見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

April 28, 2010

オバマが決断すべきこと



◇大規模な日本の米軍基地反対県民大会

アジア太平洋地域最大の米軍施設、嘉手納空軍基地に隣り合う日曜の県民大会には沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事や30以上の町長(市町村の首長またはその代理)が出席するものと思われる。

日本の第二次世界大戦敗北の遺産、おびただしいアメリカ軍の駐留に、騒音、汚染、米兵との摩擦について苦情を申し出る島民の多くが不満を抱いている。

この問題は、問題解決に職を賭ける鳩山首相の政治上の将来をおびやかす。

東京・ワシントン間の2006年の協定のもと、宜野湾の人口密集地からもっとひっそりとしたオキナワの沿岸地域、辺野古に移されることになった不人気なアメリカ海兵隊普天間飛行場に騒ぎは集中する。

地滑り的選挙で昨年9月与党になった後、代わりに基地は完全に島から立ち去るかもしれないと鳩山は言った。

だが、選択肢の用地検索はうまくいっていない、それどころか、地元のさらなる抗議に遭遇する。

7月に予定されるきびしい参議院選の準備期間に、鳩山は彼の支持率急降下を問題に気づくのにもたもたすることで批判が増大していると見てきている。

・行き詰まり

鳩山は難題を解決するのにデッドラインを5月末と自分自身に課してきている、ところが一方、米国は東京に最初の計画でこつこつやってほしいとこれに固執する。

抗議の前夜、ワシントンポスト紙は日本政府が2006年の協定をおおむね容認するのを示してきていたと言った。

だが、土曜日、鳩山が2006年の計画に反対を繰り返すことで政府はこれを否定した。

「報道は本当ではありません... 私たちは既存の計画を受け入れられません」と彼は言った。

第二次世界大戦の最もむごたらしい戦いで島を奪った1945年に米国は普天間空軍基地を備えさせた。

米国はオキナワを1972年まで日本に返還しなかったばかりか、中国、台湾、朝鮮半島に隣接するこの島で30以上の軍事施設を稼働させ軍事行動をとる。

仲井真オキナワ県知事に法律上の認可を強く要請する、2006年の協定のもと、普天間飛行場は辺野古のキャンプシュワブ周辺の埋め立て地に移設されて、約8000人の海兵隊員がグワムの米国領に移動することになる。

第二次世界大戦後の憲法で平和主義に置かれる日本は、国の安全保障をその同盟のパートナーである米国にはなはだしく依存する。

次に米国は4万7000の軍隊をその国に配置、その半数以上がオキナワにである。

島の居住者たちは以前におびただしい米軍の駐留に反対してきている、目に見えて、女子学生や19歳の地元女性のレイプと申し立てられるものを含める、申し立てによると米軍の人員が関与する一連の事件の結果として起こる。

(Al Jazeera 25 April 2010)

普天間のほかに米国はオキナワの島に29の軍事施設を持つ
写真は普天間飛行場(AFP)

オキナワに基地はいらない



◇あなたの裏庭に30の軍事基地を必要としますか?

28日付の米紙ワシントン・ポストに、日米両国の環境保護団体などが企画した米軍普天間飛行場の沖縄県内移設に反対する全面意見広告が掲載された。広告は、「あなたは裏庭に30もの軍事基地が欲しいですか」と呼び掛け、基地のフェンスにしがみつき、軍用機を見詰める少年の写真を載せた。


広告を出したのは、米国の環境団体や反戦団体でつくる「ネットワーク・フォー・オキナワ(NO)」など。25日に沖縄で開かれた県民大会も紹介。「新たな基地建設は人々の健康と安全を脅かし、ジュゴンなどの生態系に脅威を及ぼす」などと訴えている。


また、NOなどは28日、「2006年の米軍再編合意について再交渉し、破壊的な基地建設計画を中止するよう求める」とのオバマ大統領と鳩山由紀夫首相あての書簡も出した。

(時事通信 2010年4月29日)

◇意見広告は、「市民の声を無視するようワシントンは東京に圧力をかけている。民主主義のために立ち上がれ」と訴えている。

(毎日新聞 2010年4月29日)

△上の全面広告「JUCON/NO Ad」は基地閉鎖オルグのサイトからいただきました
画像をクリックすると拡大版でご覧になれます
http://closethebase.org/2010/04/28/official-press-release-april-28-2010/

April 27, 2010

チョムスキーの「Hopes」



◇ガザにめどはない チョムスキー新著


TomDispatchの読者へ
今度の「TomDispatch」の中に、これで始める、ノーム・チョムスキーの最新作、必読の「Hopes and Prospects」から適した抜粋がある。「Hopes and Prospects」は地方の書店やアマゾン(Amazon)に販路を促進するちょうど今日(27日)予約注文できる。本は、イラクとアフガニスタンの戦争を含める21世紀の最初の時代の死骸も興ざめさせる困難への探求だ。しかしながら、ラテンアメリカを圧倒してきている民主主義のうねりのような現象の中に、チョムスキーはボクたち共通の未来にとっての希望を見る、そして不運にもワシントンとテルアビブ(イスラエル)によって長いこと妨げられるガザやパレスチナ人という対象においても、彼は見込み(発展の可能性)を知る。彼はいつものように問題に対処する重要な人だ。

(TomDispatch 27 April 2010)

http://www.tomdispatch.com/blog/175239/

April 25, 2010

保守若手が書く オバマ・ゾンビー



◇ニューヨークタイムズ紙の国内ベストセラー本「オバマ・ゾンビー」

2008年、バラク・オバマは世代の思考力を奪った。

丸一年の間、他のすべての点では聡明な思考の、アメリカ史において最も裕福で過度に教養のある情報漬けの世代のメンバーが、大統領選の歴史でも最も高価なハイテク、レーザーに集中させるマーケティングの猛攻撃の犠牲となった。

トゥイッター(Twitter)メッセージがマッハのスピードで携帯電話に機銃掃射された。

フェイスブック(Facebook)とマイスペース(MySpace)のグループがデジタルの火事のようにインターネット中に広がった。

有名人を売りにするユーチューブ(YouTube)ヴィデオが地球を縦横無尽にはねながら圧倒的な規則正しさを有する大学生の郵便受けに飛んでいった。

その間ずっと、メガマネーを集めるエンジンが大当たりをとるスロットマシーンのようにブンブンまわった。

結果、米国史で最も急進的で実地に立証されていない大統領を選ぶため、思考力のない大量の若い有権者が前に向かって進撃した。

この国一番の若手保守派の活動家のひとりとして容認されるジェイソン・マテラ(Jason Mattera)が、すっかりとまどったリベラルの若者とずるい民主党の当局者らをあらわにする待ち伏せヴィデオ・インタヴューによって、あっと言わせるインターネットの大事件を引き起こした。目下、彼は、びっくりするほどのバラク・オバマと、長期にわたる政治的再編成になるおそれがある人を惹きつける連合体にiPodを聴きMTVを見る大勢の追随者を変容させるため頼った、ハリウッド、ワシントン、学界のオバマの盟友(味方)を明らかにする。 

彼の著書「オバマ・ゾンビー(Obama Zombies)」は、オバマの選挙キャンペーンが若者カルチャーに向かってけしかけたメソッドと戦術について、真実と内幕話を打ち明ける。個人的なインタヴューときちょうめんな独創的リサーチを通して、無気力状態から若者庶民をゆさぶることや、イヤホーンを引き抜くこと、そしてものを知らない左派の復活に対してカウンターカルチャーの保守の戦いを誘発することに、なぜ保守主義の未来が依存しているかをマテラは説明する。

2008年からの教訓は非常に明瞭。真の保守主義者が逃げ出すとき、オバマ・ゾンビーが軽やかに飛び回るため出てくる。

(NYタイムズ紙 25 April 2010)

April 24, 2010

鳩山首相はオキナワに行ったか



◇辺野古埋め立ては自然に対する冒涜

24日付の米紙ワシントン・ポストは日米両政府当局者の話として、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設に関し岡田克也外相が現行計画を修正した上で、大筋で受け入れる方向だとルース駐日米大使に伝えたと報じた。

同紙は、鳩山政権発足後、不信や混乱が続いていた日米関係にとって好材料となるとの見方を示した。一方、鳩山由紀夫首相は24日、「外相がルース大使と会ったのは事実だが、内容は必ずしも事実でない。政府案を検討している最中で、結論が出ているわけでない」と強調。「辺野古の海に立てば、埋め立てられることは自然に対する冒とくだと大変強く感じる。現行案を受け入れられるという話はあってはならない」と述べ、2006年に日米両政府が合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)を埋め立てる現行計画の受け入れを重ねて否定した。

岡田外相も報道について「極めて遺憾だ。事実ではない」と否定した。

ポスト紙の報道によると、岡田氏は日本時間の23日にルース氏と都内の米大使館で会談。岡田氏はキャンプ・シュワブ沿岸部への滑走路の移設におおむね同意し、滑走路の設計や一部の米海兵隊部隊の関連施設を沖縄から約160キロ離れた別の島に移すことを求めたという。島は鹿児島県・徳之島を指すとみられる。

米当局者は好感を示しつつも「最初の一歩」と強調。来週に詳しい案が日本側から提示されるとした。同紙はワシントンでの12日の非公式会談でオバマ大統領が鳩山首相に「時間切れとなりそうだ」とした上で、あなたを信用できるのか、と強い態度に出たことが方針転換の背景にあると指摘した。(共同通信)

(中国新聞 2010年4月24日)

◇沖縄の米軍普天間飛行場移設問題で、日米両政府が2006年に合意した米軍キャンプ・シュワブ沿岸部への現行計画が再び検討の俎上(そじょう)に載せられたことが24日、表面化した。

鳩山政権が7カ月余り否定し、迷走した末の「現行計画回帰」に対し、沖縄の反発が一層強まるのは避けられない。

「あの海が埋め立てられたら、たまったもんじゃない」
鳩山首相は24日午後、視察先の群馬県内で、現行計画や修正案での決着の可能性を記者団に聞かれ、語気を強めて否定した。辺野古の海の埋め立てを伴う現行計画は、「自然に対する冒涜(ぼうとく)」 だとまで踏み込んだ。

だが、政府与党内では、首相が昨年12月に現行計画の見直しを表明した後も、「最後は現行計画の受け入れか、修正しかない」(日米外交筋)との見方がくすぶり続けてきた。

首相が公約した「5月末決着」まで残り約1カ月に迫る中、現行計画への「回帰論」が浮上した背景には、政府が数カ月かけて検討してきた移設案がことごとく暗礁に乗り上げ、「わらにもすがる思い」(防衛省筋)に陥った状況がある。

政府関係者によると、政府内では年明け以降、沖縄県内外の約20カ所について「技術的検証」を行った。自民党の橋本政権下で浮上し、予算や技術的難点の多さから消えた名護市沖合に構造物を浮かべる「メガフロート」案まで技術者を呼んで研究されたという。

メガフロートは、空洞の金属製の箱を組み合わせた浮体構造物で、90年代、日米の沖縄施設・区域特別行動委員会(SACO)などが実用化を検討した。最大の理由は、構造物が撤去可能なうえ、海の生態系への影響が少ないとのふれこみで、沖縄県民の理解を得やすいとの思惑からだった。今回の再浮上も同じ理由だ。

だが、シュワブ沖は波が荒く、防波堤が必要で、「工費は1兆円を超える」(防衛省筋)との見積もりもある。総工費約4000億円とも言われる現行計画を「金がかかりすぎる」と否定してきた政府の主張とは大きくかけ離れる。

首相や関係閣僚の言動からは、現行計画の修正について十分な調整を行った痕跡はうかがえない。

23日、ルース駐日米大使に直接、現行計画の大筋を受け入れる意向があると伝えたとされる岡田外相は、昨年末から現行計画容認派に転じており、首相と十分すり合わせたのかどうかを疑問視する向きもある。北沢防衛相は徳之島へのヘリ部隊移設に前向きだったが、反対論が強まる中、「現行計画支持」に宗旨替えしたの見方もある。防衛相は24日、長野市内での記者会見で、「(現行計画の)どこまでが修正かというのがある。中身をしっかり聞かなきゃね」と述べ、政府内で詳細が検討されていない様子をうかがわせた。

仮に日本側が現行計画に戻る決断をしたとしても、残り1カ月で、米側と修正を終えるのは困難だ。さらに、米側が条件の一つとしている「沖縄の同意」を再び取り戻すのは、今や不可能となっている。米側が外相の提案を「第一歩」と見ている、と米紙ワシントン・ポストが伝えているのはそのせいだとみられる。

(読売新聞 2010年4月25日)

◇アリゾナ州知事ジャン・ブリュワー知事は23日、米国で最も厳格とされる新移民法案に署名した。この法案は警察に不法滞在か否かの判断を義務付けており、犯罪捜査に際し人種差別を助長するとの批判がある一方、不法移民の厳格な取り締まりが可能になると評価する声もある。

また同知事は、地元警察に対し、人種による差別を行わずに同法を執行する方法に関する追加訓練を義務付ける命令を出した。

新法に対しては、同州の大半の警察官が人種を考慮せずに法的身分を調査するための十分な訓練を受けておらず、人種差別につながるとの批判があった。知事命令はこうした批判に対応したものだ。

新移民法の下では、同州に住む移民は外国人登録証を常時携帯することが義務付けられる。また警察官も、不法滞在が疑われる場合には職務質問することが義務付けられる。従来は、別の犯罪が疑われる場合にしか不法滞在か否かの確認ができなかった。また同法は、不法滞在者を日雇い労働者として雇った者や不法入国と知りながら米国に輸送した者にも適用される。

オバマ大統領はアリゾナ州の新移民法について「的外れ」と批判した。大統領は24人の軍人の帰化式典で次のように語った。

「連邦政府レベルで責任ある行動を取らないと、他の者が無責任な行動を取ってしまう。その一例が最近のアリゾナ州の動きだ。同州の新移民法は、私たちが米国民として大切にしている基本的な公平の概念、さらに治安の維持に不可欠な警察とコミュニティとの間の信頼関係を損ないかねない。」

(CNN 2010年2月24日)

◇米アリ ゾナ州、不法移民摘発の州法成立 逮捕容認で反発も
 
オバマ大統領は23日朝、州法成立に先立って「公平性を台無しにする。見当違いの努力だ」と法案を批判。ブリュワー州知事(共和党)に拒否権発動を促した。大統領による州政治への「異例の介入」(米紙ニューヨーク・タイムズ)だったが、知事は数時間後に署名、移民法は成立した。

アリゾナ州では国境を接するメキシコからの不法移民が問題になっているため、ヒスパニック(中南米系)が標的になる懸念が出ている。人種による差別待遇を禁じた公民権法に抵触する恐れもあり、ホワイトハウス当局者は司法省に判断を求めることを検討すると語った。

アリゾナ州法を巡る問題はオバマ政権の政策と、中間選挙に影響が広がる可能性がある。オバマ大統領は不法移民対策を大統領選で公約したものの見送ってきた。合法的な滞在資格を与えることで納税義務などを課し、管理強化につなげることが政策の柱だったが、不景気のなかでは米国人の失業増を招きかねないとの判断があったためだ。

ブリュワー知事は「国の無策」が問題とオバマ政権を批判。中間選挙ではヒスパニック票の動向が大きなカギを握る。

(日本経済新聞 2010年4月24日)

写真はアリゾナ州法成立に反対する、ほとんどがヒスパニック系アメリカ人のデモ
「私たちは人間」とある。

April 23, 2010

オバマがアリゾナ移民法を非難



◇連邦でも州でも間違いなく違法な法案にアリゾナ州知事が署名
人種によるプロファイリングはしないと知事は言う、ではなぜ、警官が見かけで判断する移民と思しき人物を尋問し、引っ捕らえるのを可能にする法案が必要なのか

◇米アリゾナ州議会が人種差別的移民法採択

米アリゾナ州議会の上院は19日、全米の州の中でも最も厳しいものとされる移民法を17対11で採択した。州下院ではすでに採択しており、ジャン・ブリュワー知事(共和党)は5日以内に拒否権を行使するか署名することになっている。メキシコと国境を接する同州では不法移民問題が大きな争点になっており、法案成立の行方に注目が集まっている。

法案では州と警察に対して、「正当な疑い」があれば不法移民かどうかを選別し、合法滞在者であることを証明できる書類を提示できない人物を逮捕できることになっている。具体的には”警察が見掛けから尋問して逮捕することができる”ことから、人権団体は「人種差別的犯罪捜査に利用される」として、反対デモを展開している。

アリゾナ州では最近、メキシコからの不法移民に州の地主が殺害される事件が起き、メキシコからの不法移民の流入、麻薬密輸がらみの犯罪が増加にともなう反移民感情が高まっている。中間選挙という「政治の年」でもあり、保守派は不法移民の取り締まり強化を強く訴える姿勢を強めている。

米国では1000万人以上の不法移民が滞在しているといわれ、移民問題は米国の大きな関心事だが、最近は医療改革法や不況対策問題の陰に隠れていた傾向にある。しかし、アリゾナ州の行方いかんによっては、全米的な争点として広がる可能性がある。

(ワシントンタイムズ 2010年4月21日)

◇オバマ米大統領は23日、不法移民を厳しく取り締まるための米アリゾナ州の移民法案を激しく非難するとともに、同政権はこの法案が連邦法と矛盾しないかどうかを見極めるため調査すると述べた。

(ウオールストリートジャーナル日本版 2010年4月24日)

写真は23日金曜、移民法に署名する共和党のアリゾナ州知事Jan Brewer(CNN.com)
「人種によるプロファイリングは違法です。それはアメリカで違法ですし、間違いなくアリゾナ州では違法」とブリュワー知事は言った。

April 18, 2010

バイブルにソルト&ブラックピープル


◇パスタに「塩と挽き立ての黒人(black people)」を用いるレシピによって、オーストラリアの出版社が料理本7000部を再印刷している。

ペンギン・グループ・オーストラリアの出版を指揮するボブ・セッションズは、「パスタバイブル」の校正者はエラーを見つけているべきと認めたが、それは「愚かな間違い」にほかならないと呼んだ。

料理本「パスタバイブル」のイワシとプロシウット(香辛料の効いたイタリアハム)を用いるスペルト・タリアテッレのレシピは、黒コショウ(black pepper)を要求することになっていた。

「どんな種類でもこれが問題になっていることと、誰かがなぜ気を悪くしているかに、私たちは屈辱を感じます」と、記事が印刷された土曜日、彼はシドニーモーニングヘラルドに伝えた。

「もし誰かがこの...ばかげた間違いのことで文句を言うほど狭量であるなら、私たちは喜んで本を交換しますと、書店に言ってきています。」

再印刷はペンギンに2万オーストラリアドル(18,500ドル)を失わせるが、すでに用意する本は、そうすることが「極めて難しい」ために、リコールされないだろうとセッションズは言った。

日曜、ペンギンの営業所では対応はなかった。

(ハフィントンポスト紙 17 April 2010)
http://www.huffingtonpost.com/2010/04/17/ground-black-people-cookb_n_541817.html

◇挽き立ての黒コショウと言うところ、挽き立ての黒人とエラー

シドニー・モーニング・ヘラルド紙によると、ペンギン・ブックス・オーストラリア社が出版した料理本「パスタ・バイブル」の在庫7000冊が廃棄処分のうえ、刷りなおしとなった。

同社のボブ・セッションズ氏は、「このような間違いがあったことは誠に遺憾。苦情は今のところない」と語っている。

掲載されていたレシピのうち150点は、「塩と黒コショウ」が材料に入っていたが、そのうちの1点だけが間違っていた。パソコンのスペルチェックが原因の可能性もあるという。

「もちろん、校正者が気づくべきだったが、料理本の校正は非常に難しい。ミスは許されるべき」とセッションズ氏は語る。

料理本のリコールは難しいが、もしこの「間抜けな間違い」に対してのクレームがあれば、訂正版と取り替える予定だという。

(AFP 2010年4月17日)

April 17, 2010

火山灰によるカオス




◇ヨーロッパの空域のほとんどが閉鎖されてきている、アイスランドの火山灰がますます拡大し続けるとき、何百万もの空港で立ち往生する旅行者は、さらなる空の混乱に直面する。

(BBC NEWS 18 April 2010)
写真は火山灰が上空2万フィートに達する予測域と、火山の噴煙

◇空の便 火山灰の猛威 欧州空港閉鎖 1万6000便欠航

アイスランドの火山噴火により火山灰が広がった問題で、欧州の航空交通管制の調整機関「ユーロコントロール」(本部ブリュッセル)は16日午後(日本時間16日夜)、混乱は少なくとも17日午前7時(同17日午後3時)までは続くとの見通しを発表した。
 
オランダやベルギーなど9カ国の全空港が閉鎖されているほか、ドイツ、フランス、オーストリアなど8カ国で主要な空港が閉鎖されており、16日だけで約1万6千便が欠航し、数十万人に影響が出た。

火山灰はアイスランドから風に乗って徐々に南東に流れているが、ユーロコントロールは南欧までは広がらないとの見解を示している。英国北部やアイルランド、ノルウェーなどでは一部の運航を再開した。

英国ではロンドンヒースロー空港など主要空港は閉鎖されており、ブリティッシュ・エアウェイズは1日につき1千万ポンド(約14億3500万円相当)から2千万ポンドの損失が出ると試算している。

英国の航空業界全体では週末までこの状態が続けば、1億ポンド以上の損失が出るとの見通しを示している。

空の便の混乱を受け、英国とヨーロッパ大陸を結ぶ高速鉄道ユーロスターにビジネスや旅行の客が殺到。15日は1万人以上がキャンセル待ちした。航空便に乗れなくなった人は「百年前に戻ったようだ」と嘆いていた。

(東京新聞 2010年4月17日)

■飛行禁止措置国
▽全空域:オーストリア、ベルギー、ボスニアヘルツェゴビナ、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、ドイツ、ハンガリー、アイルランド、ラトビア、ルクセンブルグ、オランダ、ポーランド、スロバキア、スロベニア、スウェーデン、スイス、ウクライナ、UK
▽一部空域:スペイン(マドリード空港は開いているが北欧便はキャンセル。北部7つの空港が一時閉鎖)、ベラルーシ、クロアチア、フランス、イタリー、リトアニア、ノルウェー、セルビア、ルーマニア
(BBCによる)

画像はクリックすると拡大版でご覧になれます。

April 15, 2010

No.42



今日の試合はみんなが背番号42 
ヤンキースタジアムでは42をつけた松井がホームランを打った!

◇「赤いマツイに気分はブルー」NYファン

エンゼルスの松井秀喜は15日、懐かしいニューヨークで古巣ヤンキースとの3連戦の最終戦。ここまで2試合、かつての僚友ポサダのリードの前に9打数0安打4三振と完ぺきに抑え込まれた松井は、二回先頭の第1打席で先制ソロ3号を放った。

15日は「ジャッキー・ロビンソン・デー」 初の黒人メジャーリーガーとして活躍した名選手をしのんで全員が背番号「42」でプレーした。松井もジーターもAロッドも、背中には「42」。ヤンキースタジアムのスタンドには、ヤンキースファンが掲げた「赤いマツイを見ると、ブルーになる」とあるボードもみられた。

(サンケイスポーツ 2010年4月16日)

◇4月15日は米大リーグにとって特別な日である。63年前のこの日、ドジャースのジャッキー・ロビンソンが近代野球初のアフリカ系アメリカ人、いわゆる黒人選手としてデビュー、人種差別の壁を破ったからだ。

▼その年の新人王に輝いた彼は1949年に首位打者と盗塁王を獲得、最優秀選手に選ばれた。人間的にも優れ、62年に野球殿堂入りを果たしたが、72年に53歳で死去。97年、彼の背番号42は全球団で永久欠番になった


▼彼が門戸を開いたことで黒人の若者たちが後に続き、名選手も数多く生まれた。黒人選手は70年代半ばに全選手の約4分の1を占めるまでになった

▼だが、その比率は年々低下。2008年のある調査では約8%にまで落ち込んだ。代わって台頭したのがドミニカ共和国をはじめとする中南米のラテン系選手だ


▼各球団は中南米諸国に養成機関をつくり、有望な選手を安い契約金で獲得してきた。一方、米国内にそうした施設はない。子どもたちの野球離れを指摘する声もある

▼大リーグは2004年、4月15日を「ジャッキー・ロビンソン・デー」と定め、09年からは全選手が42番を着けてプレーする。しかし、功績をたたえるだけでなく、黒人の子どもたちが野球を楽しむ環境を整えて育成に取り組まない限り、地盤沈下は続くだろう。

(河北新報 2010年4月14日)
http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20100414_01.htm

写真は1995年のルーキー以降42番をつけるヤンキースのリベラ投手、97年ジャッキー・ロビンソンの功績を讃えて42番は永久欠番になった、ヤンキースのリベラは最後の42番

April 14, 2010

オバマは ”のろま” なだけ



◇「最大の敗者」は鳩山氏、米紙 核サミットで

「哀れなハトヤマが最大の敗者」。14日付の米紙ワシントンポストは3面のコラムで、核安全保障サミットでの各国首脳外交を総括し、オバマ米大統領と公式の首脳会談を行えなかった鳩山由紀夫首相を皮肉った。

筆者は著名コラムニストのアル・カメン氏。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐる迷走の結果、米政権で鳩山氏に対し「変わり者」「信頼できない」との評価が広まっていると紹介。

首脳会談を申し込んだが受け入れられず「残念賞が夕食会での“非公式”会談。メインディッシュとデザートの間にやったのだろうか」とこき下ろした。

さらに普天間問題を5月中に解決すると約束しながら実現しそうにない現状に触れ「ユキオ、盟友のはずだろう?米国の核の傘で何十億ドルも節約しただろう?」と畳み掛けた。

一方で“勝者”の筆頭には、首脳会談が1時間半に及び主役の座を手にした中国の胡錦濤国家主席を挙げ、オバマ大統領が握手をしながら胡主席に頭を下げている写真が掲載された。

(共同通信 2010年4月15日)

◇オバマのイメージ のろま
オバマ大統領の復活が世界を変える

バラク・オバマ米大統領は、ふせっていた政治の病床から跳び起き、点滴チューブを引きはがした今、オーバルオフィス(大統領執務室)でジグを踊る準備ができたようだ。米議会による医療保険改革法案の承認はオバマ大統領に新たな命を吹き込んだ。このことは米国人だけでなく世界にも影響を及ぼすだろう。

・「弱い大統領」のイメージ覆す

セオドア・ルーズベルトからビル・クリントンまで、何世代もの米国大統領がなし得なかった社会改革を可決させた今、オバマ氏は真に歴史的な功績を示すことができる。実行力のない弱い大統領というイメージが、危うくおのずと現実となる予言になりかけていた時に、オバマ氏はそれを覆したのである。

大統領就任の宣誓を行った時にオバマ氏を取り巻いていた楽観的な光は、この1年間で輝きを失っていった。それに取って代わったのが、あまり芳しくないイメージだ。

話者であって実行者ではないオバマ、世界のタフガイたちに言うなりにさせられるナイーブな大統領、米国右派の憎まれ者、民主党にとって最も安全な上院議席の1つだったマサチューセッツ州の議席を失ったオバマ――といった具合だ。

オバマ氏が医療保険改革を通す力がないように見えたことは、米国内だけでなく世界中で大統領に対する信頼を損ねた。外国人は、上院の手続き上の規則などには関心がなかった。彼らが目にしたのは、議会の圧倒的過半数を押さえ、高い人気を誇るにもかかわらず、重大な国内政策を通せない大統領の姿だった。

医療保険改革を巡る膠着状態は、ある不穏なパターンを生み、諸外国と向き合うオバマ政権の外交にもそのパターンが反映されることになった。大統領就任1年間で、オバマ氏は壮大な目標を打ち出しては、実現し損なうという繰り返しに陥った。

オバマ大統領は中東和平協議を復活させると宣言し、イスラエルに対してパレスチナ領土への入植活動の停止を要求した。しかし和平交渉は実現せず、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は入植について基本的にオバマ大統領を無視した。

・内政の成功、外交でも再出発の好機に

オバマ氏は大統領選に勝利した夜に、「危機に瀕する地球」を最優先課題の1つに掲げたが、米国は外交面で中国に出し抜かれ、気候変動に関するコペンハーゲン会議は大失敗に終わった。

また、オバマ政権はイランの核爆弾開発は絶対に認めないと明言したが、イランの核計画は急ピッチで進んでおり、米国勢はこれまで新たな制裁案に対して国際社会の支持を取りつけられずにいる。アフガニスタン戦争に至っては、オバマ政権は何カ月間も公然と苦悶し、挙げ句の果て、大統領自身さえも納得していないように見える米軍増派を発表した。

オバマ氏は海外で次第に、弱腰で決断力を欠き、無力な大統領として描かれるようになった。医療改革法案の可決を受け、そのイメージは(少なくとも当面は)変わるだろう。その結果、オバマ氏は大統領として国内だけでなく国外でも再出発するチャンスを手にしている。

もちろん、オバマ大統領が米国内で政治的な勢いを取り戻したことと、大統領が外交政策で成功する可能性には、直接的な関連性はない。だが、間接的な関係はある。乱暴な言い方をすれば、医療改革法案の可決によってオバマ氏は敗者ではなく勝者に見えるようになったのだ。また、このことは大統領が粘り強いこと、そして彼の頑固さが成果を生み出せることを示している。

・長期戦の医療保険改革に勝利

医療保険改革は負け戦に見えた。だが、それは実はただの長期戦だった。アフガニスタンや中東、気候変動、イランなどの大きな国際問題でオバマ氏が勝利を収める可能性はないと決めつけていた諸外国の首脳は今、大統領の粘り強さが最終的に成功をもたらす可能性を検討しなければならない。

そうなれば、どっちつかずで揺らぐ指導者がオバマ大統領の話を聞き、協力しようとする可能性が高まる。

オバマ大統領に軽蔑的な態度を取ろうとする外国首脳も考え直すかもしれない。今週は、ネタニヤフ首相のワシントン訪問にとって良いタイミングではない。

ネタニヤフ首相はユダヤ系圧力団体「米イスラエル広報委員会(AIPAC)」の年次総会で演説する予定だ。もし医療改革法案が議会で否決されていたら、同首相はオバマ政権の中東政策に対して米国内の反対意見をあおろうとしたかもしれない。しかし今、オバマ大統領に追い風が吹いている中、大統領との対決はリスクが高い行為に見える。

医療改革法案での勝利は、移り気な識者(筆者は、自分もその1人に数えている)に、オバマ大統領就任1年目の功績について、よりバランスの取れた見解を抱かせる可能性もある。結局のところ、オバマ政権は確かに銀行業界の完全な崩壊を防いだ。また、米国経済は今、年率換算6%近いペースで成長しており、西側のどんな大国よりもずっと高い成長率を誇っている。

・マイケル・ムーア流の米国像、弱める機会

医療改革によって、米国が欧州流の社会連帯にやや近づいた(そして、激しい個人主義という米国自身の伝統から少し離れた)とする米国保守派の意見は正しい。こうした動きがもたらす社会的、経済的なコストと恩恵については議論の余地があるだろう。だが、米国が間接的に外交政策上の成果を得る可能性は高い。

オバマ氏は国としてほぼすべての国民に医療保険を与えることを誓った今、大企業が虐げられた貧しい人々を容赦なく搾取するというマイケル・ムーア流の米国像を弱めることができる。これは言ってみれば、欧州や世界各国に広く浸透している米国像の漫画版だ。オバマ氏の医療改革が可決した今、こうした見方を喧伝するのは難しくなるはずだ。

(英フィナンシャル・タイムズ紙 2010年3月23日 by Gideon Rachman 日経より)

写真は、14日中国西部青海省チベット族自治州で起こったM7.1の地震により倒壊した建物。15日までに死者589人、負傷者1万人に達する。
山岳地帯のチベット自治州ではいまなお多くが生き埋めになっており、重機はなくほとんど素手で掘り起こすため救助活動が難航している(BBC)。

April 13, 2010

ハイチに降り立ち”強烈”とミッシェル



◇カトリック聖職者による世界各地での未成年者への性的虐待問題で、イギリスの作家ら は13日までに、虐待を隠ぺいしていたとしてローマ法王ベネディクト16世を「人道に対する罪」で、9月のイギリス訪問時に逮捕するよう求める運動を始めたと明らかにした。ANSA通信などが伝えた。

ドイツ南部バイエルン州にある法王の生家では12日夜から翌朝にかけ、壁に落書きされたことも判明。カトリック教徒約10億人の頂点に立つ法王の威厳を傷つける出来事が相次いでいる。

逮捕を求める運動を始めたのは、無神論を広める運動を展開している英作家ヒッチンズ氏ら。署名集めなどを計画しているとみられるが、イギリス当局が要請に応じる可能性はなく、バチカン報道官は「世間の注目を集めるためだ」と批判した。

ただ、バチカンは批判をやわらげようと、法王が17日からのマルタ訪問で虐待被害者と会談すると発表した。

法王は英国国教会の成立以来、初めてイギリスを公式訪問する。米メディアは法王が枢機卿だった当時、性的虐待の報告を受けながら懲戒措置を取らなかったと報じている。

(共同通信 2010年4月14日)

写真は13日メキシコ訪問の途中ハイチを電撃訪問したミッシェル・オバマ、バイデン副大統領夫人ジル・バイデンが同行
ミッシェルが視界から消えたとき、凧を持った子どもたちが自発的に叫んだ、「ミッシェルは要らない、要るのは食べること。」
(ガーディアン紙 13 April 2010)

イラク人皆殺しは訓練通りの行動



◇「この兵士たちはこのように行動する訓練を受けた」

2007年バグダッドのヘリコプター射撃に連座する軍の部隊の退役軍人は、できごとははるかに大きな問題の一部だと言う

WikiLeaksによって公表された軍のヴィデオでわかる通り、2人のロイターの社員を含める12人を殺害した2007年イラク民間人のヘリコプター射撃に連座した部隊、Bravo Company 2-16の元隊員と話をします。「自然にすることは、きまって即座にこのヴィデオの兵士らを判断するかまたは批判する」とジョシュ・スティーバーは言います。「兵士らがしたことを正当化しないが、軍事的立場から言えば、彼らは訓練を受けたことをその通り行った... このヴィデオを見て私たちが衝撃を受けるなら、もっと大きなシステムについて質問をしてなければならない、というのもこの兵士たちはこのように行動する訓練を受けたからだ。」

◇ワシントンDCでチリ、アジェンデ政権下の外務大臣で駐米大使経験者のオルランド・レテリエルがクルマ爆弾で殺される何日か前、暗殺に関する警告をキッシンジャーが撤回したのを新たな文書が示す

チリの元大使オルランド・レテリエルと同僚のアメリカ人、ロニー・モフィットがワシントンDCで殺されるまさしく数日前、国際的な政治的暗殺の秘密計画が実行されることに備えての警告をヘンリー・キッシンジャー元国務長官が撤回した新証拠を新たに機密扱いを解かれた文書が提供します。

(デモクラシーナウ!12 April 2010)

△1976年9月、アジェンデ政権下の外務大臣で駐米大使のオルランド・レテリエルが滞在先のワシントンDCでピノチェットの秘密警察DINAによるクルマ爆弾で暗殺された。アメリカの首都でのテロ活動だったため、当時のジミー・カーター大統領が態度を硬化させ、関係が一時悪化する。その後関係は回復したが、アメリカ国内にはピノチェット政権に対する不信感が残った。レテリエル暗殺は1990年ピノチェット辞任の伏線にもなっている。

写真はコラテラル・マーダーに連座した退役軍人のジョシュ・スティーバー

April 10, 2010

コラテラル・マーダー



◇皆殺しの現場をとらえる録画テープ:ジャーナリスト殺しを示す彼ら自身の恐ろしいヴィデオの信憑性を米軍が確認する

アメリカの部隊がイラク人一般市民を無差別に射撃するのを示す、新たに公表されたヴィデオの信憑性を米軍が認めてきています。12人を殺害し子ども2人を負傷させた2007年7月に上空の米軍ヘリコプターから撮影された映像を、4月5日、WikiLeaks.Orgがウェブサイトに投稿しました。死者にはロイター通信の2人の社員、フォトジャーナリストのナミア・ノーア・エルディーンと運転手のサイード・シマフが含まれます。

(デモクラシーナウ!06 April 2010)

◇コラテラル・マーダー(軍事行動によって民間人が受ける殺意ある殺人)
米国が武器を持たない一般市民を殺すのをヴィデオが示す

イラク郊外ニューバグダッドの路上での12人以上の無差別殺人を描写する機密扱いの米軍のヴィデオをリークサイトWikiLeaksが公表してきている。その無差別殺人の犠牲者には2人のロイター通信のスタッフが含まれる。


攻撃のあったときから、成功することなく、ロイター通信は情報自由法からヴィデオを入手しようとしてきている。戦闘ヘリコプターアパッチの射撃現場から撮影されたヴォデオは負傷したロイターの社員と彼を救助する人びとの正当な理由のない殺害をはっきりと示す。救助に巻き込まれる幼い子ども2人も重症だった。


ロイター通信のスタッフがどうやって殺されたかを軍は明らかにしなかった、そしてなぜ子どもたちが負傷したのかわからないと述べた。

ロイターによる要求の後、事件は調査されて、兵士らの行動は交戦に関する法と兵士自身の「戦闘(交戦)ルール」に従っていたと米軍は結論を下した。

その結果として、WikiLeaksは2006年、2007年、2008年の機密扱いの交戦ルールを公表してきており、殺害前、殺害中、殺害後にこれらのルールを明らかにする。

冒頭の分析に加えてWikiLeaksはオリジナルの38分のヴィデオと短いバージョンの両方を公表してきている。無線の送信から両方のバージョンに字幕が加えられている。

WikiLeaksは補助文書に加えてこのヴィデオを軍の若干の内部告発者から入手した。受け取る情報の信憑性を裏付けすることで、WikiLeaksは徹底的にやる。私たちはこの事件について情報をさまざまな筋の資料から分析してきている。私たちは事件に直接巻き込まれた目撃者やジャーナリストと話をしてきている。

受け取るリークされた情報のすべてがそれに値する注目を得るのを、WikiLeaksは確実にしたい。特にこの場合には、殺された人びとの中に自分の仕事をしていたというほかないジャーナリストがいた。彼らは戦争を報道するために自分の命を危険にさらす。イラクはジャーナリストにとって非常に危険な場所だ。2003年〜2009年、139人のジャーナリストが仕事をしている間に殺された。

(ICH 05 April 2010)

◇WikiLeaks.orgの編集者、ジュリアン・アッセンジは、日曜に公表された場面は目撃者の証言を補強するとアルジャジーラに語った。そのヴィデオは、2007年イラクで米軍ヘリコプターが民間人を狙撃するのを見せると思われる。
(アルジャジーラ 5 April 2010)

△上空から撮影されたヴィデオ「論議ある武装ヘリ・アパッチの攻撃」は↓ここで見ることができる
http://www.cnn.com/2010/WORLD/meast/04/05/iraq.photographers.killed/index.html?hpt=C1

◇国防省の「WikiLeaksをつぶす」計画がWikiLeaksによって暴かれる

ある匿名の臆病者によると、アメリカ国防総省の情報機関の対敵諜報活動の一環として「WikiLeaksをつぶす」計画があったそうだ。

WikiLeaksに掲載された32ページにおよぶ機密文書によれば、「国防総省、その他政府機関の職員やスパイが、機密情報をWikileaks.orgに漏えいしている可能性を除外できない」として、WikiLeaksの信用を低下させ、情報提供を躊躇するよう仕向ける計画があった。

報告書によると、WikiLeaksの強さは情報提供者や内部告発者などの匿名性を守る「信用」にあることから、この信用を低下させようとした。信用が低下すれば情報提供への抑止力になるとして、WikiLeaksに情報提供した内部告発者や元インサイダーなどの身元を暴き、解雇や刑事訴追、法的措置などを取ることが検討されている。

また、WikiLeaksから詳細が漏れた例として、米軍によるイラクでの化学兵器禁止条約違反の可能性に関する情報、ファルージャの戦いやグアンタナモ米軍基地での人権侵害に関する情報、またイラクへの設備投資支出に関する情報などを挙げて、情報提供阻止の重要性を主張している。そして、「WikiLeaksを非難したり、アクセスブロックを行っている国々」として中国、イスラエル、北朝鮮、ロシア、ベトナム、そしてジンバブエを挙げてその正当性を主張してもいる。

この報告書が作成されて2年が経過しているが、WikiLeaksへの情報提供者が暴かれた例はなく、この計画は失敗に終わったとみられている。

http://slashdot.jp/article.pl?sid=10/03/17/0242202

写真はウィキ・リークス(WikiLeaks)の共同設立者ジュリアン・アッセンジ

April 06, 2010

バーンの映画 Ride,Rise,Roar

Ride, Rise, Roar trailer from ride, rise, roar on Vimeo.


Ride,Rise,Roar
デイヴィッド・バーンのツアーとそのバックとインタヴューを収めた映画
監督はデイヴィッド・ヒルマン・カーティス
3月15日ワールドプレミア

http://www.davidbyrne.com/film/ride_rise_roar/index.php

April 05, 2010

テニアン島移設案?!



たまには沖縄の新聞を読もう 

◇島人の目 月のため息が聞こえてくるグアム

「グアムの海の底にはたくさんの涙が沈んでいる。人間が繰り返す過ちを一体いつまで見届ければいいのだろう。そんな月のため息が聞こえてくるようだ」。米軍基地拡張建設が進むグアムの様子を知らせてきた友人がこうつぶやいた。


美しい自然と島の人々が共に歩んできた歴史を刻むたくさんの美しい伝説を持つグアムの島では今、武器を運ぶ道を造るために木が切り倒され、島を駆け抜ける風は潮のにおいの代わりによどんだ空気を運んでくるのだという。


「目先の豊かさに心を奪われた人々と、島の誇りを守り抜こうという人々で島は分断している」と語る友人は、遠い沖縄へ思いをはせながら「僕らが声を上げても、遠く離れた米国本土にある中央政府には届かない。イエスかノーかという意思表示さえできない。少なくとも政府が耳を傾けてくれる沖縄はグアムよりも恵まれている」と複雑な心境を吐露した。


スペインの支配下から米西戦争でアメリカの領土となったグアムでは、先住民のチャモロ人はチャモロ語を話すと体罰が加えられたりしたという差別的体験を持つという。「グアムは米領だけどアメリカの民主主義はもたらされなかった。心の底では誰も米軍基地の増強なんて望んでいないんだよ」。友人はそう説明しながら、軍需産業による経済的発展を願う大人たちに対し、祖先が残してくれた自然を守り抜こうと反対運動を展開する若者たちの間で島の歴史を学び直す動きが活発化していると話してくれた。


戦争で島の自然が破壊されていく日々を見守ってきた星たちに願いをささげながら、進むべき道を模索し続けるグアムの人々。そんな島を見守る月は、今夜もため息をつきながら人々の足元を優しく照らし続けている。


(琉球新報2010年4月5日 平安名純代ロサンゼルス通信員)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-160385-storytopic-1.html

◇転換期の安保2010:オキナワの苦難、ここにも グアム、米軍が「水」支配

「沖縄が抱える重荷を分かち合いたいと思う。でも長い間、米軍基地を受け入れてきた私たちは疲れ果ててしまった」。グアムに暮らす女性、デビー・ キナータさんがいう。

1898年に米西戦争で米国の植民地となった島は、第二次大戦では旧日本軍による占領と米軍の奪還を経験した。今では島の3割を米軍用地が占め、アジア太平洋の軍事拠点となっている。

米領ながら「準州」扱いのグアム。連邦下院に地元から送られる代表には議決権はない。米大統領選挙では、住民に投票権もない。マリアナ諸島に暮らす先住民族チャモロ人の血を受け継ぐキナータさんは「自分の人生を決める選択肢がない。島に生きる人々のとても悲しい物語です」という。

沖縄もまた薩摩藩侵攻を経て日本に組み込まれ、大戦中は陸上戦を経験、戦後は在日米軍基地の約7割が集中する。グアム大のベベクアル教授(グアム史)は「今も植民地のような状態が続いている。沖縄とグアムは似ている」と指摘する。

グアムでしばしば語られる「米国による支配」の象徴が「水」。島の飲料水の水源は北部の地下水と南部の湖。うち湖は米軍用地の敷地内にあり、グアム州政府は米軍から水を購入している。乾期に水不足に陥ると米軍は軍用の給水を優先し、住民への給水を止めてしまうという。

グアムの人々の米国本土に対する思いは複雑だ。ベベクアル教授によると、第二次大戦後、グアムの人々は、自由と繁栄を象徴する「アメリカ人になりたい」と英語の習得に取り組んだ。結果、伝統的なチャモロ語を話す人々の数は激減した。「アメリカ人化」し、土地を提供しながらも、「なぜ虐げられるの か」という疑念も尽きることはない。

一方で、莫大(ばくだい)な投資による基地経済に期待する声があるのも事実。グアム商工会議所軍事委員会のピーソン委員長は「大統領を選べない代わりに、徴収した所得税や法人税をワシントンに送らなくても良い。受け入れれば、さらに税収だけでも相当な額になる。壊れたままになっている水道管も修理できる」と語る。グアムもまた基地受け入れをめぐって揺れている。

アプラ港米海軍基地が近くにある中心部ハガニアの砂浜で、漁師のビロリアさんが仲間と漁の準備をしていた。空母受け入れのための海底しゅんせつで、希少な魚も絶滅の危機にあるという。「多くの利点もあるだろう。何も基地が悪いというんじゃない。ただ、チャモロ人が受け継いできた美しい海を守りた いだけだ」

・雇用のため「重荷負う」--テニアン

米領グアムとは対照的に、北隣の米自治領北マリアナ連邦は米海兵隊や普天間飛行場の受け入れに積極的だ。同連邦のフィティアル知事やテニアン島のデラクルス市長も「受け入れたい」と意欲を示す。背景には観光業不振など経済の悪化がある。

サイパン島の中心部ガラパン地区。免税店が建ち並ぶが、観光客はまばら。フローレンス市長は「島は道路だけとなった。まるで骸骨(がいこつ)だ」と嘆く。北マリアナ連邦への観光客は航空機の就航数が減少し、かつて年間約74万人を数えたが現在は約40万人。グアムの約110万人と大差がある。

北マリアナ連邦自治政府は昨年11月、基地招致担当ポストを設置した。

サイパン島から4人乗り小型飛行機で約15分。大半が緑に覆われたテニアン島は、広島と長崎に原子爆弾を投下した米軍のエノラゲイ号とボックスカー号が飛び立った地でもある。中国人資本のホテル以外に目立った建物はない。失業率は約20%。平均収入は年間約1万5000ドル(約140万円)に過ぎない。デラクルス市長は「人々は生きるのに精いっぱい。恒久的な基地を誘致すれば雇用を確保できる」と語る。

米軍は約30年前に島面積の6割を軍用地として借りたが、有効利用されておらず、現行の米軍再編計画でも一時的な射撃訓練が行われるだけ。デラクルス市長は「2400メートル級の滑走路が4本もあり、ヘリ部隊の受け入れも可能。日米両政府が普天間飛行場の移設先を探しているなら、テニアンを」と訴える。

基地を受け入れれば、米兵による犯罪などネガティブな面も不安視される。デラクルス市長は「必要な法律や手続きで防ぐことはできる」と反論し、 「それでも」と続けた。

「日本が米国の防衛力を必要としながら、米軍をこれ以上受け入れたくないのは奇妙かもしれない。だからこそ、私たちと日本は協力できる。原爆を落とした爆撃機が飛び立った島の人々の善意の証しとして、私たちは日本人の重荷を引き受けたいのだ」

(毎日新聞 2010年4月3日)

写真は、人口が密集した住宅エリアに囲まれる普天間空軍基地
沖縄の米軍基地論戦にやさしい解決策はまったくなし(BBC News 30 March 2010)

April 02, 2010

エイプリルフール・ウィルス



◇英ガーディアン紙のエイプリルフール・ゴードンブラウンがウィルスしはじめる
労働党のウソの選挙ポスターがあっと言わせるインターネットの大事件になる

それは、ガーディアン紙の読者を笑わせようと努める新聞の慣例、エイプリルフールとして始まった。だが、意地悪そうに見えるゴードン・ブラウン首相とスローガンの(労働党に投票しろ。さもないと。)「Step Outside Posh Boy(表に出ろ めかしこんだ坊や)」を呼び物にする労働党の次の選挙戦ポスターを「暴く」ギャグは、わけなくインターネットの興奮する大事件になってツイッター(Twitter)でトップトピックになった。

4月1日のランチタイムまでに、数千人がツイッターからガーディアン紙のウェブサイトまでをクリックしてそのポスターを見ていた。ある人は「今日ボクはまったくそのStep Outside Posh Boyキャンペーンにひっかかった... それほどまことしやか」とツイッターした。

すぐに、よくツイッターする人(Twitterati)がフリッカーのウェブサイト上に選挙戦ポスターのバリエーションを作成した。ブラウンのしかめっつらの写真と並んで、「あんたオレのビール(パイント)こぼしたな」とあった。

労働党の大物打者ジョン・プレスコットがギャグをさらに先に進めて、ウソの選挙戦ポスターでTシャツを制作するためガーディアン紙に頼むことで討議に入ったとき、話はさらなる方向に向かった。「いやしくも Step Outside Posh Boy Tシャツを買うことに興味があったのは?非常に人気があるとの感触を得た!」と彼はツイッターでささやき、ガーディアン紙の編集人代理イアン・カッツをEメール攻めにするよう追従者に求めた。失望させる新聞ではまったくない、もしかすると「SOPB T-shirts」100枚が今週土曜のガーディアン紙の中で獲得できるかもしれないことが発表された。

(guardian.co.uk 1 April 2010)

写真はガーディアン紙によるエイプリルフール、ゴードン・ブラウン首相の選挙戦ポスター

◇グーグル社名変更など IT関連企業各社のエイプリルフール

エープリルフールの4月1日、インターネット検索大手の米グーグルは、社名を「トピカ」に変更するとホームページで発表した。動画共有サイトのユーチューブや東芝の米国サイトなども、それぞれ凝ったネタを披露している。

グーグルの社名変更は、カンザス州の州都トピカ市からとったもの。グーグルは米国内の一部の都市に超高速接続光ファイバー網の敷設を計画しており、その誘致を目指す同市は3月、市の名称を1カ月限定で「グーグル」に変更すると発表している。グーグルがトピカへと改名したのは、トピカ市の改名の動きに応じたもの。トピカ社のエリック・シュミット最高経営責任者(CEO)はブログで、今後は「検索する」ことを表現したい場合、「ググった」ではなく「トピカした」と言うよう指南。またその一方で、今回のようなジョークを演出したものの、ブロードバンド回線網の敷設計画でトピカ市が優勢になっているわけではないと述べている。

さらに動画共有サイト「ユーチューブ」は、コスト削減のため、動画を文字のみで表現する「テキストオンリーモード」を導入したと発表。ユーザーがこのモードで動画を見てくれれば「1秒あたり1ドルの経費削減になる」とした。

間もなく発売されるアップルの「iPad」を扱ったジョークも登場。アーケードゲームのような外観のiPad用アクセサリー「iCade」を発表したのはIT情報サイトを運営するギークネット。「iCadeのスロットにiPadをはめ込めば、昔のゲームセンターそのままにゲームが楽しめる」という趣向でiPadを皮肉った。

東芝の米国サイトでは、浮き輪を搭載するノートパソコンを披露。空気を入れて膨らませ、プールやお風呂などで水に浮かべて使用することができる。百科事典サイト「ウィキペディア」のメインページには、「ソニーが誤ってタイムマシンで顧客を1999年に送り返してしまった」などのニセもののニュースが掲載された。

(CNN 2010年4月2日)

April 01, 2010

ニュースにならない死者の報復




反プーチン・デモがあったばかりのモスクワで

◇地下鉄の自爆攻撃が37人を殺害する

ロシアでは朝のラッシュアワーのピーク時に2人の女性自爆者が2つの地下鉄駅を攻撃したとき、少なくとも37人が亡くなっています。70人以上が負傷。爆破のひとつはKGBの主要な後継の連邦保安局の本部すぐ下の駅で起こりました。どのグループからもまだ犯行声明はありませんが、ロシア当局はチェチェンの独立を勝ち取るため戦う反逆者によって実行されたと推測します。先月、チェチェンの反逆者のリーダーが、「軍事作戦のゾーンはロシアの領域に拡大されるだろう... 戦争は結局彼らの都市ということになる。」と言いました。

(デモクラシーナウ!29 March 2010 ヘッドライン)

◇モスクワ爆破:攻撃の裏にいるグループをなきものにするとプーチンが断言

すぐの犯行声明はなかったが、FSB(KGB旧ソ連国家保安委員会の後継、ロシア連邦保安庁)の長官アレクザンダー・ボルトニコフは、これに責めを負うべきは北カフカスにつながりがあると言った。

朝のラッシュアワーの中のモスクワの満員のメトロで2人の女性自爆者が自爆した後、ロシア人たちは今夜、すさまじいチェチェン・テロキャンペーンになりそうな見通しに直面していた。少なくとも38人が殺される。どうやら身元不詳の2人のロシア人女性に助けられたらしい爆弾犯は今朝早くにメトロに乗り込んだ。一人は午前7時56分に赤の広場から歩いてすぐのメトロ駅ルビャンカで自爆。二人目の爆弾犯は8時37分にパルク・クリトゥーリ駅で起爆性のベルトを爆破させた。

ロシア政府への象徴的な攻撃を意味するため、どうやら標的は慎重に選ばれていたらしい。最初の爆弾はロシアのFSB反テロリズム諜報機関の本部向かい側で破裂した。二つ目の爆弾は次のロシア内務省の駅、Oktyabrskayaのつもりだったかもしれないと情報筋は示唆する。

ウラジミール・プーチン首相は「テロリストどもをなきものにする」と宣言するため、シベリア訪問を急に終わらせてモスクワに戻った。だが、その爆破、6年間で最もすさまじいロシアの首都での攻撃は、チェチェン、イングーシ、ダゲスタンというイスラム教の共和国を静めるクレムリンの活動に重大な痛手を加える。

少なくとも64人がその爆破で負傷。8人は危篤状態にあった。どちらの爆弾犯も、ボルトと小さな鉄の棒まきちらす、腰に縛り付けた爆発物を起爆させたと当局は言った。インターファクス通信によると、監視カメラがYugo-Zapadnaya駅でメトロに乗り込む年齢18歳から20歳の女性をとらえたとの警察の情報筋を引用する。警察は他に、駅に爆弾犯を導くのが見られるスラブ人の外観の女性2人を捜していた。4人全員が顔を見える状態にしていた。

「女性爆弾犯はおそらくカフカス山脈から連れてこられた」と情報筋はインターファクスに言った。「彼女たちは前に一度もメトロに乗ったことがなかったので、迷ったかもしれなかった。」
「連続爆破に筋が欠けているのをこれが説明する。」

先週、ロシアのメドベージェフ大統領と(第一次戦略兵器削減条約に代わる)核軍縮新条約に合意したバラク・オバマ大統領は、爆破を非難した。「アメリカ国民は、人命軽視を具体的に説明する暴力による過激主義とテロリスト攻撃に反対するロシアのみなさんと一心同体の立場にあります。私たちはこのとんでもない攻撃を非難します。」

EUの指導者と国連もまた憤りを表した。ゴードン・ブラウンは肝を冷やしてクレムリンにお悔やみを送ったと言った。欧州委員通商担当キャサリン・アシュトンは、悲劇の人命損失を「深く遺憾に思った」と言った。

メドベージェフ大統領は花を置くためにルビャンカ駅を訪れて、すべての行動が攻撃を画作した「けだもの」を捕まえることになると言った。

メトロの電車で自爆犯が少なくとも39人を殺害して100人以上を負傷させた2004年2月以降、これがモスクワで最も破壊的爆発だった。チェチェンの分離独立派が責められた。先月、その地方全域でイスラムの統治を求めて戦っている分離独立派リーダー、ドク・ウマロフは、戦争をロシアの都市に連れて行くと約束した。

殺害はプーチンの権限に対する個人的な挑戦状だったとロンドンの王立連合行政協会のジョナサン・エーヤルは言った。「これは、権力への完全な出世をロシアの敵を潰滅させる彼の誓約に基づかせるウラジミール・プーチンに、公然と立ち向かうダイレクトな侮辱である... 彼の強いイメージへの侮辱」と彼はロイターに語った。

(英ガーディアン紙 29 March 2010)

◇モスクワの攻撃 プーチンと彼のテロに対抗する記録にとって試金石

モスクワの中心地でのあつかましい自爆はプーチン首相にテロリズムを抑制する彼の記録への重大な挑戦を突き付けて、意味ありげに上からのコントロールを強化することによって、過去に彼がやったように彼が応じる可能性を高まらせた。

朝のラッシュアワーの中の攻撃は国家保安機関を侮辱的にあざけることをもくろんだも同然、国家保安機関はプーチン氏がロシアで権力を掌握して以来10年間、彼によって擁護されてきている。最初の爆発は地下鉄ルビャンカ駅で起こった。隣は1990年代後半プーチン氏によって率いられた、ソビエト時代のKGBの後継機関、FSBとしても知られる連邦保安局の本部だ。

前大統領で依然としてロシアの最高指導者のプーチン氏は、ロシア南部のイスラム教徒の反乱行為を封じ込めて近年のロシアの人口中心地での大きなテロリスト攻撃を防ぐことで、彼の出世の上にいくぶん彼の評判を築いてきている。月曜の爆破が反乱分子によって大都市で再開されるキャンペーンを布告するとすれば、あの過去の蓄積は色あせるかもしれない。

攻撃はまた、プーチン氏の子分、メドベージェフ大統領の政策に疑問を投げたくもなる。メドベージェフは政府の制約を解くことのほうを選んで話してきており、政治上の社会的多元性を増して反乱行為の根本的原因と取り組むことでテロリストを論じる。

メドベージェフ氏がまだ多くの重要な変化をしかるべきところに置いてきていないのに、プーチン氏は方針を遂行するのをおおむね彼に許してきている。とはいえ、いっそう多くのテロリズムがプーチン氏にメドベージェフ氏を押しやってプーチン氏を取り巻く顧問の保安優先の仲間を先頭に進ませることにもなる。「私が確かに成し遂げたことがこれだった、とプーチンは言った、そして彼は成し遂げなかった」とオスロの国際平和研究機関の教授、ロシア人のパヴェル・K・バエヴは言った。

月曜、プーチン氏は主として、攻撃を準備したテロリストをなきものにすると宣言することに彼のコメントを限定した。テロリストは特定されてきていないが、ロシア当局はチェチェンまたはコーカサス山脈の隣接する地域から来たと推測すると言った。だが2004年に最後にそのような暴力の多発に直面したとき、テロリズムに備えて国を結束させると言ってプーチンは全面的な政府の再編成で反撃したが同様にクレムリンに権力を集中させた。

彼は地方の知事の直接選挙を排除する法律を強引に通し、彼らを大統領の被任命者に変えて、無党派(独立派)候補者が連邦議会に選出されるのをほとんど不可能にした。彼はまた保安機関の人数を増強した。

プーチン氏が締め付ける必要性を感じるかどうか憶測するには早急すぎると、モスクワの研究機構、政治応用科学(専門的側面)センターの議長ボリス・I・マカレンコは警告した。大統領在任期間早期のテロリスト攻撃のためにプーチン氏の評判はひどく傷つかなかったと信じるとマカレンコ氏は言った。

だが、ロシアの経済問題が政府を激しく揺り動かしていたときモスクワ地下鉄の爆破が出てきたことにマカレンコ氏は注目した。抗議は幾つかの主要都市でにわかに始まった、比較的まだ弱体とはいえ、反対派はなんらかの支援を獲得してきている。

「財政危機の影響に取り組む政府の能力の限界、無能と警察の不正行為、他の問題のせいで、最近の数カ月、社会は全般的に政府についてより懐疑的になってきている」と彼は言った。「政府に襲いかかりたがる人たちの活動(奮闘)で、このテロリスト攻撃は別の一例かもしれない。」

近年、イスラム教徒の反乱行為は静まってきていないとはいえ、コーカサス地方の外の大攻撃は珍しく、2009年4月、クレムリンはチェチェンの反テロリズム特殊作戦の終わりとして説明したものを発表してもいる。

だが、2009年11月、モスクワからサンクトペテルブルグまで田園地域を移動していた豪華な旅客列車をテロリストが爆破して、26人を殺害する。先月、チェチェンの反乱勢力のリーダー、ドク・ウマロフは、ウェブサイト上のインタヴューでロシアの人口中心地でテロ行為を準備すると脅した。

「もしロシア人が戦争はもっぱらTVに映るコーカサスのどこか遠くで起こっていると考えるなら、そして彼らに手を出さないと思うなら、この戦争が彼らのわが家にかえるのを私たちは示すつもりである」と彼は言った。

2008年に就任したメドベージェフ氏は、政府は果敢にテロリストを追い詰めるべきだが、貧困と過激主義をはぐくんだと彼がとがめた政府の悪しき行為にも焦点をあてるべきだと言って、反乱行為になんとも彼らしい針路を要求してきている。昨年6月、メドベージェフ氏はその地方を訪れて、強硬なプーチン戦略に暗に意味された拒絶(肘鉄砲)を申し出るように思える珍しいスピーチをした。

「北カフカス、広く一般に私たちの国の南のこれらの問題が全体にわたるものなのは、ここの誰にとってもまったく秘密ではありません」とメドベージェフ氏は言った。「それを言うことで、私は低い生活水準、高い失業率、おそろしく広く行きわたった大規模な腐敗(汚職)のことを口に出しているのです。」メドベージェフ氏はまた、強硬路線の措置は激しい反動をかきおこすだけとの彼の信念をそっくり繰り返した、イスラム教徒の領域イングーシの新しい指導者を任命した。

とはいえ、テロリズムと戦うには政府は断固たる新たな計画を採用する必要性があったのを月曜、すでにプーチン氏の党、統一ロシアの上級党員らが示唆している。議会の保安委員会の議長ウラジミール・A・ワシリエフは、攻撃を許したことで罰せられるべきだと言って、法執行当局を激しく非難した。

「義務を遂行するのを怠った連中すべてが責任を負うことになると私は確信する」と彼は言って、現行の法はムダだったと付け加えた。

彼としては、メドベージェフ氏は攻撃の裏にいる人々を捕まえる決意だけを表明した。「この災難を私たちが無効にするまで、ひるまない決意でもって私たちは反テロリスト活動を続けるつもりである」と彼は言った。

(NYTimes 29 March 2010 by CLIFFORD J. LEVY)

◇ロシア・モスクワの地下鉄ルビャンカ駅とパルク・クリトゥーリ駅で29日午前8時(日本時間同日午後1時)ごろ、連続爆破テロが発生した。事件は朝の通勤時間帯に起き、駅には大勢の通勤客がいたとされ、少なくとも38人が死亡し、72人が負傷。負傷者の多くは重傷だという。

モスクワ市長は29日、連続爆破は女性2人の自爆テロによるとほぼ断定した。

最初の爆発は、ルビャンカ駅に停車していた列車内で発生し、2度目は約35分後にパルク・クリトゥーリ駅で起こった。ルビャンカ駅は、旧ソ連国家保安委員会(KGB)の後 進であるロシア連邦保安庁(FSB)本部の最寄り駅で、北カフカス地方のテロリスト抗戦を続けるFSBへの抗議とみられている。

英メ ディアは、ロシア当局によると、女性自爆犯らはチェチェン共和国、北カフカス地方のテロ組織「ブラック・ウィドウ(黒い未亡人)」メンバーの可能性があると指摘。犯人は爆薬の詰まったベルトをつけていたと報告されているという。

また英BBCニュースは、これまでのテロが女性の自爆犯による例が多いことに触れ、チェチェンでは、長年にわたるロシア兵との戦闘で、無数の女性が家族を失い、身体的にも精神的にも傷跡を残した。テロ組織はその恨みを利用して女性たちを自爆テロ犯に仕立て上げたとの一部の見解を示した。

129人の死亡者を出した2002年の「モスクワ劇場占拠事件」では、チェチェン共和国のテロ組織による42名の武装勢力のうち、17名は女性だったとされている。

(サーチナ 2010年3月30日)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0330&f=national_0330_007.shtml

写真は運転が再開されたメトロと、自爆後のいたましい光景