見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2015/08/31

世界は見ている

◇オリバー・ストーン監督ら海外74人、知事に辺野古取り消し求める
沖縄タイムズ 2015年8月23日

オリバー・ストーン氏(米映画監督)やノーム・チョムスキー氏(米マサチューセッツ工科大学言語学名誉教授)、モートン・ ハルペリン氏(元米政府高官)ら海外の著名人や文化人、運動家ら74人は22日、名護市辺野古の新基地建設計画をめぐる声明を発表した。同計画を阻止する 鍵を握るのは、翁長雄志知事による埋め立て承認の取り消し・撤回だと主張し、「知事が無条件で妥協や取引を全く伴わない埋め立て承認の取り消しを行うことを求め、期待する沖縄の人々を支持する」と表明している。

△「世界は見ている」辺野古問題・海外著名人の声明全文

沖縄の人々は20年間にわたり名護市・大浦湾の辺野古に計画されている海兵隊新基地に対し圧倒的な反対の姿勢を明らかにしてきた。我々が2014年1月に出した新基地建設反対声明以来、地元の反対は拡大し強化された。何千、何万の人々が集会に集まり、繰り返し沖縄や日本本土の関係省庁の庁舎前で抗議行動を行った。辺野古漁港での座り込みテントは12年目に入る。建設予定地に続くゲートでの座り込みはすでに400日以上続いており、1月以降は24時間態勢を取ってきた。抗議する人々は非暴力の市民的不服従運動を行ってきており、湾内ではシーカヤックを使い陸上では自らの体でトラックを阻止するなどして、建設のプロセスを物理的に妨げてきている。機動隊や海上保安庁の人員は抗議運動をする人を襲い、深刻な負傷をもたらした。県内 の世論調査では80%が新基地に反対している。一方、日米政府は沖縄の人々の意思を妨害する決意について譲らない姿勢のままでいる。
 島で構成される県である沖縄は、国の0・6%の面積で1%の人口を抱えるが、日本にある米軍基地の74%をすでに負担している。この負担はすでに県外に比べ500倍近いものである。沖縄はこのことをあからさまな構造的差別と見ている。
 東京とワシントンの日米政府高官たちは、海兵隊普天間飛行場を宜野湾市から撤去し、辺野古に新基地を造ることが騒音被害や人口密集地での墜落の危険性を軽減すると主張している。しかし宜野湾市の人々を含む沖縄の人々は、これらの問題を沖縄の一つの地からもう一つの地に移動させることが「解決策」だとは考えていないことを明確に表明している。さらに、この航空基地を建設することは美しくも壊れやすい大浦湾の環境を破壊する。大浦湾は、日本で残存するもっとも健全なサンゴの海であり、保護対象となっている海洋ほ乳類ジュゴンや他の魚類や植物の棲息(せいそく)地でもある。
 2014年11月、沖縄の人々は基地建設阻止の立場をとる翁長雄志氏を大差で知事として選んだ。何年も新基地に反対すると約束してきた後、突然埋め立て申請を承認した現職の仲井真弘多知事を破っての当選であった。仲井真氏は東京からの重圧に屈服し、自らの選挙公約に直接違反し有権者を裏切った。
 繰り返し「あらゆる権限を駆使」して基地を阻止する意向を述べてきた翁長知事は、埋め立て承認取り消しを視野に、承認に法的瑕疵(かし)があるかないか、またあるとしたらどのような瑕疵なのか特定するために環境、法律の専門家のチーム「第三者委員会」を任命した。
 7月にこの委員会が出した報告書は、仲井真前知事による埋め立て承認は「環境保全及び災害防止に付き十分配慮」しておらず、「国土利用上適切且つ合理的」という基準に適合しないことにより、日本の公有水面埋立法に反すると結論づけた。これは常識とも合致している- 深刻な環境破壊を起こさずにトラック350万台分もの土砂をサンゴの園に投げ込むことが可能であるといった主張が明らかにおかしいということを理解するのに専門知識は必要ない。翁長知事は今、日本政府に基地建設を進めることを許してきた埋め立て承認を取り消すための証拠を手にしている。
 日本政府は一カ月の建設工事中断を発表するという形で対応し、県との協議に入った。しかし沖縄の人々やその代表者たちにとってもう一つの平手打ちを食らわせるかの如く、政府は「協議」の結果にかかわらず基地建設のための作業をその後続けると断言している。
 翁長知事は自らの権限においてこれを阻止する鍵を握る。第三者委員会報告書の裏付けを得て、仲井真前知事の埋め立て承認を取り消す権限である。このような行動を取られることに対する日本政府の恐れが、工事中断と、大きな経済振興計画を約束し翁長知事に反対をやめさせることを狙った協議に入る動機づけとなったのであろう。しかしこのような買収の試みは沖縄の人々にとっての侮辱である。
 第三者委員会による検証は、仲井真知事による埋め立て承認は法的瑕疵がある-要するに違法であるとの結論を出した。これが意味することは、翁長知事はこれを取り消す法的義務があるということである。第三者委員会が結論を出した直後にこのような取り消しがあると期待されていたが、多くの沖縄の人にとって驚きであったのは、翁長知事は第三者委報告を受けてのいかなる判断も一カ月間先延ばしにしたことだ。
 翁長知事が埋め立て承認取り消しをしないようなことがあったら、それは違法なプロジェクトに加担するということになる。もちろん翁長知事はそれを分かっているはずであり、決定的な行動に出ないことが沖縄社会に爆発を引き起こすであろうことも分かっているはずだ。
 沖縄の人々は、知事が無条件で妥協や取引も全く伴わない埋め立て承認取り消しを行うことを求め、期待していることを明白にしている。
 我々は沖縄の人々のこの要望を支持する。
 世界は見ている。

署名者:
マシュー・アレン ジェームズ・クック大学(オーストラリア)ケアンズ研究会外部教授▽ハーバート・ビックス  ニューヨーク州立大ビンガムトン校歴史学・社会学名誉教授▽アダム・ブロイノウスキ オーストラリア国立大学日本歴史文化学研究員▽ダニエル・ブロウディ  沖縄キリスト教学院大学大学院 異文化間コミュニケーション学研究科教授▽アレクサンダー・ブラウン ウーロンゴン大学(オーストラリア)人文社会学部 博士課程▽マイケル・K・ボーダッシュ シカゴ大学▽アキコ・ウトゥ・カカジ 「平和のための退役軍人会」ワシントンDC支部▽ジェニー・チャン オック スフォード大学学際地域研究学部、中国学と社会学講師▽ブルース・カミングス シカゴ大学歴史学部教授▽チェ・ソンヒ 韓国済州島カンジョン村国際チーム コーディネーター▽ノーム・チョムスキー マサチューセッツ工科大学言語学名誉教授▽マーク・ドリスコル ノースキャロライナ大学チャペルヒル校東アジア 学准教授▽アレクシス・ダデン コネチカット大学歴史学教授▽マーク・イーリー 翻訳家▽ジョン・フェッファー 「フォーリン・ポリシー・イン・フォーカ ス」ディレクター▽ノーマ・フィールド シカゴ大学名誉教授▽ジェームズ・フジイ カリフォルニア大学アーバイン校准教授▽タカシ・フジタニ トロント大 学歴史学教授▽ブルース・K・ギャグノン 「宇宙における兵器と核に反対するグローバルネットワーク」コーディネーター▽ジョセフ・ガーソン(PhD)  アジア太平洋平和と非軍事化ワーキンググループ▽シュブロート・ゴシュロイ マサチューセッツ工科大学研究員▽アンドリュー・ゴードン ハーバード大学歴 史学教授▽メル・ガートフ ポートランド州立大学政治学名誉教授▽モートン・H・ハルペリン 元米国政府高官(国防総省、国務省、国家安全保障会議)▽ ローラ・ハイン ノースウェスタン大学(シカゴ)教授▽エドワード・ハインリッヒ-サンチェス 「平和のための退役軍人会」琉球沖縄支部コーディネーター ▽ジュリー・ヒガシ 立命館大学(京都)教授▽カツヤ・ヒラノ カリフォルニア大学ロスアンゼルス校歴史学准教授▽クリスティーン・ホング カリフォルニ ア大学サンタクルーズ校助教授▽グレン・D・フック シェフィールド大学教授▽アサト・イケダ フォーダム大学助教授▽レベッカ・ジェニソン 京都精華大 学人文学部教員▽ポール・ジョバン パリ・ディデロ大学准教授▽デイビッド・T・ジョンソン ハワイ大学マノア校社会学教授▽ウィリアム・ジョンストン  ウェズリアン大学(コネチカット州)歴史学教授▽エリン・ジョーンズ 研究者▽ジャン・ユンカーマン 映画監督、早稲田大学客員教授▽カイル・カジヒロ  「ハワイの平和と正義」理事▽ジェフ・キングストン テンプル大学日本校歴史学教授▽J・ビクター・コッシュマン コーネル大学教授▽ジェレミー・カズマ ロフ タルサ大学助教授▽ピーター・カズニック アメリカン大学歴史学教授▽ジョン・レットマン ジャーナリスト(ハワイ州リフエ)▽ダグラス・ラミス  沖縄キリスト教学院大学大学院客員教授▽キャサリン・ルッツ ブラウン大学教授▽ジャニス・マツムラ サイモンフレイザー大学(カナダ)准教授▽ガバン・ マコーマック オーストラリア国立大学名誉教授▽ジョー(ヨシ)マッキンタイア、平和運動家、国際関係学研究者▽リチャード・H・ミネア マサチューセッ ツ大学アマースト校歴史学名誉教授▽ジョン・ミッチェル ジャーナリスト▽R・タガード・マーフィー 筑波大学東京キャンパス国際政治経済学教授▽キャサ リン・ミュージック 海洋生物学者(ハワイ州カウアイ島)▽クリストファー・ネルソン ノースカロライナ大学チャペルヒル校准教授▽サトコ・オカ・ノリマ ツ 『アジア太平洋ジャーナル・ジャパンフォーカス』エディター▽エリン・オハラ・スラビック ノースキャロライナ大学チャペルヒル校教授▽ステファ ニー・オルトレバ 「ウィメン・エネイブルド・インターナショナル」代表、国際人権および女性の権利の弁護士▽エイコ・オタケ ウエスリアン大学レジデン トアーチスト▽クーハン・パーク グローバライゼーションに関する国際フォーラム(サンフランシスコ)▽チャールズ・ペレグリーノ 深海探検家、宇宙生物 学者、法考古学者▽ジョン・プライス ビクトリア大学(カナダ)歴史学教授▽スティーブ・ラブソン ブラウン大学名誉教授▽ジョーダン・サンド ジョージ タウン大学日本史教授▽ピーター・デール・スコット カリフォルニア大学バークレー校英文学名誉教授▽マーク・セルダン コーネル大学東アジアプログラム 上級研究員▽オリバー・ストーン 映画監督▽ミユメ・タンジ オーストラリア国立大学▽ジョン・ウィッティア・トリート イェール大学名誉教授▽ブライア ン・ヴィクトリア 外国人来訪研究員、国際日本文化研究センター(京都)▽デイビッド・バイン、アメリカン大学人類学准教授▽バネッサ・B・ウォード オ タゴ大学(ニュージーランド)歴史学・美術史学科東アジア史講師▽デイビッド・ウェブ、リーズ・ベケット大学(英国)名誉教授 「宇宙における兵器と核に 反対するグローバルネットワーク」代表、「核軍縮キャンペーン」代表▽ピアス・R・ウィリアムソン、北海道大学メディア・コミュニケーション研究員特任准 教授▽ジェームズ・ウィンター ウィンザー大学(カナダ、オンタリオ)コミュニケーション、メディア&映像学教授▽ケネス・H・ヤング、カナダ退役軍人会 256支部(カナダBC州ナナイモ)サービス・オフィサー 
(署名者リストは、ファミリーネームのアルファベット順)

http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=129752&f=cr
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-247705-storytopic-53.html

△今回の声明には、普天間の辺野古移設に反対し、即時無条件返還を求める声明を2014年1月に発表した海外の識者や文化人らを中心に名を連ねた。沖縄返還に関する米政府の交渉担当者のモートン・ハルペリン氏も初めて加わった。
翁長知事は7月29日、名護市辺野古移設をめぐり、仲井真弘多前知事が出した辺野古沿岸部の埋め立ての承認を取り消す可能性を示唆した。8月下旬以降に、埋め立て承認を取り消すか最終判断する方針だ。

http://www.huffingtonpost.jp/2015/08/23/oliver-stone-henoko_n_8026800.html?ncid=tweetlnkjphpmg00000001


2015/08/29

バンクシーのDismaland

◇バンクシーの(惨憺たる)Dismalandの喜びの骨頂
ガーディアン紙 by Peter Bradshaw

ストリートアーティスト、バンクシーが考案するDismalandと題するこれまでにないアンチ・ディズニーのインスタレーションに人が群がっている。
(4時間待ちの人の列、それでも「待った甲斐があった」との反応。)
それはものすごく人を動かさずにはおかないようだ:特に、伝えられるところでは、あらゆる情報の求めにむっつり肩をすくめること、または”ぼんくら”ジェスチャーで応じると要約されるミッキーマウスの耳付の案内係。
最高のアトラクションはデヴィッド・シュリグリー(David Shrigley:1968年生まれ、活動拠点はグラスゴー。blurの「good song」や2012velvet&nicoのジャケやMOMAユニクロTシャツで知られる)によって編み出された。
彼はKnock the Anvilという屋外サーカスを催す場所タイプのゲームを発明した。テニスボールをそれに向けて投げることでアンビル(金床)を幅が広くてがんじょうな台座から打ち落とそうとする。賞品はアンビル。私がこれに少し取り憑かれている別の理由は、ばかもうかるハリウッド超大作について軽蔑的な批評を書く映画批評家を象徴する人をとらえて放さないメタファーであることだ。私たちは時々、最新のさんざんな容赦ない批評が本当にアンビルをぐらつかせるかのようにふるまう。

http://www.theguardian.com/commentisfree/2015/aug/28/joy-dismaland-mickey-mouse-david-shrigley?CMP=twt_gu
△バンクシー(Banksy)によるテーマパーク「Dismaland」のトレイラー映像が公開された。
イギリスのウェストン・スーパー・メアで9月27日まで(3週間)オープンしているDismaland。バンクシーをはじめ、ダミアン・ハースト、デヴィッド・シュリグリー、ジェニー・ホルツァー、ジミー・コーティ(The KLF)、ジュリー・バーチルなど50組以上の作家が参加しているほか、Run the Jewels、The Savages、Pussy Riot、Massive Attackらによるライブパフォーマンスも予定されている。

上の写真はこちらから↓
http://www.thisiscolossal.com/2015/08/dismaland/


2015/08/25

殺されるトランスジェンダー


性的マイノリティ、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)のトランスジェンダーは、生まれた時の性別にとらわれない性別を有する人のことで、医学的に用いられる性同一性障害の人が自分の生き方にプライドを持って名乗るときにこの言い方を使うそうだ。
生まれた時の性別”男性”ブラッドリーから、”女性”としての生き方にプライドを持ってチェルシーに変えたチェルシー・マニングは、彼らの声を代弁する。
因みに、ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソンもその一人、彼には同姓のパートナーがいたそうで、パートナーをモチーフにしたキャラクターがトゥーティッキだったとか。

◇非常事態:今年、少なくとも17人のトランスジェンダーの女性が殺害された
デモクラシーナウ! 18 August 2015

土曜日ミズーリー州カンサスシティでのタマラ・ドミンゲスの殺害は今年これまで少なくとも17人目のトランスジェンダー女性殺しを記録します。ドミンゲスは教会の駐車場で繰り返しクルマに轢かれます。彼女の死は、ノースカロライナの”未完成の墓”で見つかるエリシャ・ウォーカー、腐乱死体がダラスの畑で見つかるシェード・シュラー、デトロイトの公園で撃たれて殺されるアンバー・モンロー、そしてアリゾナ州フェニックスでこの火曜の夜に射殺されるカンディス・カプリを含む、最近の多数のアフリカ系アメリカ人のトランスジェンダー女性殺しに続いて起こります。「これはトランスジェンダー・コミュニティにとって非常事態です」とチェース・ストランジオは言います。「私たちのコミュニティに対する全くの暴力のメカニズムについて信じられないほど心配しなければならない時に私たちは生きています。」

エイミー・グッドマン:チェース・ストランジオ、最近の国中のトランスジェンダー女性殺しについてあなたとお話ししたいと思います。ほぼ1年のあいだ行方不明だった二十歳のトランスジェンダー女性、エリシャ・ウォーカーの死体が最近ノースカロライナの”未完成の墓”で見つかりました。これは、テキサス、ミシガン、アリゾナで殺害される他の3人の黒人トランスジェンダー女性の報道のまっ最中に出てきます。次に、伝えられるところではミズーリー州カンサスシティのタマラ・ドミンゲスが殺される最新のトランスジェンダー女性になり、全部で17人になりました。ドミンゲスは今年だけで17人目の犠牲者になりました。ヘイトクライム(憎悪犯罪)の可能性があるとして調査されていることに関して、ドミンゲスは繰り返しクルマで轢かれました。人々はこれを一国の危機と呼んでいます。

チェース・ストランジオ:全くその通りです。「Black Lives Matter(黒人の命の問題)」運動のリーダーとしてわかっています、そしてトランスジェンダーの黒人リーダーにもわかっています、そうでしょう、これは一国の危機だと思います。トランスジェンダー・コミュニティには、これは非常事態です。
そして、公式の暴力には警察官の暴力が含まれますが、これらの女性が殺されるに至ったように、彼女たちに死をもたらす組織的な差別の制度からや、個人間の暴力から人生を急に終わらせたトランスジェンダーの人たち、とりわけ有色人種のトランスジェンダー女性のあらゆる事項も含まれます。そしてそれは唖然とさせます、殺される次のトランス女性を見るためにTVをつけたり、フェイスブックまたはツイッターを見る必要がないことを私は願います。

エイミー・グッドマン:もし彼女たちがトランスジェンダーでなかったら、この女性たちが違って扱われていることに、調査がこれとは違って扱われていることに、あなたは気づきますか?

チェース・ストランジオ:2つの重要な点で完全に思います。第一にメディア、特に地元メディアです、彼女たちを男性と呼んでトランスジェンダー女性を誤って性差します、ねえ、それ自体が彼女たちへの暴力行為の一因となるでしょ。そして次には人々に正義をもたらすことでの遅れもまたトランスジェンダー・コミュニティにとっての懸念です。ニューヨークのまさにここで、ハーレムのまさにここで、Islan Nettlesが殺害されて2年になります。なんであれ意味のある調査が行われるまでに長くかかりました、人々が何度も何度も街頭に繰り出して示威運動しなければなりませんでした。そしてもちろん、個人に正義をもたらすだけではこの暴力の問題を解決することにはなりません。なぜなら、それは全体にわたって浸透するもので制度化していますから。そして私たちは確かにトランスジェンダーの人たち、特に黒人のトランスジェンダー女性が全く支援の制度から切り離されるという点に目をくれる必要があります。

エイミー・グッドマン:しばらくチェルシー・マニングと、彼女が独房監禁、限界がない独房監禁に直面する可能性に話を戻したいと思います。どのようにこれはこの国の独房監禁の問題になりますか?

チェース・ストランジオ:私たちはこの国で独房監禁を使いすぎます。それは私たちがまったく使ってはならないものです、そして重要でない懲戒違反、期限切れの練り歯磨きを持つことのような事態のために不履行(怠慢)の一定の手順としてそれを使います。伝えられるところでは男性刑務所でトランスジェンダーの人たちを安全に守るために不履行の一定の手順としてそれを使います。私たちは死刑囚監房での存続時間のために死刑囚監房の囚人を独房監禁状態を保つためにそれを使いますよね。ここで私たちには重大な問題があります、というのも私たちの刑務所で人々が拷問されています、そして人々が死んでおり、刑務所から出てきて自殺しています、これが人々を監禁する全く過度のやり方だからです。そしてチェルシーの問題への継続的な留意が私たちの方針に影響を及ぼすものと期待します。

エイミー・グッドマン:チェルシー・マニングの弁護団の一員、ACLUの弁護士スタッフ、チェース・ストランジオ、ご一緒してくださったことに感謝したいと思います。

http://www.democracynow.org/2015/8/18/a_state_of_emergency_at_least

2015/08/20

3件の容疑の取り下げ

 
◇スウェーデンが取調べを続けると言明している時、イギリスはエクアドル大使館でのジュリアン・アサンジの庇護に異議を申し立てる
デモクラシーナウ! 14 August 2015

アサンジ滞在期間中、エクアドル大使館を警備するための値札1800万ドルはイギリスの納税者には”ありがたくない”と言ってイギリスはロンドンのエクアドル大使館でウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジに庇護を提供するとのエクアドルの決定に異議を申し立てる考えを発表しました。
これに答えてエクアドル外務省は、アサンジの監禁が非常に長く続いたことは悲しみに沈ませるとの声明を発表すると共に、スウェーデンで”オープンな司法手続き”を容易にしようとエクアドル政府が”31回”申し出たことを付け加えます。これはスウェーデンの検察がアサンジに対する性的暴行の取調べの一部を取り下げてわずか1日後に現れます、ですが彼がいまだかつて正式に起訴されていないとはいえ、徹底的調査の最も深刻な部分はしかるべき所にとどまります。
アサンジは3年以上ロンドンのエクアドル大使館に身を隠し、そこで政治的保護を受けました。大使館を離れるとすれば、ウィキリークスで果たした役割のゆえに起訴に向き合うため米国に引き渡されることを彼は畏怖します。
憲法修正第一条と人権擁護の弁護士Carey Shenkmanが番組に加わります。彼はマイケル・ラトナーや憲法上の権利センター(Center for Constitutional Rights)と共にウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジを弁護する代理人になります。

エイミー・グッドマン:有効期限(出訴期限)法が取調べの3つの要素で切れたという事実が公表されました。木曜日、ジュリアン・アサンジのスウェーデンの弁護士トーマス・オルソンはニュースを歓迎しましたが、検察官の事件の取扱い方を批判しました。

トーマス・オルソン:出訴期限が切れて以来、決定は予想されました。しかし、もちろん、ここまでに至ったことはひどく残念ですし、検察がこの事件にどう対処したかについてたくさんの問題を提起します。… 私たちがこの難局に居合わせている理由は大使館で尋問を受けるとのジュリアン・アサンジの申し出を数年の間、検察が受け入れなかったことで、彼らの見解として筋の通った理由はなにも述べられませんでした。弁護側によると、この予備的な取調べは大昔にすべての要素で打ち切られて当然でした、そして検察が尋問を実行しジュリアン・アサンジの見地からの説明を聴いていたとすれば、そうなっていたと私たちは確信します。

エイミー・グッドマン:エクアドルとスウェーデンの双方が、スウェーデン警察が大使館内でアサンジに面接する見込みのあることを遅らせたことで互いに相手を責めます。スウェーデンはどのような犯罪の責任もいまだかつて彼に課してきていませんでした。
さて、もっと多くを知るために、憲法修正第一条と人権擁護の弁護士Carey Shenkmanに番組に加わってもらいます。
Carey、最新ニュースを説明してもらえますか?まず第一に、いくらかのアサンジに対する告訴が取り下げられたと言ってはいけないーー

CAREY SHENKMAN:そうです。

エイミー・グッドマン:彼がいかなる時にでも起訴されていないから。

CAREY SHENKMAN:その通りです。

エイミー・グッドマン:でもこれらの問責、申し立ては期限が切れました。

CAREY SHENKMAN:その通りです。では、一歩下がって情況を客観的に眺めてみたいと思います、というのも、これらのインタビューをたくさんすることや、この問題を伝えることは、弁護団に所属する私たちには常にきびしいと思うからです、エイミーとホアン、まさにあなた方が指摘した通り、非常にわかりにくいですから。スウェーデンがいます。イギリスがいます。エクアドルがいます。アメリカ合衆国がいます。3年以上のあいだずっと大使館にいるアサンジがいます。この状況は全く先例がありません。しかし実はこの問題は非常に簡単だと考えます。そして簡単である理由は、ほぼ5年のあいだアサンジが簡単な解答を申し出てきたからです。そしてそれは彼を尋問することです。彼は長い間ずっと尋問してくださいとスウェーデン検察に申し述べてきました、しかるにスウェーデンの中でそれにまたイギリスに進むうち、今ではスウェーデンの裁判官、イギリス、エクアドルが加わります。

エイミー・グッドマン:そしてこれらは性的暴行の申し立ての問題を中心としています。一人の女性の申し立てに関してです(二人の女性がいました)、一人は現在まったく取り下げているのですね?

CAREY SHENKMAN:その通り。その通りです。

エイミー・グッドマン:そして現在、性的暴行のより重大な容疑は続いています、告訴されていないとはいえ、取調べは存続しています。つまり十分な証拠のない申し立てということです。

CAREY SHENKMAN:彼は起訴されていません。ですから、最初に言ったように、尋問してくださいと彼は頼んできました、すると検察官はそうすることを堅く拒絶したのです。次に彼はイギリスとスウェーデンから単純な約束を求めました、スパイ活動法(Espionage Act)によって彼を起訴するとのアメリカ史においてはなはだ先例のない試みに彼が向き合うことになるアメリカ合衆国に彼を引き渡さないと約束することです。

さて、昨日イギリスがエクアドルを非難する声明を出しました、要するに、この状況の責任は彼らにあると非難します、それは完全に常軌を逸していました、なぜならエクアドルにはアサンジに庇護を与えるまったくの権利があるからです。庇護(亡命)制度は文明そのものと同じくらい古いです。そして実際、イギリスとスウェーデンの両国はそれが彼らのためになる時は外交的庇護を認めます。これには先例があります。ですから、アサンジの庇護を認めないと言うのは、彼らとしては常軌を逸しています。

ホアン・ゴンザレス:ですが、この最後に残った申し立てについてはまだ出訴期限の法律が続くに相違ありません、将来、彼に起こりうる自由に関して目下の潜在的重要性は何ですか?

CAREY SHENKMAN:はい、そうですね、私たちの立場はずっと、これを最後にこの申し立ては取り下げられる必要があるということに置いてきました。そして昨日、4つのうちの3つの容疑が取り下げられたことは実証的でしたが、それはなにも検察官が行動したためではありません。検察官は文字通り押しつけられていたからです。そしてそれがこの場合のトレンドでした。

進展のいずれの部分にも、法廷によってでも現在の制限時間によってでも押しつけられる検察官がいます。しかしスウェーデンの裁判官は検察を批判していました、それは9ヶ月前です。「どうしてこの問題に関係しているのか?どうしてこの問題に関係しているのか?」と彼らは質問をしていました。それは4件の申し立てがあったときです。そして現在は1件だけあります。

結局、この問題はアメリカ合衆国に従事します。そして私が言ったように、2010年以降、機密扱いのデータ公表のためにアサンジとウィキリークスに対して活発な進行中の国家安全犯罪訴追手続きがあります。これはアメリカ連邦裁判所によってちょうど3月に確認されました。そして言論の自由や人権擁護団体からすこぶる批判されました。

実のところ、この前の年、50以上の組織が調査を継続させることで司法省を非難しました、なぜならば出版報道の自由をおびやかすからです。それゆえ、ウィキリークスに襲いかかる(捜査する)ことは、情報を得るプロセスと憲法修正第一条の権利に甚大な被害をもたらす影響を及ぼす先例をつくります。

http://www.democracynow.org/2015/8/14/britain_challenges_julian_assange_s_asylum?utm_source=Democracy+Now!&utm_campaign=494c24e1fa-Daily_Digest&utm_medium=email&utm_term=0_fa2346a853-494c24e1fa-190327541

2015/08/19

コービンを見くびるな

ブライアン・イーノ
2015年8月3日、ロンドン中心部のカムデンセンターで行われた(ジェレミーの草の根支持者主催)「ロンドン集会:ジェレミー・コービンを労働党党首に」でブライアン・イーノが応援演説をした
「ジェレミー・コービンが首相でなぜいけない?」(ブライアン・イーノ)

◇イギリス、反緊縮デモに10万人

6月20日、英国の反緊縮民衆会議(THE PEOPLE'S ASSEMBLY AGAINST AUSTERITY)の主催するデモが英国各地で行われた。
ガーディアン紙によれば、7万人から15万人が参加したと考えられている。
反緊縮民衆会議は2013年に結成された社会運動で、Unite、UNISONといった英国の主要な労働組合組織とその他様々な個人と社会運動組織から構成されている。
団体には、反戦や環境団体、モスリム系の団体など、様々な社会運動が含まれるほか、共産党と緑の党も参加している。
個人には、映画監督のケン・ローチ、反戦活動家でイスラエルに対する厳しい批判でも知られる労働党のジェレミー・コービン議員らが含まれる。
20日のデモにはプライマル・スクリームのボビー・ギリスピー、歌手のシャルロット・チャーチ、コメディアンのラッセル・ブランドなど若者の支持を集める著名人も参加した。
(alterglobe.net2015年6月26日)
http://blog.alterglobe.net/2015/06/10620.html

◇英労働党首候補コービン、原爆70年忌に核兵器廃絶を訴える
YAHOOニュース 2015年8月9日

8月6日、ロンドンのタヴィストックスクエアでもヒロシマ原爆死没者追悼と核兵器廃絶を訴えるCNDの式典が行われ、話題の労働党首候補、ジェレミー・コービンが、例年とまったく変わらぬスタンスでのスピーチを行った。

「核兵器は防衛ではない。核兵器はセキュリティでもない。それなのに依然としてそこにあります。僕たちは1945年に核兵器で命を落とした人々、核兵器の実験で苦しめられた人々のことを思い出し、それは不必要であり、二度と繰り返してはならないと言わなければなりません。英国社会は我々なりの貢献をしなければならない。それは核軍縮に向かって踏み出すぐらいのことではなく、(スコットランド東岸にある英国唯一の核兵器)トライデントを更新しないことです。潜水艦や核爆弾を作っている人々は最高峰の素晴らしい技術を持っています。彼らのスキルは失われてはいけません。それは別のことのために使われるべきです。防衛多様化機関を立ち上げるのです。グリーンエネルギーやハイテク技術、そして医療の開発に、我々は投資するのです。大量破壊兵器から卒業し、これらの人々のスキルを我々が抱える本物の問題を解決するために使ってもらいましょう。それらの問題とは、貧困であり、格差であり、環境破壊です。我々はこの惑星と向き合いましょう。だからこそ、どれだけ長い時間がかかろうと、我々は毎年この場に集まらなければならない。我々の夢を、我々のコレクティヴな夢を現実にするためです。それは、核兵器のない世界です。」
(Facebook :shared Jeremy Corbyn for Labour Leader's video)

自由民主党の元アドバイザーでミュージシャンのブライアン・イーノはこう書いている。

「どんな犠牲を払っても有権者にアピールすることに専念したため、労働党の”リアリスト”たちは薄っぺらで曖昧な集団になり、売りは単に”保守党ではないこと”だけになってしまった。総選挙前、僕が労働党議員たちを見て感じたのは、彼らはデイリーメール紙やサン紙に繰り返しバッシングされることを恐れ、口を固く閉ざして何も言わなくなっていたということだ。メディアのパワーや偏向を思えば、彼らを責めることはできない。だが、僕たちは発行部数の多い新聞やメディア王が認めてくれるかどうかを基準にして政策を決定するようなところまで来てしまったのだろうか?残念だが、過去数年間はまさにそうなっているように見えた。プログレッシブな政治家たちが、うっすらとでも社会主義的に聞こえそうなことを言わなくなっていた。」
(ガーディアン紙”Jeremy Corbyn for prime minister? Why not?" by Brian Eno)
しかし、これは「中道左派」や「リアリスト」だけではない。「ど左派」の人々もまた、「現政権は間違っている」以外のことで何かを言っていただろうか。
ライターのオーウェン・ジョーンズはこう書いている。

「(僕自身を含む) 左派は、緊縮とか民営化とかいったことを”止めさせる”スローガンを投げるばかりでほとんど何も提案していないと批判されてきた。コービンの党首選キャンペーンがユニークなのは、彼は一貫性のある政策と新鮮な経済戦略を打ち出しているということだ。ラディカルな住宅プログラム、公平な税制、エネルギー企業の公有化、経済を変革させるための国営投資銀行、量的緩和とインフラ投資、10ポンドの最低保証賃金、”国営教育サービス”の設立、大学授業料の無料化、女性の権利の向上などは、ほんの一部だ。彼のキャンペーンがあらゆる予想を覆して大成功しているのは、一貫性があり、刺激的で、希望が感じられるヴィジョンを提示しているからだ。彼のライバルたちは中身のあることを何もオファーしていない。」
(ガーディアン紙”Jeremy Corbyn’s supporters aren’t mad : they’re fleeing a bankrupt New Labour ” by Owen Jones)

BBC2が放送した党首候補討論を見たとき、わたしもその印象を受けた。コービンは演説がうまい政治家ではない。他人を遮ってでも喋り続ける好戦的な英国の政治家たちの討論の世界にあって、珍しいほど謙虚だ。「ちょっと待って」と言われると本当に紳士的に黙ってしまうため、他の候補者に比べて喋る回数が非常に少ない。が、他の候補者が言葉巧みに長時間喋っているわりにはたいしたことを言ってないのに比べ、コービンは少ない言葉で「えっ?」と思うような大胆なプランを話す。ポデモスのパブロ・イグレシアスのようなカリスマはないが、この人はきっと長年のあいだ様々な構想を練っていたに違いない。

「僕の25歳の娘がバーミンガムでコービンの演説を聞いてきた。彼女は、コービンと、そしてホールの雰囲気に興奮して帰って来た。彼女の世代は英国の政治家がPR担当者によって注意深く書かれた演説を暗唱するのではなく、自分が長年信じてきた理念や経験に基づくパッションと、確信と勇気に満ちた言葉を喋るのを見たことがなかった。彼女の世代やその下の世代は5月の総選挙で投票所に行かなかった。彼らもまた僕が感じていたことを感じたのだ。どこに入れればいいんだ?どんなオプションを選んでもネガティブだ(「Yが当選するのを防ぐためにXに入れよう」とか)。こんなのは間違っている。」
(ガーディアン紙"Jeremy Corbyn for prime minister? Why not?" by Brian Eno)

ブライアン・イーノはチャンネル4ニュースで、「もし明日、総選挙があったら、どの政党に入れますか」と聞かれて、個人的につながりの深い自由民主党ではなく、労働党に入れると断言した。理由は「ジェレミー・コービンがリーダーになる可能性があるから」だそうだ。

また、映画監督のケン・ローチも「毎年24万戸の公営住宅を建てる」というコービンの住宅政策を絶賛しており、彼の政党レフト・ユニティもコービンを支持している。また、みどりの党もコービン支持を発表しており、チャンネル4は「コービンはすべての左派政党に支持されている」と報道し、これらの左派政党の党員たちがコービン効果で労働党に入っているという。

ケン・ローチが昨年レフト・ユニティを発足させた時、「労働党はもはや左派政党ではないし、英国の左派はミクロのように分裂して影響力を持てなくなっている。全国各地で草の根の活動をしているレフトたちを一つにユナイトしなければいけない」と語っていたが、どうやらそういうことがコービン を旗印にして本当に起きているようだ。しかしそのスピードには驚く。ほんの5週間前、べッティングショップでのコービン当選のオッズは100-1だったのだ。それがいまや7-4だ。「ムードはすでにそこにあったのだろう。僕たちは、たまたまその中に出て来たのだ」とコービンは語っている。

コービンは党首選の資金をクラウドファンディングで募った。50日で5万ポンド集めるのが目標だったそうだが10万ポンドの募金が集まった。1500ポンド以上の寄付を特定の個人や企業から受け取った場合には報告の義務があるので、他の候補者たちは資金の大半をエネルギー企業や政治家から受け取っていることがわかっている。が、コービンからはまだそうした報告は出ていないという。少額の草の根の寄付が数多くの人々から寄せられているということだ。

労働党議員たちは「コービンでは選挙に勝てない」を相変わらず繰り返している。が、保守党の重鎮ケネス・クラークは、「ジェレミー・コービンを見くびるな」と自らの党に警告している。彼は、もし党首に選ばれたら現政権を脅かす可能性がある候補者はコービンだと言い、それはコービンがウエストミンスターのエスタブリッシュメントに対するアンサーになっているからだという。

「景気が再び後退し、政府が大きく支持率を落とすようなことがあれば、彼は首相になり得る」
(ハフィントンポストUK紙”Jeremy Corbyn Could Win The Next Election, Says Tory Veteran Ken Clarke”)
写真:ポデモスのイグレシアスがバイクなら、コービンは自転車だ。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/bradymikako/20150809-00048313/

2015/08/16

5年服役中のマニング

親愛なるヴァーモス、

チェルシー(旧名ブラッドリー)・マニングは、イラクとアフガニスタンでのアメリカ政府の最も嘆かわしい虐待の一部を暴いた罪で下された35年の刑期のうちすでに5年服役している勇敢な内部告発者です。さて、いつまでも独房監禁にするぞと脅されていると彼女が支援チームに漏らしました。

行動を起こしてください:チェルシーを救うために公平な待遇を要求する嘆願書に署名してください!

チェルシーの申し立てられた”けしからぬ行為”には、ある食べ物を床にさっと払うこと、それから看守が彼女にたちはだかった時に弁護士に話してくださいと頼むこと、彼女の独房にCaitlyn Jennerが表紙のヴァニティフェア誌を含む、政治やLGBTQ問題に関する本や雑誌があること、そして消費期限を過ぎた歯磨きチューブを有することでの”あるまじき薬剤使用”が含まれます。

単にこれらの新たな申し立てが常軌を逸しているにとどまりません、彼女の次の審問は国民に閉ざされる予定であるので、支援者が彼女に対する支持を表明できません。この種の待遇は精神的拷問も同然です。

私たちの嘆願書に署名することや、あなたの友人と共有することで、チェルシー・マニングに対するあなたの支持を示すことができます。チェルシーに独房監禁を避けさせ、彼女の審問を公表するように政府に圧力をかける私たちの助けとなってください。私たちは長い間チェルシーを支えてきました。バージニア州クアンティコ海軍基地に彼女が収監されたとき、コードピンクの活動家たちは凍るような寒さの中を行進しました。DC出身のTigheは、チェルシーが彼女の権利を”剥奪”されたとき、ホワイトハウスの前で抗議のために彼の服を脱ぎました。フォートミードの裁判には残らず出席して傾聴しました、そして彼女が刑務所で苦しむ間、彼女に支えとなる手紙を書きました。

18日火曜日、Fight for the Future and RootsActionの盟友によってすでに集められた6万人の署名といっしょに、私たちの嘆願書の署名をペンタゴンに届けます。

引き続き内部告発者の支援にとどまる、
Alli, Chelsea, Janet, Jodie, Lia, Lisa, Medea, Michaela, Michelle, Mike, Nancy and Tighe

http://www.codepink.org/demand_justice_for_chelsea_manning?utm_campaign=chelseamanning&utm_medium=email&utm_source=codepink

親愛なる委員会支局、在監者管理理事会:
どのような人間も、限界がなく独房監禁状態に置くのは言い分けの立たないことです。しかも、これら(期限の切れた歯磨きのチューブや雑誌の所有?)と同じくらい軽度の感情を害することのために、それはアメリカの軍隊とアメリカの司法制度にとって不面目です。私たちはチェルシー・マニングに対するこれらの問責が取り下げられることを求めます。そして8月18日のチェルシーの審問(聴聞会)が公開されるように、彼女がきちんと適切に扱われると保証するように要請します。

署名:

2015/08/15

エジプトの大量処刑

親愛なるヴァーモス、

すばらしいニュースがあります:先週、モハメド・ソルタンと彼の家族がコードピンクDCオフィスに立ち寄ってくれました!モハメド(27歳)は、エジプトでの終身刑と1年の長きにわたるハンストにもかかわらずこれに耐えたエジプト系アメリカ人ジャーナリストで活動家です。コードピンクの中の活動家を含め、彼の代理として世界中の人権活動家による疲れの見えない不断の弁護の後に彼は釈放されました。数千人がエジプト大使や国務省官僚やオバマ大統領にメールを送り、すべての人がモハメドに代わって世界の全域で抗議しました。さて、彼は自宅で自由の身です、そして彼の釈放を確実にするために行動を起こしたあなた方各自に感謝の念を表します。

モハメドは元気そうですし上機嫌でした。それでもまだ、エジプトの刑務所でやつれ苦しむ4万1000人以上の政治犯がいます、モハメドの父親を含め、その多くが死刑を宣告されています。

行動を起こして、エジプトの大量処刑をやめるよう求めてください!!

今日(8月14日)は、エジプト憲兵隊が抗議者1000人以上を殺害し、さらに数百人を負傷させたラバア広場(Rabaa Square)大虐殺の記念日です。アメリカは今でも1年につき総額13億ドルも抑圧するエジプト政権に資金を供給しています。アメリカ政府はこの政権への財政援助をやめないといけないし、政治犯を釈放し、人権を尊重して、法の支配を回復するようにエジプト政府に圧力をかけないといけません。

世界中の政治犯と一致団結して、
Medea, Alli, Mike, Michaela, Tighe, and the rest of the CODEPINK team
http://www.codepink.org/egypt_stop_mass_executions?utm_campaign=soltan_visit&utm_medium=email&utm_source=codepink

◇エジプト:大量処刑を止めてください!
国連、EU(欧州連合)、アメリカ合衆国、そしてすべての民主的で自由な国へのメッセージ

エジプトで初めて民主的に選ばれたモハメド・モルシ大統領を、来たるべき週にエジプト政府が死刑執行するつもりだとの増大する懸念があります。主要な国際人権組織がまあまあの最小限の国際基準を無視した絶望的に欠陥のある政治的に誘導される裁判と評したものの当然の結果として、何百人もの政敵といっしょにモルシ氏は死刑を言い渡されました。

モルシ大統領は、当時の国防相アブドル・ファタ・シシによって主導される違法な軍事クーデターの間に追い出されて以来、ずっと収監されています。今年初めの1月25日エジプト革命4周年の時からエジプト国民に対して犯されるエスカレートする暴力の脅しや継続する人権侵害の点において、モルシ大統領の死刑宣告や他の数え切れないエジプトで民主主義を推進することに関係した学生、女性、宗教学者、政治家、学者や大学人の迫り来る死刑執行は、人をしらふにさせる見せしめの印象を与えます。

大量処刑は、エジプトにおける民主主義の死、自由、人権尊重、正義の終焉を事実上はっきり示します。集団的な死刑宣告は、過去4年におよびエジプト革命がはかどらせてきた主義と相容れない立場にあり、それは国際社会が味方をするまさしくその主義のエジプトでの終焉を目立たせます。私たちはエジプトの国民から自由と民主主義がはぎ取られているのを黙って立ち会っていてはいけません。

現在この圧政の阻止不履行は、エジプト中くまなくと中東全域で手に負えなくはびこるいっそうの混沌と不安定性に帰着します。民主主義への期待と夢が粉々に砕かれるのに遭遇している人たちが目下の事情ではISISやアルカイダや他の武装集団の格好の標的になります。その人たちは、抑圧された人びとの欲求不満につけいることで世界中で彼らの脅威を毎日増やします。

人々が独裁主義政権や交戦状態から逃れようと努めている時、私たちが現在遭遇する難民の大量移住者は増えるばかりです。従って、それには国際社会に直接関係する影響の重大性があります。

死刑執行されるモルシと何百人もの反クーデター活動家の報われない成り行きや、ますます独裁主義的な政権の影響が過小評価されてよいはずがありません。これは何千マイルも離れた中東地域に影響を及ぼす問題ではありません。これはどの国にも直接影響を及ぼす問題です。

従って、人権と民主主義に関与する個人や組織として、私たちはこのメッセージを国際社会に伝えて、即時行動を要求します。

その沈黙、エジプト政府の暗黙の承認または外交上の挨拶や外国の力添えによって、国際社会は結果において政権によって犯される非常に多くの人権侵害を容易にして、残虐な政権に威信を添えています。

どうしてもダブルスタンダードとみなされることの当然の結果として、中東の人々は今では法の支配や人権の遵守に対する国際社会の言質を疑問に思っています。そのようなダブルスタンダードが、ISISのような狂暴な集団や他の集団による不満な若者の取り込みをできるようにしました。

私たちは現行の残虐なシシ政権への支持を撤回するようあなた方に力説します。反体制派に対する国家暴力の即時終止と、目に余る大規模な人権侵害や拷問、レイプ、エジプトの政治犯の無慈悲な拘置状況について、私たちは独立した調査を要求します。

敬具、

Sign here: http://www.codepink.org/egypt_stop_mass_executions?recruiter_id=346108

2015/08/11

軍事優先政策を捨てさせる


アメリカの軍事優先政策が180度変われば、安倍の安保関連法案はゴミになる

◇アメリカの外交政策に軍事優先政策を捨てさせる10の方法
ICH 05 August 2015 by メディア・ベンジャミン

キューバとイランとの外交の前線でアメリカの政権がいくらか前進するのに遭遇してアメリカの進歩的な人は非常に喜びます。それならば私たちは進歩的な外交政策がどんな格好のものかはっきり定義を下すべきで、アメリカの外交政策を尊重や協力や外交的手腕に基づくものに進ませるために大統領候補や他の官僚をせきたてるべきです。

在任期間の大部分をジョージ・ブッシュのそれと類似した外交政策を推し進めることに費やした後、オバマ大統領は次に外交的手腕に気づきました。彼のテーマソング、無人機空襲を含め、海外のアメリカ軍事介入を止めていないとはいえ、彼は2つの歴史に残る協定を仲介しました。関係正常化のプロセスを開始するキューバとの協定と彼が現在議会を通過させるために苦闘してするイランとの核合意です。

外交の前線でいくらかの前進に遭遇して非常に喜ぶアメリカの進歩的な人々は、次に進歩的な外交政策がどんな格好のものかについてはっきり定義を下さなければなりませんし、また下記のことを含め、アメリカの外交政策を尊重、協力、外交的手腕に基づくものに進ませるために大統領候補や他の官僚をせきたてなければなりません。

1.軍事支出を減らし、平和経済を創出する
大統領候補の誰一人としてアメリカの予算の自由裁量財源の半分を使い果たす不相応に大きくなりすぎた軍事予算の意味のある削減を要求していません。彼らは当然すべきです。たとえば、持続可能なエネルギープロジェクトやインフラ、退役軍人への配慮、教育、または入手可能な住宅といった欠かせない分野に投資するのに必要とされている財源を私たちはほかにどうやって見つけられようか?軍事から平和ベースの職種への労働者のための大移行計画を含め、アメリカは戦争経済から手を引いて平和経済に進むべきです。

2.外交的手腕の行使を拡大する
1953年から休戦協定が平和条約に取って代わる必要がある朝鮮半島での未解決の対立を含め、アメリカはキューバやイランと和解するとのオバマ政権下で始まる政策を世界の他の紛争地域に広げなければなりません。アメリカはさらに武器を中東に厄介払いすることをやめなければなりません、そして代わりにシリアやイラクでの戦争の政治的解決に集中するべきです。同様のことがイスラエル・パレスチナ戦争にとって真実です、アメリカはイスラエルを武装させることをやめ、国連の集まりでイスラエルの行動に対して弁明する責任を守らせることからイスラエルを擁護するのをやめなければなりません。

3.国際法を守る-- 独断的な戦争があってはならない
アメリカは議会または国連によって許可されない戦争を始める慣例をよさないといけません。武装した無人機の使用を含め、違法の人殺しをやめるべきで、これらの兵器系統を禁ずる世界的な条約を支持しないといけません。

4.核のない穏やかな世界をめざして励む
アメリカはイランに核拡散防止条約(NPT)に従ってその義務を守ることをせきたてているのに、失礼ながらアメリカの核兵器保有力を削減するとのアメリカ自身の義務を実行していませんでした。アメリカはイスラエルに違法な核兵器について説明する責任を守らせるべきで、核なき世界をはかどらせるべきです。ロシア国境地方のNATO拡大に終止符を打つことや、ヨーロッパからミサイル防衛システムを取り除くことを含め、ロシアを威嚇することをやめないといけません。

5.調停では女性をせがむ
戦闘に先手を打つこと、戦闘を解決すること、戦闘から立ち直ることで、女性の完全な掛かり合いを要求する国連安保理決議1325を可決するために長年苦闘したあとなので、アメリカはこの決議案を履行することにもっと重点をおかないといけません。たとえば、もしもシリアの和平会談に女性が代表者となっていたら、それは前進していたかもしれません。女性どころか交渉の席に居合わせたのは、平和のためのすばらしい秘策ではなく、銃を携える男性だけでした。

6.海外の軍事基地を閉鎖する
永久に進行中の訓練と演習は勘定に入れずに、アメリカ合衆国は70カ国の800以上の基地に1年で少なくとも1000億ドルを支出します。これらの基地の多くは歓迎されない国にあって地元のコミュニティと摩擦を引き起こしました。米軍はすべての外国の軍地基地を閉鎖して、私たちの兵士をここ本国で私たちを守るために使うべきです。

7.アメリカの法律が武器販売を人権侵害で禁じていることを遵守する
アメリカでは武器の製造と販売はビッグビジネスです、そしてこれらの売り上げで利益を得る人たちは常に人権侵害者に対して武器販売を禁じている自国の法律を履行するのを止めようとしています。人間の作る歴史でアメリカの最大の武器取引はサウジアラビアの抑圧的な政権に対してです。クーデターで権力を握った残酷なエジプト政権を武装させるためにアメリカの納税者は10億ドル以上の勘定を持ちます。そして列挙は続きます。アメリカは人権侵害者である国々に武器を与えるかまたは武器を売る慣例をやめるべきです。絶対。

8.警察署と国境警備隊の軍隊化を終える
永遠に続く戦争に従事しているアメリカのせいで、私たちが海外で見る軍隊化はアメリカの地域社会や国境地帯における警察の武装に反映されます。戦車や擲弾筒(手投げ弾発射筒)のような軍用武器は、国内の法の執行に出る幕はないはずです。アメリカは、軍に属する兵器類や監視装置を軍から地元の警察署へ動かす政策を終えなければならないし、私たちの国境の大規模軍隊化をやめなければなりません。

9.グアンタナモやどこかほかの違法な囚人の拘留をやめ、拷問について説明する責任を守らせる
911後のアメリカの拷問と無期限拘留は非難されるべきです。現在でも、グアンタナモ刑務所で囚人のままでいる半分以上が異なったアメリカの機関によって釈放を認可されているのに、13年後!いまだに身柄を拘束されています。嫌疑が晴れた囚人はすぐに釈放されなければなりませんし、他の囚人は連邦裁判所で裁判に託されるべきです。そして拷問に責任のあるアメリカの人員や顧問は、起訴されて、法廷で審理されなければなりません。グアンタナモ刑務所は閉鎖されるべきです、そして基地はキューバ人に戻されるべきです。

10.内部告発者に一目置く-- そして私たちのプライバシーに敬意を払う
オバマ政権は他のどんな大統領よりも多い内部告発者を訴追してきました。アメリカ政府は、このうえない公共の利益に力を尽くすことで、内部告発者の価値を認めなければなりません。内部告発者エドワード・スノーデンとチェルシー(旧ブラッドリー)・マニングは特赦されるべきです。そして個人データの大量収集を含め、アメリカはきわめて多面的な大量監視プログラムに終止符を打たなければなりません。

私たちの社会の一部の階層が過度の軍事優先政策から利益を得るとはいえ、アメリカ人の大多数はそうではありません。選挙シーズンは、敵を海外に捜し求めるのをやめ、代わりに平和外交政策や平和ベースの国内経済を創出することに集中するならば、アメリカがより安全でより繁栄することを、政権に立候補する人々にわからせるとっておきの機会です。

http://www.informationclearinghouse.info/article42552.htm

2015/08/08

ISIS戦闘員に見せかけて戦う

◇"ISIS反乱軍に見せかけて”イギリス特殊部隊SASがシリアでアサドと戦っている
ICH 05 August 2015 by Stephen Lendman

8月2日、「秘密に行われるジハード戦士との戦争でISIS戦闘員に見せかける特殊部隊SAS」の見出しで取り上げるイギリスのサンデー・エクスプレス紙が以下のように言っている:

ISISと戦うとの名目でシリアの攻撃対象を攻撃するオペレーション・シェイダー(Operation Shader)と呼ばれる作戦に従事している“精鋭連隊に属している120名以上の隊員が、現在、戦争で引き裂かれた国で密かに”黒い服装をしてISISの旗をなびかせている”。
 
ことによると内密のアメリカ特殊部隊とCIA構成分子が同じやり方で参加している。オバマのリビア戦争の間、英国は、SAS(特殊空挺部隊)やSBS(特殊海軍部隊)の人員から引き入れる何百人ものSFSG(特殊部隊支援グループ)の落下傘部隊を展開した。

命じられるときはいつでも、およそ800名の英国海兵隊と4000名のアメリカ海兵隊が急に介入するために待機していた。

2013年8月の議会否決にもかかわらず、デイヴィッド・キャメロン首相が昨年、シリア爆撃において英国軍用機がアメリカに加わるのを承認したことを知って2週間後にこの最新の意外な事実が現れる。

少なくとも、目下の隠れた地上作戦の一部分はアメリカの指揮下、攻撃する対象の領域を探査するためにミニUAVsを発射できるピックアップトラックで移動するいわゆる”スマッシュ”部隊にある。

250名以上のイギリス(そしておそらくアメリカ)の特殊技術を持つ兵が後方連絡線(兵站組織)を提供するために掛かり合うとサンデー・エクスプレスは説明した。

イギリスのマイケル・ファロン国防長官は、「我々の行動と監視能力は他国がシリアで戦闘をすることを自由にしている」と言った。イギリスのSAS軍勢は同じことをしているアメリカの工作員と一緒に、トルコ、ヨルダン、カタール、ことによるとイスラエル内を含め、サウジアラビアで反アサドのテロリストを訓練している。

英米は訓練することで、いわゆる”穏健”な反乱軍が、現在、密かなゲリラ隊に加えて英米とカナダの上空援護と一緒にアサドと戦うために訓練され活動準備を整えられ海外で資金供給され国境を越えてシリア一箇所に集められるテロリストのISISと一緒にじかに働く口実の煙幕を映しだすと主張する。

エクスプレス紙は、シリアにおけるイギリスの作戦の一部として元英国陸軍大将デイヴィッド・リチャードの言ったこと「戦車は進む」を引用した。

別の記事は、アサドに対抗するアメリカの歩兵として役に立っているテロリストISISをアメリカの空爆が防衛すると述べた。

彼らが(存在しない)アメリカが支援する”穏健”な反乱軍を攻撃するならばオバマはシリア軍への空爆を認可すると偽って言うことは、どれほど不吉にリビア戦争2.0の前兆のように見えることかとウォールストリートジャーナル紙は報じた。

単独にトルコのマスコミは、プーチンがアサドに対して軟化しているかもしれないとエルドアン大統領が言っているのを報じた。彼は断念しているかもしれないと。プーチン氏が(6月下旬)アサドに電話して、シリアについて話し合う義務を起こした事実に励まされるとオバマは述べた。

「アサド政権はシリア領土内の土地の大部分を統制できなくなっており、ジハード戦士が乗っ取るかまたはシリア政権の総崩れの見通しは切迫してないが日ごとに脅威は大きくなるとの感触を彼らが持つと私は考える。そのことが、私たちに彼らと真剣な会話を持つ機会を提供する」とプーチンの報道官Dmitry Peskovはテロと戦うことを検討する両方の先導者、特にIS(イスラム国)の先導者に述べた。

「ロシアの見解はよく知られている」と彼は説明した。「オバマとの会話の中でプーチンによって繰り返し言われた。」それは変わっていないと。

プーチンは他国の国内事情についてどんな国によってでも外部の干渉に反対する。シリア人や他の国民が彼ら自身の指導者や議員を選ぶ自主権をプーチンは支持する。

「シリアの現指導者はISに立ち向かう事実上の応戦態勢にある軍隊のひとつである」とプーチンの側近Yury Ushakovは述べた。

アサドに対するロシアの支持を示すも同然だ。

△Stephen Lendman:
シカゴ在住。ウェブサイト(lendmanstephen@sbcglobal.net)で彼と連絡を取ることができる。彼が編集、寄稿する新刊は「Flashpoint in Ukraine: US Drive for Hegemony Risks WW III.(ウクライナの一触即発状況:アメリカは覇権のために第三次世界大戦の危険覚悟でせっせと働く)」というタイトル(http://www.claritypress.com/LendmanIII.html)。
ブログはこちら(sjlendman.blogspot.com)。Progressive Radio Network(進歩的なラジオ局)の進歩的なラジオニュースアワーで、著名なゲストとの最先端の議論を聴くように。放送は週三回:日曜午後1時(中部標準時)の生放送に加えてあらかじめ録音してあるアーカイヴされた二度の番組。

http://www.express.co.uk/news/uk/595439/SAS-ISIS-fighter-Jihadis

2015/08/06

この政権に任せておけない!

写真のキャプション
はっきりしゃべる:7月24日、東京の国会の外で安倍晋三首相の政権を非難する集会の間にスローガンを叫ぶ学生たち(ロイター)

◇日本の若者にとって政治的な分岐点
ジャパンタイムズ by マイケル・ホフマン

2015年7月15日は日本の歴史に残る。でも、何としてか?民主主義の衰えが逆転できなくなった日か?または民主主義の衰えが180度方向転換された日か?

これらの表現でウォールストリート紙は劇的状況の核心の成り行きをニュースとして報道した:「15日、日本の軍隊の役割を拡大するとの彼の目標に向かって安倍晋三首相は暗示的な進歩をした、乏しい国民の支持と合憲性に対する疑いにもかかわらず、安全保障関連法案を衆議院の特別委員会で可決したという事実。」「安全保障の日米合意に従って日本にもっと多くの責任を負わせる法制定を”この夏までに”承認するとの、彼がアメリカの議員にした約束について法案の通過が安倍に約束の履行をできるようにする。」

ウォールストリートジャーナル紙がここでうっかりあらわすすばらしい自己満足は安倍自身の自己満足をそのまま繰り返す。安倍の本来の説明責任は、アメリカの議員に対してではなく、日本の国民に対してであるということを誰かが指摘し重視する必要があった。日本の国民はかまわないとの冷笑的な打算は筋が立たなくはなかった。昨年12月、有権者の空前の低い投票数が、1930年代と40年代に日本の歴史が向かった大変な不幸をもたらす成り行きのあるがままに思い出を語る国民の好みにほとんど応じない超右翼保守主義の指導者に鼓舞する大多数を与えたとき、日本の民主主義のなまぬるさは最低になった。

民主主義からなる70年は、多少とも政府の干渉とは無縁の私事に留意する最も平凡な権利を超えてこの言葉の意味を豊かにしなかった。民主主義のもっと奮起させる意味あること、「人民による、人民のための、人民の政府」は、説得力を欠いて反響する。1970年代、80年代を通して日本は金もうけと金を使うことに忙しかった。不況の90年代には得られる金がないことを嘆くようになった。90年代の若者はセックスに専念した。「パラジット・シングル(親に寄生する独身者)」や「草食男子」の中へまじって、サトリ世代に自分たちがいることに気づく2010年までは、彼らは2000年代はセックスをやめ、その他多くのことをやめた。欲望そのものが消えた、そしてサトリがそもそも意味した仏教の啓発(悟り)ではなく、気のない無関心に成り下がった。

何年も過ぎ、何も現れない、そうして突然、何かが現れる、そして以前と決して同じではない。無抵抗を行動主義に変える促進剤は何なのか?以前に安倍政権は繰り返し、うまく世間一般の意見を平然と無視してきた。原発再稼働への動き、受けのよくない国家秘密保護法、国が管理する愛国教育唱道の手腕、沖縄米軍基地に対する沖縄の反対へのそっけない無視、出版の自由に対する、命令に服せ、さもなければ、とのあからさまに言わない警告。しかしながら、すべてが不満の声を喚起した、まさしくどの政府も耐えるために学んであまりあることだった。

2014年7月1日、安倍内閣は何十年も禁じ手とみなされてきたこと、”集団的自衛権”の名のもとに平和主義国家の世界的な軍の役割を容認するとして憲法を辛辣に解釈しなおす決議を閣議決定した。その時でさえ、どんな野党の挑戦に対しても数でまさった安倍連立与党として、続いて具体化を始めたことの徴候はほとんどなく、解釈変更を神聖なものとして温存する関連法案を衆議院で通過させる下ごしらえをした。目立つ聞き物が政府の説明の曖昧さと厄介な質問をする野党議員に対するぶざまないじめであった討議後、7月15日、衆議院が可決し、正確に国民に押しつけられたことについて国民が知らないままであることを正当に安倍自身が認めたと言った憲法学者や国民の疑いを一蹴した。

まさにそこが問題だ。法案可決のニュースが出たとき、23歳の明治大学の学生オクダ アキが「ねえ、国会に行かない?」とツイートした。するとすぐに大部分が学生の5000人がそこに集まった。そして“War is over!” “We will not tolerate Abe’s politics!” “私たちの子どもを殺さないで!” とあるプラカードを振って合図する。週刊紙のサンデー毎日が、太字の見出しで「始まった 30万人が国会を囲んでいる!」と思い切って持ち出した。

その数字、30万は、用意周到に重要だ。私たちを1960年5月に連れ戻す。当時の首相(まもなく追い出される)は岸信介だった、岸政権は目下の安保法制の安倍の取扱いにある意味では著しく類似した改正された日米安全保障条約を国会で強行させた。30万人は、首相官邸の前に集まって岸の首を叫ぶ、怒れる群衆の普及する推定の数だ。岸は1カ月後に辞任した。

当時6歳だった安倍にとってこれは生きた歴史である。彼は岸の孫。彼は祖父と親しく、祖父の崩壊の目撃者だ。2006年の本「美しい日本へ」の中で、気持ちのうえでは彼が明らかに自分自身を代弁すると感じた昔のサムライの不屈の精神で「私は間違っていない。私が殺されるなら、それは私の切なる願いである。」と言って祖父を生き返らせる。

現在、事態は非常に緊張に満ちて平静ではない。抗議者たちは変化を求めてスローガンを繰り返し唱える、そして仕返しを求めていない。その数は増えているが、30万人には大分隔たりがある。安倍はこれまで自己犠牲を連想させることを何も言っていない。だが、このように長いこと政治的に不活発だった国に、何かが起きていると言って差し支えない、革命ではないとしても、漸進的変化が。注視するべき団体は、頭文字SEALDs(自由で民主的な社会を守るための学生緊急アクション)だ。特定秘密保護法に対する怒りの返答で昨年起こったそれは、一握りのツイッターとして始まったが、すぐにデモ参加者の群衆にふくれあがった。

主催者のひとりがオクダ アキ、日曜、毎日新聞に「ボクらはこの政権に任せておけない。この国で最も強力な男として安倍は憲法違反の戦争法案を通そうとしている。しかも民主主義はどうなってしまうのか?」と話す。

いかにもじゃないか?仲間のSEALDs主催者と名前を挙げられない明治大学の学生が付け加える、「インターネット世代はヴァーチャルの世界にこもったとみんな言う。ナンセンス!」

それを証明しよう、そしてあえてそのようなことを言う私たち輩は、丁寧に、そしてうれしい謝罪を申し出る。

△マイケル・ホフマンのブログ:
www.michael-hoffman-18kh.squarespace.com.
http://www.japantimes.co.jp/news/2015/08/01/national/media-national/political-turning-point-japans-youth/#.Vb7SFUUcOUe

設立 2014年2月1日
詳細
SEALDs(シールズ:Students Emergency Action for Liberal Democracy - s)は、自由で民主的な日本を守るための、学生による緊急アクションです。担い手は10代から20代前半の若い世代です。私たちは思考し、そして行動します。

 私たちは、戦後70年でつくりあげられてきた、この国の自由と民主主義の伝統を尊重します。そして、その基盤である日本国憲法のもつ価値を守りたいと考えています。この国の平和憲法の理念は、いまだ達成されていない未完のプロジェクトです。現在、危機に瀕している日本国憲法を守るために、私たちは立憲主義・生活保障・安全保障の3分野で、明確なヴィジョンを表明します。

 日本の政治状況は悪化し続けています。2014年には特定秘密保護法や集団的自衛権の行使容認などが強行され、憲法の理念が空洞化しつつあります。貧困や少子高齢化の問題も深刻で、新たな生活保障の枠組みが求められています。緊張を強める東アジアの安定化も大きな課題です。今年7月には集団的自衛権等の安保法整備がされ、来年の参議院選挙以降自民党は改憲を現実のものとしようとしています。私たちは、この1年がこの国の行方を左右する非常に重要な期間であると認識しています。
 いまこそ、若い世代こそが政治の問題を真剣に考え、現実的なヴィジョンを打ち出さなければなりません。私たちは、日本の自由民主主義の伝統を守るために、従来の政治的枠組みを越えたリベラル勢力の結集を求めます。そして何より、この社会に生きるすべての人が、この問題提起を真剣に受け止め、思考し、行動することを願います。私たち一人ひとりの行動こそが、日本の自由と民主主義を守る盾となるはずです。

基本情報
私たちはより幅広いイシューをもって、この国の自由と民主主義を破壊する勢力への政治対抗をする必要があると判断しました。このSEALDsはSASPLの後継団体として、これから様々なアクションを行っていくつもりです。

詳しくはHPをご覧下さい。
http://www.sealds.com/

2015/08/04

678人

◇今年ここまでにアメリカの警察によって殺害された人々は678人
今朝現在の総数。各々の事例についてウェブサイトで詳しく知ることができる。
http://www.theguardian.com/thecounted
http://www.theguardian.com/us-news/ng-interactive/2015/jun/01/the-counted-police-killings-us-database#
日付に加えて全員の顔写真と名前、年齢、アメリカのどこで起きたかが明記されている。
→(矢印)をクリックすると、さらに死因や死に至った状況などの詳細がわかる。すげー!


トロフィーハンティング


ワンゲ国立公園で、ライオンのセシルの弟ジェリコもまた密猟者によって殺害されたかもしれないとCNNなどが報じたが、どうやら彼は生きているらしい。ジェリコのGPSを追跡するライオン追跡プログラムを有する研究者らがロイター通信に彼は生きているようだと話す。

ともかく。アメリカの密猟者、スポーツとしてのトロフィーハンターによる非常識なセシル殺しは世界中を悲嘆に暮れさせ、正義を求める請願書に100万人以上の署名をかき集めた。唯一の朗報は弟のジェリコがセシルの幼獣をかまい始めたことだ。

そして、ニューヨークの夜空には、ほら、すばらしいビジュアルハーツが!
ジンバブエで最も有名なライオンのセシルがエンパイアステートビルディングにプロジェクションマッピングで映し出された。セシルの他にも絶滅の危機に瀕する動物を映しだして、大勢の人の目を釘付けにした。
エンパイアステートビルにはいつも感動させられるよね。

http://www.huffingtonpost.jp/2015/08/02/cecil-the-lion-empire-state-building_n_7922644.html?ncid=tweetlnkjphpmg00000001


2015/08/02

普通の人達が歴史を書いている

日本にも今、"希望"の持てる成長する動きがあるよ!
こんなすばらしい若者が育っていたんだ!

十代、二十代、そしてママたち、あなたたちは、すごい!


◇アルモドバル監督、市民討論会の勝利の後、スペインの変化のために協力するよう左派を激励

市当局から中央政府まで根本的変革を求める変化を講ずるために連立を支持するよう文化の先導者らが力説する
ガーディアン紙 26 July 2015

アルモドバルは、ほぼ40年の独裁政権の束縛を脱ぎ捨てたとして彼のレンズがスペイン社会の変化を記録する、フランシスコ・フランコ大統領の死後スペインを圧倒したカウンターカルチャー(体制に反抗する若者文化)運動、モビーダ・マドリレーニャ(La Movida Madrileña)で最も有名な人物のひとりだった。

30年以上あとに映画監督のペドロ・アルモドバルはスペインが再び転換点にあると考える。「(スペインの都市の主要な広場を何千人もの人が占拠するのに遭遇した草の根抗議)15-M運動の2011年の突然の激発でボクたちは障壁を乗り越えた、それ以来、変化を求めて限界を押し開いて進んできている」と、最近、アルモドバル監督はスペインのすぐれた文化人120名が署名した公開状で書いた。

今年初めの市長選でスペイン最大都市で力を得た新しい2つの政治運動、Ahora Madrid(マドリード・ナウ)とBarcelona en Comú(バルセロナ・イン・コモン)の最近の選挙の勝利の証拠となることで、書簡は政治運動をやる点で異なるやり方が肝心だと示唆する。マドリードではひとつの政党Manuela Carmenaを、そしてバルセロナではひとつの政党Ada Colauを代表する代わりに、指導的立場の市民基盤は、左翼政党や社会的な活動家、政治団体に所属しない多数の市民の幅広い領域から人物を構成した。

政治を普通の人々に戻すとの欲求によって団結するこれらの基盤は、北部のLa Coruñaから南端Cádizまで、うまく都市に力をぐいと捕らえて常軌を逸した連中として知られる抗議者をスペイン広場から国中の半ダース以上の都市の権力のホールに動かす。

さて攻勢はスペイン政府の最高レベルに同じ類の政治変革をもたらすことに向かっている。今月、市民基盤が発進して、この幅広い左派の自治都市運動の国家バージョンを引き起こそうと計画する何千人ものスペイン人によって支援される。市民発議、Ahora en Común(ナウ・イン・コモン)に与えられた名前はこのインスピレーションにうなずいて、昨年5月に国の全域で勝利した市民基盤の名前に合流する。

「これは通りの騒ぎから生まれた」と、市民発議に味方する200人ほどの市民のひとり、アルベルト・ファブラ・バリオスは言った。彼は市の選挙での市民基盤の勝利を地方選挙と対照してみた、地方選ではPodemosのような左翼政党が人の助けを借りずに自分で立候補することを選択して第3党または第4党になった。「Podemosが他から援助を受けないで自力で行ったら及ばないと思う。市の選挙の間、この左派連合に参加したボクらの多くがこのモデルが11月の総選挙に勝つための最善の方法だと思った」と彼は言った。

今月、Ahora en Comúnの開始以来、2万6000人以上が登録した。多くが左翼政党または活動家グループに絆があるとはいえ、かなりの数がまったく政治的所属を有しない。

プロジェクトは開始後一週間、アルモドバルや他の文化人がスペインの左派にいっしょになってプロジェクトを支援するよう力説する公開状を発表したとき、スピードを上げた。「ラホイ首相や二大政党提携や厳粛処置を厄介払いするためにたどる道を地方選と市の選挙が我々に示してくれた」と彼らは書いた。「もうあと4年の追い立て、不安定、不平等を私たちは許すことができません。」

市民基盤の数が増すとき、スペインメディアの多くが新しい市民発議をPodemosに対する露骨なライバルとして枠にはめた。だが、それは断じて意図ではないとファブラ・バリオスは言った。「Podemosは変化のために一緒になるとの精神から生まれたのに、彼らは誰でもみなに旗の下で団結するよう求めている」とバルセロナの近くMolins de Rei出身の18歳の学生は言った。「まったく他の誰かさんのプロジェクトに収まるために自分たちのプロジェクトをあきらめたくない多くの人がいる。ボクらの召集はずいぶん包容力が大きい。」

新し発議を支持するファブラ・バリオスや他の多くが、ほとんどAhora Madrid(マドリード・ナウ)とBarcelona en Comú(バルセロナ・イン・コモン)で起こったことのような運動に加わるためにも、十分なスペイン人が Podemosを納得させるために登録することを期待する。

「左派を分裂させることはボクたちの意図ではない、特定の政党が代弁するように思わない人々のためにこの場を開放したい。」

*****

スペインの左派としては総選挙のために共同戦線を始めることが次の必然のステップのように思われるとマドリード出身の28歳の教師デイヴィッド・ガルシアは言った。「怒りの運動以来、市民に与えられる能力、政治への市民参加という増大する文化がある。普通の人々が、歴史を書いていることを痛切に感じ、結集した行動を通して事態を変えられることを自覚する。」「これは誰に対しても批判を意味しない、もっとでかい何か、もっとパワフルな何かを、一緒に築き上げることへの招待状だ。」

国が経済危機から立ち直るために苦闘するとき、この新生の政治モデルが希望という文化を引き起こしたと彼は付け加える。「貧困にあえぎ危機の中にいるスペインのような国が、今は政治的な新奇なもので成長している。それはすべて、まともな人々によって、下から作られる。」

総選挙に勝つことに加えて、Ahora en Comúnは、ヨーロッパ中の国々で後についてこれる進路を開拓することも期待する。「ボクたちは試行錯誤を通じて、議会制民主主義の限界を超えている」とガルシアは言った。「そしてヨーロッパの古い政治を書きなおしている。」

http://www.theguardian.com/film/2015/jul/26/pedro-almodovar-podemos-indignados-spain?CMP=twt_gu

△ペドロ・アルモドバル:

1949年スペインのカスティーリャ=ラ・マンチャ州で生まれる。17歳でマドリードへ。電電公社に勤めながらコミックやパンクロックバンド「アルモドバルとマクナマラ」、演劇、小説など、さまざまな分野でエネルギッシュに活動。フランコ政権崩壊後マドリッドで花開いたムーブメント「モビーダ・ マドリレーニャ」の中心人物のひとりとなる。

独学で自主制作作品「Pepi, Luci, Bom y otras chicas del monton」(80)を監督。アントニオ・バンデラスを匂いフェチのテロリスト役で起用した「セクシリア」(82)、「バチあたり修道院の最期」(83)、「グロリアの憂鬱 / セックスとドラッグと殺人」(84)、「マタドール」(86)と次々に作品を発表。「欲望の法則」(87)の制作に際して、弟のアグスティンと制作会社「エル・デセオSA」を設立。不倫に悩む女性声優役をカルメン・マウラが演じた新しい感覚のシットコム的作品「神経衰弱ぎりぎりの女たち」(88)で世界的に注目されるようになる。

98年の「オール・アバウト・マイ・マザー」でアカデミー外国語映画賞、カンヌ国際映画祭監督賞、ゴールデングローブ賞、セザール賞、英国アカデミー賞、ゴヤ賞など、多数の賞を獲得。続く「トーク・トゥ・ハー」(02)はアカデミー脚本賞を受賞、ヨーロッパを代表する名匠としての地位を確立する。ペネロペ・クルース主演「ボルベール〈帰郷〉」(06)ではカンヌ映画祭最優秀脚本賞、出演女優全員が最優秀女優賞に輝いた。「私が、生きる肌」では美しい女性を描きながら男の強すぎる愛が招く驚愕のストーリーを展開している。

http://dacapo.magazineworld.jp/cinema/82092/

2015/08/01

安田純平がミッシング

◇日本人ジャーナリスト安田純平がどうもシリアで行方不明のようだ
CNN 16 July 2015

・シリアに入るつもりだと言った日本人戦争記者が3週間知らせを聞かない
・安田純平はイラクから報道し、2004年イラク民兵によるものを含め、数回、監禁状態におかれたことがある


シリアに入るつもりであると友人に告げた後、3週間以上も便りがないフリーの日本人戦争記者をめぐって、危惧の念が高まっている。
6月23日、安田純平(41歳)は、戦争が荒々しく進む国に入る計画についてトルコから親しい友人に電話で伝えた。安田は以前にシリアから報道した。

名指しで呼ばれたくない友人は、安田がイスラム武装組織に拘束されるのは大いにありそうなことだと思うと言った。

以前、たびたび投稿した安田のツイッターのアカウントは、6月20日以降更新されていなかった。

最後のツイートは、笑い事ではなくなった彼の報道への難題に言及してブログやソーシャルメディアでリアルタイムに彼の仕事について更新を続けることは難しいと伝えた。

安田の安寧をめぐって、危惧の念が金曜の記者会見で記者たちによって持ち出された。そこで岸田文雄外務大臣は安田の所在に関して情報を持ち合わせないと述べた。

日本の衆議院が第2次世界大戦以降初めて日本の軍隊に海外で戦うことを可能ならしめる平和憲法の歴史的な見直しを承認した時、彼の問題が現れた。

この動きは、ISISとの戦いを含め、日本が国際紛争に巻き込まれるのを予見すると反対派は恐れる。

日本人ジャーナリスト後藤健二は、報道するためにISISが支配するシリアに渡った後、2月に大いに宣伝された殺害でISISによって処刑された。フリーランスという日本の小さなコミュニティの仲間、後藤は安田の友人だった。

彼のウェブサイトによると、安田は1997年からジャーナリストだった。アフガニスタンへの刺激的な体験の後、2003年にフリーランスになるまでに、新聞社で仕事に取りかかる。

彼はイラクから報道を開始して、数回、監禁状態におかれた。

2004年4月にバグダッドで民兵によって身柄を拘束された後、安田は戦闘地域に入ったために非難され、日本政府を解放のための交渉に引きずり込んだ。

しかしながら、彼のウェブサイトによれば、彼は戦闘地域に戻り続け、非常に多くの折に触れて、イラクやシリアから報道した。

http://edition.cnn.com/2015/07/16/asia/japan-missing-journalist-jumpei-yasuda/index.html