見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2009/09/30

親権を持つ父親が逮捕される



◇家庭を大切にする男の苦境は日本ではニュースにならない
CNN 30 September 2009

クリストファー・サヴォアの事例は放送とブログ圏域で劇的に長々と繰り出されている。幼い子どもたちの唯一の法的親権を持つアメリカ人男性が、誘拐された子どもたちをなんとか米国に連れ戻そうとしたために日本で投獄された。

だが、あなたが日本人なら、サヴォアのことを耳にしていなかった、なぜなら、その顛末はニュース放送あるいは新聞に載らなかったからだ。

東京をベースとする私たちの最初の電話の中に福岡の地方新聞があった。その新聞は「これはニュースではない」と私たちに伝えた。増大する国際的関心のためにそれを報道するかどうか尋ねたとき、その新聞はにべもなく「ノー」と言った。

その返答が家庭のプライバシーという日本人の考え方を知る手段であり、サヴォアが困難な立場に追い込まれた文化と法的不一致の説明の助けとなる。

住居に侵入することがタブーとみなされるところでは、依然として家庭内暴力と児童虐待のような問題が文化的に内輪の秘密ごとのまま残る。

日本の家族法は、家族に(離婚した両親による)共同親権を認める命令に躊躇する先例に従う。それはむしろ女性に唯一の親権がある文化的規範に従うのを選ぶ。それは多くの場合、父親には子どもたちとのどんな接触も決してないことを意味する。それは米国の裁判所では考えられないことだ、米国の裁判所は共同親権を離婚で当然のこととしてみなす。

この記事で私がインタヴューしているアメリカ人は、日本の古めかしくて堅い法律にびっくり仰天させられると言う。だがこの文化には、それについて議論はない。彼らはそれをニュースとは考えもしない。

(他のCNNの記事から抜粋:この親権争い劇が起きたのがアメリカだったなら、法に背いて子供を連れて逃げた元妻から子供たちを無事奪い返した父親は英雄扱いされただろう。だが、この争いは1万キロ以上も離れた日本の福岡で繰り広げられていて、そこではアメリカの法律は通用しない。そのため父親は未成年者略奪誘拐の容疑で拘束された。そして逆に、アメリカでは子供たちを誘拐した容疑者として手配されている妻が、日本では被害者ということになっている。... また、国際間の離婚紛争に関する1980年のハーグ国際協定に日本は署名してきていないので、子供の連れ去りについても日本の法律とアメリカの法律の整合性がとれていない。日本ではこの問題は民法に基づき、子供の利益を最優先にして解決されるが、外国人の親が親権を守ろうとしてもなかなか成功できていない。「日本はアメリカにとって大事なパートナーであり友好国だが、この点について両国の視点は異なる。離婚と子育てに対する両国の態度は違う。日本では、親による子供誘拐は犯罪と見なされないのだ。」とのアメリカ大使館のコメントを伝えている。)

◇米CNNテレビは29日、テネシー州在住の米国人男性が福岡市内で28日、日本人の元妻が無断で日本に連れ帰った子供2人を奪い返し、米総領事館に駆け込もうとしたところを未成年者略取の容疑で福岡県警に逮捕されたと報じた。

米国では近年、日米の国際結婚の夫婦が離婚した後、日本人親が無断で子供を連れ帰るケースが「拉致事件」として、社会問題となっている。今回も米国内で反響が広がれば、外交問題に発展する可能性がある。

CNNによると、男性は今年1月の離婚後、元妻が夏休みに長男(8)と長女(6)を日本に連れて行くことを禁じる命令を裁判所に申し立てた。裁判所は、夏休み後に米国に戻らなければ、離婚手当や養育費を受ける権利を失うとの条件で日本行きを認めた。

女性は夏休み後、一度はテネシーに戻ったものの、無断で子供を連れて再び日本へ。男性は全面的な親権を得た上で自ら福岡に飛び、登校途中の子供を女性から奪い去った。男性は保護を求めようとした米総領事館の前で、女性の連絡を受けた警察に逮捕されたという。

(時事通信 2009年9月30日)

写真は津波に襲われたアメリカ領サモア、ファガトガのダウンタウン

◇南太平洋のサモア近海で発生したマグニチュード8.0の強い地震と津波による死者数は、当局者によるとこれまでに113人が確認された。
当局者らによると、確認された死者数は、震源地に近いサモア独立国と米領サモアでそれぞれ84人と22人となっている。また、トンガでも少なくとも7人が死亡した。
(AFP 2009年9月30日)

2009/09/29

ここでも土足でずかずか



◇ポランスキー逮捕をフランスが非難

フランスの市民権を持つロマン・ポランスキー映画監督がスイスで逮捕されたのをフランスが非難してきている。

フレデリック・ミッテラン文化大臣は逮捕を聞いて度肝を抜かれたと言い、サルゴジ大統領が真相を追っていた。

ポランスキー氏(76歳)は、1977年ロサンジェルスで13歳の少女とセックスしたことで米国への逃亡犯罪人引渡しに直面する。

映画祭へ行った土曜日、パリ生まれのポーランド人映画監督はチューリッヒで拘束された。

米国によって発行された2005年国際警戒態勢を受けて彼は拘留されている。米国は今、正式の(国際間の)逃亡犯罪人引渡しを懇願する必要があるとスイスのスポークスマンは語った。

米国との協定のために、「ポランスキー氏が到着したとき、彼を逮捕することを除いて私たちに法律上の見地から選択権はなかった」とスイスの司法大臣Eveline Widmer-Schlumpfは述べた。

「彼には明らかに抗議する権利がありますし、私は彼がそうするだろうと思います」と彼女は付け加えた。

彼の逮捕と彼を引き渡すための試みに挑むつもりだと、ポランスキー氏の代理人として職務を果たす弁護士たちは言う。

・決して顔を見せなかった

文化大臣は「新たな試練がすでにそれは多くの苦しい試練を体験してきている人に負わされているのを強く残念に思う」とミッテラン氏の官庁は言った。

未成年の少女との違法な性交渉で有罪を認めた後、1978年ポランスキー氏は米国から逃れ去った。

◇真相のスケジュール表
1977年:ロサンジェルスでポランスキーは13歳のサマンサ・ゲイマーとの違法なセックスを認める
1978年:米国で逮捕状が発行されたのちに英国に逃れる
1978年:市民権を有するフランスにただちに移る
1978年:フランスに定住、ここで彼はフランスの制限された米国との逃亡犯罪人引渡しによって保護される
2008年:訴訟事件が却下されて審問がLAの裁判所から移されることをポランスキーの弁護士が要求する
2009年:LAの外で審問を行うとのポランスキーの要望が却下される

当初、彼は6つの訴因で起訴されて終身刑の現実を認識した。映画監督は30年以上のあいだ米国に足を踏み入れていない。

近年、彼はなんとかレイプの訴訟事件が却下されるよう努めてきており、すでに亡くなっている、もともとの判事が司法取引による合意事項の手はずを整えたが後で背いたと主張する。

ポランスキー氏は以前にもスイスには行っていたが、今回、米国当局は明らかに彼の移動を事前に知っていた。

彼の逮捕のための根拠を準備する時間を彼らに与えて、スイス当局に暫定的な逮捕状を送ったと司法官らは言った。

従来、ポランスキー氏は計画する移動上の逮捕要請について事前に聞いてきており、計画を変更してきたと、ロサンジェルス地方検察局報道官のサンディ・ギボンズは言った。

「彼はいることになっていた国で決して顔を見せなかった、そして彼は一度も逮捕されなかった」と彼女は言った。

事件の中心にある犠牲者のサマンサ・ゲイマーは、訴えが取り下げられるように以前に求めてきている。

(BBC NEWS 28 September 2009)
http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/2/hi/europe/8277886.stm

◇映画「戦場のピアニスト」などで知られるロマン・ポランスキー監督が、32年前の13歳少女への淫行(いんこう)事件で、スイス当局に拘束された。

ポランスキー監督は、チューリヒ映画祭で27日に賞を受け取るため、スイスに到着していた。米ロサンゼルス郡検察当局の報道官は「先週、ポランスキー監督の渡航情報を入手し、スイス当局に逮捕状を送っていた」と明かしている。

同監督は、米カリフォルニア州ハリウッドにある俳優ジャック・ニコルソンの邸宅で、13歳の少女に薬物とアルコールを摂取させ淫行したとし て、1977年に米国で逮捕された。罪を認め1978年には訴追されたが、国外に逃亡。フランスで市民権を獲得し、米国と犯罪人引き渡し条約を結んでいる国への旅行は避けていた。

また、2008年にはポランスキー監督を検察の職権乱用による被害者でもあるとして描いたドキュメンタリー映画「Roman Polanski: Wanted and Desired(原題)」が制作され、同映画に登場した被害者の少女のインタビューなどを元に、同監督の弁護士が米ロサンゼルス地裁に訴追を取り下げるよう請求したが、依然逃亡中であることを理由に却下されていた。

(ロイター通信 2009年9月28日)

◇ポランスキー監督拘束で嘆願書 釈放求め、文化人ら

映画「戦場のピアニスト」などで知られるロマン・ポランスキー監督が、約30年前の米国での少女淫行事件でスイス警察当局に拘束された問題で、欧州の文化人ら約90人は28日、監督の釈放を求める連名の嘆願書を発表した。

監督は26日、チューリヒ映画祭での受賞のため入国する際に拘束された。嘆願書は「最も偉大な映画人の一人が栄誉を受けるべき舞台が、警察のワナであったという事実は受け入れがたい」と強く非難している。

署名者には、映画監督のビム・ベンダース、アンジェイ・ワイダの両氏のほか、女優のイザベル・アジャーニ、作家のミラン・クンデラ氏らが名を連ねている。

一方、フランスのクシュネル外相は28日、ポーランドのシコルスキ外相と連名で、ポランスキー監督の逮捕状を発行した米国のクリントン国務長官に書簡を送り、フランス、ポーランド両国の市民権を持つ同監督の釈放を求めた。

(共同通信 2009年9月29日)

写真はポランスキーのしびれるクラシック映画「チャイナタウン」

2009/09/25

シドニーが火星に



◇クレイジーな砂嵐がシドニーを赤く変質させる

23日水曜朝、砂嵐が吹き荒れて街の空を真っ赤に変質させた。ある住民はブループラネット(地球)を後にしてきたかと思った。

「火星で目ざめたみたいだった」と、シドニー住民のマーカス・シャピはWired.comにEメールしてきた。

オーストラリア東部の住民はこの奇妙な周囲の状況と戦わねばならなかった、というのも干ばつ続きの奥地からの強風が砂を掃きのけてそれを突風で街に運んでくるからだ。

「強烈な北の低気圧領域になって、昨日の間中ずっと西寄りの強い突風を引き起こした、そしてそれらの風が大陸の非常に干上がった奥地から大量の砂を掃きのけた」と気象庁ニューサウスウェールズ地方支部長のバリー・ハンストラムはブルームバーグに語った。

たとえ何が起こったか承知していても、事象の奇妙さは当然シドニー市民の油断につけこんだ。発生を追跡するTwitterのクールなタグ、「#sydneyduststorm」がすぐに現れた。ある人はTwitterに「a leeetle apocalyptic」と断言し、誰もが一生にこれと比較できる激しい砂嵐を体験したことがないと断言した。おそらく、最近のオーストラリア史で同様の事象は、1983年メルボルンでの大規模砂嵐だけだった。

西部ニューサウスウェールズのかなり奥地、ブロークンヒルのようなオーストラリア南部の他のエリアでは、嵐の強烈さはこんなものではなかった。上の驚くべきヴィデオで見ることができるように、砂嵐は時折、空を黒く塗りつぶした。

(Wired News サイエンス 23 September 2009)
http://www.wired.com/wiredscience/2009/09/reader-photo-gallery-crazy-dust-storm-turns-sydney-red/#more-11319

◇オーストラリア気象台によると、砂漠地帯から秒速30メートル近い強風が吹いたのが原因。これほど大量の砂が広範囲に降るのは1940年ごろ以来という。中央部では干ばつが続いており、地球温暖化との関係を指摘する声もある。
(共同通信 2009年9月23日)

◇このところ山火事、地震、強風、巨大なひょうなどに見舞われているオーストラリアのシドニーの街を23日、不気味な赤い砂じんが襲った。

内陸部から強風で運ばれた砂ぼこりで車や建物はオレンジ色に変わり、交通機関は混乱し、子どもや高齢者は屋外に出ないように呼びかけられた。人びとは フェイスマスクを着けたり、スカーフで口を覆ったりして職場に向かっていた。シドニーの空港では着陸地を変更する国際線の航空機も出たため、空の便も大幅 に乱れるとみられる。

シドニーがあるニューサウスウェールズ州の警察は、22日に一部の地域で濃い砂じんが発生して空が赤黒くなり、視界が2~3メートルにまで悪化するなどの異常な状態があったと報告していた。

・地震やひょう、野火も

ニューサウスウェールズ州に隣接するビクトリア 州では、22日午後、雷雨とともに「クリケットのボールくらいの大きさの」ひょうが降り、自動車のガラスが割れる被害が出たほか、22日遅くにはマグニ チュード2.6と3.0の小さな地震が起きた後に激しい雨が降り、鉄砲水への警戒が呼びかけられた。当局によると地震による被害は出ていない。
 
さらに北のクイーンズランド州では、気温が高く乾燥した天気が続いたことから10数か所で野火が発生していた。

(AFP 2009年9月23日)

月面に水がある




◇これまで月の土壌は乾燥しているものと考えられていたが、月面に水分子が存在している証拠が、インドの無人月探査機「チャンドラヤーン1号」など3つの探査機ミッションで観測され、米科学誌サイエンス最新版に3つの論文が発表された。

論文の1つを発表した、テネシー大学のラリー・テイラー氏の研究チームは、NASA米航空宇宙局が月の鉱物組成をマッピングするために開発し「チャンドラヤーン1号」に搭載された装置「月鉱物学マッピング(Moon Mineralogy Mapping):M3)」を用いて新たなデータが得られたと述べた。

M3は月面から反射される太陽の反射光からの反射をもとに月の土壌に含まれる成分を解析する装置。テーラー氏の研究チームは、M3を使用して反射光の波長を分析し、酸素と水素の化学結合を観測した。同チームは、これが月面に水が存在する証拠になると述べた。

月に存在する石と土は、約45%の酸素を含有している。しかし、観測された水素の出どころは特定されていない。

テーラー氏の研究チームによると、水素が「太陽風」と呼ばれる現象で飛来してきた可能性があるという。太陽風は、太陽で核融合が起きる際に太陽から放出 される水素イオン(H+)原子を主な成分としている。同チームは、月の土壌1トンあたり25%の水が含まれていると推計した。

M3と同様の機器を使用したほかの2つの調査でも、水の存在を示す化学的な特徴が発見された。

そのうちの1つは、約10年前に土星へ向かう途中、月の付近を通過した土星探査機カッシーニから得られたデータで、もう1つは、2005年に彗星(すいせい)「Temple-1」に向けて発射された彗星探査機ディープインパクトからのデータ。ディープインパクトはM3同様の装置を用いて、月の付近を通過する際にデータを収集していた。

また、1960年代にアポロが持ち帰った月の石や土にも水の痕跡が含まれていた。しかし、石や土を輸送するための容器が密閉されていなかったために、これまでは地球上の水が混入したとみられていた。

(AFP 2009年9月24日)

◇大統領保護のブラジルが安保理の会合要請、ホンジュラス情勢

今年6月の軍主導のクーデターで国外追放されたセラヤ大統領が21日に強行帰国した中米のホンジュラス情勢で、同大統領を大使館で保護しているブラジル政府は23日、国連安保理に対し緊急会合の開催を要請した。

大統領の保護を始めてから、大使館への飲料水や電力配給や電話サービスは断絶されており、ブラジル政府は国際法違反と反発している。米国務省のケリー報道官もこれらのサービス停止を確認した。ブラジル政府は、大統領の国外追放を非難、セラヤ氏の復権を求めている。

一方、ミチェレッティ暫定大統領はCNNスペイン語放送との会見に応じ、セラヤ氏の身柄確保などで治安部隊が大使館に突入することはないと述べた。ただ、 セラヤ氏が館外に出た場合、憲法違反の罪で逮捕されると述べた。また、電力供給の中止については大使館前に集まっていたセラヤ氏支持者が切断したと主張、 23日にはサービスが再開されたと述べた。

また、セラヤ氏が今年11月29日に予定する大統領選に同意するなら、直接対話に応じるが、最高裁が出したセラヤ氏の逮捕状は依然有効であるとも述べた。

セラヤ氏の強行帰国後、支持者と警察の衝突は散発しているとされ、死亡者が出たとの情報もある。

(CNN 2009年9月24日)

◇軍事クーデターで国外追放されたホセ・マヌエル・セラヤ大統領が強行帰国したホンジュラスでは23日、セラヤ氏が首都テグシガルパのブラジル大使館内にとどまる中、支持者らの抗議行動が拡大しており、警察によると警官隊との衝突で2人が死亡した。

セラヤ氏は、大勢の支持者やジャーナリスト、大使館スタッフとともに、ブラジル大使館内にとどまっている。同大使館では、食料が底を突きかけているほか、電気や水道、電話などが一時的に遮断される事態となっている。
 
テグシガルパでは23日、シンボルカラーの赤い服を着たセラヤ氏の支持者数千人が街頭にくり出し、6月28日のセラヤ氏追放以来最大規模の抗議活動を行った。

こうしたなか、米州機構のホセ・ミゲル・インスルサ事務局長は23日、今週末に新たな調停団をホンジュラスに派遣するとともに、クーデター後に召還していた各国大使を再びホンジュラスに戻すと発表した。

一方、国連の潘基文(パン・キムン)事務総長は、ホンジュラスで11月に予定されている総選挙に向けた状況は好ましくないとして選挙支援の一時停止を発表した。

(AFP 2009年9月24日)

写真は、ピッツバーグのG20サミットを前にトラブル発生:抗議者と暴動鎮圧機動隊が衝突、ゴム弾とペッパースプレーの報告あり(BBC 25 September 2009)
NASA:「月には水がある」(CNN 24 September 2009)

2009/09/23

悪夢のシナリオ



◇ホンジュラスはセラヤが戻るとたんに夜間外出禁止令

追い出されたマヌエル・セラヤ大統領のドラマティックな本国帰還後、ホンジュラス当局は夜間外出禁止令を負わせてきている。

セラヤ氏は首都テグシガルパのブラジル大使館内に逃げ込んでおり、彼の支持者が何百人と外に集まってきている。

対話を得ようとしていたと彼が言った首都に戻るため、彼は山脈を越え、川を渡ってきたと言った。

TV放映された演説で、暫定的なリーダーのロベルト・ミチェレッティは、ブラジルがセラヤ氏を手渡して裁判を受けさせることを要求した。

いかなる暴力も責任はブラジルにあるとミチェレッティ氏は言った。

「ブラジル政府へ要求:セラヤ氏に対する司法の命令を尊重して彼をホンジュラス当局に追いやれ」と彼は言った。

<世界の目はブラジルとホンジュラスに注がれる。>

退陣させられたリーダーが国にいるのを初めは否定するミチェレッティ氏のせいで、セラヤ氏の帰国は当局の不意を襲った。

ホンジュラス内部の緊張が増したとき、ヒラリー・クリントン米国務長官はセラヤ氏の帰国が暴力につながってはならないと言った。

「いやおうなしに会話は始まらなければならない、セラヤ大統領とホンジュラスの事実上の政権との間に連絡ルートはある」と彼女は言った。

ミセス・クリントンはコスタリカのオスカー・アリアス大統領との会談後ニューヨークで話をした。アリアス大統領はホンジュラスの2党間の失敗した和平交渉を仲介してきた。

全国のTV番組で放送された映像で、トレードマークの白いカウボーイハットをふる笑顔のセラヤ氏がブラジル大使館のバルコニーに姿を現して支持者の群衆に手を振る。

すぐあとで当局は15時間の夜間外出禁止令を押しつけた。

左派寄りの大統領は6月28日銃口を突き付けられて追い出されて以来、ニカラグアで国外追放生活を送ってきている。

セラヤ氏が憲法改正への動きを支持するかどうか国民に尋ねるため拘束力のない公の審議会を開催しようとした後、危機は勃発した。

米国は追放中のセラヤ氏を支持してきており、事実上の指導者らを「民主的な憲法上のルール」を修復するのを怠るとして非難してきている。OAS米州機構はセラヤ氏の復職を要求してきている。

<支持を得る>

ブラジル大使館の内部からBBCと話をするセラヤ氏は、帰国するためにさまざまな方面から支持を得てきていると言った。

◇分析◇ by Charles Scanlon BBCアメリカのアナリスト

クーデター首謀者らにとって、それは悪夢のシナリオのように見える。彼らはマヌエル・セラヤの帰国を妨害するために、できることは何でもしてきている。クーデター後何日かしてセラヤの飛行機が着陸するのを防ぐため兵士を送り、その後ニカラグアから越境する彼を阻止するために国境に兵士を送る。セラヤ氏が戻ることの追認は、ロベルト・ミチェレッティには恥をかかされることとして出てくることになり、国内での彼の権威を傷つける。
暫定政府はクーデターのため世界中でとがめられてきているが、その支配を固めてきている。セラヤ氏の帰国が今また危機的事態に追いやる。
暫定政府は時間を稼いできている、11月の次の選挙まで権力にしがみつきたいものと望む。もはやそれは成り行きを制していないし、クーデター以降、最も脆弱に見える。

(BBC 22 September 2009)

2009/09/21

トニ・コレットがエミー賞を受賞



◇オーストラリアの女優、トニ・コレットがコメディシリーズ「United States of Tara」でエミー賞コメディ部門の主演女優賞を獲得した。
(BBC 21 September 2009)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/8266031.stm

ワオー、トニ・コレットは1994年の「ミュリエルの結婚」以来、大好きな女優のひとり。ハリウッド映画に出演するようになり、1999年の「シックスセンス」のママ役で彼女はよく知られるようになった。変なニット帽をかぶりヒッピー風の周囲から浮いたかっこうの自殺傾向のある「アバウト・ア・ボーイ」のママ役もかなり忘れがたい。
トニ・コレットは舞台でも2000年の「ワイルドパーティ」でトニー賞にノミネートされていて、2006年には初アルバムを出し、ツアーもやるミュージシャンでもある。

◇アル・ゴア前米副大統領が地球温暖化防止を訴え、開催を提案した世界規模のコンサート「ライヴ・アース」が7月7日、オーストラリアのシドニーにあるオージー・スタジアムで幕を開けた。
皮切りとなるシドニー公演では、オーストラリアの女優で歌手のトニ・コレット&ザ・フィニッシュのトニ・コレットがパフォーマンスを披露する。
(AFP 2007年7月7日)

◇多くが「Toni&Dave」で知っているふたりには2008年3月、美しい女の子が誕生
http://www.tonicolletteandthefinish.com/toni_lo.html
↑ここで「toni collette & the finish 」の音、彼女のヴォーカルが聴けます

YouTubeのパフォーマンスの曲は「Look Up」

2009/09/20

You lie!



◇リード上院議員がアダム・ハーマンソンの死の徹底的調査を求める

バグダッドの寮で感電した後死亡した25歳の民間警備契約人アダム・ハーマンソンの死を調査するよう、ハリー・リード上院院内総務が国防省とペンタゴンに求めてきています。ハーマンソンはトリプルキャノピー社に勤めていました。ハーマンソンの死が欠陥のある電気工事から生じたものかどうか知りたいとリードは言いました。

◇シューマー上院議員が電子投票界の整理統合・強化の調査を求める

国内最大手電子投票マシーン業者エレクションシステムズ&ソフトウェアへのディーボルト社の投票マシーン事業部の最近の売却を調査するよう司法省の反トラスト局に要求しました。取引には「わが国がどうやって投票するかに関して不都合な含み」があるかもしれないとシューマーは言いました。Verified Voting(裏付けされた投票)によると、1億2000万以上の有権者登録をした有権者がこの2社のシステムのひとつを使います。

◇上院は評決でACORNが連邦の財源を受けるのを妨害するのを認める

ワシントンからのもうひとつのニュースでは、貧困撲滅団体ACORNが連邦の住宅財源をこれ以上受け取るのを妨げるのを上院は賛成83対反対7で可決してきています。ACORNは貧しい人々が抵当受け戻し権喪失と戦って税金問題を片づけるのを助けます。この組織は長いこと共和党議員とフォックスニュースの標的となってきています。

◇マイケル・ムーア:「ボクらには民主的な経済が必要だ」

トロント映画祭でマイケル・ムーアがドキュメンタリー映画の新作「キャピタリズム:ラヴストーリー」をプレミア上演してきています。映画はウォールストリートの危機と、普通の人々の生活へのさんざんな影響を論じます。トロントの記者会見でムーアは、なぜアメリカ政府がリーマンブラザーズとベアスターンズではなくてAIGとゼネラルモーターズを救済することにしたのかに疑義を唱えました。
マイケル・ムーア:「ベアスターンズとリーマンブラザーズはしかるべき貢献をしてきていなかったんだとみるね。これではちょっとマフィアのようじゃないか?マフィアのドンにしかるべく支払うやつらは生きられるが他は生きられない。いたるところあらゆる点で同様の不公平なシステムだ。ボクらには民主的な経済が必要だ。ボクらにはそれがない、ボクはそれをずっと主張していくつもりだ。」

(以上、デモクラシーナウ!2009年9月15日ヘッドライン)

◇ガザ地区軍事作戦、「戦争犯罪」と国連報告書

昨年12月27日から今年1月18日までイスラエル軍がパレスチナ自治区ガザで実施した軍事作戦について、国連人権理事会の調査団は15日、イスラエルとパレスチナの双方の行為が「戦争犯罪」に匹敵するとした報告書を公表した。

調査団は南アフリカ人の判事、リチャード・ゴールドストーン氏が代表を務め、574ページの報告書をまとめた。内容の大半はイスラエル軍への批判で占められ、その行為が「戦争犯罪であり、人道に対する罪に相当する」と述べている。イスラエルは調査に協力していない。

報告書によるとイスラエル軍は、国際法によって義務付けられている民間人の死傷者や、民間施設への被害を回避もしくは最低限に抑えるための措置を取らな かった。白リン弾を民間人居住地区に発射し、医療施設を爆発力の高い砲弾で攻撃したうえ、攻撃前に民間人や国連要員への警告を行わなかった点も問題視され ている。さらに、パレスチナの民間人を「人間の盾」とし、ガザ地区の食糧供給に故意に打撃を与えたと指摘されている。

報告書は国連安全保障理事会がイスラエル政府に対し、第三者による3カ月以内の検証開始を促すよう勧告。国際刑事裁判所(ICC)の検察官による調査も提案している。

一方、パレスチナ側については、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが、イスラエル側へのロケット弾攻撃を続けた点が問題視された。

報告書を受けてイスラエル外務省は、「調査の偏向は明らかであり、南部の民間人に対するハマスのミサイル攻撃が続いたためガザ軍事作戦が必要だった点が無視されている」との声明を発表。またハマスのスポークスマンはCNNに対し、ハマスが国際法で認められている自己防衛を行っていたと述べ、戦争犯罪の指摘に反論した。

(CNN 2009年9月16日)

◇国連の徹底的調査がガザの戦争犯罪でイスラエルを非難

今年初めのガザ攻撃の間にイスラエルが戦争犯罪とひょっとして故意にパレスチナ人一般市民を標的にすることで人道に反する犯罪を犯したのを国連実情調査団が認めてきています。その半数以上が民間人の、1400人以上のパレスチナ人が米国に支持されたイスラエルの襲撃で殺されました。調査の代表、リチャード・ゴールドストーン判事は、彼の調査はイスラエルの司令官によって命じられた意図的な攻撃に集中させたと言いました。
リチャード・ゴールドストーン判事:「どの点からも、そして最大限可能な程度まで、私たちが調査した36件の事件は、戦闘の中心にいた司令官や兵士を、言うならば「結果論で批判する」ことに結びつきません。まさに、採用された計画的な政策や取られた武力行使のほとんどあからさまな様相は緊迫していない、差し迫った状況にない、ということなのです。」
イスラエルの攻撃には、白旗を掲げたパレスチナ人一般市民への狙撃、国連避難所への故意の爆撃、300人以上の子どもの殺害が含まれました。報告書は、イスラエルの町に対するロケット弾攻撃でこれもまたジュネーブ条約に違反するとしてパレスチナ人戦闘員を非難します。ガザ攻撃で13人のイスラエル人が死にました、4人は「友軍の誤射」によるものです。報告書は国連安全保障理事会に、申し立てを立証するかまたは国際刑事裁判所による調査に向かうか両方の側に要求するよう勧告します。

◇カーター:人種差別がオバマ攻撃をあおる

ジミー・カーター元大統領がウィルソン下院議員の論争と最近のオバマ大統領への右翼の抗議にハンディを課してきています。NBCニュースと話をするカーターは、オバマに対する最近の攻撃は人種差別に根を持つと言いました。
ジミー・カーター:「激しくはっきりと表明されたバラク・オバマ大統領への反目の圧倒的部分は、彼が黒人である、彼がアフリカ系アメリカ人である事実に基づくものだと私は考えます。私は南部に住み、南部がずっとよくなっているのを見てきています。そして当時、国のその他がマイノリティグループ、特にアフリカ系アメリカ人に向かっての南部の態度を共有したのを見てきています。あの人種差別へ向かう傾向はまだ存在します。そしてアフリカ系アメリカ人にこの偉大な国を指導する資格はないという、南部だけではなく国中の多くの白人のなかにある信念のために、それが表面にまで沸騰してきていると私は考えます。」

(以上、デモクラシーナウ!2009年9月16日ヘッドライン)

◇バラク・オバマ米大統領が9日に議会で行った医療保険改革に関する演説中、共和党議員の1人が「うそつき」とやじを飛ばし、後に謝罪する騒ぎがあった。

この議員は、サウスカロライナ州選出のジョー・ウィルソン下院議員。オバマ大統領が改革後も不法移民には保険は適用されないと述べた後、やじを飛ばした。

米議会の大統領の演説で野次が飛ぶのは異例。民主党のナンシー・ペロシ下院議長は直ちにウィルソン議員を鋭くにらみつけ、他の民主党議員らも抗議の声を上げた。オバマ大統領は一瞬動きを止めたが、すぐに演説を再開した。

ウィルソン議員は声明で、「感情的になってしまった。演説内容には反対だが、わたしの発言は不適切で遺憾なものだった。礼節を欠いたことに対し、大統領に謝罪する」と述べた。

(AFP 2009年9月10日)

◇靴投げイラク人ジャーナリストが拷問を申し立てる

昨年12月に記者会見中のブッシュ前米大統領に靴を投げ付け、服役を経て15日に釈放されたテレビ局アルバグダディヤのムンタゼル・ザイディ記者(30)は、記者会見が依然進行している間に別室で暴行を受けたことを明らかにした。

ザイディ記者は釈放後直ちにアルバグダディアのスタジオを訪れ、他の記者らに自身の経験を語った。それによると、同記者は靴投げ後、記者会見会場から別室に連行された。警備員らからケーブルやパイプで殴打され、電気ショックを加えられたが、同記者は反省や謝罪を拒否した。収監中も反骨姿勢を貫いたとしている。

ただしザイディ記者は、自身の行動をプロ意識に欠けると批判した記者仲間に対し、謝罪を表明した。

アルバグダディヤによると、ザイディ記者は同日夜、シリアの首都ダマスカスに入った。家族はCNNに対し、同記者が治療のため今後ギリシャに向かう予定であることを明らかにした。

(CNN 2009年9月16日)

◇ACORNの代表が団体への批判を「現代のマッカーシズム」と警告



貧困撲滅団体ACORNは、同団体職員による売春斡旋業者や売春婦へのアドヴァイス提供がカメラに収められて以来、批判の矢面に立たされています。大統領選のときの有権者登録で不正があったとして、数年にわたって同団体を非難してきた保守派にとり、今回のヴォデオは格好の材料となりました。共和党は、物件差し押さえ、税金トラブルの解決、有権者登録といった面で貧しい人々を援助しているACORNへの連邦政府補助金をすべて停止するよう要求しています。

(デモクラシーナウ!2009年9月17日)

写真は、水曜夜、オバマ大統領の演説中に「You lie!(うそをついている)」と叫ぶジョー・ウィルソン下院議員

2009/09/15

USオープンスリラー



■デルポトロ USオープン(全米オープン選手権)スリラーで勝利

初のグランドスラムのタイトルを獲得するため、アルゼンチンのフアンマルティン・デルポトロが劇的なフルセットで6年負け知らずのロジャー・フェデラーのUSオープン支配を終わらせた。

第6シードの二十歳は、3-6 7-6 (7-5) 4-6 7-6 (7-4) 6-2で勝つのに、ワンセットダウンから2度反撃した。

グランドスラムのトーナメントのファイナルでフェデラーを負かしたのはラファエル・ナダルの他はデルポトロだけ。(デルポトロは準決勝でナダルにストレート勝ちした。)

フェデラー28歳はフラッシングメドウズでの記録に並ぶ(84年ぶり)大会6連覇をめざしていた。(4大大会3連覇と自身の記録、4大大会通算優勝15回の更新もならなかった。)

(BBC SPORT 15 September 2009)

写真はもうすぐ21歳になるアルゼンチン人デルポトロ ファイナルでフェデラーを破った二人目の男になる

2009/09/13

アイ ウッド キル ユー



◇セレナが怒りを爆発させたとたんにクライシュテルスが勝利

セレナ・ウィリアムズがラインズマンをののしったためマッチポイントでペナルティを受けた後、ドラマティックな事情でキム・クライシュテルスがUSオープンのファイナル(決勝)に到達した。

これより前にラケット乱用のコード違反を与えられていたウィリアムズがフットフォルト(サーブを打つ前にベースラインを踏み越す反則)を要求されたとき、ベルギー人は勝利まであと2ポイントだった。

ウィリアムズは怒りのほとばしりをラインズマンに発して反則の罰点を受けた。

あとで彼女がまさになんと言ったか聞かれて、ウィリアムズははっきり言い切った。「もうおぼえてないわ、瞬間だった、ほんとうに決定的なポイントだった。後悔するかについてはまったく考えていません。」

「反則の罰点を受けるとは思わなかった、それについて考えなかった。」と彼女は付け足した。

フラッシュメドウズのイライラする雨の日の後、金曜に予定された女子準決勝がニューヨークの現地時間夜9時21分に始まった。

チャンピオンの座を防戦する側のウィリアムズと2年の引退期間後わずか3度のトーナメント試合をするだけの2005年のチャンピオン、キム・クライシュテルスとの大いに期待された衝突は、アーサーアッシュスタジアムの比較的少ない群衆の前で起こった。

第1セットの決着をつけるため第10ゲームでサーブをブレークし第2セットで早くもブレークを取り戻して、第2セットの最良部分ですばらしい戦いをじりじり進めていたのはベルギー人の26歳だった。

そしてクライシュテルスがセンセーショナルな勝利に近づくことでプレッシャーがウィリアムズに影響した。

彼女は第1セットの終わりにラケットを叩きつけてコード違反を受けていた、そして第2セット6-5の難局に耐えるサーブで彼女の怒りが再浮上した。

15ー30(フィフティーン・サーティ)、敗北まであと2ポイント、ウィリアムズはファーストサーブをはずしてセカンドサーブでフットフォルトを要求された。

それがアメリカ人を刺激してラインズマンに向かって怒って疑義を指し示して言葉で彼女をののしる気にさせた。

ラインズマンの職員はそれからなんと言われたかを報告しに審判員のところに行った。そしてウィリアムズは応酬する言い分を聞かれる。「I would kill you(殺してやる)なんて言わなかった、あなたマジ?」

会話のこの部分は誤解だったとあとでウィリアムズは言うだろうが、すでに彼女は自動的にコード違反の結果としてくる次の段階のペナルティの罰点を受けるに十分なことをしてきていた。

USオープンの審判員ブライアン・アーリーとグランドスラムのスーパーバイザー、ドナ・ケルソといっしょに、群衆に手を振ってトンネルへと下りていく前にウィリアムズはクライシュテルスと握手するためネットをぐるりとまわった。

「私がなにか言って彼らが私に反則の罰点を与えたんだと思うけど不幸にしてそれがマッチポイントだった」と彼女は言った。

「今年すべてで私が1度も、絶対にフットフォルトをしてないのは確かで、突然このトーナメントで彼らは私にフットフォルトを与えた。」

「私がフットフォルトでないとは言っていません、でも過去がどうかを言ったまで。私の全生涯で1度も争ったことがないので、なぜ彼女が脅されると感じたのかわかりません。私は確かに愉快ではないわ。」

一風変わった勝利の仕方を沈思黙考しながらイスに座ったとき、クライシュテルスは見るからに度肝を抜いて唖然としたままだった。

「私はなんとか試合に集中しようとしていて、別の事態に直面していた」と彼女は言った。

「セレナがラインズマンに話しているのを見ました、でも彼女が言ってることを聞くには私は遠すぎましたので、あそこであったことについて実際コメントできません。」

彼女をワイルドカードとしてグランドスラムに到達する最初の女性にするベルギー人のものすごいパフォーマンスから、それは輝きを奪った。

そして彼女はウォズニアッキの対抗馬としてファイナルに進む、ウォズニアッキは今週前にはグランドスラムの4回戦を1度も超えたことがなかった。

(BBC SPORT 13 September 2009)
http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/sport2/hi/tennis/8252971.stm

◇かつての勝者クライシュテルスが6−4,7−5でウィリアムズを負かす。
二人の試合は予定された開始から85分遅れており、ひどい雨のために開催するつもりの時間を24時間以上過ぎていた。
(CNN 13 September 2009)

写真は、USオープンの審判員ブライアン・アーリーとグランドスラムのスーパーバイザー、ドナ・ケルソに抗議するセレナ(BBC)
クライシュテルスは出産のための引退で、2年ぶりの復帰、4年ぶりのファイナル進出
試合前にセレナは、「私も子どもを産もうかしら」とジョークを言っていた
ところで、フットフォルトを要求したラインズマンは女性でしかも東洋系に見えました

ジョブズが戻った




◇スティーヴ・ジョブズ アップルのショーを明るくする

療養休暇からほぼ一年ぶりに活動の舞台に復帰したとき、アップルのボス、スティーヴ・ジョブズが新製品を発表するイベントのショーを一人占めした。

肝臓の移植から回復するため6カ月休暇をとった後、ジョブズ氏は6月末に仕事に復帰した。

アップルの製造ラインから何が転がり出るか、長い夏の憶測の後、製品はジョブズ氏の出現にもうひとつの宣伝を求める。

「私は絶頂で、もとの地位に戻されています」とジョブズ氏はサンフランシスコのプレス向けイベントでジョークを言う。

観衆が彼をスタンディングオベーションで迎え彼の復帰に喝采するとき、秘密主義で知られるジョブズ氏はテネシーの病院で受けた手術について簡潔に語った。

「ご存じの方もいるように、5カ月前、私は肝臓移植を受けた」と彼は報道関係者、アナリスト、招待客など群衆に教えた。

「それで、自動車事故で亡くなりその臓器を提供するほど寛大な20代半ばの人の肝臓が私にはあります。そのような寛大さなしには、私はここにいませんでした。」

四季を通じてのユニフォーム、ブルージーンズと黒のタートルネックを着て、ややいつもより痩せて見えるテクノロジーの大物は、先例に従って臓器ドナーになるように皆にしきりと促した。

(BBC NEWS 9 September 2009)
http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/2/hi/technology/8245523.stm

写真は一年ぶりに姿を現すスティーヴ・ジョブズと、ここからアップルコンピュータが誕生したガレージ時代のジョブズとウォズニアック

◇子供への演説、異例の事前公開=「政治的」と保守派懸念で

ホワイトハウスは7日、新学期を迎える子供たちへのオバマ大統領の演説原稿を事前に公開した。保守派が「演説には政治的意図がある」と強い懸念を表明したことから、保護者の誤解を解くための異例の措置。内容は教育を受けることの大切さを訴えるものとなっている。


演説をめぐっては、教育省が当初、教師への指導要領で「オバマ大統領を助けるために何ができるか(児童・生徒に)書かせる」と指示していたことに、共和党支持者らが「リベラルな思想を子供に植え付けようとしている」と反発。演説を子供に聞かせるかどうか、保護者に判断を委ねる学校が相次ぐ騒ぎになっていた。


演説では、「一生懸命勉強することが君たちの責任であり、国の未来を決める」と強調。オバマ大統領が2歳の時に母子家庭となり、一時経済的に学校に通えなくなり、母親から勉強を教わった自らの経験を交え、「どんな逆境にいても、ドロップアウトする理由にはならない」と説示している。


オバマ大統領は 8日正午(日本時間9日午前1時)に首都ワシントン郊外の高校から演説し、テレビやインターネットを通じて全米に中継された。米メディアによると、高校の周辺では「オバマ大統領は子供に近付くな」と抗議するグループもいたという。

(時事通信 2009年9月9日)

◇月曜、元ファーストレディのローラ・ブッシュが夫の後継者の仕事を称賛し、オバマ大統領はきびしい状況下でりっぱな仕事を遂行していると思うとCNNに伝えることで、多くの共和党員との関係を絶つ。

ローラ・ブッシュ元大統領夫人は全米の学童に向けて話すとのオバマ大統領の決定を擁護した。

彼女はまた、ワシントンのくっきりした分裂を批判もした。

フランス、パリでの国連の会合の合間にブッシュはCNNといっしょに着席した。夫の政権中に吹聴した大義、世界の読み書き能力を彼女は国連の会合で促進していた。

オバマの学童への演説に関する大騒ぎに言及して、「すべての人にとって合衆国の大統領を尊敬することは本当に重要です」とローラ・ブッシュは言った。

ブッシュはある保守派の懸念を完全にはねつけてはいなかったが、オバマを助けるため何ができるか論ずる手紙を学生が草案するのを推奨する、論議を呼ぶ教育省の計画が変更されたことについて特に言及した。

「大統領には... 学童に話しかけて彼らを励ます職務があると私は思います」と彼女は言った。両親は彼の手本に従って「学校に通って一生懸命勉強し続けて彼らが抱く夢をなんとか成就するよう子どもたちを励ます」べきです。

オバマにとって、あら探しする酷評家から「社会主義者」とレッテル付されるのはフェアとは思わなかったとブッシュは指摘して、現代アメリカ政治の激しく偏向する姿について彼女の失望を表した。

偏向の理由の一部は、強度に保守的またはリベラルな有権者によって優位を占められる選挙区の数の増加だと彼女は言った。

「確かに、私たちは過去8年間それに遭遇してきていますし、いまもそれに遭遇しています」と彼女は言った。「ただもうそれは人生の避けがたい事実」だと。

夫が大統領に当選した後、テキサス州知事として民主党員への通路の向こう側にうまく手を伸ばせたことを繰り返すことができなかったと、ブッシュは認めた。

「彼はそれがワシントンでうまくいった方法ではなかったことに失望させられました」と彼女は言った。「どちらにしろその方法だろうとオバマ大統領が思わなかったのは確かです。私たち皆がする必要があるのは問題に一斉にひとつになることができることです。」

夫の失望にもかかわらず、彼は「とても順調」だと彼女は言った。夫婦ともにいま伝記を書いていると彼女は特に言及した。

彼女はアフガニスタンの現行の情況について心配であることを認めた。

「もちろん、私はとても関心を持っています」と彼女は言った。

「私たち皆が感心を持っており、そしてすべての人が世界中からアフガニスタンを見るとき、政府が安定するのを助けられ、選挙が公平だったと判断できるのを期待して、実際なんでもしたがっています。」

彼女はまた、民主主義賛成の活動家アウン・サン・スーチーの自宅軟禁で非難を受けているビルマという旧名で知られもするミャンマー政府について率直な批判を繰り返した。

「彼らが彼女の人気を恐れているので、彼女は常に自宅軟禁下に置かれてきています。彼らの政権をひそかに傷つけると彼らは考えます」とブッシュは言った。

「彼女が何を本当に望むのかを彼らが知ればと私は願います... 民主主義への穏やかな移行があって、実際にとても豊かで高度の教育のある国家に組み込むチャンスがビルマにあることを彼女は望みます。」

(CNN 8 September 2009)

2009/09/12

バンバンバンバンの騒ぎ




◇ホワイトハウスはCNNを責める

見たところでは沿岸警備隊の船が別の船の通過を抑えようとしているらしいのを、ワシントンTV局からヴィデオを監視するCNNのジャーナリストたちが見た午前10時直前に、事件は始まった。

ペンタゴンでの911記念式典後、大統領の自動車の行列が近くのメモリアル橋を走行したとき、沿岸警備隊の船は水上をすばやく移動していた。

CNNによって傍受される警察の走査空中線から聞き取れる沿岸警備隊の無線送信で、「あなた方は沿岸警備隊のセキュリティゾーンに近づいている... 船を止めないと狙撃されることになる。ただちに船を止めなさい。」と言っている音声をたぶん聞いた。

その後、「バン、バン、バン、バン」そして「われわれは10発使い尽くしてきている。」と言うのを誰かがたぶん聞いた。

水上でトラブルの可能性を示唆する第一報の後、CNNはただちに沿岸警備隊に電話した。あのエリアでの活動について情報はないとスポークスウーマンは言った。

次の20分から25分に、情報を求めるため、CNNはUSCG(米沿岸警備隊)スポークスウーマンに数回電話をかけ、数回Eメールを送った。スポークスウーマンは、情報を得ようと試みているがどのような情報も得ることができなかったと言った。

CNNが10発使い尽くしていると言う無線送信を聞いた後、CNNは顛末を発表した。

10時23分、CNNが第一報を放送した後、できごとは演習であるかもしれないと聞いていたが、その情報の源を知らなかったとスポークスウーマンは言った。

11時9分、CNNはそれが訓練演習だったのを確認する沿岸警備隊のEメールを受け取った。

訓練回数(頻度)は伝達の必要がなかったと沿岸警備隊は言った。

そのような無線送信は一般にそれが訓練演習だとの発表とともに始まるものだが、この場合にそれが行われたかどうか彼は知らないと沿岸警備隊のジョン・カリアー中将は言った。

弾丸は発射されなかったし、無線通知は標準の演習の一部だったと当局者らは言った。

大統領を警護するシークレットサービスを含め、他の機関は、この演習について事前に通知されていなかった。

このエリアで弾丸が発射された可能性を明るみに出す当時の報道によってオバマはホワイトハウスに戻ったとシークレットサービスは言った。

(CNN 11 September 2009)
http://edition.cnn.com/2009/US/09/11/potomac.boat/index.html

◇9.11米同時多発テロから8年目を迎えた11日、ワシントンD.C.で米沿岸警備隊が発砲したと誤って報道され、一時混乱する場面があった。

最初にCNNが、ポトマック川で沿岸警備隊が不審な船に発砲したと報じた。この時、ポトマック川の近くにある国防総省ではバラク・オバマ大統領も出席して式典が行われていた。

報道を受けてワシントンD.C.のロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港が航空機の出発を約20分間見合わせるなどの影響が出た。

しかし沿岸警備隊は記者会見で、これは以前から予定されていた訓練で武器は使用しておらず、銃を撃つ代わりに無線で「バン、バン」と言ったことが誤解されたとみられると語った。この通信は一般の人も傍受することができた。

沿岸警備隊は、9月11日という特別な日にもかかわらず、ほかの治安機関に連絡していなかったことを認めたが、混乱の原因は誤った情報を伝えた報道にあるとして謝罪はしなかった。また報道機関が沿岸警備隊からの情報提供がなく、電話をしても応答が無かったとしていることについて原因を調査していると述べた。AFPも繰り返し沿岸警備隊に取材を試みたが応答はなかった。

これまで沿岸警備隊は、ワシントンD.C.で大きな訓練を行う場合、メディアとほかの治安機関に情報を提供するのが通例だった。

(AFP 2009年9月12日)

写真はポトマック川での金曜の演習訓練での米沿岸警備隊の船2隻(CNN)と、このエリアの地図(BBC)
写真はクリックすると拡大版で見ることができます。

2009/09/08

戦争と占領を無菌化



◇戦争と占領を無菌化する

AP通信社が掲載した負傷した(後に運ばれた野戦病院で死亡)アメリカ海兵隊員の写真がペンタゴンから非難を招いています。ロバート・ゲイツ司法長官は、APの社長で最高経営責任者のトーマス・カーリーに宛てた手紙のなかでこう書きます。

「バーナード兵長の死が彼の家族にもたらしている苦痛と受難を私は想像できない」

「しかもなお、さらなる苦悩をもたらすと十分よくわかる家族の願いをなぜあなたの組織が意図的に無視するのか私にはわからない。多数のアメリカの新聞の一面にこの傷害を受け一撃を食らった子どもの写真を掲載するとの選択での同情と常識のなさに愕然とする。ここでの問題は法律や方針や憲法上の権利ではない、判断と常識的配慮である。」

9月4日付クリスチャンサイエンスモニター紙の記事はメールマガジンにて紹介します。まずは掲載された写真(上の写真)をご覧ください。
(クリックすると拡大版で見られます)

キャプションにはこうあります。
2009年8月14日金曜に撮影されたこの写真で、ジョシュア・バーナード兵長はアフガニスタンのヘルマンド州Dahaneh村でタリバンに対する銃撃戦の間にロケット推進型手榴弾が命中した後、仲間の海兵隊員らによって介抱される。バーナードはヘリコプターでキャンプ・レザーネック(海兵隊員の俗語)に輸送された、そこで彼は傷のせいで死亡した。
(AP Photo/Julie Jacobson)

クリスチャンサイエンスモニター紙 04 September 2009
http://features.csmonitor.com/politics/2009/09/04/ap-photo-of-dying-marine-draws-fire-from-pentagon/

◇バラク・オバマ米大統領政権で環境政策の特別顧問を務めていたバン・ジョーンズ氏が5日、辞任した。

カリフォルニア州の市民活動家だったジョーンズ氏は3月、オバマ政権の環境問題諮問委員会の特別顧問に就任した。しかし就任前に共和党を不適切な言葉で批判していたとして、同氏は共和党から厳しい批判を受けていた。

ジョーンズ氏は、ホワイトハウスが6日発表した5日付の辞任声明のなかで、「医療保険改革やクリーンエネルギー政策に向けたオバマ政権の歴史的な戦いを前にして、改革反対派は悪意に満ちた中傷キャンペーンを展開している」と訴え、「こうした状況から、自身の存在がオバマ政権の障害となりかねないと考え、辞任を決意した」と述べた。

ジョーンズ氏については前週、ジョージ・W・ブッシュ前米大統領政権の関係者が2001年9月11日の米同時多発テロ発生を容認していた可能性について捜査を行うよう求める嘆願書に署名していた事実が発覚。

さらに、ジョーンズ氏が特別顧問への就任前に行った演説で、共和党を不穏当な言葉で批判していたことが新聞で報じられ、共和党の有力議員らは、ジョーンズ 氏の「扇動的な発言」と「不愉快な関係団体」について調査するよう議会に要求していた。

(AFP 2009年9月7日)

▲ハワード・ディーンが7日のCNNに登場して、バン・ジョーンズを失ったことはアメリカの悲劇だと彼の辞任を惜しんだ。

2009/09/07

アフガンでもスキャンダル発覚



◇アフガニスタンでアメリカ大使館の警備員として働く請負人の部類のうちの違法行為を明るみに出すのを助けた告発者がスキャンダルの副産物で辞職した後、予想より早く英国の自宅に戻る。

アフガニスタンのキャンプ・サリヴァンで契約人R.A.インターナショナルの経営管理者として働いたテリー・ピアソンは、北米ArmorGroup(アーマーグループ)によって雇われたキャンプに住居を提供される警備員のなかの虐待を目撃したと言った。

「彼らがやっていたことは、まさしく愚の骨頂だった」とピアソンはCNNに語った。「そして無神経」と。

カブールの大使館を警護するため雇われた民間警備員のランク内の虐待、性的行為、おどしを契約者アーマーグループが許したとの申し立ては先週浮上した。会社と米国の当局者らが調査している。

アーマーグループの親会社、Wackenhut Services Inc.は、調査に「全面的に協力」しているとEメールで伝えた。

14人の警備員が解雇され、カブールのアーマーグループの経営チームがまるまる入れ替えられることになったとカブールのアメリカ大使館は言った。

大使館警備員の行為は悪ふざけとか気晴らしの度を超えたと彼は言った。

アーマーグループの上役はもちろん、彼の上役に彼の苦情を持ち込んだ。

受け取った答は、「”彼らはただうっぷんを晴らしているだけ”で、起こった出来事を見た興奮状態なのだと思う」だったとピアソンは言った。

大量解雇ではなく、品行の変化を期待していたとピアソンは言った。

だが、キャンプ・サリヴァンで、彼はなんとなくなにか間違ったことをしたここちになって、彼は辞職した。

それを提出するやいなやただちに辞職を考え直したが遅すぎたとピアソンは言った。

「キャンプ・サリヴァンにおける申し立てられるできごとについていま私たちは気づいていますが... 従業員の辞職はこの問題と関連していませんでした」とR.A.インターナショナルは声明で述べた。

監視グループ「政府監視計画(Project on Government Oversight:POGO)」がヒラリー・クリントン国務長官に手紙を送り、発見について記者に事情をよく知らせた先週、スキャンダルは明るみに出た。それはカブールの米国大使館の囲いを巡らした敷地内で働いてきている1ダース以上の警備員とのインタヴューとEメールに基づくものとのことだ。
英国リヴァプールの地元でCNNと話をするピアソンは、戻るチャンスを与えられても同じスタンスを取るつもりだと言った。
「仕事での尊厳と仕事での敬意はあなた方自身を大変にするより重要だ」と彼は言った。

(CNN 06 September 2009)

写真は、POGOが提供する悪ふざけの域を超えたカブールのアメリカ政府の契約警備員のパーティ

◇多数解雇、幹部更迭 カブールの米大使館警備員の不祥事

アフガニスタンの首都カブールにある米国大使館を警護する米民間警備会社の警備員の間で不当待遇、性的嫌がらせや脅迫などが横行、業務規律も乱れているとされた問題で、同大使館は4日、警備員14人が解雇されたと述べた。
また、同社「アーマーグループ」のアフガン担当幹部3人が職務を解かれた。大使館では他の警備員からも事情を聴いて問題点を洗い出す作業を進め、米国務省担当もアフガン入りし調査を開始した。国務省と同社の契約は来年7月までとなっている。アーマーグループの親会社は国務省の調査への協力を表明した。
今回の不祥事は、非政府組織の「政府監視計画(POGO)」の報告書で判明した。大使館警備員数十人からの直接聴取や電子メールでのやりとりなどで得た情報としている。警備員からのパーティーでのビデオ画像などを含めた告発を受けていた。POGOは、クリントン米国務長官に書簡を送り、状況改善を要請した。
性的嫌がらせなどの問題は大使館近くにある警備員宿舎で起きていた。画像は、裸になった警備員の下半身に流れる液体を別の警備員が飲み込む様子などが含まれていた。長時間勤務や新人へのいじめもはびこっていたとされる。同社はこれまでずさんな業務内容でたびたび注意も招いていたという。
米上院委員会は2カ月前、国務省に対し同社業務の監督不備を指摘、管理を強化するよう求めてもいた。国務省は、同社警備員の間の素行の悪さを承知しながらも対策を迅速に打ち出さなかったとも批判されていた。
(CNN 2009年9月5日)

◇アフガン:強奪された燃料車をドイツ軍空爆 90人死亡か

アフガニスタン北部クンドゥズ州の路上で3日夜、北大西洋条約機構(NATO)軍向け燃料を積んだ大型輸送車2台を武装集団が強奪。同州に駐留し国際治安支援部隊(ISAF)の一員であるドイツ軍機が4日未明、川岸で立ち往生していた2台を爆撃した。爆撃現場のチャウダラ行政区幹部や州警察幹部は毎日新聞の電話取材に「市民約40人を含む90人以上が死んだ」と語ったが、AFP通信によると、ドイツ軍は「武装集団56人を殺した」と市民の犠牲を否定している。
アフガンでは空爆による市民の犠牲が後を絶たず、政府は事実関係の調査に乗り出す方針だ。
州警察によると、チャウダラ地区は、同州で勢力を急拡大する旧支配勢力タリバンの影響力が強い。タリバンのザビウラ報道官は、「輸送車を先導していた外国軍を攻撃した」としながらも、「攻撃後に外国軍は逃走し、付近住民が乗っ取った」とタリバンによる強奪を否定した。
同地区のマウイディン区長は「現場にはばらばらになった遺体が散乱し、誰がタリバンかわからないほど遺体は焼けている」と語る一方、「タリバンに燃料の積み替えを命じられて集まっていた同地区住民らが空爆の犠牲となった可能性が高い」と指摘した。
(毎日新聞 2009年9月4日)

2009/09/05

米メディアを振り向かせる



◇民主党の鳩山代表の論文が米紙ニューヨークタイムズ(電子版)に掲載され、米欧に「反米的」との評を広げた問題で、鳩山事務所と論文を配信した米通信社の間に掲載の経緯を巡る見解の相違があることが3日、明らかになった。

日本の月刊誌「Voice」9月号に掲載された論文は、「私の政治哲学 祖父・一郎に学んだ<友愛>という戦いの旗印」の題で、事務所が業者に発注し英語と韓国語に翻訳、鳩山代表のホームページに掲載した。

世界の要人インタビューなどを配信する米国の通信社「グローバルビューポイント」はこれを大幅に省略し、「新しい日本は米主導の市場原理主義を拒絶、東アジアの統合を模索」との見出しで配信。タイムズ紙はこれをさらに削って掲載した。

「グローバル」のネイサン・ガーデルス編集長は「Voiceを通じて鳩山事務所の許可を取った。短縮したが、文章はそのままだ」と話している。

これに対し「Voice」編集部は、英訳版の掲載依頼は米紙ロサンゼルスタイムズ社からのみあり、鳩山事務所が要約版掲載を了承したが、他メディアに転載されるとの認識はなかったという。鳩山事務所は論文が海外で配信されたこと自体知らなかったという。

鳩山代表は8月31日、ニューヨークタイムズ紙掲載の論文について「一部だけとらえられた」と不快感を示したが、すでに多数のメディアが同紙の引用を「新政権の外交政策」として紹介、「反米」イメージが独り歩きする懸念もある。(国際部 細川紀子)

(読売新聞 2009年9月3日)

◇キューバ系米国人の送金、帰省回数などの制限撤廃 米財務省

米財務省は3日、オバマ大統領の方針に従い、キューバ系米国人による親族への送金に関連する規則などを変更し、制限を撤廃したと発表した。親族訪問のためのキューバ旅行の回数制限も取り外した。大統領は今年4月、対キューバ関係改善をにらみ、これらの規制撤廃を発表していた。

今回の措置で、これまで年に1度しか承認されなかった親族訪問は無制限に認められる見通し。また、送金額にも上限がなくなった。ただ、政府高官や共産党幹部らに対する送金禁止は規則変更から除外された。

米、キューバ関係は今年1月のオバマ政権誕生後、改善への期待感が高まり、移民問題に関する2国間協議も再開されている。ただ、オバマ政権は全面的な復交についてはキューバの政治改革が条件と主張。キューバ政府は、米国との政治対話に応じる用意はあるとしながらも、体制改革などの要求は受け入れられ ないと強調している。

(CNN 2009年9月4日)

◇米政府、ホンジュラスへの支援停止を発表

セラヤ大統領が解任、国外追放されたホンジュラス情勢をめぐり、米国務省は3日、同国への経済支援を停止すると発表した。ミチェレッティ暫定政権に対し、セラヤ氏の復権を求めるのが目的としている。

国務省によると、人道支援を除く総額3000万ドル(約28億円)規模の援助がすべて打ち切られる。また、暫定政権のメンバーや支持者らへのビザも取り消しとなる。国務省は、問題が解決しない場合、暫定政権が11月に予定している大統領選の結果を承認しないと言明した。

一方、セラヤ氏は同日、当地でクリントン国務長官と1時間にわたり会談した。

米国内法には、軍事クーデターが起きた国への支援を停止するとの規定がある。今回の措置により、米政府はセラヤ氏追放を事実上クーデターと認定したことになる。

米政府は今年6月末にセラヤ氏が解任された直後、2000万ドル近い支援を凍結すると発表。同国でのビザ発給も先週からほとんど停止していた。

(CNN 2009年9月4日)

◇再び学校へ:軍の新兵補充員らはますますハイスクールの10代の子たちを対象にする

数百万の学生たちが新学年に備えるとき、多くの親たちが心配する全米のハイスクールで増加する軍の新兵補充員の出現度と学生の情報を集める軍の手腕の問題に私たちは注目します。

続きは番組で こちらで見る(or 読む)ことができます↓
http://www.democracynow.org/2009/9/4/back_to_school_military_recruiters_increasingly

(デモクラシーナウ!04 September 2009)

2009/09/04

選んだからには忍耐が必要



◇ペンタゴンがレンドングループの契約を帳消しにしているとき、アフガニスタンの米国・NATO軍スポークスマンはジャーナリスをプロファイルするのに会社を使うことを擁護する

戦争を報道しようと努めるジャーナリストの表面に出ない側面を提示する民間PR企業レンドングループとの契約をペンタゴンは帳消しにしています。ニール・ローゼンはプロファイルされたジャーナリストのひとり、彼は自分の輪郭図を手に入れました。アフガニスタンでのローゼンの報道は「国際的活動に対し大いに否定的で好ましくなかった」とレンドングループはペンタゴンに報告しました。レンドングループの輪郭図はまたデモクラシーナウ!の番組にローゼンが出演したことにも言及しました、そのとき彼は、戦争は勝ち取れない、アメリカは撤退すべきとの確信をはっきり申し立てました。

◇日本人が保守党(自民党)を排除して次期首相にアメリカ「市場原理主義」に批判的な鳩山を選ぶ

日本では有権者がほぼ連続55年与党の右寄りの自由民主党(自民党)を排除してきています。日曜の選挙で日本の人民主義の民主党が議会下院(衆議院)480議席のうち記録的な308議席を獲得しました。次期首相になると思われる民主党の鳩山由紀夫党首は、日本中いたるところに配備されるアメリカ軍5万人の役割を疑問に思っており、最近のニューヨークタイムズの特集ページでは世界金融崩壊を一部分アメリカ「市場原理主義」と彼が呼ぶもののせいにしました。

(以上、デモクラシーナウ!01 September 2009)

◇調査:アフガニスタンで契約請負人の使用が最多を記録

先例のない割合で米国がアフガニスタンで契約請負人に依存しているのを新たな議会調査が示しているとき、申し立てが起こります。先月ペンタゴンの個体数調査が、アフガニスタンのペンタゴンの軍の56%が契約請負人であること、そして6月末までに米軍7万4000人に数で5万8000人までまさるのを明らかにしました。議会リサーチサービス(CRS)は、もし過去2年間にわたり平均するとすれば、その数は65%まで上がると言います。オバマ大統領の2万1000人の追加増派が始まる前の3月時点で、アフガニスタンの契約請負人の16%は「安全確保の警護」の任務を執り行っていたとCRSは言います。

◇報告:米国はイラクでブラックウォーターの契約を延長する

その間に、ABCニュースはオバマ政権がイラクで民間軍事会社ブラックウォーターの契約を延長していると報じています。国務省は伝えられるところではイラクのエリア周辺で大使館員を輸送するのにブラックウォーターを使い続けるつもりです。契約は今月期限が切れることになっていました。契約の延長期間は他の軍事会社DynCorpとの取り決めが制定されるまで明確でないと言われます。ブラックウォーターの警備員によって17人の罪のないイラク市民がバグダッドで殺されて2年目となるちょうど2週間前にこのニュースが届きます。

◇イラク人死者数が13カ月で最高レベル

もうひとつイラクのニュースでは暴力による死が13カ月で最高に達しているのを新たな数字が示します。イラク政府によれば、先月393人の一般市民を含める456人のイラク人が殺されました。それは2008年7月以降イラク最悪の死者の月で今年4月以降最も高い一般市民の死者数でした。

◇イスラエルの攻撃でガザ、ヨルダン川西岸でパレスチナ人3人が殺される

イスラエルと占領地では、ガザ地区のイスラエルの攻撃とやらでハマス戦闘員2人が殺されてきています。見たところ彼らはガザのイスラエルとの国境近くで地雷を埋めようとしていたようです。占領された西岸でパレスチナ人の10代の子がイスラエル軍に撃たれて殺された数時間後に2人の死は起こります。犠牲者のムハマッド・リアド・ナエフは15歳でした。伝えられるところでは他に3人の若者と救急車の運転手もまた負傷しています。

(以上、デモクラシーナウ!ヘッドライン 02 September 2009)

写真は9月4日、アフガニスタン北部でタリバンによってハイジャックされた2台の燃料タンク車をNATO軍の空爆が爆破した後、少なくとも90人近くが殺されてきている現場 爆発の犠牲者が運ばれてくるクンダズの病院
(BBC NEWS 04 September 2009)

2009/09/03

値踏みされる戦争ジャーナリスト



◇アフガニスタン戦争を報道するジャーナリストをプロファイル(心理・行動の特徴を分析)して値踏みするためペンタゴンはレンドングループを雇う

戦争を報道するジャーナリストの表面に出ない横顔を取り出すため民間会社を雇っているのをアフガニスタンの米軍が認めてきています。軍と150万ドルで契約するワシントンに本社を置くPR企業、レンドングループによってジャーナリストたちがふるいにかけられているのを、今週、陸軍の新聞スター&ストライプスが暴いて以降、ペンタゴンはずっと防戦状態です。ジャーナリストたちが彼らの報道を「ポジティヴ(肯定的)」「ニュートラル(どっちつかず)」「ネガティブ(否定的)」に分類する分類図で値踏みされたのを新聞が入手する文書が明らかにします。

◇移民のチャンプ:セサール・チャベスと季節労働者を支援したテッド・ケネディについて語る

労働組合のリーダー、セサール・チャベスと国中の季節労働者への故エドワード・ケネディの長い間の弁護についてホアン・ゴンザレスが論じます。
「カリフォルニアの(海面下の砂漠の中の谷)インペリアルヴァレーからテキサスのリオグランデヴァレーまで、ワシントンのりんご園からフロリダのサトウキビ畑まで、公にされない隠れた移住者の手がいまもアメリカ人の食べ物を摘んでいるところではことごとく、テッド・ケネディがいなくてまったくさびしいことだろう」とホアン・ゴンザレスはニューヨークデイリーニューズ紙に書きます。
(ホアン・ゴンザレスはデモクラシーナウ!の司会者のひとりでニューヨークデイリーニューズ紙のコラムニスト)

◇2万人がケネディ上院議員に敬意を表す

木曜、ボストンのジョン・F・ケネディ大統領図書館の国旗に包まれた棺内に彼の遺体が永遠の眠りに横たわるとき、2万人以上の哀悼者が故エドワード・ケネディ上院議員に最後の敬意を表すため並びました。真夜中現在、まだ中に入るため6000人が並んでいたと警察は報じました。群衆に配慮して図書館は午前2時まで開いていました。
ケネディ上院議員の甥、ロバート・ケネディ・ジュニア:「彼が労働者、貧しい人々、わが国の理想主義的ビジョンを気づかったこと、そして多くの人びとがその気づかいを信じたことを反映します。私の一族すべてにとって非常に感動がほとばしるものです。」
哀悼者にはジェシー・ジャクソン師がいます。
ジェシー・ジャクソン師:「彼が逝ってしまったのを私たちは嘆き悲しみ、彼の人生を讃えます。テッド・ケネディのリスクの高い尽力の記録のために彼への恩は忘れません。法律で定められたジム・クロウ(人種隔離政策)を終わらせるため彼が1964年の公民権法に賛成票を投じたとき、それは抑圧的力の領域でした。そのせいで、彼の兄弟たちは殺されました、キング師は殺され、メドガー・エヴァーズは殺されました。彼が投票権法に票を投じたとき彼はアメリカの政界を変えました。多くがバケツで海水をくみ出そうとするとき、彼は運河を建設しました。彼は進路を変えたのです。」
ケネディ上院議員の葬儀は明日ボストンで行われます。彼はアーリントン国立墓地の兄の墓の隣に埋葬されます。

◇グアンタナモに拘留でモハメド・ジャワドが米国政府を訴える

アフガニスタンでは、モハメド・ジャワドの家族が6年以上ものあいだグアンタナモに彼らの子どもを監禁していたことでアメリカ政府を訴える考えを発表してきています。今週はじめに釈放された後、彼は拷問されて米兵に手榴弾を投げたと自白するように脅されたとジャワドは言いました。拘留されたとき、わずか12歳だったとジャワドは言います。

◇アフガンの医療クリニックを爆撃したとアメリカは非難される

負傷したタリバン指導者が報じられるところでは治療を求めたとかのアフガニスタン東部の医療クリニックを武装ヘリコプターを使って攻撃したためアフガンの議員が米軍を公然と非難してきています。「病院を破壊せずに彼を捕まえるため使う別の方法とか戦術があったに違いない。」とアフガンの議員カリド・ファロキは言いました。部隊は発砲された後クリニックに発射しただけで、なかに一般市民がいないのを保証していたと米軍は言いました。アムネスティインターナショナルはNATO軍にこの攻撃の調査に乗り出すようしつこく促しました。

◇南米サミットは米コンロビア軍事協定に焦点をあてる

コロンビアの7つの軍事基地を使用するとのオバマ政権の決定が今日、アルゼンチンの南米大統領の首脳会議できびしい精査を受けることが予想されます。基地がもしかすると隣国への突然の軍事侵入に使われるとの恐れを南米の幾つかの国が表明してきています。木曜、米コロンビアの取り決めに抗議するため抗議者らがサミットを前に集まりました。
ホルヘ・アクーニャ:「すべての社会的組織と共に、私たちはこの平和とコロンビアの軍事基地組込み拒絶のための行進を支持する。そしてボリビア大統領エヴォ・モラレスによるラテンアメリカの人びとは団結せよとの呼びかけを支持するとき、私たちは人びとに参加できるよう期待して耳を傾けられる価値感を求める。」

◇国務省の職員がホンジュラスへの支援を打ち切るよう薦める

もうひとつラテンアメリカからのニュースで、1億5000万ドルほどのホンジュラスへの資金供給をオバマ政権に打ち切らせる処置で、ホンジュラスのマヌエル・セラヤ大統領の追放は「軍事クーデター」と公式に宣言されることをアメリカ国務省の職員が薦めます。
ヒラリー・クリントン国務長官はまだ事を決定してきていません。正式に選ばれた政府のトップが軍事クーデターまたは命令によって追放されるいずれの国の政府に対してもアメリカの法律は援助を禁じます。一方、米州機構の事務総長はセラヤがホンジュラスに戻るのを許すとのクーデター政権による提案をはねつけてきています。民主的に選ばれたセラヤが大統領の地位を要求する権利を引き渡しさえすれば、計画に従ってホンジュラスの暫定大統領ロベルト・ミチェレッティは辞職してセラヤの帰国を受け入れると持ちかけたのです。

◇カーター:イスラエルのすべての入植地は取り払われるべきだ

ジミー・カーター元大統領と南アフリカのデズモンド・ツツ大司教がヨルダン川西岸にあるイスラエル分離壁の建設現場を訪れて地域のイスラエル入植地を非難しました。カーターとツツはどちらも、イスラエルとパレスチナ人に再び和平会談をはじめさせようと圧力をかける世界の元指導者たちの組織The Eldersの一員です。
ジミー・カーター:「東エルサレムを含め、パレスチナ全土におけるすべての入植地の建設と拡大を止めることがいま非常に重要だが、それはただの第一段階。最後にはすべてのイスラエル入植地がパレスチナから一掃されることにならなければなりません。そしてイスラエルとの和平で私たちが並んで立っているこの地を独立国家であると認めるのが究極のゴールです。」
デズモンド・ツツは個人的体験をメディアと共有しました。
デズモンド・ツツ:「あなた方は銃身から身を守る真の防護手段を得ていません。彼らは銃身で私たちを抑圧しようとしました。結局は、すべての人の人権が認められて尊重されたとき防護手段が手に入ったと気づくのです。」

◇共和党の候補者がオバマ狩りでジョークを言う

アイダホの共和党州知事候補者がオバマ大統領を追跡する許可(鑑札)を買うと言ったとき、単なるジョークを言ってただけだと主張しています。火曜、ツインホールズでの集会で観衆のひとりが「オバマ(の所在が追跡できるようにした)タグ」について可能性を叫んだとき、レックス・ラメルは追跡できる狩猟用のタグについて論じていた。「オバマ・タグだって?それを買おうじゃないか。」とラメルは応じた。ジョークを言っていたのだから、謝罪する理由が見あたらないとラメルは言う。一方、「グレートホワイトホープ(白人の期待の星)」を見つけるため、いままさに共和党員は苦闘している。」と言ったため、カンサスの共和党下院議員リン・ジェンキンスは非難を浴びてきています。彼女のコメントはオバマ大統領にチャレンジできる誰かに関してのものではなかったとジェンキンスは主張します。フレーズ「グレートホワイトホープ」はジャック・ジョンソンという黒人ボクサーがヘビー級タイトルを獲得した20世紀はじめに慣用語に加わったと広く考えられています。彼を負かすことができる「グレートホワイトホープ」とやらをなんとか見つけようとすることで、多くの白人がジョンソンの成就に反応を示しました。
(ウィキペディア:当時、黒人はタイトル戦以外の舞台でならば白人と対戦することができたが、アメリカにおいてヘビー級チャンピオンという座は大変な栄誉であり、黒人がそれを競い合うに値するなどとはまったく考えられていなかった。だが、ジョンソンは1907年に前チャンピオンのボブ・フィッシモンズと対戦する機会を得て、2ラウンドでフィッシモンズをノックアウトした。そして1908年12月26日にようやく世界ヘビー級のタイトルを手に入れた。ジョンソンがバーンズに勝利してからというもの、白人の間では人種的な憎悪の念が広まり、ジャック・ロンドンのような社会主義者でさえ、ジョンソン(類人猿とまで戯画化された)からベルトを奪取し、それを本来保持すべき「優生種」の白人の元へもたらす「グレートホワイトホープ」(白人の期待の星)の到来を切望した。)

◇シンディー・シーハンがオバマの戦争ポリシーに抗議する

オバマ大統領が休暇を過ごす家の近くで抗議を主導するため、反戦活動家シンディ・シーハンがマーサーズヴィンヤードに到着しました。テキサス、クロフォードのブッシュ大統領の家の外で大きな抗議行動を主導した4年前、シーハンは国際的なメディアの見だしで大きく取り上げられました。木曜、シーハンはアフガニスタンでの戦争拡大でオバマを非難しました。
シンディ・シーハン:「この国の外交政策で私がみなす唯一の変化はいっそう悪い変化です。部隊はイラクから離れるとオバマは彼の行動の基点を約束したのに、これまでひとつの部隊も離れません。彼は、アフガニスタンとパキスタンにもっと部隊を送ると言いました、そして不幸にもその約束は守られます。」

(デモクラシーナウ!2009年8月28日ヘッドライン)
写真はテッドとボビー・ケネディ、1967年