見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2025/06/26

イスラエル・ファースト

 


米共和党の元下院議員マット・ゲイツがOANの番組に出演した際、アメリカ政府の問題を指摘した
「世界が中東における秘密の核兵器プログラムについて懸念するとすれば、まず第一にイスラエルだろう」と述べる。イスラエルがイランを非核化したいのであれば、イスラエルも同様に非核化されるべきだと示唆している。

#アメリカ都市部の戦争に反対するデモ行進でイラン国旗!が掲げられる

#スペインの欧州議会議員イレーネ・モンテロ:
「彼らはイランが核兵器を保有
していると言っている イラクについて言っていたことと同じに聞こえる。
でも、核兵器を保有しているのはイスラエルです。核爆弾を投下した唯一の国はアメリカですよ。」

#スパイによる諜報活動や人工知能といった分野でイスラエル軍に重要なサービスを提供するベルシェヴァのマイクロソフトセンターにミサイルが着弾。

#コロンビア大学の経済学者ジェフリー・サックスが率直に述べている:
「モサド(イスラエルの情報機関、諜報特務庁)は長年アメリカの外交政策に采配を奮ってきた。トランプも例外ではない、彼はただ言われたことをやっているいつものパペットにすぎない。実際の権力は
CIA、モサド、MI6にある。アメリカ大統領は先頭に立っていない、諜報機関の陰謀の命令に従っている。最近のウクライナのロシア爆撃機への攻撃、イスラエルのテヘランへの攻撃は偶然ではない。同じ戦略、同じドローン、同じ影の当事者だ。モサドが作戦を動かし、CIAは見て見ぬふりをし、アメリカはそれに従って協調する。「アメリカ・ファースト(アメリカ第一主義)」?まったくのウソだ。
サックスは、常に「イスラエル・ファースト(イスラエル第一主義)」だったと述べている。それは他の誰かさんの利益のためにアメリカを終わりなき戦闘に引きずりこむ、長年にわたる無謀な政策だと。

 

WhatsAppがユーザーの位置情報をイスラエルと共有しているというイランの主張の観点から、イスラエルの情報機関が大手IT企業にどれほど深く浸透しているかを理解することが重要だ。わたしは4年の間このテーマに取り組んできた。下記は、わたしが見つけ出したこと。(mintpressnewsより)

まず、WhatsAppの親会社、Metaはイスラエル国防軍のエリート部隊であるサイバー戦争大部隊Unit 8200の元諜報員で多数占められている。その最高位がMetaの監督委員会の一員、エミ・パルモアだ。会社の方向性を最後に命じるその21人の集団は、どのコンテンツが許可されてどのコンテンツが許可されないかを決める。パルモアはイスラエルの元スパイで後にイスラエル法務省の長官になった。この任務のなかで、彼女はパレスチナ人の権利の剥奪を直接監督し、「Internet Referral Unit(インターネット照会ユニット)」なるものを設立した。これは、イスラエル政府が反感を持つFacebook上のパレスチナのコンテンツを見つけだし、攻撃的に削除するよう要求した。
Meta
のもう一人の重要人物、データサイエンスの責任者、
エヤル・クラインはUnit 8200で6年間過ごし、大尉の地位にまで昇進した。

イスラエルの悪名高きスパイ組織Unit 8200の元諜報員数百人が、GoogleFacebookMicrosoftAmazonを含める世界最大級のテクノロジー企業の多くで影響力のある地位に就いていることがMintPress の調査で判明した。

イスラエル国防軍(IDFUnit 8200は先住のパレスチナの全住民を調査することや、脅迫やゆすりの目的で個人の秘密情報を集めることで悪名高い。世界の金持ちや著名人をスパイすることで昨年、Unit 8200はペガサス・スキャンダルが発覚した後、大ニュースになった。Unit 8200の元士官らはたくさんの政治家をスパイし、おそらくサウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショギの暗殺を幇助したであろうソフトウエアを設計し、実行に移した。

Googleにいる(わかっているだけで99人いる)中には、2010年から2016年までUnit 8200に所属し、組織の学習責任者に昇進したガブリエル・ゴイデルが含まれる。大規模な工作員チームを率いて諜報データを精査し、彼自身の言葉によると「敵対的な活動家の行動パターンを理解する」ために情報を精査し、上司に伝達した。これに2014年のガザ爆撃の間にイスラエルが殺害した一千人を超えるガザ市民の誰かが含まれていたかどうかは不明。ゴイデルは最近、Googleの戦略・運営責任者に任命されている。
ジョナサン・コーエンはUnit 8200に在籍した2000年から2003年にチームリーダーだった。彼は以降、13年以上におよびGoogleでさまざまな上級職を歴任、現在はインサイト、データ、測定の責任者だ。

注目すべきは、GoogleUnit 8200の元諜報員を歓迎して受け入れるだけでなく、この物議を醸している組織の現役メンバーを積極的にリクルートしていることだ。

軍事情報部門で4年間働いた後、Googleのプログラムマネージャーに就任したリオル・リバーマンは、今年はじめにGoogleを退職し、現在はMicrosoftで働いている。

https://www.mintpressnews.com/revealed-former-israeli-spies-working-top-jobs-google-facebook-amazon/282413/ 

 

下記、モサドの長官が死亡したとの速報が流れたが、25日、ロイターが長官の発言を伝えている

#速報:イスラエルの諜報機関モサドの長官、David Barneaが今週のイランによるモサド本部への攻撃で死亡したと報じられている。このニュースについては全面的に報道管制されている。イランは引き続き、モサド諜報員と他のイスラエルのテロリストを標的にしている。

⌘6月25日 ロイター:イスラエルの諜報モサドのデビッド・バルネア代表は対イラン作戦で諜報員らが担った役割を称賛するとともに米中央情報局CIAに感謝の意を表した。その上で警戒を続ける姿勢を示した。25日に放送された諜報員へのビデオメッセージで、「われわれは引き続き警戒を怠らず、把握しているイランのプロジェクト全てを徹底的に監視していく。これまでと同じように、われわれはそこにいる」と語った。イスラエルの安全保障関係者は同国によるイラン核施設および軍事施設への空爆が始まった13日、兵器システムを破壊するためにモサドの工作員がイランに送り込まれたとロイターに語っていた。イスラエル軍とモサドはこの攻撃を実行するにあたり、必要な情報などで何年も連携し準備してきたという。バルネアは「われわれの主要なパートナーであるCIAの共同活動に対し、感謝と敬意を表したい」と述べ、CIAがモサドを支援し、作戦を可能にしたと語った。

トップの画像はガザ封鎖をこえるため、マレーシアの市民組織、マレーシア・イスラム組織諮問評議会(MAPIM)が準備する1000隻の船団
今月20日、クアラルンプールで記者会見、南米等の地域とも調整中


2025/06/19

ラファをめざしコンボイが行く


ドイツ(メルツ首相)がイスラエルの「イラン攻撃を強く支持」って、完全に狂っている

#イスラエルを「死のカルト」と呼び、「アメリカはイスラエルの代理人として行動している」と投稿したネイサン・マコーマック大佐をアメリカは統合参謀本部の職から正式に解任した。

#食糧を封鎖することで200万の全住民を飢えさせると誓約し、何ヶ月間も飢えさせ、次には国際世論に強いられたことを認めたからといってうわべの援助を授ける、今度は援助センターを利用して毎日食糧を求めにやってくる一般市民を虐殺するというのは、いわばこれまでにない邪悪だ。(ジャーナリスト、グレン・グリンウォルド)


「イスラエル軍、食料求めるガザの住民を戦車で攻撃か 59人死亡」(朝日新聞)
ロイターが取材した目撃者の話によると、イスラエル軍の戦車は17日、南部ハンユニスの幹線道路に集まっていた数千人の群衆に向けて、少なくとも2発の砲弾を発射。人々はこの道路を通るトラックから食料を得るために集まったといい、221人の負傷者も出たという。
イスラエル軍は17日、「群衆が接近した際に射撃した」とする声明を発表。「複数の負傷者が発生したとの報告を受けている。無関係の個人への被害を遺憾に思う」としたうえで、詳細を調査しているとした。

#これは今までのところ最も病的で、歪んだ、ひとでなしの虐殺のひとつだ。イスラエルは食糧を待つ飢えた群衆のなかに戦車砲弾を撃ち込み、50人以上を殺害した。彼らはそれを否定すらしていない。「彼らは無差別に発砲している」(コラムニスト、Nathan J Robinson

イスラエルがイランに対する戦争に着手して以降、IDFイスラエル国防軍はガザ地区での攻撃を激化させているとガザ住民は述べている。
イスラエルのイラン攻撃の後に攻撃が急激に拡大したとガザ住民がハアレツ紙に語った。ある目撃者は援助物資の配給地点に近づく一般市民への激しい銃撃、さらにはドローン攻撃もあったと報告している。
ハアレツ紙 
Jun 15, 2025 by Jack Khoury

イスラエル軍はガザを完全封鎖し、飢餓状態にして攻撃の激化や住民排除をしていることに国際社会の批判が高まる中、イラン攻撃を仕掛け、ガザから目が離れる間にガザ攻撃をさらに激化している。
https://haaretz.com/israel-news/2025-06-15/ty-article/.premium/gaza-residents-say-idf-escalated-attacks-in-strip-since-israel-launched-war-on-iran/00000197-72f7-da11-a797-faf7aad40000

 

#メディア・ベンジャミン:
議会でめったにない勝利!国民一般の圧力を受け、決議案から危険なウソが削除されました。「フリーパレスチナ(パレスチナ解放)」は、反ユダヤ主義ではありません。それは正義を求める呼びかけです。これらの中傷を突き返し、「フリーパレスチナ」と自信を持ってやかましく伝えましょう!

ガザ封鎖をなんとか破ろうとする海からのマドリーン号の行動に同期して陸からも支援物資を積んだトラックがガザを目指していたが、
16日の投稿によると、エジプト(シシ大統領)で足止めされ、パスポートを取られる人も出ているらしい

#
モロッコ、アルジェリア、チュニジア、リビア、エジプトから数千人のボランティアが支援物資を届け、包囲を破ろうと、陸路でガザを目指している。
#Sumud
の車列がガベスに到着している、そこではさらに多くの人びとが結束する道のりの仲間に加わっている。ガザ包囲を突破するため、車列はリビアを通り抜け、エジプトを通り抜け、ラファ検問所に到着する。車列は数千台で構成される。

#エジプトが多くの代表団を国外追放したにもかかわらず、チャド、アルジェニア、チュニジア、リビア、モロッコ、モーリタニアから数千人の活動家がガザに進む。


2025/06/08

沈黙を破る音楽

https://freedomflotilla.org/ffc-tracker/
封鎖を突破するヒーローたちはいまここにいる↖

投稿された動画によるとイスラエル側が国旗の柄のTシャツを着たイスラエルの子たちを船に乗せ、体当たりさせようと向かっているようだ

68AFP:スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリら12人を乗せた支援船がエジプト沖に到達し、パレスチナ自治区ガザに近づいていると7日、主催者が発表した。
ドイツの人権活動家ヤセミン・アカーはAFPに「現在、エジプト沖を航行中だ」と語り、乗船している全員が無事であると報告した。
彼によると船は現在エジプトのアレクサンドリア海岸近くにあり、9日朝までにガザに到着する見込みだという。
マドリーン号の乗組員は航海中に複数のドローンを目撃した。
自由船団連合がソーシャルメディアに投稿した映像によると、3日夕方にギリシャ沿岸警備隊のドローンがマドリーン号の上空を飛行。その数時間後には欧州連合(EU)圏の国境警備を担う欧州沿岸国境警備機関(フロンテックス)が運用しているとされるドローン2機が船に接近した。5日早朝にもドローン1機を目撃した。
活動家たちは、乗組員は安全だと述べる一方、ドローンによる監視には威嚇の意図があるとの考えを示した。
https://www.afpbb.com/articles/-/3582118

イギリス、ロンドン大学を拠点とする調査機関フォレンジック・アーキテクチャー(FA)は6日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザの住民に避難勧告を出した多くのケースで、勧告当日か翌日には避難先の地域に攻撃を加えていたと報告した。  
勧告が出された地域とその後の攻撃地点を分析した結果として公表した。  
FA
によれば、イスラエル軍が戦闘を再開した318日から63日までに出された避難勧告は34回。軍が47日にガザ中部デイルバラの住民に南西方向の地域に避難するよう呼び掛けたケースでは、同日と翌日に同地域の3カ所を攻撃したという。(カイロ時事通信)

#フィレンツェからナポリまで、イタリア全土の都市がガザ虐殺への組織的加担に抗議する『沈黙を破る音楽』に参加した。アーティストや団体が街の広場を音楽、連帯、そして抵抗の精神で満たした。

#イギリス諜報機関MI5の元諜報員アニー・マションは、パレスチナ人活動家をテロリストとして作り上げるために、まあなんとイスラエルが1994年にロンドンの自国大使館を爆破した次第を説明する。まだ依然として、イスラエルの虚偽の自国攻撃に気づく人がいる時は必ず、主流メディアは彼らを陰謀論者と呼ぶ。

#コードピンクのメディア・ベンジャミン:
リンジー・グラハム上院議員が、ガザの飢えた人びとに食料と医薬品を届ける船、マドリーン号とグレタ・トゥンベリを傷つけたいとツイートしたあと、わたしたちは彼のオフィスに行きました。彼のスタッフはこれに従事する代わりに警察に通報しました。考えてもみてください、なんとか包囲を突破しようとすることに対し22歳の活動家を脅迫するなんて。人道活動家たちが溺れる可能性を喝采するなんて。わたしたちが我慢しているのはまさにこのレベルの堕落です。リンジー・グラハムは謝罪すべきで、すべての上院議員はマドリーン号を攻撃しないことをイスラエルに要求すべきです。援助を届くようにさせましょう。ガザを永遠に生きさせましょう。

#イスラエルにパレスチナの人びとの殺害を止めさせるには、Freedom Flotilla(自由船団)のような船が世界中から何百隻とガザに向かう必要があります。この行動の手段が、国連、各国大使館、市民社会組織から支持されることを望みます。

#わたしたち国連独立専門家は加盟国に対し船団を保護する必要性を強く主張します、船団のメンバーがしていることは、人道の要請、国際法の保護、そして政府があまりにも多くの場合忘れ去ろうとすることです。包囲を突破することは共同責任です。国連特別手続き(UN Special ProceduresUN_SPExperts 63

#必須の医療物資、食料、ベビー用品をガザに運ぶ自由船団の船の安全な航行を国連の専門家たちが要請した。「パレスチナ人に対するイスラエルの飢餓キャンペーンが600日以上経過し、最も悲惨な状況にある」と。


2025/06/03

世界の沈黙の方がずっと危険


 6月1日、グレタ・トゥンベリが、パレスチナの飛地ガザ地区に支援物資を届けるため、船でシチリア島を出発した

5月初めにガザを目指したものの、彼女が乗り込む前に船が地中海マルタ島沖でイスラエルによるものと思われる無人機の攻撃を受け、断念した経緯がある
今回、出発前の記者会見でグレタは訴えた
「ジェノサイド(パレスチナ民族に対する意図的な大量虐殺)を止める努力を諦めた瞬間にわたしたちは人間性を失うのです。これがどんなに危険な任務だとしても、ライブで実行されているジェノサイドに対する世界の沈黙の方が、ずっと危険です。」(共同通信)

イスラエルによるガザへの不法な封鎖を打ち破り、人々のための「海上回廊」を確立するという自由船団連盟の揺るぎない使命のもと、世界各地から集まった12人のボランティアがMadleen号に乗り込んだ

#ALLEyesOnDeck
自由船団連盟に人々の関心を集めましょう。彼らは人間性(人道)のためにすべてをかけています。彼らの生存はわたしたちの警戒、寝ずの番をすることにかかっています。

 

下記、あまりにも「悪魔のしわざ」すぎる
必死で食べ物をとりにきた人びとを攻撃、230人も、死傷
アメリカ主導のガザ人道基金 
住民を南部におびきよせ、挙句、ガザから追放する計画の一環
警備はアメリカの悪名高き民間軍事会社、ブラック・ウォーター

中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」は6月1日、パレスチナ自治区ガザの支援物資の配布拠点付近でイスラエル軍の攻撃があり、少なくとも31人が死亡し、200人が負傷したと報じた。
物資配布はアメリカとイスラエルが後押しする非営利組織が担っており、ガザの広報当局は「人道支援ではなく、死の罠だ」と非難。アメリカが仲介するイスラエルとガザ地区のイスラム組織ハマスの停戦協議にも影を落としそうだ。

報道によると、GHFガザ人道財団がガザ南部ラファに設けた物資配布拠点近くで攻撃があった。AP通信はイスラエル軍が発砲したとの目撃情報を伝えた。イスラエル軍は「状況を確認中だ」としている。

イスラエル軍は3月上旬ガザ地区を封鎖、すべての支援物資の搬入を止めた。5月中旬に封鎖は解かれたが、国連などの既存組織による支援を制約。イスラエルとアメリカが後押しするGHFの主導で物資配布を始めていた。
ただ、GHFの実態は不透明だ。報道によると、スイスとアメリカで非営利組織として登録され、 EU加盟国から資金援助を受けているとしているが、詳しい拠出元は明らかにしていない。
国連がガザ全体で約400ヶ所の食料配布拠点を設けていたのに対して、GHFの拠点はわずか4ヶ所、そのうちの3ヶ所は南部にある。イスラエル軍は南部に住民を強制移住させる計画だと報じられており、GHFが意図的に南部に拠点を集中させ、支援を必要とする住民を南部に追いやるのを側面支援しているとの見方もある。
今回の攻撃はこうした状況で南部に集まった住民を標的にしており、悪質性が際立つ。拠点の警備はアメリカの民間軍事会社が担っているが、いずれもイスラエル軍が退避勧告を出した地域内にあり、安全確保の真剣味にも疑問符がついている。(
毎日新聞2025/6/1 エルサレム松岡大地、カイロ金子淳)

https://mainichi.jp/articles/20250601/k00/00m/030/128000c

環境関連の報告書によれば、イスラエルのガザ大虐殺による二酸化炭素の排出量は100カ国の量を上回る
イスラエルによるパレスチナ地区の大規模破壊は地球にとっても大惨事、グレタ・
トゥンベリの行動は正しい



2025/06/02

変化のきっかけとなる起動音

 


5月24日東京新聞、本音のコラムで諸岡カリーマさんが書いていた
「唯一の希望は、希望」
イスラエル建国で多くのパレスチナ人が故郷を追われ難民となる大惨事ナクバから77年の今月中旬、ロンドンでは約60万人がガザ市民の殺戮に抗議し政府にイスラエル支援の停止を求めるデモに参加。
もちろんその中にいた、イギリスの著名な俳優ジュリエット・スティーブンソンは、「潮流は変わりつつある」と投稿した。
でもその声を、手段を選ばず抑圧する力もまた、強大だ。
警官は抗議する市民を暴力的に排除してはばからない。IT大手マイクロソフト社は、イスラエル首相らに対し逮捕状を出した国際刑事裁判所主任検察官のメールアドレスを凍結。ニューヨーク大学は卒業式の演説でガザの惨状を非難した卒業生の学位を保留にした。「プロジェクト2025」で知られ、トランプ政権に近いとされる保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」は米国の大学や政界から「
親パレスチナ」を一掃する政策を立ち上げた。潮流の変化に立ちはだかる巨大な暴風雨。暗雲の向こうに霞む一筋の光を掴むには、スティブンソンが抱くような「希望」が必要だ。

トランプのガザに関するコメントはイスラエルの増大する孤立を反映している
何ヶ月もの間、イスラエルの最強の同盟国は戦争に対する世界的な非難の波に加わることを躊躇してきた。今ではトランプ政権でさえイライラをつのらせているようだ。

イタリーの右翼政権はガザでの戦争を終わらせるようしきりに促す同盟国の仲間に加わる
THE TIMES OF ISRAEL May 22 2025

イタリーのアントニオ・タヤーニ外相は、10月7日のハマス攻撃に対するイスラエルの「妥当な反応」は今や「容認できない形」を取っていると述べ、「国際人道法の重視を回復しなけれなばらない」と付け加える。https://www.timesofisrael.com/italys-right-wing-government-joins-allies-in-urging-israel-to-end-war-in-gaza/

 

ブライアン・イーノ、ウィンドウズ95の起動音を手掛けたマイクロソフトに宛てた公開書簡を発表

2025.5.22 

ブライアン・イーノはマイクロソフトにイスラエルとの関係を断ち切るよう求め、その中でマイクロソフトのために作曲したウィンドウズ95の起動音の報酬をパレスチナ支援に寄付することを明らかにしている。

イーノはウィンドウズ95を立ち上げた際の約6秒の起動音の音源を手掛けていた。

彼は公開書簡で、かつて有望なテクノロジーの未来を象徴していた会社が「抑圧と戦争の機械」に加担することになるとは考えられなかったと述べている。

先週、マイクロソフトはガザの紛争が続く中でイスラエル軍に人工知能とクラウド・コンピューティング・サービスを販売し、イスラエル人の人質の居場所を突き止め、救出する活動を支援したことを明らかにしていた。「ボイコット、投資撤収、制裁(BDS)」運動は、このことについて「イスラエルの違法なアパルトヘイト体制に最も加担しているテクノロジー企業」と評している。

イーノは公開書簡で次のように述べている。「1990年代中盤、マイクロソフトのウィンドウズ95というオペレーション・システムに短い音源を作曲してほしいと依頼されました。それから数百万人、もしかしたら数十億人があの短い起動音を聴くことになっています。それは有望なテクノロジーの未来への入口を象徴するものでした。クリエイティヴ面での挑戦として喜んでプロジェクトに参加し、企業の担当者とのやりとりは楽しいものでした。同じ企業がある日、抑圧と戦争の機械になるなんて考えることはできませんでした」

「今日は作曲家としてではなく、作曲したものとはまったく違う形でマイクロソフトが果たしている役割に警鐘を鳴らす一市民として語らざるを得ません。それはパレスチナでの監視、暴力、破壊につながるものです」

2025515日に投稿されたブログでマイクロソフトはイスラエル国防省に『翻訳機能を含むソフトウェア、プロフェッショナル・サービス、アズール・クラウド・サービス、アズール・AIサービス』を提供したことを明らかにしました。ブログでは『顧客がわたしたちのソフトウェアやサーバー、デバイスをどう使っているか、マイクロソフト側では把握していないということが重要です』と述べています。これらの『サービス』は、一流の法学者や人権団体、国連の専門家、そして世界各国の政府が大量虐殺と評する行為に従事している体制を支援するものです。マイクロソフトとイスラエル政府・軍による協力関係は秘密裏のものではなく、『パパはどこ?(パレスチナ人を追跡し、自宅を空爆するための誘導システム)』といった愉快な名前と共に死に至らしめるテクノロジーに同社のソフトウェアが使われています」

「システマティックな民族浄化を行っている政府に、高度なAIやクラウドサービスを販売して支援することは『通常のビジネス』ではありません。共犯です。戦争犯罪ができるようにするシステムを、わかっていながら構築したのであれば、そうした犯罪に加担したことになります」

「私たちはマイクロソフトのような企業が政府よりも大きな影響力を行使する時代に暮らしています。そのような権力には絶対的な倫理的責任が伴うものだと考えています。従って、私はマイクロソフトに国際法違反に加担する業務を支援するすべてのサービスを停止するよう求めます」

「私の新たな起動音とはこういうものになります。破壊的なことを行い、沈黙することを拒否した勇敢なマイクロソフトの社員と団結するのです。そうした人たちはこれまでに命を失った人びと、これからも命を失い続ける人びとのために自分の生活を危険にさらしています」

「アーティストや技術者、ミュージシャン、良心を持つすべての人々に参加してもらえるよう、この呼びかけに招待します」

「また、当時ウィンドウズ95の起動音で受け取った報酬はガザで攻撃を受けた犠牲者の支援にあてることを誓います。一つの音が現実の変化のきっかけになるのだとすれば、こういうものであるように」

ブライアン・イーノはかねてからパレスチナ支持を表明しており、マッシヴ・アタックらと共にフェスティバル「フィールド・デイ」に対しても世界的投資企業であるKKRと距離を置くように求める公開書簡も発表している。KKRはフェスティバルの親会社であるスーパーストラクト・エンタテインメントを所有しており、「イスラエルの地下データセンターを開発し、ヨルダン川西岸のイスラエル入植地の不法占拠地に不動産広告を出す企業に多額の投資を行っている。」

昨年10月、ブライアン・イーノは国際刑事裁判所に対して「戦争犯罪を訴追するために与えられた権限を行使する」よう求める公開書簡も公開している。

https://nme-jp.com/news/155865/

ブライアン・イーノ、マッシヴ・アタック、プライマル・スクリーム、アニー・レノックス、ウルフ・アリスなどのミュージシャンをはじめ、俳優、映画監督、サッカー選手、テレビ司会者、物理学者など、300人以上の著名人がイギリスのキア・スターマー首相宛てに連名で署名し、「ガザで起きている惨事にイギリスが加担していることを終わらせるため、直ちに行動を起こす」ことを要請している。

難民支援団体「Choose Love」が企画したこの書簡には俳優のベネディクト・カンバーバッチ、リズ・アーメド、マキシン・ピーク、映画監督のダニー・ボイル、アシフ・カパディア、『ブラック・ミラー』のクリエイターであるチャーリー・ブルッカー、元イングランド代表サッカー選手のゲイリー・リネカー、テレビ司会者のダーモット・オリアリー、ローラ・ウィットモア、物理学者ブライアン・コックスなどのほか、医師、学者、支援団体、ホロコースト生存者のスティーブン・カポスも署名している。

書簡の本文は次のように始まる。

「キア・スターマー首相へ

私たちは、ガザで起きている惨事にイギリスが加担していることを終わらせるため、直ちに行動を起こすことを強く求めます。

現在、ガザの子どもたちが飢えに苦しむ一方で、食料や医薬品がわずか数分先の国境で止められています。言葉だけではパレスチナの子どもたちを救うことはできません。私たちには行動が必要です」

この書簡は、以下の3つの具体的な行動を求めている。

1. 
イスラエルへのイギリス製武器販売の即時停止
2. 
経験豊富な援助機関による人道支援のアクセスの即時許可
3. 
イギリス政府が停戦仲介に尽力することを約束すること

「武器供給が行われるたびに、わが国は直接的に彼らの死に加担していることになります。

すでに1万5000人以上の子どもが殺害され、その中には少なくとも4000人の4歳未満の子どもが含まれています。子どもたちが眠っていた寝室、家族で食事を共にした台所、学びの場だった学校――そのすべてがイギリスが傍観している間に瓦礫と化しています。

容認できないと言いながら武器供給を続けることは許されません。

この状況が続く限り、また新たな子どもの命が私たちの目の前で失われます。この共犯関係は不可避なものではありません――選択の問題です。首相、あなたはどちらを選びますか?

歴史は道義的な明確性が問われる瞬間に刻まれます。今がまさにその時です。世界は見ており、歴史は決してこのことを忘れないでしょう」

書簡はこう締めくくられる。

「首相、あなたはどちらを選びますか? 戦争犯罪への共犯ですか、それとも行動する勇気ですか?」

https://chooselove.org/news/our-open-letter-to-keir-starmer/



2025/05/25

惑星的なヴォイス

 


ロバート・メイプルソープ、トム・バーレン、そしてまたサム・シェパードといった伝説的なアーティストと深いつながりのある、パンクの女王とも呼ばれたパティ・スミスが、ニューヨーク、ベルリンを拠点とするオーディオビジュアル・アーティスト集団、Soundwalk Collective(サウンドウォークコレクティヴ)と一緒に東京で発表した最新のプロジェクト「コレスポンデンス(往復書簡)」を体験してきました

Soundwalk Collective
とはポンピドーセンターなど世界的な美術館で10年以上にわたり一緒に制作した作品を発表してきています

壁5面(8チャンネル)に展開する映像とパティ・スミスのポエトリーリーディングを体験する前に、手前ブースに4台並べられたターンテーブルで彼女のヴォイスと収集したオーディオをヘッドフォンで体験することをすすめます

彼女のヴォイスの力量は以前ポエトリーリーディングで体験済みだったけれど

一番左のターンテーブル(「チェルノブイリの子どもたち」A面)からパティ・スミスのヴォイスが聞こえてくるなり、たちまち臓腑に響く迫力感に満たされ、しばらく時間が止まりました
できたら、一番左のターンテーブルから聴いてみてください
順番待ちが長くないことを祈ります

また「パゾリーニ」という映像インスタレーションでは、アベル・フェラーラのパゾリーニの死の真相を暴こうとした映画「パゾリーニ」(日本未公開)の映像が流れます まだ若かった頃のウィレム・デフォーが主役です
これは、東京都現代美術館で6月29日までやっています




ローリングストーン誌によると、パティ・スミスは今年、彼女のデビューアルバム「Horses」50周年を記念するツアーを発表
今年後半にアメリカ、イギリス、ヨーロッパを訪れ、代表作であるアルバムを全曲公演する予定だとか

2016年にパティ・スミスはヴェルヴェットアンダーグラウンドのニコに捧げる、不吉なFEARFULLY IN DANGER’を披露している
娘のジェシー・パリス・スミスと
Soundwalk Collectiveを特別出演させるこの曲はアルバム'Killer Road'に収録される

下記は、ローリングストーンの記事AUGUST 12, 2016より

パティ・スミス、娘のジェシー・パリス・スミス、そして三人組ユニット、Soundwalk Collectiveヴェルヴェットアンダーグラウンドのシンガー、ニコの歌と詩を再解釈したコラボレーションアルバム'Killer Road'の新作ビデオを発表した。心から離れないFEARFULLY IN DANGER’のビデオはSoundwalk Collectiveがドイツで観客のためにライブを演じた際に撮影された。

「このビデオは2014年10月にベルリン・フォルクスビューネで行われた
'Killer Road'コンサートに由来するわたしたちがアルバムを作ることにつながった一連のコンサートの一部」とSoundwalk Collectiveのシモーネ・メルリはローリングストーン誌に語る。「フィールドレコーディング、ポエトリー、アコースティックと電子音楽など、マルチの媒体を組み合わせたユニークな作品。この音楽作品はパティがニコの原文を即興で解釈する余地を与えるために創作された。わたしたちは強烈だけどデリケートな空間にあなたがたを引き込むための、ある種の音の渦を生み出す演奏を手に入れたかった。」

ジェシー・パリス・スミスは語っている。「母が歌いだしたのは、まったくの無意識的で計画性はなかった、音と言葉に身を任せ、わたしたちのサウンドを基礎にニコの言葉を彼女自身の解釈に基づいて演じていた。」

歌詞をアレンジしたパティ・スミスはニコの最後のアルバム“Camera Obscura”のために録音されたニコの歌詞をあちこち移動するとき、歌う、話しかける、囁く、を巧みに織り交ぜながら感動的に歌う。

'Killer Road'はニコに捧げるアルバムで、またその心から離れないサウンドスケープを通してニコの最後の瞬間に触れてみる。ニコは1988年にスペインのイビサ島で自転車に乗っている間に心臓発作に見舞われた。彼女は発見され、病院に搬送される、だがしかしその日の夕刻に亡くなった。

 

https://www.rollingstone.com/music/music-news/watch-patti-smith-perform-foreboding-nico-tribute-fearfully-in-danger-249579/

画像はヴェルヴェットのルー・リードと一緒にいる70年代のパティ・スミス




2025/05/20

パレスチナ自治政府ってなんだろう


 ハマス(ずーっと選挙してないとはいえ、軍事部門を抱えた政党のひとつ)と敵対しているとはいえ、こちらも選挙を行わずに安全枠に収まっているパレスチナ自治政府っていったいなんだろうと思いませんか?

ヨルダン川西岸地区のファタハ主導の政権の警察・治安組織がジェニン難民キャンプに侵攻しパレスチナ住民を攻撃したというニュースを読み、なおさらです

アメリカはもちろんのこと、ほとんどの西側諸国を味方につけたイスラエルが永年のシオニスト構想のもとに嘘をつきながらも堂々とパレスチナ人民に対する虐殺行為(ジェノサイドと呼ぶべきもの)を推進するなか、「いったいパレスチナ自治政府とやらはなにをしているのか?」との疑問を持った

わたしが定期購入するパレスチナのオリーブオイルの生産者、ヨルダン川西岸のガリラヤのシンディアナを昨年末から今年初めにかけて訪問した「パレスチナ・オリーブ」の通信にこんなニュースが載っていた
「昨年12月初めから今年1月半ばまで、パレスチナ自治政府(ヨルダン川西岸、ファタハ主導の政権)の警察・治安組織がジェニン難民キャンプに侵攻し駐留した。」
イスラエル軍がやるように、彼らは「住宅の水タンクを銃撃し、電線を切り、インフラを破壊した。ここを拠点とする武装組織を叩くというのが自治政府の言い分だったが、銃撃され死傷し、被害を受けたのはパレスチナの住民。」
「パレスチナ自治政府のこの攻撃に誰もが怒っていた。自治政府はもともと不人気だったが、2023年10月以降も何もできないことで評価を落とし、ジェニン難民キャンプへの侵攻で信頼は地に落ちたと感じた」とある
なお、1998年に合意して以来、パレスチナ自治政府とイスラエル軍は共同で「セキュリティ・コーディネーション(治安維持・協力)」を行っているそうなのだ

昨年12月中旬、ヨルダン川西岸ジェニンにある難民キャンプが攻撃され、多くの死傷者が出た。ここを拠点とするイスラーム組織ジェニン連隊は2023年10月のイスラエルのガザ侵攻以前からイスラエル軍と衝突してきたが、今回攻撃したのはパレスチナ自治政府の治安部隊。激しい銃撃戦でジェニン連帯のヤジド・ジャイセフ司令官の死も報じられている。ガザであれほど多くの犠牲者が出ているなか、なぜ、パレスチナ人同士の争いが激化しているのか。

パレスチナ自治政府は「パレスチナ人を代表する組織」として国連でもその立場を認められている。その配下にある治安部隊はパレスチナの治安維持の権限を担う。自治政府の基本方針は国連決議で「パレスチナの土地」と認められたヨルダン川西岸地区とガザ地区にパレスチナ国家を建設することにある。これは1993年のオスロ合意でイスラエルとパレスチナが約束した内容でもある。

自治政府の中核を占めるファタハは今でこそ政党だが、60年代から80年代にはパレスチナ全土の解放を掲げ、イスラエルとの全面衝突を繰り返した武装組織だった。当時はイスラエル、アメリカから「テロ組織」と呼ばれた。

だが、その後限界に直面したファタハは国際的支持を得られる「2国家建設」に舵を切り、ヨルダン川西岸とガザだけでも確保する道を選んだ。当時、この方針は多くのパレスチナ人から支持された。

ところが、オスロ合意以降もイスラエルとの衝突は止まず、経済も停滞するなか、自治政府の方針に反発するパレスチナ人が増えた。この不満を吸い上げて力を増したのがハマスだ。彼らはあくまでもパレスチナ全土をイスラエルから奪還することを掲げた。自治政府とハマスの方針の違いから2007年に衝突、ハマスはガザを武力制圧する。それ以降、パレスチナは自治政府が部分的に統治するヨルダン川西岸とガザで分裂した状態が続くが、2017年、エジプトが仲介して10年あまりに及ぶ確執に終止符が打たれるかに思えた。

自治政府はイスラエルのガザ侵攻に抗議はするものの、ハマスとは距離を置いてきている。
とはいえ、パレスチナの穏健派と過激派が直接戦火を交えることは決して多くなかった。だが、今回、治安部隊がジェニン連隊(全土奪還を目指す過激派のひとつ)に激しい攻撃を加えたことにはガザ侵攻の影響が無視できない。

昨年8月、イスラエル軍はヨルダン川西岸で大規模な掃討作戦を開始し、ジェニン一帯にも部隊を進めた。難民キャンプがテロリストの巣窟になっていると主張し、ブルドーザーでパレスチナ人の家屋などを次々と破壊した。

中東カタールの放送局アルジャジーラは、「自治政府はハマスに奪われた主導権を回復するためにジェニンを攻撃したようだ」、「ジェニン攻撃で治安部隊はアメリカ製の兵器を用い、イスラエル軍と同じように水道、電気を遮断、一般市民にも無差別に発砲した」との専門家の見解を紹介、自治政府はイスラエルやアメリカの好意を得ようとしていると糾弾した。
これに応えて、自治政府はアルジャジーラのヨルダン川西岸での報道活動を禁じた。アルジャジーラは信頼できる中東メディアとして多くのユーザーを抱えており、これまでイスラエルの軍事作戦を詳細に報じて批判を展開してきた。
昨年5月にはイスラエルでの報道活動を禁じられた経緯がある。

(参考:BBC、ロイター、朝日新聞)
https://www.paleoli.org/about-us/


リビアに大量出国させる計画

 


前回投稿したトップの画像はバングラデシュ(2025年4月12日)での、すごくまともなパレスチナ支援大規模デモの様子でした

 

一方、よくまあこんなことが考えられるものだ!金勘定ばっかり、カダフィが怒りまくってあの世から蘇るぞー!

米国がパレスチナ人100万人をリビアに移住させる計画を策定
ワシントン:トランプ政権は、100万人ものパレスチナ人をガザ地区からリビアに恒久的に移住させる計画に取り組んでいると、NBCニュースが5人の関係者の話を引用して金曜日に報じた。
NBC
はまた、直接の関係者2名と元米政府高官を引き合いに出し、この計画は米国がリビアの指導者と話し合うほど真剣に検討されていると報じた。
NBC
によると、パレスチナ人を再定住させる代わりに、アメリカは10年以上前に凍結した数十億ドルの資金をリビアに放出することになるという。
(ロイター)
トランプ大統領は2月、米国がガザを「所有」し、住民を域外に移住させてリゾート地に再開発する構想を発表。エジプトやヨルダンなどにガザ住民の受け入れを要求したが、拒否されている。(共同)

AFP:イスラエルの極右ベツァレル・スモトリッチ財務相は6日、イスラム組織ハマスとの戦争におけるイスラエルの勝利はパレスチナ自治区ガザ地区の「完全な破壊」を意味すると述べた。
スモトリッチはイスラエルが1967年から占領しているヨルダン川西岸のイスラエル人入植地オフラで開かれた会合で、「ガザは完全に破壊される。民間人はハマスもテロリズムも存在しない南部の人道ゾーンに送られ、そこから第三国への大量出国を開始する」と述べた。
スモトリッチはヨルダン川西岸についても、正式に併合することが現政権にとって「最も重要な課題の一つ」であり、来年末まで続く可能性のある任期中の実現を期待していると述べた。

#パレスチナの100%全面支配は右派シオニストが100年言い続けてきたことなので、いよいよその実現を公言するようになったということ。問題はそれを止めようともしない世界。

#それを戦争と呼ぶのはやめなさい。パレスチナには陸軍も海軍も空軍もなく、一般市民がただもう虐殺されているだけです。イスラエルは民族を徹底的にやっつけて彼らの土地を盗んでいる。これは民族浄化にほかならない。(国際政治学者ジョン・ミアシャイマー)

 

#スペインの首相ペドロ・サンチェスがイスラエルのことを「ジェノサイド国家」と呼び、「貿易をしない」と国会で発言。(トップの画像)

 

#俳優のリチャード・ギア、マーク・ラファエロ、ハビエル・バルデム、スーザン・サランドンら350人以上に及ぶ世界の映画関係者が12日、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への軍事作戦の壊滅的な影響に対する「沈黙」を非難する公開書簡を発表

 

#西側諸国の積極的な援助を有してイスラエルがうちたてた数万の子どもの死体の山に22人の子どもの死体が追加された。今日、これに加担しているのと同じ人々が、いつか、わたしたちはこれに反対したと主張するだろう。彼らにそうやって言い逃れをさせるな!(ヤニス・ヴァルファキス:5月15日)

 

#決して終わらない。イスラエルは殺して、殺して、殺すことを固く決意している。同時にイスラエルは嘘をつき、嘘をつき、嘘をつき通す。では、西側諸国は?西側諸国は、世紀の戦争犯罪の現場以外のあらゆるところに目を向けている。(ヤニス・ヴァルファキス:5月14日)

 

オランダ政府はEUに対し、イスラエルとの貿易協定(EU・イスラエル連合協定)の見直しを求めた。イスラエルによるガザへの人道支援の妨害が国際人道法に反するとして、協定の中核にある「人権尊重の原則」に違反していると指摘した。

 

⌘5月14日、ニューヨーク:イギリスと欧州の同盟国4カ国は火曜日、イスラエルに対し、ガザへの人道援助封鎖をただちに解除するよう共同声明を発表した。
国連で発表された共同声明の中で、イギリス、フランス、デンマーク、ギリシャ、スロベニアは、イスラエル政府が現在も続けている援助物資の輸送妨害は「容認できない」ものであり、国連機関が飢饉が迫っていると述べている状況をさらに悪化させる危険性があると述べた。
「圧力として援助を妨害することは容認できない」
「子どもたちを含むパレスチナの市民が飢餓に直面している……緊急に援助ブロックを解除しなければ、より多くのパレスチナ人が死の危険にさらされている。簡単に避けられるはずの死だ」「イスラエルがガザの土地を併合しようとするいかなる試みも容認できず、国際法に違反する。パレスチナの領土を縮小したり、人口動態を変化させたりしてはならない」この介入は、イスラエルの安全保障内閣が最近、ガザでの軍事作戦を拡大する計画を承認したことを受けたもので、欧州諸国はこの動きはパレスチナの人々をさらに苦しめるだけで、ハマスに拘束されている人質の帰還を確保することにはほとんどつながらないとしている。(アラブニュース)https://www.arabnews.jp/article/middle-east/article_148321/


2025/05/11

ポープモービルはガザへいく


AFPパレスチナ自治区ガザへ向かっていた支援船を組織する活動家団体は5月2日、マルタ沖の国際水域でイスラエル軍によるドローン攻撃を受けたと発表した。
同団体によれば、マルタ時間の午前023分、「FFC(フリーダム・フロティーラ連合)」の支援船「コンシエンス号」が国際水域で攻撃を受けた。

「武装したイスラエル軍のドローンが非武装の民間船の船首部分を2度にわたって攻撃し、火災が発生した。船体には大きな穴が開いた」と声明は述べている。

団体はさらに、「イスラエルの大使らは各国で召喚され、国際法違反について説明責任を負うべきだ」と非難。これには、継続中のガザ封鎖と国際水域での民間船への爆撃も含まれるとしている。

イスラエル政府からはこの主張に対する公式な発表は出ていない。

フロティーラ連合は、今回の攻撃は船の発電機を標的にした可能性があるとしており、その結果、船は電力を失って沈没の危険にさらされた。船は遭難信号を発し、キプロスおよびイタリアから救援船が派遣された。犠牲者は報告されていない。

当時船には21カ国からの活動家が乗船していた。活動家らは「イスラエルによる違法かつ致命的なガザ封鎖に抗議し、緊急の人道支援物資を届ける任務にあたっていた」と述べている。

イスラエルは32日以降、ガザへのすべての支援物資搬入を停止しており、同月中旬にはガザでの軍事作戦を再開。2ヶ月間の停戦は、もはや実質的に崩壊している。https://www.afpbb.com/articles/-/3576056

CNNイスラエルによるガザ封鎖を終わらせるために活動する団体FFCはCNNの取材に答え、当該の支援船には当時活動家が乗り込み、人道支援物資を運搬していたと述べた。攻撃が発生したのは現地時間の真夜中過ぎだった。

マルタ政府は全長約20メートルの船舶に乗員12人、乗客4人が乗っていると説明したが、FFCはこれより前、船には30人が乗っているとCNNに伝えていた。

マルタ政府は声明を出し、船を支援するためタグボート1隻が派遣されたと明らかにした。

マルタに向かっていた当該の船は現地で活動家の集団を乗せ、1600キロ以上離れたガザへ出発する予定だったが、マルタへの入港ができていないとFFCは説明した。

マルタではスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリやアメリカの退役陸軍大佐メアリー・アン・ライトも乗船するとみられていた。火災発生時、2人は乗船していなかった。

ライトはマルタからCNNの取材に答え、「まさかこんな事態が起きるとは思わなかった」と驚きや非難を表明。マルタに停泊中の船がドローンによる爆撃を受けたとの見方を示唆し、「このことは全ての欧州諸国が警戒すべき」と強調した。

FFCは今回の火災がイスラエルの攻撃によるものだとする証拠を提示していないが、攻撃を受けたとされる数時間前にはイスラエル空軍の輸送機がマルタ東部を長時間低空飛行していたとの情報もある。この情報はフライト追跡サイトのADS―Bエクスチェンジが明らかにした。
イスラエル国防軍はこのフライトに関するデータについてコメントを控えた。

2010年、イスラエルは国際水域でガザ向けの人道支援物資を運んでいた船団を攻撃。これにより9人が死亡し世界的に怒りの声が上がった。また1人は攻撃による負傷でコーマ状態に陥り、4年後に死亡している。
https://www.cnn.co.jp/world/35232562.html

 

#5月6日、東京のマルタ大使館前で、ガザ自由船団(FFC)に乗船している人道支援者を救出するよう求める行動があった
「人道支援船コンシエン
を助けよ:ガザを飢えさせないで援助を届けてください」

 

⌘フランシス教皇の最後の願い:彼のポープモービルはガザの子どもたちのための移動クリニックとして役立てられる
フランシスコ教皇は亡くなる前に最後の願い事をひとつした:彼がかつて世界中の群衆に挨拶をした乗り物、ポープモービルをガザの子どものための移動式医療ユニットに変えてほしいと。
現在進行中のこの新たな取組みはカリタス・エルサレムによって主導されており、強制移住させられたり栄養失調の子どもたちを治療するために乗り物に診断ツールやワクチン、縫合キット、緊急物資を装備している。
人道的通行がいったん回復すれば、移動クリニックは医療が崩壊したガザの孤立した地域を移動してまわる。
「ガザの医療システムがほぼ完全に崩壊している時にこれは確かな命を救う介入です」とカリタス・スウェーデンは述べた。
「単なる乗り物ではありません」とピーター・ブルーン事務総長は付け加えた。「世界がガザの子どもたちのことを忘れていないというメッセージです。」フランシス教皇は以下の有名な言葉を述べられています。「子どもたちは数字ではありません。顔であり、名前であり、語られるひとつの歴史です。そして一人ひとりが
尊敬すべき神聖なものです。」(Drop Site News

#少なくとも6万5000人の子どもが重度の栄養失調のため入院しています。イスラエルのガザ地区完全封鎖下でパレスチナの子どもたちが飢餓に直面しています。強制的な飢餓はジェノサイドの行為です。(モハメッド・サファ)

⌘人類社会はいったいどうなってしまったのか?主よ、ご慈悲を!(ガザで起こっていることについて世界のリーダーはいまだ議論と検討を行っている)

アルジャジーラの記事より

イスラエルのガザ封鎖下で、少なくとも57人のパレスチナ人が餓死した
エジプトとの国境には生活必需品を積んだトラックがどんどん連なっているのに、飢えた子どもたちが食べ物を求めてゴミを漁っている。
(ここにある画像はなぜこれが起きたかを考えると残酷すぎる)2025年5月1日木曜、ガザ、ハンユニスのナセル病院栄養失調クリニック、母親によると、戦争が始まって以降、肉、魚、消化を助ける酵素錠剤の不足により、5歳のオサマ君の病状は悪化しているとのこと。

#イスラエルは、ガザの全住民をモラグ回廊以南の45㎢に強制移住させる「ギデオンの戦車」作戦を承認した。これは強制収容所化だ。2016年策定の「ギデオン計画」では動員する兵員を可能な限り減らし、効率的管理の方針を示した。 面積・人口がほぼ同じ名古屋の全住民を同市港区(約45㎢)に押し込めるのに等しい。

#イエメン軍のヤヒヤー・サリーウ報道官は、イスラエル政権が対ガザ作戦拡大を決定したことを受けて、同政権に対する包括的な空中封鎖を実施すると発表した。

 

うれしいニュース:今日、ミシガン州ではパレスチナ支援の学生抗議者たちに対するすべての告訴が取り下げられた!



 

2025/05/04

イスラエルが燃えている


#パレスチナで起こっていることは戦争でなく、人間の破壊。わたしたちは毎日、人々が苦しんでいるのを知りながら食べ物を食べたり、他の人々が安全でないことを知りながら安全を感じている。多くの人々が苦しんでいると知りながら、美しいものを享受するのは苦痛(パティ・スミス)


 #アメリカ国務省部局の大幅削減(4月24日東京新聞):

4月22日、ルビオ国務長官によると、世界各地で人権や民主主義推進の役割を担った部局などを廃止する。ルビオは、民主主義や人権推進の部局が各地で反リベラル派の指導者に対する報復拠点となっていると問題視。イスラエルへの憎悪を、イスラエルに対する武器禁輸政策に転化する手段として利用されたとも主張。国務省が公表した組織図によると、戦争犯罪の調査や地域紛争抑制の役割を担う部局も廃止となる。
また、WHO世界保健機構は22日、アメリカの脱退表明に伴って予算の大幅減少が見込まれることを受け、現在76ある部門を34にする計画案を加盟国に向け提示した。


#トップの画像:エルサレム西方で4月30日、山火事が複数箇所で発生した。イスラエルの国内治安機関シャバクが捜査を開始したとされ、放火による「テロ行為」との見方も浮上している=中部ベトシェメシュ近郊(AFP時事)

 

下記は2021年のメーデーのインタビューをもとにした番組デモクラシーナウ!の記事
1971年のメーデー、ベトナム戦争に反対する市民的不服従抗議運動が遥か彼方のことに思えるいまのアメリカ、これこそが“取り戻すべきアメリカ” の姿ではないのか!


⌘May Day 1971:ダニエル・エルズバーグが、ノーム・チョムスキー、ハワード・ジンと共に歴史的な反戦の直接行動に乗り込む

デモクラシーナウ!MAY 03, 2021

今年のメーデーは1971年のメーデー抗議の50周年にあたります。その時、ワシントンDCではベトナム戦争に反対して数万人の抗議者がデモを行い、市民的不服従の行為により首都の大部分が麻痺しました。その大規模なデモはニクソン政権を震えあがらせ、警察はアメリカ史上最大の大量逮捕者となる1万2000人以上を逮捕することになりました。このメーデー抗議行動に参加したペンタゴンペーパーズの内部告発者ダニエル・エルズバーグは、それはいわば何百万を動員した戦争についての大衆の不満の波だったと述べています。「世界で起こっていることは間違っている、変えなければならないと感じた若者の運動がありました。そして若者たちは自分たちのキャリアや命を危険にさらす覚悟ができていた。そしてわたしたちにはいままさにそれが必要です」とエルズバーグは述べます。彼は最近、ペンタゴンペーパーズ発表50周年にあたるイベントで番組司会者のエイミー・グッドマンと対談しました。その会話から抜粋したものを再生しますが、それには国家安全保障局の内部告発者エドワード・スノーデンも含まれます。

アメリカ史上最大の抗議者逮捕が起こった今から50年前のメーデー。そう、ワシントンDCで行われたベトナム戦争反対のメーデーです。3日間の市民的不服従の間に1万2600人が逮捕され、その多くがRFKスタジアムで起こりました。ニクソン政権が首都に2万人の兵と将校を配置した5月3日だけで7000人が逮捕されました。この抗議行動のキーとなる主催者にはPeople’s Coalition for Peace and Justiceレニー・デイビスとデビッド・デリンジャー、War Resisters Leagueのジェリー・コフィンがいました。歴史家のLAカウフマンは後に、この抗議活動は「その後数十年におよぶ草の根運動に影響を与え、分散化したイデオロギー的に多様で直接行動によって推進される一種の新しい急進主義の基盤を築いた」と記しています。

抗議者たちは関心・目標などを共にするグループを結成することや市民的不服従に乗り出すよう駆り立てられました。そんなメーデー抗議活動のグループの1つには歴史家のハワード・ジンとマリリン・ヤング、言語学者のノーム・チョムスキー、ダニエル・エルズバーグが含まれていました。これはエルズバーグがペンタゴンペーパーズ公表後、アメリカで最も有名な内部告発者になる直前のことでした。

 

さて、メーデーの土曜日にマサチューセッツ・アマースト大学で開催されたバーチャル会議「真実、異議申し立て&ダニエル・エルズバーグの遺産」の一環としてダニエル・エルズバーグとNSA内部告発者のエドワード・スノーデンにインタビューしました。この対談の抜粋は今後放送する予定です。また2日間の会議の全容はこちらでご覧いただけます。democracynow.org

けれども今日は4月7日に90齢になったダニエル・エルズバーグに話を伺います。まずはもう一つの大きな抗議行動、ベトナム戦争を終わらせるための1969年のモラトリアムについての話で始めます。

 

ダニエル・エルズバーグ:反戦運動最大の達成は1969年の秋、彼らがモラトリアム(一時停止)と呼ぶことを選んだものでした。
明るく晴れた土曜、フットボールの週末の土曜ではなく、平日に200万人が仕事や学校を休んでデモ行進をしたという事実、1969年10月15日のことです。ニクソンは核兵器の脅しをかけていました、それははったりでも本気でもなく、次のストライキの11月3日に彼は実行するつもりでした。彼らはゼネストを決めたので、それを通常通りの行動ではなくモラトリアムと呼んだのです。69年にニクソンが核兵器を使ってエスカレートするのをやめさせました。

 

これがわたしの最初の公然の逮捕になるはずでした。71年のことです。退役軍人たちは勲章をフェンスに投げ捨てており、平和運動において非常に重要な時期でした。そしてわたしたちはそこにいました。わたしは刑務所に入るものと思っていました。わたしには非常に影響を受けた本があり、バーバラ・デミングの「D-E-M-I-N-G、革命と均衡」です。これはわたしを非暴力に、ガンジーと非暴力に転向させた本です。「まあ、刑務所で本を読ませてくれるなら、この本を持っていこう」と思いました。

 

4時に出かけると、実際、ほとんどが黒人のタクシードライバーがわたしたちを自発的に乗せてくれました。金を取らず、「あんたたちの味方だよ」と言って。わたしたちが14丁目に出かけると、そこで最初に遭遇したのが、知っている著名な小児科医(平和活動家)ベン・スポックとバーバラ・デミングでした。わたしが持っていたこの本にこの時点でわたしのヒーローであるこのふたりにサインをしてもらいました。
オーケー、その後、マーク、ハワード・ジン、チョムスキー、マリリン・ヤング、フレッド・ブランフマン、ミッチェル・グッドマン、マーク・プタシュネらが14丁目の真ん中に座っていました。

その日の午後、要するに行動が鎮圧された後、1万3000人が逮捕されることになりました。そして皮肉なことに、RFKスタジアムに収監されました。彼らがしたことはジョージタウンを徹底的に調べ上げ、若者を片っ端から逮捕したことです。その多くは議員の子供で、最終的にはそれが有利に働きました。
ハワードはジョージタウンで若者を殴っていた警官に「何してるんだ?」と口にしたせいで、その日の午後遅くに逮捕され、もちろんスタジアムに入れられました。

そういう雰囲気でした。そして1ヶ月後、わたしたちはペンタゴンペーパーズを力を奮い起こして伝えようとしていたときでした。わたしたちと一緒に働いていた人たちみなが、FBIがわたしたちを追っている間、滞在場所を見つけようと奔走していました。そしてわたしたちはさらにペンタゴンペーパーズの複製を伝えようとしていました。滞在場所を見つけるには誰でも長髪の人に尋ねればいいことでした。当時は男性も女性も、若者はほぼ全員が長髪でした。そして「わたしたちは戦争を終わらせる助けになるかもしれないことをしています、小さなチャンスだし、法的にはかなり危険かもしれない。手伝う意思がありますか?」と聞くと、誰もがすぐに、「はい」と言ってくれました。

当時、社会的・政治的運動がありました。そしてそれは世界で起きていることは間違っている、変えなければならないと感じた若者の運動でした、それは人種に関してもしかり、実際に公民権運動と共に出現しました。そして彼らは変えようとやってみるためにキャリアや命を危険に晒す覚悟でした。そしてわたしたちはいままさに、それを必要としています。

番組司会者エイミー・グッドマン:メーデーの土曜日、マサチューセッツ・アマースト大学で開催されたバーチャル会議「真実、異議申し立て&ダニエル・エルズバーグの遺産」で話をするダニエル・エルズバーグでした。わたしは彼とNSA内部告発者エドワード・スノーデンと共にこのイベントの司会を務めました。
University of Massachusetts Amherst Department of Special Collections
W.E.B. Du Bois Library の大学アーカイブに心より感謝申し上げます。
https://www.democracynow.org/2021/5/3/amy_goodman_daniel_ellsberg_edward_snowden