事ができることを楽しみにしている」とツイート。


つい最近、トランプ家の暗部を告発した著書「世界で最も危険な男」を出版したトランプの姪のメアリー・トランプがドナルドおじさんの結末について「いま彼が受け入れるのは事態を乱すことだけ」とガーディアン紙で述べている。

姪によると、大統領は崩壊をめがけて崩壊状態にしている。 


◇ドナルドおじさんの結末について:いま彼が受け入れるのは事態を乱すことだけ

ガーディアン紙 8 Nov 2020

大統領の姪であるメアリー・トランプがジュード・ロジャーズに語る


これは、地球上で最も巨大でこわれやすいエゴがアメリカ大統領選に敗北することにどう対処するかです。彼はまったく対処していません。


わたしの叔父の選挙の夜遅くの演説は最初から最後までひたすらうそつきなだけではありませんでした。それは深刻に危険でもありました。ひとつには行きあたりばったりの共和党員が合法的な選挙に異議を唱えることはあります、でもこれは政府の支配者でした。あの行いの影響の重大性は過小評価されるべきではありません。


これがドナルドがやろうとしていることです。たとえ誰が気にかけようとも彼は自分の敗北を認めようとはしません。さらに悪いことに彼は平和的な移行を保証する通常の作業に携わるつもりはありません。彼がいましようとしているのは物事を壊すことだけです、そして復讐でそれをするつもりです。彼がどれほど残酷になれるか、わたしはしょっちゅう体験して知っています。2016年の選挙後まもなく著しく残酷である彼を見ました。わたしの父(43歳でアルコール依存症で亡くなったドナルドの兄、フレッド・トランプ・ジュニア)をどのように処遇したかを考えます。彼の父、わたしの祖父が亡くなった後、彼は家族の健康保険を剥奪しました。これはわたしの甥が24時間介護を必要としていたときで、当時わたしたちには余裕がありませんでした。それが彼の本性です。


彼はたった今、崩壊をめがけて崩壊状態にしています。彼がこれまでこのような状況にあったことはありません。興味深いのは、ドナルドが彼の全生涯を通じてなにかを合法的に勝ち取ったことは一度もないということです、でも彼は途中ずっと人々によって実際可能にされてきたので、彼はなにかを取り損なったりなにかに負けたこともありませんでした。勝つためにたとえあなたが盗んだり騙したりしても、彼はあなたは勝利に値すると考えるような人間です。


しかし、彼は何ヶ月もだましてきているのでここには多少の詩的正義(因果応報)があります。いま彼の戦術は彼にかみつきだますために戻ってきています。彼は共和党員に郵便で投票しないように命じ、彼らはしませんでした。でもその結果は彼が過去数日間のポタリポタリと落ちるこの思いがけない大失敗を経験していることです。ああ、あなたには票差がある!今やあなたの票差は縮んでいます。今やバイデンの票差が増しています。それはじわじわとした拷問のようだったに違いありませんが、彼は自分でこの失敗を仕組みました。


共和党が議会と上院で予想以上にうまくやったという事実は彼を異常に怒らせることになります。この選挙で人々はドナルド・トランプに反対票を投じたけれど、必ずしもこの党に反対するわけではないことを意味します。このことは彼の自己中心主義の傷にそれは大量の塩を添えることになります。


また、彼の支持者も去っていきます。彼の選挙の夜を本当に台無しにしたものは他の誰よりも速くアリゾナのバイデン勝利を放送する彼の安全地帯であるフォックス・ニュースでした。それは彼のバブルを破裂させます。そのあとツイッターが彼の投稿すべてを停止させ、削除しました。そして他のよりまっとうな報道機関が彼のスピーチの途中で放送を切断しました。でもこれは疑問を投げかけます。なぜひと月前、あるいは4年前の選挙の前にこれをしていなかったのか?次の2ヶ月半、たぶんわたしたちが予期する悪夢ではないかもしれないのでこれがいま起こっているのは健全ですが手遅れです。

激しく非難するためにドナルドがその時に何をするのか気がかりです。彼は新政権の適法性を否定しようとできるかぎり手段に訴えるでしょう、それからわたしたちの士気をくじくような恩赦を下し、あわただしい一陣の大統領令に署名します。彼がパンデミックに対するアメリカの反応を引き続き任されていることも忘れないでください。その時までに彼の監視下で100万人のアメリカ人が亡くなっている可能性があります。


来年1月以降、事態はドナルドにとって打ち沈んだもののように見えます。彼は今後4年間で4億ドル以上の借金を抱えます。この時点で貸主が彼に規則を緩めてやる理由は?彼はいまだかつて誰にも返済したことがありません。彼のビジネスはだめになっています。彼は自分のブランドをだいなしにしました。


彼は政治における要因になるというよりもニューヨーク市の法廷での要因になるだろうとわたしは思います。国防長官はすでに辞任を提出しています。共和党はジョージア州での1月の決選投票のために彼を必要とするかもしれませんが、足手まといとみなされる可能性があります。むちゃくちゃな人のように振る舞うなら、上院議員は距離を保とうとするでしょう。人々にとってもうたいしたことではないなら、彼から離れます。


とにかく、彼に友達がいるわけではありません。長男ドナルド・ジュニア、娘イヴァンカ、次男エリックは父親との関係が条件しだい(暫定的)であり取引であるということもわかっています。


2024年に大統領選に立候補すると彼が言うことに関しては、ただのめんつ(顔)を立てることの行使に過ぎません。それはおそらく彼が刑務所に行くという事実から気をそらすいつものやり方です。でも、ドナルドが顧みている最悪のことは財政困難でも刑務所の見通しでもありません。不適切になることです。彼がそれから正常な姿に戻すことがあるとはわたしは思いません。


△メアリー・トランプは心理学者。「Too Much and Never Enough」

日本語版「世界で最も危険な男:トランプ家の暗部を姪が告発」の著者。


https://www.theguardian.com/us-news/2020/nov/08/mary-trump-on-the-end-of-uncle-donald-all-he-has-now-is-breaking-things?CMP=twt_gu&utm_source=Twitter&utm_medium#Echobox=1604825105