見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2013/08/30

女の下着姿のプーチンの絵


◇下着姿のプーチンの絵を描いたアーティストがフランスに亡命を求める
AFP 29 August 2013

女性の下着姿のプーチン大統領とメドベージェフ首相の絵画を警察が押収したのち、木曜日、ロシア人アーティストは彼がフランスに逃亡していて亡命を申請していると言った。




火曜日、来週G20サミットを主催するサンクトペテルブルグの北西の都市での展示会に警察が押し入り、問題のその絵画を含める作品を没収した。

アーティストのKonstantin Altunin(45歳)がパリからの電話で、彼は政治亡命を求めた、そして現在必要な書類を集めていると語った。

火曜夜に展示会が閉鎖され、主催者らが警察によって拘束されてその夜に尋問されたと聴くとすぐに、Altuninはロシアから飛び出した。

警察は新しくオープンしたMuseum of the Authoritiesでの展覧会を過激派として説明していたので、彼は刑事告発を案じたと言っている。

「彼らはすでに私の展覧会は過激派であるとダイレクトに述べた、それは非常に深刻な罪だ」と、彼は言っている。

展覧会にはレーニンやスターリンの絵も含まれる。

当局はその作品にユーモアを見つけるものと思っていたので、彼らの反応にはショックを受けたとAltuninは言っている。

「彼らはまさしく気に入らないと言って扉を密閉し、これだ。他のどの国にもこのような遅れがあるとは思わない。」

プーチンがクレムリンに戻りメドベージェフが首相になるという地位交換を2011年に発表したとき、Altuninはプーチンとメドベージェフの絵を描いたと言った。

「それはまったく無害な皮肉」と彼は言った。

警察はまた、この夏プーチンが署名した未成年者への同性愛助長(奨励)を禁じる論議の的となる法律を支持することで知られる地元議員Vitaly Milonovの絵も没収した。

Milonovがゲイプライド運動の虹の旗を持っているのを見せる肖像画を描くように展示会の主催者らが彼に依頼したとAltuninは言っている。

Museum of the Authoritiesの館長、Alexander DonskoiはAFPに、Altuninはどのような犯罪でもまだ訴追されていないと語った。

「彼は訴追されてないが、もしも当局が絵画を押収したならば、彼らはどんなことでも行うことができる。」

2013/08/25

Whistleblower戦争はやめて


2013年8月22日"CODEPINK"のメールより

親愛なるヴァーモス、

性転換したのを明かされて以降、それならばもうチェルシー・マニングの名で知られていたい内部告発者のブラッドリー・マニングにきのう刑が伝えられました。マニングは、尊厳、真実、正義のためにものすごい犠牲を払ったヒーローです。言い渡された35年の禁固刑は、長すぎる35年です。

もしもマニングの行動に深くかきたてられて刑期中の彼女を支援したい気になったのなら、コードピンク・マニング・サポートチームの仲間に加わる誓いを立ててください。マニングのために誓いを立てている一人はコードピンクに属するアン・ライト大佐です。下記は、昨日マニングの刑について彼女が言わねばならなかったことです。

「イラク戦争のために辞任した元アメリカ外交官そして退役陸軍大佐として私は、戦争、多数の一般市民の犠牲者、ヴィデオによって提示される副次的殺人のような違法犯罪行為、そしてアメリカ政府の二枚舌を示す外交の相互作用や世界中の人々に生じた損害について真実をあばくブラッドリー・マニングの勇気に深く感謝します。ブラッドリーが刑を宣告された今は、私たちがどんなに彼の勇気に感謝しているか、彼に示し続けることがとても重要です。」アン・ライト大佐、コードピンク、ホノルル

被告側弁護士デイヴィッド・クームズによると、マニングの刑は殺人犯、レイプ犯、児童暴行犯だった彼の依頼人に対する刑よりも重いものです。また政府の情報を国民が使えるようにするとしては、これまでで最も長い刑でもあります。

誓いを立てることで、コードピンクのクルーが組織する手紙を書くキャンペーンに加わってカンサス州フォートレヴェンワースの刑務所に入れられる間マニングのところに行きます、そしてブラッドリー・マニングを恩赦にするように、他の告発者との戦いをやめるように、オバマ大統領に求めます。

私たちは、真実を虐げることや真実を明らかにすることに積極的に関与する人たちの勇気を罰することをやめる必要があります。告発者に対する戦争をやめよう!チェルシー・マニングを自由の身にしよう!と主張することで、手を握りあいましょう!

団結、

Alli, Amanda, Kelleen, Jodie, Medea, Nancy K, Nancy M, Natalie, Noor, Sergei, and Tighe

2013/08/23

求む!不正を告発する人

◇オスロからヒースロー、ワシントンまで、戦争のからくりに油を注ぐこと
ICH by Norman Solomon 19 August 2013

オスロで世界で最も重要な平和賞が戦争にハイジャックされた。
ロンドンで政府当局が出版(報道)の自由に新たな一発を撃った。
そしてワシントンでオバマ政権が内部告発者、ジャーナリズム、市民的自由(政府の恣意的な干渉からの自由、言論・出版の自由など、合衆国憲法で保証されている)に対する攻撃をエスカレートし続ける。

国の平和な記憶がおぼろになるとき、プライバシーもそうだ。戦争に本気で取って代わるものを求め、民主主義の価値を支える、理想主義への肩入れは権力の最高峰から絶えず続く襲撃を受ける。

終わりのない戦争と恥知らずな監視が常態になることで、アンクルサム(アメリカ政府)とビッグブラザー(ジョージ・オーウェルが描く全体主義国家、国家権力)はもはやほとんど互角なだけではない。巨大な世界に届く能力を有する彼らは同一のものだ。

先週、私はオスロの本部でノーベル委員会の研究理事と会った。私たちは磨きのかかった長い会議用テーブルの一端に座った、隣にノーベル平和賞はブラッドリー・マニングに、としきりに促す10万人による嘆願署名の箱。

記者会見で私には前もって2時間あったので、平和賞をマニングに与えることでノーベル委員会はアメリカ政府からの独立を示すと私が激励すると、ノーベル役員のAsle Tojeは、丁寧だが冷ややかなままだった。賞がオバマ大統領に与えられて4年後、年がら年中の戦争のための彼の統率力は議論の余地がない。ところが一方、平和のためのマニングの勇敢な告発は人に影響を与え激励している。

アメリカ政府を大いに不快にした受取人は除いて、最近、私が指摘したノーベル平和賞は彼らの政府の指導者にとって強い呪いだった一部の反対派に与えられている。Tojeは、マーチン・ルーサー・キングJr.を持ち出すことで応酬した、返答はおかしなものに思えた。キングは49年前(1964)に賞を受けた、そして彼がヴェトナム戦争への最初のノドいっぱいの弾劾でホワイトハウスを怒らせる1967年4月までに2年以上ある。

私は嘆願書の山に身振りで合図した、それには、特にアフガニスタンでのアメリカの戦争行動が大規模に拡大するのに2009年オバマが賞をもらったあと、現代のノーベル平和賞の深刻な不信を反映する多数の署名者本人のコメントが含まれている。

私たちは100年以上ものあいだノーベル委員会に場所を与える飾り立てられた堂々たる建物の中にいた。外のアルベルト・ノーベルの胸像が正面入り口に名誉を与える。そして小さな環状交差路を渡ったところにアメリカ大使館、建物の3つの側それぞれに数百の窓と屋根にはたくさんの電子装置がつく、幾つか逸話のある印象的なダークグレーの存在がある。(その交差点はアメリカの監視活動のための基地と、広く重要性を知られている。)近年ますますもって、ノルウェー・ノーベル委員会建物のアメリカ大使館への物理的接近は、その政治的一致協力の適切なるメタファーである。

週末を通してイギリス政府はアメリカ政府との"特別な関係"のいっそう有害な側面を見せた。ガーディアン紙が報じるように、「アメリカ国家安全保障局による大規模な監視プログラムをあばく一連の記事を書いてきたガーディアン紙のジャーナリストのパートナーが日曜イギリス当局によって9時間あまり拘束された、彼はリオデジャネイロに帰国するにつき乗り継ぎでロンドンのヒースロー空港を通過した。」ガーディアン紙の記者グレン・グリンウォルドと一緒に暮らすデーヴィッド・ミランダは「当局が個人を釈放するかまたは正式に逮捕する前に法律が許す最長の時間、9時間のあいだ拘束された。…ミランダは解放されたが、当局は彼の携帯、ラップトップ、カメラ、メモリースティック、DVD、ゲーム機を含める電子機器を没収した。」

報道の自由を襲撃することは、現在オバマ大統領がこれまでにもましてあからさまに遂行している広範囲にわたる予定表の一部である。AP通信の記者の電話記録を差し押さえることから、フォックスニュースの報道記者をスパイすること、ニューヨークタイムズ紙の記事の情報源を記者のジェームズ・ライセンに無理に従わせて明らかにさせる連邦裁判所の決定を求めて首尾よく戦うことまで、オバマのジャーナリズム戦争は行政部の免責に力を尽くしている。基本的に憲法修正第4条を侵害する監視のために、暴力と戒めの武力によって世界をさらなる血に汚れたカオスに突き動かす絶え間ない戦争のために。

これらの政策の破壊的結果は数えきれない。そして道すがら、ノーベル委員会にはこれまで以上に戦争は平和である。世界の全域で、公式のワシントンによって脅迫されて緊密に協力する(あるいはいずれか一方の)多くの政府が、戦争・監視多国籍企業状態を容易にする政府である。そして市民的自由や戦争に取り組むとき、ますますワシントンの政府上層部でモラルコンパス(倫理指針)は真南に行っている。

△ノーマン・ソロモンは、RootsAction.orgの共同創設者で、Institute for Public Accuracy(国民の正確さのための協会)の創立理事です。彼の著書には「War Made Easy: How Presidents and Pundits Keep Spinning Us to Death.(簡単に生じる戦争:大統領やお偉方がいかに私たちを戦争へと誘導しつづけるか。)」があります。この本に基づくドキュメンタリーについての情報はこちらから。→www.WarMadeEasyTheMovie.org.

http://www.informationclearinghouse.info/article35904.htm

2013/08/20

マフィアにも礼儀はあった


ガーディアン紙の記者のパートナーがヒースロー空港で9時間拘束される!
これも調査報道記者への締め付けの一部か!
世界はかなりやばい状態になっている…

写真は、記者のグレン・グリンウォルドとパートナーのダヴィ・ミランダ
いい感じ!

◇テロリズム法の下、イギリスがボーイフレンドを拘留することでグレン・グリンウォルドを懲らしめる
truthdig 19 Aug 2013

エドワード・スノーデンのリークを最初に報じたグレン・グリンウォルドを脅しつけて彼に迷惑をかける露骨な奮闘で、イギリス当局は日曜、彼のパートナー、デイヴィッド・ミランダがヨーロッパからリオデジャネイロの二人の家に帰国する間、ミランダを9時間近く拘留した。

できごとに応酬してグリンウォルドが書くように、「マフィアにだって、おびやかされると感じた人々の家族を標的にするのを禁じる倫理規則があった。」

自分は"ヒースロー空港保安担当者"とだけ明らかにする男性が、"2000年テロ法7条目のもと"、ミランダは拘束されていると述べたとグリンウォルドは言う。これはテロリズムに立ち向かわせるはずの法律で、まさかジャーナリストをどぎまぎさせるものでない。さらにひどいことに、ミランダはイギリスに行ったのではなかった。彼はベルリン発の便から待ち合わせでブラジルに行くことになっていた。

この脅しの行動が彼の仕事をやめさせはしないとグリンウォルドは言う。これらの文書が暴くことについて果敢に報じ続けることから、このような戦術が、ともかく私たちを阻止するだろうとか怖じ気づくだろうとイギリスやアメリカの政府が考えるなら、彼らは裏切られる以上だ。仮にあるとして、逆の効果だけだろう、私たちをさらにいっそう大胆にすることだ。

http://www.truthdig.com/eartotheground/item/uk_punishes_glenn_greenwald_by_detaining_his_boyfriend_under_terrorism_law_/
19日付ブラジル紙エスタード、フォーリャ、ならびにグローボ局サイトから記事をまとめて掲載するニッケイ新聞(2013年8月20日付)によると:(要約)

ブラジリア時間の18日早朝4時5分頃、リオ在住のブラジル人学生、ダヴィ・ミランダ(David Miranda)が、ロンドンのヒースロー空港で「テロリスト防止法」違反容疑で逮捕された。彼(28歳)はテロ容疑のために弁護士もつけられず、突然拘束されたという。この背景には、現在世界を揺るがしているアメリカの世界的なスパイ疑惑がある。


アメリカの中央情報局(CIA)と国家安全保障局(NSA)の元局員、エドワード・スノーデンのことはブラジルでも大きな注目を集めている。


というのも、6月スノーデンのリーク文書をもとにイギリスの新聞ガーディアンに暴露記事を書いたアメリカ人フリージャーナリスト、グレン・グリンウォルド(リオ在住)が「スパイ活動はブラジルにも及んでいた」と証言したからだ。そして今回、ヒースローで拘束されたミランダは、グリンウォルドのパートナーだった。


ダヴィ・ミランダは、アメリカ人のドキュメンタリー作家、ローラ・ポイトラスのスノーデン絡みの仕事を手伝うためにドイツに行き、ブラジルに帰国の途中、ロンドンを経由して逮捕された。


だが、「テロリスト防止法」を適用したと言いながら、彼が訊かれたのはグリンウォルドに関することばかりだったという。


彼は空港で9時間ほど身柄を拘束され、コンピュータや携帯電話、その他の電子機器も一時押収されたために、弁護士との連絡さえ取れなかった。ガーディアン紙が派遣した弁護士も彼の供述の最後の15分あまりしか聞けなかったという。ブラジルのメディアでは「テロ容疑とは名ばかりで情報漏洩への報復をしているよう」との論調で報じている。


この事件を聞いたグリンウォルドは、「報道の自由への攻撃であり、威嚇行為にほかならない」と断言すると共に、ボリビアのエヴォ・モラレス大統領に起こった事件と比較した。モラレス大統領は今年7月2日、ロシアでスノーデンの受け入れに前向きと解釈できる発言を行った後、帰国の途についたが、その途中、スノーデンが同乗しているのではと疑われ、ポルトガル、スペイン、イタリア、フランスの4カ国から領空飛行を拒否されて、オーストリアに緊急着陸。スノーデンが乗っていないことを確認後に先の4カ国の領空飛行が認められた。

ブラジルのアントニオ・パトリオッタ外相は、アメリカのジョン・ケリー国務長官がブラジルに訪れた際、スパイ問題について詰め寄る一幕を見せた。ダヴィ・ミランダの一件でも、ブラジル側のアメリカに対する対応がどのようなものになるか、注目される。


ブラジル政府はグリンウォルドがアメリカに帰国すれば、様々な意味の危険を伴うと判断し、本人が望む場合は、アメリカやその同盟国からの圧力に対して擁護するとの意志表示をしている。

(引用元:ブラジル人をテロ防止法で逮捕=英ロンドンで9時間も事情聴取=スノーデン氏絡みで拘束、ニッケイ新聞)
http://www.nikkeyshimbun.com.br/2013/130820-01topic.html

60年前のイラン クーデター

◇イランのクーデターに味方したのをCIAが認めている
1953年の軍の作戦での役割をついに白状する。
フォーリンポリシー by マルコム・バーン 18 August 2013

60年前の今日、1953年8月19日、アメリカとイギリスが味方するクーデターがイランのモハメッド・モサデク首相を倒したとき、イランの近代史は決定的転換に向かった。その重大事発生の余韻は何年もの間その演出者らを悩ませてきており、1979年初期のシャーの追放と同時に起こった反米主義の一助となり、その年もっとあとのテヘランのアメリカ大使館を奪ったイラン人に影響を及ぼしてもいる。

だが、論議の的となる転覆に味方したことをアメリカの諜報界が公然と認めるのにほぼ60年かかっている。今日ここに(国家安全保障アーカイヴのウェブサイト上に)公開されたのは、情報公開法を通して文書を入手したCIA組織内部の歴史家による1970年代半ばに用意された内部報告書「イラン戦争(The Battle for Iran)」からの短い抜粋である。

文書は1981年に初公開されたが、クーデターそのものを記述する部分、「隠密行動」と題される第3項のすべてを含め、そのほとんどが削除されていた。第3項の大部分は隠されたままだが、この新バージョンは私たちが初めて知るCIAの参加の事実について正式に公開する。「モサデクと彼の国民戦線内閣を打倒する軍事クーデターはアメリカの外交政策の行為としてCIAの指導の下に遂行された」と史実が書いてある。「ソ連の侵略にイランをさらす」リスクが、「アメリカを仕方なく… TPAJAXの計画と実行に従わせた」と付け加える。 

TPAJAXがCIAの転覆計画のコードネームだった。それはすべての段階で地元協力者をあてにした。それは幾つかの段階からなった。政治的にモサデクを陰険な手段で傷つけるためにプロパガンダを活用し、シャーを説いて協力させ、国会議員をワイロで抱き込み、治安部隊を組織して公衆のデモを扇動する。最初の試みは実のところ失敗した、だがひどくバカげた奪い合いの後にクーデター軍勢が組織を立て直し、8月19日、二度目のトライで要求に応えた。

なぜCIAがついにその役割をいさぎよく白状することにしたか、あまりにも長い間この情報を保持していた理由と同じくらい不明瞭だ。CIAとイギリスの工作員が作戦について本や記事を書いている、著しくはクーデターのCIAチーフ監督官、カーミット・ルーズベルトだ。ほんのこの数年の幾冊かを含め、学者たちがより多くの著書を出している。さらに、二人のアメリカ大統領(クリントンとオバマ)が、おおやけにクーデターにおけるアメリカの役割を認めてきている。

(中略)

最後に、特に諜報の分野では、同盟国との良好な関係を維持するという優先事項がある。数年前からイギリスの記録が(国家安全保障アーカイヴの今日の投稿を参照)外務省(とおそらくクーデターの計画と遂行を助けたMI6)が、その関与についてどのような公式の言葉も滑らさぬよう切望していたことを示す。外部のオブザーバーにも、あまりにも長い間イラン人がロンドンの役割を肩代わりしていることを考慮すれば、この逃げ口上は滑稽に近い。それでも、彼ら自身の歴史についてアメリカ人の理解の結果にかかわらず、たいていの指標によって、アメリカの諜報界は進んでいく。

少なくともここまで、CIAがいま方向の転換を選んでいる事実は、かなり歓迎される。今日まだ重要事項であるトピックスに関する歴史の記録を開放するとの同様の決定にCIAが至るのを、人は期待するしかない。

http://www.foreignpolicy.com/articles/2013/08/18/cia_admits_it_was_behind_irans_coup?page=full

◇アメリカ共和党のマケイン上院議員は8月18日放送のCNNテレビの番組で、エジプトの騒乱を「大虐殺」だと非難し、オバマ政権はエジプト政府への軍事援助を停止すべきだと主張した。
マケイン氏はこの中で、「彼ら(暫定政府側)は組織的に大虐殺を行っている」と指摘。年13億ドル(約1270億円)の対エジプト軍事支援を中止し、アメリカの「影響力」を行使する必要を強調した。
エジプトでは、18日に新たに110人以上の死亡が確認された。治安部隊が14日、モルシ前大統領支持派の座り込みを排除してからの死者数は900人を超えた。

http://www.huffingtonpost.jp/2013/08/18/egypt_maccain_n_3776991.html?ncid=edlinkusaolp00000003

2013/08/19

オバマの冷静

◇オバマのエジプト演説:殺しのライセンス
The National Interest by ジェイコブ・ハイルブラン
15 August 2013

マーサズヴィンヤードからの今朝のオバマ大統領のさえない挨拶はエジプトの重大事発生をあたかも休暇への無礼な負担とみなしているかのように感じさせた。断固たる明確な方針を系統立てて述べる代わりに、彼は予定の方向からはずれるのを完全な民主主義が到来する前アメリカにあったもがきをめぐる論考で方向転換するよりも先に陳腐から決まり文句へと進ませた。

オバマの話から満足を得た聴き手はもっぱら、オバマがほとんど極端に言葉を削ったあいまいな言い方で言及したエジプトの将軍どもだったに違いない。半年ごとの軍事演習の終結は、カイロの軍事政権をおどしてエジプト人を虐殺するのを控えさせることになっている?カイロのクーデターについて一語たりとも言わない?エジプトとの継続する約束が民主主義を引き起こすのを助けると述べたが、彼自身はほとんど起こる激変と交戦すると思われない。彼にできたのはせいぜい、彼の"国家安全保障スタッフ"が、もう少し問題を調査すると発表することだった。

もしも彼が気づかっていたならば、シシ将軍は緊張を解くことができる。オバマは話したが、殺しのライセンスどころではないと将軍どもが解釈する言葉を話さなかった。2009年6月、カイロでのモスリム世界に向けての演説のなか、新たな始まりについてのオバマの高尚な表現はその程度のもの。

昨年にかけてエジプトで起こったことの歴史についてオバマはあいまいだった。彼は"状況の複雑さ"に言及した。だが、実はそんなに複雑ではない。どちらも特に人の心に訴えない2つの側の権力闘争が起こっている。それは長く続くと、もっと急進的になるモスリム同胞団が生まれる。これはエジプトのためにもアメリカのためにもならない。

オバマはアメリカとエジプトの間の数十年の関係に言及することから始めた、でもこれは本当の友好に基づくものではない。代わりに、それは帰するところアラブの春を通じてわけなく打倒された独裁政権に資金を供給するワシントンということだ。数十年のムバラク政権への慈善の援助を、多くのエジプト人が特別喜んで気に留めるなんてありそうもない。オバマはさらに、起こっていることを「アメリカ合衆国は強く非難する」とはっきりさせることでエジプト人を慰めようとした。そりゃすごい。非難に値するのはオバマの冷静、受け身だ。力のこもった措置はエジプト軍への援助を停止することだろう。これまでワシントンは継続の援助から強化ゼロの結論を得てきているようだ。オバマが行動するまで、エジプト軍は彼の怠慢を残忍な処置への黙認と解釈するだろう。

オバマの外交政策が帰するところ何になるか、それは重大事発生に対する受け身の降参と思われる。エジプトはシリアではない。アメリカは長いことエジプトの問題に直接、親密に携わってきている。しかしオバマは彼があたかも無実の傍観者であるかのようにふるまっている、そして彼が目撃しているのに実は重大事発生に影響力を及ぼそうと努めることができない恐ろしい事態に悲痛のあまり自分の手をもみしぼる。「アメリカはエジプトの将来を決定することができない」とオバマが述べたのはむろん正しい。だが、これではわら人形だ。アメリカはエジプトの将来を決定できると誰が言った?試みることができるのは、エジプトを妥協に向かって少しずつ押すことだった。今では遅すぎるかもしれない。エジプトに警告を出しているようにオバマはふるまっていたかもしれないが、結局、将軍どもが気づくことになるのは、もっぱらオバマの冷静、受け身ばかりだ。

http://nationalinterest.org/blog/jacob-heilbrunn/obamas-abadication-listless-egypt-address-8898

◇イスラエルとエジプトがテロで協力
ウォールストリートジャーナル 13 August 2013

ここだけの話だがイスラエルとエジプトは国境に沿ってイスラム教徒の活動家(戦闘員)を鎮圧するために協力していると西側諸国の当局は言う、不安定な関係は、先週末エジプト領土内の破壊的なイスラエル無人機襲撃によって解明される。

エジプト当局は否定し、イスラエル当局は確認も否定もしない、シナイ半島でのイスラエルの介入は、西側当局によると、イスラエルとエジプト軍と情報部上官との間のハイレベルの対話の最もはっきりした現れだ。アメリカの同盟国間のそのような協力は、先月エジプトのモルシ大統領の追放以降、増えてきていると、この当局者らは言う。

http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324085304579010990544276768.html

2013/08/17

怒りの日

◇地球のみじめな生活者を殺害
truthdig by クリス・ヘッジス 14 August 2013

イスラム過激派は貧しいイスラム教徒の最後の避難所である。義務づけられる一日5回の祈りが、力を失った信者の生活に唯一リアルな社会構造を与える。人生には究極の目的と意味があるとの理解に加えて、モスクでの祈りの前のきちょうめんな洗浄の儀式、厳格な道徳律は、多数の極貧のイスラム教徒を絶望から遠ざける。抑圧から高まる原理主義者のイデオロギーは柔軟さがなく、誤りを許さない。それは世界を、白か黒か、善か悪か、信者か背教者か、徹底的に分ける。ゲイやレズビアンに加えて、女性、ユダヤ人、キリスト教徒、世俗主義者に対して偏狭頑迷で残酷である。だが、それは同時に、社会の最下層の人々に最後の避難所と希望を提供している。カイロの路上の数百もの信者の大虐殺は、宗教上のイデオロギーに対する攻撃のみならず、ホズニ・ムバラクの残忍な警察国家に戻ることのみならず、またエジプトや他の地球上の貧しい地域を血と苦しみの騒然たる状況に変えてしまう聖戦の始まりの前兆となる。

イスラム過激派の支配力を打破する唯一の方法は、その信者たちに、貧困、抑圧、絶望にしいたげられることに威圧されない将来の人生の可能性を許し、もっと大きく開かれた経済に利害関係を受けさせることである。もしもあなたが、カイロの不規則に広がるスラムか、ガザの難民キャンプ、もしくはニューデリーのコンクリート小屋に住んでいるとすれば、逃れる路はすべて閉ざされている。あなたは教育を受けることができない。仕事を得ることができない。あなたには結婚する算段がない。寡頭制支配者や将軍によってあなたは経済の支配に異議を申し立てることができない。自己主張するのに唯一残された道は、殉教者、またはshahidになることだ。そうしてあなたは生きていて手にれることができないもの、つかの間の名声と栄光を手に入れることになる。そして、エジプトで起こることが宗教戦争として定義されるとはいえ、カイロの血まみれの広場から反抗して立ち上がる反政府派による暴力行為がテロリズムとして定義されるとはいえ、この混乱状態のエンジンは宗教ではなくて、地球の哀れな人が隷属させられて極貧に苦しめられる、もしくは撃たれる世界の破綻する経済だ。戦いの一線はエジプトにそして世界中に引かれる。エジプトの軍事独裁者、シシ(Abdul-Fattah el-Sisi)将軍によって任命された名ばかりのマンスール(Adli Mansour)大統領は、軍主導の政府と夜間外出禁止令、非常事態を押しつけてきている。それらはすぐには解除されないだろう。

過激な運動の活力のもとは殉教だ。エジプト軍は余るほど十分な供給を提供してきている。神に捧げられる死者の顔と名は、怒った聖職者らによって聖なる復讐を要求するために利用される。そして暴力が増して殉教者リストがふくらむとき、戦争は高度に燃え上がってエジプトを分裂させるだろう。警察、コプト教会キリスト教徒、世俗主義者、西側諸国の政策支持者、商売、銀行、観光業、そして軍が標的になるだろう。選挙政策が機能してシステムの中に持ち込むことができたモスリム同胞団によって説きつけられた過激なイスラム教徒らは地下に戻ることになり、モスリム同胞団の多くの平の構成員が彼らに加わることになる。ぞんざいな爆弾が爆発するだろう。私がニューヨークタイムズの仕事でカイロにいた1990年代に彼らがしたように、銃を携帯する殺し屋による手当たり次第の攻撃や暗殺がエジプトの日常生活をだいなしにしてしまう。とはいえ、今回、攻撃はより広範囲でより熾烈となる、制御するのも最終的に鎮圧するのもはるかに難しい。

エジプトで生じているのは、世界のエリートと世界の貧困層のあいだの包括的世界戦争で、先細りする資源、慢性的失業と不完全雇用、人口過剰、気候変動に起因する収穫量の減少、上昇する食品価格によって生じる戦争への先鋒(前兆)である。エジプトの8000万人の33%が14歳以下で、数百万人が世界銀行がその国で一日の収入2ドルと設定する貧困ラインを下回るか、まさに貧困ラインの上で生活する。エジプトの貧困層は収入の半分以上を食品に費やす、多くの場合、ほとんど栄養価がない食品だ。国連世界食糧計画とエジプト中央庁(CAPMAS)によると、2009年に19%だったのと比較して、2011年には推定1370万のエジプト人、もしくは、人口の17%が食料不足に苦しむ。栄養失調が貧困層の子どもの間で蔓延し、5歳未満の31%で発育が阻害される。文盲は70%以上となる。

「レ・ミゼラブル」でヴィクトル・ユゴーは、戦争を、"エゴイスト"と"捨てられた者(追放された者)"とのあいだのものと描写した。

(中略)

抑圧された人を抱擁する信仰システムは寛容でありうるが、これら信仰システムは世界のエリートによって彼らに加える残虐な行為や国家暴力や不公平への返答だ。私たちの敵はイスラム過激派ではない。敵は世界の資本主義である。それは地球のみじめな生活者が市場の命令の前に力尽くで従わせられる世界、グローバル企業のエリートらが世界の富と天然資源を吸い尽くすとき子どもたちが飢える世界、私たちの警官隊とアメリカ合衆国が支援する軍が街の通りで大虐殺を遂行する世界である。エジプトは来るべきディストピア(暗黒郷)への窓を提供する。生き残り戦争は、地球の人間のすみかの最終段階を示すだろう。そして、それがどんなものか、もしもあなたが知りたければ、カイロのどこでも街のモルグ(遺体安置所)を訪れることだ。

http://www.truthdig.com/report/item/murdering_the_wretched_of_the_earth_20130814/






2013/08/15

エジプト どえらい武力弾圧


写真は、エジプトの反クーデター抗議者ら
「国連特使がモルシと会ってる時に、反クーデターの抗議者に対する血まみれのどえらい弾圧はエジプト危機を深刻にする(記事)」より


エジプトの治安当局が最悪の"デモ参加者の武力による強制排除"に踏みきり、モルシ前大統領の支持母体モスリム同胞団側の発表によると死者が2000人以上にも及んでいるとイギリスBBC が報じている(8月14日)

◇ブレナンCIA長官がマイケル・ヘイスティングス記者の次の標的だったのを追認
sandiego6.com 12 August 2013

最近不審な状況下で亡くなった有名なジャーナリスト、マイケル・ヘイスティングスの妻、エリーゼ・ジョーダンが、今週、CIA長官、ジョン・ブレナンがヘイスティングスの次の野心的暴露記事プロジェクトだった(http://edition.cnn.com/video/?/video/bestoftv/2013/08/06/exp-pmt-elise-jordan.cnn)との、この記者の情報源の確証となった。

超秘密のCIA請負業者ストラットフォーのフレッド・バートン社長からのハッキングされた不安をいだかせるEメールを、先月、情報源がサンディエゴ6ニュースに提供した。Eメールは不特定多数の人が読めるようにWikiLeaksに掲示され、政府の継続する断固たる締め付けも調査報道ジャーナリストに対する魔女狩りも、当時オバマの対テロ対策権力者のブレナンが担当していると断言した。

コメントを求めてストラットフォーのEメールをCIAに提供したあと、スパイマスターのスポークスマンはたちまち返答した。Eメール2通を受け取った。1通はヘイスティングスがCIAネタに取り組んでいるのを認めるもの、もう1通は「WikiLeaksによって広められる情報についてコメントすることなく、ブレナン長官がこれまでに憲法で保護される報道の自由を侵害しようと企てたというどんなほのめかしも無礼で根拠がない」という。

そのEメールがきっかけでCIAメディアスポークスマンのトッド・エビッツからも電話があった。彼は、彼らがマイケルの死を悲しんでいると述べて調査報道記者との心からの役立つ関係があったとの彼らの見解を繰り返した。

これに反して、ストラットフォー、特にフレッド・バートンは無返答のままである。

ヘイスティングスの最後のネタに関しては、ローリングストーン誌がまもなく発行される雑誌版のなかでブレナンの記事を発表すると彼の妻が述べた。

スピードが事故死の要因だったのか? 
 LAウィークリーにも書く作家でフリーランスのブロガーのマイケル・キリコリアン(Michael Krikorian)による、近くのイタリアンレストランの新たな監視ヴィデオの公開が、ヘイスティングスの最後の瞬間について多くの情報を明らかにする。

SDSU教授、Morteza M. Mehrabadi:ヘイスティングスのクルマのスピードの算定は単純に数学の方程式に従うことだとデータの仕組み(Mechanics of Materials)がサンディエゴ6ニュースに教えた。ヴィデオと、爆発より前に経過した瞬間に加えて動いた距離(195フィート)を用いることにより、彼の意見では、クルマはざっと毎時35マイルで移動していた。

その意外な事実は重要だ、というのも近くの店ALSCOの従業員と事故の目撃者がクルマは高速で移動していてクルマからあがる火花を見て木にぶつかる"前"に爆発するのを見たと、KTLAのスコット・レーンに話したからだ。

木に激突する前の爆発が、ヴィデオの中でクルマが見えるより先に起こったヴィデオの光のひらめきをおそらく説明できた。激突前の爆発とより控えめな速度は、ヤシの木への最小のダメージと後部タイヤが縁石にもたれ掛かった事実をも説明できた。それはまた爆発にエンジンと動力伝達系路(変速機と車軸を結ぶ部分)の位置が木に衝突するエリアから100フィート以上と規定した。

この新たな情報は答えのないまま残る疑問を大きくするだけだ。疑問のひとつは、ヘイスティングス氏が朝の4時半にどこに向かっていたか?事故現場を基にヘイスティングスは自宅からわずか1.5マイルのところで彼の住所から離れる方向に向かっていた。

別の答えのない疑問は彼の自宅のコンテンツ(コンピュータ、電話、ノート等)に向いている、これらの問題について言えば、これまではFOIA(情報自由法)要請にロサンゼルス市警(LAPD)からなにひとつ返答はなかった。また、ヘイスティングスの不審な自動車"事故"の詳細に関して、多数のFOIAが他の連邦機関に正式に提出されている。

http://www.sandiego6.com/story/cia-director-brennan-confirmed-as-reporter-michael-hastings-next-target-20130812


2013/08/13

Tepco 危機にお手上げ

◇日本の原子力の最上位:東京電力(Tepco)は福島第一原子力発電所の放射能汚染水すべてをまさか貯蔵できるわけではあるまい、結局は太平洋にどっと投げ出すんだろう
(引用元:ENENEWS 08 August 2013)

◇日本原子力庁・東京電力福島第一原子力発電所事故対策室の金城慎司室長が、「放射能汚染水が福島第一原発から太平洋に流出したことから、福島は緊急事態に陥っている」と語った。
ロイター通信が東京から伝えたところによると、金城室長は「東京電力は、放射能汚染水の流出を防ぐために地中に遮水壁を設けたが、汚染水の水位がこれを上回り、法定基準を超える汚染水が海洋に流出している可能性がある」と述べている。
また、「東京電力による地下水くみ上げ計画は一時的な解決策に過ぎない」としている。
日本政府は、福島原発事故の発生直後に東京電力に対し、緊急措置として放射能汚染水を太平洋に放出することを認めたが、日本の漁業関係者や近隣諸国はこの措置を強く非難していた。
(引用元:イラン日本語ラジオ)

◇日本の原子力のお目付役によると、放射能汚染水が福島第一原子力発電所近くの海水に漏れ出るのを防ぐ戦いに失敗したとして戦いの最中にあるTepco(東電)が"危機感に乏しい"と非難されている。

「福島原発の放射性廃棄物処分をただ東電に任せるわけにはいかない」と原子力規制庁事故対策室の金城慎司(Shinji Kinjo)室長がロイターに語った。「まさに今、私たちは緊急事態にある。」

2011年3月11日の地震と津波によって多くを破壊された福島第一原子力発電所の最下部に毎日400トンの地下水が浸透する。浸透した水は、たまって、太平洋に漏れ出る前に、損傷した原子炉を冷却するのに使われた水と混ざる。

過去2年間、東電は特別がんじょうな造りの貯蔵タンクに超過した水をどうにかうまく吸収させたと主張した、だが、先月末に有毒な水は封じ込められていなかったことを認めた。

福島の浄化に110億ドルの請求額を手渡されたあと財政難に迫られるエネルギー会社は、同時に特殊な化学薬品で発電所周辺の土壌を固めて、海に隣接した発電所の側に突き通せない壁を造る。

だが、硬い外壁は完ぺきではない。その技術が役に立つのは地表より1.8メートル下のみ。

従って、毎日くみ出される以上に増えるので、水は発電所の建屋内にたまり続け、結局は保護されていない下層土と表土に到達することになる。

「壁を造る場合、もちろん水はそこにたまることになる。そして水が上にも横にもいかないし、結局、海に行かないようにする方法は他にない」と幾つかの東電の発電所で働いた核エンジニア、Masashi Gotoはロイターに語った。「従って今、問題は、私たちにどれくらい時間があるか?です。」

有毒な水は三週間以内にあふれ出る可能性があると朝日新聞は報じた。

金城室長は正確なタイミングについて推測するのを拒否した、だが、どんな放射能汚染水もそれが漏れ出る過程は「非常にすみやかに流れ出るもの」だと述べた。

東電は発電所への地下水の流入を減少させるバイバスを建設している。

東電はまた、水位が上がるのを止めるために週末までには放射能のしみ出る量を必要なだけくみ出し始めると約束した。だが、放射能汚染水の貯蔵タンクが85%満タンで、さらに造るでも現在の間に合わせの施設を永久のものに変えるでもはっきりした計画がまるでないとき、会社は限界に直面する。

「新たな処置は汚染水が海に流れ込むのを止めるのに必要です」と金城室長は強調した、彼は2年以上にもおよび続いてきている危機に向かって長期的解決を実行しそこなったとエネルギー大会社を非難した。

東電は、なかなか調査を実施しないし結果を公表したがらないので、太平洋に放出されている放射能汚染水の影響は見積もるのが難しい。

先週、東電は放射性同位元素トリチウムの放出を検査したと発表し、法定限度内だったと言っている。現在、東電は海水のセシウムとストロンチウム検査をする予定で、それは人や環境にとってもっとずっと危険とみなされる。

http://rt.com/news/fukushima-emergency-radioactive-groundwater-073/

写真は、8日に他界した女優のカレン・ブラック
「イージーライダー」もそうだけど、その後のボブ・ラフェルソンの「ファイブ・イージー・ピーセス」これのインパクトのほうが大きかった
あんな目つきができる女優ってそうはいない、たぶんあの時代だから魅力になりえたユニークさ
イージーライダーで一緒にぶっとんだデニス・ホッパーはお先に逝っちゃってるし さよなら!
◇米女優カレン・ブラックが8日、がんのために死去した。74歳だった。
ブラックは、1960年代にオフブロードウェーの舞台で演劇の経験を積み、65年にブロードウェーデビューを果たした。
翌66年にフランシス・フォード・コッポラ監督の映画「大人になれば」で映画デビュー。69年にデニス・ホッパーやピーター・フォンダと共演した「イージー・ライダー」で脚光を浴び、70年にはジャック・ニコルソンと共演した「ファイブ・イージー・ピーセス」でゴールデン・グローブ賞の助演女優賞を受賞、アカデミー賞にもノミネートされた。
彼女のがんとの闘いは長期にわたった。欧州での治療を希望し、そのための費用をインターネット上で募り、数千ドルを集めた。しかしブラックさんの夫が7日、ブラックさんが死去する数時間前に、病状の悪化を理由に渡欧を断念したことを明らかにしていた。
(CNNより)
http://www.cnn.co.jp/showbiz/35035811.html

2013/08/10

Lavabit 閉鎖のわけ


◇スノーデンが利用したとのEメールサービス、Lavabitが突然閉鎖となる
boing boing 08 Aug 2013

Gmailのような人気のあるウェブベースの無料サービスよりもっと望ましいプライバシーとセキュリティをユーザーに提供すると主張するEメールサービス、Lavabitをエドワード・スノーデンが使っているとの話が広まったの憶えている?Lavabitのオーナーがサービスを閉鎖していて、lavabit.comのホームページに今日、"アメリカ人に対する犯罪に共謀させられる"のを避けたいことについてメッセージを掲載した。

声明によると、ユーザーをスパイすることで政府に協力しろとの裁判所命令を彼は拒否したようだ。

LavabitのEメールサービスは35万人の自称ユーザーをもとにさまざまなセキュリティ機能を提供した、そして国家の監視プログラムに協力するよりはむしろ、初めて公然と率直に閉鎖するたいした会社だ。7月中旬のモスクワのシェレメチェボ空港の記者会見に招待状を送るのに使われたと報じされるスノーデン(または彼に代わってEメールを送る誰かさん)のEメールアドレスはLavabitのアカウントだった。

以下は、Lavabitの創設者でオペレーターのLadar Levisonからのメッセージ全文

私のユーザー仲間、

アメリカの国民への犯罪に共謀することになるか、Lavabitを閉鎖することで10年近くのハードワークから逃げるか、私は難しい決断を強いられていました。かなりの自己分析の後に、私は活動を中止することに決めました。私の決定につながった成り行きを法律的にあなた方と共有できたらいいのにと思います。私にはできません。どういうことかあなた方には当然わかっている感じがします、憲法修正第一条はこのような情況においてはっきり意見を述べる自由を私に請け合うことになっています。残念ながら、議会はそうでないとする法律を可決しました。適正な請願を二度してきたとはいえ、事態が目下のままの状態にあるとき、この6週間従事する私の経験を分担することはできません。

いまどういうことが生じようとしているか?私たちはすでに第4巡回控訴裁判所で憲法のために戦い続けるのに必要な事務処理の準備を始めています。承認決定はアメリカの企業として私にLavabitの復活を可能にさせます。この経験は私に非常に重要なひとつの教訓を教えます。米国議会の決定または強力な司法の判決例がなければ、アメリカ合衆国に有形のつながりのある会社にだれも個人データを預けないことを私は強くすすめたい。

敬具、
Ladar Levison
Lavabit LLCのオーナーかつオペレーター

http://boingboing.net/2013/08/08/lavabit-email-service-snowden.html


◇政府が押しつける制約が、まさしくなにが彼の会社の危機的局面につながったか説明するのを妨げたとLevisonは言っている。

プライバシー保護団体はこの処置は前例がないと称した。「サービスを提供するプロバイダーが、憲法に反すると感じた裁判所命令に従うよりはむしろ閉鎖を選ぶ、どんな情況も私は知らない」と電子フロンティア財団(EFF)の弁護士、カート・オプサールは述べた。

国家安全保障局(NSA)の監視捜査網に参加するテクノロジー数社は、故意であれ裁判所命令のためであれどちらでも、彼らが力のある情報部門に提供するものがなにか会社の顧客に正確に説明するのを妨げる秘密主義の規制を解除する請願書を提出している。ヤフーはその裁判所命令の幾つかの開示で訴えている。

そのような命令を発行するFisa法廷として知られる秘密法廷の統轄判事が、ヤフー訴訟で機密解除するつもりだと司法省に知らせている。その情報の公開を取り巻く問題について9月まで続く見直し(再検討)に、先週、司法省が同意した。 
アメリカ人を守るのに絶対に必要であるとNSAやオバマ政権が主張する大量監視活動のためにNSAに従うのを拒否していると知られるインターネットやテレコミュニケーション会社はほんの少数だ。そのうちの1社、前CEOのJoseph Nacchioがインサイダー取引で有罪判決を受けたQwest Communicationsは、Qwestが911後の監視の珍しい拒否者になったあと政府は有利な契約で会社を拒絶したと申し立てた。

「企業の参加がなければ、NSAの収集能力はかなり減少するだろう」と最近、元NSAの暗号解読者ウィリアム・ビニーがガーディアン紙に語った。

伝えられるところでは、スノーデンはLavabitの顧客だった。

Levinsonは会社の閉鎖について多くを伝えなかったが、たとえば彼はとりわけNSAについて言及しなかった、彼は法的異議申し立てを起こすつもりだと言った。

彼はこう続けた、「この経験が私にひとつのとても重要な教訓を教えてくれた。議会の決定または強力な司法の判決例がなければ、誰もアメリカ合衆国に有形のつながりのある会社に個人データを預けないことを私は強くすすめたい。」

Levinsonが第4巡回控訴裁判所の前に問題を訴えていた事実が、政府にはLavabitのデータを求める裁判所命令があったのを示したことについて、電子フロンティア財団のオプサールが特に言及した。

「非常に大胆なはっきりした立場をとっている、それには財政上のさまざまな問題があると私は確信する」とオプサールは言っている。

「これを中心としてもっと透明さがあるべきです。ここで法的問題であるものをおおやけに明らかにすることで、おそらくアメリカ合衆国の国家安全保障に危害はないですよ」とオプサールは続けた。

NSA、ホワイトハウス、司法省、国家情報局長官執務室の代表者は、コメントの求めに対して、ただちに応じなかった。

http://www.theguardian.com/technology/2013/aug/08/lavabit-email-shut-down-edward-snowden?CMP=twt_fd

2013/08/08

恋するホアキン「her」


スパイク・ジョーンズのラヴストーリー、11月20日全米公開の新作映画「her」のホアキンにはなんともくすぐられる。音楽を担当するのが"アーケイド・ファイア"というのもナイス!
ストーリーの舞台は近未来のロサンゼルス。非社交的で孤独な作家セオドア(ホアキン・フェニックス)はある日、人類初の人工知能を持つオペレーション・システムを購入。彼は次第にその機械に恋に落ちる… ホアキンが恋するオペレーション・システムの声はスカーレット・ヨハンソン

◇サイバー攻撃でアメリカの軍・諜報機関に協力してきたハッカーが態度を一変させ、関係当局をあわてさせている。彼らは、NSAの監視プログラムをリークして訴追されたエドワード・スノーデンへの政府の対応を見て不信感を募らせたという。

監視かかわりたくない
 
アメリカ軍・諜報機関の職員は毎年1回、ラスベガスで開かれる世界最大のコンピュータ・セキュリティ会議「ブラックハット」に参加。ここで攻撃用、防御用の次世代サイバー兵器開発のためにハッカーからコンピュータウイルスやエクスプロイト(セキュリティ上の弱点を攻撃するため作成されたプログラム)を購入する。だが今年7月末に開かれた会議の雰囲気は例年と一変。多くの売り手を見つけることができなかった。

産業統制システムを保護するサイバーセキュリティサービスを提供するレッドタイガーセキュリティの創設者、ジョナサン・ポレット氏は、スノーデン容疑者がNSA(米国家安全保障局)のネット監視活動などを暴露したことで、以前はアメリカ政府のために働いたり製品を売り込んだりすることに熱心だった一部のハッカーが、協力を躊躇するようになったと指摘した。

コンピュータプログラムを作成し、ネットワークセキュリティの脆弱性を見つけているシェーン・マクドゥガル氏は「罪のないアメリカ人を監視する機械を作ることにかかわりたくない。自分が作った大切な技術がコントロールできなくなり、突然政府によって国家の敵とみなされる人物の監視に使われることもありうる」と話した。

軍・諜報機関の職員はブラックハットで、会議やパーティーに出ること、製品のテストや取引のためにやってきた7500人超の企業幹部やセキュリティ研究者、ハッカーと接触する。ポレット氏は、軍・諜報機関は約5年前から有能なセキュリティ研究者の採用やコンピュータの悪用に使われるソフト購入のためにブラックハットのようなハッカーの会議に職員を派遣していると説明した。

「倫理的な問題」

独立系セキュリティ研究者のアレックス・スタモス氏は「ブラックハットの会場をうろついている人の多くはウイルスを売る専門家だ。発見したウイルスや自分が書いたエクスプロイトを政府に売りつけている」と話した。

彼はさらに、エクスプロイトを使ってコンピュータウイルスの「スタクスネット」などの兵器が開発されていることが知られるようになり、ハッカーは自分の技術が攻撃に使われる可能性があることを認識するようになったと説明した。スタクスネットは2010年に発見され、イランの核施設に対するサイバー攻撃に使われた。「ウイルスを政府に売ることに倫理的な問題があると考えている。購入したウイルスで何を行っているか以前は知らなかったが、今は知っている」と彼は述べた。

スノーデン容疑者の暴露は、政府がハッカーを無料の労働力として扱ったり、彼らの製品とサービスを好ましくない目的のために使ったりしているという彼らの不満を再びあおることにもなった。「私たちのコミュニティの大半はあらゆる政府関係者に対して不信感を募らせている。政府の動機が真に利己的であるように思われるからだ」とポレット氏は話した。

一方、ネットワークセキュリティ企業、ラドウェアのバイスプレジデント、ハワード・タイシャー氏は「政府への協力に抵抗するハッカーは目先のことしか考えていない。緊張は長くは続かない」との見方を示し、「すべての軍・諜報機関は昔からアメリカ人エンジニアと科学者のスキルを使って国の安全を守る策を考えてきた。協力を拒めば、別の人が埋め合わせをするだけだ」と述べた。

(引用元:ブルームバーグ)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130808/mcb1308080502010-n3.htm

2013/08/07

Good Coups, Bad Coups



書籍をデジタル時代に導いて売れるようにしたアマゾンドットコムの創設者ジェフ・ベゾスが、別の古いメディア、"ワシントンポスト"の中心人物を追い求める。(AP 6 August 2013)
◇ウォーターゲート事件のスクープなどで知られる米紙ワシントンポストが、米インターネット小売大手アマゾンドットコム(Amazon.com)の創業者、ジェフ・ベゾス氏個人に売却されることが明らかになった。同紙のドナルド・グレアム最高経営責任者(CEO)が5日、2億5000万ドル(約250億円)での売却を発表した。
売却されるのは同紙が所有する資産のうち新聞関連事業のみで、通勤者向け無料紙「エクスプレス(Express)」、スペイン語紙「ティエンポ・ラティーノ(El Tiempo Latino)」などが含まれる。
(引用元:AFP=時事)

◇望ましいクーデター、恥ずべきクーデター(Good Coups, Bad Coups) 
TODAY'S ZAMAN 13 July 2013 by Joost Lagendijk
サウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェートはカイロの新政権に少なくとも120億ドルの支援を約束した。反革命的なペルシャ湾岸の君主らが彼らの気前のよさと引き替えに何を要求するか、実に明瞭になる、そしてそれは民主主義ではない。 
実は7月4日にエジプト軍がモハメド・モルシ大統領とムスリム同胞団の内閣を打倒したとき、この権力の強奪がクーデターと呼ばれてしかるべきかどうかの問題に私は長時間論争するとは思っていなかった。多くのオブザーバーがその日、クーデターのようだ、クーデターのようなにおいがする、クーデターのようにふるまう、と公式に表明した。従って、誰もこれに反対したがるとは思わなかった。 
中東とその先の大部分の政府がこれに異議を唱えるのが判明した。軍による乗っ取りに彼らが強く反対論をぶったとき、トルコとチュニジアは不服だった。アンカラでは結局、めったにない同調の行動、議会の4政党すべてによる共同声明にまでなった。アフリカ連合はエジプトのメンバーの地位を一時停止することですぐに逆襲した。 
アメリカ政府は懸念を表明したものの、民主的に選ばれた政府を軍が退陣させる国々に対して援助を無理やり一時停止にさせる法的要件がある事実を十分承知して、クーデターという言い回しは避け続けた。兵器一覧と債務帳消しに与える膨大な予算を理由に、あると信じるカイロにおける影響力をワシントンが失いたくないのは明らかだ。 
EUの表明は決断力に欠けるものだった。たぶん混じり合う外交的用心深さを極端に押し出しすぎ、エジプト向けのEU資金を危険にするだろうとの心配と同時にモルシとモスリム同胞団へのわずかな愛着も失う。 
トルコのエルドアン首相はすぐにクーデター反対論をぶち損ねたヨーロッパを激しく叱り、ブリュッセルを偽善行為と非難する。クーデターのいやな記憶を広く共有するトルコではそんな論難攻撃がとても受ける。トルコはヨーロッパのダブルスタンダード(二重基準)に気づくことでは、こっぴどくやられた憤慨で団結する。 
ジョージワシントン大学の教授、マーク・リンチは外交政策のなかで説明する。「革命に反感を抱く湾岸の君主らが彼らの気前の良さと引き替えになにを期待するかはかなり明瞭です、そしてそれは民主主義ではありません。保守的な湾岸諸国は新しいムバラク状態と、このアラブ蜂起の不愉快すべての決定的終焉を買いたいでしょう。」 
自由な報道機関でいいことは、特にアメリカで、"クーデターかクーデターでないか"をめぐる議論が続くということ。ニューヨークタイムズ紙は、旧ムバラク政権に関連した強力なグループと個人がモルシ氏の政権を徐々にむしばむために何ヶ月ものあいだ最大限のことをしたのを示すと思われる報道記事を掲載した、たとえば、エネルギー供給を妨害することや、停電やガソリンスタンドで長蛇の列を引き起こして。軍が多数のモスリム同胞団指導者の逮捕とモルシ寄りのメディアへの締め付けを開始したあと、有力なAP通信社が方針を変えることに決め、軍の打倒をクーデターと呼び始めた。 
ウェブサイトのMonkey Cageで、専門のアメリカの研究者がなぜこの進行中の論争が重要かを明瞭に表した。「クーデターは、民主主義やクーデター事項への国際的反応にとって不適当、そして民主主義に向かう(あるいは民主主義から遠のく)エジプトの道はおそらく、選挙のやり方に復帰して、できるだけ早く選挙結果を尊重するための強い国際的な圧力次第で決まるだろう。」 
http://www.todayszaman.com/columnist-320771-good-coups-bad-coups.html  

 
 

2013/08/06

ハワード・ジンの「爆撃」


◇「プラトーン」「JFK」などで知られる米国の映画監督オリバー・ストーン氏(66)が4日、広島市内で読売新聞のインタビューに応じ、「原爆投下は戦争を終わらせるために必要だったというのは幻想だ。(米国人として)被爆者に謝罪したい」と語った。
ストーン監督は昨年、第2次大戦前夜の1930年代からオバマ大統領登場までの米国の現代史について、独自の視点で描くテレビドキュメンタリーシ リーズ「もうひとつのアメリカ史」を制作。その中で、原爆投下はソ連(当時)へのけん制が目的で軍事的に不要だったと主張している。今回は原爆忌に合わせ 広島、長崎を初めて訪問、被爆者との対話などを予定している。
インタビューで、ストーン監督は、原爆を投下した米国は英雄であると教わってきたと説明したうえで、「80年代までそうした幻想に疑問を差しはさむことはなかったが、歴史をもっと深く見るようになった。私は歴史に対して建設的でありたい。日本の人々も、米国の神話を受け入れず、なぜ原爆が落とされ たのかを学んでほしい」と話した。
(引用元:よみうり新聞 2013年8月5日)

オリバー・ストーンの見解はまさにハワード・ジンが述べてきたことだ
民衆の歴史家と呼ばれるハワード・ジンのヒロシマ、ナガサキへの思い、
ロワイヤン爆撃の爆撃手だった彼の歴史認識は岩波ブックレット「爆撃」で読めます 
すばらしい本です(たった560円)


ハッカーの祭典"デフコン"
◇運転中、ハッキングされ急加速! 米ハッカー祭典で発表

車載システムがハッキングされ、運転中にハンドルやブレーキが利かなくなる――。こんな事態が現実味を帯びてきた。米ラスベガスで開催中のハッカーの祭典「デフコン」で、トヨタ自動車のプリウスなどを例に専門家が手法を披露。IT化が進む車のセキュリティー強化に向け、注意を呼びかけた。

米国防高等研究計画局(DARPA)の助成を受けた米ツイッター社の研究者チャーリー・ミラー氏らが、プリウスと米フォードのエスケープを例に発表した。

ミラー氏らは車載ソフトの解析で接続に成功。運転手の意思に反して急加速やブレーキを利かせたり、ハンドルを動かしたりしたほか、エンジンを切り、残り少なかった燃料計を満タンとして表示させる様子などを映像とともに披露した。

(引用元:ハフィントンポスト紙日本版)

◇コンピューター技術に精通したハッカーたちが最新の技術を発表する世界最大のイベント「デフコン」がアメリカ・ラスベガスで始まった。アメリカ政府による大量の情報収集活動が発覚したことを受け、今年は例年と異なる光景が見られた。

ハッカーの祭典・デフコンには世界から約1万4000人が集まり、最新のIT技術やセキュリティー対策を披露した。しかし、会場では、アメリカの国家安全保障局が極秘に情報収集を行っていたことへの批判が見られた。政府に抗議の声を伝えようと、ワシントンDCにつながる電話ボックスも設けられていた。

参加者らは「国家安全保障局の“違法な”『監視』に不安を感じます」「国家安全保障局の局長は、去年は『監視プログラムはない』と言っていたのに」などと語った。情報収集問題を暴露したCIAの元職員・スノーデン氏の似顔絵をあしらったTシャツも売られていた。

国家安全保障局はサイバー攻撃への対策としてここ数年、会場でハッカーの採用活動を行っていたが、今年は参加を断られるという異例の事態になった。

http://news24.jp/articles/2013/08/03/10233634.html

6月18日、ロスで運転するクルマが急角度で曲がった(目撃者証言)と思ったら木に激突して炎上、ジャーナリストのマイケル・ヘイスティングスが焼け死んだとき、ブッシュの補佐官だった人が、「誰かがクルマに搭載されるコンピュータシステムをハッキングして、こういう事態に至ったことは大いに考えられる」と言っていた
彼はすごいネタを手に入れており、もうまもなく発表するつもりだと同僚らに漏らしていた、"恐れ知らず"の記者も覚悟を決めるほどのネタだったらしい
そうそう、遺族の意に反して彼の遺体が火葬になると、どこかで読んだが、記者の妻や家族らは民間調査員を雇ったとのことである 
近頃のアメリカの機関はイスラエルのモサドばりの暗殺計画を平気で遂行するから、妻や同僚が怪しむのも当然のこと
(6月27日投稿の記事、「車に対するサイバー攻撃」をご覧ください)

2013/08/05

マニングに有罪判決


身柄を拘束されたまま、やっと訴追手続きに入ったマニング上等兵の裁判のゆくえはほったらかにして、今年1月から何ヶ月もアメリカの大手メディアは男女間の痴話げんかを扱う法廷ドラマを過熱報道してきた...

◇2008年に恋人をナイフで27回刺し、頭を銃で撃ちノドを切り裂いて殺害したとして予謀殺の罪で有罪を言い渡されたジョディ・アリアス被告(32)が5月21日、アメリカの裁判所で陪審員らを前に、極刑を回避するよう懇願した。
裁判でアリアス被告は自己防衛の行動だったと主張したが、陪審団は2週間前、予謀殺の罪で有罪を言い渡し、さらに先週、被害者に対して「特に残虐」だったため、死刑を言い渡す可能性もあると判断していた。

(引用元:AFP 2013年5月23日)
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2945748/10790502


◇ジェレミー・スケイヒル:「ジョディ・アリアスを"ナンシー・グレイス(元女性検事、現在CNNのトーク番組で活躍)クリスマス"に変質させた"恥ずべき"メディアはブラッドリー・マニングを無視した」
30 July 2013

ネーション紙の記者で「汚い戦争(Dirty Wars)」の著者であるジェレミー・スケイヒルが、火曜日、デモクラシーナウ!のホスト、エイミー・グッドマンと一緒になって、国家安全保障機密文書の公表に関連するたくさんの容疑でブラッドリー・マニング上等兵に有罪判決を下した軍事法廷の評決に逆襲した。アメリカ史において最も重要な訴訟事件のひとつと彼が呼ぶものを広く無視するとの理由でスケイヒルはニュースメディアをこてんぱんに叱った。"法人組織のニュースメディア"は、おおむねアメリカの軍事作戦の支えとなっていて、政府を守るためにこの訴訟事件の報道を避けてきていると彼は非難した。

「おそらく、アメリカの近代史において最も重要な訴訟事件のひとつであるこの裁判について、法人組織のメディアの報道はまったく恥ずべきものである」とスケイヒルは切り出した。

「ケーブルニュースの全部がひとつの有名なナンシー・グレイス・クリスマスに変えられた、なんとCNN、MSNBC、フォックスニュースのジョディ・アリアス裁判の報道を見たとき、同時にあなた方はまったくの報道の欠如を相手にします」とスケイヒルは続けた。逮捕から裁判まで、マニングの訴訟事件を報道した独立系ジャーナリストは、あとのニュースメディアの面目をなくさせた。政府は、報道してもらいたい新聞ネタを報道し、彼らが却下したいと思う新聞ネタを購入するよう扇動することでメディアを操作する方法を心得ていると彼は言った。

「ブラッドリー・マニングに関するものより、事実上の主婦の女性とその夫についての告発の報道のほうが多かった」とスケイヒルは述べた。「これがまさにこの国のメディアの現状です、開会から閉会まで報道すべきとあるメディア文化が私たちにないことにただ唖然とさせられる。」

マニングの軍事法廷を取り巻く秘密主義や、その裁判がどうやって行われたか、裁判が民主主義の価値をいかに攻撃したか、スケイヒルは非難して言った。

「犯罪行為に遭遇したとき、政府組織内の人々には遠慮なく話す義務や職責があるとあなた方が信じるなら、あなた方はブラッドリー・マニングを内部告発者として見なくてはなりません」とスケイヒルは後で言った。「愛国心によって動機づけられた人として彼のことを見なくてはなりません、そして彼の名と他のアメリカ人の名のもとに侵されるこの種の戦争犯罪を望んでいなかった人として見なければなりません。」

マニングの有罪判決は、国家安全保障省(NSA)をリークするエドワード・スノーデンが海外に逃げてロシアで亡命保護を求めたことがなぜ正しかったかその理由を示すと述べることでネーション紙のジャーナリストは話を締めくくった。

画像:デモクラシーナウ!経由でクリップをご覧ください。

http://www.mediaite.com/online/jeremy-scahill-shameful-media-that-turned-jodi-arias-into-nancy-grace-christmas-ignored-bradley-manning/

2013/08/03

ジェンダーギャップ

◇アメリカの無人機攻撃、世界の人々はどう見るか

「アメリカの無人機(ドローン)によるミサイル攻撃を支持しますか」
Pew Research Center による31カ国の人々の意見調査結果が発表された。

ほとんどの国で不支持が支持を上回った。もっとも、イスラエルだけはアメリカの無人機攻撃をアメリカ人以上に支持する。

興味深いのは、男女間ではっきり意見が異なること。女性の支持は男性に比べてはるかに少ない。この差が最も顕著だったのが日本。男性は41%が賛成と答えているのに対し、女性はわずか10%だった。調査対象となったEU8カ国のうち、6カ国で男女差が2桁以上あり、アメリカの男女差は17ポイントだった。アメリカ人の男性は70%が支持。

Pew Research Centerの「世界の人々の意見に関するプロジェクト」で世界経済に関する調査担当の責任者ブルース・ストロークスは、プロジェクトについてこう書いている。

「軍事力の行使に関する世界調査では、性別による意見の違いが見られることはよくある。正義を貫くために武力が必要な場合があると答える人は、男性に比べて女性はかなり少ない。だが、無人機による攻撃に関する差は著しく大きい。」

(引用元:Wired 2013年7月29日)
http://wired.jp/2013/07/29/the-drone-gender-gap-big-differences-in-how-men-and-women-view-strikes/730

◇アメリカの世界的なイメージは引き続き中国より肯定的
18 July 2013

アメリカ合衆国に対する態度

38カ国のうち28カ国で、調査対象者の半数またはそれ以上がアメリカに好意ある意見を表明する。ヨーロッパ人はアメリカにあまねく高い評価を与える、特にイタリアでは昨年の74%(2007年には53%)から増えて76%がアメリカに肯定的見方を抱く。ギリシャはヨーロッパの国で唯一、アメリカに肯定的評価をもたらす人が半数より少ない国だ。

ユダヤ人(90%が好意的)とアラブ人(42%が好意的)コミュニティの間で大きな違いがあるものの、イスラエル人の約10人に8人がアメリカに肯定的意見を持つ。中東の他の場所では評価はもっとずっと否定的だ。パレスチナ人、エジプト人、ヨルダン人で好意的意見を提供するのは5人に1人より少ない。チュニジア人はレバノン人と同じく、いくらか肯定的(42%)である。しかしながらレバノンではスンニ派イスラム教徒(66%が好意的)やキリスト教徒(56%)とシーア派イスラム教徒(9%)の間で、かなり見方は異なる。昨年以降アメリカに肯定的見方をするトルコ人の割合が6%上昇するとはいえ、トルコではアメリカは大いに否定的評価を受け続ける。

アジア・太平洋地域で調査対象となる国のほとんどでアメリカは大いに肯定的評価を受ける。特に三分の二まはたそれ以上が肯定的見方を保持するフィリピン、韓国、日本、オーストラリアではそうだ。主にイスラム教徒の国であるインドネシアとマレーシアでも、アメリカはたいてい好意的評判を得る。マレーシアでは少数派の仏教徒コミュニティ(72%が好意的)がイスラム教徒の住民(46%)より肯定的態度を表明する。

しかしながら、アジアには中国とパキスタンの2つの例外がある。2010年には58%が好意的意見だったのを現在の40%と比較して、中国の態度はここ3年を通じて暗示的に変わってきている。この間、パキスタンには反米主義が近年広まってきており、現在、好意的見方はわずか11%だ。

アメリカはラテンアメリカでおおむね好意的評価を受ける、特にエルサルバドル、ブラジル、チリ、メキシコでは。ここ数年を通じて国の指導者がまったく反米レトリックに従事する2つの国、ボリビアとベネズエラでさえ、結局のところ、アメリカは肯定的評価を稼ぐ。両国の評価は左派の人たちのあいだより右派の人たちのあいだで高い。ラテンアメリカの例外はアルゼンチンで41%が好意的見方を表明する、とはいえ、これは2007年の16%よりさらにいっそう肯定的だ。

アフリカ人は圧倒的にアメリカに好意的評価を提供する。サハラ以南のアフリカ諸国すべてで、およそ10人に7人またはそれ以上がアメリカを肯定的に見る。キリスト教徒とイスラム教徒の間で人口がほぼ均等に分割されるナイジェリアでは、両グループの多数派がアメリカに好意的意見を持つ。この見方は、イスラム教徒(57%)よりキリスト教徒(82%)のなかでのほうが一般的ではあるが。

無人機急襲は広く不人気

調査対象となる国のほとんどで、過激派の指導者や組織に対するアメリカの無人機キャンペーンに引き続き徹底的な反対がある。31カ国で少なくとも半数が、パキスタン、イエメン、ソマリアのような所の過激派を標的にしたアメリカが行う無人機ミサイル攻撃に不賛成だ。中東、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アジアを含め、世界のすべての辺境からの15カ国では少なくとも4人のうち3人がこの見解をとる。

唯一、大多数が無人機キャンペーンを支持する3カ国は、イスラエル(64%が是認)、ケニヤ(56%)、そしてアメリカ(61%)自身だ。アメリカのほとんどの無党派(60%)と民主党員(59%)も承認するとはいえ、共和党員(69%が是認)は特にこの政策を推奨するらしい。

この問題に関する意見は、どうしてもオーストラリア、カナダ、ドイツで分かれる。アメリカの無人機攻撃のドイツの支持は、2012年の38%と比較して現在45%が是認と、実は昨年以降、若干増えている。フランスの大多数は依然として無人機攻撃に反対だが、昨年の37%から現在45%に上がり、支持がここでも増えている。

フランス、ドイツ、スペインにはこの問題に関して鮮明なイデオロギー上の不一致があり、一連の政治の範囲で左派側の人たちより右派の人のほうがはるかにアメリカの無人機攻撃を支持する。

無人機についての見解はまた、多くの国で性別ラインに沿ってはっきり異なる。例えば、日本では、女性の支持がわずか10%なのに比べて、男性の無人機攻撃の是認は41%だ。二桁の性別ギャップは、オーストラリア、カナダ、アメリカ、韓国、ウガンダに加えて、調査対象となるEU諸国8カ国のうち6カ国にあることもわかる。

http://www.pewglobal.org/2013/07/18/chapter-1-attitudes-toward-the-united-states/#drone-strikes

もうひとつ、気になる数値から…

昨年末行われた衆議院選の投票率は戦後最低の59.32%だった。国政選挙でおよそ6割、地方選だと半数以下しか投票に行かないケースも多くなっている。
では、他国はどうかというと、北欧の国々の投票率は高い。例えば最近の国政選挙で見ると、スウエーデン85%、アイスランド83%、デンマーク82%、ノルウェー75%、フィンランド70%となっていて、8割を超える国がある。他の西欧諸国などは、以外に低くて、ドイツ71%、イギリス66%、フランス57%、アメリカ54%だ。

世界には義務投票制として法律で義務化している国々もあり、その国ではおおむね8割を超えている。特に投票に行かなかった場合の罰則が厳しい国ほど、(当然)投票率は高くなる。
シンガポール(選挙権はく奪)93%、オーストラリア(罰金)93%、ベルギー(罰金・選挙権制限)89%、ウルグアイ(罰金・権利制限)90%、トルコ(罰金)88%、ブラジル(罰金)82%、イタリア(罰則なし)81%。

どうだろう、日本でも義務化すると同時に、責任をはっきり自覚させるために、罰金を課したらどうか。もちろん、自民党はやりたがらないだろう。

(引用元)http://www.chikyumura.org/bureau/2013/04/19210643.html
(参考)The International Institute for Democracy and Electoral Assistance 

画像は、無人機攻撃について支持、不支持をグラフ化したものと、男女間のギャップをグラフ化したもの
画像はクリックすると拡大版で見ることができます