見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2011/07/31

世界一人間らしい刑務所

おそろしく苦痛を与えたブレイビクが、たとえオスロで最高刑の21年になっても、ここでこれほど人間らしくもてなされるかもしれないと思うと 複雑だ...

◇世界で最も苦痛を与えない刑務所

7月22日のひとしきりの殺害と爆弾攻撃で告発された男ブレイビクは、おそらく、快適でとことんモダンな設備と共に犯罪者の社会復帰をめざすノルウェーの非常に堅固な刑務所ハルデンに送られる可能性もあった。

世界で最高に人間らしい刑務所の内部(写真撮影は2010年)


芸術品
収監の心理的負担を和らげるために、ハルデンの発案者は絵画や写真や光のインスタレーションにざっと100万ドル費やした。刑務所のパンフレットによれば、グラフィティアーティストDolkによるこの壁画は「多少コントロールされる空間に一抹のユーモアをもたらす」。ドローイングクラスや木の工房のような創作的はけ口と一緒に、美術が受刑者に「真剣に受け止められるとの感覚」をもたらすことを当局は願う。

刑務所にしてシャバ
ノルウェーの最高刑は殺人罪でも21年だ。大部分の収監者がいずれ実社会に戻るだろうから、刑務所は彼らに自由を準備するためできるだけシャバの世界をまねる。ハルデンでは、部屋はひとそろいのセラミックタイルを使ったバスルームとミニ冷蔵庫と薄型テレビを中に組み入れる。なめらかなテレビは在監者にドラッグや他の禁制品を隠す余裕を与えないと当局は言う。

自由時間
守衛は朝8時から夜分8時まで活動を組織する。収監者には新しい趣味にありつくチャンスだが、また刑務所の精力的な警備戦略の一部でもある。忙しい服役囚が守衛やお互いをなぐるのはありそうもないこと。在監者は衝突に出くわすのを緩和する即興のバスケットボールをここのコートでやることができるし、ロッククライミングウォールやジョギング道やサッカー場を利用することができる。

レコーディング・アーティスト
またプロなみのミキシングボードと共にレコーディングスタジオもある。決して"受刑者"としてでなく"生徒"として在監者に差し向ける刑務所内音楽教師がピアノ、ギター、ボンゴ等々で彼らの担当を手掛ける。ハルデンの守衛合唱団の3人の仲間がこのほどノルウェー版アメリカンアイドルを張り合った。今年もっと後で、在監者主演の刑務所初のミュージカルをプロデュースするのを彼らは期待する。


刑務所の中庭
単調な感じを最小限に抑えて、ある建築家の科白では「在監者に四季折々を見物させる」ように外回りを取り巻く高さ20フィートの防護壁を隠すためハルデンの建築家は75エーカーの敷地全体に樹を保存した。ベンチと石のチェス盤がここのジョギングコースに点在する。
 
色彩を派手に使う
色とりどりで刺激するさまざまなムードを創造するためにハルデンは18の異なるカラーを駆使するインテリアデザイナーを雇った。在監者が一晩家族をもてなせる寝室2つのゲストハウスには燃えるような赤で塗った夫婦の部屋が組み込まれる。

オープンワイド
ノルウェーの受刑者は自由に対する権利をなくすが、健康管理のような国のサービスはなくさない。歯科医、医者、看護師、図書館員ですら地元自治体に協調する、そして標準以下の刑務所の水準を発展途上から未然に防ぐ。サイトでハルデンは小さな病院とこの最新の技術を結集した歯科医の診療室を自慢する。

ビレッジの住民
在監者がおきまりの日常を延長して束縛の単調を減らすのを手伝うために、デザイナーらはハルデンの衣食舎営、作業領域、活動センターを刑務所敷地中に広げる。ここの厨房ラボで在監者は栄養と料理の基本を身につける。最近の午後、手作りのオレンジシャーベットとトロピカルフルーツのスライスが食卓に並んだ。仕出し屋やシェフやウェイターとしてキャリアを仕込んでくれるコースを受刑者は受けられる。

(引用元:TIME)
http://www.time.com/time/photogallery/0,29307,1989083_2137368,00.html
画像はどれもクリックすると拡大版で見ることができる

2011/07/27

"27 club" 殿堂入り

オスロテロの翌日(7月23日)エイミー・ワインハウスが死んでいた



◇娘へのエモーショナルな別れの言葉
「グッドナイト マイ エンジェル スリープ タイト(さようなら、わたしの天使 ぐっすりと眠るんだよ」ーーMitch Winehouse

(引用元:デイリーメール紙)

http://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-2018929/Amy-Winehouse-dead-Father-Mitch-says-emotional-goodbye-funeral.html#ixzz1THXw6srQ

「彼女の私生活はいくらか収拾のつかない状態だった」ーーBBCのDavid Sillito
http://www.bbc.co.uk/news/uk-14262237

◇エイミー・ワインハウス27歳がロンドンの自宅アパートで死体で発見される、彼女はドラッグの過剰摂取を疑われていた

エイミー・ワインハウス: "27クラブ"の最新メンバー 

シンガーの年齢27歳の不運な死は、やはり同年齢で死んでいる有名なミュージシャンの殿堂に彼女を入れる。

エイミーはこの度、当然、"Forever 27(いつまでも27歳)"でも知られた札付きの"27 Club"のメンバーになる。それは全員が名声を処すためもがく間に27歳で死んだミュージシャン仲間のことだ。

▽クラブの顔ぶれ:カート・コバーン、ジミー・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン

1994年、ヘロインとバリウムで興奮して自分に銃を向けたニルバーナのリードシンガー、カート・コバーンは最も直近の殉難者だった。

数十年早くには、ジミヘン、ジャニス、ジム・モリソン、ブライアン・ジョーンズとみんな27歳で死んだ。

ローリングストーンズのブライアン・ジョーンズは1969年、スイミングプールでおぼれ死んだ。ジミヘンはワインに睡眠薬を混ぜたあと1970年に窒息死した。ジャニスは同年、疑惑のヘロイン過剰摂取で逝った。

ドアーズのスター、ジム・モリソンは1971年に心臓麻痺で死んだ。

(引用元:デイリーメール紙 23 July 2011)
http://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-2018020/Amy-Winehouse-dead--Found-dead-London-flat.html

2011/07/26

"やらせ"と"物忘れ"だらけ


今朝のムッとするニュース

◇エネ庁が原発記事を監視 11年度はツイッター対象

経済産業省資源エネルギー庁が2008年度から報道機関の原発関連の記事を監視する事業を行っていたことが26日までに分かった。本年度は東京電力福島第1原発事故を受け、「ツイッター」やブログなどのインターネット情報を監視するための補正予算を計上している。

08~10年度に実施されたのは「原子力施設立地推進調整事業(即応型情報提供事業)」。計約4千万円で外部委託し、電力会社幹部が理事などを務める団体が受注してきた。(共同)

(引用元:東京新聞 2011年7月26日)
 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011072601000019.html

◇今夏の電力供給:揚水発電、2割過小評価

揚水発電の設備容量と供給力

経済産業省がまとめた今夏の電力需給見通しで、電力7社が水力発電の一種である揚水発電による電力供給力を発電能力を示す設備容量より約2割 (535万キロワット)少なく見積もっていたことが25日分かった。原発停止による電力不足で需給見通しに注目が集まる中、専門家からは「供給力を低く見積もる根拠を示すべきだ」との指摘も出ている。

揚水発電は、水力発電所の下流と上流に貯水池を造り、夜間に余っている電力を使って下流から上流に水をくみ上げ、日中の電力需要のピーク時間帯に放水する仕組み。

電力需給見通しは9電力会社の報告を基に経産省がまとめた。9社が公表した設備容量は計2621万キロワットだが、需給見通しは今年8月の供給力を2割少ない2086万キロワットと設定。最も差がある東京電力は設備容量1050万キロワットに対し、供給力は約3割少ない700万キロワットにとどまる。関西電力も設備容量506万キロワットに対し、供給力は449万キロワットと1割程度少ない。

東電は毎日新聞の取材に「夜間のくみ上げ量に限界があるため」と説明している。

ただ、専門家によると、揚水発電は一般の水力発電に比べ雨量に左右されないため、設備容量通りの供給力を発揮しやすい。さらに、原発が停止しても、夜間の余剰電力は原発以外の発電で代替できる。経産省の需給見通しで九州電力と北陸電力は供給力と設備容量が一致している。

(引用元:毎日新聞 2011年7月26日)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110726k0000m020171000c.html

◇玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の再稼働を巡る「やらせメール」問題を受け、九州電力が過去に国や佐賀県などが主催した原発関係の6件の住民説明会やシンポジウムなどで、毎回、社員や関連会社員ら数百人に参加を呼びかけていたことが25日、九電の内部調査でわかった。

会場までバスで送迎したり、社員に休暇を取らせて参加させたりしていた。九電は組織的な動員が常態化していたことを認め、29日に経済産業省に報告する方針。

調査結果によると、動員が明らかになったのは、〈1〉玄海原発3号機へのプルサーマル発電導入に関する公開討論会やシンポジウムの3件(2005 年2月~同12月)〈2〉川内原発(鹿児島県薩摩川内市)3号機増設に関する公開ヒアリングなど3件(09年1月~10年5月)。

九電は、社員や関連会社員、協力会社員らに口頭や文書の回覧、電子メールなどで周知し、参加を要請していた。会社ごとに参加人数を割り振り、動員を呼びかけた数は毎回数百人規模に上ったという。いずれも原子力部門の上層部の指示によるものとみられる。

(引用元:読売新聞 2011年7月26日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110726-OYT1T00042.htm?from=main1
新聞やNHKの世論調査の結果、あれも「やらせ」かいな?!

トップの写真はノルウェーの犠牲者を追悼するオスロの大集会
http://www.bbc.co.uk/news/

下の写真は25日、8週間の再拘留で送還されたあとに裁判所から出るブレイビク
(Photograph: Jon-Are Berg-Jacobsen/AFP/Getty Images)


身柄拘束の延長を審議する法廷で挑戦的なアンネシュ・ブレイビクはもっと多くが死ぬと被告席から得意そうに話す
(引用元:ガーディアン紙 25 July 2011)
http://www.guardian.co.uk/world/2011/jul/25/anders-behring-breivik-terror-cells

◇76人(オスロ警察が死者の数を修正)の犠牲者を出したノルウェーでの爆弾、銃乱射テロの犯行を認めているアンネシュ・ブレイビク容疑者は25日、オスロ地方裁判所での審理で自分が「欧州全域に下部組織」を持つある組織の一員だと述べた。ただ、同容疑者はテロの罪は認めなかった。

非公開での審理を担当した裁判官は審理後に同容疑者が「イスラムの支配」から欧州を守るとともに、強力なメッセージを送りたかったと述べたことを明らかにした。

同裁判官は通訳を通じて、同容疑者は罪を認めなかったものの、22日午後にオスロ市内で8人が死亡、30人が負傷した爆弾攻撃を行ったことを認めた。また、ウトヤ島で若者を中心に68人が死亡し、多くの負傷者を出した銃乱射テロを行ったことも認めた。

また、ブレイビク容疑者が、二つのセル(下部組織)に所属する共犯者がいたと語っていることを明らかにした。容疑者の弁護士は「供述の信ぴょう性を判断するのは不可能だ」としている。容疑者は当初、1人で攻撃したと述べていた。

同容疑者はこの日の審理で、攻撃は政治的動機によるものだとし、与党・労働党がノルウェーに多様な文化を拡げようとしているとし、同党にはノルウェーでの「イスラム支配」の責任があると強調した。また、同党とその党員に最大限の損失を与え、明確なシグナルを送ろうとしたと述べた。同容疑者は、ウトヤ島で開かれていた同党青年部の年次大会を襲撃の場に選んだ。できるだけ多くの人を殺すことを狙ったわけではないが、労働党への将来の加入を阻止したかったとしている。

政治的に過激な行動がほとんど見られないスカンジナビア諸国は、ノルウェーでの戦後最悪の事件となった今回のテロにショックを受けている。ブレイビク容疑者は、犯行直前にネット上で公開した声明で、法廷を劇場に変えることを計画。犯行前から法廷での発言の準備をしていた。

ノルウェーのメディアによると、同容疑者が審理を自分の主張を広めるための場にしてしまう恐れがあったため、警察は裁判所に対して非公開とするよう求めたという。

(引用元:ウォールストリートジャーナル日本語版)
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_279387

2011/07/24

寛容な社会を憎悪


労働党(ノルウェー与党)集会が開催されるウトヤ島で警察官のふりをして呼び集めた少年少女に向かって銃を乱射した恐怖のキリスト教原理主義者は犯行前にYouTubeに動画と声明を出していた
またこの不寛容男は、日本や韓国を反移民、非多文化社会の模範のように讃えていたという

◇アンネシュ・ブレイビク32歳は攻撃前に長いマニフェストと彼が実行しようとしていた攻撃を記述するビデオをインターネット上に公開。ビデオと文書の両方は明らかに7月22日金曜にオンライン公開されている。

マルクス主義者狩りをする人

彼はまた、非常に極端な政治的見解を説明した1500ページの原稿を公開している。さらに、攻撃を実施する方法も詳細に説明する。攻撃で使用される機器の種類から自動車爆弾の使用に至るまで。

アンネシュ・ブレイビクはテンプル騎士団、フリーメーソンのメンバー。現在、彼はフリーメーソンの序列から除外される。

準備期間80日

豊富な材料で著者は行動計画、そして爆弾の製造を詳述。準備に彼がどのようにトータルで80日間を過ごしたか、彼は30日未満でそのプロセスを完了していたと後でわかる。

(引用元:ノルウェーTV2)
http://www.tv2.no/nyheter/innenriks/gjerningsmannen-la-ut-video-og-manifest-paa-nettet-3545104.html

上の写真はSkjermdump Youtube

◇ノルウェーの首都オスロ郊外のウトヤ島で起きた銃乱射事件から一夜明けた23日、警察はノルウェー人のアンネシュ・ブレイビク容疑者を訴追、極右組織とのつながりなど思想的な背景や犯行の動機など本格的な取り調べを始めた。警察はオスロ中心部の爆弾テロにも同容疑者が関与したと判断しており、乱射事件による死者は85人に増え、爆弾テロの死者7人と合わせ計92人が犠牲になった。
 
ロイター通信によると、ブレイビク容疑者は移民制限を主張する進歩党の元党員だったという。警察は「極右組織と関係があるキリスト教原理主義者」と指摘。同容疑者はオスロで爆弾テロを起こし約2時間後に警官の服を着てウトヤ島に上陸。与党・労働党の青年部集会に参加していた少年少女らを集め、約30分にわたって自動小銃を乱射した。

乱射事件には二人が関与したとの目撃証言があり、警察は共犯者の有無を捜査中だ。

同容疑者はネット上の交流サイト「フェイスブック」などを利用し、自らを「保守主義者」などと紹介。警察は「イスラム教には反感があるようだ」としている。

欧州では極右が主張する移民排斥の運動が高まっている。ノルウェーで極右台頭が現実になれば、国民の豊かさ指数世界一の座が脅かされかねない。

ウトヤ島の集会に出席する予定だったストルテンベルグ首相は「悪夢であり、国家的な悲劇だ。しかし、われわれの民主主義などの理念を壊すことはできない」と述べ、国民に対し真相究明に向けて全力を尽くすことを表明した。

警察は22日夜、オスロ市内の同容疑者のアパートを家宅捜索。地元メディアによると、爆弾の材料になる約6トンの化学肥料を購入していたという。

(引用元:東京新聞 2011年7月24日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011072402000041.html

◇犯行は「必要だった」 容疑者、弁護士に語る

ノルウェー連続テロのアンネシュ・ブレイビク容疑者の弁護士は23日夜、同国のテレビに対し、ブレイビク容疑者が事件について「必要なものだった」と述べたことを明らかにした。
弁護士は「彼は連続テロの行動は残忍だと認識しているが、これは必要なものだと考えていると話した」と語った。同容疑者は25日、裁判所で審理に臨むが、この場で自分の考えを説明してもよいと言っているという。

(引用元:時事通信 2011年7月24日)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011072400026

◇クローズアップ2011:ノルウェー連続テロ 「寛容な社会」憎悪か

容疑者は極右青年 イスラム批判、ネットに投稿

「平和の国」ノルウェーを襲った22日の連続テロ事件は、当初はイスラム過激派の犯行を疑う見方もあった。だが、逮捕されたのは逆に欧州で増加するイスラム系移民に反発する極右思想の青年だった。事件の動機と背景を探った。

インターネットへの投稿や地元メディアの報道から浮かび上がる人物像は、移民に寛容な北欧型の「開かれた社会」に反発を増幅させていった姿だ。自らを「愛国主義者」などと評し、その言動には自己陶酔の世界さえ垣間見える。

「信念ある1人の人間は(自らの)利益しか考えない10万人分もの力に値する」。ブレイビク容疑者がツイッターに18日残した犯行予告とも読めるつぶやきは、19世紀の英国人哲学者ジョン・スチュワート・ミルの名言をまねたものだった。

地元紙ベルデンスガングが伝えた友人の証言によれば、ブレイビク容疑者は20代後半から極右思想に染まっていった。政治問題に強い関心を示し、イスラム批判のインターネットサイトに熱心に投稿しては「現在の政策は社会主義と資本主義の争いではなく、愛国主義と国際主義の戦いだ」などと主張していた。投稿の一つでは、日本と韓国について「多文化主義を拒否している国」と言及。日本などを反移民、非多文化社会の模範のようにたたえていた。

オスロの首相府近くでの爆弾テロと、与党・労働党の青少年キャンプでの銃乱射の共通点は、ストルテンベルグ首相が率いる中道左派の労働党だ。ブレイビク容疑者の思考形態から見て、「左派=移民に寛容」の一点から将来の労働党指導者候補の若者らを憎悪し、標的とした可能性は排除できない。

ブレイビク容疑者に事件以前、目立った右翼活動の記録はないという。拳銃やライフル、ショットガンは合法的に所持していた。菜園を営んでいたとの情報があり、09年に肥料会社を設立したという経歴から、爆薬に使える化学肥料の知識があったとの指摘も出ている。

ノルウェーでは80~90年代にネオナチが社会問題化したが、近年は沈静化している。極右勢力は細分化しているとされるが、「反イスラム、移民排斥」では結束する。ブレイビク容疑者も投稿の中で「穏健なイスラム」という表現に反論し、「(彼らも)排除された瞬間に過激化する」と憎悪をあらわにしていた。捜査当局者は容疑者を「キリスト教原理主義者」と呼んでいる。

ストルテンベルグ首相は23日の会見で「他国に比べ、ノルウェーの極右過激派の問題は大きくはない」と述べ、連続テロが、「開かれた社会」を自任してきたノルウェーの意表をついた事件だったことを言外ににじませた。

移民排斥論、欧州で台頭

欧州諸国では近年、長引く経済の低迷で社会や政治が右傾化している。背景にあるのは、移民排斥の思想だ。移民は70年代、発展を支える「労働力」として歓迎された。だが、経済が失速すると、安い賃金で働く移民は欧州の白人の職を奪う「重荷」に変貌した。極右勢力が唱える移民排斥は失業にあえぐ市民の不満の受け皿にもなっている。

欧州連合(EU)の統計によると全加盟27カ国で08年、中東やアフリカ系など計380万人の移民を受け入れた。この流入が加盟国の人口増につながり、労働力人口を支えた。欧州社会の発展・維持に移民は「不可欠」だ。

問題は、欧州が移民をいわば「出稼ぎ労働者」として受け入れてきたことだ。だが、移民は生活の場を欧州に移して定住するようになった。母国から家族を呼び寄せ、独自のコミュニティーを形成するに連れて文化的、宗教的な摩擦が顕在化。経済の悪化やイスラム過激派によるテロなどが追い打ちをかけ、キリスト教を伝統とする欧州社会とイスラム系移民の摩擦や移民排斥論に結びついた。

反移民のうねりは「寛容」が伝統の北欧とて例外ではない。4月のフィンランド総選挙では民族主義政党が議席を6倍に増やした。キャメロン英首相やメルケル独首相も最近、自国の多文化主義を「失敗」と言及した。

また、オランダでは6月末、動物愛護を名目に、食肉処理する家畜を事前に失神させることを義務付ける法案が賛成多数で下院を通過した。イスラム教やユダヤ教では、意識のある家畜を処理しなければならず、「移民排斥につながる」と両教徒は反発している。

ノルウェーの1人あたり国民総所得(10年)8万5380ドルは世界4位。ノーベル平和賞を選ぶ委員会はノルウェー議会が任命する。09年はソマリアなどから欧州で3番目に多い1万7200件の難民申請があった。

▽欧州のイスラムをめぐる動き
04年3月:マドリードの列車同時爆破テロで約190人死亡
   9月:フランスの小中高校でイスラム教徒のスカーフ着用禁止
  11月:オランダでイスラム原理主義に批判的な映画監督殺害
05年7月:ロンドンで地下鉄・バス同時多発テロ。56人以上が死亡
   9月:デンマーク紙がムハンマドの風刺漫画を掲載
06年8月:英国で米国行き旅客機の爆破未遂容疑で21人逮捕
07年9月:爆弾テロ計画容疑でドイツがイスラム過激派3人を逮捕
09年11月:スイス国民投票でイスラム礼拝所の尖塔の新設禁止可決
10年9月:スウェーデン国会に移民排斥を掲げる極右政党が初議席
  10月:仏でブルカ着用の全面禁止法が成立
  12月:スウェーデン・ストックホルムの商業施設で自爆テロ
11年7月:ノルウェーで連続テロ

(引用元:毎日新聞 2011年7月24日)
http://mainichi.jp/select/world/news/20110724ddm003030085000c.html

2011/07/22

パレスチナ人と一致団結


9月の国連でパレスチナの加盟国の地位とパレスチナの国家としての地位を承認してもらうパレスチナの取り組みを擁護するため"CODEPINK"から請願署名がまわってきた

◇とりかかろう:国連安全保障理事会でパレスチナの地位を拒否するでないとアメリカに聞かせよう

親愛なるヴァーモス、

この前の金曜日、推定2000人のパレスチナ人とイスラエル人が、国連がこの秋顔を合わせるに際して国連の一員たることや追加の国家の地位の承認を獲得するためのパレスチナの奔走を擁護してエルサレムの中心地区を一緒に行進しました。イスラエルの軍事占領、アパルトヘイト(パレスチナ人隔離)、植民地化を離れる将来を心に描いてこの抗議者たちは、「私たちは解放を求めて共に行進する 」、「パレスチナ人と一致団結」を表明するプラカード持って行きました。彼らの行く手をふさぐのは誰か?私たちの政府(アメリカ)です。アメリカ合衆国は安全保障理事会に対するパレスチナの出願を差し止めるかも知れませんし、来週月曜7月25日早々に安全保障理事会でパレスチナの地位を討議することもあり得ます。そのため私たちは拒否するでないとのはっきりしたメッセージを敢えてアメリカ政府に届ける必要があります。アメリカ国務省と国連大使スーザン・ライスに対するこの重要な請願書に署名することで今日私たちに協力してくれますか?

署名はこちらからできます↓
http://www.change.org/petitions/dont-set-a-timetable-on-anothers-freedom

署名はしましたが、もうひとつ気になっていたことが...
ギリシャの港に停泊して封鎖突破のためガザへ行こうとしていた国際的な活動家を乗せた小型船団はどうなったか?
19日、やはりイスラエル軍は地中海の公海上で、ただ一隻ガザに向けて出航したフランス船を強制的に止めて活動家と船を拿捕、イスラエルのアシュドッド港に牽引していた
以下、これ関連のニュースからーー。

◇6月下旬からギリシャに停泊し、ガザ入りを目指していた支援船団の一部で、他の約10隻はギリシャ当局に出航を禁じられた。
船にはフランスの親パレスチナ活動家らが乗り組んでいた。支援物資をほとんど積まず、封鎖突破という「政治的成果」を目指していた。目的地をエジプトとしてギリシャの港を出た後、進路をガザに変更した。(共同)

◇パレスチナ自治区のガザを目指し、封鎖海域の突破を図っていたパレスチナ支援船が、活動家やジャーナリストを乗せたまま19日、イスラエル軍によりだ捕されました。
中東の衛星メディア・アルジャジーラなどによると、だ捕されたガザ支援船はフランス船籍の船「アル・カラマ」号で、17人の親パレスチナ活動家やジャーナリストが乗っています。
イスラエルによるガザ封鎖に反対の意志を示すため、境界の突破を図っていましたが19日、イスラエル海軍に乗り込まれ、だ捕されました。現在、アル・カラマ号は海軍と共にイスラエルのアシュドット港に向かっているということです。
ガザ支援船を巡っては去年5月にトルコ人の活動家らが乗った船がイスラエル軍に攻撃されて9人が死亡する事態となり、国際問題化していました。今回は衝突は起きておらず、けが人などもないということですが、親パレスチナ活動家らのイスラエルに対する反発はさらに高まりそうです。
(引用元:TBSニュース 2011年7月19日)
http://news.tbs.co.jp/20110719/newseye/tbs_newseye4780234.html

◇フランスの小型船は今月16日にギリシャを出発し、ガザ地区に向かっていましたが、19日、ガザ地区沖合いの地中海で海上封鎖を続けるイスラエル軍の艦船3隻に囲まれ、乗り込んできた兵士らによって拿捕され、イスラエル南部の港にえい航されました。イスラエル軍によると、活動家らは抵抗しなかったということで、けが人はありませんでした。イスラエルによる海上封鎖を巡っては、去年5月、ガザ地区に向かっていた支援船6 隻がイスラエル軍に拿捕され、その際、衝突で活動家など9人が死亡しました。国際的な批判が高まり、ガザ地区への封鎖が一部、緩和されたことを受けて今回、活動家らがおよそ10隻の支援船をガザ地区に派遣しようとしたものですが、停泊していたギリシャの当局から出航を認められず、1隻だけがガザ地区に向かっていました。

(引用元:NHKニュース 2011年7月20日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110720/t10014319211000.html

◇イスラエルが拘留した小型船団の乗客らを国外退去させる

海上で拿捕されたあと、ガザ行きの国際援助小型船団に加わる最後の船の乗客らはイスラエルから国外追放の状態にされる。フランスの船Dignité-Al Karamaの乗客と乗組員はイスラエルが船を力ずくで接収してアシュドッド港に牽引したとき、少しも抵抗しなかった。イスラエルの海軍司令官は活動家が平和的だったのを認めたが、ガザ包囲を守った。
イスラエル海軍少将Rani Ben Yehuda:「本船にひとつも武器がないのを我々は理解している、だが海軍のセキュリティ封鎖が破られでもしたら、この航路はガザに武器をこっそり持ち込むのに使われるのを我々は確信している。」
船客はまだ港で拘留されたままで、支援者らは解放を要求している。
(引用元:デモクラシーナウ!ヘッドライン 20 July 2011)
http://www.democracynow.org/2011/7/20/headlines

◇イスラエル海軍、人権団体の監視船を攻撃

イスラエルの巡洋艦が、ガザ領海で国際人権活動家の監視船「オリヴィア号」を攻撃し、乗船していたプレスTVの記者が負傷しました。
プレスTVが伝えたところでは、パレスチナ人漁師の権利を監視している監視船「オリヴィア号」のNGO平和活動家は、17日日曜まで4日連続でイスラエル軍の艦船に攻撃されました。
乗船していたプレスTVの記者たちは、パレスチナ人漁師に対するイスラエルの新たな措置と人権監視家の活動の様子を撮影していました。
イスラエルの艦船はここ数日、銃器、放水機によって、漁師たちや国際人権活動家たちを標的にしていました。
オリヴィア号の乗組員は、先週木曜にもイスラエルの攻撃を受けていました。
パレスチナ人漁師はガザの国境地帯の農民のようにイスラエルの攻撃を受けており、漁業領域でもイスラエルによって制限を受け、漁を許可されるのは3マイルの領域です。イスラエルのこの措置により、パレスチナ人漁師らの多くが家族の生活必需品を確保できないでいます。
(引用元:イランラジオ日本語版 2011年7月18日)
http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=19659:2011-07-18-14-16-20&catid=17:2010-09-21-04-36-53&Itemid=116
写真はイスラエル海軍によって放水される船
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2011/07/20

原発事故はPRの好機


◇原発推進へ"指南書" 91年に旧科技庁が作成委託 世論対策も詳細に

九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開をめぐる九電の「やらせメール」問題は、意見投稿の例文集を取引先に渡すなど、電力会社による世論操作の実態を白日の下にさらしたが、原発にからむ世論対策は今に始まったことではない。チェルノブイリ原発事故後、旧科学技術庁(現文部科学省)が原発推進のため、政府機関や電力会社向けに“指南書”を作成していた。そこには、国民や報道機関、教育現場に原発の必要性を浸透させるための具体策が列挙されている。

“指南書”は、文科省と経済産業省所管の日本原子力文化振興財団が科技庁の委託で1991年にまとめた報告書「原子力PA方策の考え方」。PA(パブリック・アクセプタンス)とは「社会的合意形成」の意味で、財団によると、文書の配布先は不明だが、「チェルノブイリ事故を受け、どんな広報が必要かを検討するために作ったのでは」(横手光洋専務理事)という。

報告書の記述を転載した隔月刊誌「放送レポート146号」(1997年発行)によると、新聞社の論説委員、電気事業連合会や原発プラントメーカーの広報担当者などでつくる委員会の議論を集約した内容で、科技庁の官僚もオブザーバー参加。(1)市民対応(2)マスコミ対応(3)タイミング(4)学校教育ーーといった論点について、国や電力会社の広報のポイントと手法を提言している。

原発の必要性をどうアピールするかでは「原子力による電力が『すでに全電力の3分の1も賄っているのなら、もう仕方がない』と大方は思うだろう」と記述。主婦層に対しては「現在の生活レベル維持の可否が切り口となろう」「自分の周りに原発がなければ、他人事 (たにんごと)としか受け取っていない」などと説く。

中学校の教科書での原子力エネルギーの取り上げ方を「原発や放射線は危険で、できることなら存在してもらいたくないといった感じが表れている。書き手が自信がなく腰の引けた状態で書いている」と指摘。「これではだめだ。厳しくチェックし、文部省(当時)の検定に反映させるべきだ」と踏み込んでいる。

報道機関への対応の助言も具体的だ。「スポークスマン(役人を含む)を養成する。新聞記者が積極的に彼の意見を求め、記事に引用するようになる。一種のマスコミ操作法だが、合法的世論操作だ」と指摘した。

報告書について、財団の横手専務理事は取材に「一部、不適切な表現がある部分は反省しなければならない」とした上で「広報戦略を立てること自体はどこでもやっていることで問題はない」と話した。九州電力は「報告書は社内に現存せず、受け取ったかどうかも分からない」(広報部)としている。

△情報公開の視点ない 福島第1原発事故「事故調査・検証委員会」の委員を務める吉岡斉(ひとし)・九州大副学長(科学技術史)の話

原発推進の思想を注入することを重視した放言集のような印象だ。ここに書かれた大衆扇動のテクニックは事実上、最近まで実践されてきた。正確な知識の啓発活動は必要だが、それには原発のリスクを含めた情報公開や市民との対話が不可欠だ。その視点が抜け落ちている。

▽九電が手渡した意見投稿「例文集」(原文)

(1)将来的には再生可能エネルギーへ転換していくことが望ましいかもしれませんが、現段階においては、安全対策を講じながら原子力発電を運転していくことが必要であると考えます。そのことが九州経済、ひいては日本の経済維持発展に大きく寄与するものと考えます。日本全体のことを考え、九州を含む西日本が元気を出して、生産や経済を回さなければならない中、電力不足は絶対にあってはならないことです。発電所の安全対策を強化し、徹底した監視のもと、早く(九州の)原子力発電を再開すべきと強く要求致します。
(2)電力が不足していては、今までのような文化的生活が営めないですし、夏の 「熱中症」も大変に心配であります。犠牲になるのは、弱者である子供や年配者の方であり、そのような事態を防ぐためにも、原子力の運転再開は絶対に必要であると思います。併せて電力会社の方には、万全な安全対策をくれぐれもお願い致します。
(3)太陽光や風力発電を否定するわけではなく、推進することも必要であると考えております。しかし太陽光や風力発電は天候に大きく左右され、利用率が大変に低いと聞いております。また、火力や原子力発電に比べて広大な面積が必要になるなど、現在の技術面・コスト面から考えますと、補助的な電源にはなっても、代替の電源と成り得ることは到底無理であると思います。よって、当面は原子力発電に頼らざるを得ないと思います。
(4)科学的データに基づいて、今回の福島原発事故の事象の要因は津波であるとの国からの説明がありました。各電力会社では「緊急安全対策」に加え「シビアアクシデント対策」を実施しているとの新聞報道がありましたが、安全対策については十分に実施されており、発電を再開することについて全く問題はないと思います。国も「発電再開しても問題ない」と示しているにも関わらず、何故発電再開が出来ないのでしょうか。
(5)テレビにて「夏の電力供給力の見通し」の放送があり、電力供給の予備力が約3%しかないとのことでありました。もしも、現在稼働中の火力発電所でのトラブルや、全国的な猛暑などが続いた場合は、電力が不足し最悪の場合は停電が懸念されます。東京電力のお客さまは、計画停電の実施により大混乱を招いたと聞いておりますが、そういう事態を招かないためにも、一日も早い原子力発電の再開を強く望んでおります。
(6)トヨタ自動車の豊田章男社長より、電力不足の広がりに対して「日本での物づくりは、限界を超えた」との記者団への発言がありましたが、電力不足が国内産業(生産)の空洞化に益々拍車をかけることが懸念されます。代替電源が直ちに準備できない現状では、原子力発電の再開は不可欠なものであります。

(西日本新聞 2011年7月20日)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/254309
おやじ層にすり込むのは効果大だとある通り、推進思想の注入は成功してきている
九電のやらせメールの例文も、TVとかでおやじ層がよくコメントすることだ
朝日新聞の連載「原発国家」もまた、おもしろい 中曽根康弘の長期的国策
 第1回「原子力、米国を追いかけて 中曽根康弘編1」(7月17日)
 第2回「大衆の懐柔に奔走 中曽根康弘編2」(7月18日)
 第3回「カネで推進、転換点 中曽根康弘編3」(7月19日)
 第4回「安全論議を避け同日選に大勝 中曽根康弘編4」(7月20日)

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2011/07/19

タブロイド紙のスキャンダル


事件はウォーターゲートばりのスキャンダルとも言われる
ショーン・ホアがたれ込まなければ明るみに出なかったかもしれない 
事件の影響力から言って 彼が殺されていても不思議はなかった 
死因はアルコールでもドラッグでも なんとでも... 
すでに近所の人の話として出てきているが 真相はわからない

◇盗聴告発の元記者が死亡 警察「事件性ない」

10日廃刊した英日曜大衆紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドの記者らによる盗聴事件で、盗聴が広範囲にわたって行われていたと告発した同紙元記者のショーン・ホアが18日、英南東部ワトフォードの自宅で死亡しているのが見つかった。英メディアが同日報じた。
 
ワトフォードのあるハートフォードシャー州の警察当局は、死因は不明だが事件性はないとの見方を示した上で、調べを進めているとした。

メディア王のルパート・マードック氏率いる米ニューズ・コープ傘下のワールド紙で芸能記者を務めていたホアは、米紙ニューヨーク・タイムズに盗聴を告発した。

また、事件に関与したとして逮捕されたワールド紙元編集長のアンディ・クルソン容疑者から盗聴をするよう指図を受けたと英BBC放送にも語っていた。

英メディアの報道によると、ホアはアルコールや薬物問題を理由に解雇されたという。

(引用元:ロイター 2011年7月18日)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-22251720110719

◇米ニューズコーポレーションの英子会社ニューズインターナショナルをめぐるスキャンダル拡大を受け、キャメロン英首相は18日、廃刊に追い込まれた英ニューズ・オブ・ザ・ワールドのアンディ・クルソン元編集長を自身の報道官に起用したことを弁明し火消しに努めた。

ニューズ・オブ・ザ・ワールドの盗聴事件をめぐっては、17日にロンドン警視庁のトップ、ポール・スティーブンソン警視総監が同紙元副編集長をメディア顧問として雇っていたなどの責任をとって辞任。またニューズインターナショナルのレベッカ・ブルックス最高経営責任者(CEO)も同日逮捕され、キャメロン首相の進退をめぐり、一段と圧力が高まっている。ロンドン警察のテロ対策部門責任者、ジョン・イェーツ氏も18日辞意を明らかにした。

キャメロン首相は訪問先のプレトリアで開いた記者会見で「アンディ・クルソンについては、彼が政府で行った仕事について、誰も不適切もしくは悪かったと主張していない。彼は政府でよく働き、その後に政府を去った」と述べ、同氏を側近として起用したことについて弁明した。

また「捜査が適切に行われていたかどうか問題視されているロンドン警察の状況とは大きな違いがある」として、「ロンドン警視庁と政府の置かれた状況は大きく異なる」と主張した。

スティーブンソン警視総監は、ニューズ・オブ・ザ・ワールドのニール・ウォリス元副編集長をメディア顧問に起用したことについて、キャメロン首相によるクルソン元編集長の側近起用と対比し、キャメロン首相を暗に批判していた。

スティーブンソン警視総監は、ウォリス元副編集長は採用当時、スキャンダルに関与していなかったと説明している。

前週逮捕されたウォリス元副編集長は、盗聴やわいろの疑いで捜査を受けているジャーナリスト10人のうちの1人。

電話盗聴が横行しているとの疑いが持たれていたにもかかわらず、ロンドン警察が数年にわたり対応を拒否していたとして、英国民の間ではロンドン警察に対する批判が高まっていた。

キャメロン首相は、アフリカ外遊を急きょ繰り上げて帰国するとともに、議会の休会入りを遅らせ、20日にも議会で事件について対応する方針。

(引用元:ロイター 2011年7月18日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110719-00000472-reu-int

◇英日曜紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドによる盗聴事件を捜査している警察当局は17日、盗聴や警察官への贈賄に関する容疑で、同紙発行元の英メディア大手ニューズ・インターナショナル社の前最高経営責任者(CEO)レベッカ・ブルックス容疑者(43)を逮捕した。英メディアが伝えた。

ブルックス容疑者は同社を傘下に置く米ニューズコーポレーションのルパート・マードック会長(80)の側近。事件の中心人物として注目されていたが、盗聴への関与は一貫して否定。マードック氏も同容疑者を擁護していたが、15日にCEOを辞任した。19日に英下院の文化メディア・スポー ツ委員会でマードック氏らと共に証人喚問される予定。

◇英日曜大衆紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドによる電話盗聴事件をめぐり、同紙との癒着が指摘されているロンドン警視庁の幹部2人が辞任に追い込まれた。

警視総監のポール・スティーブンソン氏は17日に辞任。同氏は、盗聴事件で逮捕されたワールド紙元副編集長をロンドン警視庁で広報官として雇用していたことなどをめぐり批判にさらされていた。また、2009年にワールド紙盗聴事件の再捜査の必要性を否定していたジョン・イェーツ警視監も18日に辞任した。

(引用元:AFP 2011年7月19日)
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2814062/7520970 

△19日には議会が「メディア王」ルパート・マードック氏らを証人喚問するため、現地では、問題が明らかになる前に辞めたとの見方が広がっている。
スティーブンソン警視総監をめぐっては、逮捕された同紙元副編集長が広報コンサルタントを務める高級保養施設から長期滞在の招待を受けるなどの個人的な関係が問題視されていた。また警視庁は元副編集長が同紙退職後、警察の顧問として雇っており、癒着との批判が出ていた。

(時事通信 2011年7月19日)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011071800104

◇ニューズ・オブ・ザ・ワールド電話不正アクセスの告発者が死体で発見される

ショーン・ホアの隣人らは、午前11時すぐ前に3台のパトカーと救急車2台が所有地に到着したと言う。彼らは4時間ぐらい後の午後3時頃に出て行った、まもなくして、いたみ悲しむ身内と思われる男性と女性が敷地内に到着した。そもそも数時間のあいだ現場にひとりの警察官の立ち会いもなかった。

新築の共同住宅棟の一階アパートメントにはカーテンが引かれていた。

ホアが死体で発見されたのをガーディアン紙が明らかにして3時間後の午後9時15分ごろ、"科学勤務部署"とある警察のワゴン車がすでにパトカーが駐車する住所に止まった。証拠品袋、クリップボード、カンテラ、ノートパソコンの書類かばんを持ち歩く警官2人が現れて建物の中へ入った。カメラを持ち歩き白い法廷着を着用する3人の警官が午後9時半ごろ共同住宅に入った。

ホアは40代半ばだった。ニュース・オブ・ザ・ワールドの申し立てられる電話盗聴に従事するニューヨークタイムズ紙の調査の中で彼は初めて意見を述べた。彼は、クルソンが不正アクセス(盗聴)のことを知っていたばかりでなく、彼のスタッフに独占記事を求めてセレブの通話を傍受するように積極的に励ましたと新聞に申し述べた。

かつてはクルソンの親しい友達だったとホアは言って、二人が最初サン紙で一緒に働いたとニューヨークタイムズ紙に話した、そのサン紙でクルソンのために不法侵入した伝言の録音したものを記事に掲載したとホアは言う。ニュース・オブ・ザ・ワールドで彼は自分の奔走からクルソンに情報を流し続けたとホアは言う。彼は「やれと私に積極的に勧めた」とホアは言った。保守党の元報道官(クルソン)が新聞の編集長だった時に電話に侵入しろと彼に頼んだとの申し出をめぐって、昨年9月、彼は警戒を要する人物の事情の元に警察によって尋問された、けれどもどんなコメントもするのを断った。

警察官への報酬と引き替えに、彼らの移動電話通信を用いて人の位置を突き止めるため、この節の記者たちは警察テクノロジーを使うことができるとニューヨークタイムズ紙に話したあと、先週ホアは世間の注目に返り咲いた。その所在地を正確に指摘するのにジャーナリストは移動送受話器と電話支柱ナンバーとの距離を正確に計る"pinging"を活用することができると彼は言った。

ホアは先週ガーディアン紙に対して "pinging"についてさらに進んだ詳細をくれた。目標の所在地を手に入れるため、記者らがいつもどのようにニュース編集部の幹部に尋ねるものか叙述した。「15分から30分内にニュース編集部の誰それが戻ってくるなり、"当たりだ、あれが先方の場所"だと言う。」

「指揮系統は完璧な戒律のひとつ、しかもそれが、気づいていなかったなどとアンディが言うのと同様に、私がそのことを一度も真実として了解しなかった理由だ。そんなのはたわごとだよ。」

 "pinging"についてニューヨークタイムズ紙に言ったこと洗いざらいを彼は固守すると言った。「どれほど頻繁にあったかわからない。それは私の不正行為だろう。でも、接近の方法がないと、しがない(芸能)記者だから... 」

飲酒と薬物で厄介な人間だったことを彼は認めた、社会復帰のため治療を受けていたことも。「でも、それは無関係」と彼は言った。「将来のさらに多くのものがある。これはなくなっていかない。」

また、この前の週末に子どもらのパーティに備えて立てるひさしを降ろす間にけがをしたと彼は言った。大ひさしがもとで親戚が偶然ポールに当たったとき、彼は鼻の骨を折って足をひどく痛めたと言った。ホアはまた、彼の話を聞かせることで一銭たりとももうけてきてないことに念を押した。

麻薬とアルコールの悩みを治療してきているホアは、元ポップスターとのパーティについて話に花が咲くと、浮かれ騒ぐことのできた頃が懐かしいと言った。

月曜の晩、1階アパートメントの彼の自宅のカーテンは引き下ろされた。

隣人たちは、ちょくちょくバルコニーに腰かけて街区の入り口を見渡したり住民に話しかける快活な人物とホアを評した。彼はジョーというパートナーの女性と一緒に街区で暮らしたと彼らは言った。ジョーはたしか休暇中で留守だったと彼らは思った。ホアもまた数日見かけなかった。

別の近所の人、30歳のポール・プリチャードは、ショーン・ホアは「最も愛想のいい」住人で、共同の正面の芝生に水やりする彼を彼らは何度も目にしたものだと言った。

「とにかくとてもショックだ。一カ月ほど前に気分が悪いと言って健康診断のため医者のところに行って来ると言った。次にまた会うと健康そうに見えた。」

(引用元:ガーディアン紙 18 July 2011) 
http://www.guardian.co.uk/media/2011/jul/18/news-of-the-world-sean-hoare
写真は、ルパード・マードックの側近、女性最高権力者とされるレベッカ・ブルックス容疑者 キャメロン首相とも仲がよい

2011/07/17

コメだって危ない


牛のえさ「稲わら」と同じくコメも危ない、けれど、食の根幹にかかわることなので
国も自治体も隠す(もしくは検査できない)のではないか そしてみんなが食べる

◇汚染牛の農家痛恨「本当に申し訳ない」

「原発さえなければ」 高濃度の放射性セシウムが検出された稲わらを餌として与えていた福島県浅川町の肉用牛農家の男性は15日、農場の前で「自分の農場から毒が出たようなもの。汚染されているとは知らなかったが、結果的に食べてしまった人がいたら、本当に申し訳ない」と苦しそうに語った。

男性によると、わらを検査したのは11日。同県南相馬市で牛の餌から暫定基準値を超えるセシウムが検出されたのを知り、東京電力福島第1原発事故後の3月下旬~4月上旬に購入したわらが「もしかしたら危険な餌ではないのか」と心配になったという。

「わらの購入先は10年以上の付き合いがあり、信頼していた」と男性。しかし、友人から借りた線量計で測ると「驚くような高い数値だった。」

肉用牛農家には同県白河市の稲作農家でつくる組合を通じてわらが販売されていた。稲作農家の男性は「今年のコメは出荷できるのだろうか。原発から30キロの円の外で放射性物質が出るなんて誰も思わない」と困惑の表情。

男性によると、わらは1個180キロになるようにロール状にして販売。1個3千~4千円で利益はほとんどないが、畜産業者から牛ふんで作った堆肥を受け取り、有機農法の肥料としている。

男性は原発事故後、国や県からわらの販売について指示はなかったと指摘し、「自分も被ばくしたかもしれない。行政の動きを待っていたら何も進まないから、田んぼの土壌や堆肥だけでなく、自分の体の放射能も自分で調べるつもりだ」と怒りをあらわにした。

(引用元:中國新聞 2011年7月15日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201107150135.html

あのときのチェーンメールはデマではなかった 根拠があった!

◇千葉の劣化ウラン管理倉庫 震災コンビナート火災で「危機一髪」

東日本大震災で千葉県の石油化学コンビナートが大規模な火災に見舞われ、隣接していた劣化ウラン保管施設の一部も燃えていたことが分かった。施設の火災は1日で鎮火し、放射性物質が漏れることもなかったという。

コスモ石油千葉製油所(千葉県市原市)では震災当日の2011年3月11日から液化石油ガス(LPG)タンク付近で火災が発生し、3月21日に鎮火するまで燃え続けた。6月30日に開かれた千葉県議会総務防災常任委員会で、委員の質問に対して千葉県消防課ではこの火災が製油所に隣接するチッソ石油化学五井製造所にも延焼したことを説明していたことが取材で分かった。さらに、ここには劣化ウランの保管施設があり、火災で建物の一部が焼けたという。

当時、同製造所を管轄していたチッソは3月14日、火災が「飛び火」してきたことを認めたうえで、震災翌日には鎮火し「有害物質の発生もありませんでした」と発表したが、劣化ウランについては触れていなかった。

劣化ウランは天然ウランから濃縮ウランを生成した後に出る、言わば「残りもの」だ。金属としての密度の高さが特徴で医療用の放射線の遮断用に使われたり戦車の装甲を貫く砲弾のような兵器に用いられたりすることがある。プルトニウムと混ぜた「MOX燃料」としての用途も考えられている。

しばしば取りざたされるのが兵器としての「劣化ウラン弾」による放射能汚染だ。米軍が湾岸戦争で使用し、イラク戦争でも使われたとされる。戦場となったイラクでは大量の劣化ウラン弾が撃ち込まれた結果、がんを患う病人や障害を抱えた子どもの増加が報告されたという報道もある。劣化ウランは重金属としての毒性が強いうえ、放射性物質でもある。水や空気が汚染され、被ばくで多数の人に健康被害を及ぼした可能性がある。

劣化ウランを保管しているチッソ石油化学五井製造所は原発とも兵器の製造とも無縁だ。2011年3月31日にチッソから同製造所の運営を引き継いだJNCに取材すると、昭和40年代に「ブタンガス」を製造するために使われた触媒の中に少量の劣化ウランが含まれており、それを今日まで保管していると明かす。

文部科学省の資料を見ると、1969年7月に国の許可を得て劣化ウランの使用を開始したが3年後の72年にはストップしている。劣化ウランよりも優れた代替品が見つかったのが理由だ。現在まで保管している量は765キログラムで、200リットル入りのケミカルドラム缶33本分に相当する。

JNC総務部によると、ドラム缶33本分の「劣化ウラン入り触媒」は放射線管理区域となっている倉庫の中にある厚さ50センチほどのコンクリート製プールに水を入れない状態で保管されていた。隣接するコスモ石油の火災で受けた影響は、「建屋の外側が燃えた程度」で初期消火で炎が拡大するのを防げたと説明する。

使い道のない劣化ウランを40年にもわたって保管しているのは、「(国内に)処理する施設も場所もない」(JNC総務部)ためだ。6月には保管施設を新築したが従来の建物の立地と比べて火災が起きたLPGタンクから離れた場所を選んだという。

(引用元:J-CASTニュース 2011年7月4日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110704-00000003-jct-soci

上の写真は、3月13日の夕方になっても燃え続けるコスモ石油千葉製油所=千葉県市原市

3月12日流れたチェーンメールの内容はこんな感じ

◇千葉のコスモ石油で働いている方から3月12日18:00以下の警告が出ました。各自、最大限の注意をされるようお勧めします。
「千葉、首都圏の方へ。千葉の製油所、製鉄所の火災の影響で、千葉・首都圏では科学薬品の含まれた雨が降ることが予想されます。傘やレインコートの使用をお願いします! 広めて!取り敢えず広めて! 雨に当たらないようにして下さい」

一方、チッ素石油化学から政府には以下のような通報があった

5月23日現在、原子力災害対策本部pdfに以下の記録あり 
(首相官邸ホームページ 下記 pdf 75ページ)
http://www.kantei.go.jp/saigai/pdf/201105231700genpatsu.pdf
◇3月11日22:50
核燃料物質施設である千葉県市原市のチッソ石油化学株式会社五井製造所より、隣接するコスモ石油千葉製油所における火災が同事業所内の核燃料物質(劣化ウラン)の保管施設に延焼する恐れがあるとの連絡あり

◇3月12日02:16
地元消防による消火活動により鎮火確認。劣化ウランは不燃物質であり、不燃性壁に囲まれた倉庫に保管されているが、倉庫の状況については未確認。
そんな中、県やコスモ石油、また政府もチェーンメールを「事実とは異なる風評」だと戒めた
◇千葉県や同社は「事実と異なる風評だ」と注意を呼びかけている。
県によると、問題の情報は〈1〉爆発で有害物質が雲などに付着し、雨と一緒に降る〈2〉外出の際は傘かカッパを持ち歩くように――と呼びかける内容。しかし県や同社は、タンクの内容物に毒性ガスは含まれず、健康被害の報告もないと否定している。
厚生労働省を装った同じ内容のメールも流れており、同省は「本省からのメールではないので注意してほしい」とホームページで呼びかけた。

(引用元:読売新聞 2011年3月13日)

◇コスモ石油のガスタンク火災で 千葉県議会

6月千葉県議会は30日、総務防災と総合企画水道の2常任委員会が開かれた。総務防災では、東日本大震災で発生したコスモ石油千葉製油所(市原市)の液化石油ガス(LPG)タンク火災・爆発に伴い、隣接する劣化ウラン保管施設も延焼していたことが明らかになった。放射性物質の漏えいはなかったとしている。

総務防災:県消防課は、同製油所のガスタンクの火災・爆発事故で、隣接するチッソ石油化学の劣化ウラン保管倉庫の屋根が焼け落ちていたことを明らかにした。

同課によると、同倉庫は「核燃料使用事業所」として国の許可を受け、ガス製造用の触媒として使われる劣化ウラン765キログラムが保管されており、放射性物質が0・3%含まれていた。

(引用元:千葉日報ウェブ 2011年7月1日)
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1309498977

イラクへ行ったアメリカ兵士 劣化ウランでぶらぶら病
女性兵士へのインタビュー(YouTube)を見ると、からだの異常は低線量の放射性物質を吸い込むのと内部被ばくによるものらしい
劣化ウランで内部被ばく イラクでは最初、みんながみんな下痢をする 
腕などに原因不明の内出血のあざができる 慢性的疲労 イスに座るのにも苦労するほどの倦怠感
彼女曰く、治療は西洋医学では万策尽きている

2011/07/16

東電よ ふざけんじゃねえ


日本の外務省が18日から一カ月間、外務省職員全員に「大韓航空に乗るのを控えろ」と通達を出したそうな... 大韓航空機が竹島(トクト:独島)の上空をデモフライトして領空侵犯したと抗議して

1970年代に初めて海外に出たとき使ったのが大韓航空機 当時は機内はガラガラに空いていて、ひとり旅の美大生やまだ売れない役者が乗っていた 手荷物に塩がどんと入った革命家風情の人もいたな この人とはパリの地下鉄4号線ヴァヴァン入口でばったり出会った ロンドン塔では仲代達也夫妻がベンチにぽつんと座っていた ビクトリア劇場でジーザスクライストスーパースターを見たし 知り合った美大生はその後BBCに入社した これがわたしの70年代 以後何度か格安の大韓航空を使った
 
写真は、7月14日深夜に噴煙を上げはじめたインドネシア、スラウェシ島のロコン・エムプン火山
地元の火山学者によると、ロコン・エムプン火山の噴煙は高さ1.5キロメートルに達しており、島の政府は火山から半径3.5キロメートル以内の住民を避難させている。噴火する前にすでに4400人以上が家を離れた。
インドネシアでは今年4月スラウェシ島北部のソプタン火山が噴火、国際空港が一時閉鎖された。インドネシアには約130の活火山がある。なかでもソプタン火山は最も活発な活火山の一つ。
(The Voice of Russiaのニュースより)

◇堆肥センターで放射性物質検出 千葉・野田

千葉県野田市は15日、同市船形の市堆肥(たいひ)センターで一般家庭や造園業者から受け入れた剪定(せんてい)後の枝や草、落ち葉などから1キロ当たり約2000~2500ベクレルの放射性物質を検出したと発表した。同市周辺は、東京電力福島第1原発事故当時の風雨などの影響で、周囲より比較的放射線量が高いとされ、教育施設などで放射線量を下げるための草刈りなどが行われていた。同センターは、枝や草などを発酵させて堆肥化しているが、3月以降に受け入れた約1400トンは出荷しておらず、処分方法を検討するという。

(引用元:毎日新聞 2011年7月16日)
http://mainichi.jp/select/science/news/20110716k0000m040116000c.html
東電にはふざけんじゃない!と言いたい

◇東電が仮払い拒否 幼稚園など「対象外」

東京電力福島第1原発事故で被害を受けている事業者に対する損害賠償を巡り、東電が幼稚園や老人ホーム、診療所への仮払金の支払いを拒否していることが、毎日新聞の入手した文書などで分かった。支払い対象の事業者を中小企業に限定し「学校法人や社会福祉法人、医療法人は法律上、中小企業に該当しないため」と説明。将来の賠償も「分からない」としており、全被害者への賠償責任を定めた原子力損害賠償法に反した姿勢に厳しい批判が出ている。

原発から約9キロの福島県浪江町で私立浪江幼稚園を経営する学校法人「大谷(おおや)学園」が、中小企業に1社当たり最高250万円の仮払いが始まったことを知り、6月14日、仮払いを請求した。

その後、東電・福島補償相談センター(福島市)が同22日付でこの文書を出した。文書には「学校法人は(法律上)財団法人で、中小企業ではないので対象外。(今後の補償も)分からない」と記載されている。

原賠法は文部科学省の「原子力損害賠償紛争審査会」が損害の範囲を判定する指針を策定すると規定。審査会は4月の1次指針で、救済対象の事業者を「営業被害などを受けた多数の事業者ら」と幅広く定めており、中小企業に限る法的根拠はない。

毎日新聞の取材では、他に南相馬市の幼稚園を経営する学校法人▽同市で特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人▽富岡町で診療所を経営する医療法人ーーが仮払いを拒否された。福島県によると、福島第1原発から半径30キロ以内には▽6学校法人▽22医療法人▽15社会福祉法人ーーがある。

浪江幼稚園の大谷清子(せいこ)園長は「園児約160人が皆いなくなり収入はゼロなのに人件費などで月100万円の支出がある。仮払金がもらえず、将来も賠償されないのではと思うと不安で眠れない」と訴えている。

(引用元:毎日新聞 2011年7月16日)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110716k0000m040166000c.html

2011/07/15

ハマス排除法案が可決


権力なく、治安もなく、警察もない、東エルサレムが麻薬のスーパーマーケットになってきているという...
写真は、夜明けの祈祷に行く途中 イスラエル軍兵士によって撃たれ 死亡した大学生

◇イスラエル軍がパレスチナ人大学生を殺害
PNN(パレスチナニュースネットワーク)13 July 2011

ラマッラ:本日早くに、ナブルスにほど近いal-Fari’a難民キャンプで、22歳のイブラヒム・サーハン(Ibrahim Sirhan)が占領するイスラエル陸軍に撃たれて殺害された。

An-Najah大学の技術工学科学生イブラヒム・サーハンは、本日夜明けイスラエル陸軍が難民キャンプで行動を阻止する間に殺された。

おじのイスマイル・サーハンが甥は撃たれたとき朝の祈祷に行く途中だったと言っているのをロイター通信が引用している。

イスラエルの日刊紙ハーアレツ(Haaretz)は、イスラエル軍が逮捕を遂行するため難民キャンプに立ち入ったため、陸軍兵士と居住者の間に衝突が続いて起こったと報じる。一触即発の石投げがイスラエル兵に向けて投げられたと報じられたが、石投げの正確な詳細はいまだ詳らかでない。イスラエル兵はひとりも負傷していない。

逮捕に抵抗した時、イブラヒム・サーハンの身体の下端に向けてのみ発砲したとイスラエル軍は主張する。サーハンは救急車によって避難させられたが、病院に到着する前に亡くなった。

パレスチナ当局が9月に国連で国家として地位宣言する準備をする時、イスラエルとパレスチナ当局のあいだで現在緊張が波立っている。

夜明けの急襲を通じて合計7人の逮捕となった。

http://english.pnn.ps/index.php?option=com_content&task=view&id=10428&Itemid=56

◇米上院がパレスチナ当局から基金をはずすことで可決
PNN(パレスチナニュースネットワーク)11 July 2011

米上院は、木曜日(7日)、もしもパレスチナ自治政府が引き続き9月の国連で国家としての地位を求める計画をはかどらせるなら、パレスチナ当局への支援を停止するとした法案に賛成して可決した。

「平穏で安泰、相互理解の内に並んで生存するイスラエルというユダヤ人民主主義国家と実行可能な民主的パレスチナ国家」を形づくるために当事者間に交渉再開を要求する投票は、賛成407、反対6で決まるも拘束力のない議決だった。

法案は紛争に対して交渉での解決を要求すると同時に、重要な焦点はファタハとハマス間の最近の結束取引にあった、ハマスに関してそれは非常に懐疑的である。

法案はまた、もしハマスにも同様に行政府に入るのを可能にするなら、引き続きパレスチナ当局に資金助成をするかどうか問いただす。

上院を通過したと同じ法案で下院の議決が続くことになる。

パレスチナ統一国家はファタハ単独では成し遂げられない。ガザで圧倒的な支持を得ているハマスとの和解を得ずして、「統一」の名を手にすることはできない。米国の要求はその統一を妨げるものだ。

http://english.pnn.ps/index.php?option=com_content&task=view&id=10415&Itemid=61


写真は、ヘロインの繁殖地と化している東エルサレムのストリート

◇東エルサレムがヘロインの疫病神に苦しむ
アルジャジーラ 20 June 2011

「これまでやめようとは思わなかった」とアブ・サラフがクリニックのサークルで自分の話を聞かせる。「ハシーシ、ヘロイン、コカイン、14年間の売買の結果として自分の人生をコントロールできなくなっていた。職なんてひとつもなかった。家族に話しかけるなんてとんでもなかった。」

彼の話および私たちが座り込みに参加しているクリニックは、パレスチナの麻薬問題がどれほどどんどん危機的状況になっているかのあらわれだ。東エルサレムとその周辺地区は貧困と治安の欠如により無防備になってきており、中毒の繁殖地になってきている。

隣接したエジプトやレバノンと異なり、パレスチナには歴史に残る麻薬取引ぐるみのコネクションはない。特に、たちまち広がるヘロインによってその出現は突発的で華々しかった。1986年の300人と比べると、現在は東エルサレムに6000人余りの常用者がいるとAl Quds大学は見積もる。

(続きの記事は右枠にあるリンク「NewsFanzine」にて配信の予定)
http://english.aljazeera.net/indepth/features/2011/06/201162874544676539.html

2011/07/11

失業率45.2%


◇イエメン無人機攻撃のため米CIAが中東基地を建設

報道によれば、イエメンでの無人機攻撃のためにCIAが発射台となる秘密空軍基地を中東の明らかにされていない場所に築いている。AP通信社によれば、基地の所在地は詳らかでないが、建設は今年暮れより早くに完成すると思われる。2009年よりCIAはイエメンに対し無人機攻撃で軍を助けてきているが、この節、完全なコントロールを引き受ける準備をしている。イエメンでアメリカの無人機と諜報機関の作戦がエスカレートするまっただ中、このニュースとなる。

(引用元:デモクラシーナウ!2011年6月15日ヘッドラインより)

◇リビア軍事作戦は違法 米議員団、大統領を提訴
 
米政権が議会の承認なしに対リビア軍事作戦に参加しているのは違法だとして、超党派の米議員グループ10人が15日、オバマ大統領を相手取りワシントンの連邦地裁に訴えを起こした。
提訴したのは民主党のクシニッチ下院議員や共和党のジョーンズ下院議員ら。法律では、米軍が60日以上の軍事行動を行う場合、議会承認が必要とされている。
提訴を受けて、オバマ政権高官は記者団に、リビア軍事作戦での米軍の役割は北大西洋条約機構(NATO)の空爆を後方支援することだとして、違法ではないとの見方を示した。
またオバマ政権は同日、対リビア作戦に関する法的分析を議会に提出。その中でも、大統領が軍事作戦を継続する憲法上の権限を有するとの見解を示した。

(引用元:ロイター 2011年6月15日)
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-21734220110616

◇封鎖5年、ガザ地区の失業率が過去最高に

ガザ地区の失業者数が最高記録に達していると国連は警告する。1967年イスラエルによって占領されるガザ事情は、イスラエルが2007年に封鎖を課し、たくさんの軍事攻撃に乗り出すようになってから、特に2008年12月に3週間の急襲開始以後、はっきりと悪化してきている。パレスチナ人難民が最悪の落ち込みに見舞われると共に、実質賃金は2006年以後、34.5パーセントに落ち込んできている。ガザの失業率は世界中で最も高い1つと国連報道官Martin Nesirkyは言う。
Martin Nesirky :「2010年の後半、ガザのおおまかな失業者数が世界中で最高率である前代未聞の45.2%に達したと国連難民救済事業機関(UNRWA)は言います。」

◇イラクで米兵2人が殺害される

イラク南部で軍事行動中に米兵2人が殺されてきている。今年暮れとして予定にある完全撤退のデッドラインをアメリカ合衆国が先延ばしにするであろうとの進行中の臆測の中でこの死亡者となる。およそ4万5000人の米軍と数千の請負人が今でもイラクに止まる。

◇元ブラックウォーターの活動員がアフガニスタン人殺害で刑に処せられる

民間軍事会社ブラックウォーターの元請負人が2009年アフガニスタンでの丸腰の民間人の殺害で懲役3年の刑に処せられてきている。請負人Christopher Drotleffは、3月のRomal Mohammad Naiemの死で他の元ブラックウォーター活動員と一緒に有罪と宣告された。両者はこれより先に、攻撃で殺された別の2人の民間人の死では無罪になる。

◇ブラジルでアマゾン川領域の権利活動家殺害される

 ブラジルではさらに別のアマゾン一帯の土地の権利を求める活動家が殺されてきている。31歳のObede Loyla Sousaは不法伐採搬出業者との論争に巻き込まれた。彼の殺害は、アマゾンのブラジル人土地権利活動家として少なくとも前月を通じて5人目となる。

(以上、引用元:デモクラシーナウ!2011年6月15日ヘッドラインより)
http://www.democracynow.org/2011/6/15/headlines

◇圧倒的多数でイタリアの国民投票が原子力の復活を妨げる

イタリアの国民投票で95%のイタリア人が原子力の復活を封じることに賛成票を投じました。イタリア人はまた飲料水の民営化に反対を票決で選びました。ローマのアメリカン大学の教授James Walstonは、国民投票の結果はベルルスコーニ首相の保守的な政府にとってダメージだと言います。

◇日本の世論調査では回答者の4分の3が核エネルギーの段階的廃止を支持する

日本の新聞社の世論調査は、福島原発災害の当然の結果としてほぼ4分の3の回答者が核エネルギーのゆるやかな段階的廃止を支持することを示します。

(以上、引用元:デモクラシーナウ!2011年6月14日ヘッドラインより)
http://www.democracynow.org/2011/6/14/headlines


上の写真は、国民投票で「原発はいらない」を選択して喜びに沸くイタリア人 
これが"集団ヒステリー"の顔でしょうか いい顔です
記事は古いですが 忘れないように

2011/07/09

お墓にひなんします


南相馬の93歳のおばあちゃんが緊急時避難準備区域にある自宅の庭で首つり自殺した
遺書には「わたしは お墓にひなんします」とあった
こんなことをしてとご先祖様は思うだろうがこんな時代ではしかたないと詫びる
すべての責任は安全神話に甘んじて4カ月になろうという今も原発を抑えきれないでいる東電にある 
家族がばらばらになり、またいつ自宅から出されるかわからない、足手まといになることを心配して暮らす、日々の不安に圧倒された形で墓に永遠に逃げ込むしかなくなった

写真は政府が立ち退きを申し出ている20キロ〜30キロの屋内退避区域
(BBC NEWS)
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-13033604

九州電力原子力部門の2トップがやらせメールで「よろしく頼む」

真部九電社長「原子力 アウトになるかもしれない」

◇九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の安全性を説明する番組をめぐり発覚した「やらせメール」問題で、九電の原子力部門の2トップだった元副社長と元常務がメール作成に関与していたことが8日、分かった。関係者によると、「よろしく頼む」などと番組の周知を求めていたといい、組織ぐるみでやらせに関与した実態が明らかになった。

説明番組放送2日後の28日には、九電の株主総会が予定されていた。九電は、運転停止中の玄海原発2、3号機の再稼働問題を抱えており、関係者は「『説明番組で、反対意見が圧倒的だったら大変だ』との意識が、元副社長らにはあったと思う。株主総会を控え、番組は重要課題だった」と話している。

元副社長、元常務は、同社の原子力部門の2トップで、先月28日の株主総会後に退任。現在は子会社の社長だ。特に元副社長は、玄海原発、川内原発の所長を務め、東京電力福島第1原発事故を受けて全国で原発の稼働が焦点になる中、玄海原発がある佐賀県で県議会への説明なども行い、「玄海原発は十分に安全」との認識を強調していた。

関係者によると、元副社長は社内でも実力者で知られ、07年6月に、末席の取締役から14人抜きで社長に抜てきされた真部社長も「なかなか、頭が上がらないくらいの存在だった」というほどだった。

やらせメールの背景に、当時の原発を担当する上層部の関与があった構図が浮上したことで、組織ぐるみで行われたことが鮮明になった。依頼メールを受けた子会社の1社、西日本プラント工業(福岡市)は、全社員に聞き取り調査をした結果、複数の社員がメールで意見を送ったことを明らかにした。

(引用元:日刊スポーツ 2011年7月9日)
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20110709-802257.html

◇九州電力が過去、プルサーマル発電計画を進めるため地元で説明会を開いた際、会場に社員や関連会社社員を動員していたことが9日、九電の内部調査でわかった。

同社は川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)3号機の増設計画でも、同様に動員をかけており、メール問題の一連の経緯と合わせて調査報告書にまとめ、週明けにも、真部利応(としお)社長が上京し、経済産業省に報告する。

使用済み核燃料を再処理して使う玄海原発3号機のプルサーマル発電を巡っては、市民団体などからの反対運動が起き、九電は2005年前後から住民や議会向けの説明会などを頻繁に開催。同10月は国主催のシンポジウム、同12月には県主催の公開討論会が行われた。

(引用元:読売新聞 2011年7月9日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110709-OYT1T00424.htm

2011/07/08

船の次は飛行機でガザへ


ギリシャの港からガザに向けて出港する封鎖破りの試みはどうやら失敗らしい...

◇イスラエルはフライイン(fly-in:参加者が飛行機で集まる大会)活動家に備えて準備万端

金曜に予想されるヨルダン川西岸地区へ行こうとする親パレスチナのヨーロッパ人の到着を数百人上積みした治安部隊が今にも待ち構える。

イスラエルはもうとっくに厳重に監視された国際空港に追加の警官隊数百人を配備してきており、何百もの親パレスチナ活動家の到来を見越してテルアビブ行きの便から可能性のあるトラブルメーカーを締め出すようにヨーロッパの航空会社に要請してきている。

"Welcome to Palestine"運動には推定600人が組み込まれており、ヨルダン川西岸地区行きの活動家の約半数が報道によればフランス国籍だ。

同時並行の海上抗議の小型船団(flotilla)を引き合いに、中には"flytilla"などと形容する一連の作戦行動の主催者らはパレスチナ人一家を訪問して1週間過ごすことを希望すると言う。

木曜と金曜の遅くにイスラエルに到着すると思われる活動家たちは、イスラエルの占領下で暮らすパレスチナ人のひどい状態に注目を引くという平和的使命にすすんで参加すると言っている。

木曜、パリでは活動家8人がマレブ航空の便への搭乗を封じられた。

追い返された8人の一人、Philippe Arnaudはフランスでイスラエル製品のボイコット呼びかけの先頭に立ってきている。

ヨルダン川西岸地区に誰が入れて誰が出て行けるかで完ぺきな支配を保持するイスラエルから禁止された一部329人から成るイスラエル当局から提供されたリストを、ハンガリーの航空会社マレブが彼に示したと彼は言った。

用心深い措置

昨年、海軍の特別奇襲部隊がガザ行きの国際的な小型船団の船の乗客と衝突して9人を殺害して以来、イスラエルは外部から入って来た活動家との絡みに用心深くなっている。

ここ何週間かのレバノンとシリアの国境づたいの親パレスチナ活動家との致命的な衝突によってイスラエルの懸念はさらに深まる。

テルアビブのベングリオン国際空港に配備される警官は、空港職員が襲撃されるだの活動家が自分に火をつけるなんてシナリオに対処する準備ができていると警察スポークスマンのミッキー・ローゼンフェルドは述べた。

イスラエルは匹敵する数の空港警備隊員の追加で活動家を逆襲するねらいだとエルサレムから報ずるアルジャジーラのカル・ペリーは言う。

「人々が予想する到着数はおおむね600〜900人。イスラエル当局は約半分の名前を知っているとおっしゃる」と特派員は言っている。

そうした中で、飛行中の活動家たちは、ガザ封鎖を破る最新の試みとのどんな直接関係も打ち消してきている。ギリシャから出航させるにつき、ギリシア当局による拒絶と理解しがたい誤作動によって小型船団の船が妨げられたあとに、今週、その試みは大いにポシャってきているらしい。

テルアビブへのフライトの主催者らは、みんなはパレスチナ人との一致団結でヨルダン川西岸地区を見てまわるつもりだと言っている。若干は、東エルサレムとヨルダン川西岸地区の金曜のいつものイスラエルに対する抗議に一役買うだろうと主催者はつけ加えた。

(引用元:アルジャジーラ 7 July 2011)

http://english.aljazeera.net/news/middleeast/2011/07/2011771635420448.html

2011/07/06

倫理的でないエネルギー


脱原発を決めたメルケル首相に、世界のエネルギー政策には原発は不可欠だと、わざわざ言いに行くって、日本の経団連ってどういう神経よ!? こころある企業は脱会を!

◇玄海原発を韓国が注目 釜山から200キロ

九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の運転再開をめぐり、韓国で憂慮の声が上がっている。南部の釜山から玄海原発までは直線距離で約200キロ。反原発の市民団体などは「ひとたび事故が起きれば、韓国にも放射能汚染が及ぶのでは」と懸念している。

玄海原発でのプルサーマル計画の中止を求めてきた韓国の市民団体「環境運動連合」は7月4日、運転再開に反対の立場を表明。別の市民団体「エネルギー正義行動」の李憲錫(イ・ホンソク)代表は「地震の多い日本は脱原発へ進むべきだと思うが、運転再開はその流れに完全に背くものだ」と批判した。

釜山市の古里(コリ)原発1号機の稼働中止訴訟に関わる姜東奎(カン・ドンギュ)弁護士も「福島の教訓は、原発は一国の問題ではなく国境を越えて影響が及ぶということだ」とし、慎重な対応を求めた。

(引用元:朝日新聞 2011年7月4日)
http://www.asahi.com/international/update/0704/TKY201107040425.html

◇米倉経団連 欧州へ訪問団 原発理解求める

経団連は5年ぶりに欧州への訪問団を7月3日に派遣し、東日本大震災からの復興への決意を日本の経済界として伝える。欧州は復興への支援の一方、原発事故では日本に厳しい視線も送っており、米倉弘昌会長(住友化学会長)が存在感を示せるかがカギとなる。

重要なテーマが産業の復旧だ。多くの部品会社が被災し、欧米の自動車メーカーが減産に追い込まれた。5月にフランス・ドービルで開かれた主要国首脳会議(G8サミット)でも議論され、「世界経済の成長に非常に重要な問題」(米政府高官)との懸念が広がった。経団連は部品供給網の回復状況を説明し、各国の不安を和らげる考えだ。

一方、真価を問われるのがエネルギー問題をめぐる議論だ。

米倉氏は「世界のエネルギー政策には原発が不可欠だ」として安全対策の強化を条件に、原発継続に理解を求める方針。しかし、脱原発を決めたドイツを含め、欧米には原発事故をめぐる日本政府の情報開示の姿勢に不満もあり、どこまで主張が受け入れられるかは不透明だ。

楽天の退会届受理

経団連は27日、楽天からの退会届を受理したことを明らかにした。楽天は2004年に経団連に加入したが、三木谷浩史会長兼社長が5月下旬、「電力業界を保護しようとする態度が許せない」と批判。6月23日に退会届を送付していた。

(引用元:朝日新聞 2011年6月28日)

◇ポスト3.11の日本と世界:なぜドイツは原発を止められたか

原発が17基あるドイツでは2002年にシュレーダー政権が22年までに原発を全廃することを決めた。メルケル政権は昨秋、原発の稼働期間を34年まで延長したものの、福島の原発事故後、地方選挙で反原発を掲げる緑の党が大躍進した。政府は原発の是非を諮問する倫理委員会を立ち上げ、「10年以内に脱原発が可能」との提言を受けて、22年までに全ての原発を停止することを決定した。

原発事故が起きた日本より、ドイツでのインパクトの方が大きいのはなぜか。

背景には、1986年に旧ソ連(現ウクライナ)で起きたチェルノブイリ原発事故がある。1000キロ離れていたドイツにも雨などで放射能が届き、1年ほどは「子どもを外で遊ばせない方がいい」「野菜を食べない方がいい」といった騒ぎが起きた。

また、米ソ冷戦の時期で、西ドイツに米国のミサイルを置くという議論があり、第三次世界大戦が起きたら、ドイツがグラウンド・ゼロ(爆心地)になる、という懸念もあった。

こうしたことから、ドイツの市民運動は反原発運動とリンクし、放射性廃棄物の輸送などに反対するデモに何十万人もの人が参加。原発に反対する国際環境保護団体「グリーンピース」のメンバーは30万人にものぼる。日本の数千人とは桁が違う。原子力を支持している人も人口の約1割と低い。

また、ドイツではチェルノブイリ事故後に「脱原発」を掲げる緑の党が、得票率を増加させた。緑の党はこれまで議席の数パーセントしか占めない小政党だったが、1998年から2005年まで社会民主党と連立を組んで政権に入った。この時期に、脱原発政策が決まり、自然エネルギー法ができるなど、緑の党がドイツのエネルギー政策に及ぼした影響は大きい。

原発の是非を諮問する倫理委員会には、元環境相やドイツ研究振興協会の会長、カトリック司祭、財界人、消費者団体など17人の委員がいたが、原子力の研究者は1人もいなかった。どのようなエネルギー政策を求めるかは、社会、消費者が決めるべきとの考えからだ。

原発容認派と反対派が半々くらいだったが、いつかは原発を廃止した方がいいという点で一致した。問題が起きた時のリスクが、ほかのどのエネルギーよりも大きく、国境を超えて世界に影響を与え、放射性廃棄物という問題も次世代に残してしまうからだ。原子力は倫理的ではないエネルギーだと委員会は判断した。

メルケル首相には、原子力はもちろん、CO2を排出する火力も減らすべきだと提案した。ドイツは苦労するだろうが、今それをする必要がある。

そして、再生可能エネルギーに投資すべきだ。1990年ごろ、ドイツで再生可能エネルギーはほとんどなかったが、固定価格買い取り制度を導入した結果、 現在では電力生産量の17%を占めている。2022年までに35%に増やすという政府の目標を達成するのは、そう難しくないだろう。

ドイツが原発を廃止しても、隣のオランダが国境近くに原発をつくる計画を打ち出し、フランスにも多くの原発があるから意味がない、という声も聞く。温暖化対策にしても、ドイツは世界のCO2の3%くらいしか排出していないので、どんなにがんばってもほかの国が削減しなければ意味がないという議論もある。 だが、そういう考え方を持つと、何も変わらない。ドイツが自然エネルギーで成功していい例を見せれば、新しい経済、産業モデルを見せることができ、他国もそれを採り入れるだろう。

(引用元:asahi.com 朝日新聞社 2011年7月4日)
http://www.asahi.com/eco/forum2011/forumcolumn/TKY201107040118.html
△この記事を書いたマーチン・ファックラー氏は、週刊現代(7月9日号)で次のようなコメントを書いている。

▲世界が見たニッポン 「政治もメディアもイカれてます」 他の国ではありえない

日本はいくつもの深刻な原発事故を体験してきているのに、大規模な反対運動は起こらず、常に原発推進国であり続けた。他の国なら大規模な反対運動が起こっているはずなのに、なぜ日本はそうならなかったのか。それが海外から見ると不思議で仕方がなかった。

ところが取材の過程で、補助金と雇用創出につられて原発のある街全体がそれに依存している仕組みが分かってきました。まるでドラッグのように、一度原発経済に依存してしまうともう抜け出せないーこれは私たちから見ると驚くべきことでした。

日本でも原発が建設されるまでは反対運動が起こるのですが、他の国とはそこからが違います。東海村の原発を例にとれば、1960年代〜1970年代にかけて原発建設が進められたとき、地元の漁師たちが建設に反対しました。ところが、一度補助金・保証金が町に下りた途端、彼らは賛成派になってしまうのです。 この変貌には驚きを禁じえません。いま、これらの地域を取材すると、住民が「原発事故は怖い。しかし、原発を誘致したことは後悔していない」と言うのですから、脱原発と口では言っても、現実的には難しいのではないでしょうか。

△マーチン・ファックラー氏は、他にも、「国民の側に立たないメディア」や「菅も反菅もクレージー」といった記事を載せている。

写真は中国電力の島根鹿島原発(ニューヨークタイムズ紙より)

2011/07/05

サマータイムブルース

6月30日付ニューヨークタイムズ紙がインターネット上でかなりのヒット数に浴する日本のプロテストソングのニューウェーブについて論じている

記事は、「2009年に亡くなった燃えるようなロックシンガー忌野清志郎が、チェルノブイリに続いて一連の反原発ソングで日本の電力会社と電子複合企業を怒らせて23年後に、なお論争を起こしている。」で始まる...

記事の続きは、掲載するメールマガジンを発行した後に右の「NewsFanzine」のページに掲載の予定

見ることもできなければ嗅ぐこともできない、あんたはそれから逃げられないとランキンタクシーは歌う


福島第1原発からの画像と一緒に並べるRankin' Taxiのビデオ "You Can't See It, And You Can't Smell It Either" 歌は原子力会社を非難する












上のYouTubeのビデオはニューヨークタイムズ紙の記事て取り上げられている反原発ソングから、忌野清志郎とRCサクセションの「サマータイムブルース」と「Love Me Tender」、そしてComa-chiの「Say 'NO」

(引用元:NYTimes 30 June 2011)
http://www.nytimes.com/2011/07/01/arts/01iht-JAPANMUSIC01.html?_r=1&ref=japan

2011/07/04

ゴム弾で視力を失った少年


一昨日、このメールが着ていた...

親愛なるヴァーモス、

ボクの名前はMatan Kohen。今から4年前、ボクはBeit Siraのパレスチナ人の村のデモに行った。パレスチナ領地のイスラエルの分離壁建設に抗議していた村の住民にボクは合流した。ボクらが時々抗議しに出かけるたびにイスラエル軍に攻撃された。兵士はボクらを連打し、逮捕して、ねらって撃った、けれども村人たちは彼らの戦いをあきらめるのを拒んだ。国境警備隊がボクの左目にゴム弾を発射したのは、2006年2月24日のそんなデモのひとつでだった。http :// bit.ly/ a7Ap6c

快復には時間がかかり難儀だった、そしてボクは永久に視力を損傷する状態におかれた。訴訟手続きを通してボクを撃った兵士は責を負うべきと判決され、軍はボクに補償をするのを押しつけられるだろうと信じた。そうはしないで、兵士は起訴されなかった。ボクが国防省を訴えたとき、判事は、ボクが補償されないばかりか裁判費用を無理やり支払わされる判決を下した。最終結果は、軍に撃たれた喜びとしておおよそ10万シェケル(約2万9000ドル)支払うようボクが命じられた。

下級審の決定をひっくり返すのを期待して、ボクはイスラエル最高裁に控訴してきている。未払いの法廷費用と控訴する追加訴訟費用を支払うためにボクはあなた方の応援を必要としています。訴訟費用で力添え願えるなら、どうぞここに寄付をお願いします。
http :// www.awalls.org/ donations

感謝と連帯のために、
Matan


△Matan Kohenの身に起こったことは、人種隔離壁に反対するデモ参加者がイスラエルの軍と警官隊のせいで直面する扱いの非常にはなはだしい事例のひとつだ。近年、20人余りのパレスチナ人抗議者が一般的な闘争に関与する間に射殺されており、多数のパレスチナ人とイスラエル人活動家が逮捕された。Anarchists Against the Wall(反壁アナーキスト)は、デモ参加者のため何百もの莫大な訴訟費用のスポンサーになる。以前、私たちはMatanの借金を埋めるのに成功した。受けとった寄付は続けてこの重要な大義のため私たちに尽くしてくれるだろう。 

サンキュー、
AATW(Anarchists Against the Wall)
テルアビブ、イスラエル
http://www.awalls.org/donations?
Anarchists Against The Wall

△"反壁アナーキスト(Anarchists Against the Wall)"を支える

過去2年間、AATWはイスラエルとWest Bank(ヨルダン川西岸地区)での反占領活動家への襲撃の激発に遭遇してきている。

私たちが直面している主要な迫害というのは法的な脅威だ。昨年、大部分がパレスチナ人の何百人もの活動家がヨルダン川西岸地区でのデモへの参加または関連によって逮捕された。

私たちの仕事を続けるために、デモや活動への参加により逮捕または拘留された活動家のため法的な陳述に資金を用意するにつき、私たちは寄付を繰り返す形で継続するあなたの支援を必要とする。
写真は2011年5月13日ナクバの日のAL Maasara
Al-Ma'asaraでの本日のデモ行進はいつもより規模が大きく、ナクバの日を目立たせるのに加えて、平和の戦士( Combatants for Peace)から活動家が合流した。村に入るところでデモ隊はお決まりの暴力に出くわした、催涙ガスとスタン手榴弾、それで二人が逮捕された。

2011/07/02

自由の船団を通しなさい


今朝、こんなメールが着ていた...

親愛なるヴァーモス、

ちょうど1時間前、ガザ行きの米国船がとうとうギリシアを出港していると聞き知ったとき信じられなかった。けれども、彼らがギリシアの水域を航海するのを認められていないために、この瞬間にも私たちの助けを求める緊急の呼びかけを発しているのをまさに数分前に知りました。さてさて乗客が繰り返しチャントして連中が急襲を目論んでいるのを心配する時、武装したギリシャの兵士が船に近づいています。


うちのみんなを通しなさい。


これは、奴隷制度や弾圧がもとで自由を求めて戦う人々の昔ながらの聖書の叫びです。

この瞬間にもガザ小型船団(Gaza Flotilla)に所属する残っている船がガザの不当な包囲を破るため出港するのをはばんでいるアメリカ合衆国とギリシア政府に今、あなたに送ってもらいたいメッセージがまさにそれです。

うちのみんなを通しなさい。

うちのみんなとは、ガザを出て行けない事実上の捕虜(人質)、160万のパレスチナ人男性、女性、子どもたちです、彼らは生きるために必要な十分な食料、医薬品、資力を手に入れることができません。

うちのみんなとは、包囲の不当性を国際社会に示すために命の危険を冒している「Jewish Voice for Peace(平和を求めるユダヤ人の声)」のメンバーを含める、アメリカ人と国際的な人たちです。私たちはガザのパレスチナ人に希望と一致団結(連帯)のメッセージを提示します。

あなたや私は今すぐギリシアにもガザにもいられませんが、ことにパレスチナからを含める世界各地からの平和活動家と一致して立ち向かうことができます。パレスチナの人々は占拠を終わらせて万人の完全なる人間性を実証するために非暴力の闘いを続けてきています。

今日のフリーダムライダーズは、今すぐあなたの助けを必要とします。どうかお願いです、ちょっとの間を割いて手紙を送ってください、それから同じようにしてくれと友だちに伝えてください。

彼らは、イスラエルとアメリカの政府から尋常でない反対勢力に直面しています、今までのところ、私たちはすでにガザの人たちに世界の注目をもたらすことで勝利を収めてきています。けれどもまだ終わってはいません。彼らはあなたの助けを必要とします。たった今。

うちのみんなを通しなさい:船を進ませなさい。ガザ包囲を取り除きなさい。

無事な航海を願って祈り求める時、米国船の名前「The Audacity of Hope(希望という無謀)」には笑うしかありません。希望には厚かましさ(大胆な行為)がある。モーゼにはそれがあった。そして有志一同が自由にできる将来に進路を変えるため行動するとき、私たちにはそれがあります。

(Jewish Voice for Peaceからのメールより)
http://salsa.democracyinaction.org/o/301/p/dia/action/public/?action_KEY=7211


◇脅威と妨害行為の危険にもかかわらず、自由の小型船団はガザに向かってギリシアを出ようと試みる

星条旗を立てる米国船「The Audacity of Hope」は、本日ガザへ行こうとしてギリシアを出港したが、10隻の小型船団の形勢は危ないままである。

Israeli Official Condemns Gaza Flotilla, Refuses to Deny Israeli Role in Sabotage of Boats

ニューヨークのイスラエル総領事Ido Aharoniは、エジプトがラファ国境検問所を開いている現在、ガザに輸送される人道支援など必要としないと主張して小型船団に対するイスラエル政府の作戦行動を擁護する。Aharoniはまた、船団に所属する2隻の船の妨害工作でイスラエルが果たした任務を知らないと言ってつっぱねて、仮にイスラエルが妨害するとして小型船団に乗船する「Democracy Now!」のジャーナリストをイスラエル当局が逮捕しないと保証するのを断った。

Ali Abunimah Responds To Israeli Claims That Gaza Flotilla Is A “Provocation”

国際的な400人の活動家が自由の小型船団でガザに向かってギリシアから乗り出す用意ができている時、イスラエルのメディアは、人道支援の使命に関与することで活動家の評判や動機づけについて推測する詳しい報告をやってきた。「イスラエルは小型船団を軍事的脅威として申し立てようと努力する、これに反して、世界中で誰一人として信じない」とエレクトロニック・インティファーダの共同創設者Ali Abunimahは言う、「イスラエルの閣僚たりともそれを信じない」と。

Hundreds of Thousands of Greek and British Workers Stage Strikes As Governments Push Austerity Cuts

(以上、デモクラシーナウ!の番組より引用)


△ガザ支援船団がガザ地区へ

6月28日火曜日、ガザ支援船団がパレスチナのガザ地区に向かって出発しました。
この支援船団には15隻の船と、スウェーデン、リトアニア、ポルトガル、エストニア、オーストラリア、クウェート、マレーシア、アメリカ、イギリス、フランスの1500人の平和活動家が参加します。
イスラエルは、ガザ支援船団を拿捕し、どの船舶にもガザ沿岸への入港を許可しないと脅迫しています。
イスラエルの特殊部隊は昨年5月31日に地中海の公海上で支援船団を攻撃し、トルコ人9名を殺害しました(負傷者50名)。このイスラエルの措置は世界中の非難を浴びました。
イスラエルは2007年からガザ地区の封鎖を拡大しています。(封鎖は5年目に入る)

国連の警告

国連は、封鎖されているガザ地区の危機的状況に注目してイスラエルに対し、早期にこの地区の検問所を開放するよう警告しました。
パレスチナ問題に関する国連特別報告者、リチャード・ファルク氏は、ガザ地区の人々の衛生状態に強い懸念を示し、「重要な医薬品の深刻な不足がこの地区のパレスチナ人に懸念すべき危険な状況を生じさせている」と述べています。
WHO世界保健機関は最新の報告の中で480項目の必須医薬品を提示していますが、そのうち178項目、つまり全体の37%がガザ地区ではまったく手に入らず、それに加えて190項目は使用期限が過ぎています。

△ガザ支援船団のメンバーが、市民の権利に無関心であると、ヨーロッパ政府を非難しました。
イルナー通信によると、ガザ支援船団に参加しているヨーロッパの団体は、ギリシャの首都アテネにある各国の大使館宛に抗議文を送り、市民の自由な往来の権利を保障することを怠っているとして自国政府を非難しました。
この船団に参加しているヨーロッパの団体は、自国に対して国際法規がすべての人に保証している往来の権利を尊重するよう求めました。
あらゆる外交、軍事、プロパガンダの手段を用いて、イスラエルは支援船団の動きを阻止しようとしており、このためギリシャ政府と幾つかのヨーロッパ政府に強い圧力をかけ、支援船団の出発を妨げようとしています。

(以上、引用元:イラン日本語ラジオ 2011年7月1日)
http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=19270

2011/07/01

ずっとウソだったんだぜ


だましておいて二度と取り戻せないほど奪った住民の横を素通りしておいてこそこそとひと言も発せずに出て行こうという 東電幹部にもっと怒れよ、日本人! なぜがまんする!

◇東京電力の西沢俊夫社長と清水正孝前社長が30日、福島県郡山市の避難所「ビッグパレットふくしま」を訪問した際、避難住民が車を止め、約10分間にわたって抗議する一幕があった。

就任後初めて福島県入りした西沢社長は同日、清水前社長とともに、ビッグパレットで富岡町と川内村の両首長と会い、福島第一原発事故について謝罪した。

西沢社長らは同じ敷地の避難所には立ち寄らず、車に乗り込んだところ、警戒区域となっている同町の自営業男性(60)が車のドアに手をかけ、「今まで通りの生活ができるようにしてくれ」と、東電の対応を強い口調で非難した。

男性は原発事故後、避難所など10か所を転々とした後、同市内のアパートで暮らしており、偶然2人を見かけたという。

抗議の間、新旧社長は宙を見つめたり、目を伏せたりして、一言も発しなかった。

(引用元:読売新聞 2011年6月30日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110630-OYT1T00929.htm?from=navlp
写真は志賀原発に付属するファンタジーでいっぱいのPRビルの展示"不思議の国のアリス"より(New York Times)
チェルノブイリ後はこれから子どもを持つ若い女性の不安を抑え込むためテーマパークに替えられて観光名所になった
これにちなんだニューヨークタイムズ紙の"日本の安全神話"の記事は右枠のリンクにある「NewsFanzine」で読める

さて、ウソばっかりで、この人が言ってることはどうなんだろう?と疑心暗鬼になる毎日 友人が言っていた、「自分の感覚を信じて、人相を見るしかない」と

◇東大教授ほか原発事故解説者がもらった「8億円原発マネー」

関村直人・東京大学大学院工学系研究科教授が「受託研究費」の名目で5760万円(日本原子力研究開発機構)、山名元・京都大学原子炉実験所教授が「寄付金」の名目で120万円(日本原子力産業協会)、山口彰・大阪大学大学院工学研究科教授が「受託研究」の名目で3385万円(ニュークリア・デベ ロップメント)...。

これは、東京電力・福島第一原発事故の発生直後から、連日テレビに出演し、事故について解説していた大学教授たちに渡っていた「カネ」のリストの中からの抜粋である。ちなみに諸葛宗男・東京大学特任教授=当時と中島健・京都大原子炉実験所教授は「0円」だった。

これらの資金の存在は取材班による情報公開請求によって初めて明らかになった。震災直後に一部で報じられた大学HPで公開されている寄付とは違う。総額約8億円カネを出していたのは電力会社、原発メーカー、そして政府。

学者たちの意見は、本当に“公正中立な見解”だったのか。そして「科学者の公正中立」とは、どう担保されるべきものなのか。ジャーナリストの佐々木奎一氏と本誌取材班がレポートする。


「ほとんどの核燃料は、今も原子炉の中に収まっていて、原子炉はすでに停止している状況だ。住民には冷静な対応をお願いしたい」 関村教授がNHKに出演し、こう視聴者に呼びかけたのは震災翌日の3月12日のことだった。

福島第一原発1号機の原子炉建屋が水素爆発で吹き飛んだこの日以来、“専門家”である大学の科学者たちはコメンテーターとして各局、各紙に出ずっぱりとなった。以下、各コメンテーターによる発言の一部を紹介する。

「内部の損傷はスリーマイル島より軽微だろう。溶けている部分もあるが全部ではない」(3月13日、諸葛特任教授=当時、TBS)
「チェルノブイリ級の爆発が起きるかどうか何とも言えない。もしかしたら原子炉損傷じゃなかったのかなという希望的観測も成り立つ」(12日、中島教授、テレビ東京)
「冷やすことがコントロールできないのは深刻な状況だ。しかし、目に見えてさらに深刻になる兆候は見えていない」(16日、山口彰・大阪大大学院教授、NHK)
また、山名元・京都大原子炉実験所教授は、「(政府の避難指示の方針は)先に先にと徹底している。一歩先を進んでいると思ってほしい」とコメントした(14日、TBS)。

実際のところはどうだったか。事故直後で情報がない時期だったとはいえ、“専門家”たちの意見は必ずしも的を射ていない。むしろ政府・東電寄りに立って「安全」を強調していたのではないかと思えるものも少なくない。

取材班は、事故直後に頻繁にマスコミに登場した教授たちに、企業や政府機関から過去5年間で合計約8億円ものカネが流れていたことを、所属大学への情報公開請求によって明らかにした。これら大金はほとんどが“原発推進派”から提供されたものなのである。

震災以降、東京電力が全国の大学にカネをバラ撒いてきた実態の一部はある程度報じられた。例えば冒頭の関村教授が所属する東大大学院工学系研究科には「寄付講座」名目で約10年間に東電から計5億円のカネが流れていた。

しかし、今回明らかになったカネの流れの問題は、より根深い。「寄付講座」の場合、東大なら大学HP上の寄付講座一覧を閲覧すれば見ることができる。しかし、前出の資金の動きは情報公開請求して数カ月かけなければわからない。事故直後に視聴者が「この教授はどういう立場の人なのか?」と疑問に思っても、知ることのできないカネの流れなのだ。

(引用元:NEWSポストセブン 2011年6月30日)
http://www.news-postseven.com/archives/20110630_24442.html