見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2013/03/31

留学生のセックスワーカー


◇学生ビザ滞在者は「セックスワークはノーゴー」と告げられる
ニュージーランドヘラルド紙 25 March 2013

新しいニュージーランド移民局の雇用を支援するウェブサイトで外国人留学生は売春婦として働くのはノーゴー(青信号ではない)と警告される。

このウェブサイト(www.nzstudywork.comは、外国人留学生がここで仕事を探すにあたり助言と支援を提供することにねらいを定めると移民大臣のマイケル・ウッドハウスは述べる。

ウェブサイトによると、学生が合法的に行えない仕事には自営業者であることや、独立した請負業者として働くこと、大人のエンターテインメント業界で働くことが含まれる。

「留学生もまた商売上のセックスサービスを提供することができない」とウェブサイトは言っている。

「言い換えれば、留学生は売春婦として働くのも、ニュージーランドの売春ビジネスのオペレーターとしてふるまうのも、売春ビジネスに投資することもできません。」

売春は2003年に解禁されたが、風俗産業で働くことは外国人留学生を含め、一時的なビザで滞在する人々には違法である。

ニュージーランドの法律は学生がマッサージ療法士として働くのを排除するものではないとニュージーランド移民局総括管理者のスティーブン・ダンスタンは言っている。

集合的に集められたデータによると、オークランドでは中国人がセックス労働者の3分の1を構成している、だがそのうち何人が学生ビザだったかはわかっていなかった。

昨年、詐欺や遵守の職員がマッサージセンターを含め入国管理法に違反していると考えられる150カ所以上の雇用現場を訪問した。

15万人以上の労働ビザが昨年承認されたが、ニュージーランドの移民局はどれほどの数がマッサージクリニックで働く人々のために発行されたか断言できないと言っている。

http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=10873399

25日付AFPの記事によると、ニュージーランドには現在約7万人の外国人留学生が滞在しており、その多くは学費や生活費を捻出するためにパート労働に従事している。
http://afpbb.com/article/life-culture/life/2935716/10495782

2013/03/30

Huge Hunger Strike

◇Gitmo(グアンタナモ湾海軍基地)の捕虜:"オバマが私たちをいつまでも際限なく留め置くならばみんな死ぬ"
"考慮に入れるかまたは殺すか"
by RT

ハンストする多数の収容者が死を覚悟することで、グアンタナモでは状況が絶望的になっていると公選弁護人カルロス・ワーナーはRTに語った、そして彼の依頼人は、"考慮するかまたは殺すか"をオバマ政権に求めている。

RT:この前あなたが依頼人に話しかけたとき、依頼人は現場の状況がどれほどよくないと言っていましたか?

カルロス・ワーナー:現に私は島から最新のニュース報道を受け取ります。それはちょうど数分前にウィンガード大佐から入りました。関心があるのなら、 Faiz al-Kandari の申し立てがありますよ。

RT:彼はなんと言ったのですか?

カルロス・ワーナー:関心がおありですか?

RT:それは大いにあります。

カルロス・ワーナー:「鏡をのぞくと自分自身にぞっとする。私たちには失うものはなにもないのだから彼らに殺させてください。オバマがいつまでも私たちを引き留めておくならば私たちは死にます。私たちに顧慮を払うかまたは殺すか。それがあなたがたの選択肢です。アメリカ合衆国はその仮面を取り去って私たちを殺すべきだ」と彼は言いました。

今日現在、それが彼の申し立てです。先週私は彼に会いました。私にはかの地に多数の依頼人がいますが、先週私は彼に会い、また私が見たことを経験するのは衝撃でした。彼は一カ月未満で30パウンド以上も体重が減りました。彼はすべての栄養物を拒みました。彼の両頬は落ちくぼんでいました。彼は精が尽き、弱々しく、立つことができなかった。私にとってそれは怖ろしい、恐ろしい対面でした。

RT:そして彼のメッセージは"私たちを重んずるかまたは殺すか"。彼の望みは叶うでしょうか、それとも彼はいま死を辞さないつもりなのか?

カルロス・ワーナー:多数の男性、いつまでも際限なく拘留される人たちには少しの希望もないと私は判断します。政権のため彼らには希望がない。彼らの多くは喜んで死ぬでしょう。問題はいつどうやって死のうとするのか?かの地から解放されるにつき彼らに望みはなく、また人間に多少の希望があるのを除いて、生きるのは非常に難しい。そのため多数が死を辞しません。

RT:この人は幾年も前に無罪放免が認められている、もしそうなら、なぜ彼は釈放されなかったのか?

カルロス・ワーナー:Faizは無罪放免を認められた86人の男性、罪のない86人のリストにはありません、彼らを釈放することはアメリカ合衆国政府による満場一致の決定でした。しかしFaizはそのリストにはなかった。しかしほっておかれ、グアンタナモの一人残らずがいつまでも拘留されます。釈放を明らかにされてもされなくても、だれも釈放されません。

RT:なぜしないのか?アメリカ合衆国がこれらの人々を監禁し続ける法的根拠を正当化しなければならないのは明らかなことなのに?

カルロス・ワーナー:その通りです。根拠は極めて簡単でオバマ大統領のもとにあります。今度は連邦政府の弁護人と話すことです。と言うのは私は極端な革新派の出です。私はリベラルでオバマ大統領の存在を信じて彼に二度投票してきています。しかしこれは破られた約束、彼が選択したことは固く守られてきません。彼は米国議会の共和党員を相手にしてそれは彼らの責任だと言います。まあ、本日現在、この問題に取り組むため交渉を始めることができる人は政権には一人もいません。私が電話をかけてハンガーストライキをやめさせてくださいと言う人はオバマ政権全体に誰一人いません。私は年下のほうの役人と基地でそれを行うよう押しつけられます。

RT:人々が死に出すようなら、主流メディアからはやはりもっと注目があるだろうと思われますか?

カルロス・ワーナー:これは人間です。彼らは動物ではありません。彼らは大人と識別でき考慮される人々であって私は誰も死ぬのを見たくありません。ハンストや他のどんな抗議からも彼らが死ぬのを見たくありません。彼らは起訴されるべきです。彼らは進退きわまっています。人々が死ぬとき、もしハンストが終わりを迎えていないなら、その時はきっともっと多くの注目に成り行くに違いありません。でも、確かに人間として私の依頼人が死ぬのを見たくないし、また彼らがこの異常な状態にいるという事実は弁護士として経験しなければならない最も心痛なことのひとつです。

RT:彼らの絶望的な行動はいくらかでも目的を達成するでしょうか?

カルロス・ワーナー:それは国際社会次第です。軍はグアンタナモから国際社会の目を逸らすため、万事うまくいっている、だれもハンスト中ではないと言います、ほんの10人、15人、20人、そして現在は30人以上という話です。これを変化させる唯一の方法は国際社会がアメリカ合衆国に圧力をかけるかどうかです、国内も同様に。私たちは、アメリカ合衆国の市民に立上がってもらいオバマ大統領に約束をとことん追求するよう求めてもらう必要があります。そして彼の約束はグアンタナモを閉鎖することです。彼は守られなかった約束をし、Faizの口から聞くことができるように、それがたった今グアンタナモの人々を殺しているのです。

http://informationclearinghouse.info/article34430.htm?utm_source=ICH%3A+Gitmo+Prisoner%3A+%22Respect+Us+Or+Kill+Us%22&utm_campaign=FIRST&utm_medium=email

△Faiz Mohammed Ahmed al Kandari:
彼は37歳のクウェート市民。2013年3月24日現在、彼は10年10カ月のあいだグアンタナモで拘束されている。戦争犯罪の容疑者だったが、その容疑は取り下げられている。
http://projects.nytimes.com/guantanamo/detainees/552-faiz-mohammed-ahmed-al-kandari

画像はALHITTIN.COMより
http://alhittin.com/tag/faiz-mohammed-ahmed-al-kandari/

2013/03/26

ブタの次はアヒル


 24日の東京新聞朝刊より

 ◇汚染水流出継続か

東京電力福島第一原発の港湾内で海水の放射性セシウムの濃度が下がりにくい状態が続いていることに関し、汚染水の海への流出が止まったとされる2011年6月からの約1年4カ月間に、計約17兆ベクレルの放射性セシウムを含む汚染水が海に流れ込んだ恐れがあるとの試算を、東京海洋大の神田穣太(じょうた)教授がまとめた。

東電は、2011年4月に一週間で意図的に海に放出した汚染水に含まれる放射性物質の総量を、約1500億ベクレルと推計しているが、その100倍以上に当たる。

神田教授は「現在も地下水や配管を通じて流出が続いている可能性がある。すぐに調査すべきだ」と指摘。これに対し東電は「2011年6月以降、大規模な汚染水の流出はない」とした上で「放射性物質を拡散させない対策をしているため、港湾内の濃度が下がらないのでは」と反論している。

神田教授によると、港湾内の放射性セシウム137の濃度は、2011年6月~2012年3月にかけて下がったが、4月以降は下落傾向が鈍くなった。
 
東電が発表した2011年4月のデータを基に、港湾内の海水の44%が一日で湾外と入れ替わると推定。2011年6月1日~2012年9月30日の放射性セシウム濃度になるには、計約17兆1000億ベクレルが新たに流出したことになるとした。一日当たり81億~932億ベクレルとなる。

http://tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013032402000124.html

中国ではブタの死骸に続き1000羽以上のアヒルの死骸が河川で見つかる
26日のAFP通信より

◇ブタの次はアヒル

中国南西部・四川省の河川で、少なくとも千羽のアヒルの死骸が水面に浮かんでいるのが見つかった。中国の国営メディアが25日伝えた。同国では、上海の主要河川で1万6千匹以上のブタの死骸が見つかっており、その回収作業がほぼ完了したことが発表されたばかり。
国営新華社通信ではアヒルの死因については言及していない。

http://afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2935751/10498965

2013/03/18

アルゴの顛末

写真は、大半をロサンゼルスの市内とその周辺で撮影した映画アルゴの架空のイランにいるベン・アフレック

◇Wired誌の記事からハリウッドへ:アルゴの顛末 19 October 2012

映画「アルゴ」は荒唐無稽な歴史事件に関する"実話"である。1979年に起きたイランのアメリカ大使館人質事件が解決をみない中で、翌年、SF大作映画を撮影するためロケ地探しに行くカナダの撮影クルーと偽ってCIAは大使館から逃れて身を潜める6人のアメリカ人をテヘランから救出した。CIA職員ジャック・オドネルを演じたブライアン・クランストンが言うように、この救出劇は「もし脚本家が書いたのなら、"おいおい、あっちへ行ってくれよ、そんなの誰が信じる、真実味が必要だ"と言うほどに途方もない話だ。」

最初にハリウッドがアルゴの顛末を知ったのは、脚本ではなくUS版「WIRED」誌に掲載されたジョシュア・ベアマンの記事だった。救出劇で演じたカナダ政府の絶対不可欠な役割とやらのせいで「カナダの不法行為」が1980年の事件の有名なパートだったが、CIAの映画プロダクションの作り話を含む詳細が事件後18年経って当時のクリントン大統領によって機密扱いを解かれた。事件から30年、ハリウッドがアメリカの国家安全保障に手を貸す信じられない話は、ハリウッド映画そのものだ。

事件のあらまし:
1979年11月4日、イラン革命の最中、ガン治療を名目に独裁的な前イラン国王の入国(亡命)を認めたアメリカに激怒した抗議者(イスラム法学校の学生)らがテヘランのアメリカ大使館に押し寄せ、52人の大使館員を人質にとり、国王の身柄引き渡しを求めて立てこもった。このとき、混乱に紛れて6人の大使館員が裏口からこっそり逃げ出したことにまだ誰も気づいていなかった。6人は最終的にカナダ大使ケン・テイラーの公邸に身を潜めた(もし見つかれば公開処刑を免れない)。

大使館から脱出した者がいると知らされたアメリカ政府はすぐに彼らの国外救出作戦を検討し始める。イラン政府によって国内すべての英語学校が閉鎖されていたため、英語教師だとは言えない。季節が冬で農作物の調査をする農業専門家だとも言えない。そんな中、CIAの人質奪還のエキスパート、トニー・メンデスは、6人にSF映画のロケハンに来たハリウッドの撮影スタッフのフリをさせる作戦を思いつく。

メンデスはハリウッドに飛び、「猿の惑星」で有名な特殊メイク界の第一人者、ジョン・チェンバースの力を借りてニセ映画をでっち上げる。また真実味をもたせるため、脚本の権利を取得し、スタジオシックスなるニセ製作会社を設立。ヴァラエティ誌に広告を掲載すると共に製作発表パーティを開催してニセ映画「アルゴ」を世界中に宣伝した。さらにSF大作映画の撮影に説得力を加えるため、キャプテンアメリカやハルクの生みの親であるジャック・カービーによる絵コンテまで用意した。

ベン・アフレック:「これはドキュメンタリーではない。ドラマだ。でも映画で描かれる物語とそのエッセンスは実話から成り立っている。大使館が占拠される中、6人のアメリカ人が逃れてカナダ人の家にたどり着く。カナダ人らはジョン・チェンバースとトニー・メンデスがニセ映画製作の救出作戦をでっち上げるまで彼らをかくまった。」

CIAはモントリオールの新聞『ラ・プレス(La Presse)』の記者ジャン・ペルティエがこの作り話について何か情報を握っていることは知っていたが、彼が紳士協定を守り、できるだけ長く情報を伏せておくことに期待するしかなかった。彼は結局一カ月情報を伏せておき、テヘランにあるカナダ大使館が閉鎖されてアメリカ人らが無事脱出したことを確認すると直ちに記事を公表した。

記事の掲載で事の顛末はたちまち広まり、カナダ政府への感謝の念は空前の高まりを見せた。アフレック版「アルゴ」のエンディングには次のようなあとがきがある。「CIAの関与は6人をテヘランから救出しようとするカナダ大使館の努力を補うものだった。この話は今日まで政府間の国際協力の不朽のモデルのままである。」

「最終的にこの話は現実そのものだと言える程度に自信がある」とアフレックは言う。

ジョン・チェンバースとトニー・メンデスは実在の人物だ。ブライアン・クランストンが演じたジャック・オドネルは何人かのCIA職員を組み合わせた人物で、アラン・アーキンが演じたレスター・シーゲルも同じく、おおげさにパロディ化されたハリウッドの所産である。

しかしながら、イランの歴史はアフレックによって、より一層真剣かつ重大に取り扱われる。脚本を変更し、中東の政治情勢について導入部を付け加えた。イギリスとアメリカの政府が民主的だが左派であるモハンマド・モサッデク首相を崩壊させて親欧米のモハンマド・レザー・パーレビー国王(シャー)による独裁政権に置き換えたことを説明する。国王の独裁の恐怖は1979年のイラン革命で終わる、イランはすぐにイスラム教の国となった。

(1953年、アメリカ政府とイギリス政府が画策したCIAによる皇帝派クーデターによってモサッデグなど国民戦線のメンバーは逮捕され、モサッデグは失脚する。彼は3年間の投獄を経て自宅軟禁となるが軟禁中に死去。石油の国有化を主張したモハンマド・モサッデグ首相失脚後、イランはアメリカの干渉を受け、脱イスラムを図り、急速な欧米化をたどっていく。パーレビー国王はアメリカの傀儡となり、自分の意に沿わない者は粛清した。)


ベン・アフレックはドラマティックな効果をあげるために話を変えることで手の内を見せた。それにはラストの安っぽい追跡シーンも含まれる。映画クルーに扮した6人が滑走路を行く機内の窓から外を見るシーンで、アメリカ人が搭乗していることに気づき、武装した兵士を満載する2台のクルマが離陸する彼らを追いかけてペルシャ語で叫んでいる。こんなことは実際にはなかったし、率直に言って失策に感じる。

実際の空港からの脱出は非常にスムーズだった。映画の公開に合わせて出版されたトニー・メンデスの脱出に関する本(こちらも「アルゴ」という)が、緊張はまったく内面のことだったのを明らかにする。「実際にあったことじゃない、最後のクルマからの逃避は内なる恐怖を表す、まったく内部的なるものの具現化だ。」とアフレックは主張する。「語り手としてぼくが犯した罪の大半は省略したことによる罪だ。」

ニセのカナダのパスポートに糊付けされた日付が間違ったビザのように、映画には省略されていることがある。映画クルーの装備が軽すぎて映画クルーについて本物の知識がある者には説得力がなかった、正体を隠す外交官に精通したメンデスの気持ちに幾らか重荷を負わせた。

もちろん、ドラマだというのでこれは正当化される。アフレックはかなりの監督で、時代と空気の再現の仕方ではすばらしい分別の持ち主だ。「ぼくは常に70年代の映画にとても興味がある。これは70年代の映画を使ういい口実だった。『大統領の陰謀』だったり、『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』を含めるジョン・カサヴェテス映画を、ぼくは意識的にまねた」とアフレックは説明する。

何より難しかったのが、イランの映像を手に入れることだった。アフレックは知り合いのイランの映画製作者に、彼のために建物や景色などありふれた場面を撮ってみてくれと頼んだが、あいにく「あの人たちはおびえるあまり撮ることができなかった。またそれは、実にまったく悲しむべきだ。」代わりに、大半は1979年の革命に引き続いてイランを逃れた人々で、実のところロサンゼルスには莫大な数のペルシャ人住民がいるとアフレックが言うロス市内や周辺でほとんどの撮影は行われた。セットでのイラン人の存在は「まったくありがたいもの」と彼は言う、なにしろ彼はみずからその国を体験するためにイランに近づくことができなかったのである。

こうした本当らしさが『アルゴ』をこれほど説得力のある緊迫した映画にしている。その時代考証はすばらしく、実話に基づくことがまさしくそれに勢いをつける。ほとんど空想のような話の完成度の高いうまい改作話ではあったが、多少の気ままは仕方がない。ある意味では『アポロ13』や『ミュンヘン』に属するスリラーだ。

確かに、妥協がある。実際の事件をドラマ化するということになると、特にこんな長いこと機密扱いされたCIAの作戦が絡む事件である、『アルゴ』が互いに譲り合わねばならないのは不思議ではない。それでも、当然アカデミー賞のうわさを始めさせることに関係させた俳優のすばらしい演技でいっぱいの映画は、印象的な方向性を示すベン・アフレックの功績だ。そしてそのすべては、さえない『スターウォーズ』のパクリ映画で始まった。

http://wired.jp/2013/03/04/making-of-argo/

2013/03/14

遺伝子ルーレット



チャベス死去後の欧米メディアの冗舌ぶりはいかがでしたか
なるほど!悪魔のにおいがプンプンでした
世界にとってウゴ・チャベスがチャンピオンである理由に"ベネズエラの大地にモンサント作物は植えるな!"宣言が入ります


以下は過去のデモクラシーナウ!の放送から引用
(放送日:2010年12月23日)
写真はチャベス大統領と彼を断固支持するショーン・ペン

◇WikiLeaks: モンサントの遺伝子組み換え作物を拒む欧州にアメリカが報復を検討

ウィキリークスが公表した外交公電によると、フランスがモンサント社の遺伝子組み換えトウモロコシを禁止したのを受けて、2007年にステイプルトン元駐仏大使がEUへの報復をアメリカ政府に要請していました。ジェフリー・スミス(「偽りの種子―遺伝子組み換え食品をめぐるアメリカの嘘と謀略」の著者)によると、ブッシュ政権時代、フランス大使ばかりかスペイン大使もモンサント社の幹部からヨーロッパの政治状況の説明を受け、一緒にGM普及策を練っていました。ウィキリークスの公表により、モンサント社の世界戦略とブッシュ政権の癒着が確認されたわけですが、このような強引な販売戦略によってモンサント社は米国産大豆のほぼ100%、トウモロコシの約70%を占めたといわれています。
(中略)
2009年、モンサント社は中国の安いジェネリックの除草剤に押されて売上が落ち込み、従業員削減に追い込まれます。2011年3月末、モンサント社に対しインドの有機農法を行なう農民と種子販売業者が集団訴訟を起こします。インドでは高額のGM種子を借金で買った農民が借金を返せなくなり、1997年から2010年までの農民自殺者が22万人に上りました。
(中略)
モンサント社はアメリカ政府の後押しを受け、種子に知的財産権をつけることで在来農法を駆逐し、農民を依存させ、世界の食糧資源を牛耳ってきました。遺伝子組み換え食品を含まない食品を探すのは至難とさえ言われます。しかしいくら種子を製造しても、それを蒔いて育てる人がいなくては食糧にはなりません。遺伝子組み換え作物は食糧危機対策としても宣伝されましたが、農民を食いものにするモンサント社は、逆に食糧生産を根本から弱体化させ、取り返しのつかない危機を招いているといえます。種子は生命の源です。

http://democracynow.jp/video/20101223-3

◇チャベス、脱遺伝子組み換え農作物宣言


カラカス、2004年4月21日ーーベネズエラのウゴ・チャベス大統領は西半球において遺伝子組み換え作物に対する最も徹底した規制を確立。ベネズエラの大地では遺伝子組み換え作物の栽培は禁止されると発表した。

カラカスの国際的な支援者集会でチャベス大統領は、国の農民や農業労働者の利益やニーズに反する遺伝子組み換え作物に警告を発した。そうしてベネズエラで20万ヘクタールもの遺伝子組み換え大豆を作付けるモンサントの計画を止めるよう命じた。「モンサントに栽培を認める代わりに、これらの畑は在来作物キャッサバを栽培するのに使われるだろう。そして世界中の百姓の運動のために、在来品種を保存する大規模な種子バンクを創設する」と発表した。チャベスは、彼の意志決定の基礎となるベネズエラ憲法によって求められる食料主権とセキュリティの重要性を強調した。

6千万超の百姓や農業労働者を代表する国際的な農民組織、ビア・カンペシーナ(Via Campesina)はモンサントとの契約について知った時、チャベス当局の関心を問題に向けさせた。ビア・カンペシーナのラファエル・アレヘリア国際事業局長によると、モンサントとカーギルの両者は、ベネズエラで遺伝子組み換えの大豆製品を生産する認可を求めていた。

契約はベネズエラの農政をガイドする食料主権の原則に反したとアレヘリアは言っている。これはラテンアメリカと世界の百姓や先住民族にとって非常に重要なことだった。

(略)

続きはこちら↓か、または次のメールマガジンNewsFanzineにてお読みください
http://plala.or.jp/Cuba/Chavez040421.htm

2013/03/11

貧しい人々のチャンピオン


写真はチャベス大統領とショーン・ペン(シネマトゥデイの記事より)
いつの写真かわかりませんが、チャベスの顔はそうとうむくんでいる

◇チャベス大統領死去、ハリウッドスターからも追悼の声
 
ベネズエラのウゴ・チャベス大統領死去を受け、ハリウッドスターが哀悼の意を示している。反米で知られるチャベス大統領だが、オスカー俳優のショーン・ペンは「本日、アメリカ人は知ることもなかった友人を失った。世界中の貧しい人々はチャンピオンを失った」と追悼している。

ハリウッドリポーターの取材に応じたショーン・ペンは「わたしは親愛なる友人を失いました」と悲しみのコメント。2007年に初対面を果たして以来、チャベス大統領の支持者として知られており、昨年末には闘病中のチャベス大統領を見舞いに訪れたこともある。その際には「チャベスは地球上で最も影響力のある一人。これまでにも見せてくれた強靭さで回復してくれることを願っている」と声明を出していた。

また、映画監督のオリヴァー・ストーンもその死を追悼。2009年のドキュメンタリー映画「サウス・オブ・ザ・ボーダー(South of the Border)」にチャベス大統領が出演するなどしており、ストーン監督は「既得権益を享受している層から嫌われることで、彼の名は歴史に刻まれることになるだろう」とコメントした。

ほかに、映画「華氏911」でブッシュ政権を痛烈に批判したマイケル・ムーア監督もツイッターでチャベス大統領の功績をたたえると共に、「ベネチア国際映画祭で彼に会ったときは1時間以上も話をした。"自分以上にブッシュを憎んでいる人にようやく会えてうれしい"と彼は言っていた」と、思い出を振り返った。

(引用元:シネマトゥデイ)
http://cinematoday.jp/page/N0050893

2013/03/09

チャベスの遺産


今朝のBSワールドニュースでちょうどチャベスの葬儀の様子を流していた
イランのアフマデネジャド、キューバのラウル・カストロと続き、カメラは横一列に並ぶアメリカ人のショーン・ペンを写した 
そして彼のことを「左翼の活動家」と紹介する 
左翼ってくくりは、結局、最も「まともな人間」を意味することになるから… いいね

30人ほどの世界の指導者が一堂に会するなか、アメリカは力のない序列まん中の代表を送った。イギリスは大使が代表した。

◇チャベスはガザのヴィジル徹夜の祈りで感謝をもって祈られる

ウゴ・チャベス、あなたは私たちのハートの中に生き続ける。これは、今週亡くなったベネズエラの大統領に対して悲しみと連帯を表すとき、ガザ地区のすべての社会的階級のパレスチナ人によって伝えられたメッセージだ。彼はアラブ人とパレスチナの大義を支持して、問題となっている係争に対して断固たる、思い切ったスタンスを取った。

チャベス死すのニュースを聞いたとき、パレスチナ人たちは悲しみを表してガザ市中央の無名戦士の広場で徹夜の祈りを催した。アラブの指導者以上に彼がパレスチナの大義に加えて世界中の抑圧された人々の権利を支援したとして、彼らはチャベスを本物の大統領の具現化だったと言った。故大統領に敬意を払うため、彼の写真とプラカードを掲げて、「安らかに眠れ、あなたは誠実で私たちのために闘った、そして大義が勝利を得るまで私たちは続ける」と言う。

アラブの指導者と自由世界に、正義のための争いでチャベスと同じスタンスを取るように求めた。彼の遺産は生き続ける。

http://middleeastmonitor.com/news/middle-east/5427-chavez-remembered-in-gaza-vigil?utm_source=feedburner&utm_medium=twitter&utm_campaign=Feed%3A+middleeastmonitor%2Ffeed+%28Middle+East+Monitor+News%29
写真は ガザの広場に集まりチャベスに敬意を表すパレスチナの人々です

2013/03/02

イスラエルの"囚人X"

イスラエルのスパイ機関モサド関係者でイスラエルとオーストラリアの二重国籍を持つ男がイスラエルの最も厳重な刑務所内で死亡していたことが国際的なスキャンダルに発展している。2012年、彼が死亡して以降2年以上にも及びイスラエル政府は厳重なかん口令を敷いてきたが、その秘密が徐々にもれ始めている。イスラエルは彼の死を自殺と発表。だが、オーストラリア放送協会(ABC)が彼の名を「ベン・ジギエル(Ben Zygier)」と暴露したことで、新たな情報が出てくると見られる。
(デモクラシーナウ!より引用)

◇囚人Xはドバイでのモサドの作戦、ハマス情報部員殺害に関係か?
RT 14 February 2013
http://rt.com/news/prisoner-x-new-details-223/
◇イスラエルの"囚人X"は二重スパイの可能性がある
NPR  by Krishnadev Calamur 18 February 2013
オーストラリアのメディアがなんとその男を、外見上の自殺死体で発見されるまでイスラエルの刑務所で何ヶ月も無気力感におそわれたベン・ジギエルだと身元を確認する記事を公表した。今度は私たちがこの事件に新しい記事を示す。

オーストラリア放送協会(ABC)がニュースを報道してきている。さあこれがその記事:

「モサドのスパイを疑われるベン・ジギエルは、イスラエル人と手掛けるあらゆる側面についてオーストラリアの対内諜報機関に漏らしたのは確かだとイスラエル情報機関が思ったのちに彼自身のスパイ組織のリーダーによって逮捕されたと情報源は言う。」

「ジギエルはオーストラリアでASIOA(オーストラリア保安情報組織)の役人と会い、幾らかモサドの作戦について包括的詳細を伝えたと、ABCの外国特派員番組は理解する。それには何年も用意されてきていたイタリアでの最高機密の特殊任務のための計画が含まれる。」

「接触を手ほどきした人物は不明。」

 「2010年の死より何年も前に彼はオーストラリアに4回帰国していたと情報源はABCに漏らした、またAlonやAllen、Burrowesの名字を用いたジギエル氏は、イタリアに就労ビザを申請した。」

ジギエルは2010年に逮捕されたと思われ、イスラエルの警戒の最も厳しいAyalon刑務所に拘留された。彼はその10カ月後に自殺したらしい。

NPRのラリー・アブラムソン(Larry Abramson)がAll Things Consideredのホスト、ロバート・シーゲル(Robert Siegel)と先週、真相について論じた。さあこれが彼が言ったこと:

「彼はベン・ジギエル。およそ18歳でイスラエルに移住したオーストラリア系ユダヤ人。彼は軍隊に入り、それからモサドと合流する。そしてもちろん、彼がモサドで何の役に立っているかは全く知らない、全く秘密なので。彼はイスラエルの有名なAyalon刑務所に拘留され、明らかに相当重大な罪状に直面した。」

「彼は他人の名を騙って拘留された、それはイスラエルでは前例のないことではないが、まれなこと。しかもどうやら彼自身の承諾があったらしい、ある程度は彼の家族を守るため。彼は自殺防止を意味する特別に設計された独房にいた、だが、2010年に自分の首をつるすのを何とかやってのける。イスラエルでこれが起こっているのを少数は知るのだが、裁判所のかん口令のおかげで、今週まで大部分のイスラエル人がこれについて何も知らなかった。」
http://npr.org/blogs/thetwo-way/2013/02/18/172339838/israels-prisoner-x-may-have-passed-state-secrets?ft=1&f=1001&sc=tw&utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

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