生存と自由を賭けて
こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。
◇南米パラグアイの上院は6月22日、フェルナンド・ルーゴ大統領(61)の弾劾裁判を開き、賛成39、反対4の賛成多数で罷免を決めた。この決議に諸外国からは非難の声があがっている。
同大統領は、土地問題をめぐる騒乱の制圧で17人が死亡した不手際の責任を問われた。元カトリック司教の同大統領は、複数の隠し子がいる問題も指摘されていた。
大統領が罷免された約1時間後、フェデリコ・フランコ副大統領(49)が後任に宣誓就任した。議会内部では歓声が上がる一方、議会の外では大統領罷免に反発する群衆と警官隊が衝突した。
キューバ外務省は「議会によるクーデター」と弾劾決議を非難し、新政権を承認しない方針を表明。また、チリのアルフレド・モレノ外相は国営放送で、弾劾が「この種類の手続きに必要な最低限の条件を満たしていない」とコメントした。
中米諸国は共同声明を発表し、同大統領に対する弾劾を受け入れないよう国際社会に求めている。
(引用元:AFP 2012年6月24日)
http://www.afpbb.com/article/politics/2885902/9164378
◇6月22日から23日にかけて、ラテンアメリカの諸機関、諸国が声明を発表。大統領罷免を非難し「事実上の(クーデターによる)大統領」フランコを承認しないことを宣言した。
南米共同市場(MERCOSUR)発足メンバー国のアルゼンチン、ブラジル、ウルグアイはアスンシオン駐在の大使の本国召還を命じた。ブラジルのアントニオ・パトリオタ外相は南米諸国連合(UNASUR)、メルコスールには民主条項があり、加盟国が憲法秩序を破壊した場合、制裁を加えられ、その資格が停止されることを指摘した。
アルゼンチン外務省は、パラグアイにおける憲法上の大統領の罷免と民主主義秩序の破壊に対して、即時にラファエル・ロマ大使の召還を決定したというコミュニケを発表。クリスティナ・フェルナンデス大統領はアルゼンチンがパラグアイにおけるクーデターを認めることはないと言明した。ウルグアイはエンリケ・フィッシャー大使を召還した。
ウナスールの首脳会議が6月27日、ペルーのリマで開催されることをエクアドルのラファエル・コレア大統領が発表。輪番制の議長はフェルナンド・ルーゴであるが、ペルーのオジャンタ・ウマラ大統領が議長になるものと思われる。恐らくここでウナスールとしてのパラグアイに対する民主条項が発動されるのではないかと思われる。コレアはエクアドルが提案すると断言した。
ウナスール内での右派政権はコロンビアとチリのみだが、憲法秩序の擁護に関してはこれまでのウナスールのなかで合意があり、パラグアイに対して資格停止の処分、フランコ政権の不承認が決定されるものと思われる。
ALBA諸国(ベネズエラ、キューバ、ボリビア、エクアドル、ニカラグア等)は、すでに6月22日、フランコ政権を承認しないことを全体で確認している。
(引用元:ブログ「ラテンアメリカの政治経済」)
http://ameblo.jp/guevaristajapones/entry-11285307813.html
◇南米ウルグアイの議会で、マリフアナの販売流通を政府が管轄するとした法案が提出された。法案はホセ・ムヒカ大統領の左派政権が打ち出した15の犯罪撲滅対策案の1つで、可決されれば麻薬が政府の専売品となる中南米で初めてのケースとなる。エレウテリオ・ウイドブロ国防相は6月20日の記者会見で、法案提出の主旨について、「一部の麻薬を非合法とすることが社会問題につながり、麻薬そのものよりも悲劇的な結果を招いている」と説明。目的は「マリフアナ生産と流通を国の厳しい管理下に置くこと」と語った。同国防相によれば、ウルグアイ国内におけるマリフアナの非合法市場は7500万ドル(約60億2500万円)規模と推測される。ブラジルとアルゼンチンにはさまれた小国のウルグアイでは、麻薬絡みの犯罪抗争はほぼ皆無だったが、近年では殺人事件の発生件数が増加している。これについてウイドブロ国防相は、麻薬取引をめぐる組織間トラブルに起因するものであることは明らかだと指摘した。人口320万人のウルグアイで今年1月から5月に発生した殺人事件は133件で前年同期比で70%増加した。政府統計によるとウルグアイでは前年、人口の8.3%がマリフアナを吸引している。(引用元:AFP 2012年6月22日)http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2885687/9156828
◇「受け入れ検討」とエクアドル アサンジ容疑者の亡命申請スウェーデンでの性犯罪容疑により英国で逮捕され、南米エクアドルに政治亡命申請した内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジについて、エクアドルの反米左派コレア大統領は6月21日、共同通信などに対し「現在、受け入れを検討している」と述べた。コレア氏は国連持続可能な開発会議(リオ+20)のためブラジル・リオデジャネイロに滞在中。ウィキリークスは2010年11月、米外交公電約25万件の公表を開始。米国の駐エクアドル大使によるエクアドルに批判的な公電も公表され、コレア政権は同大使を国外追放。コレア氏はアサンジ容疑者を称賛し亡命申請すれば受け入れる用意があることを公言してきた。
(引用元:共同通信 2012年6月22日)
◇ジュリアン・アサンジのトーク番組、明日の世界の今週の対談はエクアドルのラファエル・コレア大統領
内部告発やリークされた情報を伝えるウェブサイト、ウィキリークスの編集長として知られるジュリアン・アサンジは現在、罪状も告げられないまま英国で容疑者として500日間自宅軟禁されている。コレア大統領はエクアドルの顔を変えた左派のポピュリストだが、経済学の博士号をイリノイ大学で取得している。コレアはエクアドルの民主主義の歴史の中で最も人気のある大統領だが、2010年にクーデター未遂で人質に取られた。彼は腐敗したメディアによるクーデターの試みを非難し、物議を醸すカウンター攻撃を開始した。彼はメディア改革が可能かどうかを明らかにすると言う。アサンジはエクアドル大統領の正当性とラテンアメリカのための彼のビジョンは何かに答えを出そうとする。コレアは4年間アメリカで教育を受けており、アメリカ人を尊敬もしているが、人権侵害は公然と非難する。アメリカの強権は公然と非難する。アサンジもコレアも中立なメディアを求めている。2006年の大統領選で勝利したコレアは自らを「キリスト教左翼人道主義者」と称し、ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領と親しく、政治的にもチャベスやボリビアのエボ・モラレス、ニカラグアのダニエル・オルテガと連携した反米主義者である。通貨をドル化する2000年に導入された政策を批判、選挙中に対外債務の返済拒否に言及した。チャベスが国連総会でブッシュ大統領を「悪魔」と呼ぶ演説をしたとき、「ブッシュを悪魔に比べるのは悪魔に失礼だ。悪魔は邪悪だが、少なくとも知性はある」との発言をしている。(引用元:国際金曜と日本「ジュリアン・アサンジの明日の世界~エクアドル大統領と語る」)
◇ムバラク氏は刑務所のトイレで転倒しただけと弁護士が容態悪化を完全否定カイロ:水曜日、エジプト国営メディアが報じる投獄された前大統領は瀕死というのは偽報だと弁護団のひとりが非難、そしてムバラク氏は単に刑務所のバスルーム(トイレ)で倒れただけと主張してホスニ・ムバラクの健康をめぐる困惑に新たな政略的な陰謀の察知が入り交じった。弁護士Youssri Abdel Razeqからの新たな説明は、ムバラク氏の状態だけでなく、昨年ムバラク氏がエジプトの変革で追放されて以来ずっと暫定統治を担う軍主導の政権内部にありうる動機についてもまた追加の不審を起こさせた。水曜日、弁護士のAbdel Razeq氏はそれを否定。本当は何が持ち上がたのか、ムバラク氏は刑務所のバスルームで転んだのだと弁護士は述べた、転倒は首の血栓から生じたもので、彼は午後5時に刑務所から軍病院に移送された、臨死体験の報道が現れはじめるよりずっと前のこと。「昨夜、私どもは、いわゆるエジプトのメディア熱にびっくりした」と弁護士は言った。医師らは首の血栓を除くためムバラク氏にすぐに投薬、彼はMRI検査を受けて安定した状態にあると彼は言った。ムバラクの法律チームが医学的根拠を用いてムバラク氏の完全釈放を仰ぐ申し出を行政の裁判官と共に提出しているとAbdel Razeq氏は述べた。それから、ちょうど二年前に腸の外科手術のためドイツに行ったと同様に、ムバラク氏を医療のため国の範囲外、外国へ行かせて治療させることも当局は快く受入れたと彼は言った、「もちろん、医師団がそれを勧めるとして」とAbdel Razeq氏は話した。水曜早くに、ムバラク氏は自分で呼吸しているし状態はほとんど安定していると安全保障当局は述べた。終身刑を言い渡されたムバラクはカイロの刑務所病棟にいた。弁護士は、彼の健康状態の悪化は投獄を免れてしかるべきだと訴えていた。アナリストは、ムバラク氏が大統領選の勝者が決まるクライマックスの瞬間に意識を失ったことに驚嘆する。「非常にシェイクスピア的」だと国家資金研究所のアナリストは述べる。「彼自身にとって自分は永遠だ、彼の後に誰も存在することはできない。彼は後継者の名前を聞きたくない」のだと。
選挙を監視したカーターセンターの元大統領ジミー・カーターは、「エジプトが取っている非民主的な転向に深く心配した」と火曜の声明で言っている。センターは「選挙の重要性と目的に疑問をいざなう、広範囲に及ぶ行政と憲法の情況について容易ならぬ憂慮」を表した。カーター氏は、先月の一回目の投票とは対照的に先週末の投票を通じて幾つかの国際監視団が強める凝視と恫喝を軍人から受けてきていると述べた。「取るに足りないが、カーターセンターの立会人の前で顕著な恫喝のパターンがあった」とカーター氏は言った。軍はいくつかの投票所でオブザーバーを撮影した、ある国際的オブザーバーはプロセスについて肯定的な声明をするよう強要されたと感じた。彼はまた、投票と票のカウントを監督する彼のチームの能力につけられる制約についても気をもませられたと言った。「制約は信用できて有効な選挙監視の核心の原論に反している」と彼は声明で述べた。「カーターセンターはそのような情況における今後の選挙に立ち合うつもりはありません。」タハリール広場では、ムバラク氏の具合のニュースは毎度おなじみの疑念に出くわす。「ムバラクは瀕死と当局者は言う」と22歳のHatem Moustafaは言った。「今回は本当にそうなのかも。」 だが、確信はしていなかった。「思うに、オレらがタハリール広場を退去するならそのために軍の評議会はこれを言っているんだろう」とMoustafa氏は言った。「広場から立ち去らせるためなら当局者はなんだって言う。」抗議者のひとり、モハメッド・ガマルは、「人々の正当性が旧将軍の欲によって相殺されることはありません」と言った。ガマルが言うようにムバラクは病院に救急搬送された。判決後に彼の政府の政治犯が刑期を努めている悪名高い刑務所の病棟にヘリで空輸されたとき、彼の健康状態がまた悪化した。(報道によると彼はヘリから降りようとしなかった。)http://www.nytimes.com/2012/06/21/world/middleeast/official-silence-surrounds-mubaraks-condition-in-egypt-hospital.html?_r=2&ref=world
◇エジプト大統領選:投票結果の公表延期 精査に時間必要とエジプトの選挙管理委員会は20日、大統領選決選投票の結果公表を当初予定していた21日から延期すると発表した。国営の中東通信が伝えた。不正を訴える申し立てが計約400件あり、「精査にさらなる時間が必要」と説明した。公表時期について主要紙アルアハラム(電子版)は23~24日との見通しを示した。決選投票では穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が推すモルシ自由公正党党首と、シャフィク元首相の両候補が「勝利宣言」したが、地元メディアはモルシ氏勝利と報道。20日には開票作業の監視を支援した改革派の判事グループが記者会見し、モルシ氏が88万余の得票差で勝利したとの非公式集計の結果を発表した。国を暫定統治する軍最高評議会が新大統領の権限を制限し、民政移管への懸念が高まっている。ムバラク前大統領の容体急変もあり、開票結果の遅れは選挙の信用性を低下させ、混乱に拍車をかける恐れもある。(引用元:毎日新聞 2012年6月21日)
◇内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者で、オーストラリア国籍のジュリアン・アサンジ容疑者(40)が19日、在英エクアドル大使館に駆け込み、政治亡命を申請した。BBCなどが伝えた。アサンジ容疑者は、スウェーデンで知人女性2人に暴行した疑いで国際刑事警察機構(ICPO)に指名手配され、2010年12月にロンドンで警察に出頭し逮捕された。現在保釈中だが、14日に英最高裁がスウェーデンへの移送を巡る裁判の審理継続請求を却下し、スウェーデン経由でウィキリークスによる情報暴露の打撃を受けた米国への移送が現実味を帯び、亡命に踏み切ったとみられる。エクアドルのパティノ外相は19日、首都キトで記者会見し、「申請を受理するか検討する」と述べた。(引用元:読売新聞 2012年6月20日)
撮影・公開:1949年 タイトル:イリノイ州シカゴの教室で絵が貼ってある壁にもたれる少女
◇今週末、 Howl(吠える)!フェスティバルがイーストビレッジを急襲週末の集まりは、朗読、アート、ダンス、その他で独創性に富んだ詩を祝う。アレン・ギンズバーグの「Howl!:吠える!」は後に続く世代に影響を与え、1955年サンフランシスコでの最初の朗読の最中に詩人が想像したものをなんであれはるかに超えた影響を及ぼしてきている。2003年以降、イーストビレッジの住人は毎年、作家、ミュージシャン、ダンサー、その他の集まりである「Howl(吠える)!フェスティバル」でその独創性に富んだ詩を祝ってきている。今年の盛大なお祭りは金曜午後、詩人ボブ・ホルマンが率いるグループ朗読でキックオフする。午後4時半、トンプキンススクエアパークでのポエトリーグループPop Up Poetsのヴォイス、「Greek Chorus」が呼び物だ。無料の催しは、朗読、カーニバル、ダンスパフォーマンスを含める様々なイベントで週末を通して続く。日曜午後5時、1966年から1972年のイーストビレッジの文化の爆発にオマージュを捧げるショー、"Low Life 6: East Village Others" で週末は終える。
◇誕生日おめでとう、ダミアン・ハースト!例の(若々しくない)ヤング・ブリティッシュ・アーティストらは、もちろん騒々しいパーティーを開くため今夜集まっている、というのも今日が彼らの最高峰のお仲間、愛するダミアン・スティーヴン・ハーストの誕生日だからだ。ホルムアルデヒドを愛好する水玉ペインティング・アーティストは今日47歳になる。彼の誕生日に敬意を表して、ハーストのどぎつい批評文を見てみよう!×ダミアン・ハーストけなし×「この前、私は絵を見てダミアン・ファーストの最新作と勘違いした、そのアーティストの名はサイフ・アルイスラム・カダフィ。10年前、当時まだ非常にぴんぴんしていたリビアの独裁者の息子は、へつらうビジネス同盟国が主催する展覧会に感傷的な砂漠の風景画を出品した。ハーストの静物画ジャンルの傲慢さと愚かさにある程度類似するものをじろじろ物色して、私は例の奇妙で悲しい光景に気づいてはっとする。ミスター・ハースト、私は本気であなたに意見している。どうもあなたのまわりには、さあやめろと言う人がだれもいないようだ。家畜小屋の仕事をやめなさい。」ーージョナサン・ジョーンズ(Jonathan Jones)
◇Damien Hirst (1965–2012): In Memoriam
Gagosian Galleryが故アーティストの水玉模様の絵の展示を主催する
世界で最もリッチなアーティスト(英国のサンデータイムズ紙によると3億3200万ドル)、フルタイムのビジネスマン、パートタイムのアートコレクター、時に料理店主、 P・T・バーナム(19世紀の興行師。1841年に博物館を買い取り、Barnum's American Museumとして有名なフィジーの人魚など数々の怪しい品を展示。1871年設立の動物園・サーカス・フリークスのごった煮「地上最大のショウ」は合併・吸収を繰り返して名前を変えつつ現在も存続する。)模倣者、1990年代に突出するようになったクリエイターの一隊、ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBAs)の最も有名なメンバー、ダミアン・スティーヴン・ハースト(Damien Steven Hirst)が、焼き直された高価ながらくたの並列する11の展示を捻り潰すためシニカルに知的に詰め込まれる力作によって引き起こされる急性の憩室炎からくる合併症の結果として、1月12日木曜ニューヨークで亡くなった。46歳。
http://www.villagevoice.com/2012-01-18/art/damien-hirst-died-gagosian-spot-paintings-dots/
◇エジプトのムバラク前大統領(84)が反政府デモ参加者の殺害を命じた罪などで起訴され、死刑を求刑された裁判で、首都カイロの特設法廷は2日、前大統領に終身刑判決を言い渡した。中東の民主化運動「アラブの春」で崩壊した独裁政権の指導者が法廷で裁かれたのは今回の裁判が初めて。中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、前大統領は控訴する意向だという。アドリ元内相にも終身刑が下されたが、警察幹部6人は証拠不十分として無罪となった。また、汚職の罪に問われていたムバラク前大統領の息子2人への訴追は棄却された。昨年2月11日にムバラク政権が崩壊するまでに治安部隊の弾圧などで約850人が死亡した。エジプトでは今月16―17日に大統領選の決選投票が控えているが、穏健派イスラム主義組織「ムスリム同胞団」の傘下政党である自由公正党のモルシ候補は、自分が大統領に当選するなら、証拠を掘り起こして「殉教者のために報復する」と約束。一方、ムバラク政権で最後の首相を務めたシャフィク候補は、フェイスブックに「今回の裁判で誰であろうと法の上に立つことはできない」とのコメントを掲載した。(引用元:ロイター通信 2012年6月2日)◇ムバラク前大統領(84)に終身刑判決が言い渡されたことを受け、同国各地では2日、判決に抗議する街頭デモが行われた。デモ参加者の多くは、前大統領に検察が求めていた死刑判決が言い渡されなかったことに強く反発。内務省高官らが無罪となったことに衝撃を受けている参加者もいる。(引用元:AFP 2012年6月3日)◇BBCニュース、カイロ記者Yolande Knellタハリール広場のムードは非常に暗い。若い男性モハメドFouadは、デモ隊が昨年要求した内務省に対する改革が行われていないことを嘆く。「革命の最初の目標は政権の排除だった」と彼は言う。「なぜ我々は一年以上あとにまだそれと戦っているのか?」これは、今月16日、17日の大統領選挙の第二ラウンド(決戦投票)に向かって、長いデモになるかもしれない。
評決と判決
- ムバラク前大統領:反体制デモ参加者殺害の共謀罪で終身刑、汚職の罪では無罪
- 息子のアラーとガマル・ムバラク:汚職の罪では審議無効
- ムバラクの長年の内務大臣ハビブ・アルアドリ:抗議者殺害の共謀罪で終身刑
- 4人の内務省高官:デモ参加者殺害における扇動、共謀、殺人未遂で無罪
- フセイン・セーラム、ビジネス界の大物:汚職の罪で無罪
- 悪名高い中央治安部隊の幹部2人:抗議者殺害における役割で無罪
◇アメリカ政府のサイバー攻撃
Stuxnetは米政府が開発、大統領が攻撃命令――New York Times報道産業インフラに感染するマルウェア「Stuxnet」は、イランによる核兵器開発の進展を遅らせる目的で米国とイスラエルの政府が開発したものだったとNew York Timesが伝えた。(引用元:ITmedia 2012年6月2日)米紙New York Timesは6月1日、イランの核施設の制御システムに感染した極めて高度なマルウェア「Stuxnet」は米国とイスラエルの政府が開発したものだったと伝えた。同紙の報道は、計画にかかわった米国やイスラエルの当局者および外部の専門家への取材に基づいている。それによると、米政府はイランによる核兵器開発の進展を遅らせる目的で、ブッシュ政権時代にコードネーム「Olympic Games」と呼ばれる計画に着手。この計画はオバマ政権に引き継がれ、オバマ大統領が就任後まもなくイランの核開発施設運用に使われているコンピュータに対する攻撃を命じたという。ところがプログラミングエラーを原因とする手違いのため、2010年にStuxnetがイランの核施設から流出し、インターネットを通じて世界に出回ってしまった。Stuxnetの流出を受けて、オバマ大統領や米中央情報局(CIA)のパネッタ長官(当時)が対応を協議し、作戦の続行を決定。その後数週間でイランの核施設にStuxnetの更新版が次々と送り込まれ、当時ウラン濃縮のために稼働していた遠心分離機1000~5000台を一時的にダウンさせた。米国が他国のインフラに対する本格的なサイバー攻撃を仕掛けて成果を出したのはこれが初めてだったとみられるとNew York Times紙は伝えている。最近になって存在が確認されたマルウェア「Flame」について米当局者はOlympic Games作戦とは無関係だとしながらも、米政府が関与しているかどうかについては言及を避けている。この記事を執筆した同紙のデービッド・サンガー記者の著書「Confront and Conceal: Obama’s Secret Wars and Surprising Use of American Power」は6月5日に米国で発売される。
ずさんな管理等の責任を取って辞任したはずの東電の前社長清水が富士石油の社外取締役として迎え入れられるんだと猪瀬直樹のメルマガ第696号によるとーー「17パーセントもの値上げを利用者に強いる東京電力。しかし、東電は巧妙なからくりで、天下り先の子会社、関連会社、そして無数のゼロ連結子会社群に巨大な利益を温存しています。」東京電力「天下り全リスト」公開――料金値上げなど言語道断!「東電が太陽なら連結子会社は惑星、関連会社は衛星。さらに外側にあるのが無数の小惑星群である。」「小惑星のひとつひとつの名前はあまり知られておらず、東電との資本関係もない。社長が東電出身者で、なおかつほとんどの仕事を東電から随意契約で受注している小惑星群の企業をゼロ連結会社と呼ぶが、総括原価方式のうえではこれらの企業の無駄なコストも我われの電気代に上乗せされているのだ。この馴れ合いの天下りの世界、競争がないからだ。原発事故もすべてこうした殿様商売から来る緩みに起因するのだ。」(引用元:週刊文春4月26日号掲載「東京電力『天下り全リスト』公開」)http://www.inose.gr.jp/mailmaga.html
◇副社長らも受け入れ―AOCHD
アラビア石油と富士石油の持ち株会社、AOCホールディングス(AOCHD)は31日、東京電力の清水正孝前社長を6月25日付で富士石油の社外取締役に迎え入れると発表した。東電はAOCHDの株8.7%を保有する筆頭株主。清水氏は福島第1原発事故発生時の東電社長で、昨年6月に退任後、今年3月末まで東電の顧問を無給で務めていた。
(引用元:時事通信 2012年5月31日)
◇福島第一原子力発電所の事故の責任をとって退任した東京電力の清水正孝前社長が、東京電力が筆頭株主になっている「AOCホールディングス」の傘下にある石油元売り会社の社外取締役に就任することが明らかになった。
AOCホールディングスは清水前社長の起用について、「長く電力事業に携わり、エネルギー産業に造詣の深い清水氏の経験を経営に生かすためだ」と説明している。
一方、来月の株主総会で退任が決まっている東京電力の勝俣恒久会長は、電力各社などが出資している「日本原子力発電」の社外取締役に再任されることが内定している。
◇メキシコ:痛烈なビート
写真にあるキャプション:
クリアカンに近いJardines de Humayaの共同墓地はメヒコの最も悪名高い麻薬売人の相当数にとって最終的な休息所であり、ぜいたくな墓と手の込んだ墓を納めた堂で埋めつくされる。
メヒコ、クリアカンの主たる埋葬地を散策することは、死者たちのディズニーランドにいるって感じだ。
ますます一般の民間人はメヒコの麻薬カルテルの暴力の激しい板挟みにあってきている。メヒコはジャーナリストにとって世界中でどこよりやばい場所でもある。メヒコでは多くの報道機関が軒並み麻薬戦争について取材するのを簡単に放棄してきている。
http://edition.cnn.com/2012/03/02/world/americas/mexico-journalists/index.html?hpt=ila_r1