見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2020/03/31

安倍晋三はフーディーニ


3月9日、トランプ大統領は下記のようにツイートした。
「昨年よくある風邪で3万7000人のアメリカ人が死亡した。1年につき平均2万7000人~7万人だ。なにも閉鎖されないし人生や経済は続く。この時点で死者22人に加えコロナウイルスの確定患者は546人だ。これを考慮してくれよ!」

9000人以上が感染、死者数145人にまで増えた18日、トランプ大統領は記者会見で、「これは戦争だ」「わたしは自分のことを戦時下の大統領とみなしている」と述べた。そして重要な医療用品の増産を民間企業に求めることができる朝鮮戦争下の1950年に成立した「国防生産法」を復活させる。ただし、会見後に「将来、最悪のシナリオに陥ったときのみ発動させる方針だ」とツイートした。 
◇日本の政治上のフーディーニ、安倍晋三はコロナウイルスの反発をまぬがれることができない
(フーディーニ:“脱出王”の異名を持つアメリカのマジシャン)

日本の首相は数週間人目に付かないよう心がけた後、より露骨な行動をとったが、記録的な長期在任期間の最大な危機を悪化させただけだった。

NYTimes March 6, 2020

コロナウイルスが日本の健康状態と経済を脅かしている時、ほぼ1カ月のあいだ、安倍晋三首相はほとんど見えなかった。

クルーズ船の問題を抱えた隔離期間が乗船中の何百もの感染症と陸でのさらなる症例のリスクにつながった時、安倍氏ではなく厚生労働省が政府の不適切さ、愚かさの顔になった。この当局者たちはまた、近隣諸国が1万人まで検査しているにもかかわらず政府のウイルス検査が一日約900人の患者で止まっている理由を説明することも任されてきた。

先週、怒り困惑した国民からの反発がついにもっと最前線の役割を担うことを安倍氏に余儀なくさせたが、日本の首相のなかで最長任期7年以上の在職で最大の政治危機を深めることに成功したにすぎなかった。

一部の世論調査では安倍氏の支持率は30%後半まで急落した。先週末、「まだ質問があります」と対応を求めて声を上げる日本のジャーナリストを置き去りにする事前に準備された記者からの質問で書いた原稿を読み上げる世間の関心を呼ぶ事柄、危機に関する安倍の最初の記者会見後、ツイッターには彼の辞任を要求する何百万もの投稿が殺到した。2日前、何週間も無活動の後に彼は国内の学校に一カ月の閉鎖を求めて両親に不意打ちをくらわせた。  

その間、ふるい分けが制限されたままであるにもかかわらず、ウイルスの患者は増え続け、かなりの感染がほとんど検出されないことになるとの多くの気づかいを置き去りにする。

かつて厚生大臣として安倍氏に仕え、国内で数十人の死者を出した2009年の豚インフルエンザ流行病に対する日本の戦いを指揮した舛添要一は、急激な発生への政府の対応は「安倍さんがあまりにも長く政権を握っていた」ために「非常に惨憺たる」ものだったと述べた。

安倍氏の政権への首の締めつけは官僚間の異議を抑えつけ、情報をため込む政府の傾向を激化させ官僚をひとりよがりにしたと桝添氏は言った。「ウイルスとの戦いで開放性、率直さは非常に重要」だと彼は述べた。「すべての大臣が安倍さんの管理下にある。大臣は彼に逆らう言葉を言えない。」

再選キャンペーンに直面する時、政府の最初の反応に対する批判をなんとか避けようとしているトランプ大統領を含めて、多くの世界の指導者にコロナウイルスは容易ならない試金石をもたらす。

とはいってもウイルスに対する政府の受け止め方を妨げるように思われるまさしく現実の勢力の地固めはどんなに国民が安倍に対する熱意を失っても、結局しっかりと彼を同じ場所のままにしておくかもしれない。日本の野党はだらしなく分裂し、報道機関はますますもって守勢になり現職の首相に取って代わる選択肢はないという広くはびこった感情を国内に留める。

「彼のように政府を支配する人は全くだれもいない」と東京の多摩大学統治戦略センター(Center for Rule-Making Strategies)の日本政治専門家であるブラッド・グロッサーマンは述べた。

「この時点で野党には信頼できる取って代わる人物がいないので、日本人は悪徳の権化とわかっている悪魔に忠実に支援を続けている」とグロッサーマンは付け加えた。そしてこの難局が、「民主主義はまったく機能していないという思い」を引き起こしたことに注目した。

コロナウイルスは単に公衆衛生のみならず安倍のレガシー計画という大きな側面も危険にさらしている。彼が沈滞しているほぼ20年から引き出した日本経済は不況の瀬戸際にある。中国の国家主席、習近平は10年以上ぶりとなる共産党最高指導者による初の訪日を延期した。そして東京での夏季オリンピックを中止または延期する話が日ごとに増している。それはいきなりの失意だ。これまで65歳の安倍氏は「魔法で守られたうれしさいっぱいの人生を送ってきた」とテンプル大学日本の政治学助教授Michael Cucekは述べた。

日本の他のほとんどの政治家を一掃していたはずのこれまでの幾つかの政治スキャンダルを安倍氏は逃れた。日本では有権者にじゃがいもを送るような見たところ取るに足らない不正でも結果として辞任に帰することがある。

過去1年だけでも閣僚2人が辞任(菅原経済産業相と河井法相)、安倍政権は公的資金の不適当な割りあてに関連する記録を破棄したとして非難されており、少なくとも彼の党の代議士2名(カジノを含む統合型リゾート、IR事業担当副大臣だった秋本衆議院議員は収賄容疑で逮捕)がカジノ算入を目指す中国企業から賄賂で買収されたことに関連づけられた、そして妻が選挙資金法に違反したとの申し立てに対して検察官が親しい政治的盟友(河井法相)の事務所を急襲した。

その間ずっと、国民は顔色一つ変えずにびくともしなかった。2006年の最初の首相就任からわずか1年で第一次安倍内閣は終わり、2012年に首相に再び選出されて第二次安倍内閣を発足させる。安倍氏は長い間、日本の有権者の中の手助けを享受してきた。

彼は7年間首相に在任した、そして彼が大きく跳躍しているように見せる昇進時、福島大災害に対する政府の対応が不手際とみなされたちょうど1年後には何人かの有害な選択肢のなかで最も好ましいとあまねく考えられた。

しかしながら、彼のコロナウイルスの手際は在職7年以上にわたって築いた評判の宝庫をどんどん消耗させた。

彼の過去のスキャンダルとは異なり、ウイルス対策は「すべての人々の健康に影響を与えます」と早稲田大学教授で元衆議院議員(元アメリカ合衆国連邦議会上院予算委員会補佐官)の中林美恵子は語る。「それは各個人につながりがある重要なものです。」

「彼が分別のある大人か強い指導者であるかどうかにかかわらず、この種の間違いは人々に彼の優先権を疑わせます」と彼女は付け加えた。

まさに日本が観光客が殺到するものとあてにした隣国中国でのコロナウイルスの患者の爆発的急増に対する政府の対応が遅いように思えた1月に問題は始まった。

政府がダイヤモンドプリンセス号の隔離をへたに処置した2月上旬に状況は急速に悪化、そして港湾都市横浜で2週間の隔離期間を待っていた3700人以上の乗員乗客の間にウイルスを次々に循環させる。

陸では、政府はコロナウイルスの検査の需要の高まりに追いつくことができないように見えた。地域の他の国々がすぐに診断上の能力を増やしたのに、日本は検査を実施するために苦闘している。

にもかかわらず、問題が山積みになっても安倍氏は無関心に思えた。彼はコロナ対策の戦略会議に短時間(10分かそこら)出席しただけで夜は友人や閣僚を得て食事をして過ごした、政府が国民一般の集まりを避けるように呼びかけている間も彼はパーティに現れた。

一週間前にあからさまな自己満足で彼が全国の学校を休校にするように命じる決定をしたことはまったくひどいように思われる。日本の政治家と両親はその科学的根拠に疑問を思い、彼らがどれほど仕事と子どもたちの世話の両方を求められるかわかってくれるよう迫った。

安倍氏はまたウイルスに対処するために緊急事態の権限を彼に認める法律をせきたてることでかなりの人の懸念を招きもした。

しかしながら、自民党内で彼に反対論をぶっても安全だと感じる人はほとんどいないと、ニューヨーク大学の政治学助教授Amy Catalinacは言った。

「安倍は異常な程度まで党内で彼の批判を起こしにくくした」と彼女は述べて「彼の支持率の低下がどこまで進めば自民党が彼を棄てることになるのかそれだってわたしにはわかりません」と付け加えた。

安倍氏が自分の政治上の将来を斟酌するとき、これは重大な問題だ。

与党自民党の党首として現任期終了後、どうするつもりか彼は沈黙を守っている、任期は2021年9月まで続く。彼が前例のない強烈な4期目をなんとか説き伏せようとする可能性があるとの憶測があり、首相としてもう3年彼の任期を延長する可能性がある。

問題は次に何が起こるかだと、コロンビア大学の政治学名誉教授Gerald L. Curtisは言った。

「野党はこの状況を利用するにはあまりに絶望的な状態にある、そして安倍の後を継ぎたいと考えている与党の指導者の誰もこの前例のない危機の最中に政権を握りたがらない」と彼は述べた。

確実なことを彼は付け加えた。安倍氏の後を継ぐ者は「懐疑的で信用しない国民に直面するだろう」と。

2020/03/22

ブーマー・リムーバー


ミレニアルズがコロナウイルスを「ブーマー・リムーバー」と呼んでいるらしい。
ベビーブーマーを一掃する除去剤ってこと?!

◇アメリカ全域でコロナウイルスに感染した患者が増加しているにもかかわらず、フロリダの一部のビーチには春休みを楽しむ若い子やパーティ好きの元気者の群衆が殺到。
NBC BAY AREA より

コロナウイルスによって阻止されない春休みを楽しむ若い子の群れがフロリダのビーチに押し寄せる。
コロナウイルス感染がフロリダ州内で増加しているにもかかわらず、多くの春休みを楽しんだりパーティー好きの元気者がフロリダの一部のビーチを混雑させ続けている。フロリダ州知事のロン・デサンティスは住民や地方自治体からの不安にもかかわらず、ビーチを閉鎖することを拒否した。

↓下記のURLから画像を見てください。

△トップの写真は若者が殺到したフロリダのビーチ 

一方、十代のビリーアイリッシュが世界中の人たちがおびえているときに「外へ出るのは無責任な行動」だと若い子の行動について発言しました。「要するにパニックになる必要はないけど、無知なバカにはならないで」と呼びかけたのです。今年のグラミーで10部門で受賞するなどいま一番若い子の中で人気があって影響力があるミュージシャンだからうれしいですね

さて、いまなにをしなければならないか。  
呼吸器が不足するのを見越してイギリスではダイソンやロールス・ロイスが人工呼吸器生産に着手しました! 
医療崩壊するからと民間の能力を押さえ込み検査させない国とは真逆の民と官の取り組み
フランスもルイヴィトンがすでにコスメ部門の会社で不足している消毒用ハンドジェルの生産を始めています 
人類の感染症との戦いは今回のコロナウイルスで終わるわけではないこと、肝に銘じないと!

2020/03/21

'trace, test and treat'

これはオリンピックの新しいロゴ?
安全な距離を置く… ほんの気晴らし。
3月11日付 ワシントンポスト紙の記事より
◇韓国はコロナウイルスに対して民主主義がうまく成功できることを示す

対ウイルスで韓国の最も効果的な武器は検査をどんどん拡大することだった。政府の計算によると、韓国は現在一日に1万5000人を検査している。10日の朝までにアメリカでは約6500人が検査を完了したのに比べて1月3日以降21万人の韓国人が検査されていた。もちろん、韓国の検査は陽性と確認された患者の急増を招いた。その数7513人。だが、死者はわずか54人、死亡率0.71%であると報告する。(記事の一部抜粋)
https://www.washingtonpost.com/opinions/2020/03/11/south-korea-shows-that-democracies-can-succeed-against-coronavirus/

↑疫病対策には国家の権限強化が必要と言われるが、韓国では逆に民主主義が強化され、オープンな検査と合議で不安をなくし、官民の助け合いで医療崩壊などなしに着実に成果を上げていると報じた。

「民主主義は個人の自由と政府の責任との間で釣り合いを取る。尊厳を約束され、信用して真実をゆだねられるから、わたしたち市民はよりよい生活を送る。わたしたちの価値観はどんなにわたしたちを無防備にするかではない。どんなにわたしたちを強くするかだ。わたしたちがしなければならない唯一のことは民主主義に恥じない行動をすること、約束をちゃんと果たすこと」だと記事はまとめる。

△イギリスBBCもまた韓国のコロナとの戦いを報じている。
Trace, test and treat (発生源を追跡、検査して処置する)の3Tを掲げ、毎日2万人近くを検査し、医療崩壊もなく、着実に感染を抑えようとしている現状を伝えた。

3月12日付 BBC Newsより
◇韓国のコロナウイルス:どれだけ‘追跡、検査、処置’するかが命を救うと言ってもさしつかえない

韓国の迅速な検査の取り組みは苦い経験の結果である。

「わたしたちは新型感染のリスクとその影響を2015年の中東呼吸器症候群(Mers)の経験から学んだ。」Mers流行中に韓国では36人が死亡した。
それは国に感染症への準備はたらきかけの再評価を余儀なくさせた。韓国の疾病対策センター(CDC)は最悪の事態に備えて特別な部門も設置した。この場合はその準備が報われたようだ。

「当然の結果として隔離になる的確な検査を用いて早期患者の発見が死亡率を低くでき、ウイルスの拡散を防ぐことができると思います」とKwon教授は述べた。「過去から学び、事前にシステムを準備することは…この新種の大きな災害を克服する真のパワーかもしれません。」

模範とされる国

韓国では検査キットの不足はまったくない。検査キットを作ることで4社が認可を与えられている。つまり、この国には週に14万個のサンプルを検査する能力があるということだ。

韓国のCovid-19(新型ウイルス)検査の精度はおよそ98%であるとKwon教授は考えている。他の国々が自分の国のコロナウイルスの急激な発生と戦うと思われる時、非常に多くの人々を検査できる能力は韓国を模範とされる国にした。

だが、失敗もあった。

最悪のウイルスに冒された都市、大邱(テグ)で病院のベッドを待って少なくとも2人の患者が死亡した。最初の受け止め方はウイルスに感染したすべての人を病院のベッドで隔離することだったが、現在、医師たちは軽度の症状のある人たちを住宅センターで治療し、救命救急を必要とする人たちのために臨床上のベッドを残す知識を身につけた。

「すべての患者を隔離して治療することはできません。軽度の症状のある人は家にいて処置を受けるべきです」と韓国国立医療センターの感染症専門医であるKim Yeon-Jae博士がわたしに語った。

「最終目標戦略を死亡率を下げることに変えるべきです。なお、まさに巨大な患者の数に遭遇するイタリアのような他の国々も戦略を変える必要があります。」

https://www.bbc.com/news/world-asia-51836898


2020/03/20

Test, test, test

◇「検査、検査、検査(Test, test, test)」 
WHOテドロス事務局長の世界に向けたコロナウイルス・メッセージ
ロイター通信より

◇Test(検査する)Trace(追跡する)isolate(隔離する)そして情報を与えることが大流行をコントロールするためのキー
ブルームバーグの記事より

◇アジアの2ヶ月のウイルスバトルからアメリカとヨーロッパが学べること
Bloomberg March 12, 2020

ブルームバーグの記事によると、日本に対しては十分に新型コロナの検査をしていないという批判がある。「見えない感染者」の多くが発見されないままなのでウイルスをより広く拡散させるだろうとのことだ。そして100人以上の感染者数を示す世界の国のグラフからは日本の数値が省かれている。


下記、検査についてのツイートより

△新潟市保健所は今月1日からPCR検査のドライブスルー形式を開始した。陽性が出ても、無症状の人や軽症者は家族にうつさないようにして自宅療養し、重傷者は病院へ入院すればいい。そうすれば医療崩壊はおこらない。疑いがあれば誰でも直ぐに検査するべきだと思う。(Dr.サキ)

△ベルギーでもドライブスルーのPCR検査開始。なぜ、日本では出来ないのか。新潟の病院で行っていると報道されたが、もっと広範にできるはずだ。院内感染の予防にもなるし、時間も短縮される。検査や治療に政治を持ち込んではならない。(舛添要一)

◇新潟県内で18日までに新型コロナウイルスの感染が確認された22人のうち、新潟市内の感染者は21人となっています。

こうした中、新潟市保健所は濃厚接触者の検査を効率的に進めようとPCR検査に必要なのどや鼻の奥にある粘膜などの検体の採取を今月から車の窓越しに行う「ドライブスルー形式」で始めました。

18日は防護服やゴーグル、医療用のマスクを付けた医師が運転席の窓を開けてもらい、手に持った綿棒のようなもので検体を採取していました。

採取は1分程度で終わり、車はそのまま保健所から出て行きました。

18日は午前9時半からおよそ2時間の間に、10台余りの車から検体を採取する様子が見られました。

保健所によりますと、主に高熱などの症状が出ていない濃厚接触者を対象に、時間を指定して保健所に来てもらい、車に乗ったまま検体の採取をしているということで、1日に20~30程度の採取ができるということです。


2020/03/10

日本は運がよかっただけ


◇高齢者の割合が増加する日本では多数が攻撃されやすいが、ほんの少数しか検査されていない

コロナウイルスは特に高齢者にとって危険である、だが日本の当局はウイルス検査することに関して厳しい制約状態を続けさせている。

NYTimes March 2, 2020

東京の中心部にある老人ホーム、マイホーム晴海は厳重な監禁状態にある。
感染が拡大するコロナウイルスに対しセンターを封印させ続けることを希望して、ボランティア、サービス提供者、さらに家族さえも追い返される。従業員はマスクを着用し絶えず手を洗いあらゆる表面を消毒する時、危機感がホームに広まっていると副所長Kumi Iwasakiは述べた。

死活に関わるミッション:ウイルスは断然高い割合で高齢者を死に追いやる。全国で報告されている症例数は主に80代の高齢者の間の死者11人を伴う230人に着実に増えているとして世界で高齢者の割合が最も高い日本全域でバトルが遂行されている。世界的には、ほぼ3000人が亡くなっており、その大多数が中国においてだ。

最近どちらも感染の急増を経験した韓国とイタリアのような高齢化が進んでいる他の国々もまた深刻な課題に直面している。この2つの国はまさに専門家が促すことを行っている:韓国とイタリアは多くの国民を検査することで迅速に動いたため、彼らは治療を受けることができ、他の人から隔離されるようになる。

数週間の用心のあと日本政府はようやくもっと積極的な行動を取り始めた、最も顕著なのは1カ月間学校を閉鎖するという動きだ。しかしこの処置は時に重度の肺炎を発症する脆弱な高齢者ではなく、感染してもたいてい軽度の症状しか示さないかまたはまったく症状の出ない若者を対象としていた。

その間、当局はウイルス検査に関して厳しい制約を維持してきており、これは高齢者へのリスクについて懸念を追加したにすぎない。

韓国は一日1万件以上の検査を実施している;対照的に日本はそのほんの少しを行っているだけだ。さらに日本の当局は高齢の患者は少なくとも2日間(他のほとんどの場合は4日間)発熱した後にのみコロナウイルスの検査を受けるように促している。

それでは多くの高齢者にとって遅すぎるかもしれないと、東京に拠点を置く非営利医療ガバナンス研究所の医師で所長のMasahiro Kamiは述べた。

「高齢の患者は最も攻撃を受けやすく、ひとたび病気になるとたちまち悪化することがわかっている」とKami博士は述べた。「高齢者は絶対2日間待つべきではない。」

安倍晋三首相は東京オリンピックを頓挫させるからウイルスの拡大を知らせないように努めるとして、検査の制限は政治的駆け引きによって押しやられている可能性があると彼は推測した。「おそらく安倍または彼の周りの誰かが来たるべきオリンピックのために感染者または患者の数を控えめに言いたいのだろう」とKami博士は述べた。

動機がなんであれ、日本の人口の約29%、3600万人あまりが65歳以上であるという日本の高齢化を考えると検査の欠落は最も脆弱な国民を危険にさらした状態に放置しかねないと専門家は述べた。

「全くその通り、日本は大規模な高齢者施設」とナッシュビルのヴァンダービルト大学医療センターの予防医学と感染症教授であるウイリアム・シャフナー博士は言った。「わたしが厚生大臣だった場合、それがもっと広く検査し、検査を利用できるように開放する動機になる。」

安倍は土曜日に検査をより広く利用できるようにすることを約束した。記者会見で彼はスクリーニングが不十分であったことを認め、政府は国民健康保険の手順に検査の進行を加えて管理できる場所の数を増やすと述べた。

厚生省が提供する統計によると、日本はいま一日に約4000件の検査を実施する能力を有するが、危機が始まって以来、どの既存の日も検査の数は半分以下だった。

そのアプローチはウイルス感染した他の東アジアの場所のアプローチとは劇的に異なる。

土曜日、国内の患者が3150人に上ったことを報告した韓国は強烈な都市大邱や他の場所でドライブスルー検査を実施した、一方、香港では自宅で検査させてそれをラボに送ることを可能にする検査キットをクリニックが住民に提供することを始めた。

「もし韓国で検査しているのとほぼ同じくらい検査しているとしたら、実際の数はどうなるでしょうか?」とワシントンのテネオ・インテリジェンスの日本の政治に関する専門家トビアス・ハリスは言った。

問題を悪化させているのは日本のわずかな数の公衆衛生センターだけが検査を提供することを許可されており、検査は政府によって選ばれたわずか5社で処理ができるため、潜在的なボトルネック、進行を妨げるものを引き起こすことだ。

日本医師会の報道や声明によると、高熱のような重篤な症状を見せている場合でもクリニックは患者を追い払うことを余儀なくされている、医師会は問題を調べ始めたと言った。

59歳の両親と83歳の祖父、そして妹と一緒に暮らす兵庫県の保育園教師Erika Tamada(33歳)は母と祖父の両方に発熱と鼻水や咳を含む他の症状があったと言った。

だが、二人とも地元の公衆衛生クリニックでも訪れた病院でもウイルス検査を受けられなかった。保険センターの医師が「感染しないために手を洗いうがいをして一生懸命働くこと」と言ったとき彼女はめんくらったと言った。

ウイルス検査をする能力でなぜ日本がこの地域の他の政府に遅れをとっているか理由は明確ではない。

日本はたとえばSARSやMERSなど過去のコロナウイルスの大流行に十分に影響を受けてこなかった、それが誤った安心感を与えていると成田の国際医療福祉大学感染症疾患の教授である加藤康幸は述べた。

「中国の属する隣国の中で日本だけがいかなる疫病の管理経験もない」と彼は言った、そして新生の病気に対処するための「十分な準備がなかった」と付け加えた。

乗客、乗員、医療提供に割りあてられる医療専門家の間で病原体が急速に広まったクルーズ船ダイアモンドプリンセスの隔離を開始したとき、日本の政策立案者は他の何よりも先に彼らの対応に対して厳しい批判を受けた。

急激な発生の深刻さにもかかわらず、当局は供給源が限られていると言って船上の人たちをなかなか検査しなかった。熱のある乗客は医師の診断を受けずに何日もキャビンの中で待機した、そして2週間の隔離期間が終わると当局はウイルスにさらされた多くの人たちを追加の隔離期間を受けさせることなく、検査せずに立ち去ることを許可した。

大都市圏の病院はすでに軽度の症状をみせる患者でいっぱいだと大坂のりんくう総合医療センターの医師、Masaya Yamatoは述べた。患者の数が劇的に増加した場合、最も深刻な患者の治療を妨げかねないと彼は言った。

「たいていの病院はそのような患者を受け入れてこなかった、だから救われて当然の患者を救うことができない」と彼は言い、扱いにくい患者は医療従事者を「へとへとに消耗させる」と付け加えた。

「そのような患者が多い場合、病院には深刻な状態の高齢患者を治療するのをもっと難しくさせる」と彼は付け加えた。

△Reporting was contributed by Hisako Ueno and Eimi Yamamitsu from Tokyo; Su-Hyun Lee from Seoul, South Korea; and Tiffany May from Hong Kong. 

▽日本の教訓をいかして迅速に対応するアメリカ
NHKのニュースより
乗客乗員の一部に新型コロナウイルスへの感染が確認されアメリカのカリフォルニア州の沖にとどまっていたクルーズ船が港に接岸し、日本時間の10日午前から乗客の下船が始まりました。今回の対応についてアメリカの運航会社は「ダイヤモンドプリンセスの教訓を生かし、迅速に対応している」としています。
「グランドプリンセス」は乗客乗員およそ3500人のうち21人に新型コロナウイルスへの感染が確認されたため、カリフォルニア州サンフランシスコの沖にとどまっていましたが保健当局などとの調整が済んだことから日本時間の10日午前4時半ごろ、サンフランシスコ近郊のオークランドの港に接岸し、およそ4時間後の午前8時半ごろから乗客の下船が始まりました。
ペンス副大統領は9日の記者会見で、下船した乗客は健康状態を確認するため、軍の施設などで一定期間隔離されることや、カナダ人とイギリス人の乗客については港の近くの空港からチャーター機で本国に帰国することを明らかにしました。

2020/03/04

何を諦め、何を尊び、何を永遠に記憶に留めるか

日経メディカルによると、(おおざっぱに言って)新型コロナウイルスによる感染症はなくならない。
4~5年のうちに日本人のほとんどがこれに感染することになり、免疫のある人が混じることで流行は自然に治まってくるだろう。そのうちワクチンなり抗ウイルス薬が開発される、というのだ。
“人類の敵は感染症”の段階的局面に入ったとすればそれもまた納得できる。極端に恐れず、いずれ自分もかかると思えば自然淘汰の成り行きを客観的に受け入れることができるというものだ。

今となってはマスクもアルコール消毒液も入手不可能だが、隣人があまっているのを分けてくれた。
医療機関や高齢者の介護現場でのマスク不足だけはなんとかならないものか。
わたしたちは何をして何をするべきでないか、もう少しクールにならなければならないと思う。

下記、ハフィントンポスト紙が報じている。ジャック・マー、ありがとう!

中国の電子商取引最大手・アリババグループの創始者、ジャック・マー(馬雲)氏は3月2日、自身の基金などを通じて日本に向けて100万枚のマスクを送ると発表した。

マー氏はかつて日本から防護服などの支援物資が送られたことに触れ、「かつて全力で助けてくれた友が、我々と同じ困難に直面している。我々は何をすべきかを知っている」と理由を綴った。


3月2日、世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)の世界的流行は「未知の領域」に突入したと発表した。
下記、BBCのニュースより

◇世界の状況は?

WHOは韓国、イタリア、イラン、そして日本の状況には特に懸念があると指摘している。中国国外で確認されている8800件の感染例のうち81%がこの4カ国に集中している。
韓国では4000人以上が感染し死者は28人となった。感染者の6割以上が新興宗教団体、新天地イエス教会に関連しているという。
イタリアでは感染者が1835人、死者は18人増えて52人になった。感染者の多くが北部ロンバルディア地方とヴェネト地方に集中している。
イランでは新たに12人の死亡が確認され全体で66人となった。地元メディアによると死者には最高指導者アリ・ハメネイ師の顧問モハンマド・ミルモハマディ公益判別会議員が含まれるという。
アメリカでの死者は6人となった。ドナルド・トランプ大統領は製薬会社がワクチンの開発を急いでいると述べた。一方、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事はイランからニューヨーク市内に帰国した医療従事者が感染のため自宅で隔離されていると発表した記者会見で、市中感染の拡大は「避けられない」と話した。
イギリスではこれまでに39人の感染が確認された。ボリス・ジョンソン首相は緊急治安特別閣議(コブラ=COBRA)の後に記者会見し新型ウイルスは「向こう数日か数週間のうちにさらに勢力を増す可能性がある」と述べた。
このほか2日には、ポルトガル、アイスランド、ヨルダン、アルメニア、ラトヴィア、セネガル、アンドラなどで最初の感染者が報告された。

欧州疾病予防管理センターは、欧州連合(EU)域内でのCOVID-19の危険レベルを「中」から「中~高」へと引き上げた。

https://www.bbc.com/japanese/51716104

2020/03/03

全世界にわたるウイルス

デイリーテレグラフによるコロナウイルスの最新ニュース:ナイジェリアがサハラ以南のアフリカに流行が広がった最初の症例を報告

このニュースを受けて、Avaazチームが緊急の基金を呼びかけました。

親愛なる友人たち

コロナウイルスは国から国へと急速に移動しており、ナイジェリアは最初の症例を確認したばかりです。つまり、公式発表ではウイルスがサハラ以南のアフリカに広がりました。

感染は中国国内よりも中国外で急速に広がっており、WHOはアフリカの最も脆弱な13の国々を守るために6億7500万ドルの緊急基金を求めています。

中東、ヨーロッパ、南米で急激な発生があり、WHOは全世界にわたる大流行に備えるよう世界に警告しました。しかしウイルスがアフリカに広がることが懸念され、貧しい国々が急激な発生に対処できない可能性があります。

コロナウイルスは世界的な対応が必要な全世界にわたるウイルスです。私たちの運動はみごとに全世界にわたり、ほかのなにより危機の際になにが重大であるか政府に介入して思い起こさせるべく進む計画を持っています。だから、一緒になって決して目をそらさないことを誓いましょう。

希望と決意をもって、
Sarah, Spyro, Chris, Antonia, Luis and the Avaaz team.


△トランプ米大統領は2月28日、新型コロナウイルスの感染者数が多い国から米国への入国禁止措置について適用拡大を検討していると明らかにした。
CNNテレビは複数の米政府高官の話として対象国は日本と韓国になる可能性があると報じた。

△ハフィントンポスト紙によると、
世界では日本からの帰国者への行動制限が始まっている。
イスラエルは日本と韓国滞在者の入国を24日から禁止し、自国民を除き、過去14日間に日本と韓国に滞在した人は入国禁止措置となる。 
アメリカも制限を段階的に強めている。22日、アメリカのCDC(疾病対策センター)は日本への渡航制限を3段階のうち2番目の「レベル2」に引き上げた。中国は最高レベルの3で「不要な渡航を避ける」という渡航制限になっている。
また、オーストラリアの外務省は23日、日本への渡航警戒レベルを4段階のうち下から2番目となる「十分に注意」に引き上げた。「感染が続いており、リスクが高まっている」と理由を説明する。 
太平洋の島々、ミクロネシア連邦、キリバス、サモア、ツバルは日本からの入国について感染の危険の少ない国に一定期間滞在したうえで入国することを条件としている。
タイでは日本、中国、韓国、台湾、シンガポールなどから帰国した人には公共の場へ行ったり、公共交通機関を利用したりしないよう呼びかける。


▽死者1万4000人
これは新型コロナウイルスによる死者の数ではない
アメリカで毎年流行るインフルエンザのために今季亡くなった人の数だ
この数はまだまだ増える見通し

◇アメリカの疾病管理予防センター(CDC)が2月8月付でインフルエンザ感染の推計値を発表。2019年10月1日から2020年2月8日までの累積の推計感染者数は少なくとも26万人、入院患者数は25万人、死者数は1万4000人となっている。

◇ 世界中で数千人の感染が確認された新型コロナウイルス。国境封鎖に乗り出した国もあり、アメリカではマスクが品切れになるなどの騒ぎが広がっている。
だが、全米で1500万人が感染し今シーズンだけで8200人以上の死者を出したウイルスがある。新型コロナウイルスではない。インフルエンザのウイルスだ。
米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)によると、2019~20年にかけてのインフルエンザシーズンは過去10年で最悪級の状況が予想される。これまでに少なくとも14万人がインフルエンザによる合併症のために入院した。インフルエンザは今も猛威を振るっており、感染者数はさらに増える見通しだ。
米テンプル大学医学校のマーゴット・サボイ医師によると、インフルエンザは日常性が高いことから危険性が過小評価されがちだという。しかし米疾病対策センター(CDC)によると、インフルエンザによる米国内の死者は年間少なくとも1万2000人に上る。2017~18年のシーズンには6万1000人が死亡、患者は4500万人に上った。
2019~20年のシーズンでは、これまでに米国内で1500万人が感染し、子ども少なくとも54人を含む8200人が死亡している。CDCによれば、インフルエンザの流行は11週連続で続いており、今後も数週間は続く見通し。
「私たちは未知のものを恐れ、新しい新興の感染症についての情報を求める。」「何が真の脅威で何がそうでないのか、私たちはすぐには判断できない。だから、必要のないパニックを起こすことがある。」サボイ医師はそう指摘している。(CNN)

https://www.cnn.co.jp/fringe/35148772.html