見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2009/04/07

オバマ ゴー ホーム



◇イスラムと対話重視 オバマ大統領 パレスチナ「2国家を」

オバマ米大統領は6日、トルコの首都アンカラで、ギュル大統領、エルドアン首相と相次いで会談した。大統領就任後、初めての中東訪問。北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるトルコに対し、イラクやアフガニスタン安定化への貢献を求めたほか、中東全域の問題解決のため、トルコをはじめとするイスラム諸国との対話を重視する姿勢を示した。

オバマ大統領はトルコ国会で演説し、「私たちのイスラム世界との協調関係は、真摯(しんし)なものだ」と宗教の違いを超えた連携を訴え、各国と対立が絶えなかったブッシュ前政権との相違を打ち出した。パレスチナ問題にも触れ、パレスチナ新国家を樹立してイスラエルとの共存を図る「2国家和平案」について、「共存のため、2国家樹立を強力に支援する」と意欲を示した。

イランの核開発問題については「イランの指導者は、兵器の製造か、人々のためのよりよい未来かを選択しなければならない」と強い姿勢を示した。

トルコはイラク駐留米軍の撤退ルートに想定されているほか、アフガニスタンの国際治安支援部隊にも約900人を派遣している。トルコ南部のNATOのインジルリク空軍基地は、アフガンへの兵士や物資の供給拠点として重要性が増すとみられる。オバマ大統領は、イラクからアフガンへ軸足を移す戦略を軌道に乗せるため、トルコを中東初の訪問国に選んだもようだ。

トルコはブッシュ政権が敵視してきたイラン、シリアとも友好関係を保っているほか、イスラエルとの外交関係も維持している。オバマ政権にはトルコとの関係強化をてこに、中東各国との対話を促進する狙いもある。


◇タス通信などによると、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの警察当局は6日までに、ロシア南部チェチェン共和国のカディロフ大統領の政敵とされる元ロシア軍司令官スリム・ヤマダエフ氏が滞在先のドバイで殺害されたと断定した。当局は、チェチェンの元副首相でロシア下院議員のデリムハノフ氏が殺害に関与したと言明、チェチェン指導部がからんだ暗殺事件へ発展する可能性が出てきた。

当局によると、ヤマダエフ氏は先月28日、滞在先の住宅近くで射殺され、ドバイで埋葬された。これまでの捜査で、イラン人など実行犯とみられる2人を殺人容疑で拘束、4人を国際刑事警察機構(ICPO)を通じて指名手配するという。

また、殺害に使われた銃器をデリムハノフ氏の警備担当者が準備したことが判明したとし、当局幹部は「事件はチェチェン内部の闘争によるもの。ロシアに(同氏の)引き渡しを求めることになる」と述べた。一方、ロシア最高検察庁筋はドバイ側から要請があっても引き渡しを拒否する考えを示した。

ヤマダエフ氏は元チェチェン独立派で1999年からの第2次チェチェン紛争の際、ロシア側に投降。ロシア軍特殊部隊を指揮したが、カディロフ大統領と対立、昨年5月、司令官を解任されていた。

(以上、毎日新聞 2009年4月7日)

写真は、トルコで幾つかのグループがオバマ訪問に抗議してデモをする
(BBC NEWS 6 April 2009)
もう一枚は、少なくとも150人が犠牲となっているイタリー中部の地震のつめあと、1500人が負傷、数千人が家屋を失い、テントシティができつつある。
(CNN.com 7 April 2009)

2009/04/03

難民キャンプのオーケストラ


◇ミュージシャンが西岸を出るよう命じられる

イスラエルでコンサートを行う事をめぐる騒ぎのまっ最中に、若いパレスチナ人オーケストラを指揮する女性が治安当局者らによってヨルダン川西岸の難民キャンプを出るよう命じられてきている。

テルアビブでのホロコースト生存者のためのコンサートをジェニン(虐殺の現場)から逃れた難民の小さなグループがアレンジすることで、アラブ系イスラエル人のワファ・ユニスは論争をスパークさせる。

彼女が「追放された」との報道は「誤り」で、彼女はキャンプの「いらいら(不安定)」のせいで出て行くよう求められたのだと彼女は言った。

政治的動機のために子どもたちを食い物にすると、キャンプのリーダーたちは彼女を非難した。

コンサート後に彼女はキャンプに戻ってきており、温かく迎えられたとユニスはBBCに語る。

しかしながら、彼女のプロジェクト「Strings of Freedom(自由を求める弦楽器奏者たち)」に子どもたちを送るなとの居住者へのおおっぴらの呼びかけで、キャンプには恐怖の雰囲気があったと彼女は言った。

彼女が難民キャンプを離れようと用意したとき、ひょっとしたら居住者によって彼女の存在に警戒態勢をとらされたのか、民間人の服装をした10人ほどの男性が彼女を逮捕したと彼女は言った。

男性たちは警官ではなかったし、伴う警察車両はなかったと彼女は強調した。

彼らの中には、パレスチナ自治政府アッバス議長の世俗的な派閥ファタハにつながりのある戦闘集団、アルアクサ殉教者旅団の地元リーダー、ザカリア・アル・ズベイディがいた。

彼女はズベイディ氏に話しかけた、彼はイスラエルのコンサートのことで彼女に謝罪して欲しかったのだと彼女は言った。

・政治的アジェンダ

彼は彼女をジェニンの警察署長のところに連行した、警察署長は「キャンプの情況は不安定」だと彼女に告げた。

ユニスによると、警察署長は「しばらくの間、静かにしていて欲しい。あなたの身の安全のために出て行くしかない、そして私はあなたをイスラエル側に引き渡さなければならない。」と言った。

ユニスは出て行くことに同意した。「私は穏やかな女性です、どんな問題も起こすつもりはありません」と彼女はBBCに伝えた。

ジェニンのパレスチナ治安部隊の司令官 Radhi Assidhaは、若いミュージシャンのある両親から死の脅しがあったとロイター通信に伝えた。

ロイターによると、「政治的アジェンダを遂行するために彼女は罪のない子どもたちを利用した」とAssidhaは言った。

「再形成のために子どもたちを引き受ける代わりに、ホロコーストを記念する日に子どもたちを参加させる指揮をとった。彼女は醜い方法で子どもたちを利用したのだ。」

地元居住者らはコンサートに抗議してオーケストラを閉鎖していた。

これより前に、キャンプの社会的指導者Adnan Hindiもまた、政治的動機のために子どもたちを「食いものにする」とユニスを非難してきていた。

その遠出は、イスラエルの最も裕福な市民シャリ・アリソンによって始められた「Good Deeds Day(善行の日)」と呼ばれる毎年恒例のイスラエルのチャリティイベントの一環として組織されており、「希望と友愛」を育成することが意図された。

演奏者が2002年パレスチナ過激派とイスラエル軍とのあいだの残忍な戦闘で知られるジェニンの出身だとわかって、イスラエルのホロン町でのコンサートの観客の多くが驚かされた。

(BBC NEWS 02 April 2009)

◇イスラエル右派新政権のアビグドル・リーバーマン外相は1日、外相引き継ぎ式での演説で、パレスチナ和平交渉の本格再開をうたった2007年の米アナポリスでの合意について「正当性がない」と批判、イスラエルには履行義務がないと主張した。

ベンヤミン・ネタニヤフ新政権がパレスチナ和平交渉に対して強硬路線を取る方針が改めて示されたかたちで、和平を推進したい国際社会や同盟国の米国とイスラエルが対立する可能性も出てきた。

イスラエル政府は03年に中東和平4者協議が提示した中東和平案(ロードマップ)の原則受託を承認。07年にアナポリスで行われた米・パレスチナ・イスラエルの中東和平会議では、このロードマップを再確認するとともに、パレスチナ国家を08年末までに樹立することを目指して交渉を再開するとの覚書を発表した。

しかしリーバーマン外相は就任後初の演説で、「イスラエルに履行義務がある文書は1つきりで、それはアナポリス会議の覚書ではない。ロードマップだけだ。イスラエル政府と議会はアナポリスを一度も承認してはいない」と述べた。

この発言に、パレスチナ自治政府側は反発。リーバーマン外相は「和平の障壁」だと非難し、国際社会に対し、イスラエルに対話路線に戻るように圧力をかけるよう要請した。

ネタニヤフ首相は2国家併存案を支持しておらず、「パレスチナは国家を樹立する前に経済を発展させる必要がある」と主張している。

(AFP 2009年4月2日)

◇汚職疑惑で外相を聴取 イスラエル警察

イスラエル警察は2日、贈収賄やマネーロンダリング(資金洗浄)などの疑いがあるとして、ネタニヤフ新政権のリーベルマン外相から約7時間にわたって事情聴取した。警察の報道官が明らかにした。

警察は数年前からリーベルマン氏の捜査を続けているが、事情聴取するのは外相就任後初めて。同氏は旧ソ連からの移民で、ロシア系、ユダヤ系実業家との関係が深いことで知られる。1999年に国会に初当選し、これまで国家基盤相、運輸相などを務めた。

今年2月の総選挙の運動期間中には同氏の娘も事情聴取された。リーベルマン氏はネタニヤフ政権で法相就任にも意欲を示したが、捜査対象となっていることから外された。

同氏は疑惑を否定し、左派寄りの司法当局による「政治的捜査」だと批判している。

リーベルマン氏は、極右政党「わが家イスラエル」の党首で、3月31日に発足した右派連立政権の外相に就任したばかり。

(共同通信 2009年4月3日)

◇イスラエル右派政権発足 「きっとまた戦争だ」ガザに懸念広がる

イスラエルの右派連立政権発足で、パレスチナ自治区では一日、タカ派のネタニヤフ首相への懸念が広がった。イスラエル軍侵攻の痛手から立ち直れないガザでは「また戦争だ」との声も聞かれた。

「ネタニヤフは総選挙で(ガザのイスラム原理主義組織)ハマスを根こそぎにすると言っていただろ。きっと攻撃してくるよ。そうすれば、イスラエルでの人気はあがるし」

ガザ市の果実店で働くアフマドさん(27)はあきらめ顔で語った。

ネタニヤフ首相は、米国などが促すパレスチナ国家を樹立して「2国家」の共存を図る和平案にも消極的。自治区のアッバス議長は地元テレビで「彼は平和を信じていない。世界は2国家案を受け入れるよう説得すべきだ」と訴えた。

ガザを実効支配するハマスの報道官は「多数の人々を殺した過去の政権とそう違いはないが、新政権は今の社会を反映している」とイスラエル世論の右傾化を指摘した。

イスラエルによるガザ地区の経済封鎖は今も続いている。建設資材がなく、壊れた家はそのままで、人々はテントや親せき宅で暮らす。ガソリンや食料の供給も不安定だ。

砲撃で夫も家も失ったサブハさん(65)は「世界の大国はネタニヤフの勝手を許さないで。封鎖も解くよう圧力をかけて」と訴えた。

(東京新聞 2009年4月2日)

写真はパレスチナ人難民キャンプのオーケストラの仲間たち(BBC NEWS)

2009/04/02

バラク&ミッシェル ロンドンへ


◇イスラエル空軍機が1月にスーダンで武器車列空爆か

イスラエル主要メディアは26日、米CBSTVなどの報道を引用し、イスラエル空軍機が1月にスーダン北部でパレスチナ自治区ガザに向けて武器を輸送していた車列を空爆していたと報じた。トラック17台を破壊し39人が死亡したという。

イスラエル政府は報道に対するコメントを拒否している。フランスに拠点を置くスーダンのインターネット報道サイトによると、同国当局者は、武器を積んだ車列が攻撃されてスーダン人やエチオピア人が死亡したと述べた。

CBSによると、イスラエルは武器がスーダンからエジプトを経由してガザに密輸されるとの情報を得て空爆したという。イスラエルによるガザ大規模攻撃の最中に実施されたか、1月18日の停戦後かは不明。

(共同通信 2009年3月27日)

◇ブッシュ政権下の対テロ戦費67兆円 8割がイラク関連

米政府監査院(GAO)は30日、イラク戦争などで投じた米国の対テロ戦費に関する報告を米議会に提出した。2001年の米同時テロから08年12月まで、ブッシュ前政権下での対テロ戦費は支出ベースで累計6857億ドル(約67兆円)。内訳はイラク関連が5335億ドルで約8割を占めた。アフガニスタン、アフリカ、フィリピンなど世界各地で展開する「不朽の自由作戦」が合計で1241億ドルになった。このほか本土防衛の関連が281億ドルだった。

(日経ネット 2009年4月1日)

◇ネタニヤフ右派政権発足へ イスラエル、和平停滞か

イスラエル国会は31日、2月の総選挙後に首相候補として連立交渉を進めてきた右派リクードのネタニヤフ党首(59)が提出した閣僚名簿を審議。同日深夜(日本時間4月1日早朝)にも賛成多数(69対45)で承認し、同氏を首相とする右派主導の連立政権が発足する。ネタニヤフ氏は約10年ぶりの首相返り咲き。

ネタニヤフ氏は、中東紛争の解決策として国際的に支持されているパレスチナ国家樹立に反対しており、和平プロセスの停滞は必至。核開発を進めるイランには武力行使も辞さない強硬姿勢で、中東情勢の緊張要因となりそうだ。中東和平推進やイランとの対話を掲げるオバマ米政権は難しい対応を迫られる。

ネタニヤフ氏は31日、内閣承認に先立つ国会演説で「われわれに脅威とならない権限すべてをパレスチナに与える和平合意が可能だ」と述べたが、パレスチナ国家樹立には踏み込まなかった。パレスチナ指導部は「2国家共存を目標にしない政権とは交渉できない」と反発、欧州連合(EU)も2国家共存を支持しなければイスラエルとの協力関係を見直すことを示唆している。

(共同通信 2009年4月1日)