見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2010/12/28

世間は潜在力 わかってない


◇ WikiLeaksと9.11:もしもあったらねえ?

お偉方が封じ込めた、おそらくテロ攻撃を未然に防ぐほどの情報を、落胆した捜査官たちがリークしたいと思ってもよさそうなものです。

もしもWikiLeaksが2001年にずっと存在していたならば、9.11の結果は、おそらく未然に防がれていたのではないか? この考え方は考慮に入れる価値があります。

その組織(WikiLeaks)は情報源を明かさずにリーク文書を発表するという使命のため、絶讃もどぎつい批判も引きつけてきています、けれども私たちは、世界がまだその潜在能力を完全にわかっていないのではないかと思います。 説明させてください。

9月11日の前段階で私どものたくさんが何か壊滅的なことが計画段階の状態だったかもしれない徴候に気づいていました。けれども私たちは、てきぱきとずばり行動することを許さない硬直化した官僚政治のために働いていました。最近、私ども両方とも、もしも情報を聞き出すために信任を得ている機敏なやり方があったならば、事態はどれだけ違っていたかしらと思ってきています。

(LAタイムズ 15 Octomer 2010 by Coleen Rowley& Bogdan Dzakovic)
記事の全文はここに↓あります
http :// articles.latimes.com/ 2010/ oct/ 15/ opinion/ la-oe-rowley-wikileaks-20101015

△コリン・ロウリーはタイムズ誌の2002年最も影響を与えた人物に共同で選ばれた片割れで元FBI捜査官。

◇真実を述べる人ブラッドリー・マニングの拷問

ブラッドリー・マニングは昨年からWikileaksの秘密の暴露で疑惑の情報源だ。根拠のない戦争をしかけるために私たちの政治と軍の指導者らが手段に使う、秘密、捏造、ウソを覆うベールを取り払ってきている。実際に告発されてきていないうちに刑務所に監禁する彼の処遇は、非人道的(残酷)であり、多くの国々の模範と比較して、拷問だ。仮にジュリアン・アサンジがアメリカに引き渡されるとすれば、それは、たぶん彼が受けると予期できることだ。

(サロン 15 December 2010 by グレン・グリンウォルド) 
記事の全文はここに↓あります
http://www.salon.com/news/opinion/glenn_greenwald/2010/12/14/manning/index.html

△写真は、来年服役期間が終わって出てくるはずの企業家ホドルコフスキーに27日モスクワ地区裁判所が別件で有罪判決を下したことで支持者らが「プーチンなきロシア」を叫んで抗議する 彼はプーチンの政敵だ、ロシアにプーチンある限り彼は檻の中....

◇ロシアの石油大手ユーコスのホドルコフスキー元社長(服役中)らにモスクワの地区裁判所が有罪判決を下したことを受け、米ホワイトハウスは27日の声明で、ロシアの法運用のあり方への「深い懸念」を表明した。プーチン首相による政敵排除との見方があることを念頭に「法制度の悪用」の可能性を指摘。「米ロ関係の深化の妨げになりかねない」と批判し、事態を重視した。
ホドルコフスキー氏は2億トン超の石油横領、資金洗浄の疑いで、元大株主のレベジェフ氏とともに起訴されていた。2003年に野党への資金援助などが原因で、当時のプーチン大統領や政権と対立して逮捕された。ユーコスも解体・国有化され、プーチン前政権下の「政治的弾圧」を象徴する事件になっていた。
(日経新聞2010年12月28日)

2010/12/25

ヴィゴ・モーテンセンの署名


私たちはWikiLeaksを支持します

ダニエル・エルズバーグ、バーバラ・エレンレイク、アルンダティ・ロイ、ノーム・チョムスキー、その他の見解に賛成してくださいーー

(下記サイトの署名ページの末尾にあなたの名前を加えてください!)


ジャーナリスト、活動家、アーティスト、学者、また市民として、私たちはジャーナリスト組織WikiLeaksに対するおびただしい数のおどしと攻撃を非難します。WikiLeaksのウェブサイトがいくつかの国際的メディアグループと共同して数多の国務省機密外交公電を公表することを決めたあとに、多くの専門家を自認する方、解説者、また著名な米国の政治家が、WikiLeaksの活動を停止させるために強硬な措置を取ることを求めてきています。

Amazon.com、ペイパル、マスターカード、ビザのような大企業は、グループが公表できるのを妨害する代行者の役をしてきています。米司法当局などは、Wikileaksの政府の秘密の投稿は犯罪行為の形態である、もしくは少なくともそのような行為は違法活動になってしかるべきだと、どのような証拠も提供することなく、再三再四申し出てきています。「我々の法律に欠陥があるからには、これらの欠陥をふさぐため、我々は行動するつもりである」とエリック・ホルダー司法長官はおおやけに宣言しました(11/29/10)。

この挿話的な事件を通して、ジャーナリストや著名なメディア販路は考慮すべきニュースバリューと明らかな公益のデータを掲載するWikiLeaksの権利を擁護することからおおむね控えてきています。WikiLeaksのすっぱ抜きの裏面であるまじき想像上の政治的な動機づけを感じるからといって、これらメディア組織が、とりわけこのメディア販路の言論の自由の権利を擁護するのをためらいがちなのが見えてきます。

けれども、出版の自由に対する人の献身の試金石は、メディア販路が掲載する内容に同意するかどうかでも、それが掲載される仕方に同意するかどうかでもありません。WikiLeaksは確かに批判の範囲を越えてはいません。しかし、なによりも重要な考慮すべき事柄は、とりわけこの政府がいつも秘密を守ることに優先権を与えようとするデータを発表する自由を含めて、民主的な社会における掲載の自由であるはずです。政府当局者とメディア販路が、とりわけこのメディア組織への攻撃は正当なものであると表明するとき、規制権力にそむくでも混乱させてもよさそうなデータ(ネタ)を掲載する誰しもの権利について紛れのない恐ろしいメッセージを与えます。

これによって、私たちはメディア組織WikiLeaksの擁護に参加します、また、ジャーナリズムの自主独立に対する攻撃であるにもかかわらず、彼らの自由に対する攻撃を厳しく非難します。

===以下がこれに賛同する人々の署名です
(12月22日の時点で署名者数は8160名、あなたの名前も加えてください)
*俳優ヴィゴ・モーテンセンの名もあります!

Daniel Ellsberg
Noam Chomsky
Glenn Greenwald (Salon)
Barbara Ehrenreich
Arundhati Roy (author)
Medea Benjamin (Code Pink)
Tom Morello (musician)
John Nichols (The Nation)
Craig Brown (CommonDreams)
Glen Ford (Black Agenda Report)
DeeDee Halleck (Waves of Change, Deep Dish Network)
Norman Solomon (author, War Made Easy)
Tom Hayden
Fatima Bhutto (author)
Viggo Mortensen (actor)
Don Rojas (Free Speech TV)
Robert McChesney
Edward S. Herman (Wharton School, University of Pennsylvania)
Sam Husseini
Jeff Cohen (Park Center for Independent Media)
Joel Bleifuss (In These Times)
Maya Schenwar (Truthout)
Greg Ruggiero (City Lights)
Thom Hartmann
Ben Ehrenreich
Robin Andersen (Fordham University)
Anthony Arnove (author, Iraq: The Logic of Withdrawal)
Robert Naiman (Just Foreign Policy)
Dan Gillmor (Salon)
Michael Albert (Z Magazine)
Kate Murphy (The Nation)
Michelangelo Signorile (Sirius XM)
Lisa Lynch (Concordia University)
Rory O'Connor (Media Is a Plural)
Aaron Swartz
Peter Rothberg (The Nation)
Doug Henwood (Left Business Observer)
Barry Crimmins
Bill Fletcher, Jr (Blackcommentator.com)
Bob Harris (writer)
Jonathan Schwarz (A Tiny Revolution)
Alex Kane
Susan Ohanian
Jamie McClelland (May First/People Link)
Alfredo Lopez (May First/People Link)
Antonia Zerbisias (Toronto Star)
Mark Crispin Miller (NYU)
Jonathan Tasini
Antony Loewenstein
David Swanson
Jim Hightower
Laura Flanders
Tom Tomorrow
Don Hazen (AlterNet)

(Organizations/institutions listed for identification purposes only)
http://salsa.democracyinaction.org/o/592/p/dia/action/public/?action_KEY=5343

◇天候のきびしさがゆるむに従って移動カオスがやわらぐ
凍結事情が遠のき出すに従って、大部分の幹線道路が比較的片付けられてユーロスターの運行が通常に戻る
写真は、ケント州の高速25号線の交通(Photograph: Luke Macgregor/Reuters)
(ガーディアン紙 24 December 2010)
http://www.guardian.co.uk/uk/2010/dec/24/travel-chaos-eases-weather-relents

2010/12/24

11m$のクリスマスツリー


◇WikiLeaks外電:人殺しの狙撃兵の陰にイスラエルがいたのはたしかだとシリアは思う

シリア大統領の保安首席補佐の暗殺が政治的なエリートの中に不安をもたらしたと米外交公電が明らかにする

シリアの海岸の都市Tartousで狙撃兵が致命的な銃弾を発射したのは、2008年8月1日夕刻だった。標的はアサド大統領の側近、保安補佐官のムハンマド・スレイマン将軍だった。その暗殺事件でイスラエル人が「何より一目瞭然の容疑者」だったとダマスカスの米大使館は報告した。

WikiLeaksによって公表される米国務省外電は、当局のうろたえる反応をていねいにたどる。「シリアの国家保安機関はすぐに非常線を張って狙撃が起こった海岸近辺全体を詮索した」と大使館員は知らせた。シリアに配置されたジャーナリストは顛末を報じるなと指示された。同年もっと早くにダマスカスでのクルマ爆弾がヒズボラの軍指導者イマド・ムグニエ(Imad Mughniyeh)を殺害するもう一つの不可思議な暗殺と同様、それはセンセーショナルな事件だった。

最初の報告はスレイマンの身元と地位についてあいまいだった、加えて4日間ニュースの報道管制が続いた。けれども米政府は彼が誰であるか正確に知っていた。数カ月前に秘密文書が彼の的確な職務内容説明書を提供していたのだ:「武器調達と戦略上有用な兵器の点でシリア大統領の特に親しい相談相手」と。

大使館員がまさしく表現するように、一般的なシリアの軍指導部には未知のものであったかもしれない、どうやらスレイマンがやってのけた例外的な事業のひとつのユーフラテス川に接するal-Kibarの核疑惑用地をすでに11カ月前にイスラエル機が攻撃し破壊していた。イスラエルメディアは彼がヒズボラとのアサドの密偵としても仕えていたと報じた。

スレイマン殺害でイスラエルは一目瞭然の容疑者だったと米国の役人は報告した。「沿岸の都市Tartousは、ダマスカスのような内陸の場所よりぐっとイスラエルのスパイに近づきやすさを提供するものなのをシリアの国家保安機関は十分に承知してきている。スレイマンは必ずしも大いに人の目にさらされている役人ではなかった、それなのに狙撃兵の採用は、暗殺者が遠くから視覚によってスレイマンを見分けることができたのを思い起こさせる。

首都では、恐らく政府はだんまりのままであったろうと大使館員は推測した、というのは、「(1)誰がやったかわからないために、(2)このような非難はシリアのイスラエルとの新興の和睦交渉を損ねる又は終わらせる、(3)事件を宣伝することはシリアご自慢の保安機関のもう一つの過失をどうしてもあばくことになる。」

内部の論議に関する報告は、Tartous殺人がイスラエルとの和平交渉に反対だったシリアの保安機関の役人の助力で強まったことを暗示する。

10日後、暗殺がシリア政府の内政審議で「たびたびの論争の原因」になっていたことを米大使館員の連絡が報告した。「8月12日上級政策協議会の間に、国家安全機構の高官が公然とイスラエルとの回りくどい交渉とレバノンとの任侠で政府の継続に異議を唱えたとき、怒りがぱっと広がった。」シリアは譲歩して、魅力のあるレバノンでもイスラエルに対して遠回しに交渉することでも、少しも実体のある益をもらわないだろうと保安機関のボスらは主張した。

「この緊張した応酬の下にあるのは、シリア政府がほとんどスレイマンの暗殺を黙殺しているとの、保安機関内部の欲求不満だった。もしもイスラエル人がスレイマン殺害をやったのなら、なんだってシリア政府は対話を継続していたのか?と国家安全機構の役人が言いだしていた」と大使館情報源が付け加えた。「また、それが内部の者の犯行だったとすれば、国民は彼らの前途について知りたがっている。」

アサドはこうやって保安機関のボスに彼らの身分についての確約と、政府の意図について早まった譲歩をしないことで確約を与えるにつき、ますます圧力をかけられていた。

大使館の外電はまた、アサド政権を弱めるための取り組みの一環として、米国がかねて金融制裁をスレイマンのせいにしたがっていたことも明らかにする。けれども彼に関する情報が明るみに出せないほどそれは高度に機密扱いにされたので、そうするのは困難だとわかった。

「ムハンマド・スレイマンは比較的報復の少ないターゲット」だと外交官らはワシントンに帰って報告した。「彼の活動は広く知られていない、それが表向きの申し立てに適した機密扱いでない情報をどうしても入手困難にさせる、同様に、シリア内部で彼の指示は共鳴されただろうに、それをありそうもなくする。」

(ガーディアン紙 20 December 2010)
http://www.guardian.co.uk/world/2010/dec/20/wikileaks-cables-syria-sniper-killing

写真はドバイ・パレスホテルのロビーの1100万ドルの価値があるゴールドと宝石で飾り付けられたクリスマスツリー(Photograph: Hussein Malla/AP)
http://www.guardian.co.uk/world/2010/dec/19/abu-dhabi-hotel-christmas-tree

▲実はシリアではこの1年ほど前から奇妙な暗殺事件が続いている。▽2007年9月28日、シリア北部のアレッポで、マフムード・アブ・アルカカ師が金曜礼拝の後、モスクから出たところを銃撃されて死亡。アルカカ師は反米強硬派の宗教者として有名だった。▽2008 年2月12日、レバノンのシーア派武装組織ヒズボラの海外の破壊活動の責任者イマド・ムグニエ氏がダマスカスの住宅地で車爆弾の爆発によって死亡。 ムグニエ氏は83年に241人の死者を出したベイルートの米海兵隊司令部爆破事件や85年の米TWA機乗っ取り事件など多くのテロや破壊活動を指令したとされる。▽今年8月初め、アサド大統領の右腕ともされるシリア軍最高幹部の一人、ムハンマド・スレイマン氏がシリア西部の港町トルトサで銃撃され死亡。スレイマン氏はシリア軍とヒズボラとのつなぎ役ともされる。
(朝日新聞社"シリアの不穏"2008.10.22より抜粋)

2010/12/20

ロンドンは最も寒い12月


◇ジュリアン・アサンジはハイテク・テロリストにふさわしいとジョー・バイデンが言っている

WikiLeaks創設者と外交公電をめぐって米副大統領がホワイトハウスの誰よりも強硬な意見を述べる。
http://www.guardian.co.uk/media/2010/dec/19/assange-high-tech-terrorist-biden

◇WikiLeaks外電:イエメンの放射性資源はアルカイダのちょろい攻撃目標

単独の歩哨は原子力施設から取り除かれてきており、CCTVシステムは故障していたとサヌアの役人がアメリカの外交官に教えた。

漏れる米外交公電によれば、イエメンの放射性産物の重要な貯蔵所のお粗末な警備は危険な原料がテロリストの手に入るのを可能にするだろうとイエメンの上級役人がアメリカの外交官に警告した。

役人はアメリカ人らに、イエメンの国立原子力委員会(NAEC) 施設の唯一の常設警備員がその持ち場からはずされてきている、そこの唯一の閉回路テレビ受像機防犯カメラが6カ月前に故障して一度も修理されてないと知らせた。

ワシントンや他国の国務長官に加えて、サヌアの大使館からCIA、FBI、米国土安全保障省までに送信される今年1月9日付の外電で、役人は「目下のところ、悪いやつとイエメンの核物質の仲をほとんど裂かない」と警告した。

アラブ世界の最貧国、イエメンは、イラクとアフガニスタンの次にアルカイダの最も精力的な拠点として持ち上がってきている。10月の失敗した航空会社の積荷爆弾構想や昨年クリスマスのデトロイト上空でアメリカ旅客機を落とす未遂計画を含めて、西側諸国の攻撃目標に対する一連の攻撃の原因となっているグループ、アラビア半島のアルカイダ(AQAP)の本拠地だ。安全保障情報源によれば、ナイジェリア生まれのデトロイト爆破犯人Umar Farouk Abdulmutallabはイエメンで急進的になった。

http://www.guardian.co.uk/world/2010/dec/19/wikileaks-cables-yemen-al-qaida

写真:ロンドン西部、イーリングで男性が特大のスノーボール(雪つぶて)を作る。この状況では記録された最も寒い12月になりそうだと気象庁は言う。
Photograph : Kirsty Wigglesworth/ AP(ガーディアン紙)

2010/12/19

これも道義に反する業務

◇バンクオブアメリカがWikileaksあての支払い処理を停止する

いくつかのほかの大手金融機関と合流して、バンクオブアメリカが告発者ウェブサイトWikileaksあての支払い処理を停止させてきている。

"Wikileaksは、支払い処理につき我々の内部方針と調和しない... 活動に携わるかも知れない"という理由で決定したと言う。

呼応して、Wikileaksは、世界最大手のひとつ、その銀行と取引するのを停止させるよう支持者に駆り立てる。

マスターカード、ペイパル、他社はもっと早くにWikileaksの支払いを止める。
 
"道義に反する業務" 

声明でノースカロライナに本拠を置くバンクオブアメリカは、「Wikileaksに向けられると信じる我々に根拠がある任意のタイプの取引きを処理しません」と言う。

声明はそれ以上の詳細をなにも与えなかった。
 
Wikileaksはツイッターのメッセージで、「自由を愛するすべての人がバンクオブアメリカの預金口座をたたもう」と駆り立てることで応酬した。

ウェブサイトはその上、「あなたの資金をどこかもっと信頼できるところに投資しよう」と事業に訴えた。 

Wikileaksは最近、幾つか米国の銀行の「道義に反する業務」を指し示してくれる文書をまもなく公表するつもりだと言ってきている。

バンクオブアメリカは、おそらく米国外交公電で言及される公共機関のひとつかもしれないとの憶測があった。

(BBC 18 December 2010)
http://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-12028084



写真は今週初めに保釈で出てきたジュリアン・アサンジ

2010/12/18

告発者とファイザーどっちが犯罪


◇WikiLeaks公電:死に至る薬物検査をめぐる訴訟をひそかに傷つけるためファイザーがナイジェリアの検事総長を標的にした

ナイジェリアの子どもたちへの欺瞞的な薬物検査をめぐる60億ドルの訴訟事件を取り下げるよう強要することで、巨大製薬会社ファイザーが、ナイジェリア検事総長に対抗して贈収賄の証拠を見つけ出すために調査官を雇ったことを、WikiLeaksによって公表される外交公電が示します。調査員らはサイン入り承諾用紙を手に入れませんでした、そしてファイザーは、子どもたちが試験薬を飲んでいたことを両親に知らせなかったと医療関係者は言います。11人の子どもが死亡しました、他に、難聴、唖、麻痺状態、脳の損傷、失明、不明瞭な発音を含めて、不具になる損害を被りました。
△続きはこちら↓から
http://www.democracynow.org/2010/12/17/wikileaks_cables_pfizer_targeted_nigerian_attorney

◇生命を奪う内服薬:飛躍的に大きくなる海外の薬物検査の産業界を取締るのにFDAは機能しない 

製薬会社は海外で新薬の臨床試験をますます進めています、通常、規制がより厳重でなくて試薬がずっと安価な国々では、たいてい生命を奪う実績データに至らせます。20年前、アメリカ人による消費を意図するクスリのほんの271の試薬が海外で管理されました。2008年までにその数は6500前後までに膨れ上がっていました、多くが貧しくて読み書きのできない試薬対象のいるエリアで行われます。
△続きはこちら↓から
http://www.democracynow.org/2010/12/17/deadly_medicine_fda_fails_to_regulate

◇調査:製薬会社が米国政府をだまし取ることで軍需産業の上にのぼる

製薬産業が軍需産業よりまさって連邦政府の最大の詐欺師になってきているのを監視団体Public Citizenによる最新調査が見つけています。過去20年を通じて製薬産業界が虚偽の支払い請求法違反で罰金200億ドル前後支払ったのをPublic Citizenが見つけ出しました。産業界の罰金の半分以上がまさに次の4社によって弁済されました:GlaxoSmithKline、ファイザー、イーライリリー(Eli Lilly)、シェーリング・プラウ(Schering-Ploug)。
△続きはこちら↓から
http://www.democracynow.org/2010/12/17/pharmaceutical_drug_industry_tops_defense_industry

◇WikiLeaks攻撃で下院司法議長が懸念を表明する
 
アサンジが釈放されたとき、下院司法委員会がWikiLeaksの政府機密文書公表によって持ち出される憲法の問題で聴問会を開催しました。ジョン・コンヤーズ下院司法議長はアサンジと彼のグループに向けた攻撃によって彼が悩んでいると言いました。 
ジョン・コンヤーズ下院議員:「ちょうど今、疑いなくWikiLeaksは不人気な立場にある。彼らの公表は不快(攻撃的)だったと多くが感じる。だが不人気は犯罪ではない、加えて、掲載するいやな情報もまた犯罪ではない。しかも刑事上の起訴でも対極の措置でも緊急に必要とする、米国議会の顔ぶれ、政府、ジャーナリスト、他の専門家からの再要求が私にかなりの驚愕(狼狽)を引き起こす。」

◇報告:プリンスはBlackwater売って財界の出資金を確保する
 
Blackwater創立者のエリック・プリンスが本日、民間軍事会社売却を発表すると思われます。ニューヨークタイムズ紙によれば、プリンスはロサンジェルスに本拠を置く投資家グループに彼の会社を売る契約に達してきています。報道によれば、売却は、プリンスがこれから告発されなければならないからにはBlackwaterに請負契約を与えるのをやめる国務省のおどしによって促されました。けれども、今後数年間を通じてBlackwaterの財政的パフォーマンスに基づいて弁済の条件約款で、プリンスはその会社に濃厚な利害関係を維持すると思われます。首位の投資家のひとり、Forté Capital AdvisorsのJason DeYonkerは、Blackwaterの創設を通じてプリンスに助言するのを手伝い、会社の最初の米政府の訓練契約に話を付けるのを助けました。 もう一方の主要な投資家はニューヨークがベースの未公開株式会社Manhattan Growth Partnersです。バンク・オブ・アメリカが伝えられる2億ドルの契約の融資を助けました。ありうる刑事上の起訴を逃れるための先制措置と批評家が呼ぶ何ごとかで、プリンスは今年早い時期にアメリカ合衆国からアブダビに移転しました。

(以上、デモクラシーナウ!ヘッドライン 17 December 2010 より)
http://www.democracynow.org/2010/12/17/headlines

2010/12/17

懲らしめられるマニング


◇刑務所暮らしをするブラッドリー・マニングの健康状態が悪化すると支持者らは話す

米国外交公電リークの容疑をかけられる情報分析官が独房監禁状態に抑えつけられてきている。

ジュリアン・アサンジは9日間の監禁から姿を現したけれども、猛攻撃が集中する外交公電のリークを疑われる元米情報分析官ブラッドリー・マニングの精神的、肉体的健康状態に関して懸念が新たに補充された。

7カ月前に逮捕されたマニングはバージニアの軍事基地で拘留されており、ケーブル(外電)をコピーする疑惑の役割のため、軍事法廷と52年におよぶ投獄に立ち向かう。

彼の友人と支持者らはその上、彼らが米国政府の執行者によって範囲外の批判的ないやがらせ、威嚇、あからさまな買収の対象にされてきていると主張する。

月に2回マニングを見舞うボストン出身のコンピュータ研究家、デイヴィッド・ハウスによれば、マニングは悪化し始めている。「最近の数週間を通じてボクは彼の心理的、身体的な健康状態の着実な衰えに気づいてきている」と彼は言った。「独房での彼の長びいた監禁が彼の知性(頭脳)に疑いのない大きな損失をもたらしている;刑務所規則による運動、これができないことが、彼の肉体の衰弱をにおわすからだの外見上にいくぶん影響してきている。」

知的に彼に約束され続ける尽力にもかかわらず、マニングはもはやかつてそうだった特徴として才能あふれる人間でなかったとハウスは付け加えた。マニングは彼自身のために独りにしておかれているとの当局の主張に彼はまた疑いをはさんだ。

「独居房での彼の経験は彼の安全のために下された決定だったとボクは最初に信じた」と彼は言った。「無効に時間が通り過ぎて自殺する恐れのある囚人の監視が取り外されたとき、まくらやシーツ、運動する自由もテレビで放映する現在の成り行きを視聴する甲斐性の自由も欠いている彼の独居の経験は、安全手段と言うより、ひどい仕打ちの手立てとして命じられた。」

監視、令状なしのコンピュータ差し押さえ、買収することすらを含めて、政府のいやがらせのせいで多くの人々がマニングの異常な状態を言い触らすのを渋っているとハウスは言った。「これには非常におびえさせる効果があったので、彼の利益に関して遠慮なく言うのを大勢が怖がっている」とハウスは言った。

かなりの友人らが手広く付きまとわれたと報告する。彼の言葉で、WikiLeaksのウェブサイトに"潜入させる"ことで、軍が彼に現金を申し出たと別のコンピュータ熟練者は言った。「ボクはそれを断った。この外套(覆い隠すもの)やダガー(短剣)のたわごととボクはいくらかでも関係したくない。」と彼は言った。

ワシントンポスト紙がこのクレームを調査しようと試みるとき、陸軍犯罪捜査部門のスポークスマンはコメントを断った。「我々は進行中の調査にかかってきている」と彼は言った。「我々はテクニックや駆け引きを論じない。」

11月3日、ハウス(23歳)は、メキシコでの短期休暇のあと、彼とガールフレンドが米国に戻ったとき、彼を待ち構える関税代行者らに気づいた。彼のかばんは検査され、国家安全保障当局を名乗る二人の男が尋問のため二人は引き止められるので乗り継ぎ便を逃すことになるだろうと言った。男らが電子アイテムをすっかり没収すると彼はパスワードと暗号キーことごとくを引き渡すよう命じられた、彼はそれを断った。アイテムはまだ戻されてきていないとハウスは言った。彼は次のように付け加えた:「もしマニングが有罪と宣告されるなら、米国政府のそれをはるかにしのぐ人間の倫理観への彼個人の心がけのせいだろう。」

友人を通してマニングに紹介されるが、拘留のあとになって初めて彼を知るようになるハウスは、彼が大義のため困難な立場に立たされたと言った。「多くのコンピュータ科学者と同様に、この真相の核心のままに、隠し立てのない政府の争点にボクは共感を持つ。」

(ガーディアン紙 16 December 2010)
△原文はここに↓あります
http://www.guardian.co.uk/world/2010/dec/16/bradley-manning-health-deteriorating

2010/12/16

5紙のウェブサイトを遮断


◇Wikileaksのミラー

Wikileaksは現在2194のウェブサイトにミラーサイトを設ける
 (updated 2010-12-15 15:56 GMT)

◇WikiLeaksをめぐってアメリカ空軍がNYタイムズ紙、ガーディアン紙を遮断する

ロイター通信:アメリカ空軍はニューヨークタイムズとガーディアンを含めてWikiLeaksのリーク文書を伝えるメディアのウェブサイトを雇用者が訪問するのを封じてきていると火曜日スポークスマンが言った。

コロラドの空軍宇宙司令部(Air Force Space Command)のスポークスウーマン、トニ・トーンズ少佐は、司令部はとにかくWikiLeaksの文書を掲示してきている25のウェブサイトにアクセスすることから空軍ネットワークに接続されているコンピュータの雇用者を遮断してきていると言った。

空軍は「不適正なデータまたはマルウェア(悪意のあるソフトウェア)を主催するウェブサイトと機密データやWikiLeaksによって公表される文書をホストするどのウェブサイトも含めてこれへの空軍ネットワークのアクセスを日常的に遮断する」と彼女は言った。

たとえどう広範囲にわたってそれが掲載されているとしても、ペンタゴンはすでに雇用者がWikiLeaksの文書をオンラインで閲覧するのを禁止してきている、けれども漏れ出た外電を掲示するウェブサイトへのアクセスを遮断してはいない。

ペンタゴンの役人は雇用者に「その情報は今まで通りに機密であると考えるのでWikiLeaksのサイトにアクセスすべきでない」と指示してきているとペンタゴンのスポークスマン、デービッド・ラパン大佐は言った。

(ロイター通信 14 December 2010)
http://www.reuters.com/article/idUSTRE6BD6CI20101214

◇米空軍、ウィキリークス文書掲載サイトの職員による閲覧を遮断

ウォールストリートジャーナルが確認した空軍職員のパソコンの画面コピーによると、ニューヨークタイムズや英ガーディアン紙、スペインのエルパイス紙、仏ルモンド紙、独デアシュピーゲル誌のウェブサイトを閲覧しようとすると、代わりに「アクセスは拒否されました。インターネットの利用状況は記録・監視されています」というメッセージが表示される。また、空軍のパソコンを使用して許可されていないサイトにアクセスした者は罰せられる可能性もある、との警告も表示されている。

空軍は、ウィキリークスで公開された文書を掲載している25を超えるサイトをブロッキングしたとしており、その目的は非機密扱いのコンピューターシステムから機密文書を除外することだと述べた。軍事衛星の運用などを行う米空軍宇宙軍団の報道官、トニ・トーンズ少佐は、具体的なサイト名は明さなかったが、報道機関のサイトが含まれている可能性もあると述べた。また、機密文書が各職員のパソコンにダウンロードされてからでは、除外に「不必要な時間とリソー ス」を要することになる可能性があるとした。

こうした措置は、11月末に米国の外交公電がウィキリークスで公開されたことを受け、空軍宇宙軍団に属する第24空軍が命じたもの。陸軍や海軍、海兵隊ではサイトのブロッキングは行っておらず、米国防省もブロッキングは命じていない、と各組織の報道官は述べた。

国防当局によると、国防長官府は、ウィキリークスの閲覧や同サイトに掲載された文書のダウンロードを禁じる指針を発した。空軍は8月、職員に対して、そうした行為を控えるよう指示した。

ある国防省高官は、新聞サイトをブロッキングしたり、職員が軍のパソコンでそれらサイトを閲覧するのを禁じることについて疑問を呈した。同高官は、ニューヨークタイムズのサイトをブロッキングしたのは、機密文書が掲載されたサイトの閲覧を控えるようにとの指示を誤って解釈したものだと述べた。

第24空軍は、空軍のコンピューターネットワークの保守や軍のサイバー作戦を担当している。同軍の司令官は独自の裁量権を有しており、国防省の指導を仰がずとも機密情報の保護を命じることができる。

空軍当局者によると、今回出された指令は、空軍所有のパソコン以外の端末での空軍職員によるサイトの閲覧を禁じるものではない。また、画面コピーによると、職務上ニュースサイトの閲覧が必要な場合はブロッキングを解除できる。

(ウォールストリートジャーナル 2010年12月15日)

2010/12/14

罪状は思いがけないセックス


◇スウェーデンの検察はあらゆる性犯罪を政治的方便の使い古されたチョロい手だてのように見せる。

スウェーデンの検察官には目下のところ大問題がある: 犯罪者に正義をもたらすため法の執行者らがごっそり世界中を移動するというようにコンドームなしのセックスはやばい、けれども来週はどうなるか、セックスの最中にコンドームが破れたあと、彼氏がしつこく迫ることを報告するため女性が警察署に現れる場合に? あるいは睡眠中に彼女のパジャマに手を入れるからといって夫が告発されるのを望む妻についてはいかに?

(The Daily Beast 13 December 2010)
http://www.thedailybeast.com/blogs-and-stories/2010-12-13/the-bogus-julian-assange-rape-case-hurts-women/?cid=hp:beastoriginalsL1

◇グランマ紙:アーディンはCIA協力者
Ardin, colaboradora de la CIA: Granma

(ハバナの新聞グランマ 08 December 2010)
△原文(スパニッシュ)はここに↓あります
http://www.jornada.unam.mx/2010/12/08/index.php?section=politica&article=006n2pol

◇ウィキリークス創設者アサンジの「強姦」原告者が、テロ行為で有罪判決を受けたこともあるCIA工作員とつながりがあった

ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジを強姦罪で告発している女性の一人は、アメリカ中央情報局(CIA)とつながりをもつグループで活動してきたようである。

最近アサンジの代理人を務めている弁護士ジェームズ・D・カトリンは、ウィキリークス創設者が捜査を受けているのは、二人のスウェーデン人女性とのセックスの間にコンドームを使わなかったということが理由だと述べている。

スウェーデン検察官は先週のAOLニュースに、アサンジは報道されたような「強姦」で手配されたのではなく、「思いがけないセックス」あるいは「不意のセックス」と呼ばれるようなもののために手配されたと語っている。

原告の一人アンナ・アルディンは「合衆国が出資した反カストロ・反共産主義グループとのつながり」を持っていると「CounterPunch」誌にイスラエル・シャミールとポール・ベネットが書いている。

キューバにいたとき、アルディンは「Las damas de blanco(白い服の女性たち)」という反カストロ・フェミニストグループで活動していた。

このグループは、CIAとつながりがあると報じられているカルロス・アルベルト・モンタネルがリーダーであると指摘するのはMichael Seltzer教授である。

シャミールとベネットは、アルディンについて「Misceláneas de Cubaによるスウェーデン語の出版物"Revista de Asignaturas Cubanas"において、反カストロの立場で痛烈な非難文を書いた、左翼活動家」であると記している。

シャミールとベネットはLas damas de blancoがアメリカ政府からも資金を受けており、またルイス・ポサダ・カリレス(Luis Posada Carriles)も支援者に含まれていることを指摘している。

機密指定から外された1976年の文書によれば、ポサダはCIA工作員であることが明らかとなっている。この人物は何百人もが亡くなったテロ攻撃に関して有罪判決を受けている。

アルディンは「ウプサラ大学の男女平等局の職員である、そしてアメリカが資金援助し、有罪宣告されたテロリスト・大量虐殺者から公然と支持されている団体と提携することを選んだ」とFireDogLakeのカーク・ジェームズ・マーフィーが述べている。

8月アサンジはアルジャジーラに、告発は「明確に中傷工作」であると述べた。

また、アサンジはスウェーデンの日刊紙Aftonbladetに対し、「たとえばペンタゴン(米国防総省)が私たちの活動を粉砕するため卑劣な企みを使うことを警告するといった警告を受けてきた」と述べている。

ウィキリークス創設者は「セックストラップ」に注意するように言われたとも言っている。アサンジはその罠の一つに落ちたのだろうか? 「そうかもしれない。そうじゃないかもしれない」とアサンジは言う。

カトリン弁護士によれば、アルディンと二人目の原告ソフィア・ウィレンは、SMSメッセージとツイートで、「レイプ」とされている行為のあとに二人して 「征服」したことを自慢している。二人とも「レイプされた」と訴えるのではなく、それを喜び、自慢していた。さらに、アルディンはボーイフレンドをだまして復讐する方法についての7ステップガイドを公開している。

8月、最初に告発されたとき、GawkerはアルディンがCIAのために活動していた疑いを提起した。

「どちらかといえば、アルディンのすっぱ抜きは、アサンジの説を陰謀論のようなものではないと裏付けることになる。つまり、原告の一人はスウェーデンの左翼シンパとして有名な人物であり、自由奔放なほど軽率に個人ブログに書いており、告発までの間はアサンジの同国訪問の熱狂的プロモーターであった」と Gawkerは記す。

インターポールがデジタルでのアサンジ「指名手配」ポスターを公開した後、ロンドン警視庁の匿名の情報提供者はプレスアソシエーションに対して、逮捕に必要な令状はすでに出ていたと述べている。警察は公的にはこの報道についてコメントしないだろう。

アサンジは犯人引き渡しに抵抗すると誓っている。

(Raw Story 06 December 2010 by David Edwards)
http://www.rawstory.com/rs/2010/12/assange-rape-accuser-cia-ties/
△この記事の翻訳は「絵文録ことのは」のものです
http://www.kotono8.com/2010/12/09assangecia.html

△写真は、現在ヨルダン川西岸にいるアンナ・アルディン
(Raw Story より)

自己中のゲス野郎は全員逮捕して

==
"反逆者とはどんな人か? ノーと言う人"ーーアルベルト・カミュ
== 
"よからぬ世の中が続くかぎりは、もしも一人も異議を唱えず、一人も反逆者でないなら、その不正行為は永遠に続くだろう。"ーークラレンス・ダーロー
==

◇ミラーリスト

Wikileaksは現在、1885のサイトにミラーサイトを設ける
(updated 2010-12-12 11:54 GMT)

◇アサンジの告訴人が協力をやめるかもしれない

WikiLeaksの編集主幹ジュリアン・アサンジに対してレイプと婦女暴行を申し立てた2人の告訴人の一方がスウェーデンからいなくなっており、スウェーデン検察当局と彼女の弁護士に対して積極的協力をやめてきているかもしれないとスウェーデンの情報源が本日、Crikeyに語った。

調査に異議を唱える一流の西側諸国のフェミニストによる右肩上がりのキャンペーンの最中にこの動きが生じる、そしてスウェーデンがアサンジに対して実際に罪状を振り出してきているかどうかに関して当惑を新たにする。ナオミ・クライン、ナオミ・ウルフ、ヨーロッパの団体「Women Against Rape」は全員、検察当局の現実と目的に異議を申し立てると声明してきている。

Bernardinの名でも通るアーディン(Ardin)は、パレスチナ人とイスラエル人の間に融和をもたらすことを意図したキリスト教徒のすそ野を広げる活動グループの一部としてパレスチナの領地ヨルダン川西岸地区に出発した。彼女はYanounという小さな町に移動した、そしてそこはイスラエルの防護(隔離)壁のすぐ近くにある。Yanounの町は絶えず原理主義者のユダヤ人入植者によって悩まされる。そして国際的なグループがちょくちょくそこに彼らを配置する。

アーディンのブログは2週間中断のあとに再開してきており、彼女のtwitterは2カ月のとぎれのあとに再開してきている。「CIAの手先、熱狂的なフェミニスト・イスラム教徒賛美者、キリスト教原理主義者、不感症&男性との情事に関しては不運、ですって、同時にその全部でいられるはずがない...」と書いてある最新の書き込みでメディアにおける彼女の進行中のプロフィールについてカキコしているのがtwitterに載る。

ウプサラのアーディンの以前の大学からのある送信元が数週間前に彼女が検察当局との協力をやめていたとの伝聞を報じた。しかもこれが、罪状と共に訴訟手続きが長い間遅れ、なおその上に罪状がなくなっていると思われる、いわば理由だった。

アーディン(Bernardin)出国のニュースは、数カ月前にCrikeyの読者が知らされたこと、マイアミの右翼のキューバ人亡命者コミュニティとのアーディンのつながりのよく読まれる報告として届く。WikiLeaksとアサンジと共にアーディンの関与の本質について、報告は当惑させる陰謀説をたきつけるのに役立ってきている。

アーディンの動きと彼女の関与をめぐる当惑とアサンジに対する罪状の事実上の状況が、いくらかの有力なフェミニスト活動家を含めるようになっている彼に対する罪状を問いただすキャンペーンになってくる。ナオミ・クラインはこうツイートする:

「女性の自主独立がアフガニスタン侵略に利用されたと同様に、レイプがアサンジ起訴の手段に使われている。#wikilieaks 目を覚ませ!」

同時に、ナオミ・ウルフが、インターポール(国際刑事警察機構)に彼女のすべてのデートで自己中のゲス野郎だと判明した人はだれでも逮捕してくださいと頼む(かなりこっけいな)記事をハフィントンポスト紙に掲示した。

ガーディアン紙で「Women Against Rape」のKarin Axelssonは、なぜアサンジの罪状は、もっと重大と判断されるレイプ事件以上にせっせと追跡されていたのか問いただした(スウェーデンにはレイプ罪状として緊急度で3つの度合いがある)。

元検察庁引渡し専門家のRaj Joshiが引渡しはなさそうだと言ったのをガーディアン紙が報じる:

「これまで私たちがわかっていることに基づいて、非常に引渡ししづらいことになっている。行為は引渡すことのできる違犯行為に等しいというのと、引渡しに対して法的制度がないというので判事は気が済むはずだ。」

「アサンジのチームは主張するだろう、もしもスウェーデンの検察官が告発するに足る証拠がないと判断しないのに、それでも告発していないのだとすれば、どうしたらその行為が引渡すことのできる違犯行為に等しくなるのかと。」

アサンジの英国の弁護士マーク・スティーブンズによれば、ケーブルゲート(Cablegate)の顛末の公表と同時に起こってきているスウェーデンの措置は、米国が引渡し(本国への引渡し)要求を準備する期間、アサンジを拘留させておくのを可能にする時間稼ぎの駆け引きとして政治的に動かされるとの憶測をこれが増してきている。

(crikey.com 09 December 2010 by ガイ・ランドル)

△原文はここに↓あります
http://www.crikey.com.au/2010/12/09/rundle-r-pe-case-complainant-has-left-sweden-may-have-ceased-co-operating/

先日、イスラエル諜報機関モサドの手によるものと思われるイラン人核科学者(一人が殺害され一人が重体)の暗殺事件があった
UKテレグラフによると、バイクでクルマに近づき車体に爆弾を貼り付ける手口からおそらくモサドの仕業とされる
アサンジが恐れるのも無理はない、彼らはやる!となったら、どこの国に隠れようと、絶対にやる!

2010/12/13

シェルはなんでも知っている


◇WikiLeaksケーブル:ロイヤルダッチシェルのナイジェリア国家支配を明らかにする

政府省庁の非常に重要な決定について会社は「何でも知っている」との最高経営陣の主張を米国外交公電があばく

漏れ出る米国外交公電によれば、ナイジェリア政府の主な省庁のすべてに職員をはめ込んでおり、石油の豊富なニジェールデルタ(河口の三角州)に従事する政治家のすべての措置に接近を許すと石油巨大企業シェルは主張した。

シェルはあらゆる関連のある局に従業員を出向させてきていたので「そこの省で行われてきていた何でもかでも」知っているとナイジェリアの会社の最高経営陣が米国外交官に話した。シェルの潜入の広さについてナイジェリア政府は「忘れて」きており、その協議についてどれほど会社が知っているかに気づかないでいると彼女は自慢した。

ワシントンのアフリカ大使館員からの秘密報告書のキャッシュはまた、アングロ・ダッチ石油会社が情報を米国と交換したことも明らかにした、ある場合には好戦的闘士の活動を支えるのではとの疑いをナイジェリアの政治家の名前で米国外交官に用意した、また戦闘員らが対空ミサイルを手に入れていたかどうかで米国からの情報を要求する。

今夜公表されたほかの公電が次のことを明らかにする:

・はびこる政府の腐敗に取り組んだほかは、ケニアは2008年の選挙のあとに経験したものよりもっとひどい暴力に発展することもあったとの米国外交官の不安。

・アメリカは米国諜報機関に基づき、ウガンダ軍が戦争犯罪に及ぶつもりであったかどうか知らせなさいとウガンダに求めたが、起きる戦争犯罪を未然に防ごうとしなかった。

・ワシントンの騒然としたアフリカ国家エリトリア大使が、そこの大統領Isaias Afwerkiを「内部崩壊から弾丸一発分だけ離れた」政権の残酷な気が狂った独裁者と記述した。

今夜、社会運動家たちは、ナイジェリアでのシェルに関する秘密の暴露は、数十億の石油歳入にもかかわらず国民の70%が貧困ライン以下で暮らす国の政治家と石油会社との間のもつれたリンクを証明したと言った。

(ガーディアン紙 08 December 2010)
△原文はここに↓あります
http://www.guardian.co.uk/business/2010/dec/08/wikileaks-cables-shell-nigeria-spying?intcmp=239

2010/12/11

2018FIFAを制したプーチン


◇ロシアのウラジーミル・プーチン首相は9日、英警察が内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサンジ容疑者を逮捕したのは「非民主的」だと非難した。アサンジ容疑者を支持する動きが一部の世界的指導者の間で広まりつつある。

「アサンジ氏は、なぜ投獄されなければならなかったのか。これが民主主義か。まさに"自分のことを棚に上げて他人を批判する"行為だ。」プーチン首相はこのように述べ、アサンジ容疑者の逮捕を激しく非難した。

そんなプーチン首相自身も、ウィキリークスが公開した外交電文で恥ずかしい思いをした1人だ。ある外交電文では、プーチン首相の役割を快く思わないヒラリー・クリントン米国務長官が同首相を「背後で暗躍する操り人形師」と呼んでいた。ロシア高官による汚職に触れた別の電文では、プーチン首相を「イヌの群れのリーダー」と表現していた。

アサンジ容疑者への「連帯」を公言した国家指導者には、他にブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領がいる。ルラ大統領はアサンジ容疑者は「手が届かないと思われた民主主義を白日の下にさらした」人物だと評し、同容疑者の逮捕を「表現の自由に対する攻撃」だと批判した。

一方、ナビ・ピレー国連人権高等弁務官は、スイス・ジュネーブで記者会見を開き、「民間企業や銀行、カード会社」などが圧力を受けてウィキリークスとの商取引を停止したのは「情報公開への検閲行為と解釈することができ、潜在的にウィキリークスの表現の自由を侵害していると言える」と述べている。

(AFP/Maria Antonova 2010年12月10日)

△写真はBBC(02 December 2010)

帝国の外交


◇WikiLeaks:弾圧を止めよ
 
すごいよ、報道の自由を求めて、一日で40万前後の署名が!
大規模な抗議と合わせて、下記のウェブサイトにある署名運動のメールを転送してください
http://www.avaaz.org/en/wikileaks_petition/?cl=855738277&v=7745

◇現在1559のサイトでWikileaksのミラーサイトを設ける(updated 2010-12-10 08:50 GMT)
http://www.informationclearinghouse.info/article27007.htm

◇ペンタゴン告発者ダニエル・エルズバーグ:ジュリアン・アサンジはテロリストではない

WikiLeaks創設者ジュリアン・アサンジは、英国の裁判所がスウェーデンの引渡要請を取り上げて性犯罪の申し立てについて問いただすまではロンドンの刑務所にとどまるでしょう。元情報部員の国際的な団体と前の政府当局者らが、アサンジを擁護して声明を発表してきています。署名した人々のひとりに、1971年にベトナム戦争に関する「ペンタゴンペーパーズ」をリークした有名な告発者、ダニエル・エルズバーグがいます。「もし私が今どきペンタゴンペーパーズを公表したならば、まさにこの誇張とまさにこの要求が私の身辺に用意されたでしょう」とエルズバーグは言います。「当時私がそう呼ばれ、人を惑わすニセの中傷だった、"売国奴"のみならず、私はまた"テロリスト"と呼ばれたでしょう... アサンジとブラッドリー・マニングは、私がそうでないと同様、テロリストでない。」

△続きは下記に↓
http://www.democracynow.org/2010/12/10/whistleblower_daniel_ellsberg_julian_assange_is

◇カンクンの気候変動サミットでボリビアのエボ・モラレス大統領:WikiLeaks公電は"帝国の外交"を暴露する

国連気候変動会議で意見を述べるボリビアのエボ・モラレス大統領は、このような措置はエコサイド(ecocide生態系破壊)にもジェノサイド(genocide大虐殺)にもなり得ると言って、京都議定書を投げ出すことに対して戒めました。モラレスはまた記者会見でWikiLeaksによって掘り出されたボリビアに対する米国の報告書も口に上せました。彼の答弁はノーベル受賞者マリオ・バルガス・リョサからの最近の非難(「モラレスは笑いぐさの政府を率いている、モラレスはピエロだ。」)に対する反応です。
エイミー・グッドマン:ホワイトハウスの高官が「ボリビアやエクアドルのような国々は、取り込まれるでも社会的に無視されるでも、無効にされる必要がある」と言うのを引用する国務省の公電が近ごろWikiLeaksによってリークされました。これについて、あなたがコペンハーゲン合意に署名するのを断ったあとに米国がボリビアへの財政援助を断ち切ったという事実について、あなたの論評をもらうべきでした。
エボ・モラレス大統領:なるほど、WikiLeakの話題、WikiLeakの文書、WikiLeaks、オバマ以前とオバマの結果として、米政府によりどんなふうにスパイ行為が行われるかに私たちは思い至ります。幸運にも私たちは残念に思っていません、というのは経済や政策やまた私たちの独自性も粉砕しようと試みるそう言った無理強い、スパイ行為、おどし、威圧に対してストップがあるからです。幸運にもタイムリーに、私たちは絶えずこれを発表します。私はボリビアの国民、男女に、尊厳を与えるため動き出していることに満足しています。

△続きは下記に↓
http://www.democracynow.org/2010/12/10/bolivian_president_evo_morales_on_wikileaks

2010/12/09

告発者訴追こそ戦争犯罪者


◇バークリー市議会が、WikiLeaksに極秘情報をリークする容疑をかけられる陸軍一等兵をヒーローと宣言して、彼の釈放を要求する決議を考慮に入れようとしている。

議会は、バージニアで軍の営倉に拘束されているブラッドリー・マニング一等兵を擁護する決議を火曜に採決するつもりである。市の委員会はすでにそれを是認してきている。

決議立案者のボブ・メオラは、サンフランシスコクロニクル紙に、マニングは勲章を受けるに足る愛国者だと話す。

連邦政府の役人は、生命を脅かすこともあったと言ってリークを非難してきている。

見事に左寄りの都市の指導者たちは、過去に論争を招く国家の問題に寄与してきている、海兵隊の新人募集局をダウンタウンに喜んで受け入れないと通知する決議や国連人権条約と一致して地元の法令順守を強制する決議を含めて。

(サンフランシスコクロニクル紙 08 December 2010)
Read more:
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/n/a/2010/12/08/national/a091349S08.DTL#ixzz17aiI5CzZ
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2010/12/08/BAL91GNB87.DTL

△バークリーは、1960年代の学生運動や反戦運動の震源地の一つだったカリフォルニア大バークリー校を擁し、「全米で最もリベラルな町」として知られる。また、シリコンバレーに接し、インターネット革命に深くかかわった土地柄でもあり、ウィキリークス創設者で現在英国で拘束されているジュリアン・アサンジ容疑者が主張する「完全な透明性」との考え方に共鳴する市民が少なくないようだ。

決議案は、マニング容疑者を「愛国者であり、メダル授与に値する」と持ち上げるとともに、「内部告発者を訴追しようとする者こそ戦争犯罪者だ」と政府をこきおろしている。

米国ではアサンジ容疑者に対してスパイ活動防止法の適用を求める声などが上がる一方で、支持する声も根強く、ウィキリークスへのサービス提供を停止した企業に対する抗議とみられるサイバー攻撃の発生も伝えられている。

(サンケイ新聞 2010年12月9日より抜粋)

◇Wikileaksセックスファイル:ジュリアン・アサンジには2つの一晩限りの情事がワールドワイドの捜索の導火線になった

北欧の奥地での冬の朝、そして教会の鐘の音が雪で立往生した町Enkopingの至る所に漂流する。それはまたWikiLeaks創立者ジュリアン・アサンジにも鐘で知らせるのか?

検察当局の申し立てにはいくつかの当惑させる不備な点がある、またレイプであれ痴漢行為であれ、表立った証拠は乏しい。

スウェーデン人どもは、Wikileaks最高実力者を滅ぼすための策略、卑しい情事、甘美なワナ(honeytrap)一切を審議にかけている。

少なくとも自由に使用できる、レイプ、痴漢行為または非合法の強制のわずかな徴候はある。

アサンジの不快感を最大限に活用するため、タブロイド版新聞に近づくことを二人の女性は話し合っていた。

彼は不当に扱ってきていないし、どちらの女性との性的接触も合意によるものだったと、アサンジは言い立て続ける。

彼は政治的リークの電子なだれに責任がある。性的な攻めでも身に覚えがあるかどうかはまだ調べられないでいる。だが、なおさら人は事件について呑みこむ、申し立ては全く本当らしく聞こえない。

(デイリーミラー紙 07 December 2010 by Richard Pendlebury)

原文はここに↓あります
http://www.dailymail.co.uk/news/article-1336291/Wikileaks-Julian-Assange-accused-rape-multiple-women.html

ウィキリークス擁護にハッカーたちがラッシュ
マスターカード、ビザ、スウェーデン検察、スイスバンク、サラ・ペイリン、その他サイトや獄中の創設者アサンジを攻撃してきた人たちに攻撃が行われる
「Operation Payback」のラベルのもとに活動するインターネット「hacktivists」が、マスターカードのウェブで技術上のサーバートラブルを引き起こした責任は自分たちにあるとTwitterのメッセージで主張
写真はウィキリークスに代わりスイスのドメインを登録するスイス海賊党(Pirate Party)の党首(右)と副党首(左)

ウィキリークスが正しい理由


◇初めての本格的な情報戦争(infowar)が現在交戦中だ。戦場はWikiLeaks。あなたがたは軍隊。(#WikiLeaks)

◇国連平和維持の番人がコンゴ東部で性的虐待(強姦)と少女を妊娠させることで告発された217の事件をWikiLeaksが暴露した。
(So,Why is Wikileaks a Good Thing Again?:そのようにまたもWikileaksが正しい理由?)
http://sowhyiswikileaksagoodthingagain.com/

◇フランスのウェブホストはWikiLeaksのサイトを潰す必要なし
(FRANCE24 06 December 2010)

AFP:告発者ウェブサイトをフランスから強制的に追放しろと政府が要求したあとに、ウェブプロバイダーOVHに無理やりWikiLeaksのサイトをしめさせることをフランスの判事が断ったと月曜、OVHは言った。

木曜、アメリカ合衆国から追い出されてそこに逃げ道を得たにもかかわらず、フランスのサーバーからWikiLeaksを禁じろとフランスのエリック・ベッソン工業相が要求したあとに、法的な異議の申し入れになった。

それが不備だったとのOVHの主張による最初の訴えを北部リール市の裁判所は却下していた。

サイトが合法か否かの判定をリールとパリの判事に求めるため、月曜、新しい訴えが起こされたとOVHはEメールでAFPに伝えた。
 
リールの裁判所は再びそれをしりぞけた、だが一方、パリの裁判所は事例はさらに議論する必要があると言った。

「専門的なプロバイダーOVHに関する限り、私たちはサイトの法的局面を明らかにするため極力つとめてきている... 私たちはできるだけ透明になるよう努力してきている」とリールに近いルーベーに本拠地を置く会社は言った。

「司法制度を別にして、OVHにサイトの閉鎖を要求するのも、サイトの閉鎖を決めるのも、どちらも政界ではない」とOVHの専務取締役Octave Klabaは言ってきている。「法の支配下でそれがいかに形になるかということだ。」

WikiLeaksをホスティングしていたのに気づいたのは報道機関の記事を読んだあとからだったとOVHは言った。

ベッソンは当初、フランスのサーバーからそのサイトを追い出す方法を見つけるため、フランスのインターネットを管理する最も高い組織、CGIETに頼んだ、そして状況を「容認できない」と説明する。

木曜日、外交公電の公表に怒った米国の政治家からの圧力の結果として起こる米国インターネットの巨人アマゾン(Amazon)がそのサーバーからサイトを追い払ったあとにWikiLeaksはOVHに移動した。

「外交関係の守秘を破り、外交の秘密によって保護された人々を危険にするインターネットサイトを、フランスはもてなすことができない」とベッソンは書いた、そのコピーがAFPによって読める。

「フランスでホストをつとめるこのサイトを遮断するため、どんな措置に出られるか一刻も早く知らせてくれ、そして第一に彼らの行いの成り行きゲームからホストを手助けしてきてるうえ、彼らに責任があるとするとすべてのオペレーターに警告してくれ。」

ウェブサイトが無理やり世界のサーバーあちこちをとび歩く状態にさせられるほどにまでWikiLeaksの秘密の暴露は世界の政府を怒らせてきている、その間中にも、サイトをダウンさせることをねらう大規模なサイバー攻撃を受ける。

http://www.france24.com/en/20101206-french-web-host-need-not-shut-down-wikileaks-site-judge

◇"あらゆるジャーナリストがアサンジを100パーセント後押ししなければならない"--ジョン・ピルジャー

◇Wikileaksのミラーサイト

Wikileaksは、現在、激しい攻撃を受けている。
Wikileaksをインターネットからまさに完全に取り除くことを不可能にさせるために、WikileaksウェブサイトとCableGateページのミラーサイト・リスト(下記のウェブサイトで見つけられる)を手に入れることだ。
あなたのミラーサイトをリストに加えたければ、私たちのMass Mirroring Wikileaksページを見るように。
Wikileaksは、現在、748のサイトでミラーサイトを設ける(12月7日8時33分現在)。
http://www.informationclearinghouse.info/article27007.htm

◇バツの悪い事実を明らかにするとしてメッセンジャーを射殺しないでくれ--ジュリアン・アサンジ

米国政府機関が傾倒した虐待(悪習)に関してWikiLeaksがありのままを掲載するたびに、オーストラリアの政治家は国務省と一緒に立証できる正しくないコーラスを繰り返し唱える。
(The Australian 07 December 2010)

◇ジョン・ピルジャー:アサンジの保証人を申し出る

「それはもう大いに彼に好感を持っている」とピルジャーはRiddleに語った。「スウェーデンでの彼に対する罪状はおかしい、おまけに上級の政治的人物が口を挟むまでは検事長によってばからしいと判断されたので、本日私はここにいる。」

◇Wikileaksのビザカードが支払い停止

ビザ・ヨーロッパは当会で調査を実施するより先に告発ウェブサイトWikileaksに対して支払いの一時停止に取りかかってきている。それは火曜のライバル支払い処理機構、マスターカードによる類似の措置に続いて起る。 

◇2人の女性を強姦したとの申し出からスウェーデンで指名手配されるWikiLeaks創設者ジュリアン・アサンジは、判事がロンドンでの引渡審問で彼に保釈を拒んだ結果、今夜はウォンズワース刑務所だった。
(ガーディアン紙 07 December 2010)
http://www.guardian.co.uk/media/2010/dec/07/julian-assange-denied-bail

◇ジュリアン・アサンジ保釈を蹴られる
写真:ジュリアン・アサンジ(左)が保証を申し出るジョン・ピルジャーともうひとり女性と共に法廷に姿を現した
(BBC 07 December 2010)
http://www.bbc.co.uk/news/uk-11937110

2010/12/05

ご立派な社会が正気を失う


◇Wikileaksが激しく追跡される?

アメリカの外交公電に専念するウェブサイト、cablegate.wikileaks.orgに向けられる、遮断するサイバー攻撃と政治的圧力を、「国境なき記者団」は厳しく非難する。当会はまた、WikiLeaksとその創設者ジュリアン・アサンジに関して、アメリカ当局によって用意されるかなりの極端なコメントに気をもんでもいる。

Amazonから追い出されたあとにWikiLeaksはフランスのインターネット会社OVHのところでそのコンテンツの一部として急場の助けとなる場所を見つけた。だが、本日、フランスのデジタル経済大臣エリック・ベッソンが、フランス政府はサイトの受け入れを禁止する道について考えてみたと言った。WikiLeaksはまたこのところドメインネーム提供者EveryDNSによって外されてもいた。そうした中で、タイや中国を初めとする、表現の自由や情報の自由を不問に付す点でよく知られるいくつかの国々が、cablegate.wikileaks.orgへのアクセスを遮断してきている。

これは初めて私たちが遭遇してきている、透明性の原則に打ち込んだウェブサイトを検閲して削除する、国際社会レベルの試み(攻撃)だ。表現の自由に関して彼らの思慮深さを急に中国のそれと一緒の並びに追いやるフランスやアメリカ合衆国のような国々を発見して私たちは衝撃を受ける。フランスやアメリカ合衆国にあっては、ウェブサイトが閉鎖されるべきかどうかを決めるのは、政治家ではなく、裁判所の義務であると私たちは指摘する。

そうした中で、二人の共和党上院議員ジョン・エンサインとスコット・ブラウン、無所属のリーバーマンとが、米国軍人と諜報機関の情報提供者の名前を掲載することを違法にしようとする法案を提出してきている。WikiLeaksやその創設者に対する今後の起訴をこれが容易にできた。けれども、刑事捜査はすでに進行中で、多くのアメリカの政治家がやかましくアサンジの逮捕を要求している。

「国境なき記者団」はアサンジを追い回すこの決定をひたすら厳しく非難するしかなく、WikiLeaksには米国憲法修正第1条のもとにこれら文書を掲載する権利があり、それどころかジャーナリストとすぐれた読者に利用できるようにすることで有意義な役割を演じているとの確信を繰り返すしかない。

この大量の文書を広める自由に対するどんな制限も、活字メディア全体に影響することになるのに私たちは重きを置く、活字メディアはWikiLeaksによって利用できるようになった情報に詳細な報道の規模を与えてきている、と同時に掲載に向かっての準備で一流の国際的な新聞5社が積極的に力を合わせる。

「国境なき記者団」はやはり、オンラインの自主独立と"インターネット不介入"の原則を絶えず擁護してきていることを強調したい、インターネットサービスプロバイダーとホスティング会社はオンラインにある状態のコンテンツを選ぶことで何の役割も演じるべきでないというのに従って。

(国境なき記者団 04 December 2010)

△原文はここに↓あります
http://en.rsf.org/wikileaks-hounded-04-12-2010,38958.html

△△写真は「国境なき記者団」のウェブサイトのトップに貼られるバナー

2010/12/04

Amazon.com不買運動


◇右翼のバカ男がアサンジを暗殺するよう命じる

ウェブ煽動家は対テロ戦争を陰険な手段で傷つけてアメリカ人の生命をおびやかす。
ジュリアン・アサンジはアメリカの国家安全保障に対して明白な当面の危険を提起する。WikiLeaks創立者はただの向こう見ずな煽動家以上の存在だ。テロリストの対アメリカ戦争で、彼はテロリストを現場幇助している。政権は、有効にそして永久に、厄介な人間を始末しなければならない。
(ワシントンタイムズ by Jeffrey T. Kuhner)
http://www.washingtontimes.com/news/2010/dec/2/assassinate-assange/

◇ジュリアン・アサンジに対して恥ずべき攻撃
 
無数の米政府の機密文書をWikileaksで入手できるようにさせることで、ジュリアン・アサンジとブラッドリー・マニング一等兵は大変な社会奉仕を果たしてきている。それなのに、予想どおり、だれも感謝していない。
(アトランティック紙 by David Samuels)
...続きはこちらから↓
http://www.theatlantic.com/international/archive/10/12/the-shameful-attacks-on-julian-assange/67440/

◇"アメリカの例外論"という誤った信念、究極の、致命的大間違い

善かれ悪しかれ、アメリカの"50年代の主戦論"を越えて、ちょうど今はこの進路、"アメリカ、決して悪くない"、にとどまる。私たちは別格、神によって選ばれた特権階級、他のすべての国に対して道徳的にすぐれていなければならない。 さもなければ、なぜいつも全能の神は私たちを職務に就かせるのか?議論終わり。率直に言えばローマ帝国はもっと教養的に寛大だった。
(ICH by Robert Becker)
...続きはこちらから↓
http://www.informationclearinghouse.info/article26991.htm

◇アメリカの空爆のあとにイエメンで21人の子どもが殺されたのを公電が明らかにする

WikiLeaksが公表する外交公電が、2009年12月南イエメンでの巡航ミサイル攻撃の間に数十もの一般市民が殺害されたのを米軍が闇から闇に葬ったことを教える。
(Rawstory)
...続きはこちらから↓
http://www.rawstory.com/rs/2010/12/cable-reveals-airstrike-killed-21-children-yemen/

◇カルザイがオバマに会うのを断った?

悪天候を理由にハミド・カルザイは(クリスマス前に兵士を激励しようと戦地アフガンを電撃訪問した)オバマとの会見をキャンセルされた、代わりに二人の指導者は電話でほんの少しのあいだ話すにとどまる。
(ロイター通信)
http://af.reuters.com/article/worldNews/idAFTRE6B241J20101203

◇米国の公電がハミド・カルザイを堕落した変わり者と描写する

外交官らはアフガン大統領を、弱気、煮え切らない、偏執症、支配力を保持するために犯罪者に恩を受けていると評する。

(ガーディアン紙)
http://www.guardian.co.uk/world/2010/dec/02/wikileaks-cables-hamid-karzai-erratic

◇WikiLeaks:カルザイ大統領の兄弟を訴追することをアメリカは熟考する

Ahmed Wali Karzaiと別の贈収賄疑惑のアフガン役人に対して米国当局が訴訟を起こす用意ができたことを国務省公電が明らかにする。
(マザージョーンズ)
http://motherjones.com/politics/2010/12/wikileaks-cable-us-considered-prosecuting-ahmed-wali-karzai

◇アルゼンチンからベネズエラまでラテンアメリカに対してあからさまな米国の見識を公電が暴露

漏れるアメリカの外交公電によって世界規模の余波がラテンアメリカに少しずつ漏れ続ける、往々にして緊張した関係があったラテンアメリカ政府に対して、アメリカ合衆国のあからさまな見識をあばく色々な情報開示にそこの指導者らが反応を示している。
(LAタイムズ)
...続きはこちらから↓
http://latimesblogs.latimes.com/laplaza/2010/12/wikileaks-cable-gate-latin-america-brazil-bolivia-venezuela.html

◇ウェブ最大の本屋は言論の自由に対してなぜそのように居心地が悪いのか?

「ペンタゴンペーパーズ」の告発者、ダニエル・エルズバーグが、Amazon.comのボイコットを要求する

かつて最大量のアメリカ政府の機密情報をリークしたことに責任のあった人物が、サーバークラウドからWikiLeaksを撤去するオンライン購買先、Amazon.comの不買運動をすることを言論の自由の擁護者らに訴えてきている。
(www.rawstory.com)

◇真のテキサスの因習打破主義者がWikiLeaksの代弁をする

ロン・ポール:「私たちが必要とするのは、もっと多くのWikiLeaksのRaw Story(未処理の生々しい話)だよ」


人気のあるテキサス州共和党下院議員ロン・ポールは、彼の党と袂を分かつことで未経験な人ではないが、最近のテレビ放送に出演する自由論者傾向の共和党員は、告発者ウェブサイトWikiLeaksを擁護することでどの下院議員よりもさらに進んだ。
(www.rawstory.com)


◇CIAは国連外交使節に対してスパイ行為を巧みに実行する

外国の外交使節に対してスパイする国務省の計画をCIAが率いるのを公表される最新の公電が明らかにします。指令はコンドリーザ・ライス国務長官とその後継者ヒラリー・クリントンによって認可されたとはいえ、監視されるべきは誰で追跡されるべき情報は何かの指令をCIA職員が作成したとロンドンのガーディアン紙は報じます。アメリカのスパイ行為の対象はバン・ギムン国連事務総長と残りのトップの国連事務次官を含めます。

◇公電:米国のクラスター爆弾を英国は許可した

公表されるWikiLeaksの大使館公電はまた、英国が禁止するクラスター爆弾を英国の領土に米国が蓄えるにまかせることも示します。2008年12月、英国はクラスター兵器弾薬を禁じる国際協定に署名しました。けれども6カ月後、2013年までクラスター爆弾を蓄えるのをアメリカ合衆国に認める取引について英国が押し黙ることで一致したとアメリカ大使館の公電は言っています。

◇スリランカの指導者がタミール人殺しの役割りに色目を使う

昨年、25年の内戦の終期にタミル・タイガー(タミル・イーラム解放のトラ)の大量殺人に関与したため、スリランカの高官をアメリカの外交官らが非難したのを大使館の公電が示します。1月の公電がスリランカ大統領ラジャパクサとほかの高官らが多くのタミル族反乱軍の殺害疑惑に責を負うべきなのは本当らしいと言っています。タミル人グループからの抗議に引き続いて木曜、ラジャパクサが英国で公的出席を中止するのを余儀なくされたとき、暴露になります。
抗議する人:「これらの人々は正義を求めています。私たちが頼んでいるのがそれです。私たちは、ラジャパクサ大統領と彼の政府によって犯された戦争犯罪と人間性に反する犯罪に偏見のない独立した国際的調査を望みます。」

◇国務省がWikiLeaksから職員を締め出して、教習生に警告する

アメリカ国務省はWikiLeaksのリークされた公電を読むのを従業員に禁ずる命令を課してきています。機密扱いにされて保全許可の対象だったという理由で、国務省職員らは公電を何も読むなと命じられてきています。国務省のWikiLeaks検閲は実際、大学生にまで拡大されてきています。コロンビア大学国際校の学生に対するEメールとPublic Affairsはこう言っています:「Wikileaksを通して過去数カ月の間に公表される文書は今まで通りに機密文書と見なされる。国務省は、これら文書にリンクも貼らなければまたFacebookのようなソーシャルメディアサイトまたはTwitterを通してコメントしないことを勧告する。これらの活動に携わることは機密情報を扱うあなたの能力に疑いを差しはさむだろう、それは連邦政府に雇われていわば最大の命題である。」

◇弁護士:アサンジは合意による性行為の間にコンドームを何も付けないせいで告発された

スウェーデンでのアサンジに対する強姦の主張が、彼の申し立てによればコンドームを使わないことあたりに集中するのを、WikiLeaks創立者ジュリアン・アサンジの前任の弁護士が明らかにしてきています。2人の告訴人との合意によるセックスの間にコンドームを使わないことでアサンジは告訴されてきているとジェームズ・キャトリンは言います。スウェーデンの司法制度がもし訴訟手続きを取ると、「世界の笑いぐさ」になりそうだとキャトリンは言います。今週、国際逮捕状がアサンジに出されました。

(以上、デモクラシーナウ!ヘッドライン 03 December 2010より)
http://www.democracynow.org/2010/12/3/headlines

△写真は、読者からの質問に答えるガーディアン紙のアサンジの記事にあったので最近の彼だと思う
△△もっと上の画像は非常にせこい新聞「ワシントンタイムズ」専属のこれまた右翼の作らしい

2010/12/03

IQ.org


◇スウェーデン警察当局は2日、内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏に対し婦女暴行などの容疑で出していた逮捕状について、手続き上の間違いがあったため新たな逮捕状を発行すると発表した。

アサンジ氏は、最初に発行された逮捕状の撤回を求める申し立てをしていたが、スウェーデンの最高裁は同日、これを退ける決定を下した。

前月28日にウィキリークスが米外交公電25万点の公開を始めて以降、アサンジ氏は公の場に姿を見せていない。英紙タイムズは先に、アサンジ氏がイングランド南東部に滞在しているが、最初の逮捕状に不備があるため逮捕できずにいると報じた。

この報道を受け、同氏の代理人マーク・スティーブンス氏は、同氏は逃亡しているのではなく、英警察を始め複数国の治安当局も所在を把握していると主張したが、滞在場所についてはコメントしなかった。

ウィキリークスの広報担当は、2008年大統領選で共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリン氏が、ウィキリークス・チームをテロ組織として取り扱うべきだと発言して以来、アサンジ氏は命の危険を感じていると説明している。

(AFP 2010年12月3日)

◇民間の内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏の弁護士が2日、スウェーデン当局が同氏に対して出している強姦(ごうかん)容疑での逮捕状は「有効ではない」との見解を示した。

ロンドンにいる担当弁護士マーク・スティーブンス氏は、ロイターとのインタビューで、スウェーデンと欧州の法律、また国際法のいずれの下でも有効な逮捕状は出ていないと主張。「逮捕状は出ていない。インターポール(国際刑事警察機構、ICPO)のレッドノーティスは出ているが、それは逮捕状ではなく、加盟国の当局に彼(アサンジ氏)の動きを監視するよう促すものだ」と説明した。

スティーブンス氏はまた、アサンジ氏自身は当局から容疑やそれを示す証拠について告げられていないと説明。アサンジ氏はスウェーデン検察当局と会う意思があるにもかかわらず、先方が同氏との面会を拒んでいると述べた。

(ロイター通信 2010年12月2日)

◇英インデペンデント紙(電子版)は2日、当局者の話として、内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏が英国南東部に潜伏中で、ロンドン警視庁は居場所を把握していると報じた。

同紙によると、アサンジ氏は10月に英国に入った際、滞在場所の住所や電話番号を当局に届け出たという。

アサンジ氏については、国際刑事警察機構(ICPO)が、スウェーデン当局の逮捕状に基づき婦女暴行容疑で国際手配している。

(読売新聞201012月2日)


◇内部告発サイト「ウィキリークス」が、今度は米大手銀行に関する機密情報の公開を予定していることはすでに報じられている。その標的がバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)ではないかとの憶測が流れたことで、1日の市場は騒然とした。バンカメの広報担当者はそれを否定し、2日の市場はやや落ち着きを取り戻した。

ご存知ない読者のために言っておくと、ウィキリークスの創設者、ジュリアン・アサンジ氏は大企業があまり好きではない。アサンジ氏は今年7月、英石油大手BPに関する「多数の機密情報」を近々リークすると豪語した。

「まだ公開はしていないが、近いうちに予定している。すでに一部は主要報道機関で報じられ始めている」

アサンジ氏は2007年に、臆面もなく「IQ.org」と名付けた自らのブログで、後世に伝えるべく自らの反企業的見解を披露している。現在のアーカイブ先は下に。

アサンジ氏は、企業を国家にたとえ、どういうわけか資本主義企業は共産主義国家のミニチュア版であると断じている。ブログによる同氏の論理は以下のとおり。

企業は、国家にたとえるなら以下のような体制を採っているーー。

・選挙権(議決権)は土地保有者(株主)にしかなく それも保有比率に応じて与えられる

・中央委員会があらゆる執行権を掌握している 女性委員の割合はほとんど不明

・三権分立はなく第四権力(報道)もない 陪審員も存在せず、推定無罪もない

・どんな命令でも従わなければ即刻国外追放される可能性がある

・言論の自由も、団結権もない 恋愛をするには国の承認が必要

・経済政策は中央委員会が一元的に計画する

・行動や電子通信は広く監視されている

・厳しく統制され、強制力がある 従業員の多くはトイレに行く時間や場所、回数まで決められている

・透明性はほとんどなく、情報公開法など想像すら及ばない
・一党独裁制を採っている 野党(労働組合)活動は一切禁止、監視または弾圧される

全文については、ここをクリック↓し、4番目の投稿まで画面をスクロールダウンすると閲覧できる。
http://web.archive.org/web/20071020051936/http:/iq.org/
 
◇グアンタナモの拷問とCIA引渡しによるスペインの判事の徹底的調査を米国が阻止しようと試みたのをWikiLeaksのケーブル(公電)が明らかにする

グアンタナモベイでの拷問とCIA特別引渡し便に打ち込む判事の調査を断念させるため、米国当局がスペインの検察官と役人に働きかけようと努力したのを、WikiLeaksによって開示される外交公電の大量の貴重な発見物のコレクションからの最新の暴露が明らかにします。Read more...(詳細はサイトから読めます)

◇バグダッドでの2003年ジャーナリスト襲撃で殺害されたカメラマンの訴訟を取り下げるため米国がスペインに圧力をかけたのをリーク公電があばく

スペイン人カメラマンJosé Cousoの家族によって持ち出される法廷訴訟を終結させるため、アメリカ合衆国がスペイン政府に圧力をかけたのを、リークされるマドリードからの米国大使館の公電が明らかにします。Cousoはアメリカ陸軍の戦車がバグダッドでパレスチナ・ホテルに発砲したとき殺されました、ホテルは2003年4月8日ジャーナリストでいっぱいになっていました。Read more...(詳細はサイトから読めます)

◇公電:アメリカはスペイン人の徹底的調査を阻止しようと試みた;イラク査問をめぐって英国がブッシュ政権を安心させた(確約を与える)

告発者ウェブサイトWikiLeaksによって公表される大量の外交公電の貴重な発見物のコレクションから秘密の暴露が現れ続けます。グアンタナモベイの拷問とCIA特別引渡し便と、イラクでの米軍による2003年スペイン人ジャーナリスト殺しの判事の追及をやめることでアメリカ当局者らがスペインの検察官と政府の役人に働きかけようとしたのを最新の露見した事実が明らかにします。文書はまた、英国政府のイラク戦争審問で精査から保護されるだろうとブッシュ政権が保証されたことも明らかにします。2009年11月に始まったチルコット審問の2カ月前にロンドンの米国大使館が、法的手続きを通じて英国は米国の権益を保護するため適当な対策を取るつもりであると英国のトップの役人が断言したと報告しました。イラク戦争がもはやアメリカ合衆国では主要な争点でないように見えるのに対して、いったん審問が始められればどうしても過剰な報道合戦になるものだとする英国の役人の言い分が引合いに出されました。

◇WikiLeaks創立者にインターポール(国際刑事警察機構)が逮捕状を発行

最新の秘密の暴露が持ち上がるとき、国際的な法執行機構インターポールがWikiLeaks創立者ジュリアン・アサンジに対する世界的逮捕状を発行してきています。スウェーデンの裁判所は先月、検察官が最初に事件を取り下げたあとに、レイプと痴漢行為の罪状でアサンジに逮捕状を発行しました。アサンジは申し立てを否定してきており、中傷合戦の標的であると言いました。彼はまたアメリカ合衆国で検討中でもあり、スパイ行為のもとに告発に直面する可能性もありました。アサンジの現在の所在は詳らかでありません。

◇言い立てられた機密漏洩者の死刑執行をハッカビーが要求する

WikiLeaksに対する機密文書リークで非難される兵士が激しさを増す世間の中傷に直面しています。本のサイン会で演説する元アーカンソー州知事で共和党の大統領に有望なマイク・ハッカビーが、ブラッドリー・マニング上等兵は処刑されなければならないと言いました。ブラッドリーは5月に逮捕されました。
マイク・ハッカビー:「あんな情報をリークした我が政府に内在する人はだれでも反逆罪で有罪だ。また死刑執行に満たない何事も寛大すぎる刑罰だろう。」

◇無人機攻撃をめぐってパキスタン人がCIAに法的通告を送る

兄弟と息子を殺害された米国の無人機攻撃のせいでパキスタン人男性がCIAを訴える試みについて遠慮なく言っています。 もし2週間以内に5億ドル支払われないなら訴訟を提出するとおどす法的警告をKareem Khanは発してきています。Khanの18歳の息子と兄弟はCIAの無人機がパキスタンの北ワジリスタンにある彼の自宅を爆撃した大晦日に殺されました。アメリカ合衆国は罪のないパキスタン人を攻撃してきているとKhanは言っています。
Kareem Khan : 「あなたがたが遂行しているこの無人機攻撃は貧しくて虐げられた人々を殺している、罪のない人々の生命が失われていると、私たちは彼らに申し述べるつもりです。あなたの法律がテロリストと名付けるひとりの人物をあなたがたは殺すことができないでいる。あなたがたはほんの罪のない人、子ども、 女性、高齢者だけを殺している。」

◇調査:SEC(証券取引委員会)はバンク・オブ・アメリカに対して手ぬるかった

銀行を救済する納税者の援助をあてにするという理由で、バンク・オブ・アメリカが証券の法律違反行為の報いとして手ごわい制裁を容赦されたのを政府の再検討が見つけ出してきています。最新の報告の中で証券取引委員会の監察長官は、メリルリンチによる取得で非合法の報酬という申し立てを調停することで、バンク・オブ・アメリカに対して業務監査機関が寛大にふるまったと言います。証券取引委員会は、投資銀行業務が影響を受けないのを確実にするため、バンク・オブ・アメリカに有利な和解を差し出しました。

(以上、デモクラシーナウ! 1 December 2010)
http://www.democracynow.org/2010/12/1/headlines

◇イランの核科学者が暗殺される

イランではテヘランの別々の爆弾攻撃で、ひとりの核科学者が殺され、さらにもうひとりが重症を負ってきています。報道によれば、オートバイに乗った攻撃者らが運転しながら作動するように科学者のクルマに爆弾を取り付けました。Majid Shahriariは、少なくとも近年怪しい事故のもとに死ぬ3人目のイラン人核科学者です。イランの国営TVは攻撃をイスラエルのせいにしました。

◇エジプトの与党が選挙結果の八百長で非難される

日曜日、エジプトで議会選挙が行われました。エジプトの野党は、快勝を確実にするため選挙結果をうまく操作すると与党を非難してきています。Human Rights Watchによれば、ジャーナリストの逮捕といやがらせや、少なくとも30の投票所で野党候補者の代表者の接近拒否を含めて、多数の不正の報告がありました。

(デモクラシーナウ!ヘッドライン 29 November 2010)
http://www.democracynow.org/2010/11/29/headlines

ナイジェリアがチェイニーに逮捕状


◇ナイジェリア:贈収賄疑惑でディック・チェイニーが告発される

ハリバートンを巻き込むと申し立てる贈収賄スキャンダルによって、元副大統領ディック・チェイニーをナイジェリア当局が告発するつもりだとBusinessWeekが報じる。「逮捕状が出てインターポール(国際刑事警察機構)を通して伝達される」だろうと、ナイジェリアの財政金融犯罪委員会(Economic and Financial Crimes Commission)で起訴顧問のGodwin Oblaは言った。

罪状は、60億ドルの液化天然ガス契約をつなぎ止めるのに用いた1億8000万ドルの贈賄疑惑に集中させる。検察官らは国際的な企業SaipemとTechnipも調査している。チェイニーはジョージ・W・ブッシュの副大統領候補になるより先に、1995から2000年までハリバートンCEO(最高経営責任者)だった。「ハリバートンのCEOとして彼にはあの期間を通じて持ち上がった行為に責任がある」とOblaはAFPに語った。

週の初めにナイジェリアはハリバートンの従業員12人を逮捕したとロイター通信社が報じる。「拘留には法的根拠がなく従業員らはその後開放された」と会社は言ったけれど、会社のナイジェリア事務所は汚職防止警察によって手入れを受けた。

ナイジェリアのガーディアン紙は、チェイニーに対する罪状は政府によって正式に承認され、「共謀共同正犯」が盛り込まれると報じた。

(ハフィントンポスト紙 02 December 2010)
http://www.huffingtonpost.com/2010/12/02/nigeria-dick-cheney-to-be_n_790917.html

△写真を見る限り、チェイニーに終末感が漂う
インターポールが指名手配するのはアサンジよりこっちだろう!

2010/12/02

プーチンのマフィア国家


◇「息子を追いつめないで」とWikiLeaks創立者の母が声を出す

キャンベラ(ロイター):オーストラリア人のWikiLeaks創立者ジュリアン・アサンジの母が水曜、国際警察の息子の逮捕警告によって苦悩しており、息子が「追いつめられて投獄される」のを望まないと言っている。

性犯罪の疑いでスウェーデンで指名手配される、告発ウェブサイトWikiLeaksの創立者アサンジの逮捕を促進するため、火曜日、全世界的な警察機関インターポール(国際刑事警察機構)が"レッドノーティス(逮捕状とは違う、国際お尋ね者捜索状のようなものでレッドの他にブルー、イエロー、ブラック、グリーンがある)"を出した。

週末にWikiLeaksが米国の機密外交公電の貴重な発見物のコレクションを公表したあとに目下のところ全世界の論争の中心にいる元コンピュータハッカー、39歳のアサンジは、スウェーデンの申し立て(レイプと痴漢行為)を否定する。

オーストラリアのクイーンズランド州で人形劇場を営むクリスティン・アサンジは、アサンジとWikiLeaksが秩序を破ったかまたは刑事上の法制を破ったかどうか調査に乗り出すことでオーストラリア政府がアメリカ合衆国と一緒になったとき、彼女の息子の安寧に気をもんでいると言った。

「彼は私の息子ですし彼を愛しています、言うまでもなく、彼を追いつめて投獄してもらいたくありません。母なら誰でもするように私は反応しています。私は苦悩しています」と彼女はオーストラリアのラジオに話した。「私とジュリアンについて書かれた、たくさんのたわごとが虚偽です。」

クイーンズランドのタウンズビルで生まれたアサンジは、WikiLeaksが論議の的となる25万点以上の米国政府の秘密文書を掲載しだして以降、潜ってきている。

アサンジの逮捕状は11月18日、イェテボリにあるスウェーデンの国際検察当局(International Public Prosecution Office)によって発行された。

( ロイター通信 30 November 2010 Reporting by Rob Taylor)
http://ca.reuters.com/article/topNews/idCATRE6B00XH20101201

△写真はクレムリンと赤の広場
ウィキリークスの公電によると、欧米の外交官らはロシア政府は腐敗したマフィア国家と考える(ガーディアン紙)
http://www.guardian.co.uk/world/2010/dec/01/wikileaks-cables-russia-mafia-kleptocracy

2010/12/01

インターポール アサンジに捜索状


◇WikiLeaksが米国の秘密外交公電の貴重なコレクションを公表する

内部告発ウェブサイトWikiLeaksが25万点以上の秘密の外交公電を公表しだしているとき、アメリカ合衆国は外交の危機に直面しています。公電はすでに多数の世界の指導者にとってのバツの悪さとなってきています。サウジのアブドラ国王が再三再四アメリカ合衆国にイラン攻撃を駆り立ててきているのを公電は示します。イエメンの大統領がイエメン内部の米国の空襲をかばう助けになってきています。アフガニスタンに関して多数のリーク覚書きが、カルザイ政権内の広範囲にわたりはびこる汚職の報道の正しいことを認めます。アラブ首長国連邦からのある外電は、カルザイの副大統領が以前、現金5200万ドルを持ってアラブ首長国連邦に入ったことを示します。別のリークされる外電は、パン・ギムン国連事務総長やトップの国連職員をスパイする秘密の米国の企てを明らかにします。また覚え書きについても、2008年からのホンジュラスのアメリカ大使館からのメモが、マヌエル・セラヤ大統領を放逐した軍事クーデターが「不法で違憲」だったのを明記します。

(デモクラシーナウ!ヘッドライン 29 November 2010)
http://www.democracynow.org/2010/11/29/headlines

◇米紙ワシントンポスト(電子版)は29日、米司法当局が内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏について、スパイ罪の適用も含めた刑事訴追の可能性を検討していると報じた。

ホルダー司法長官は同日、ウィキリークスが米政府の外交公電を公表したことに関し、刑事捜査を進めていると述べたが、詳細は明らかにしなかった。

ただ同紙は、スパイ法に基づく起訴は難しいほか、米国外にいるアサンジ氏の引き渡しを実現するのも容易ではないとの専門家の見解も紹介している。

(時事通信2010年11月30日)

◇内部告発サイト「ウィキリークス」が、ある米大手銀行に関する秘密文書を来年の早い時期に公開する用意のあることが、29日発行の米経済誌フォーブスに掲載された創設者ジュリアン・アサンジ氏のインタビューで分かった。

インタビューは、ウィキリークスが米国の機密外交公電を公開した28日に先立つ11月初旬に行われた。このなかで、アサンジ氏は、ある米大手銀行に関する数万件の情報を公開する用意があり、その結果「1行か2行はつぶれるかもしれない」と語っている。

その内容については、「大手銀行の幹部レベルの典型的な行為の実態を明らかにし、調査や改革を促すものになると思う」と説明。「通常、このレベルでの情報漏えいは、ある特定の事例、もしくは違反行為である場合が多い」と述べて内容への含みをもたせた。

インタビューのなかでアサンジ氏は米金融大手ゴールドマン・サックスの名を口にしたが、リークの対象がゴールドマン・サックスだとは述べていない。

(AFP2010年11月30日)

◇予期されるWikiLeaksのすっぱ抜きが編集長に注意を促す

リーク文書をめぐって新聞の編集長に彼らの責任を思い出させるため政府が防衛注意書の通告を発行する

アメリカの外交官らが恐れる、世界中のアメリカ大使によってワシントンに送られる無数の注意を要する外交ケーブルの予期されるリークに含まれるもの何でもについて、デイヴィッド・キャメロンとほかの世界の指導者らがアメリカ国務省からブリーフィングを受けていた。

リークは当然、WikiLeaksのウェブサイトによって調整されると思われる、そこは先にイラクとアフガニスタンにおける軍事作戦の秘密の経緯を掲載してきている。

新聞の編集長らは本日、注意を要する外交ファイルを掲載するつもりであるかどうか、政府に要点を伝えるよう求められた。だがダウニング街(英国政府)は、裁判所措置を意味しない防衛注意書は文書公表を押さえ込むのに見込みがあったと強調した。いわゆるD通告の発行は、新聞が英国の軍事作戦に心をかけなければならないことの注意喚起だと考えられる。

ヒラリー・クリントン国務長官を含めて米国当局者らは、キャメロンを含めて同盟国に、文書にたぶん含まれると彼らが思うことに関して要点を伝えようと試みてきている。

米軍の指揮官マイク・マレン大将はWikiLeaksに文書の公表をやめるよう求めた。「ある時点でこれに責任を負う彼らが、明かしているその点で可能性のある一生抱える責務に思いをはせて、この情報をリークするのをやめるだろうことを私は願う」と日曜放送するインタビューの相手CNNに語った。

WikiLeaksによってもたされるかもしれない内密の通信のどんな実態たりとも、キャメロン首相の報道官は論じるのを辞退した。アメリカの英国大使ルイス・サスマンは、どんなものがリークされる可能性があるか推測するため、ファイルを徹底的に探してきているらしい。

外務省とダウニング街10番地(英国首相官邸)を含めて、サスマンは今日、ロンドンの役人にみずから事情をよく知らせた。そして時おり苦しい釈明に及ぶ。

ダウニング街スポークスマンは言った:「言うまでもなく、これらリークのありそうな中身について政府は米国当局者によって、米国大使によって、要点を伝えられてきている。それがリークされるより先にまさにリークされようとしていることについて私が推測すべきでない。」

ガーディアン紙の編集長Alan Rusbridgerは今夜、「防衛注意書の通告が世間の人たちを不安にさせる理由を私は十分理解する。けれどもWikiLeaksのデータの私の解釈から、ほんの微々たる部分が取り扱われるか、直接的に関連する。」と言う。

通告が出されるより早く、アメリカ国務省の報道官PJクローリーは、公表が外交のパートナーとして米国の信用をむしばむと警告した。「この打ち明け話がさらけ出されて新聞の一面であれでテレビでもラジオでも主要記事に行き着くとき、影響がある。私たちはこれが生じないといいと思うが、言うまでもなくそうなる可能性に備える。」

一番のアメリカの懸念は、外交ケーブル(公電)が損害を与えるエピソードかまたはアメリカ人による二枚舌をあばくだろうこと、米国の誠実として期待をくつがえすだろうことだ。諜報機関の活動からいくらか様態を打ち明けるに加えて、外交官らはたぶんありのままの政治指導者の身分や力のバランスの評価をもたらすと思われる。

本日、オバマ政権はWikiLeaksの公表は「生命や権益」を危くするものだと警告した。

金曜日に国務省と話をしてリークにはイタリアに関する文書があるだろうと言われるイタリアの外相フランコ・フラティーニは、「だが、中身は予想することができない」と言う。

 「彼らの慣例ではあるが、米国が注釈しようとしない無数の機密文書のことを私たちは話し合っている」とフラティーニは言った。

リークの担当者は逮捕されていると教えられたと彼は主張した。

カナダ、イスラエル、イラク、ノルウェーの政府も、米国の役人によって要点を伝えられてきていると言った。

WikiLeaksが外交公電を持っていることは、かねてから心得ていると米国は言っている。

(UKガーディアン紙 26 November 2010)
http://www.guardian.co.uk/media/2010/nov/26/wikileaks-documents-downing-street-editors

ジュリアン・アサンジが危ない



◇内部告発サイト「ウィキリークス」は30日、激しいサイバー攻撃を受け、米国と欧州ではサイトにアクセスできない状態が数時間続いたことを明らかにした。

同サイトはアマゾン・ドット・コムの米国拠点のレンタルサーバーサービスを利用して復旧したもよう。

28日に大量の外交外電を公開した同サイトが、ミニブログ「ツイッター」で分散型サービス拒否攻撃(DDoS攻撃)を受けていることを公表したのは30日。DDoSはハッカーの間では一般的な攻撃方法で、サイトの反応が遅くなったり、ダウンしたりする。ウィキリークスは攻撃者を特定していない。

同サイトは28日にも攻撃を受けているが、30日の攻撃はさらに激しいものだったようだ。

シアトルに拠点を置くアマゾンへの問い合わせにはまだ回答がない。ウィキリークスのホスティング(サーバーの貸し出し)にかかわっているスウェーデンのIT企業バーンホフからも30日時点でコメントを得られなかった。

典型的なDDoS攻撃では、不正プログラムによってリモート制御されたコンピュータが、膨大なデータを一斉に送信して攻撃する。そのため通信回路があふれ、サイトはアクセス不能となる。犯人を突き止めることは難しい。

ウィキリークスは30日、毎秒10ギガビットに及ぶDDoS攻撃を仕掛けられたことを明らかにした。米インターネットセキュリティ会社のアーバーネットワークスによると、過去1年間の平均的なDDoS攻撃は、毎秒349メガビット程度。ウィキリークスはこの28倍の速度の攻撃を受けたことになる。

(ウォールストリートジャーナル2010年12月1日)
http://jp.wsj.com/IT/node_154998

写真:11月29日、内部告発サイトのウィキリークスが公開した米外交公電の中には、ロシアを「事実上のマフィア国家」とするなど、各国首脳を酷評する中身もあったことが明らかに。写真は公開された公電を報じる独シュピーゲル誌。ハンブルクで撮影(2010年ロイター /Christian Charisius)

◇民間の内部告発サイトのウィキリークスが公開を始めた米政府の外交公電約25万点の中には、ロシアで最も力を持っ ている政治家は、エネルギー政策からイラン政策までを仕切る「群れのリーダー」的なプーチン首相だとする一方、メドベージェフ大統領は「プーチン・バットマンの(相棒の)ロビン役」と皮肉るなど、各国首脳を酷評する中身もあった。

今回公表された外電では、米外交官らはロシアを「事実上のマフィア国家」と表現。在パリ米大使館発の機密公電には、今年2月8日にゲーツ国防長官が「ロシアの民主主義は消失し、政府は治安部隊が動かす寡頭(かとう)体制」だとし、「メドベージェフ大統領はプーチン首相よりも実利的だが、真 の変化はほとんど見られない」と述べる内容なども含まれている。

2012年の大統領選で再選を目指すオバマ米大統領は、メドベージェフ大統領との信頼構築を通じてロシアとの関係改善を進めようとしているが、今回暴露された文書はそうした努力に冷や水を浴びせる可能性もある。

一方、イタル・タス通信によると、インド訪問中のロシアのラブロフ外相は、今回の機密文書暴露が米ロ関係に悪影響を及ぼすことは望まないと表明。「もちろん面白い読み物だが、実際のところ、われわれは相手国の具体的問題の方を判断材料とし、将来的にもそのアプローチは変えないつもりだ」と している。

また、メドベージェフ大統領の報道官は「興味深いことや、コメントに値することは何もない」と、ウィキリークスの公開文書自体は問題視しない姿勢を示している。

(ロイター通信2010年11月29日)