見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2020/12/30

海外メディアには異様な光景

 



上の写真は日没間近の葉山の御用邸近くの海岸です

ひとりの記者で答えないなら、他の記者が続けて、それこそ何度でも聞けばいい。日本の記者はどうして記者の仕事をしないんだろうと日本人のわたしですらずっと苛立たしく思っていた。


下記は12月29日の日刊ゲンダイのインタビュー記事です。

仏リベラシオン紙記者が酷評「菅首相は本当の記者会見をしたことがない、安倍前首相よりひどい」


菅政権発足から100日超。25日には3回目の首相会見を実施したがこれまでの会見は海外メディアにはどう映っているのか――。日本駐在歴23年、仏リベラシオン紙のカリン西村記者に聞いた。

首相会見をどう見ていますか。


 8年近くの官房長官時代、菅氏は文書を読み上げ、即答できない質問には官僚がメモを渡していた。総理になっても同じ。本当の記者会見をしたことがないのだなと思います。


自分の言葉で語っていません。記者が事前に質問を伝えて官僚が作った回答の原稿を読み上げているだけです。それを記者は一生懸命、カチャカチャとタイピングする。ならば、原稿を配ればいい。厳しい質問には少し自分の言葉で切り出すが、後はメモを読むのみ。安倍前首相よりひどいと思う。


――フランスのトップの会見はどうなのですか。


 大統領は数多く会見をしているわけではありません。一方的に話をすることも時々あります。しかし、大統領の会見は多いときには200人超の記者が参加し、事前の質問通告はなく、メモを読み上げることもない。挙手する記者全員の質問が尽きるまで自分の言葉で答えます。それは政治家の仕事の一部なのです。


再質問禁止は報道の自由の侵害

――首相会見では、不十分な回答に対しての再質問ができない。25日の会見でも記者の再質問を司会が止めていた。


 本当にうんざりしています。真正面から答えない側の逃げ得を許すことになる。記者の「知る権利」を閉ざすもので再質問禁止は報道の自由を侵害しています。ただ、記者側にも問題があります。


首相の答えが不十分だった場合、次の記者が突っ込めばいい。ちゃんと答えるまで記者が繰り返し問えば逃げられない。記者も準備通りの質問に終始し、アドリブがない。首相も記者も台本通りという印象です。


――報じ方にも問題がありますか。


 一番印象に残っているのは、私が別室で音声のみ傍聴した2回目のグループインタビューです。日本学術会議問題が主題でしたが、菅首相は10回以上、繰り返し事前に用意したメモを読みました。質問に窮して答えられなかったのです。異様な光景でした。この場面が最大のハイライトなのに、ほとんどのメディアは発言内容を伝えるだけで首相の困惑ぶりを報じなかった。


――まっとうな会見にするためには何が必要ですか。


 棒読みで済ませられる菅首相は楽ですよ。首相に自分の言葉で語らせる会見にするには、メディアが不満を持ち、もっと求めないといけません。事前に質問を伝えることをやめ、再質問も要求する。メディア次第で仏大統領のような会見は日本でもできるはずです。


▲カリン西村:1970年、フランス・ブルゴーニュ生まれ。パリ第8大卒業後、ラジオ、テレビ局を経て、97年に来日。AFP通信東京特派員を15年間務め、今年から仏リベラシオン紙、ラジオフランスの特派員。日本社会についてのエッセー多数。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/7650e72a7541be6f5edb9ec2693334ee28b31705

 


2020/12/19

宇宙に送られたボウイのコイン


◇王立造幣局(The Royal Mint)がデヴィッド・ボウイを称えて新たな記念コインを発売

PR Newswire=共同通信JBN 2020年12月7日


英国コインの正規製造業者である王立造幣局は7日、デヴィッド・ボウイのキャリアを祝福する記念コインを発売した。

 

英国コインが宇宙に送られたのは初めて。コインは高度3万5656メートルに達し、地球周回軌道を45分間飛行して英国に無事降下した。

 

デヴィッド・ボウイ記念コインは英国の音楽界のレジェンドを称える王立造幣局「ミュージック・レジェンド」コレクションの第3弾。第1弾はクイーン、第2弾はエルトン・ジョンだった。最新のコインはデヴィッド・ボウイがベルリンで生活しレコーディングした時代のイメージに触発されたデザインで、まるでロックのカメレオンのような彼を祝福している。コインのデザインは1973年のアルバム「アラジン・セイン」時代の稲妻のモチーフを背景に、ボウイ自身が数十年にわたって様々なペルソナをを削ぎ落とし続けたように、彼が新たな自分を再創造するイメージが表現されている。

 

王立造幣局のClare Maclennan記念硬貨部門ディレクターは「デヴィッド・ボウイの銀河系間レガシーとキャリアをたたえ、王立造幣局『音楽レジェンド』シリーズの第3弾コインを披露できて喜んでいる。われわれはボウイの初ヒットシングル『Space Oddity』を認めて彼のコインを宇宙に送り、彼自身の先駆的ファッションでスターマンを祝うことがふさわしいと感じた。デヴィッド・ボウイの音楽は何世代ものミュージシャンに刺激と影響を与えており、世界中のファンにこの記念コインを大切にしてもらいたい」と語った。

 

1947年、ロンドン南部のブリクストンに生まれたボウイはデヴィッド・ロバート・ジョーンズ(David Robert Jones)として人生を始めた。19歳までにアイコニックな芸名を採用し、ポップミュージックのキャリアを追求し始めた。1969年7月にアポロ11号が打ち上げられる5日前、英国で「Space Oddity」がリリースされた。このシングルはヒットチャートの5位に達し、ソングライター兼パフォーマーとして初めて成功を収めた。デヴィッド・ボウイの影響はどこでも見聞きされており、世界のミュージシャン数億人に刺激を与え続けている。

 

限定の貴金属プルーフエディション、標準ブリリアント非流通エディションとして入手可能なブリリアント非流通コインは、王立造幣局限定のスリップケースカバー3種に収納され、英国有数の永続的音楽アイコンのキャリアに敬意を表するにふさわしいものである。コレクション全容は王立造幣局ウェブサイトwww.royalmint.com/DavidBowie を参照。


日本では泰星コインが12月7日より予約販売を開始している。

https://shop.taiseicoins.com/item/48004.html

 

 

 

 

グルーヴのもとにアメリカは一つ

今朝の東京(中日)新聞に、絶頂期に聞いていた“ファンカデリック”の名前を見つけて驚いた!

東京新聞の「筆洗」には下記のようにある。


米国で初めて女性、黒人、アジア系として、副大統領に就任するカマラ・ハリスさんが、以前、「大統領選の歌」に選んで話題になった曲がある。バンド「ファンカデリック」の「ワン・ネーション・アンダー・ア・グルーブ」である。…

▼多種多様な歌い手や奏者が主役、脇役を務めながら大きな乗りを生み出していく黒人発祥のファンクミュージックの名曲でもある。人種、階層など多様な国家で共通する乗りを取り戻せるか。…

▼混乱した大統領選は先日行われた選挙人投票によってバイデン氏の次期大統領就任が確定したという。バイデン氏は「最も多様性に富んだものになる」と新政権について表明している。

▼ハリス氏にとどまらず、数多くの女性や非白人、性的マイノリティを閣僚などに置く人事を明らかにしてきた。先住民系初の閣僚になるという女性下院議員、ハーランド氏の登用も明らかにした。歴史的人事という。

▼トランプ大統領の米国では人種などの違いが分断の火種になった。修復は簡単ではない。

▼違いはあっても、共通の乗りは失わない国家づくり。リズムに乗れるか否かを国際社会も注視するはずだ。

https://www.chunichi.co.jp/article/172696


“ファンカデリック”を率いるジョージ・クリントンは2年前にローリング・ストーン誌のインタビューで「トランプ大統領はファンキーな要素ゼロ」と言っている。

ローリング・ストーン 2018/02/25 by Brian Hiatt


パーラメント/ファンカデリックの創設者、ジョージ・クリントンは「歩くアメリカ音楽博物館」ともいうべき人物である。彼の経歴は50年代、ドゥーワップで始まった(パーラメントも元来はニュージャージー州ニューアークのドゥーワップコーラスのグループだったのだ)。そしてケンドリック・ラマーが活躍する現代までプレイし続け、なおも進もうとしている。

現在、最もファンクを感じない人物は?

ジョージ:(笑)たぶんトランプだね。トランプほどファンキーな状態がないのは無理だよ。彼も嫌だろうけどね。

この国の将来については楽観的でしょうか、悲観的でしょうか?

ジョージ:楽観的だね。何が起きるにせよ想定内さ。制約を乗り越えて自分なりにダンスする方法を見出さないと。


https://rollingstonejapan.com/articles/detail/28066


2020/12/07

ポンペオ・レッド

 


またまた、諸岡カリーマさんの「本音のコラム」で知りました。ポンペオ・レッド!
とてもわかりやく的確なので下記にコピペします。


“ポンペオ・レッド。ヨルダン川西岸のイスラエル入植地プサゴットにあるワイナリーで作られるワインの名。製造主は欧州への輸出品に「西岸入植地産」ではなく「イスラエル産」と表示しようと試みたが、欧州の法廷が拒否した。占領地入植は国際法違反とされるためで、イスラエル寄りの米国でさえ、長年その路線は維持してきた。

ところがトランプ政権はこの方針を覆す。ポンペオ国務長官は昨年「入植地自体は違法ではない」と宣言。トランプ陣営への献金者が所有すると報じられるプサゴット・ワイナリーはこれを記念して、ワインをポンペオと命名した。……まもなく去る(見方によっては追い出される)身でありながら「米国務省は長年、入植地に対し誤った見解を維持してきた」とまで言ってそれを翻し、国益より私益優先で一国の外交政策を私物化した印象だ。外交官僚はどう受け止めたのだろう。”(東京新聞2020年11月28日)


▽11月20日のBBC News(現地からのライブ映像あり)はこんな感じです。


中東での数十年にわたるアメリカの政策を破る最新の突破口のためにマイク・ポンペオ国務長官が占領下のヨルダン川西岸地区のイスラエル入植地を訪問している。このような国務長官の訪問は初めて。パレスチナの指導者たちはこれを挑発と呼んでいる。すでにほんのわずか抗議活動が行われている。

現地サガットのユダヤ人入植地からライブ映像。

「ここでマイク・ポンペオに期待したいところです。彼はイスラエルのワイナリーをツアーで回る、もしくはツアーに参加する予定だそうです。」

ところで、これはパレスチナ人の家族が“盗まれた”と言う土地の上に建っている。

昨年、ワイナリーから赤ワインが発売された。

アメリカが国際的なコンセンサスから脱却し、もはや入植は違法であると主張しないと宣言したことへの感謝の気持ちを込めて彼らはポンペオ・レッドと名付けた。

ポンペオ長官がイスラエル占領下のゴラン高原を訪問することも予想されている。

「聞いてくれ、今日はゴラン高原を訪れる機会を得るだろう。これはイスラエルの一部であるという単純な認識だ。」

「2つにはトランプ大統領の決断は歴史的に重要で、単に事実を認めただけ。」

彼はさらに、パレスチナ問題をめぐり対イスラエル制裁や不買を呼び掛ける「ボイコット、投資引き揚げ、制裁(BDS)」運動を「反ユダヤ主義」行為に指定するとともに、今後はヨルダン川西岸の大部分からの輸出品を「イスラエル製」とみなす方針もあわせて表明した。

彼は長い間、国務省が入植地について誤った見解をとったという事実について話していた。

「代わりに、今日、アメリカ国務省は強く、和解がおそらく合法的かつ適切、きちんとした雰囲気のなかで行われるとの認識の立場にある。」

マイク・ポンペオとベンジャミン・ネタニヤフがそこにいて、二人は互いを称賛しあっている。

ポンペオが政権移行の間際にそこにいる理由は?

ジョー・バイデンが、トランプ政権が進めてきた政策の一部を覆すことが難しくなる可能性がある。

ポンペオは本当に自分の政治的な将来(4年後の大統領選に出馬する可能性)を考えているのかもしれない。占領下のヨルダン川西岸の2回の訪問は特に福音派キリスト教右派の支持基盤に訴えかけるように思えるからだ。

入植は国際法のもとでは違法とされている。

これはほとんどの国が同意していることだが、イスラエルはこれに異議を唱えている。 

△シリア領ゴラン高原の違法なイスラエル入植地で生産されたワインを主に扱っていた日本のワイン輸入店がBDS運動による市民からの抗議で銀座三越や大丸東京の催事出展が中止になった影響から閉店した。


BDS運動とは、イスラエルがパレスチナに対する占領・アパルトヘイト政策を終結するまで同国に対するボイコット・資本引揚げ、制裁を求める国際的運動のこと。


ビジネスと人権に関する問題意識が高まり、国連やEUにおいてもパレスチナ人の土地と自由を奪うイスラエル入植地に関わるビジネスを規制する動きが強まっている。昨年12月には欧州司法裁判所が入植地産製品には『イスラエル』ではなく『入植地産』と原産地表示しなければならないとする判決を下した。


また今年2月には国連が入植地ビジネス関連企業112社のリストを公表した。このリストは毎年更新されることになっている。

https://www.afpbb.com/articles/-/3268037


これらは、米トランプ政権による西岸地区併合の動きに対抗する意味を持ち、今後、国連および国際法の体系が崩壊しない限り効力を持ち続けるものだ。BDS運動はこうした動きを支える国際世論の形成に大きな役割を果たしてきた。


日本の外務省は2017年よりウェブサイト上で入植地ビジネスについて、「東エルサレムを含むヨルダン川西岸におけるイスラエルの入植活動は国際法違反とされているため、それらの地域に関わる経済活動(例えば、経済・金融活動、役務の提供、不動産の購入等)を行う場合は金融上、風評上および法的なリスクがあり得る他、そうした活動への関与が人権侵害とされる可能性があり得ることについて十分留意する必要がある」との警告を発している。

ところが、経産省中心で進めてきたイスラエルとの経済交流強化の動きにおいてはこのことがほとんど考慮された形跡が見られないという問題がある。

http://palestine-forum.org/doc/2016/1130.html


https://www.facebook.com/BDSjapan/posts/757671961734743


△イスラエル占領地産の食品は産地明記すべき、EU司法裁が判断

AFP 2019年11月12日 

欧州連合司法裁判所(CJEU)は12日、イスラエル占領地で生産された食品について、産地の明記を義務付ける判断を下した。特にイスラエル入植地産の商品について、消費者の誤解を避けることが目的だと説明している。

同裁判所は、EUの食品表示に関する法律下では、消費者が「倫理上の配慮や国際法の順守に関する顧慮」に基づいて商品を選択することができるよう、産地を明記することが義務付けられていると指摘。

https://www.afpbb.com/articles/-/3254432

 

2020/12/04

マラドーナに祝杯を!


ディエゴ・マラドーナはサッカーの世界的な崇拝の的であるのはもちろん、世界中の貧しくて抑圧された人々のチャンピオンでもあった。


11月25日、60歳で亡くなったマラドーナはパレスチナからナポリまで、特にラテンアメリカの人々に代わって発言した。


◇ディエゴ・マラドーナ:全世界にわたる発展途上国の同志

サッカーボールの天才と同じだけ、体制と戦い発言権のない人々の代弁者になりたいという意欲のせいで彼は記憶されるだろう。

The Nation  NOVEMBER 25, 2020 

by Dave Zirin


世界は今日、アルゼンチン出身のサッカーの神であり革命家のディエゴ・マラドーナの死を悼む。そのプレーはあらゆる流儀の詩と散文に影響を与えた。マラドーナの能力について最も優れた記述は故エドゥアルド・ガレアーノのもので、彼は著書「Soccer in Sun and Shadow」でマラドーナについて書いていた。


マラドーナが60歳という若さで急性心不全で亡くなることは様々な理由であらかじめ運命を定められているように見える。彼は心臓に確実に巨大なストレスをかけたコカインとかなりの体重変動という、過剰と麻薬常用癖の生活を送っていた。彼はまた常に帝国主義に立ち向かう情熱的で反抗的な強さの生活を送っていた。常にラテンアメリカと全世界にわたる発展途上国の自決権のために公然と戦い、常にブエノスアイレスのVilla Fiorito barrioでの彼自身の幼少期の教育という極度の貧困と類似した状況で育つ子どもたちを代弁し、弁護する。彼は8人兄弟の5番目で水道も電気もなしに暮らし、そのことを一瞬たりとも忘れることはなかった。彼の心臓は単に彼の胸には大きすぎただけかもしれない。


マラドーナは生涯を通じて決して容易ではなかった政治的立場を取った。カトリック教徒の彼は法王ヨハネパウロ2世と会い、あとでマスコミに次のように語った。「俺はバチカンにいて、このまったく金色の天井を見た、あとで法王が教会は貧しい子どもの幸福な暮らし向きについて心配していると言うのを聞いた。ならば、アミーゴ、あの天井を売ってなにかしてくれ!」


彼は1995年に次のように言い、非常に長いあいだプロのサッカー選手の組合を結成しようとした。「もっと有名な選手の助けを必要とする多くの選手との連帯を示す方法として組合というアイディアが浮かんだ... 彼らが戦いたいと望まない限り、俺たちは誰かと戦うつもりはない。」


マラドーナは常に抑圧された人々の立場、ことさらパレスチナの人々の立場に賛成した。2018年、「心の奥底では俺はパレスチナ人だ」と言って彼らが忘れられていないことに念を押した。彼はガザに対するイスラエルの暴力によるすさまじい脅しの批判者だった、そして2015年AFCアジアカップの間、パレスチナ代表チームのコーチをするという噂まであった。


マラドーナはフィデル・カストロとチェ・ゲバラの刺青を入れていた。そしてゲバラのことをヒーローと呼び自分自身をゲバラにたとえた。マラドーナはキューバの医療システムが自分の命を救ったと信じた。彼がキューバに到着したとき、麻薬中毒と危険なほど肥満だった、ただし、まだ次世代の相手と対戦できるように見えることがわかってくる。彼はベネズエラのウゴ・チャベス大統領を支援した。当時チャベスはベネズエラの貧困層に収入と教育を再配分するという急進的な計画に着手していた。彼はブッシュ政権とイラク戦争の確固たる反対者で、ブッシュを戦争犯罪人として非難するTシャツを着ていた。かつて彼は次のように言った、「アメリカ合衆国から来るすべてのものを憎む。俺はそれを全力で憎む。」その感情が彼をこの国のブーツに制せられて生きる何十億もの人々のヒーロにした。


多くの人がきっとピッチでのマラドーナの腕前について書くだろう。彼の伝説的なワールドカップの試合、彼のイングランド戦での「神の手」のゴール、「足に縫い付けられた」ボールでフィールドの距離を走り抜ける彼の能力。また他には彼の苦痛のもと、彼の苦悩、彼の害悪の源のことを長々と書くだろう。だが、ちょっと時間をとって、容赦ない不公平によって定義を下された世界でなんとか生き残ろうとしているすべての人の同志であり、友人、熱烈な支持者であるディエゴ・マラドーナに祝杯をあげよう。今日、多くの人がマラドーナは「神の手」のなかでくつろぎを得て永眠していると書いている。わたしは彼が天使を組織するのに懸命に働いていると信じたい。

Diego Maradona: ¡Presente!


https://www.thenation.com/article/society/diego-maradona/

Dave Zirin is the sports editor of The Nation and the author of Game Over: How Politics Has Turned the Sports World Upside Down.