見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2021/06/19

すべての抵抗は街頭から生まれる

 


16日にまたイスラエルがガザ地区を爆撃しました


イスラエルの戦闘機がハンユニスの幾つかの無防備地域を攻撃していると

地元支局が報じています

ガザの街で大きな爆発音が聞こえると、
多くのイスラエルのドローンがガザの夜に穴をあける(弾丸で撃ち抜く)のを聞くことができると…


日経新聞によると、イスラエル軍の空爆は「ガザから発火装置付きの風船がイスラエル領内に飛ばされ、火災が相次いだことへの報復」としている。

イスラエルによる攻撃は5月21日に発効した停戦後初めて。イスラエル軍は16日未明にハマスの軍事施設を標的に空爆を実施した。同軍は「テロ行為が続くなかでは戦闘を含めたあらゆるシナリオを用意している」と声明を発表し、ガザへのさらなる攻撃の可能性を示唆した。

イスラエルとハマスは11日間に及んだ軍事衝突の末、双方が停戦に合意。ただ、交戦のきっかけとなった聖地エルサレムをめぐる対立などが未解決なうえ、13日にはイスラエルでナフタリ・ベネット首相が率いる新政権が発足。パレスチナでのユダヤ人入植活動を推進しネタニヤフ前首相よりも強硬な右派とされる。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB160HU0W1A610C2000000/



◇イスラエル、the Big Lie

ScheerPost May 14, 2021 by クリス・ヘッジス


パレスチナ人は見捨てられ、無視され、裏切られてきた。今、彼らの運命は街頭の人びと(in the streets)に希望をかける:


イスラエルは占領されたパレスチナの領土で“自衛の権利”を行使しているのではありません。イスラエルは、アメリカによって援助され、けしかけられる、大量虐殺を実行しているのです。


51日間続き、子ども551人を含む2200人以上のパレスチナ人を殺害した2014年のガザ攻撃以降、最も激しいパレスチナ人に対するイスラエルの襲撃とイスラエル内部の不穏を説明するのに、民主党員や共和党員、そしてメディアでしゃべるニュースキャスターによって使われる単語やフレーズのほぼすべてはウソです。向こう10年間、380億ドルの防衛支援パッケージをイスラエルに提供するアメリカの公約はさておき、機械化部隊、空軍、海軍、ミサイルや銃砲、指揮統制を持たない占領下の全住民に対して軍の組織を使用することにより、イスラエルは「自衛する権利」を行使しているのではありません。イスラエルは大量殺戮を遂行しています。それは戦争犯罪です。


2014年と同じく、イスラエルは今回もきままに破壊して殺す態勢ができていることをはっきりわからせました。2014年の流血を伴うガザ襲撃の間、陸軍参謀長だったイスラエルのベニー・ガンツ国防相は、「ハマスが暴力による威嚇をやめなければ、2021年の空爆は2014年のそれより激しく痛ましいものになる」と断言しました。現行の攻撃はすでに12を超える地元および国際的な報道機関に住居を提供する建物、政府の建物、道路、公共施設、農地、2つの学校、モスクを含め、幾つかの住宅地の高層ビルを標的にしています。


わたしは特派員として中東で7年間過ごしました。そのうち4年はニューヨーク・タイムズ紙の中東局長を努めました。わたしはアラビア語を話します。同時に何週間か世界最大の野外刑務所であるガザで暮らしました。ガザでは200万人以上のパレスチナ人が飢餓の危機に瀕しています。きれいな水を見つけようとあがきイスラエルの絶え間ない恐怖に苦労して進みます。イスラエルの大砲と空襲でぶちのめされたとき、わたしはガザにいました。母親や父親が悲しみに泣き叫び、息子や娘の血まみれの死体を抱きしめているのをわたしは見守ってきました。わたしは占領という犯罪を知っています。イスラエルの封鎖によって引き起こされる食糧不足、窒息死させる過密、汚染された水、医療サービスの欠如、イスラエルが発電所を狙い撃ちすることによるほぼ絶え間ない停電、壊滅的な貧困、蔓延した失業、恐れと絶望。わたしは大虐殺(しかばねの山)を目撃してきました。


わたしはまたエルサレムとワシントンから発するウソに関してもガザから注意してきました。数千の罪なき一般市民を殺害し、さらに多くの人を負傷させ、数十万の家族をホームレスにするのにイスラエルが現代の産業兵器を無差別に使用することは戦争ではありません。それは国家が保証するテロです。そしてそれも戦争犯罪とみなして自爆テロに反対するようにパレスチナ人によるイスラエルへの無差別なロケット弾発射に反対するとはいえ、罪のないパレスチナ人に対してイスラエルが実行した産業の猛威と、たとえばハマスのグループによってあえて行なわれる最小の暴力行為とのあいだには巨大な格差があることをわたしは深刻に認識しています。


イスラエルとパレスチナとの暴力を同等に扱う間違いはボスニアでわたしが取材した戦争の間中ずっとそのまま繰り返されました。包囲された都市サラエボのわたしたちは取り囲むセルビア人からの大量の大型砲弾とロケット弾で毎日猛撃されました。わたしたちは狙撃手によって標的にされました。サラエボの街は毎日数十人の死者と負傷者を経験します。市内の政府軍は軽迫撃砲と小火器で反撃しました。たとえボスニアでの殺害の90%以上がセルビア人の責任だったとはいえ、セルビア人支持者は同じ汚い手を使って出し抜くために、死傷者はどれもボスニア政府軍によって引き起こされたと講じました。イスラエルに関しても真実です。


2つ目のおそらく最も重要な類似点はセルビア人がイスラエルのように国際法の先頭に立つ違反者だったこと。イスラエルは30以上の国連安保理決議に違反しています。一般市民の集団的処罰を戦争犯罪と定義するジュネーヴ4条約の第33条に違反します。パレスチナの占領地に50万人以上のユダヤ系イスラエル人を入植させたことで、そしてイスラエル国家が起こされた時に少なくとも75万のパレスチナ人と1967年の戦争に続くガザ、東エルサレム、ヨルダン川西岸が占領された後にもう30万人のパレスチナ人の民族浄化で、ジュネーヴ4条約の第49条に違反します。パレスチナ人の土地をイスラエルに併合するヨルダン川西岸に防護(分離)壁を建設することと同様に、東エルサレムとシリアのゴラン高原の併合は国際法に違反します。それは「生まれ故郷の故国に帰還して隣人らと共に平和に暮らすことを望むパレスチナ難民はできるだけ早期に帰還することを許可されるべきである」とはっきり述べる国連総会決議194号に違反しています。


これが現実の事実です。イスラエルとパレスチナの間で起こっていることに関して、この間のどんな議論の出発点もウソです。


わたしがエルサレムに住んでいたとき、イスラエルの占領を非難して抗議したイスラエルのわくわくするような平和運動と政治的左派は死にかけています。テロと戦うことに従事するレトリックにもかかわらず、右翼のネタニヤフ政権はサウジアラビアの抑圧的な政権と同盟を築きます。サウジもまたイランを敵とみなします。911の攻撃(アメリカ同時多発テロ)で19人のハイジャッカーのうち15人を算出した国、サウジアラビアは伝えられるところではサラフィー・ジハード主義(Salafist jihadism)、アルカイダの基盤、たとえばアフガニスタンのタリバンやパキスタンの民兵組織Lashkwr-e-Taiba、シリアで活動する反政府武装組織アル=ヌスラ戦線といった組織を支援する国際的イスラム主義のテロの最も多産なスポンサーと評価されます。


シシ将軍(Adbul Fattah el Sisi)が主導した2013年のエジプトの軍事クーデターを支援するためにサウジアラビアとイスラエルは緊密に協力しました。シシは民主的に選ばれた政府を崩壊させました。彼はジャーナリストや人権擁護者を含む数万人の政府批判者を政治的に誘導する罪で投獄してきました。パレスティナ人に対しガザとの共通の国境を閉ざし続け、彼らをガザ地区に閉じ込めることでシシ政権はイスラエルと協力します。ガザは地球上で最もはなはだしく人口密度の高い場所です。特に、民主主義を保護しテロと戦うというマントに自らを隠すとき、イスラエルの冷笑的な態度と偽善は桁外れな規模となってきます。


イスラエルでユダヤ人でない者は二級市民または残忍な軍事占領下で生きながらえる人々です。イスラエルはユダヤ人に限られたユダヤの祖国ではないし、決してそうであったことはありません。7世紀から、ユダヤ人の入植者がイスラエル国家を創立するため暴力と民族浄化を用いた1948年まで、パレスチナは圧倒的にイスラム教徒でした。いかなる時にでも住む人のいない空っぽの土地ではありませんでした。パレスチナのユダヤ人は昔から小さな少数者集団です。アメリカは平和を求める正直な仲介者ではないほかに、パレスチナ人に対するイスラエルの犯罪に資金を提供し、それを可能にし、擁護してきました。イスラエルは法の原則を守っていません。イスラエルは民主主義ではありません。アパルトヘイト状態です。


イスラエルのロビー(議案通過に圧力をかける団体)はアメリカ人がイスラエルに対して事実上の忠誠を誓うことを要求するため恥知らずにもその巨大な政治的影響力を利用してきました。解雇通知すると脅される労働者と請負業者にイスラエルに賛成する宣誓書に署名してBDS運動(ボイコット、投資撤収、制裁:イスラエルに対し国際法に違反する行為をやめさせるための国際運動)を支持しないことを約束させる、35州の議会によるイスラエルのロビーが支援する立法措置の通過は言論の自由というわたしたちの憲法上の権利をあざ笑うものです。イスラエルは3Dとして知られる3点の評価のもとで反ユダヤ主義を再定義するようアメリカ国務省に圧力をかけています。3Dとは、イスラエルを「demonize:けしからぬものとして描く」意見の表明、イスラエルに「double standards:二重基準」をあてがう声明、イスラエル国家を「delegitimize:非合法化」する声明。この反ユダヤ主義の定義はイスラエルのロビーによって州議会や大学のキャンパスでせきたてられています。イスラエルのロビーはたいていイスラエルの戦略問題省の指示でパレスチナ人の権利を弁護する人々についてアメリカでひそかに探ります。公然の中傷キャンペーンを実施し、パレスチナ人の権利を擁護する者をブラックリストに載せます。イスラエルロビーに対する厳しい批判で知られるユダヤ人歴史学者ノーマン・フィンケルスタイン、彼もまたユダヤ人の占領地のための国連特別報告者リチャード・フォーク、その多くがユダヤ人のたとえばパレスチナの正義を求める学生といった組織の大学生がこれには含まれます。


イスラエルのロビーは、ロシア、中国または他のどんな国によっても行なわれたと申し立てられるものをはるかに超えて、アメリカの選挙を巧みに操作するため多額のドルを費やしてきました。イスラエルによるアメリカの政治制度への激しい干渉はアルジャジーラの4部構成のシリーズ「The Lobby」で事実関係を詳細に報道されます。イスラエルは「The Lobby」が放送されるのをなんとか妨げました。ウェブサイトElectronic Intifadaで入手できる海賊版コピーには、イスラエル・ロビーの指導者がイスラエル内の諜報機関に支えられていかにアメリカの批評家を攻撃して黙らせるか、また政治家を買収するためにいかに大金の寄付金を使うかを明白にする証明が記者の隠しカメラに記録されます。2015年にイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はバラク・オバマ大統領のイラン核合意を公然と非難するために当時のジョン・ベーナー下院議長によって議会で演説するという憲法違反の招待を獲得しました。しかしながら、ネタニヤフのオバマに対する公然たる反抗や共和党との同盟は2014年にオバマがイスラエルへの10年間の380億ドルの軍事援助一括法案を承認することを思い止まらせませんでした。これは自由な選択がしにくい状況に陥ったアメリカの政治がどれほどイスラエルの利益に一致するかについての嘆かわしい実例です。特にイスラエルとそのロビーが中東でしきりにせきたてた過去20年間戦う無駄な戦争でアメリカが6兆ドル以上を費やしたことを考慮に入れるとき、イスラエルとその支援者による投資は手間をかけるだけの価値のあるものです。これらの戦争はアメリカ史上最大の戦略的大失敗であり、アメリカ帝国の衰退を加速させ、不景気と貧困がつのる時節に国を破産させて世界の大部分をわたしたちに敵対させます。彼らはわたしたちではなくイスラエルの利益に奉仕します。


うそつきのイスラエルの叙述部分が長ければ長いほど、イスラエル内外で人種差別主義者や偏屈な考えの人、陰謀論者や極右ヘイトグループになる公的権限を与えます。イスラエルでのこの極右へのじりじり進むシフトはイスラエルとその多くが反ユダヤ主義者のキリスト教右派との間の同盟を促進してきました。


反ユダヤ主義を含め、人種差別は危険です。ユダヤ人にとって有害なだけではありません。それは誰にとっても有害です。極端な人種や宗教上の憎悪という闇の勢力に公的権限を与えます。ネタニヤフの人種差別主義政府は、ハンガリー、インド、ブラジルの極右指導者と同盟関係を築き、ドナルド・トランプと緊密に同盟しました。わたしが旧ユーゴスラビアの戦争で見たように、人種差別主義者と民族上の狂信的愛国主義は互いに養分を得あって育ちます。彼らは社会を暴力による脅しの言葉でしか話さない二極化した敵対的グループに分裂させます。過激なジハード(イスラム擁護の聖戦)主義者は彼らの暴力による脅しを正当化するためにイスラエルを必要としています、イスラエルが暴力による脅しを正当化するために過激なジハード主義者を必要とするのと同じく。これらの過激派はイデオロギーの双子です。


この二極化は恐ろしい軍隊化された社会を助長します。それはアメリカのように、国家安全保障の名のもとにイスラエルの支配階級のエリートに市民的自由を取り除くことを可能にします。イスラエルはアメリカを含む軍隊化した警察のための訓練プログラムを実行しています。イスラエルは中国やアメリカと競争する数十億ドル規模のドローン業界の全世界にわたる大物です。


イスラエルの新聞ハアレツによると、「人権活動家の位置を突き止めて拘束し、LGBT社会のメンバーを迫害し、政府に批判的な市民を黙らせ、イスラエルと正式な関係を維持していないイスラム諸国でイスラムを冒涜する事件をでっちあげるために」、海外で活用されてきたイスラエルのスパイによる諜報活動の革新、大量のネットワーク監視の運転開始をイスラエルは監督しています。アメリカ合衆国のように、イスラエルは永続する戦争という精神病により毒されています。その多くが最も正しい知識のある教育を受けた人々のひとりである100万人のイスラエル人が国を去っています。イスラエルの最も勇敢な人権運動家、知識人、ジャーナリスト(イスラエル人とパレスチナ人)は絶え間ない政府の監視、恣意的な逮捕、政府が進める悪意のある中傷キャンペーンに耐えています。


たとえばIm Tirtzuといった若い右翼グループの凶悪犯、暴力をふるう反体制の人、テルアビブのスラム街にいるパレスチナ人、アラブ系イスラエル人やアフリカ系移民を含む、悪者集団と自警団員。これらのユダヤ人過激派はシェイクジャラ地区のパレスチナ人を標的にして彼らの追い出しを要求しています。彼らは、Otzma Yehudit党や非合法化されたカハ党のイデオロギー的子孫、イスラエルとパレスチナ自治区のすべてのパレスチナ人を周辺のアラブ諸国へ強制排除することを推進するレハバ(Lehava)運動、極右のサッカーフーリガンを含む、ずらりと並びたてた反アラブ・グループによって支持されます。レハバ(Lehava)はヘブライ語で「炎」を意味する「聖地での同化の防止」の頭文字。これらのユダヤ人悪者集団はイスラエル警察によって守られて占領地の東エルサレムを含むパレスチナ人地区を練り歩きます、そしてそこで暮らすパレスチナ人に向かってイスラエルのサッカー試合でも人気のあるチャント、「アラブ人に死を」と叫びます。


ナチス・ドイツでユダヤ人から公民権を剥奪した人種差別主義のニュルンベルク法をそっくりまねる非ユダヤ人に対する一連の差別法をイスラエルは推進してきました。たとえば、コミュニティ引受け法は「イスラエルのガリラヤ地区の全域に植民したまったくユダヤ人のみの小さな町にコミュニティの根本的見地への適合性を理由に居住の申請者を正式に拒否すること」を容認しています。小学校で踏み出すイスラエルの教育制度はユダヤ人を永遠の犠牲者として描くためにホロコーストを用います。この犠牲者は、人種差別やイスラム恐怖症、宗教上の排他主義、イスラエル軍の神格化を正当化するのが常であった教化にうってつけの人です。


イスラエルの心をつかむ異常さとアメリカをつかむ異常さには多くの類似点があります。2つの国は宗教的な言葉に紛れてワープの速度で21世紀のファシズムに近づいています。これによりわたしたちの市民的自由の残物を無効にし、中身のないわずかな民主主義を終わらせます。アラブ世界でも無力で友のないパレスチナ人が基本的人権を認められることを要求するにつき、アメリカの法の原則を擁護することでの不履行はわたしたち自身の社会内の弱者の放棄を反映しています。イスラエルが向かって進んでいる道にわたしたちは向かっているのではないかと畏怖します。それはわたしたちにとって甚大な被害をもたらすものです。そしてまたパレスチナ人が勇敢にわたしたちに示すように、すべての抵抗はひたすら街頭の人びとから生まれます。

 

△クリス・ヘッジスはScheerPostにレギュラーで独創的なコラムを書いています。(Click here to sign up for email alerts. )

彼はピューリッツア賞を受賞したジャーナリスト。15年間ニューヨーク・タイムズ紙の海外特派員として働き、そこで中東局長とバルカン半島局長を務めた。その前には、The Dallas Morning News、The Christian Science Monitor、NPRのために海外で仕事をしている。彼はエミー賞にノミネートされた番組、RT America show On Contactのホスト。

 

https://scheerpost.com/2021/05/14/chris-hedges-israel-the-big-lie/

2021/06/10

海街Fes

今朝のタウンニュース平塚版に下記の意見広告を見つけました



◇海岸樹林帯を守りたい地域住民と開発を進める平塚市行政


5月30日に平塚海岸樹林帯で「海街フェス」が行われました。これは、平塚海岸龍城ケ丘プール跡地とその東側樹林帯の総合公園化計画に対し、プール跡地以外の樹林帯保全を願う複数の市民団体による活動です。


当日は2千人を超える市民が来場。かつて湘南一帯は飛砂や潮風の被害に見舞われたことから、先人達が苦労して海岸に木を植え育ててきたこと、40年かけて強風や塩害、津波から街を守ってくれている森を切ってまで市は開発を進めるべきではないこと、樹林帯を保全し次代につなげていこうという認識を主催者と共に確認しました。


私は、平塚市行政と市民が平塚の未来にとって何が大切かを再度話し合う機会を望んでいます。市長は開発の後ろ盾としていた「多くの市民が事業に肯定的」という見解について、具体的な統計ではなく「自分の感覚」と訂正しています。


一方、5858筆の反対署名が実際にあります。市議会は市民の代表として再考する義務があると考えます。


砂上の楼閣


全国の砂浜で浸食が問題となる中、平塚海岸は浸食された砂浜に土砂を入れて補修しているようですが、波の浸食により波打ち際からわずかな砂浜を残して断崖を形成し(=写真)、その断崖自体も浸食が見られます。その場所に公園を造ろうとしているのです。文字通り「砂上の楼閣」では。なぜ高いリスクを冒し開発するのでしょう。


令和の魔女狩り


今年3月、松本敏子市議が平塚市議会史上初の懲罰特別委員会を経て、戒告処分となりました。松本市議は議会で龍城ケ丘公園整備を巡り「市が嘘を押し切って進めている」と発言。問題とされたのは「嘘」という言葉の品位です。松本市議の「嘘」とは、市長や担当部長の「多くの市民が海岸整備計画に肯定的」という発言が嘘であるという主張です。


市長は定例会見で記者からの質問に対し、開発推進の御旗としてきた多くの市民の肯定的意見を直近では根拠のない「自分の感覚」と言い換えています。このほど懲罰動議に対する住民監査請求がなされました。このまま開発が続いて良いのでしょうか。


■平塚の未来を考える市民会議事務局 

https://www.townnews.co.jp/0605/2021/06/10/578511.html