見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2018/06/27

ジュリアン・アサンジを帰国させよう

◇ジュリアン・アサンジを故国へ連れてくること
ICH June 17, 2018 by John Pilger
これはロンドンにあるエクアドル大使館でのジュリアン・アサンジの監禁が6年であると示すため、シドニー(オーストラリア)の集会でジョン・ピルジャーが演説した短縮版である。


ジュリアン・アサンジ迫害は終わりとならねばならない。さもないとそれは悲劇になる。
オーストラリア政府とマルコム・ターンバル首相にはどちらになるか決める歴史に残る機会がある。

過去のことは許さないとして黙殺のままであることはできる。いや、彼らは正義と人間性の促進のために行動することができ、この驚くべきオーストラリア国民を故国に連れてくることができる。

アサンジは特別な待遇を求めない。オーストラリア国民を海外で著しい不正から保護する、ジュリアンの場合は司法の著しい誤りと彼を待ち受ける極端な危険から保護する、全くの外交上の道義をわきまえた責務が政府にはある。彼は保護のないロンドンのエクアドル大使館を出て当然である。

アメリカの国際間における逃亡犯罪人引渡し令状が成功するとすればチェルシー・マニング事件から彼にはなにが来るものと思えるかわたしたちはわかる。国連特別報告者(United Nations Special Rapporteur)はそれを拷問と呼ぶ。

わたしはジュリアン・アサンジをよく知っている;わたしは彼を親友と認め並外れた回復力と勇気の人物と明確に理解する。ウソと中傷の津波が果てしなく、悪意に満ちて、不実に、彼をのみ込むのをわたしは見守った。そして彼らがなぜ彼を中傷するかわたしにはわかる。

2008年にウィキリークスとアサンジを共に破壊する計画が2008年3月8日付の最高機密文書で詳しく説明された。作者はアメリカ防衛省のサイバー対敵諜報活動アセスメント部門だった。彼らはウィキリークスの“脅威の源泉”である“信頼という感じ”を破壊することがいかに重要かを詳細にことばで述べた。

“悪事の発覚と刑事告発”の脅威と評判に対する容赦ない攻撃でこれは達成されると彼らは書いた。ねらいはウィキリークスとその編集者、発表者を黙らせて犯罪者扱いにすることだった。それはまるでひとりの人間との戦争、そしてまさに言論の自由の原則との戦争をもくろんでいるかのようだった。

彼らの主となる武器は個人の中傷だろう。彼らの突撃専用部隊は地道に記録してわたしたちに真実を伝えることになっているメディアに積極的に参加する。

皮肉なことに、だれひとりこれらのジャーナリストになにをなすべきかについて教えなかった。戦時のフランスのドイツ占領に仕えて可能にしたヴィシー政権にかんがみて、わたしは彼らをヴィシー・ジャーナリストと呼ぶ。


昨年10月、オーストラリア放送協会のジャーナリスト、サラ・ファーガソンが、“あなたの世代の象徴となるもの”とへつらったものに関してヒラリー・クリントンにインタビューした。

これはイランを“完全に消し去る”と脅したのと同じクリントンだった、そして2011年にアメリカ国務長官として近代国家ながらも4万人を死なせるリビア侵攻と破壊を煽動する者たちのひとりだったクリントンだ。イラク侵攻のようにそれはウソに基づかれたものだった。

リビアの大統領カダフィ大佐が公然と陰惨にナイフで殺害されたとき、クリントンは大声を上げて喝采するのを撮影された。十分に彼女のおかげでリビアはISISと他のジハード戦士を育てる好適な場所となった。十分に彼女のおかげで何万もの難民が危険にさらされて地中海を渡って逃げた、そして多くが溺死した。

ウィキリークスによって発表されるリークされたEメールは、夫と共有するヒラリー・クリントンの財団がISISや中東全域のテロリズムの主たる後援者であるサウジアラビアとカタールから数百万ドルを受け取ったことを明らかにした。

国務長官としてクリントンは、彼女の財団の主要な後援者のひとつ、サウジアラビアに800億ドルに値する過去最大の武器販売を承認した。現在、サウジアラビアはイエメンに対する大量虐殺的な攻撃で飢えに苦しめられ傷ついた人々を壊滅させるためにこれらの武器を使っている。

高給のリポーター、サラ・ファーガソンは彼女の前に座るヒラリー・クリントンに対してこれに関する談話を持ち出さなかった。

それよりも、ジュリアン・アサンジが、“個人にあてつけてあなたに与えた損害”をことばで述べるようにクリントンを促した。クリントンはこれに応じてオーストラリア国民のアサンジを、“全く確かにロシア諜報機関の手先”で“独裁者の命令に従う無政府主義的な日和見主義者”と中傷した。

彼女のゆゆしき申し立てを裏書きする証拠を彼女はなにも提供しなかった、そしてまたどんな証拠も尋ねられなかった。

アサンジはこの衝撃的なインタビューに応戦する権利を決して提供されなかった。オーストラリア政府によって資金供給される国営放送局には彼に応戦する機会を与える義務があった。

まるでそれでは十分でなかったかのようにファーガソンのエグゼクティブ・プロデューサー、サリー・ネイガーは、「アサンジはプーチンのメス犬。わたしたちはみんなそれを知っている!」と悪意のあるリツイートでインタビューに追随した。

他の多くのヴィシー・ジャーナリズムの例がある。評判では一度は偏見のないすばらしい新聞だったガーディアン紙がジュリアン・アサンジに対して復讐を行った。足蹴りにされた恋人のようにガーディアン紙はかつて彼のなすべき仕事を公表しそれで利益を得た男につまらない冷酷で卑怯な人身攻撃を向けた。

ガーディアン紙の元編集者アラン・ラスブリッジャーは彼の新聞が2010年に公表したウィキリークスの暴露を「この30年で最大の新聞雑誌記者流のスクープのひとつ」と呼んだ。まるでジュリアン・アサンジが存在しないかのように賞が気前よく与えられ、祝典が催された。

ウィキリークスのすっぱ抜きは新聞の表示価格を上げるガーディアン紙の販売計画の一部になった。ウィキリークスとアサンジが生き残るためにもがき苦しむ間、彼らは金持ちになった、しばしば大きな利益を得た。

1ペニーもウィキリークスにいかないまま大げさに宣伝されたガーディアンの本は富をもたらすハリウッド映画待遇に至る。本の著者、ルーク・ハーディングとデビッド・レイは、「傷ついた人格」だの「無感覚」とアサンジをいわれなく罵倒した。

2人はまた、ジュリアンが内緒でガーディアン紙に与えた、アメリカ大使館ケーブルを内に含むデジタルファイルを保護することを予定した秘密のパスワードを明かした。

現在アサンジがエクアドル大使館に閉じ込められ困難な立場に追い込まれるせいでジュリアン・アサンジとエドワード・スノーデン両者に寄りかかって自分自身の価値を高めたハーディングは、大使館の外の警官の中へまじって立ち、「最終的にはスコットランドヤードが正しいとわかるかもしれない」と彼のブログでさも満足そうにほくそえむ。

問題はなぜかの説明である。

ジュリアン・アサンジは犯罪を犯していない。彼はいまだかつて犯罪の嫌疑を受けていない。スウェーデンの一連のできごとはいんちきで茶番めいており、彼は嫌疑を晴らされた。

Women Against Rape(レイプに反対する女性)の2人の女性(Katrin AxelssonとLisa Longstaff)が申し立てを概説した。「アサンジに対する申し立ては、付随のレイプ、殺人、破壊と共に戦争と占領の秘密の計画を不敵に世間に明らかにしたために幾つかの政府がウィキリークスを取り締まろうとやってみる裏の煙幕です…… 彼らがレイプ申し立てを意のままに操作する女性に対する暴力行為について当局はほとんど気にかけません。」

この真実はもうだめだったか、あるいは不面目にもアサンジといえばレイプと強度女性嫌悪を連想させるメディアの魔女狩りに葬り去られた。魔女狩りには自分自身を左派やフェミニストと評した意見が入る。彼らはアサンジがおそらくアメリカに引き渡される極度の危険の証拠物件を故意に無視した。

エドワード・スノーデンによって公表される文書によると、アサンジは“犯人追跡捜査目標リスト”にある。あるリークされた公式メモにはこうある:“アサンジはもうじき刑務所でけっこうな花嫁になる。テロリストをねじ込め。彼はずっとキャットフードを食べているだろう。”

ヴァージニア州アレクサンドラでアメリカの戦争を仕掛けるエリート(秘密の大陪審、中年の先祖帰り)の郊外の本元は7年を費やしてアサンジが起訴されてよい犯罪をなんとかでっち上げようとする。

これは簡単ではない;アメリカの憲法は出版社、ジャーナリスト、告発者を保護する。アサンジの犯罪は沈黙を破ることになった。

強欲な権力に説明を求めることでウィキリークスが果たしたことの重要性にわたしの生涯の不正を徹底的に調査し追求する報道が匹敵するはずはない。それはまるで一方向だけからの道徳上の目隠しが自由で偏見のない民主主義の国の帝国主義を暴露するほどに押し戻されたかのようだ。終わりのない戦争と分裂と“価値のない”生命の格下げへの肩入れ:(火事で79人が死亡したロンドン西部の公営高層住宅棟、移民が多く住む)グレンフェルタワーからガザまで。

2005年にハロルド・ピンターがノーベル文学賞を受け取ったとき彼は“わたしたちが聞かされることの上に立ち上がる巨大なウソのタペストリー”に言及した。彼は、アメリカの尊大な犯罪は「いかなる時にでも起きなかった…それが起きているうちでさえ、決して起きなかった」のに、なぜソ連の「組織的な残忍性、広く行き渡った残虐行為、独立した思考の容赦ない弾圧」は西側で有名だったのか尋ねた。

その詐欺的(不正)な戦争(アフガニスタン、イラク)や政府のしらじらしいウソ(中東への出撃基地として米軍が占領するインド洋のチャゴス諸島、島民は40年以上前に島外へ強制移住させられたままである)の暴露の中でウィキリークスは帝国の尊大なゲームが21世紀にどのように行われたか、わたしたちがちらっと見るのを可能ならしめた。わかったかい、アサンジが死の危険にあるのはそういうわけだ。

7年前、わたしはシドニーで連邦議会の著名な自由党議員マルコム・ターンバルに会う手配をした。

アサンジの弁護士Gareth Peirceからの手紙を政府に届けてくれるよう彼に頼みたかった。若い法廷弁護士として、言論の自由を弾圧して「Spycatcher」の出版を妨げるイギリス政府の試みと争った1980年代の彼の有名な勝利についてわたしたちは話した。当時のウィキリークス「Spycatcher」はそれ相当に国家権力の犯罪を明らかにした。

オーストラリアの首相はその時はジュリア・ギラードだった、ウィキリークスを“違法”と宣言して、アサンジは犯罪を犯していなかったので取り消すことはできないと言われるまでアサンジのパスポートを取り消したいと思った労働党の政治家だ。ウィキリークスはオーストラリアが最初の署名国だった世界人権宣言の第19条のもとにその仕事が保護された出版社だった。

オーストラリア国民のアサンジを見捨てて彼の迫害で共謀するギラード首相の法外なふるまいは国際法の下に生命が危険にさらされた政治亡命者として彼を認める決定を強いた。エクアドルは1951年の国際協定を引き合いに出してロンドンの大使館においてアサンジに保護を認めた。

ギラードは最近、ヒラリー・クリントンとのギグで出演していた;ふたりは先駆的なフェミニストとして番組に組まれる。

マルコム・ターンバルは現在オーストラリアの首相である。ジュリアン・アサンジの父親がターンバルに手紙を書いた。それは感動的な手紙で、首相に息子を故国に連れてくるよう懇願している。彼は悲劇の現実の可能性に言及する。

アサンジの健康が太陽の光にあたらない長年の監禁で悪化するのをわたしはじっと注視した。彼は執拗な咳を病んでいたが、X線のために病院へ行って帰ってくる安全な通行さえも許されていない。

マルコム・ターンバルはジュリアン・アサンジを故国に連れてくることができる。

http://www.informationclearinghouse.info/49663.htm


2018/06/16

インタビュー誌が終わる

上の写真は若かりし頃のハワード・ジン
大好きな不服従の活動家であり歴史家です
「歴史上、最も恐ろしい事態、戦争、大量虐殺、奴隷制度は、不服従に起因するのではなくて服従に起因した。」― ハワード・ジン
◇アンディ・ウォーホルのインタビュー誌が閉鎖
ニューヨークタイムズ紙 May 21, 2018
 
アンディ・ウォーホルによって起こされてほぼ半世紀後にアートとカルチャーの発行物、インタビュー誌が終わりになっている。

このニュースは幾人かの従業員によって5月21日朝ツイッター上で公然と話された。

雑誌の准編集者エズラ・マーカスは、1969年に創刊されたインタビュー誌が閉鎖されていて第7章による破産を申請しているとスタッフが朝の全員出動の会合で通知されたことをEメールで伝えた。

アンディ・ウォーホルが亡くなって2年後、1989年にインタビュー誌を獲得したブラント・パブリケーションズ(Brant Publications)への電話は返答のない状態になった。

その人目を引くスタイルでインタビュー誌は他の多くの出版物の外観や感触に霊感を与え、長いあいだ業界で特大サイズの影響力を行使してきた。だが雑誌の運命の盛衰について問題が非常に長い間いつまでも残った。

https://www.nytimes.com/2018/05/21/business/media/interview-magazine-warhol.html


◇アンディ・ウォーホルのインタビュー誌が終わりになる
ニューヨークポスト紙 May 21, 2018

アンディ・ウォーホルが1969年に創刊したカルチャーとアートの出版物インタビュー誌が終わりになるとの情報をポスト紙は得た。


元大家との論争に加えて近ごろ元従業員との法的小競り合いで泥沼に陥れられている億万長者ピーター・ブラントによって所有される一見華やかな定期刊行物は第7章による破産を申請しており、5月21日に店を閉めていると上級従業員がポスト紙に話した。

2月、アートとカルチャーに焦点を合わせた華やかな雑誌は大家がブラントから小切手を受け取っていなかったのでその豪勢なソーホーの事務所から追い出された。

今月初めインタビュー誌は仕事の代金未払いと申し立てる元編集局長ファビアン・バロンによって60万ドルの訴訟を起こされた。広告代理店Baron & Baronを率いる元カルバン・クラインのクリエイティブディレクターのバロンはほぼ10年編集局長をやった後、4月にインタビュー誌を辞任した。

インタビュー誌の終結は時代の終わりを示す。雑誌の表紙は文化を談ずる作品になった、そしてデヴィッド・ボウイ、マドンナ、エリザベス・テイラー、シェール、ダイアナ・ロス、マイケル・ジャクソンのようなものを描いた。最近では、ジャッキー・ケネディのスタイルをポーズするキム・カーダシアン、タトゥーだらけのジャスティン・ビーバー、ローワン・ブランチャードのような新生スターといったポップカルチャーの人物を特に目立つように示した。

閉鎖しかけていて売りに出されたというウワサが定期的に持ち上がるせいでインタビュー誌の財政的苦難は雑誌業界の整理統合の中で着実に悪化した。

バロンを戻すことはさておき、インタビュー誌は編集長を維持することに苦心した。ニューヨークタイムズ紙のT Magazineの元編集者ニック・ハラミスが2017年1月に編集長としてインタビュー誌に加わった。彼は、Architectural Digestのデジタルリポートを主宰するため立ち去ったキース・ポロックの後任になった。

https://nypost.com/2018/05/21/andy-warhols-interview-magazine-has-folded/



2018/06/15

ローナン・ファロー

◇ハーヴェイ・ワインスタインを手助けしたイスラエル工作員がオバマ前政権の官僚に関する情報を集めていた
ニューヨーカー誌 May 6, 2018 byローナン・ファロー(Ronan Farrow)

2017年6月、元国務省官僚アン・ノリスは普通でない申し出を含むEメールを受け取る。ノリスはバラク・オバマの元外交政策顧問でイラン核合意の著名な擁護者であるベン・ロードスと結婚している。Eメールではエヴァ・ノヴァクと自己紹介し、シェル・プロダクションというロンドンに拠点を置く映画会社で働くと主張した女性は、「All the President’s Men(大統領の陰謀)」と「The West Wing(ザ・ホワイトハウス)」がいっしょになると説明した映画でノリスに顧問をしてくれと頼んだ:映画は「敵対国との核交渉」を含む地政学的な危機の時代を通じて「戦争と平和に決着をつける立場の政府官僚」の私生活を追う。やりとりを思い出して、アン・ノリスはエヴァ・ノヴァクの要請が「とっぴ」であると気づき「決して応じなかった」と述べた。

Eメールは見たところ2015年イラン核合意の著名な擁護者であったオバマの官僚の評判を落とすためにイスラエルの民間情報会社によって秘密に行われているキャンペーンの一環であるようだ。土曜日キャンペーンはイギリスの新聞オブザーバーによって何よりも先に報じられた。しかしながらニューヨーカー誌が手に入手した文書の一節や活動に精通している情報源はもっと知らせることがあることを明らかにする。この作戦はブラック・キューブによって実行されたと日曜にこの情報源の2人がわたしに教えた。ブラック・キューブはハーヴェイ・ワインスタインによって雇われていた会社でもあり、クライアントに“イスラエルのエリート軍隊”やモサドを含む“政府の秘密情報部隊”のスパイに接近する方法を提供する会社でもあった。

ノリスがEメールを受け取った一カ月前にNational Democratic Institute(全米民主党協会)の元プログラム職員でオバマ政権の元外交政策顧問コリン・カールの妻であるレベッカ・カールもわけのわからないEメールを受け取った。アドリアーナ・ガヴリロという女性はロンドンに拠点を置く財産管理会社ルーベン・キャピタル・パートナーズの法人社会的責任長であると主張した。ガヴリロは彼女の会社が教育に関して先駆けて行う発案に着手しておりカールの娘が行く学校のことを検討するために会いたいとカールに伝えた。カールはガヴリロを学校職員に任せたが、ガヴリロは彼女以外の誰とも話すことを繰り返し拒否した。「妙なことにわたしがある種の標的」であることを心配したと言うレベッカ・カールは結局ガヴリロに返答するのをやめた。

エヴァ・ノヴァクとアドリアーナ・ガヴリロは偽名であるらしい。ある目的で二人が結合されるLinkedInのページがセルビア語が流暢と宣伝されるスリムな金髪女性を見せる。この顛末についてニューヨーカー誌がブラック・キューブと連絡を取った直後、ノヴァクのLinkedInページが削除された。ルーベン・キャピタル・パートナーズとシェル・プロダクションのウェブサイトはどちらも無料のサイト構築ツールWixで作成されたひどく貧弱なページであった。両社のアドレスは共有されるオフィススペースに至る。シェル・プロダクションとルーベン・キャピタル・パートナーズがこれまでそこで操業していたという証拠はまったくない。

文書はブラック・キューブがロードスとカールを含む幾人かの(彼らのアドレス、家族の情報、クルマの型にもスポットをあてて扱った)個人の詳細な家柄や学歴といったプロフィールを集めたことを示す。ブラック・キューブのスパイは彼らについての有害な情報をなんとか見つけだすように指示された、それにはロードスとカールがイランのロビイストと親密に働いてイランに関する彼らの政策業務から一個の人間として重要性を高められたという証拠立てられない主張が含まれる(二人はそれらの主張を否定した);ロードスが諜報文書に挙げられたトランプ政権移行チームの“正体を暴露する”ことに責任のあるオバマ・スタッフのひとりだったとうわさする(ロードスはこの主張を否定した);そしてキャンペーンによって攻撃される個人のひとりが関係を持ったとの十分な証拠のない申し立て。

キャンペーン(一連の作戦行動)はブラック・キューブがハーヴェイ・ワインスタインの代理として動いた作戦に著しく類似する、それは昨年秋にニューヨーカー誌によって報じられた。ワインスタインの弁護士のひとり、デイヴィッド・ボイスはワインスタインに対する性的違法行為の申し立ての公表を止めるためブラック・キューブを雇った。ブラック・キューブのスパイは申し立てを有する女性を突きとめるために、また顛末を暴こうとする記者を突きとめるために、虚偽の身分証という手段を使った。2017年5月に旧ユーゴスラビアからイスラエルに移住したイスラエル国防軍元士官がブラック・キューブの秘密捜査員として働いていた。その女性は女優ローズ・マッゴーワンと連絡を取り、ルーベン・キャピタル・パートナーズで働くと主張するがダイアナ・フィリップの身分証を使う。マッゴーワンへのフィリップのEメールはノリスやカールに送られたEメールのそれと同じ戦術を広げて見せた、そして場合によってはほとんど同一の言語を使った。(フィリップはわたしにもルーベン・キャピタル・パートナーズから手紙を書き送り、またもや同様の言語を使った。)

ワインスタインのための工作活動と同じく、ブラック・キューブはイラン工作で時々ジャーナリストのふりをしたスパイを使って記者や他のメディアの人物にその仕事の多くを集中させた。同社はオバマ政権の官僚と気脈を通じていたと思われた30人以上の記者のリストを集めた、そしてネガティブな情報をどうやって捜し求めるかをめぐって指示で注釈を付けた。

トランプ大統領の側近が、ブラック・キューブが否定する申し立て、イラン核合意を陰険な手段で傷つける目的で活動を行うためにブラック・キューブを雇ったとオブザーバー紙は報じた。活動に精通した情報源のひとりは、それは実際イランに対する制裁に関連した商売上の利益を追い求める民間部門のクライアントのためのブラック・キューブの仕事の一部だったとわたしに話した。(トランプ政権のスポークスマンは申し立てに関してオブザーバー紙にコメントするのを断った。)

ブラック・キューブはイスラエルの政界と諜報機関の現実力者、元実力者との親密な関係によって知られている。モサドの元長官、故メイア・ダガンはかつて会社の社長として働いた。イスラエルの元首相バラク(Ehud Barak)は、彼がブラック・キューブの指導部をワインスタインに紹介したと公然と認知されている。(バラクは、その時はワインスタインの懸念の本質について知らなかったと言った。)大統領としての最初の外遊を通じてトランプが2017年5月にテルアビブを訪問したあと、トランプのチームにつながる官僚がブラック・キューブに接触したとオブザーバー紙は報じた。その訪問の間にネタニヤフの隣りに立って、「イランが決して核兵器を持たないとわかる」とトランプは請け合った。

△ローナン・ファローはニューヨーカー誌に寄稿する記者、TV番組の司会者であり、またその仕事ぶりがHBOでも見かける徹底した調査報道記者だ。
彼が「“War on Peace: The End of Diplomacy and the Decline of American Influence.」を書いた。

https://www.newyorker.com/news/news-desk/israeli-operatives-who-aided-harvey-weinstein-collected-information-on-former-obama-administration-officials
△ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラが告発されたことで明らかになったハリウッドのセクハラ体質。実は今回の一連の告発で最初のワインスタインに関する記事を雑誌『ニューヨーカー』に書いたのはミア・ファローの息子でジャーナリストのローナン・ファロー。今回の告発記事に関してコメントしている。

ミア・ファローとウディ・アレンの息子であるローナン・ファロー。ローナンは長年、アレンの子どもに対する性的虐待を批判してきた人。ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ行為も長年追ってきたという。

先週、スティーヴン・コルベアのトーク番組に出演したローナン。「みんなに『なぜこんなにたくさんの告発が今までずっと隠されてきたんだ?』と聞かれる。これがどれほど悪化していたかについてはこれからまだ語られることがあると思う」とコメント、告発がまだまだ続くことを匂わせた。

ローナンは「ハリウッドだけでなくこの国で権力と金を持っている人はそういうものだし、どんな業界でも彼らはそういうやり方をするんだ」とも。

「確実に沈黙させるための非常に醜く強大な力を持つ仕組みがあることにも衝撃を受けた。でも肉体労働についている女性であれ、ハリウッドの女性であれ、性的虐待のサバイバーたちがこれまで声をあげなかった様々な理由が他にもある」というローナン。次の記事ではこの「沈黙を守らせる仕組み」について告発するとも明かしている。

今回の告発ではセクハラだけでなく、見て見ぬふりをしてきた周囲に対しても批判が集まっている。その隠蔽体質についてもこれから明らかになるのは確実。続報にも注目したい。

http://www.elle.co.jp/culture/celebgossip/ronan-farrow17_1107


2018/06/08

6月を歩く no.2

6月の鎌倉を歩く……

次は、大好きな東慶寺
ちょうど『イワガラミ』が公開されていて
岩に根がからみついたガクアジサイぽい花が
見ごろでした

白蓮舎の茶店で
目の前の花菖蒲を眺めながら飲む
東慶寺の梅の木からとれた梅ジュースが
とても美味しかった
 
これ、明月院の竹のところにいた天女です
ブルーがなんともいい感じ


6月を歩く

6月の鎌倉を歩く……

あじさい寺と呼ばれる明月院
花菖蒲の盛りはすでに終わっていたけど
『あじさい』と『やぐら』から漂う
空気のコントラストがおもしろい

同じく明月院の竹のある一画
「福源山」とある
明月院の山の号らしいけど
陽の光をうけて青く見える
笛吹き飛天と天女を見つけました