真実を語ることは革命的行為
#中東での米軍の総数が戦闘部隊と管理部隊を合わせて30万人に達している
アメリカ人はいつでもイスラエルのために死ぬ覚悟ができている
(インディメディア)
#バーニー・サンダース議員の怒りのスピーチ:わたしたちはこの現実から隠れられない。ガザでは5万人以上が死亡し、11万4千人が負傷。犠牲者の3分の2は女性と子どもと高齢者。
インフラ全体が破壊された。その破壊の多くは、ネタニヤフの軍事力に供給されたアメリカの爆弾によって行われた。わたしたちは共犯者である。
⌘2025年4月9日mediapart.fr
この3週間、イスラエルはガザ地区に対する戦争を再開し、その激しさはかつてないほど増している。小さな領土のあらゆる場所で人々が殺されている。男性も女性も子どもも老人も、記者も救助隊も、どこにも安全な場所はなく、誰一人として例外はない。昼夜を問わない爆撃と強制移動命令の連続は人々に恐怖を与えている。 4月7日月曜朝、ガザ地区保健省によると、3月17日以降の死者は1,391人、負傷者は3,434人に達し、2023年10月8日以降の戦争による死者数は合計で50,752人となった。同時にヨルダン川西岸と東エルサレムでもパレスチナ人に対する攻撃が急増している。入植者とイスラエル兵によって村が襲撃され作物が破壊され、男女子どもを問わず暴行されて負傷し、逮捕され殺されている。西側諸国の反応は弱く、無関心、沈黙、そしてイスラエルへの継続的な支持の間で揺れ動いている。アメリカはイスラエルの戦争を公然と支持し、武器供与を増加させる一方で、現在進行中のジェノサイド行為に抗議する者たちを弾圧している。ハンガリーは国際刑事裁判所(ICC)から戦争犯罪および人道に対する罪で逮捕状が出ているイスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフを迎え、ヴィクトル・オルバンは自国をICCから脱退させた。ベルギーはネタニヤフが国に入っても逮捕しないと発表。国際法はもはや機能していないように見える。国際法を擁護する人びとはネタニヤフ政権の政策と戦争を支持する者たちから激しく攻撃されている。その一人が国際法学者のフランチェスカ・アルバネーゼだ。2022年5月1日に国連のパレスチナ占領地特別報告者に任命された彼女は、10月7日以後、いちはやく民族浄化の危険、さらにジェノサイドの可能性を警告した。2024年10月に発表された最新の報告書ではジェノサイドの意図があることを立証しようとしている。今年4月4日の任期更新に際しては前代未聞の個人攻撃と国連への批判のキャンペーンが引き起こされたが、結果的にはそれは失敗し彼女はさらに3年間の任期を更新されるに至った Mediapartは、4月5日にパレスチナ支援NGO連合が主催した「パレスチナ会議」の際にアルバネーゼにインタビューを行った。
パレスチナ国連特別報告官フランチェスカ・アルバネーゼ:
今日、問うべきはただ一つ。「わたしたちはいつ介入するのか、あるいは、そもそも介入するつもりがあるのか?」ということです。その答えによって救える命の数が決まるのです。過去16ヶ月間、イスラエルはあらゆる手段を使ってガザを無人化しようとしてきました。でも、それは失敗しました。わたしが言っているのはハマスのことではなく、パレスチナの人びとがガザを離れる意思がないことを示したということです。2024年5月、イスラエルがラファを攻撃したとき、もしパレスチナ人が望めばラファの国境検問所に殺到したはずです。ところが彼らは逆に北上し、ガザ市へと戻っていきました。これは驚くことではありません。2023年11月、わたしは人道回廊の設置を訴え続けていましたが、現地の人びとからは「それは強制退去のために使われる」と警告を受けていました。
イスラエルはこれまでも停戦を守ったことなどありません。停戦期間中にも100人以上が殺されています。でも、その後、パレスチナ人に対する殺戮はさらに激化しました。わずか24時間の間に500人、そのうち200人は子どもでした。にもかかわらず、非難の声はほとんど聞かれませんでした。いま行われているのは、かつてない規模のジェノサイドです。なぜなら、その手段が前例のないものだからです。イスラエルはパレスチナ人を相手に新たな兵器の実験をしているのです。たとえば、クアッドコプター(ドローン)です。わたしは現在、遠隔操作型クアッドコプターの使用に関する調査をまとめようとしています。また、自律型殺傷兵器、いわゆる「殺人ロボット」も存在しています。これは人間が操作するのではなく、自動で標的を追跡し、殺すための機械です。こうした兵器による犠牲者の多くが子どもです。子どもたちは隠れるのが遅く、標的になりやすいのです。
Mediapart:西側諸国は以前にも増してガザの事態に鈍感ではないでしょうか?
フランチェスカ・アルバネーゼ:医療救助員に対する攻撃を見てください。16人の救急隊員が殺されました。わたしたちは当初からイスラエルによる犯行だとわかっていました。後で被害者の携帯から動画が見つかる前からです。他に誰が数メートルもの深さの穴を掘って、遺体だけでなく赤新月社の救急車まで埋めることができるでしょうか? つまり、みんなわかっているのです。ですがフランス政府の反応は「衝撃の表明」だけでした。あたかも救助員たちが心臓発作で亡くなったかのような物言いです。イスラエルがそれをやったとはっきり言う勇気さえないのです。他の何百人もの命を奪ったことについても同様です。これほどの偽善はもはや極限に達しています。
フランチェスカ・アルバネーゼ: わたしが「介入」と言うとき、それは軍事力の行使を求めているのではありません。国際法を適用することを求めています。イスラエルを通商相手として扱うのをやめ、研究協力も停止すべきです。イスラエルを「普通の国家」として扱うのをやめるべきです。今やイスラエルはアパルトヘイト国家であり、戦争犯罪や人道に対する罪を犯しています。わたしはまだ、この土地とそこに住む人びとを救う希望があると信じています。それはイスラエル市民が目を開き、自分たちの目の前で何が行われてきたかを見つめることです。たとえ今は目をそらしていたとしても。
Mediapart:とはいえ、国際司法裁判所(ICJ)の勧告は一切実行されておらず、国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ているベンヤミン・ネタニヤフはローマ規程締約国であるハンガリーを堂々と訪問しています。司法そのものが無力化しているようにも見えます。
フランチェスカ・アルバネーゼ:はい、司法は無力化されています。なぜなら国家によって「人質」にされているからです。わたしは以前から言ってきました——国際法はそれを尊重するという国家の意志の強さに比例して機能するのです。そして今、過去80年間で最悪の状況にあります。過去16カ月で明らかになったのは、国家は国際法を平然と破ってでも「西洋の秩序」を守ろうとしているということです。西側諸国はいま起きていることの共犯者です。ですが、他の国々がこの状況をこのまま受け入れ続けると思いますか?それは正気の沙汰ではありません。
国連はわたしにパレスチナに専念するようこの任務を与えました。これはわたしの希望ではなく、国連の意思です。加盟国は今後3年間、わたしの声を聞き続けることになります。わたしは立場も、メッセージの強さも、変えるつもりはありません。
Mediapart:4月4日金曜日、あなたの任期が3年間延長されました。その直前にはフランスの議員らからも、ハマスとの共謀を示唆するような非常に激しい中傷キャンペーンがありました。
フランチェスカ・アルバネーゼ:決定が下る前の1週間、わたしは意図的にメディア報道を追わないようにしていました。わたしはガザ、西岸、国連でのパレスチナに関する動きに集中し、それ以外は遮断していました。こうした中傷キャンペーンはこれまでにも何度も経験しています。彼らが何を言おうと、もはやわたしを傷つけることはありません。もちろん、わたしは苦しんでいます。なぜなら、わたしの評判はすっかり傷つけられてしまいました。でも、本当に痛ましいのは毎日子どもたちが殺されていること、そしてそれが無視されているという現実です。わたしには発言権があります。その声を使わなければなりません。あのフランスの議員たちは、きっとわたしが誰なのか、何を言っているのかすらわからないのだと思います。もしわかっていたら、あのような恥ずかしい中傷の署名に名前を連ねることなどできないはずです。いま行われているキャンペーンは、まさにこの時代の象徴だと思います。ジョージ・オーウェルが言ったように、「今日、真実を語ることは革命的行為」なのです。
Mediapart:あなたは「革命家」ですか?
フランチェスカ・アルバネーゼ:望んだわけではありません。わたしの意図ではありませんでしたが、結果的にそうなってしまいました。
#今朝、アメリカ国土安全保障省 (DHS) は、今後は移民のSNSを検閲、「反ユダヤ主義」とみなされる内容に対しては、永住権の剥奪や国外退去を行うと発表
トランプ政権の掲げる antisemitism (反ユダヤ主義) は、イスラエルのガザ攻撃に抗議する内容を含む。本来、この二つは別物だが、現政権はそれをあえて同一視することで、民主党の分断を煽り、ユダヤ人有権者への支持を拡大させ、資金集めに利用する
また、ここのところ国務省が留学生ビザを突然取り消す事件が続発。ワシントン大 (UW)では、大学側が移民データベース(SEVIS)の記録確認中に9人のビザが通告なしに取り消されていることを確認。他にUCLAでも9件、コロンビア大学やUCSD などでも同様の事例の報告があった。