見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2011/11/27

ドローネの悪夢


パキスタンがアメリカに報復措置

パキスタンは米国・NATOとのすべての協力の見直しを命じた
これでアフガンのNATOへの補給ルートが絶たれる
写真は、足止めを食らうNATOに物資を運ぶ大型トラック(BBCの記事より)
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-15905777

◇イスラマバード共同:アフガニスタンに展開する米軍を中心とする国際治安支援部隊(ISAF)がパキスタン北西部の検問所を攻撃、同国兵士28人が死亡したことへの報復として、パキスタン政府は27日、南西部バルチスタン州のシャムシ飛行場を利用している米軍に対し、15日以内の撤収を求めた。

同飛行場は、イスラム武装勢力を爆撃する米無人機の発着に使われているとされている。米軍が撤収すれば、2001年9月の米中枢同時テロ後からパキスタンが続けてきた米国との協力関係が崩れ、米軍の「テロとの戦い」に影響する可能性が高い。

http://www.47news.jp/CN/201111/CN2011112701000643.html

◇パキスタン、対米協力など見直しへ ISAF誤爆による兵士死亡受け

パキスタン外務省と軍によると、ISAFのヘリコプターが26日、アフガン側から越境し、北西部の部族地域モフマンド地区にある検問所2カ所を攻撃。軍当局者らが匿名で語ったところによれば、負傷者した13人の中には重体の者も多数いる。



ISAFのアレン司令官は同日、事実関係の解明に全力を挙げると述べ、遺族らに哀悼の意を表した。



一方、パキスタン軍報道官はCNNとのインタビューで「検問所は国境から十分に離れていてはっきりと表示され、NATOの地図にも載っていたはず。モフマンドに武装勢力の潜伏先はない。われわれがすでに排除した」と述べて、攻撃を非難。過去の誤爆がISAFに対する大きな反発を招いたことを指摘した。



ムフタル国防相は、米国に対して南西部バルチスタン州のシャムシ空軍基地から15日以内に退去するよう要請したと述べた。この基地は、米中央情報局(CIA)による無人機攻撃の拠点になっているとされる。同国防相は、同国で今年5月、米軍特殊部隊が国際テロ組織アルカイダの指導者だったオサマ・ビンラディン容疑者を殺害した作戦以降、米国との信頼関係は損なわれていたと述べた。



パキスタンはさらに、NATOのトラックがアフガン駐留部隊に物資を届ける補給ルート2本を閉鎖した。国境付近の地元当局者によると、このうち1本では26日午前、NATOの物資を積んだトラックなど約50台が通行を阻止され、引き返した。NATOの通常の補給物資や燃料の約40%は同国経由で搬送されている。

(引用元:CNN 2011年11月27日)
http://www.cnn.co.jp/world/30004711.html

2011/11/19

ライブドアとオリンパス


オリンパスはライブドアより悪し
11月8日緊急会見したオリンパスの高山修一社長が、不可解な巨額企業買収(M&A)の使途不明金1400億円は「実は過去の隠れ損失の穴埋めにあてていた」と認め、陳謝した。これで中間決算の発表は延期、株価も急落、10日には監理銘柄入りした。ところが、上場廃止はないらしい。

◇オリンパス事件では原理原則を守れ

オリンパス事件については、証券取引等監視委員会が上場廃止ではなく行政処分にとどめるよう金融庁に具申する方針と報じられた。読売新聞が第一報を流した後、ロイター通信、テレビ各社、朝日新聞などが追随した。

経済評論家であり、金融のプロでもある山崎元が16日のコラムで指摘したように、「オリンパスはライブドアよりもかなり悪い。」私もそう思う。山崎はオリンパスを上場廃止すべきかどうか、やや留保しているが、証券市場について素人同然の私は、ライブドアが上場廃止になってより悪質な違反をしたオリンパスが上場廃止にならないのだとしたら、理解に苦しむ。

上場廃止になれば、多くの株主は損するだろう。だが、行政処分にとどめて株価が急反転すれば、山っ気のある投機家が大儲けするかもしれない。これだけの事件を起こし、いまの株価水準でもオリンパス株を売らずに持ち続けている株主は、証券取引等監視委員会と金融庁の出方に一か八か賭けている面があるかもしれない。

火事場泥棒のような投機行動を助長する監督当局の姿勢は容認できない。行政処分で済ましてしまうという話には、本当に驚いた。世界の市場が日本の対応を見ている。ここは原理原則をしっかり踏まえて対応すべきである。

(引用元:現代ビジネス ニュースの深層 2011年11月18日)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/26958?page=3


◇ウォール街占拠の抗議で大量逮捕
 
NYPD(ニューヨーク市警)ポール・ブラウン:「我々は正当な抗議に便宜を図り、法が破られたとき逮捕にあたるというのが基本命令」

全米中で連帯の示威運動に遭遇する抗議の日に、数千人のデモ参加者がニューヨークのブルックリン橋を渡ってデモ行進した。

とにかくニューヨーク市で少なくとも300人が逮捕された、その多くが証券取引所近くでもめ事がぱっと広がったときだ。

ウォール街を占拠する活動家らは市内の金融地区を練り歩くことで抗議の日をスタートさせたあと、ラッシュアワーの時間帯を通して地下鉄駅で再集合した。

マイケル・ブルームバーグ市長は、警察官5人がけがをしたと言っている。

経済的不平等に反対して草の根運動が始まって以来2カ月を記録するとして、木曜の全米的な抗議はウォール街占拠のモーメンタム(弾み)の試金石とみなされた。
 
(引用元:ガーディアン紙 18 November 2011)
写真はニューヨークで大量逮捕となる場面(ガーディアンの記事より)

◇米ニューヨークのウォール街で17日朝、開始から2カ月を迎えた反格差運動「Occupy Wall Street(ウォール街を占拠せよ)」のデモ隊約1000人がニューヨーク証券取引所前の通りを占拠し、排除しようとした警官隊との衝突で200人余りが逮捕された。

証券取引所は通常通り9時30分に取引を開始したが、デモ隊は「ウォール街を閉鎖しろ」「ここは、みんなの通り」などと叫び、45分間にわたって通りを封鎖。警官隊がバリケードを作って、出勤してきた市場関係者を取引所内部に案内するシーンが見られた。

夜には、主催者発表で2万人がブルックリン橋を渡ってデモ行進した。行進は平和的に行われ、道路を通行する車両やトラックもクラクションを鳴らして、電気ろうそくを手に行進するデモ隊への支持を示した。

ニューヨークの抗議行動は、「世界一斉行動の日」の一環として行われたもの。全米各地でも同日、抗議デモが繰り広げられ、ロサンゼルスやダラスなどで数十人の逮捕者が出た。

一方、英ロンドンでは、セントポール大聖堂前で座り込みを続けるデモ隊に退去命令が出されたが、デモ隊は退去期限の17日午後6時を過ぎても立ち退きを拒否している。このためロンドン市は法的措置によるデモ隊排除に踏み切るものとみられる。

スペインやギリシャでも緊縮財政や公共支出削減に抗議するデモが行われたが、これらは直接「占拠」行動に呼応したものではない。

(引用元:AFP 2011年11月18日)

2011/11/18

UNHATE


写真は、ローマ法王ベネディクト16世(左)とエジプトのイスラム教スンニ派指導者タイーブ師がキスをするベネトンの広告(ロイター)

オリビエロ・トスカーニが手がけたこれまでのベネトンの広告写真が好きだった
エイズ患者の家族との"最期のとき"しかり、ボスニアの兵士の血にまみれた戦闘服しかり、人に訴えかける"こころ=美しさ"があった
今回の合成写真「UNHATE」シリーズは、美しくないうえに、逆に人のこころに憎悪の感情を生ませるキスといっていい
ネタニヤフ首相とアッバス議長のキスは、上からの豪腕に堪え忍ぶ無力なアッバスの構図になっていて、まるでHATEという毒を盛られるキスのように見える
韓国と北朝鮮のトップのも、オバマと胡錦涛のも、毒を盛るUNキスだ
握手やあらゆる類の接触が、そもそも人間の強欲から生まれた謎のウイルスを媒介するのと同じイメージなのかもしれない

次はグリンピースジャパンの二回目の冬のお魚放射能調査結果報告

◇放射能測定室 シルベク 食品放射能調査 2011年11月17日


第2回目:冬のお魚調査(スーパーマーケットで売られている魚介類の放射線値検査)

前回の調査に引き続き、大手スーパーマーケット5社で調査を行ったところ、政府が定めた暫定規制値は超えないものの、放射能汚染された商品が広く販売されていたことを確認しました。
前回の調査ではブリやカツオ、今回の調査ではマダラやメバチマグロなど、大型魚からの放射性物質の検出が目立ちます。
また、缶詰(サバの水煮)からも、放射性物質が検出されました。

調査結果:

一般に販売されている魚介類に放射能汚染された商品が幅広く混入していることを確認。 (対象5社すべてのスーパーマーケットで放射能汚染された魚介類商品を確認。全75サンプル中27サンプルから放射性物質を検出)

冬の鍋に欠かせないマダラや、年末年始に多く消費されるメバチマグロなど、季節の魚で広く流通されているものから汚染が確認された。

商品の外見や表示(ラベルなど)からは汚染度合いを見分けることができず、消費者が知らないうちに汚染された魚介類を口にしている可能性が高い。

汚染度合いが最も高かったのはユニーで購入したマダラ(北海道産)で47.3Bq/kg(セシウム134,137)。

缶詰:サバの水煮から、放射性物質を検出(国産)。

表示義務がないため、原料の汚染度合いはおろか、サバの種類も、どこの海域でいつ獲られた魚なのかも、購入時に把握することができない。

マダラ:7サンプル中5サンプルから放射性物質を検出(岩手県、宮城県、北海道産)。
メバチマグロ:5サンプル中すべてから放射性物質を検出(宮城県産)。
カツオ:5サンプル中すべてから放射性物質を検出(宮城県産)。

http://www.greenpeace.org/japan/monitoring/fss2/?gv20111117

2011/11/15

事実を明かせ


イラン政府によれば、周辺の幾つもの都市を揺るがした土曜の爆発は弾薬運搬中の事故であり、兵士17名が死亡したとのことだが、イスラエルのハーアレツ(haaretz)紙は、イラン反体制派(ムジャヒディーン・ハルク)のイラン内部情報と断って、事件はミサイル基地での爆発だったと報じる。

◇イラン亡命者グループ:ロケット弾の爆発がテヘラン辺りに痛烈な爆破音を引き起こした

大きな破裂するような音は弾薬庫での事故による爆発の結果だったとイラン政府は言う。
イラン亡命者グループは土曜日、テヘラン近郊の大きな破裂は革命防衛隊のミサイル基地Modarres Garrisonで起こったと主張した。爆発の原因は不明。

http://www.haaretz.com/news/diplomacy-defense/iran-exile-group-explosion-of-rockets-caused-deadly-blast-near-tehran-1.395190

なお、記事によれば、このミサイル部隊は長い射程の弾道弾シェハーブ3とシェハーブ4の発射部隊。
(ミサイルshahab3は射程が1300~2000の中距離弾道弾、shahab4はwikipedia によれば、開発中か、架空の存在とのことだ。)
また、ynet newsでは、この爆発で革命防衛隊の武器開発責任者である准将が死亡したのをイラン政府が認めているとして、イラン反体制派の情報を紹介し、事件は情報に基づく何らかの軍事作戦の可能性もあると報じている。
この事件もまた、きな臭い。

◇テヘランのAmmo Cache Rocks 近郊で大きな爆発

テヘラン(FNA):テヘラン近くのShahryar市にほど近い軍事基地での爆発が土曜日、イランの首都西部を動揺させた。

Bidgoneh村にある軍事基地の武器庫で爆破が起こった。爆破による死傷者の数も、所有地の損害についても、まだ報告はない。イラン議会Hossein Garrousiで、対をなす爆破がほど近い領域の都市を震わせたとShahryarを代表する国会議員が述べた。出来事を調査するために危機管理委員会が設立されていると彼は言った。議会の国家安全保障と外交政策委員会の他の幾人かの顔ぶれが、Bidgonehでの爆破に関する報道を確認し、イスラム革命防衛隊(IRGC)の基地でそれが起こったと言っている。

(引用元:イランのFARS通信社 12 November 2011)
http://english.farsnews.com/newstext.php?nn=9007273061

◇イラン革命防衛隊の基地で爆発 15名が殉教

イラン革命防衛隊のラマザーン・シャリーフ広報担当が、防衛隊の基地で爆発が発生し、15名が殉教したことを明らかにした。

シャリーフ広報担当は12日土曜、テヘラン西部にある革命防衛隊の基地の1つの弾薬庫において爆発事故があったことを認め、「この爆発事故で誠に遺憾ながら15名が殉教、他数名が負傷しており、負傷者の一部は重体となっている」と述べている。

また、「現在、調査チームが今回の事件の詳細を調査しており、その結果は追って発表されることになっている」とした。

イラン革命防衛隊所属のセパーフニュースによると、イラン革命防衛隊の広報部門が12日、この組織のものである弾薬庫の1つで爆発事故が発生したことを明らかにしたということだ。

(引用元:イラン日本語ラジオ 2011年11月12日)

△イランでは昨年10月にも、西部ロレスタンで、革命防衛隊の弾薬庫が爆発する事故があり、18人が死亡している。

(引用元:時事通信 2011年11月12日)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011111200377

■米司法長官:駐米サウジ大使暗殺をイランが計画■ウォールストリートジャーナル

米政府は11日、イランが駐米サウジアラビア大使の暗殺を企てたとして2人を訴追したと発表した。

これが事実とすると、暗殺計画は国民のほとんどがシーア派のイランとスンニ派が多数を占めるサウジの対立がエスカレートしていることを示すものだ。両国は以前から中東の覇権を争っている。米当局が米国内でのテロ扇動を理由にイラン人グループを訴追するのは異例だ。

ホルダー米司法長官によると、イラン政府の組織は150万ドル(約1億1500万円)を使って麻薬カルテルの暗殺グループをメキシコから雇おうとしていたという。

検察はイランと米国のパスポートを所持している米国籍のマンソール・アーバブジア(56)容疑者と、イラン革命防衛隊(IRGC)のアルクッズ部隊のメンバー、ゴラム・シャクリ容疑者について数件の犯罪行為で立件した。同司法長官はアルバブシアル容疑者とイランに本拠を置く仲間は今年春以来、サウジの駐米大使暗殺を狙っていたと述べた。

イラン国連代表部の広報担当者は「こうした根拠のない主張を断固退ける」と強調した。アーバブジア容疑者は裁判所に出廷する予定だ。弁護士がついているかどうかは明らかではない。

同容疑者は、9月29日ニューヨークのジョンFケネディー(JFK)空港で逮捕され、暗殺計画に加わっていたことを自供した。一方のシャクリ容疑者は逃亡中だという。

検察によると、アーバブジア容疑者は今年、麻薬取締局(DEA)の情報提供者に接触したあとメキシコで麻薬カルテルのメンバーと見られる人たちと数カ月間に何度も会った。

アーバブジア容疑者は9月にメキシコへの入国を拒否されたあとJFK空港で乗り継ぎを待っている間に逮捕された。メキシコでは暗殺グループと支払いの最終打ち合わせをする予定だったと見られる。

同容疑者はその後連邦捜査局(FBI)に協力することに同意した。同容疑者は、暗殺計画について話すときは「シボレー」という言葉を使うよう指示されていたと告白している。

同容疑者はこのほかのテロも計画していた。関係者によると、これにはワシントンとアルゼンチンのイスラエル大使館の爆破も含まれていた。同容疑者に指示を出していたイランの幹部らは、サウジ大使暗殺は全ての別の計画に先立って実行するよう強く求めていたという。

一方、米財務省は暗殺計画に関係しているとみられるアルクッズ部隊の幹部4人を含む5人に対して制裁措置を取ると発表した。

以前から中東での覇権を争っているサウジとイランの関係は今年、緊張が高まった。「アラブの春」では過半数がシーア派であるバーレーンの数千人の市民がスンニ派の王を批判するデモを行い、この王を支持するサウジがバーレーンに数百人の兵士を展開した。同時にこの反体制デモの背後にはイランがいて中東を不安定にしようとしていると非難した。

(引用元:2011年10月12日)
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_322951
△アメリカ政府の発表について、イラン外務省のメフマンパラスト報道官は11日、声明を出し、「アメリカによって、でっちあげられたシナリオで、我々は強く否定する。この滑稽な見世物は我々の分断をもくろむアメリカとイスラエルによる陰謀にすぎない」として全面的に否定したうえで強く批判しました。
また、イラン国営メディアも、「アメリカ政府はイランを敵視する新たなプロパガンダを始めた。自分たちの国内問題から市民の目をそらすためにねつ造したものだ」などと報じています。



アメリカのクリントン国務長官は11日、記者団に対し、「こうした行為は国際的に許されず、直ちにやめるべきだという強いメッセージを国際社会と協力して打ち出していく。国際社会が団結してイランをさらに孤立化させる必要がある」と述べ、イランへの圧力を強める姿勢を強調しました。一方、アメリカ政府の発表を受けて、サウジアラビア政府はワシントンにある大使館を通じて声明を発表し、「国際条約に違反し、人道にもとる卑劣な行為だ」としてイランを厳しく非難しました。また、サウジアラビアの政府高官は、ロイター通信の取材に対し、「看過できない事態であり、イラン駐在のサウジアラビア大使の召還はもちろんのこと、報復措置を検討するだろう」と述べました。サウジアラビア政府はイランで主流を占めるイスラム教シーア派による反政府デモが国内で頻発したことから、イランによる内政干渉だと非難していた経緯もあり、両国の関係のさらなる悪化は必至とみられます。

(引用元:NHKニュース 2011年10月12日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111012/t10013196171000.html

◇モスクワ国際関係大学のセルゲイ・ドルジロフスキイ教授の意見を聞いてみた

「この事件には、事実よりも疑惑の方が多い。論理的観点から見れば、まず完全にばかげている。米国がイランに対し行っている、これはまさにビッグゲームだ。しかし、たとえ合衆国大統領であっても、臆測で物事を決めてはならない。判決を下すのは裁判所の仕事だ。もし人間が罪を犯したならば、裁判にかけるべきだ。今のところあるのは政治的なことばかりで、それ以上ではない。」

◇VOR記者は、ロシア科学アカデミー東洋学研究所のエキスパート、ウラジーミル・イサーエフ氏にマイクを向け意見を聞いた

「オバマ大統領の発言はかなり深刻に聞こえる。なぜなら、もし軍関係において最も力を持った人物である大統領があらゆる措置を検討中と口にするなら、それは軍事行動も含めていかなるバリエーションもあり得ることを意味するからだ。まして米政府が武力の助けを借りて対外問題を解決しようと試みることはよくあり、この10年をとっても、旧ユーゴスラビア、イラク、アフガニスタン、リビアでの軍事作戦に参加している。」

中東研究所のエフゲニイ・サタノフスキイ所長は、次のように強調した

「米国はイランに対し、すでにだいぶ前から、そうしたプランを練っている。ジョージ・ブッシュ前大統領の時代、いくつかのバリエーションが検討された。まずは核施設やそれを守る対ミサイル防衛手段を破壊するもの、そしてイランの基本的な軍事施設やイラン革命防衛隊に属する施設、ミサイルシステム、核施設を壊滅するというもの、さらに三つ目としてはイランがもはや工業国でなくなるようにイラン国内にあるエネルギー施設や冶金工場、軍事国防関連施設、空港や幹線道路のすべてを使い物にならなくしてしまうというものだ。この三つのシナリオのどれも、今米国は現実のものとすることが可能だが、国連の承認なしにはそれはできない。加えて国際社会の承認を得るためにはイランが犯した罪を反論の余地なく証明する必要がある。一方イランは、浴びせられた非難を否定している。」

「米国は、イラン指導部がワシントン駐在のサウジアラビア大使殺害未遂の陰謀に関与している確かな証拠を持っていると言っている。米国の主張によれば2人のイラン人がサウジ大使を亡き者とするためにメキシコで暗殺者を雇おうとしたが、陰謀は暴かれ、容疑者とされるイラン人1人は拘束、もう1人は逃亡中だとのことだ。裁判はまだ開かれていないが、オバマ大統領はイランに罪があることを国際社会に納得させるためには、1人の容疑者で十分だと思っているようだ。」

国連安保理事会メンバー国を自分の側につけるため、米国は各国の国連大使と個別に協議している。モスクワと北京には、イランがテロ活動をしている事を両国に納得させるための文書を携えた専門家グループが派遣された。この件に関するロシア政府の立場は一貫している。どのような決定を下すとしても、しっかりとした証拠が必要だというものだ。
今のところ存在するのは疑惑だけであり、これで何らかの「罪」について語るのは、いまだ時期尚早というものだ。

(引用元:The Voice of Russia 2011年10月14日)
http://japanese.ruvr.ru/2011/10/14/58743663.html

◇イランのテロ構想:でっち上げ、でっち上げ、でっち上げ(だが、一体誰がでっち上げたのか?)
Information Clearing House 12 October 2011 by MaidhcÓ Cathail
http://maidhcocathail.wordpress.com/
http://www.informationclearinghouse.info/article29373.htm

2011/11/12

火を放つヤンキー帝国


◇ヨーロッパからロシアにかけての広い範囲で、先月から今月にかけて大気中からごく微量の放射性ヨウ素が観測されたことが分かり、IAEA(国際原子力機関)や関係国の当局が原因を調べている。

世界各地で核実験を監視しているCTBTO(包括的核実験禁止条約機構)もヨウ素131が先月下旬以降、ロシア、スウェーデン、それにオーストリアに設置している観測施設で検出されたことを明らかにした。 このうち、オーストリアでは現地当局が先月17日以降、ヨウ素131を観測しており、その値は最大で1ナノシーベルトと福島第一原子力発電所の事故後にオーストリア国内で観測された値の100分の1程度だったということだ。放射性ヨウ素はハンガリーやドイツなど、ヨーロッパ各地で観測された。

放射性物質の「ヨウ素131」は自然界に本来は存在せず、ウランなどの核分裂によって生成される。原子力施設で重大な事故が起きた場合、ヨウ素131が外部に漏れ出すことがある。 旧ソビエトで起きたチェルノブイリ原発事故の際にはヨウ素131が大量に放出され、被ばくした住民に深刻な健康被害をもたらした。また、福島第一原発の事故でも大量に放出された。

(引用元:NHKニュース 2011年11月12日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111112/t10013913891000.html

◇メキシコのブレーク内務相が乗っていたヘリコプターが首都メキシコ市の南方で墜落し、同内相を含む8人が死亡した。ブレーク内相は麻薬戦争で政府側の対応を指揮する立場にあり、地位はカルデロン大統領に次いで2番目に高い。

ブレーク内相は司法当局者との会合に出席するため、メキシコ市からクエルナバカに向かう途中だった。

ブレーク氏は、市会議員、州・ 連邦議会議員を経て、2007年からバハ・カリフォルニア州官房長官を務めた。2010年7月にフェリペ・カルデロン大統領の指名で内相に就任。以後、国内の麻薬カルテルの取り締まりに尽力した。この取り締まりで、これまでに数千人が命を落としている。

(引用元:ブルームバーグ 2011年11月11日)



△皮肉なことに、ブレーク氏が「ツイッター」に残した最後の言葉は、2008年11月に飛行機事故で死亡したモウリーニョ前内相についてだった。

http://www.cnn.co.jp/world/30004557.html
以下は、2008年当時のモウリーニョ前内相が死亡した飛行機事故のニュース

◇メキシコのモウリニョ内相、飛行機事故で死亡

メキシコのモウリニョ内相が(2008年11月)4日、飛行機事故で死亡した。同内相が乗った小型機はこの日夕方、ラッシュアワーで混み合うメキシコ市の道路に墜落した。

メキシコ市長は記者団に対し、墜落した飛行機に生存者はいないと語った。現場では墜落の巻き添えとなった車が炎上して7人が死亡したほか、約40人が負傷した。

墜落した小型機には軍主導の麻薬組織との闘いで主要な役割を担っていたホセ・ルイス・サンティアゴ・バスコンセロス氏も乗っていた。

メキシコでは今年に入り、麻薬密輸に関連する事件や闘争で4000人以上が死亡。その多くは麻薬密輸組織の関係者だが、警察や軍などの治安関係者も、カルデロン大統領が進める麻薬撲滅運動に反対する組織との闘いで犠牲になっている。

メキシコ当局は今回の墜落について、すべての証拠が事故であることを示していると発表。事故機はメキシコ市の北西にあるサンルイスポトシから戻るところだった。

(引用元:ロイター 2008年11月5日)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-34740720081105

◇メキシコ市南方の丘陵地帯で11日、麻薬組織対策を指揮していたブレーク内相らが乗ったヘリコプターが墜落し、政府は同内相を含む搭乗者8人全員の死亡を確認した。

政府は墜落の理由は明らかにしていないが、メキシコ市のエブラルド市長は悪天候が原因となった可能性があるとしている。

2008年11月に当時のモウリニョ内相も飛行機墜落事故で死亡しており、今回の事故が単なる事故だったのか、疑いが浮上する可能性もある。ただ、現時点では陰謀を示す事実は出ていない。

事故を受け、カルデロン大統領はハワイで行われるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への出席を取りやめた。

(引用元:ロイター 2011年11月11日)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-24136620111111

◇チャベス大統領、病状深刻 余命6カ月との情報も

がん治療を続けている南米ベネズエラのウゴ・チャベス大統領(57)の病状について、米紙マイアミ・ヘラルドは11日までに、米国の元外交官がベネズエラ政府内部から得た情報として「がんは予想以上に進行しており、6カ月以上持たない」と述べた、と伝えた。
 
元外交官はベネズエラ政府内部文書を入手したとして、繰り返しキューバで受けた化学療法は効果がなく、「チャベス氏は来年10月の大統領選前に亡くなるだろう」と指摘したという。(リオデジャネイロ 共同 2011年11月12日)

△南米ベネズエラのチャベス大統領は10月20日、リビアの最高指導者だったカダフィ大佐が死亡したことを受け、記者団に対し「偉大な闘士、革命家、殉教者として記憶されるだろう」と述べ、かつての盟友の死を悼んだ。

チャベス氏はカダフィ氏の死をテロリストによる「暗殺」と表現。「ヤンキー帝国(米国)は世界を支配できない。帝国は世界を征服しようと努力して、火を放っている」と述べ、欧米諸国の対リビア戦略をあらためて批判した。

両氏は反米を共通項に密接な関係にあり、政権崩壊前後にカダフィ氏のベネズエラ亡命説が浮上したこともある。(共同 2011年10月21日)
写真は、シリアの抗議デモ、11日シリアは250人の反政府市民を殺害、アラブ連盟からの資格一時停止に直面する(ガーディアン紙の記事より)
http://www.guardian.co.uk/world

2011/11/11

ロンドンを占拠



ロンドンを占拠する抗議がふくらむ
イギリスの首都でも大企業の強欲に対する"99%"の民主主義びいきの抗議者の巻き返しとしてデモが高まる。

(引用元:アルジャジーラ 08 Nov 2011)
http://english.aljazeera.net/indepth/inpictures/2011/11/2011117201951241331.html

写真:アノニマス、"ガイ・フォークスのマスク"もあちこちに登場

◇イスラエル首相はうそつき 仏大統領、オバマ氏に

フランスのサルコジ大統領が、同国南部カンヌでの20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせて3日会談したオバマ米大統領に対して、イスラエルのネタニヤフ首相は「うそつきだ」などとこき下ろしていたことが明らかになった。フランス公共ラジオなどが8日報じた。

オバマ氏が、パレスチナの国連教育科学文化機関(ユネスコ)加盟投票でフランスが賛成に回ったことに遺憾の意を表すると、サルコジ氏は「ネタニヤフ氏とはもう会いたくない。彼はうそつきだ」と述べた。「うそつき」とした理由は不明。

オバマ氏は「あなたはうんざりしているようだが、私は毎日でも(ネタニヤフ氏と)対話しなければならない」と応じたという。

イスラエルは、ユネスコがパレスチナ加盟を決めた直後に報復措置として占領地東エルサレムなどへの入植加速を決定。フランスは強く非難している。(共同)

(引用元:産経新聞2011年11月8日)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111108/amr11110823300008-n1.htm

◇ガザ支援船2隻を拿捕 イスラエル軍

イスラエル軍はガザの海上封鎖突破を目指し地中海を航行していた支援船2隻を艦艇数隻で包囲、拿捕した。(ロイター)

イスラエル軍は4日、パレスチナ自治区ガザの海上封鎖突破を目指し地中海を航行していた支援船2隻を艦艇数隻で包囲、拿捕した。軍報道官が明らかにした。2隻には米国やカナダなどの活動家計27人が乗っていたが、けが人はなかったという。

2隻は医薬品などを積み、2日にトルコを出航した。活動家らはイスラエルに連行後、国外退去となる見通し。

イスラエル軍は昨年5月、ガザ支援船を急襲しトルコ人乗船者9人を射殺。国際社会の非難を浴び、同7月にガザ封鎖を緩和した。だが、ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスの武装強化を妨げるためとして建築資材搬入などで規制を続け、海上封鎖も維持。国連は、封鎖はガザの人道危機を招いていると非難して いる。(共同)

(引用元:産経新聞 2011年11月5日)

◇イスラエルも拠出凍結 ユネスコ

イスラエルのネタニヤフ首相は3日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)総会がパレスチナの正式加盟を可決したことを受け、年200万ドル(約1億5600万円)に上るユネスコ拠出金の凍結を決定した。首相府が声明で明らかにした。

米政府も既に拠出金を凍結。米国の拠出金はユネスコ予算の22%を占めており、世界遺産の登録審査などを行うユネスコの予算逼迫が懸念されている。

ユネスコ総会は10月31日、パレスチナの正式加盟を賛成多数で可決。パレスチナはユネスコ加盟を国際社会による事実上の国家承認と位置付けているが、イスラエルと米国は、昨年9月に頓挫した和平交渉の再開をさらに遠ざけるとして強く反発している。(共同)

(引用元:産経新聞 2011年11月3日)

◇イスラエル入植加速 ユネスコ加盟への報復

イスラエルのネタニヤフ首相は1日、占領地東エルサレムとヨルダン川西岸の入植地でユダヤ人住宅約2千戸の建設を加速させることを決めた。イスラエル政府高官はフランス通信(AFP)に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)でパレスチナの正式加盟が決まったことへの報復措置と説明した。

またイスラエルは、同国が徴収するパレスチナ自治区向け輸入品関税の、自治政府への送金を一時停止することも決定。自治政府は「和平プロセスを破壊する動きだ」と非難している。

一方、イスラエルからの報道によると、同国国防省は2日、核弾頭も搭載可能な弾道ミサイルのロケット推進システムの発射実験を行った。事実上の核保有国とされる同国は、核開発を進めるイランを最大の脅威と位置づけており、今回の実験もイランに向けた示威行為とみられる。

(2011年11月3日)

2011/11/07

福島第一ずっと不安定



自発核分裂を起こしている2号機→

キセノン検出しても臨海とはならないし、環境に影響ないってさ

◇東京電力は4日、福島第一原子力発電所2号機から検出された短半減期のキセノンについて、臨界状態にはならず自発核分裂により発生したとの評価を原子力安全・保安院に提出した。臨界状態で観測されるはずの濃度より4けた程度低い点などから判断した。2号機から出る希ガスの年間被ばく線量は最大でも0・0001ミリシーベルト。原子炉の温度・圧力を引き続きコントロールできているため、東電は「冷温停止の判断に大きな影響は与えない」としている。
 
2号機は10月28日から運用を始めた格納容器ガス管理システムで、核分裂生成物のキセノン135などをわずかに検出した。キセノン135は半減期が約9時間と短いことから、ここ最近で核分裂が起きており、最悪の場合は臨界状態に陥った可能性も浮上していた。

このため、東電は自発核分裂による発生量と臨界状態におけるキセノン135の発生量をそれぞれ推定。自発核分裂については、通常の原子炉が未臨界でも核分裂を起こすキュリウム242、同244をベースに分析した。

その結果、自発核分裂によるキセノン135の格納容器内濃度は推定で1cc当たり9.9×10のマイナス3乗ベクレルとなり、実測値をもとに算出した同2.7×10のマイナス2乗ベクレルとほぼ一致した。一方、臨界が起きていたと仮定した場合の格納容器内濃度は同630ベクレル となり、4けた程度の開きがあった。

このほか、臨界を止めるホウ酸を注入した後もキセノン135が検出された点、原子炉の温度・圧力に特段の変化がないことから、キセノンは自発核分裂により発生したものと断定した。

(引用元:電気新聞 2011年11月4日)
http://www.shimbun.denki.or.jp/news/main/20111104_04.html
写真はどちらも福島第一原子力発電所(BBCの記事より)

2011/11/06

正しい選択


ハッカー仲間は解放されたけれど、セタスから逆脅迫も受けた

◇国際ハッカー集団アノニマスは、メキシコの麻薬組織セタスに拉致された仲間が解放されたとして、予告していたセタスへの内通者などの秘密情報の暴露を取りやめた。解放された仲間は組織関係者の名前を明かせば1件につき10人を殺害するとの脅迫メッセージを託されていたという。

アノニマスは、仲間が解放されなければ報復として秘密情報を公表するとネット動画で宣言していた。脅迫メッセージを受け、「罪なき市民を巻き込むわけにはいかない」として、現時点では公表をやめることにしたという。

(引用元:朝日新聞 2011年11月5日)
http://www.asahi.com/international/update/1105/TKY201111050352.html

△同グループの中南米地域のサイト「アノニマス・イベロアメリカ」に掲載された声明によると、解放された関係者は軽いけがをしているが元気だという。
メキシコ当局は、実際に誘拐事件があったかどうか確認していない。

(引用元:中国新聞 2011年11月5日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201111050135.html

ところで、スウェーデンで昨年合意の上でのセックスでコンドームを着けなかったとして2人の女性から訴えられ英国で逮捕された内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ容疑者の身柄をスウェーデンに移送することを認める決定を11月2日、英国の高等法院が下した。
日本の大手新聞は誤りを正しもせず容疑を「強姦」と書くが、実際にはスウェーデン独特のお国柄からくる「コンドームなしのセックス」容疑となる。
4chanでアサンジ逮捕の抗議と復讐のため、ウィキリークスのサイトを削除したホスティング会社や米政府の申し出に応じて取引を停止した金融会社などに対し、一斉にサイバー戦争宣戦布告をしたアノニマスはどう出るのだろうか?!
「ウィキリークスは言論の自由と情報のリトマス試験紙」と、ペイバック作戦の参加者はフランチャイズタイムスのインタビューに答えている。

写真はジュリアン・アサンジの本(BBC)

◇最高裁上訴は高等法院の判断次第

内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者で編集長を務めるジュリアン・アサンジ氏は、スウェーデンへの身柄移送をめぐって法廷闘争を続けてきたが、ロンドンの高等法院は2011年11月2日、アサンジ氏の身柄引き渡しを認めた一審判決を全面的に支持する判断を示した。この結果、年内にも同氏がスウェーデンに送還される可能性が強まった。

判決を言い渡されたあと、アサンジ氏は「これから次ぎのステップを考える」と記者団に語った。2審の判決を不服として最高裁へ上訴することは可能だが、2週間以内にその決断を下す必要がある。

上告棄却になれば10日以内に身柄引渡

その次のステップは、2審の担当裁判官2人が協議して上告を認めるか否かを決定することになる。その協議期間は3週間。上告棄却になれば10日以内に身柄が引渡される。

アサンジの弁護団としてはこの事態を何としても回避したいので、身柄の移送は「人権違反」として欧州人権裁判所に訴える可能性も検討しているようだ。そうなれば、決着までさらに時間がかかることになる。

もう一つの障害はお金である。アサンジ氏は控訴して敗れたので検察側の裁判費用を肩代わりする義務が生じている。金額は1万9千ポンド(およそ236万円)ということだが、弁護団はこの費用についても異議を唱える戦術のようだ。同氏はノーフォークで「軟禁状態」になっているので、金銭的にも行き詰まっているとの見方がある。

http://www.j-cast.com/2011/11/03112132.html

△アサンジの弁護団は、スウェーデンに移送されれば、今度は米国に移送される可能性があるとしている。だがスウェーデン側はこの主張を否定している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111103-00000010-cnn-int

◇兵糧攻めに遭う「WikiLeaks」 資金難で活動停止の危機に

内部告発サイト「WikiLeaks」の創設者であるジュリアン・アサンジによると、ユーザーからの寄附金をWikiLeaksに送っていた金融機関が送金を停止したため、活動できなくなったという。収入がこれまでに比べ95%減り、文書の公開をこれ以上続けられない状態だそうだ。

送金を停止した主な金融機関は、米国 Bank of America、米国 Visa、米国 Mastercard、米国 PayPal、米国 Western Union。停止前に月平均10万ユーロ(1千万円強)あった寄付金は、今や年額6千~7千ユーロ(60万円前後)にまで激減してしまった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111027-00000003-inet-secu

△10月24日の記者会見でジュリアン・アサンジ氏は、「私たちは、これまでにジャーナリズム史上最大級のリーク情報をいくつも公開してきた。これが"権力者たち"を刺激して、猛烈な反撃の引き金を引いた」と語った。

アサンジ氏が言及した“権力者たち”とは、米国のバンクオブアメリカ、VISA、MasterCard、PayPal、Western Unionといった銀行やクレジットカード会社、その他の送金サービス企業を指す。アサンジ氏いわく、こうした「独断的かつ非合法な金融封鎖」が WikiLeakの収入の約95%を潰したのだそうだ。

「米国を中心とする調和性の高い政治的な攻撃が、私たちに対して仕掛けられた。米国のベテラン右翼政治家による辛辣な皮肉から、WikiLeaksのスタッフや私自身の暗殺を呼びかけるきわめて危険なものまで、その種類はさまざまだ。」(アサンジ氏)

金融封鎖が行われたことで、WikiLeaksは過去11カ月間にわたり手元の現金のみで運営せざるをえなくなり、何千万ドルもの募金が失われたとアサンジ氏は述べている。現在のWikiLeaksには、「わずかな資金」を「一連の違法な金融封鎖」を打破するのにつぎ込むほか道はないという。

アサンジ氏によれば、WikiLeaksはこうした封鎖に対する訴訟をアイスランドやデンマーク、ベルギーのブリュッセル、英国、米国、オーストラリア などで起こしているそうだ。また、同組織は欧州委員会(EC)にも反トラストを根拠とする苦情を申し立てた。苦情を受理するかどうかの判断は11月までに下される見込みである。

WikiLeaksに対する金融封鎖は、同組織が2010年11月に米国の極秘外交文書を公開し始めた直後から始まった。

アサンジ氏は、WikiLeaksが現在世界中で展開している複数の強大な金融機関との戦いには、きわめて重要な意義があると主張している。

「このような金融攻撃を看過すれば、危険かつ不当、非民主的な先例が生まれてしまう。WikiLeaksおよびWikiLeaksの使命とは関係ないものにもその影響は及ぶはずだ。力の強い金融企業や彼らの政治的協力者と対立する組織はすべて、私たちと同じく法を逸脱した攻撃を受ける可能性がある。」 (アサンジ氏)

(引用元:PC World米国版 2011年10月25日)
COMPUTERWORLD.jp 

◇Wikileaksへの資金供給を断った支払い機関は、藪をつついて(多数の)蛇を出す

Wikileaksの使命を認めない人もいる。危険分子とみなす人もいる。いずれにしてもWikileaksに対して否定的な見解の人はゼロではない。けれども一つだけ否定できないことがある。Wikileaksはまともな団体だ、場所は明かさないが、サーバも銀行口座等々もある。それを気に入らない人もいるかもしれないが、彼らには、本人の情報といったものは削除する、一定の方法でのみプレス配布する等々の原則もある。

世界の有力な支払い機関は、Wikileaksへの寄付を拒絶している。彼らには、そうする権利があるのだろうし、そうしなければ政治家の怒りを買っただろう。しかし、彼らは自分たちが一体何をしているか理解していない。ヘビの一頭を切るとその跡に二頭生じたというヒュドラー(Hydra)の大きな災いのことを彼らはわかっていないのだろう。

ヒュドラーの比喩は数カ月前にも使ったが、今回もそのときと同じ幻滅(一頭を切る)と安堵(二頭を生じる)の両方を感じる。8月にはレコード会社が、ビデオ共有サイトからビデオをダウンロードさせる人畜無害で平凡なサイトを遮断した。彼らもまた、その殺戮の本当の意味をまったく理解していない。刃(やいば)が、実は自分に向いていることに気づいていない。

ビデオの場合は、金と著作権だけが問題だったが、Wikileaksはもうちょっと高くつく。

Wikileaksをそうやって屈服させたらどうなると、VisaやMastercard等々は期待しているのか?彼らの動機は明らかに政治的であり、その政治的理由となるものは、人びとからの監視に対して不透明でないと政府はその存在を維持できないという一種の恐れに根ざしている。Wikileaksには守秘の部分もあるから、完全な透明性を実現したわけではないが、それでも透明性に向かっての動きが始動してしまったという事実はもはや取り消せない。

Wikileaksはなぜお金が必要なのか?大量の情報をふるいにかけ、編集し、タグを付け、配布する作業は膨大だ。プレスを初めとして、彼らのサービスへの需要はある。ナップスターの時代から音楽のダウンロードに需要があったように。だが、Wikileaksとナップスターは同じではない。ナップスターは完全無料、無選別、そしてある意味ではカオスだった。Wikileaksはリーク情報のグローバルな管理におけるiTunesだ。単一の実体があり、管理主体があり、ネットに接続されている、ただしそのことが嫌われている。Wikileaksという特定のサービスが遮断されたら、その需要に一体何が起きるのか?

思わせぶりな書き方はもうやめよう。Wikileaks(または類似のリークサイト)から漏れていた情報は、今後も何らかの手当たり次第の便宜的な手段を通じて配布されるだろう。それはカオスであり、制御不能で無編集であり、Wikileaksよりもはるかに責任感を持たない人びとの手から投じられるだろう。たぶんそうなることは避けられない。そうなるのを急ぐ必要もないけれど。

仮にリークが本当に災いであるとして、Visa、政府は、正体が明白にわかっている災いと今後訪れる正体不明・制御不能の災いのどちらがましか?支払いサービスも政府も完全に視野狭窄だ。正しい選択ができない。というわけで、結局のところ、これから訪れるのは彼らにとってよりまずい災いである。

(引用元:TechCrunch Japan 2011年10月25日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111025-00001642-techcr-sci

2011/11/02

11.5 ガイ・フォークスの日


2号機で核分裂反応

◇東京電力は 2日未明、福島第一原子力発電所2号機の原子炉格納容器ガス管理システムから1日採取した放出ガスを分析した結果、短半減期核種(キセノン133、135)の検出の可能性があることが判明し、核分裂反応が発生している可能性が否定できないと電子メールを通じて発表した。

(引用元:ブルームバーグ 2011年11月2日)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920017&sid=a.9MOubB.lrE

◇放射性キセノンは、核分裂に伴いできる。2号機では、格納容器内に爆発の可能性がある水素がたまるのを防ぐため、気体の交換装置を設置しており、1日に採取した気体を分析し、キセノンが検出された可能性があることが判明した。念のため、2日午前2時48分に原子炉への注水ラインからホウ酸水の注水を始めた。

(引用元:共同通信 2011年11月2日)

アノニマスを名乗るハッカーが麻薬カルテルに挑戦状

◇民間人を巻き込んだ抗争が激化しているメキシコの麻薬組織に、国際ハッカー集団アノニマスが「宣戦布告」した。動画サイトのユーチューブに投稿された動画によると、アノニマスの一員がメキシコ南東部ベラクルスで麻薬組織に拉致されたとしており、解放しなければ報復措置に臨むと宣言している。

アノニマスが象徴的に使う、17世紀に英国王に反発し処刑されたガイ・フォークスの仮面をつけた人物が、仲間の拉致をユーチューブ上で説明。ベラクルスなどで勢力を伸ばす麻薬組織セタスを名指しし、仲間を解放しなければ、セタスに内通した警官や記者、タクシー運転手の身元などの秘密情報を公表すると宣言した。公表されれば、対抗する別の麻薬組織に狙われる危険も出てくる。

仮面の人物は、セタスが持つ家や車、バーなどに何らかの危険を及ぼす可能性も示唆した。「仲間に何かあれば、11月5日を忘れるな」とも付け加え、ガイ・フォークス記念日である5日の報復実行の可能性もにおわせた。

http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201111010499.html

写真は今朝のBBC NEWSより
http://www.bbc.co.uk/news/technology-15520912

東電や安全だと公言してきた学者やアナリストに突き付けたい

◇イタリア、地震予知失敗で初公判 学者らの刑事責任問う

約300人が死亡、6万人以上が被災した2009年4月のイタリア中部地震で、大地震の兆候がないと判断したことが被害拡大につながったとして過失致死傷の罪で起訴された同国防災庁付属の委員会メンバーの学者ら7人に対する初公判が20日、最大被災地ラクイラの地裁で開かれた。

地震予知の失敗で刑事責任が問われるのは世界的にも異例。

検察側によると、大学教授や地震学の専門家らで構成される同委員会は、群発地震が続いていた中部の状況について、09年3月31日にラクイラで開いた会議で大地震に結び付く可能性は低いと報告した。

(引用元:共同通信 2011年9月20日)