見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2010/01/31

社会主義の名誉回復



アメリカ大統領選から数日たった2008年11月4日、ニューヨーク北部ビンガムトン大学で行ったハワード・ジンの講演「戦争と社会正義」はすばらしいです。
この人がアメリカからいなくなったかと思うと、アメリカ人には悲劇に思えてきます。アメリカ人ばかりか、私たちすべてにとってもです。
日本のヒロシマ、ナガサキへの原爆投下についても言及しています。なによりも、頭を切り換えるために、リアルプレーヤーで再生して彼の言葉に耳を傾けてください。
わたしはハワード・ジンの生徒のひとりになって歴史を学ぼうと思います。

http://democracynow.jp/submov/20090102-1
↑ここに58分の動画があります。ぜひ!

2010/01/30

BEBE Malo


Bebe, Malo

morocha | MySpace Video


昨日のつづきで BEBEの「Malo」
myspace.com/labebebellotaで見つけました

2010/01/29

BEBE



BEBEの「SE FUE」という曲を聴いてから、そくアルバム(昨年発売の"Y.")を買い、毎日聴いてます。
アルバムはスペインで制作されてます。どこの国に旅すれば彼女のライブ見られるのか?
情報など、ご存じの方、教えてください。
ちなみに、BEBEを知ったのはデイヴィッド・バーン・ラジオからです。

アメリカからまた良識が消えた



◇米国の歴史家ハワード・ジン氏死去 「民衆のアメリカ史」著者

AP通信によると、27日、心臓発作のため米ロサンゼルス郊外で死去、87歳。家族が明らかにした。コロンブスの米大陸到達の時代からの米国の歴史を、弱者の視点でとらえ直した世界的ベストセラー「民衆のアメリカ史」(80年出版)の著者として名高い。

ニューヨーク生まれ。ボストン大教授などを務め、政治学者、劇作家としても知られた。公民権運動やベトナム反戦運動について支持する立場から積極的に発言。米国のイラク戦争を批判し、最近の論文ではオバマ大統領へのノーベル平和賞授与に異議を唱えていた。

「学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史」「テロリズムと戦争」などの邦訳作品がある。

(共同通信 2010年1月28日)

◇JVP(Jewish Voice for Peace)はハワード・ジンの注目すべき仕事を尊敬します。

JVPの元評議員としてペニー・ローゼンワッサーは次のように言いました。

 最愛のハワード・ジンが昨日ロサンジェルスで心臓発作で亡くなりました。彼は87歳でした。ユダヤ人として、進歩的な人として、世界とそこの人々を深く気づかう人間として、私たちにはなんと巨大な損失であるか。

 ジンはJVPの顧問評議員の創立メンバーでしたし、イスラエルとパレスチナにおける正義と十分な平等の私たちの取り組みとそのビジョンのものすごい支援者でした。占領の軍務に就くのを拒否したため刑務所にしばらく放置されたイスラエルの若い良心的兵役拒否者たち、Shministimの代理として、彼ははっきり意見を述べました。数百万のパレスチナ人の耐えられない征服と、それがいかに両方の民族に苦痛を与えるかについて、彼は率直に話しました。そして彼は至るところすべての民族の豊かな人間性を擁護しました。

 ユーモアと希望に加えて彼は常に真実を伝えました。彼と一緒にこの世界とこの時代を共有できて私たちはなんと運がよかったか。

 ジンが彼の自伝 "You Can't Be Neutral on a Moving Train" (1994)で書いたように、「最初から、私の授業は私自身の歴史で吹き込まれました。他の見解に公平であろうとしましたが、私は"客観性"よりもっと多くを必要としました。さらに知識を与えられるのを除いて、どこでそれを見ようと不正と闘うために、もっと沈黙の安全性を放棄する気があり、もっとはっきり意見を言う気になって、学生には私の授業を卒業して欲しかった。」

 私たち全員が彼の生徒でしたし、私たちはJVPで彼の授業に従って行動するためベストを尽くし続けます。

 
(Jewish Voice for Peaceの常務理事、Rebecca Vilkomerson)

2010/01/28

ハイチ人にわたるのは1ペニー



◇ね、信じられる!
アメリカの援助金1ドルごとにハイチがもらうのは1ペニー
 
アメリカの納税者の1ドルごとに40セントが米軍に出費をしており、保安、捜索、救出チームと海軍の病院船USNSコンフォートに支払っている。もう36セントは米国救援災害基金に繰り入れられる。食料がハイチ人に到着することや、貨物船、トラック、配給センターとそこに職員を配置する人員に支払うのに、残った分から10.5セントを取る。
 
(AP通信の記事より)
http://www.informationclearinghouse.info/article24518.htm

写真は15日後に救出されたハイチの少女(BBC NEWS 28 January 2010)
女の子は脱水状態をおこしているくらいだとか...
 

2010/01/23

ハイチを救うメガテレソン



昨日の続きで、同じ20日にイギリスの新聞フィナンシャルタイムズも書いています。

◇Ozawa destruction 小沢破壊の原因

昨年8月の衆議院選挙で勝利に向けて舵取りをした今の民主党幹事長、「選挙の神様」とやらが、足手まといになってきている。民主党の人気は70%の支持率からわずか数カ月で45%に落ち込んできている。大いに、小沢氏を包囲するプンとくるスキャンダルの匂いと、67歳の政界のつわものがこっそりと裏から民主党を動かしているとの認知のために。

民主党が選挙に圧勝する前、小沢氏の資金調達の操作で調査を始めた検察は、すでに彼の現側近と元側近の秘書3人を逮捕してきている。小沢氏について損害を与える話をリークする検察のメディア利用は、恥ずべきで、日本の実権がそれでもやはり国民から選ばれた人でない官僚に属するとの民主党の主張を裏付ける。だが、同じ理由によって、小沢氏は常に民主党が推定上排除したがる旧式の金権政治を連想させてきている。

小沢氏を取り巻く悪臭は、クリーンで政策に準拠する政府とみずから示す党にダメージを与えている。そのために、小沢氏は、彼の無実を証明するか、活動の舞台から身をひくかのどちらかでなければならない。

(英フィナンシャルタイムズ紙20日付記事より抜粋)

昨日のニューヨークタイムズの記事関連で、こんなもの見つけました。

◇小沢問題で検察リークに踊らされるメディアへの危惧

ニューヨークタイムズ東京支局長のマーティン・ファクラーは、無批判に検察の捜査方針に追従する日本の記者クラブの一連の報道姿勢を、昨年12月の紙面で痛烈に批判している。

<記事の中で私は、記者クラブのことを「一世紀続く、カルテルに似た最も強力な利益集団の一つ」と書きました。(略)
そのことを実感したのが、西松建設事件を巡る報道です。記者クラブによるほとんどの報道が検察のリーク情報に乗るだけで、検察の立場とは明確に一線を画し、なぜこの時期に検察は民主党代表の小沢氏をターゲットにしているのか、自民党の政治家は法律上問題のある献金を受けていないのか、といった視点から独自の取材、分析を行う(記者クラブ)メディアはなかったように思います。西松建設事件の時、私も東京地検に取材を申し込みました。しかし、「記者クラブに加盟していないメディアの取材は受けられない」と拒否されました>(「SAPIO」筆者インタビュー記事より)

確かに、小沢一郎も権力である。だが検察もまた国家権力である。なぜ日本のメディアは、双方の言い分を公平に扱って、読者や視聴者に判断を委ねることをしないのか。なぜ日本の記者クラブは、世界のジャーナリズムで当然に行われている権力報道のルールから逸脱することが許されるのか。

ファクラーのみならず、これは万国のジャーナリストたちが抱き続けてきた日本の記者クラブメディアに対する共通の疑問である。

検察と司法記者クラブで作られる「官報複合体」の影響力は絶大だ。あらゆる事件に対してそこに疑義を差し挟むことは許されない。とりわけ日本のメディアで仕事をする者は全員、その「権力複合体」の前では、黙るか、傅くか、あるいは排除されるのかのいずれかしか道は残されていなかった。

(DIAMOND online 2010年1月21日 週刊 上杉隆)

▲写真はメガテレソン(ハイチを助ける寄金集めの2時間TVマラソン)
100人以上の俳優、ミュージシャン、セレブたちがニューヨークやロスで電話に応じる
ロスのイベントのホスト役はジョージ・クルーニー
25以上のネットワークがプライムタイムに番組を放送、イベントの間CNNではアンダーソン・クーパーがハイチからライヴで伝える

2010/01/22

Ozawa destruction



◇小沢一郎の問題が日本の政治に与える影響について米国の主要紙が注目している。ウォールストリートジャーナルは18日、「国会の予算審議が遅れるかもしれない」と報じ、景気の二番底につながる可能性を指摘。ニューヨークタイムズは20日、「官僚機構の一部である東京地検特捜部が政治主導を目指す民主党に報復した」との見方を紹介した。(日本経済新聞より抜粋)

で、以下は、そのニューヨークタイムズ紙の記事
上の写真は1月22日のハイチの記事から

◇指導者らが守旧勢力によってガタガタと揺らぐほど日本は失速
ニューヨークタイムズ紙 20 January 2010
by マーティン・ファックラー

建設会社からの多額の現金、うさんくさい土地取引、有力なボスの身代わりとして広くみなされるしかめっ面の秘書の深夜の逮捕など、あまりにもたくさん見すぎてきた典型的な政治スキャンダルのうわべの飾りすべてがそれにはあった。

だが、政権党の親玉、小沢一郎による可能性のある資金上の違反への進展する捜査はまた、非常に異なる理由で日本にブレーキをかけてきた。国の生意気な新しい改革主義者の指導者たちと、戦後体制の最も有力な既成権力機構のひとつ、検察庁とのあいだのおおっぴらな戦いに変わってきてきる。

ここで時代が変わるしるしとして、膠着状態が、小沢氏の他にも腐敗した財界のリーダーや政治家のムチとして長いこと声援されたエリート捜査官、東京地検特捜部の巨大な独断的裁量権限に異常な批判のほとばしりをもたらしてきている。

なお、検察が他の何かになってやしないか、国家のごてごてした現状と、昨年夏に長い間政権党の自由民主党(自民党)を選挙で破った後、小沢氏の民主党があとについて来させる(政治主導)と断言してきた、主として弁明責任がない有力な官僚支配の第一位の擁護者になってきてやしないかに関しても、問題になってきている。

「このスキャンダルは日本の民主主義を危険に投じてきている」と名城大学で社会政策を教える元検察官の郷原信夫は言った。「これは挑戦者、この場合は選挙で選ばれた指導者たちから我が身を守るための官僚機構の報復です。」

民主党の歴史的勝利の立役者だった熟練してるが闇将軍の小沢氏の元秘書2人と民主党衆院議員を検察が逮捕した週末に最新の進展が伝わった。それは、鳩山由紀夫新首相の未報告の政治資金への先月の捜査を含め、巣立ちしたばかりの政府への国民の支援の活力を奪ってきた民主党指導者への検察による一連の捜査の最新のものである。しかしながら、過去に告発された多くの政治家のように、おとなしく言われるがまま謝罪を提供する代わりに、民主党は反撃している。東京の党大会で小沢氏は、検察との「全面対決」を求めた。 

「このようなやり方でことを行うのを私たちはまったく容認できません」と彼は言った。「もし彼らが罰を受けずに済むのなら、日本の民主主義にとり前途は暗澹たるものです。」

ここで多くにとってさらにショッキングなのは、検察に対し政治指導力を行使する権限を持つ首相として、鳩山氏が言葉で述べる小沢氏への支援だった(第二次世界大戦以降、ただ一人の首相がこの指揮権を発動しただけだ)。

新聞の報道によると、「私は彼を信じます。どうぞ(検察と)戦ってください」と鳩山氏は言った。

鳩山氏は後に捜査に影響を及ぼすものではないと断言した、それが激しい国民の反発を招くのはほぼ間違いないだろうと政治専門家は言う。それでも、法務省の付属物、検察庁のというのが説得力のある部分の官僚機構を制御するとの民主党の約束のせいで、検察が民主党に対する根深い復讐を行っているとの学者や一部ニュースメディアのなかに広がる批判を、彼の党の抵抗が元気づける手助けをしてきている。

内部の身内に寛大さを示す一方、日本の戦後既成権力機構に対する挑戦者をきびしく罰する検察によって処罰が選抜して計り分けられると判断することを酷評するとき、郷原氏や他の批判者らは、自民党の派閥スタイルの政治の達人である小沢氏をそれほど擁護するわけではない。

もっと初期の別途の資金集めの不正捜査が昨年の決着を付ける国政選挙の前夜に民主党の党首を小沢氏に辞任させて以来、これらの疑惑が持ち上がってきている。同じ会社、西松建設から金をもらっているとして名指しされた自民党衆院議員らを追求するのを辞退しながら、検察が、まったく小沢氏ひとりに焦点を合わせたことに批判者たちは注目した。

そうして二番目のスキャンダルが訪れる、それは約一カ月前に起こった。小沢氏への繰り返されるこれらの取り調べを、ある政治専門家らは、検察が日本の既成の権力組織のためのいわゆる免疫システムとしてふるまっており、突然、政権党の財布のひもを全部近く握ることで過度の権力をつのらせていると彼らが危ぶむ政治家に逆らうふるまいになる徴候として説明する。

他には、自民党時代から小沢氏の師である田中角栄元首相の70年代の検察の逮捕にさかのぼる確執を説明する、そして検察にもっと指導力を発揮するよう首相に求めた党の特別委員会を彼が昨年創設した後、小沢氏はおそらく優勢になろうとしていると検察が危ぶむと言う。

「小沢が日本を彼個人に属する帝国に変えようとしているかもしれないと検察は危ぶむ」と慶応大学政治学者の小林義明は言った。

その討議は、異常なおおっぴらの綿密な捜査を日本の2600人の検察官に集束させていた。彼らは米国や他の西側民主国家の司法システムのどれとも異なった拘束力だ。いつ誰を調査するかを選ぶのみならず、告発を正式に提出する前に何週間ものあいだ容疑者を逮捕して拘留する権利が検察庁にはある。事実上、警察や法務大臣、裁判官の能力までも彼らに与えることで、全部をかねていた。

検察官は昔から日本のきびしい司法試験に合格した若い法科の学生の最良部分から集められる。記者やカメラマンの報道陣を通り過ぎて決然と進んでいく黒いスーツ姿の無表情の検察官の一行に加えて、彼らは、数分前に手入れを内報される容疑者の事務所や家へのあわただしい手入れで知られている。

さらに、検察は主流のニュースメディア放送局との親しい関係を享受するとメディア専門家は言う。それが小沢氏への捜査について広く肯定的な報道となっていた。

東京の土地にその金を投資することで隠蔽しようとしたと検察が考える新興の4億円の詳細でニュース報道は検察からのリークに基づく予想通りの話のパターンにならう。まさに予想通り、このネガティブ報道が世論を反小沢氏に変えてきている、ほとんどの人がこの金の出所を彼は適正に説明してきてないと言う。

憤慨した民主党は、報道を動かすため検察がリークを濫用するのを調査するため、衆院議員のチームを組織することで逆襲すると言明してきている。

「このスキャンダルは、いかにこの新政権が波風を立てているかを示す」と元検察官の郷原氏は言った、「だがまた、いかに旧体制が抵抗(反撃)しているかも示す。」

(メールマガジンで配信済み)

2010/01/19

犯罪国家 イスラエル



◇犯罪国家: 
テロリズムにおけるイスラエルの役割にもっと徹底的に注視せよ
by ジェフ・ゲイツ

2001年9月11日、米イスラエル関係にとって攻撃はどういう意味(重要性)を持つか尋ねられたときの当時のイスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフの返答

ゲームの理論(利害が相対するような局面で自己の得点を最大にして失点を最小にするような手を決めるための数学理論)の戦争立案者は、計画的に実施された挑発で先手を打って成果を具体化するために数学の模範を頼みにする。潜入先で不法行為をそそのかす扇動工作員のために、そのリアクションに対するリアクションと同様に、挑発に対するリアクションは、それによって容認できる確率の範囲内で判断できるものになる。

すぐにもイランとパキスタンに拡大できる用意をしているイラクとアフガニスタンで進行中の戦争のゆえに、欺くための策の触媒作用によって紛争がいかに大きく変わるかに、もっと徹底的に注視すべき時だ。

(criminalstate.com 18 January 2010 )

上の写真は、ジェフ・ゲイツのサイト<犯罪国家>にある別の記事、「イスラエルはバラク・オバマを暗殺するか?」に張り付く写真
この記事はただいま翻訳中 まもなく右にリンクのあるメールマガジン<NewsFanzine>で配信の予定

2010/01/18

シオニストに死を



◇「イスラエルが関与」と主張 原子力研究者爆殺でイラン大統領

写真は、1月14日国旗がかけられたアリモハマディ教授の遺体をかついでイスラエルへの抗議を叫ぶテヘラン市民(AP)

国営イラン放送によると、同国のアフマディネジャド大統領は14日、南西部アフワズで演説し、12日に原子力研究者のアリモハマディ・テヘラン大教授が自宅前に仕掛けられた爆弾で死亡した事件について、イスラエルが関与していると主張した。

大統領は「治安当局の報告では、爆弾の仕掛け方はイスラエルの手口だ」と述べた。その上で、イランには優秀な研究者が大勢いるとして、暗殺で国の発展は妨げられないと強調した。

一方、首都テヘランでは14日、アリモハマディ教授の葬儀が行われ、政府や大学の関係者らが参列した。

(共同通信 2010年1月14日)

◇イラン:原子力研究者、爆弾で死亡 「米などが背後で関与」

国営イラン放送によると、首都テヘラン北部で12日朝、テヘラン大学のマスード・アリモハマディ教授(50)の自宅前で、バイクに仕掛けられていた爆弾が爆発し、車で自宅敷地から出ようとした同教授が死亡した。同教授の専門は原子物理学で、イラン外務省は、同国の核兵器開発を疑う米国とイスラエルが背後で関与したとする声明を発表した。

ロイター通信によると、米国務省当局者はイランの主張について「ばかばかしい」と述べた。爆弾は、アリモハマディ教授の車がバイクの横を通過したところ、遠隔操作で爆発。車は炎上し、周辺の通行人らが同教授を救出しようとしたが焼死したとみられる。周辺の民家の窓ガラスが割れ、爆音は2キロ先まで聞こえたという。

(毎日新聞 2010年1月13日)

△アリモハンマディ教授は核に関する論文を国内外で発表していた著名人。著作も数冊ある。

◇イランの国営TVは、「シオニストによってイランの学者は殺害されたのであり、彼は殉教者だ」とした。同教授はイランが推進する核兵器開発に関与していたとアルジャジーラも報じた(1月12日付)。

◇「彼の仕事は論文が中心で核開発の現場とは関係がない。」(英紙テレグラフ1月12日付)

◇ニューヨークタイムズは、「暗殺されたアリモハンマディ教授は核物理学のなかでも高分子工学と中性子理論の研究家で核爆発との関連は薄い。また事件は反体制派のカロウビ師暗殺未遂事件直後におきており、イラン当局の反対派への血の弾圧が強化されたタイミングでなされている」とした(1月13日付)。

◇ロサンジェルスタイムズは、テヘランの学生たちからの投書、ブログへの書き込み、インタビューなどから次の事実をつたえた。「同教授はテヘラン大学でもイラン革命防衛隊に1979年革命の折は参加したが、その後、離れており、最近は授業中にもイランの高官らを実名を挙げて非難した。教授は自由をもとめる学生運動に理解をしていた」(1月12日付)。

◇ウォールストリート・ジャーナルは、「暗殺されたアリモハンマディ教授は昨年のイラン大統領選挙で、反対陣営のムサビを支持したテヘラン大学の240名の教授陣のリストにある」とした(1月13日付)。

◇英紙テレグラフによれば、イランの反政府運動との関連で、アリモハンディ教授はムサビ前首相との絆が深く、しかも国家プロジェクトには消極的でIAEAの査察に協力的だった。

2010/01/16

ポルトープランスの半分が壊滅



◇200年で最大の地震によりハイチが打ちのめされる

2世紀以上におよびカリブ諸国を襲う地震で最大級のマグニチュード7.0のすごい地震によりハイチが打ちのめされています。建物は倒壊しており、火災が街中で猛威をふるっています。被災規模はまだわかっていませんが、多数の死者が出て、何十万人が家を失いホームレスになっている恐れがあります。首都ポルトープランスでは、病院や学校やホテルを含めて多数の建物が損壊するか破壊されています。国連本部もまたひどく損傷を受けたと報道されており、スタッフの多くが行方不明と伝えられます。ハイチは西半球で最も貧しい国で、何百人と殺した2008年の4つのハリケーンと豪雨を含めて、多くの近年の災害をこうむってきています。(閣僚とも連絡つかずとハイチ駐米大使:CNNより)

◇目撃者:NATO軍がアフガンの抗議者を殺す

アフガニスタンでは、12日火曜の抗議にNATO軍が射撃を開始したと南部ヘルマンド州の村人たちは言います、そして13人が殺されて他に20人以上が負傷します。攻撃といわれているものはアメリカの海兵隊が占拠する南部ヘルマンド州の町Garmsirで起こりました。どうやら犠牲者たちは彼らの町でのNATO急襲に抗議するため集まったようでした。ある住人は、軍隊が群衆に発射するのを目撃したと言いました。
住人:「このデモで、13人が死に25人が負傷した。状態は非常に悪く、抗議はまだ続いている。私たちの神聖なコーランを彼らが冒涜してきているので人々は外国人に非常に怒っている。彼らはまたデモ参加者に発砲もした。抗議の間に多くの人々が死に、傷つけられたと、繰り返して言う。」

◇攻撃で米軍2人とアフガン兵士4人が殺される

もうひとつアフガニスタンのニュースでは、今日早くに別々の攻撃で兵役に就くアメリカ人2名とアフガン軍勢4名が殺されました。今月これまでに少なくとも米軍12人が死んでいます。

◇アメリカの無人機攻撃でアフガニスタンで16人が殺される

その間にNATOは今週アフガニスタン内の珍しい無人機攻撃で16人を殺したと発表してきています。NATOは、犠牲者は全員が南部アフガニスタンを拠点とする戦闘員だったと言います。ウォールストリートジャーナル紙とのインタヴューで、まもなくアフガニスタン内の無人機攻撃のエスカレーションが来るものと思うと"上層の米軍当局者"は言いました。アフガンの容疑者をきびしく巻き込む現行の腐敗のほんの四分の一が突きとめられるにすぎないのをアフガニスタンの米国監視調査員のトップが明らかにしてきています。残り四分の三には少なくとも西側の容疑者ひとりが掛かり合うと調査員Raymond DiNunzioは言います。

◇オバマが追加戦費330億ドルを要請

来年、イラクとアフガニスタンの戦争を戦うためオバマ大統領が追加予算330億ドルを議会に要求するつもりだとAP通信が報じています。要請は、ペンタゴンが得ようと期待する7080億ドルの上に加わることになり、はじめて国防省の予算要求が7000億ドルを超えることになります。

◇イスラエルが壁に反対する活動家たちを逮捕

イスラエルと占領地では、壁に反対するPopular Committee Against the Wallのメンバー2人が、ヨルダン川西岸の村ニリンで逮捕されてきています。イブラヒム・アミラーとハッサン・ムーサは、西岸地区の端から端まで貫く分離壁に反対して結束するためイスラエル軍によって逮捕される多くの活動家の最新の逮捕者です。

(以上、デモクラシーナウ!2010年1月13日ヘッドラインより)

2010/01/12

無人機攻撃が過激をあおる



◇先週アフガニスタンの米軍基地で8人を殺した自爆犯といわれている男の妻は、夫の行動にショックを受けたが夫がしたことを「誇りとする」と言う。

ヨルダン人の医師、フマム・ハリル・アブムラル・バラウィのトルコ人の妻、Defne Bayrakは、彼女の夫がスパイだったとの言いがかりを疑うが、無駄死にしなかったことで十分だと言った。

「私は夫を誇りとする。そのような戦争で私の夫は非常に大きな仕事を果たした」と彼女は記者に告げた。「彼が殉教者なら、神は彼の殉死を受け入れるでしょう。」

(CNN 8 January 2010)

◇CIAの自爆犯は「ダブルエージェント(二重スパイ)だった」

アフガニスタンで7人のCIA職員が殺された爆弾犯はアルカイダの二重スパイだったとアメリカのメディア報道が伝える。

彼は一年前、ヨルダンの情報機関によって逮捕されたヨルダン出身の医師であるという。

伝えられるところでは、うまく彼を寝返らせたと思ったヨルダン人とCIAによって当時彼はスパイとして補充され、アルカイダの指導者たちを見つける使命を与えられた。

CIAの米軍基地で爆弾を爆発させる前、彼は何週間もアフガニスタンで諜報活動に従事していたと考えられる。

1983年ベイルートのアメリカ大使館が爆破されて以来、前方作戦基地チャップマンでの攻撃は、アメリカの情報機関にとって最悪の事態だった。

アフガニスタンの米軍情報部トップのマイケル・フリン少将がそこでのアメリカ情報局員の仕事を辛辣に批判した記事が発表されたとたんに、爆弾犯の正体に関するニュースが出てきた。

現在、アフガニスタンの米国情報機関は依然として「米国と同盟軍が軍事行動をとることでその情況と彼らが保護して説得しようと努めている人々に関する根本的な問題に答えることができない」でいると彼は言った。

シンクタンク、ニューアメリカンセキュリティ・センターによって公表された報告書は、情報機関のその国に関する有益な情報不足のために米国は「すっかりとまどっていた」との、ある士官の発言を引用する。

・敵味方を変える

自爆攻撃についてワシントンポスト紙は、攻撃犯と言われている者がアルカイダの指揮者の地位に関する新情報を約束する会合にCIA職員たちを誘い出していたと2人の元米国政府職員が言うのを引き合いに出した。

報告書は彼のことを、1年以上前にヨルダンの情報機関によって逮捕されたヨルダンのゼルカ出身の36歳のアルカイダ・シンパ、フマム・ハリル・アブムラル・バラウィと名指しして呼んだ。

彼の特命はアルカイダのナンバー2、アイマン・アル・ザワヒリの跡をたどって見つけ出すことだとみなされた。

CIAは報告書についてコメントするのを丁重に断ってきている。

ヨルダンの情報機関は彼らがフマン・アル・バラウィを彼らの側に寝返らせたと信じてアルカイダに潜入するため彼をアフガニスタンに送ったと、アメリカのネットワークNBCは言う。

報告書で引き合いに出される西側情報機関の職員によると、コースト州の前方作戦基地チャップマンでの会合をアレンジするため、先週フマン・アル・バラウィは彼の管理者たちを呼んだ。そこでザワヒリに関する緊急の情報を中継するつもりだと彼は言った。

いやしくも基地内で彼は自爆して、7人のCIA従業員とヨルダンのメディアがアリ・ビン・ゼイドと名指しして呼んでいる彼の管理者を殺すと報告書は述べる。

先週、爆弾が基地のジムで爆破された後、攻撃者がどうやってうまくセキュリティをパスすることができたかに関し、疑問が提起された。

彼は基地の外でクルマに乗せられ、くまなく調べられずにクルマを駆って入ったとワシントンポスト紙は言う。

そのような人々にはたいてい、彼らの信頼を得るのに手を貸すために完全なセキュリティチェックを全部やれとは要求されなかったと、元CIAの従業員でもある米国職員はAP通信社に語った。

・無人機の基地

タリバンのスポークスマンはアルジャジーラのウェブサイトで、フマン・アル・バラウィは一年間ヨルダンと米国の情報機関を惑わした二重スパイだったと言った。

元ソ連の軍事基地の前方作戦基地チャップマンは、CIAばかりか、兵士と民間人の両方が含まれる州の復興を手がけるチームによっても使われる。

その飛行場は伝えられるところでは、隣国パキスタンの疑いをかけられた戦闘員に対する米国の無人機攻撃に使われた。

米国の作戦の微妙さのために、CIAは殺された職員の名前も彼らの仕事の詳細も公表してきていない。

だが、3人の子どもの母だと報じられる基地の指揮者が、殺された人々のなかにいた。

爆弾犯がこれほど緊密に工作員やそのような高位の職員の仕事仲間でありえたことにCIAは深くばつの悪い思いをさせられるだろうとワシントンのBBCのマーク・マーデルは言う。

**CIAの死者:1965−2009
2009年:アフガニスタンのCIA基地での自爆攻撃で7人が殺される
2003年:アフガニスタンのShkinで2人のCIA請負人が死ぬ、アフガニスタンで演習訓練中にCIA職員が殺される
2001年:アフガニスタンで刑務所暴動中に職員が撃たれる
1993年:情報機関のヴァージニア本部で2人のCIA従業員が殺される
1989年:軍の装備をコンゴ民主共和国からアンゴラまで運ぶ飛行機が墜落して6人のCIA従業員が死ぬ
1985年:誘拐されて拷問された後、CIAのベイルート支局長が殺される
1983年:ベイルートの米国大使館爆破で8人のCIA従業員が殺される
1965年:7人のCIA従業員が死ぬ、そのほとんどがヴェトナムが原因:ワシントンポスト紙

( BBC NEWS 5 January 2010)
http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/2/hi/americas/8440535.stm

◇国際テロ組織アルカイダのスパイによって、アフガニスタンの米軍基地でCIA要員7人が殺害された自爆攻撃について、アルカイダの司令官が7日、自爆犯の氏名を挙げ「復讐は英雄的な成功だ」と賞賛する声明をインターネット上に発表した。

アルカイダのアフガニスタンでの活動を指揮するムスタファ・アブ・アルヤジド司令官は、12月末にホースト州の米軍基地で自爆攻撃を実行したのは、フマム・ハリル・アブムラル・バラウィ(32歳)という人物だと明らかにした。同司令官によると、自爆犯は遺書に米軍無人機によるパキスタンの空爆で死亡したアルカイダ幹部らの名前を挙げ、「われわれの殉教者の復讐を果たす」と書き残していた。

「殉教者」として自爆犯が挙げたなかには、イスラム原理主義組織タリバンのパキスタングループを率い、2007年のベナジル・ブット元パキスタン首相暗殺の黒幕と言われ、米軍のミサイル攻撃で死亡したバイトゥッラー・メフスード司令官などが含まれていた。

イスラム原理主義系のウェブサイトによると、バラウィ容疑者は数か月前から欧米の情報機関に三重スパイとして浸透を図っていた。ヨルダンの情報機関は容疑者を二重スパイだと信じ込み、アルカイダのナンバー2、アイマン・ザワヒリ容疑者の捜索目的でアフガニスタン東部に連れてきたとされる。各機関の関係者らは役に立つ情報要員だったと証言している。

アフガニスタンではバラク・オバマ大統領の就任後、米軍の無人機による空爆が急増。2008年8月以降の空爆による死者は650人となり、地元の反米感情をあおっている。部族に詳しい現地の専門家は「無人機による攻撃は(アフガニスタンの旧支配勢力)タリバンを支持しない人間まで過激化させている」と述べている。

一方、報道では、自爆したのはヨルダン人医師のフマム・ハリル・モハメド・バラウィ容疑者だと伝えられている。同容疑者の母親は6日、AFPの取材に対し、「息子は決して原理主義者ではなかったが、10カ月音信不通で、生死は分からない」と語った。

(AFP 2010年1月7日)

写真は、アフガニスタン、ホースト州のCIA基地で自爆したといわれるフマム・バラウィ

2010/01/10

コンボイがガザに到着



◇「米国の報復攻撃はテロ組織を利するだけ」
米機爆破テロ未遂事件で犯行声明を出した国際テロ組織アルカイダ系組織が拠点を置くイエメン。米側はテロ拠点に対する報復攻撃の早期実施を否定するが、イエメン国民の間では懸念が広がる。首都サヌアで開かれた伝統の「井戸端会議」では8日、激しい議論が交 わされていた。

「イエメン人は米国が嫌いだ。報復攻撃があれば多くの若者がアルカイダに加わってしまう」。サヌア郊外の民家。近所の住民十数人が集まった広間で、弁護士アミーンさん(31)が「カート」と呼ばれる軽い興奮作用を持つ植物の葉をかみながら声を上げた。

イエメン男性は午後の数時間、カートをかみながら政治論議を交わす「カート集会」を開くのが伝統。今、議題の中心は当然、米国が報復爆撃の可能性を検討していると一時伝えられた、米機爆破テロ未遂事件だ。

アルカイダの浸透について会社員アーデルさん(31)は「イエメンにはイスラム過激思想を退ける強固な部族社会がある」として拡大を否定。地元のオラヤ部族長(60)は「アルカイダから金を受け取って協力する部族もいる」と反論した。

「事件の全容も不明なのに、イエメンが発端とされている。アラブ世界に混乱と戦争を引き起こそうとする欧米の自作自演だ」(元軍人男性)との「陰謀論」まで飛び出すなど、事件は混乱と不安を広げているようだ。

約3時間の集会では、ロンドンで28日に計画されるイエメン問題の国際会議も話題に。アミーンさんが「会議では(対テロ作戦など)軍事的支援でなく、経済支援を議論すべきだ。貧困問題の解決でしか、テロ組織浸透を防げない」と訴えると、全員が大きくうなずいた。

(中国新聞 2010年1月9日 サヌア共同 by 高山裕康)

写真はガザに到着したVivaパレスチナの援助輸送車隊
輸送車隊を率いる英国の国会議員ジョージ・ギャロウェイは「絶望的」状況と説明する
(デモクラシーナウ!7 January 2010)

2010/01/02

ガザ フリーダム マーチ



◇親愛なる仲間のみなさん、

ガザフリーダムマーチは引き続きカイロのままです、私たちはガザで、そして世界中でと望みます。三晩フランス大使館の前で野営してきた300人のフランス国民を含め、このマーチに加わるためカイロに来たほぼ1400人の決意とあなた方のEメールのおかげで、私たちはムバラク大統領の妻、マダム・ムバラクとの面会を確実にしました。マダム・ムバラクは彼女の組織The Red Crescent(イスラム教国の赤十字社に当たる組織、赤新月)の保護下に、私たちが持ってきた人道援助を引き渡すため100人の行進者たちがガザに入るのを手配しました。1400人のうち100人がガザに行くことに答を見つけ出す不快な仕事を始めるまで、これは成功とみなされました。

ことをもっと複雑にするため、私たちの誰もガザに入れさせたくなくてムバラク夫人によって押し切られたことに怒った外務大臣は、100の座席は「good people」のためで残りは置き去りにされている悪い「フーリガン」であると記者会見で言うことで事態をさらに悪化させることにしました。ある国の代表者らは彼らの座席を丁重に断り、ある代表者らはグループ全体が行くのを許されないならむしろ誰も送らないほうを選ぶことにしました。ラファに向かうバスに乗った人々には、ガザの状況を報道するためやって来ていたジャーナリスト、何年も会っていない家族と再会することになるパレスチナ人、集められた援助を引き渡すことを託されたチームのメンバーが含まれます。

願望された行進の成り行きのひとつは、継続し、甚大な被害をもたらすガザ封鎖の結果に世界の注目を集めることでした。ガザのパレスチナ人のため世界中からの支援の流出には驚かされています。世界中のジャーナリストによってインタヴューされてきているホロコーストの生存者、85歳のへディ・エプスタインを含める、22人の行進者がカイロでハンガーストライキを始めました。今朝のニューヨークタイムズ紙の行進とハンガーストライキに関する記事は、より広範囲の聴衆にガザの顛末をわかってもらうことで大成功でした。そしてこの歴史に残る運動の一部になるため、ここまで旅行してきていた人々のパッションを表しました。

ハンガーストライカーたちはイスラエルのオペレーションキャストリード侵略に注目する12月27日から1月18日の期間のいずれかに、食事を飛ばすか一日または一週間絶食することであなた方に記憶にとどめる彼らの仲間に加わるよう求めます。

そして、この話またはtwitterかFacebookのニューヨークタイムズ紙の記事を広めるためにあなたにできることをすることで、どうかガザのパレスチナ人のための国際的な連帯運動の一部になってください。そしてサイトPINKtankにある行進の形勢一変に遅れないでついてきてください。

私たちのTwitter ページで最新情報を捜し出すことでできます。

ガザへの猛攻撃1周年に注目するため、2010年1月1日まで計画されたもっと多くの行動によって、ガザフリーダムマーチの連帯行動が12月27日起こり始めました。大規模な動員には、世界中のキャンドルライトヴィジル(徹夜の祈り)、コンサート、行列、行進、デモ、アートインスタレーション、ハウスパーティ、映画上映会が含まれます。

(CODEPINK 30 December 2009)

写真はハンガーストライカーたち 
中央の女性がホロコーストの生存者、85歳のへディ・エプスタインさん