見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2007/11/05

イスラエルはレバノンに賠償を


昨年7月から8月にかけて4週間ものあいだ、アメリカの最新鋭だったり在庫処分だったりの爆弾をどっさり積んだイスラエル軍によって徹底的に地上と空から爆撃されたレバノンはどうなっているんだろう?
レバノン政府の「どこにどれくらい爆撃されたか」を示す地図を見ると、爆撃はレバノン全土におよんでいるんだけれど、特にレバノン南部への爆撃回数とその規模のデカさには唖然とさせられる。ここまでどうしてできるんだろう?
アムネスティインターナショナルはその爆撃の激しさ、徹底ぶりを、こう説明している。
「イスラエル軍による4週間以上の地上と空からの爆撃の間中、その国のインフラは破滅的規模で破壊をこうむった。」
「イスラエル軍は粉々になるまで建物を猛撃した、そして住人たちが砲撃から逃げ出したとき、全近隣を瓦礫に至らせて村々をゴーストタウンにした。幹線道路、橋、ガソリンスタンドは粉々に吹き飛んだ。」
「全家族が、家屋に対しての空爆か、村々への空襲を逃れる間にその乗物に対しての空爆で殺された。」
「2006年7月12日から8月14日の間にイスラエル空軍はレバノンの約7000の標的に7000以上の空爆を加えた。その間に海軍は追加の2500の砲撃を行った。」
そして国連によると、レバノンはいまもなお、石油の除去、廃物処理、復旧の監視に従事させられており、いまの国連総会の会期にバン・キムン国連事務総長は、「レバノン政府に対する機敏で適切な賠償に責任を負うことに向けた必要不可欠な行動をとるように」とイスラエル政府に迫った。
財政援助と技術援助については、クウェート、ノルウェー、キプロス、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリー、モナコ、スペイン、スウェーデン、スイス、日本、米国を含む十数カ国が行ってきている。なのに、国家犯罪とも思えるほどの不釣り合いな軍事力を行使したイスラエルが、今日に至ってもまったく、補償や賠償はむろんのこと回復に向けた援助をいっさいしてないのだ。
国連は憤慨している。地球の大気中に「劣化ウランガス」を大量にばらまかれたと知った、イスラエルとアメリカの当局を除く全地球人もまた憤慨している。

これについての詳しい記事は、本日配信したメールマガジン「NewsFanzine No.176」でお読みください。以下にあります。
http://www.fair-port.com/tama/NewsFanzineFrame-1.html

写真は、2006年7月27日にイスラエルがJiyyeh発電所を爆撃した結果として、石油によってひどく汚されたJbeil近くの休暇を過ごすビーチ

2007/11/04

政治は人殺しをする


いつも地球を駆けづりまわっている反体制の人、ローリングストーン誌「ニューミュージックチューズデー」が尊敬するマヌ・チャオが9月発売のニューアルバム「La Radiolina」からシングル第2弾を出してふたたび登場。シングル「Politik Kills 」には近づく予備選をじっくり考えるときチャオが君たちアメリカ人に聴いてほしいパワフルなメッセージがはいる。このメッセージをよりすばやく広める助けとなるように彼はこの場でこの新しいシングルを無料でダウンロードさせている。近い将来には彼のもっと多くの曲のダウンロードが入手できるようにもなる。11月20日に過去の目録数曲の公開が i-Tune に到着する予定だし、来年1月末には2001年のProxima Estacion、ボーナスのヴィデオクリック付 Esperanza を含めるタイトルをCDで再版することになっている。
(RollingStone 02 November 2007)

Politik Kills は下記のサイトから無料で聴けます。
http://www.rollingstone.com/rockdaily

政治は人殺しをする
政治は暴力、軍隊、危機、デマ宣伝、ウソ、そして犠牲を必要とする
政治はドラッグを濫用し、爆弾を濫用する
政治は人殺しをする、政治は人殺しをする
(、、、とマヌ・チャオは歌っている)

写真はニューアルバムのジャケット(US版)

2007/11/03

アパルトヘイトと言った勇気ある人


第64回ベネチア国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞したジョナサン・デミ監督のジミー・カーター元米大統領についてのドキュメンタリー「Man From Plains」がいま米国の限られた都市で上映されている。まもなく全米の劇場で公開される見込みだ。
ジョナサン・デミは「サムシングワイルド」でぶっとんだ映画監督。以降、見逃さないようにしているつもりなんだが、ハイチの音楽ものとか、ドキュメンタリーフィルムは日本ではなかなか見ることができない。

◇「Man From Plains」では親近感を与える意外なジミー・カーター大統領と出会う。カーター氏の最近の著書、議論を呼ぶ「Palestine Peace Not Apartheid:アパルトヘイトでなくパレスチナの平和」出版の宣伝のための全米ツアーの行路を追うことで、「羊たちの沈黙」アカデミー受賞監督ジョナサン・デミはカーターという複雑な人物像を明らかにする。元気な老年の人の決断力と感情の激発とを持ち合わせるカーターは彼のメッセージを理解させるため国の全域に十字を記す。まさにそのメッセージが彼の信用と判断力に異議を唱えるメディアの猛襲を巻き起こす。「Man From Plains」はジミー・カーターの個人的な側面と公的の両方を探検する。衰えていないエネルギーと希望、彼の終生の深遠なる精神版の和解と平和に加えて、彼の強烈な正義感が彼に追求することを強いる。
なお「Man From Plains」の「 Plains」とはジミー・カーターの出身地のこと。
  
◇ジョナサン・デミには、2003年の作品に「The Agronomist(農学者)」というハイチ人ラジオジャーナリストで人権活動家のジャン・ドミニクについてのドキュメンタリーがあり、ゴッサムアワードで最優秀ドキュメンタリー賞を受賞している。ジャン・ドミニクは農学者でジャーナリストで人権活動家、大統領の特別顧問を務めたこともある。政治不安と経済の混乱が続くハイチで、事実を伝えるラジオ番組「レディオハイチ」を始めて反対勢力に何度もつぶされる。2回のクーデターでアメリカに亡命。やられてもやられても信念を貫き通して人々にエネルギーを伝える人だったが、結局は暗殺された。

◇カーター元大統領は、イラン核開発疑惑に対する米軍のイラン爆撃を臭わせる副大統領を先頭とするブッシュ政権の発言に対して、「爆撃は絶対に避け、平和的解決の道を探るべき」と断固発言している。
カーター氏は退任後も精力的に平和活動を続け、2002年にはその業績に対してノーベル平和賞が与えられた。彼が昨年出版した本、「Palestine Peace Not Apartheid」は大反響を呼んだ。
本は、イスラエルが パレスチナ自治区内にイスラエル入植者を守るための高い分離壁を迷路のように作ってパレスチナ人を分断隔離したアパルトヘイト政策の非人道性を指摘している。一部の知識人からは非難ごうごうだったものの、「真実を語ってくれた勇気に感謝」という読者の声も大きく、ベストセラーになった。
「Man From Plains」は、その宣伝のための全米ツアーを巡るカーター氏を追っている。監督のジョナサン・デミは、長いことカーター氏を尊敬していたそうだ。
映画で明らかになるカーター氏の衰えを見せないエネルギーには驚くばかりだ。本のツアーの合間に、ニューオーリンズでハリケーンカタリーナの被害者のための家を建て、カーターセンターの業務をこなし、執筆する、という過密スケジュールを彼は淡々とこなす。

◇ジョナサン・デミが ジョージ・ブッシュ大統領に苦言を呈す
「Man From Plains」がベネチア映画祭のワールド・プレミア上映で好評だったジョナサン・デミ監督はマスコミの取材に対し、「ブッシュ大統領は、戦争といかに敵を壊滅させるかに取りつかれている。それに比べてジミー・カーターは、大統領在任中もそれ以降も、平和のことで頭がいっぱいだ」と話した。
ジョナサン・デミは、昨年秋のパレスチナの人々の抱える問題を取り上げた著書の全米ツアーに同行し、その様子をアル・ゴアの「不都合な真実」の製作会社Participant Productionsと共同で映画にした。作品は複雑な中東の政治問題にも触れている。
「ジミー・カーターは私のような皮肉屋に平和への眺望を信じる可能性を与えてくれる」とデミは語る。

写真は監督のジョナサン・デミ(左)とジミー・カーター元米大統領、後ろにあるのは映画のポスターだ。

2007/11/02

セレブはチャベスがお好き


◇ナオミ・キャンベルがチャベスと知りあいに
The Guardian 01 November 2007
カラカスの大統領宮殿での面会の間中ずっとナオミ・キャンベルがウゴ・チャベスとおしゃべりする
あるカラカスの新聞はこう言った、彼女は「名声のあるファッションハウス、フェンディの革命的でみごとなできの白いドレスを着ていた。」彼はダブダブな赤いシャツを着ていた。
だが、ちぐはぐなその服は、ラテンアメリカを堂々と進むピンク旋風の指導者がファッションショーの舞台で神のごとく崇拝されるスーパーモデルを大げさに抱きしめるのを止めなかった。
11月1日木曜遅くのベネズエラ・ボリーヴァル共和国大統領と英国のスーパーモデル、ナオミ・キャンベルとの面会はウゴ・チャベスが言い寄られるセレブ・エリートの新記録だ。
これまでにカラカスのミラフローレス宮殿を訪れた人の中にはショーン・ペンやダニー・グローヴァーといった予想できるセレブ活動家が含まれる。(強硬な反米路線をおしすすめる大統領には、今年9月に俳優のケヴィン・スペイシーも面会するなど、多くの著名人がベネズエラを訪問している。)だが、ナオミ・キャンベルの出現は進行中の革命にまったく魅力に満ちた雰囲気をもたらした。
空港でかんしゃくを起こし家政婦に携帯電話を投げつけてむこうみずな暴行と有罪を認めた後に、ニューヨーク公衆衛生局の床掃除をしたことのあるキャンベルは、先週ブラジルに向かった小旅行の間中ずっとチャベスと同盟した。
サンパウロの地元のビジネスリーダーたちの前に姿を現して、伝えられるところによれば彼女は「ブッシュが憎い」と言ったとか。すぐその後に、ヴェネズエラへの招待が確保された。
しかしながら、もしチャベス氏が左翼の煽動者を期待していたなら、大統領宮殿に到着した際のモデルの記者へのコメントによって落胆させられたはずだ。ベネズエラに来たのはこれが初めてではないとバラす前に、「政治的な理由でここにいるのではありません」と彼女は述べた。2度目の訪問なのが明らかになった。「あなたには巨大な国があるのね」、満足してノドをならすように彼女は話した。「すごい滝があって、とても美しい国」
その日早くにキャンベルはカラカスの子どもの病院を訪れた。「これが私がここにいる理由よ」と彼女は断言した、「この子たちに会うため、というのも私はこの子供たちの特使のひとりなの。」
キャンベルとチャベス氏は共通に燃えるような衣服を身につけることに十分な関心がある。チャベス氏の親友、キューバの指導者フィデル・カストロが設立したチャリティ、キューバの子供のための基金に彼女は賛成する立場にある。

◇家政婦に携帯電話を投げつけたとして今年1月、裁判所に5日間の社会奉仕活動などを命じる判決を言い渡された英国生まれのスーパーモデル、ナオミ・キャンベル(36歳)が3月19日、判決に従い、ニューヨーク市内で清掃活動を始めた。AP通信が伝えた。
ナオミは同日朝、マンハッタンの清掃関連施設に、黒の服装に黒の帽子をかぶり、黒のサングラスを掛けて現れ、施設内で清掃作業に当たった。作業は1時間の休憩をはさんで午後4時までで、15分の休憩が2度与えられる。
(AP通信3月20日)
◇昨年の夏にはボーイ・ジョージが同じくニューヨークで有罪判決を受けて、5日間の「道路清掃の刑」に処せられている。